JPH07128115A - 静電容量式レベル検出装置 - Google Patents

静電容量式レベル検出装置

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JPH07128115A
JPH07128115A JP5291520A JP29152093A JPH07128115A JP H07128115 A JPH07128115 A JP H07128115A JP 5291520 A JP5291520 A JP 5291520A JP 29152093 A JP29152093 A JP 29152093A JP H07128115 A JPH07128115 A JP H07128115A
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JP
Japan
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circuit
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oscillator
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JP5291520A
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Yoshijirou Watanabe
嘉二郎 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型タンクから小型タンクまでの広範囲のタ
ンクに適応可能な静電容量式レベル検出装置を得る。 【構成】 平行配置されてキャパシタを形成し、被測定
対象4の中に位置される一対の導電電極と、該一対の導
電電極間に派生するキャパシタの静電容量の大きさを基
にした周波数で発振する第1発振回路と、該第1発振回
路の周波数の変化範囲の内の基準となる周波数と同一の
周波数で発振する第2発振回路と、前記第1及び第2発
振回路からの出力パルスの排他的論理和をとる論理回路
と、該論理回路からの出力に基づいて、前記被測定対象
4のレベルを検出する手段と備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばタンク内に収
納された粉体、粒体等の誘電性を有する収納物(誘電性
物体)のレベルを検出する静電容量式レベル検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の静電容量式レベル検出装
置を図5及び図6に基づいて説明する。図5において、
1は円柱状の金属タンクで、その上側壁の中央部には穀
物等の誘電性を有する収納物4を投入するための投入口
2が設けられ、また底壁の中央部には収納された収納物
4を取り出すための取り出し口3が設けられている。5
は上端が前記タンク1の上側壁に固着されて取り付けら
れ、下端に重錘6が設けられた導電性ワイヤ(電極)
で、前記タンク1内に、該タンク1に対して電気的に絶
縁され、かつ垂下されて設けられている。
【0003】また図6において、10は発振回路で、そ
の発振周波数は外部接続されたキャパシタ11及び12
の静電容量によって決められる。なお、前記発振周波数
は、前記収納物4が前記タンク1内に最大に充填された
ときに発生するキャパシタ11、12の静電容量に対す
る周波数を初期周波数として、収納物4のレベルの変化
にともなって変化するように設定されている。
【0004】なお、前記キャパシタ11は、前記導電性
ワイヤ5と前記タンク1の側壁との間に形成されるキャ
パシタのうちの収納物4が充填されない上方部に形成さ
れる空間部分のキャパシタであり、またキャパシタ22
は収納物4が充填されている下方部に形成される部分の
キャパシタである。
【0005】13は前記発振回路10から供給される周
波数信号を入力して、その周波数に応じた電圧を出力す
る周波数・電圧変換回路である。14は前記周波数・電
圧変換回路13からの電圧信号を入力して、補正して出
力する補正回路で、外部操作によつて補正パラメータの
大きさを設定できる操作摘み(図示せず)が設けられて
いる。15は前記補正回路14から供給される出力信号
を表示する表示器である。
【0006】次に、上記構成の作用説明を行う。タンク
1内に穀物等の収納物4を投入口2から投入すると、収
納物4は、タンク1の底壁から順次堆積する。
【0007】一方、電源が投入され検出が開始される
と、導電性ワイヤ5は、タンク1の投入口2の周縁部に
取り付けられていることによって、収納物4のレベルに
応じた大きさのキャパシタが導電性ワイヤ5とタンク1
側壁との間に派生するので、そのキャパシタの大きさに
応じた周波数のパルスが発振回路10から出力され、そ
れが周波数・電圧変換回路13、補正回路14を介して
信号処理されて表示器15に供給され表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな静電容量式レベル検出装置にあっては、導電性ワイ
ヤ5とタンク1側壁との間に形成される静電容量を測定
することによって収納物4の残量レベルを検出する構成
になっていたために、タンク1が大型で内径が大きな形
状のものにあっては導電性ワイヤ5とタンク1の周壁面
との距離が大きくなり過ぎてしまい、検出に十分な静電
容量の大きさを取れないという問題点があった。
【0009】また無理して検出に十分な静電容量を取ろ
うとする場合には電極間に印加する電圧を高くしなくて
はならず、それに伴って放電の危険性が発生するという
問題点があった。
【0010】この発明は、このような問題点に着目して
なされたもので、大型タンクから小型タンクまでの広範
囲のタンクに適応可能な静電容量式レベル検出装置を得
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る静電容量
式レベル検出装置は、平行配置されてキャパシタを形成
し、被測定対象4の中に位置される一対の導電電極と、
該一対の導電電極間に派生するキャパシタの静電容量の
大きさを基にした周波数で発振する第1発振回路と、該
第1発振回路の周波数の変化範囲の内の基準となる周波
数と同一の周波数で発振する第2発振回路と、前記第1
及び第2発振回路からの出力パルスの排他的論理和をと
る論理回路と、該論理回路からの出力に基づいて、前記
被測定対象4のレベルを検出する手段と備えてなる。
【0012】
【作用】この発明における装置は、タンク内の上下方向
に一対の導電電極を配設し、かつその電極間に形成され
るキャパシタの静電容量Cの大きさに応じて周波数が変
化する矩形波パルスを発生せしめ、その矩形波パルスと
基準の矩形波パルスとの排他的論理和をとり、その出力
に基づいて収納物のレベルを検出する。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図1乃至図4に基づいて構成を説明するが、図5及び図
6において説明したものと同一構成のもの、または均等
なものには同一符号を付してその説明を省略する。
【0014】図1において、20はタンク1の上壁面か
ら底面に向けて平行に垂下されて設けられた一対の導電
電極で、電線からなり、上端が前記上壁面に固着され、
かつ下端に重錘6が取り付けられている。20aは前記
一対の導電電極20、20全体を互いに電気的に絶縁し
て被い、かつ間隔を一定Lに保持するためのシール兼間
隔保持部材で、熱膨張係数の小さな絶縁性テフロンなど
で形成されている。このように一対に導電電極20、2
0をタンク1内に垂下せしめた場合、その導電電極2
0、20の間には、静電容量Cの大きさのキャパシタが
発生する。
【0015】この静電容量の大きさCは、 C=C0+Cs+k・x で与えられる。なお、ここで C0:一対の導電電極20、20の全長にわたって空間
に形成されるキャパシタ40、40の静電容量の大きさ Cs:シール兼間隔保持部材20aによって一対の導電
電極20、20間に形成されるキャパシタ41の静電容
量の大きさ k:定数 x:収納物4内に埋設する導電電極の長さ(収納物4の
残量レベルに相当する)
【0016】即ち、収納物4の残量レベルxが一対の導
電電極20、20間に派生するキャパシタ40、40の
静電容量の大きさCに比例することが示される。
【0017】次に、残量レベルxを静電容量の大きさC
に変換した後の信号処理を図3に示す回路構成に基づい
て説明する。即ち、21はデユテイ50%の矩形波パル
スを出力する第1発振回路で、その発振出力Bの周波数
は前記一対の導電電極20、20間に形成される静電容
量Cのキャパシタと可変抵抗21aの大きさとで決めら
れる。またこの第1発振回路21は、タンク1側に設け
られ、ケーブルによって遠隔地に設けられた後述の第1
インターフェイス回路22に供給される。
【0018】22は第1インターフェイス回路で、前記
第1発振回路21の出力パルスBを入力して波形成形等
をする。23は第1発振回路21と同様のデユテイ50
%の第2発振回路で、外付けの可変抵抗23aによって
その発振出力Aの周波数が設定される。なお、この発振
出力Aの周波数は、タンク1内の収納物4の残量レベル
xが、例えば0レベルのときの前記第1発振回路21の
発振出力Bの周波数に一致するように設定される。
【0019】24は第2インターフェイス回路で、前記
第2発振回路23から供給される発振出力A、すなわち
出力パルスを波形成形等をして出力する。25は排他的
論理和回路で、前記第1及び第2インターフェイス回路
22、24のそれぞれから供給される信号の排他的論理
和をとって出力信号Cを出力する。すなわち、前記排他
的論理和回路25は、入力される2つのパルス信号の周
波数の差をとるもので、その周波数の差の大きさは、前
記収納物4の残量レベルXに比例するものである。
【0020】26はバンドパスフィルタ(フィルタ回
路)で、前記排他的論理和回路25からの出力信号Cの
第1高調波成分を抽出して正弦波信号Dを出力する。2
7は波形成形回路で、前記バンドパスフィルタ26から
供給される正弦波信号を、しきい値V0を基準にしてパ
ルス信号Eに変換して出力する。28は前記波形成形回
路27から出力されるパルス信号Eを単位時間毎に計数
して表示部29に供給して表示せしめる。
【0021】次に、上記構成の作用を説明する。まず、
調整方法から説明する。すなわちタンク1内に収納物4
を万タン状態に充填してから回路の電源を投入して、第
1発振回路21の可変抵抗21aを調整することによっ
て、第1発振回路21の発振出力Bの周波数を第2発振
回路23の発振出力Aの周波数と同一に設定する。
【0022】次に、回路全体の作用を説明する。回路全
体の電源が投入されると、第2発振回路23が所定の周
波数で、かつデユテイ50%の矩形波パルス(図4A)
を出力し、その矩形波パルスが第2インターフェイス回
路24を介して排他的論理和回路25に供給される。
【0023】一方、第1発振回路21は収納物4の残量
レベルxに応じた周波数で、例えば図4Bに示すように
残量レベルxが低下するにつれて発振周波数が高くなる
ように発振を開始し、その矩形波パルスBを第1インタ
ーフェイス回路22を介して前記排他的論理和回路25
に供給される。
【0024】排他的論理和回路25では、双方のインタ
ーフェイス回路22、23から供給された矩形波パスル
(図4A,B)の排他的論理和をとり(図4C)、それ
らの周波数の差を求め、その差を示す信号をバンドパス
フィルタ26に供給する。バンドパスフィルタ26では
供給された矩形波パルス(図4C)を形成する周波数成
分の内から第1高調波成分を抽出し、図4Dに示す正弦
波信号に変換して波形成形回路27に供給し、再度、矩
形波パルスに変換して(図4F)、カウンタ28で計数
して表示部29に表示する。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、測定原理、装置が非常に簡単で、かつ小型タンク
から大型タンクまで広範囲の形状のタンクに共通に用い
ることができるという効果が発揮される。すなわち、図
1に実線で示すような内径の小さなタンクであっても、
また一点鎖線で示すような内径の大きなタンクであって
も派生するキャパシタの静電容量の大きさには、一対の
導電電極20とタンク1の内壁面との間の距離は関係せ
ず、タンク1の内径と検出部分とを切り離すことができ
るという効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による静電容量式レベル検出装置を異
なる径のタンク1に取り付けた状態を示す説明図であ
る。
【図2】この発明の構成する一対の導電電極20の断
面、及び派生する静電容量を説明する説明図である。
【図3】この発明による実施例の回路ブロック図であ
る。
【図4】図3に示す回路ブロック図の各部の波形説明図
である。
【図5】従来例の装置の問題点を説明するための説明図
である。
【図6】図5に示す導電性ワイヤ5に接続される電気回
路ブロック図である。
【符号の説明】 1 タンク 2 投入口 3 取り出し口 4 収納物 5 導電性ワイヤ 6 重錘 10、21、23 発振回路 13 周波数・電圧変換回路 14 補正回路 15 表示器 20 導電電極 25 排他的論理和回路 26 バンドパスフィルタ 28 カウンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行配置されてキャパシタを形成し、被
    測定対象4の中に位置される一対の導電電極(20、2
    0)と、該一対の導電電極間に派生するキャパシタの静
    電容量の大きさを基にした周波数で発振する第1発振回
    路(21)と、該第1発振回路の周波数の変化範囲の内
    の基準となる周波数と同一の周波数で発振する第2発振
    回路(23)と、前記第1及び第2発振回路(21)、
    (23)からの出力パルスの排他的論理和をとる論理回
    路(25)と、該論理回路からの出力に基づいて、前記
    被測定対象4のレベルを検出する手段(26、27、2
    8)と備えてなることを特徴とする静電容量式レベル検
    出装置。
JP5291520A 1993-10-28 1993-10-28 静電容量式レベル検出装置 Pending JPH07128115A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004513330A (ja) * 2000-08-02 2004-04-30 エンドレス ウント ハウザー ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 容器内の充填物の充填状態を測定するための装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004513330A (ja) * 2000-08-02 2004-04-30 エンドレス ウント ハウザー ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 容器内の充填物の充填状態を測定するための装置

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