JPH07127912A - 温水装置 - Google Patents

温水装置

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Publication number
JPH07127912A
JPH07127912A JP27345393A JP27345393A JPH07127912A JP H07127912 A JPH07127912 A JP H07127912A JP 27345393 A JP27345393 A JP 27345393A JP 27345393 A JP27345393 A JP 27345393A JP H07127912 A JPH07127912 A JP H07127912A
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JP
Japan
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hot water
temperature
water supply
heating
pipe
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JP27345393A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yonekubo
寛明 米久保
Tomohide Matsumoto
朋秀 松本
博明 ▲よし▼田
Hiroaki Yoshida
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 危険な温度の湯の供給を防ぎ、安全に温水を
供給することのできる混合式の温水装置。 【構成】 ヒータ26を内蔵した湯タンク21の湯を、
水温検出器28で検出される水温、温水温度設定値リュ
ーム43で設定される温水温度に基づいて沸き上げ、バ
イパス管22の途中に設けた、肛門洗浄スイッチ40と
停止スイッチ42の操作に連動して加熱開始・停止され
るヒータ30からの加熱水と湯タンク21からの湯を定
比混合手段24、24’を介して混合し、温水温度設定
ボリューム43で設定された温度の温水を得るようにヒ
ータ30を制御し温水温度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯と水を混合して温水
温度を調節する温水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温水装置としては、図6
に示すようなものがあった。(例えば実開昭61−26
776号公報)図6において、1は給水タンクであり、
ここから水がポンプ2により吸引され、給水管3を通っ
て分岐点4に至る。分岐点4からバイパス管5が分岐さ
れ、ヒータ6とタンク温度検出器7を備えた湯タンク8
を迂回して、弁筐体9に装着されたステッピングモータ
10によって駆動される弁11を有した混合装置12を
経て、混合室13において湯タンク8からの給湯管14
と再び合流している。混合室13には、混合湯の温度を
検出する温度検出器15が設けられており、ここで検出
される温度が所定値となるように、ステッピングモータ
10と弁11によってバイパス管5を通る流量が制御さ
れ、ノズル16から供給される温水の温度を調節してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の温水
装置においては、温水温度の調節のために特別に混合装
置12を必要としていたため構成が複雑になるととも
に、可動部を有しているので故障が生じやすい課題があ
った。特に、制御系が故障した場合、ステッピングモー
タ10で弁11が閉塞されると、湯だけの供給がされ、
湯タンク8内の温度の湯がそのまま出てくるため、非常
に危険であった。
【0004】本発明は上記課題を解決するものであり、
混合式の特徴をいかしつつ安全に温水の供給ができる温
水装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の温水装置は、湯タンク内の水を加熱する湯タ
ンク加熱手段を有した貯湯加熱部と、湯タンクに給水す
る給水管と、湯タンクを迂回するバイパス管と、このバ
イパス管の途中に設けた給水加熱手段と給湯の開始・停
止を検出する給湯検出手段を有した瞬間加熱部と、バイ
パス管からの水と湯タンクからの湯を混合する定比混合
手段と、湯タンクからの出湯管とバイパス管が合流した
温水管と、温水温度を設定する温水温度設定器と、この
温水温度設定器の設定温度に基づいた所定温度に湯タン
ク加熱手段を制御して湯タンク内の温度を常時沸き上げ
る貯湯加熱制御部と、給湯検出手段の信号により加熱開
始・停止を行い給水加熱手段を制御して温水温度設定器
の設定温度に基づいた温度を得る瞬間加熱制御部を有し
た制御器を備えて構成するものである。
【0006】また、給湯の開始・停止を指示する給湯ス
イッチと、給湯の開始・停止を行う流量制御弁を備え、
この給湯スイッチで給湯検出手段を兼ねて構成するもの
である。
【0007】さらに、この構成に加え温水管に温水温度
検出器を備え、制御器はこの温水温度検出器で検出され
る温度が温水温度設定器の設定温度を異常に越えた場合
は、少なくとも給水加熱手段を停止するとともに、流量
制御弁を閉成する制御を行うものである。
【0008】
【作用】本発明の温水装置は上記構成により、湯タンク
からの湯とバイパス管に設けた給水加熱手段で加熱され
た水を定比混合手段により予め決められた混合比で混
ぜ、給水管とバイパス管を調節する可動部をなくし、従
来のような熱湯の供給を防止し危険を防ぐとともに、瞬
間加熱部にて水を加熱し瞬時に温度調節することによ
り、外乱に対する温水温度の微調節と設定温度変更時の
瞬時温度調節を実現するものである。
【0009】また、給湯の開始・停止を指示する給湯ス
イッチで給湯検出手段を兼ねて構成することにより、構
成の簡素化を図っているものである。
【0010】さらに、温水温度検出器を備え、制御器は
この温水温度検出器で検出される温度が温水温度設定器
の設定温度を異常に越えた場合は、少なくとも給水加熱
手段を停止するとともに、流量制御弁を閉成する制御を
行い、故障時や異常時における異常な温度の温水が供給
されることを防止しているものである。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面をもとに説明す
る。
【0012】図1は本発明の一実施例を示す温水装置の
要部切り欠き断面図である。給水管17より供給される
水は、この給水管17に設けた流路の開閉を行う流量制
御弁18と、ポンプ19を経て、分岐点20に至る。分
岐点20からは、湯タンク21を迂回するバイパス22
が分岐されており、湯タンク21からの出湯管23と先
で合流している。出湯管23とバイパス管22には、定
比混合手段としてオリフィス24、24’が設けられて
おり、このオリフィス24、24’は、分岐点20から
合流点25迄の湯タンク21側径路とバイパス管22側
径路の抵抗比がほぼ2:3になるように設定されてい
る。このオリフィスは開口部が可動部を有していない通
常のオリフィスであるが、調整時に可動であっても使用
時は固定される型式の弁や、配管そのものの抵抗を利用
したものであってもよい。湯タンク21内には、湯タン
ク加熱手段であるヒータ26が設けられ貯湯加熱部を形
成しており、湯温検出器27により湯タンク21内の温
度が検出される。湯タンク加熱手段は、燃焼加熱される
ものであってもよい。また、分岐点20の近傍には、水
温を検出する水温検出器28が設けられている。バイパ
ス管22と出湯管23は合流して、混合された温水は温
水管29を流れる。バイパス管22には、給水加熱手段
であるヒータ30が設けられ、給湯の開始・停止手段を
兼ねた後で詳述する給湯スイッチとともに瞬間加熱部を
構成している。そして、温水管29に設けた温水温度検
出器31の信号に基づいて、加熱量制御や安全制御が行
われる。
【0013】湯タンク21は、この温水装置が湯と水を
混ぜて適温を得る構造のため、タンク容量は小さいもの
で済んでいる。湯タンク21にはその他の安全手段とし
て、湯タンク21内の水量を監視するフロートスイッチ
32、湯タンク21全体の異常温度上昇時に電源を直接
切る温度安全スイッチ33、バキュームブレーカ34等
が設けられている。温水管29は給湯対象であるノズル
ユニット35に接続されている。ノズルユニット35は
肛門洗浄ノズル36と、ビデ洗浄ノズル37を有してお
り、切り替えを切替弁38により行っている。
【0014】また、ヒータ30の近傍には異常温度上昇
時に電源を直接切る温度安全スイッチ33’が設けられ
ている。
【0015】この温水装置の操作は、設定器39によっ
て行う。設定器39には、給湯の開始・停止を指示する
給湯スイッチである肛門洗浄スイッチ40、ビデ洗浄ス
イッチ41、停止スイッチ42が設けられており、ま
た、温水温度設定手段である温水温度設定ボリューム4
3と温水流量設定ボリューム44が設けられている。な
お、給湯スイッチは給湯の開始指示と停止指示を同一の
スイッチを用いて行ってもよい。45は制御器であり、
内部に貯湯加熱制御部46と、瞬間加熱制御部47を有
している。
【0016】以上の構成において次に本実施例の作用、
動作について説明する。予め湯タンク21内の水は常時
沸き上げられ、湯温検出器27で検出される温度が設定
器39の温水温度設定ボリューム43で設定された温水
温度と、水温検出器20で検出される水温と、出湯管2
3側とバイパス管22側の流量比から演算される所定温
度と一致するように、貯湯式加熱制御部46によりヒー
タ27の通電が制御されている。設定器39に設けた給
湯スイッチである肛門洗浄スイッチ40を押し給湯の開
始を指示すると、制御器45の指示で切替弁38が肛門
洗浄ノズル36側に切り替わり、流量制御弁18が流路
を開成し、温水流量設定ボリューム44で設定された流
量に対応した回転数にポンプ19が制御され、肛門洗浄
ノズル36が水圧により突出され、洗浄のための所定流
量が流れる。また、肛門洗浄スイッチ40の操作に連動
してバイパス管22側のヒータ30に通電が開始され、
予め湯タンク21内に常時沸き上げられていた湯と、バ
イパス管22を経た水は混合され温水管29に至る。湯
と水の混合比は、オリフィス24、24’による両径路
の抵抗比がほぼ2:3になるように設定されているた
め、湯と水はほぼ3:2の量で混合される。混合した温
水の温度は温水温度検出器31で検出され、温水温度設
定ボリューム43の設定値が、瞬間加熱制御部47で比
較され、バイパス管22に設けた瞬間式加熱部のヒータ
30の能力が制御される。バイパス管22から給水され
る水を瞬間的に加熱して供給し湯タンク21からの湯と
混合することにより、外乱により給水温度や湯タンク2
1からの供給湯温に変動があっても即座に温度補正がで
き、設定通りの温水温度が得られるものとなっている。
また、温水温度設定ボリューム43で設定温度を変更し
ても、即座にノズル36から供給される温水の温度が、
瞬間加熱部のヒータ30の能力の範囲内で可変して供給
できる。また、湯タンク21内の温度もヒータ30を備
えていない場合に比べ低温でよいため、万が一、バイパ
ス管22の閉塞や気泡の混入などがあっても高温の湯が
供給されず安全なものとなっている。給水管17を経て
供給される水の温度は水温検出器28で検出され、制御
器45内に記憶され、初期の検出値のカット、異常値の
カットが行われ、順次取りこまれた値が平均化され所定
の間隔毎に水温平均値として記憶される。貯湯加熱制御
部46のタンク沸き上げ温度の詳細は、図2に示すよう
に温水温度の設定値と水温と湯タンク21側とバイパス
22側の流量比に応じて決定される。
【0017】図2は温水温度設定ボリューム43の設定
値が40℃場合の例を示すが、詳しくは湯タンク21の
沸上げ温度は、このこの温水温度設定ボリューム43の
設定値に連動してレベルを変えている。そしてこの設定
された沸き上げ温度と、湯タンク21の湯温検出器27
の検出値が貯湯加熱制御部46で比較され、ヒータ26
の能力が制御される。この沸き上げ温度は、他の方法と
して一定に沸き上げる方法もありうる。制御器45は湯
タンク制御部46における沸き上げ温度設定値を、ヒー
タ30の加熱能力に基づいた温度上昇分を見込んだ低い
値に設定できるため安全である。また、ヒータ30で温
水温度の調節がされるので、水温変動や過渡変動があっ
ても、設定温度通りの正確な温度での温水の供給ができ
る利点を有している。この点を詳しく述べると、過渡的
に混合した温水温度が上昇した場合、図2の斜線部のヒ
ータ30加熱分の範囲でヒータ30の能力を調節するこ
とができるため、加熱能力を下げ温水温度検出器31で
検出される温度が設定値通りになるように制御が行われ
る。
【0018】流量を調節したいときは、温水流量設定ボ
リューム44を操作するとこれに対応し、ポンプ19の
回転数が変わって肛門洗浄ノズル36から噴射される流
量が変わる。
【0019】停止スイッチ42を押すと、切替弁38を
元に戻し、瞬間加熱部のヒータ30への通電が停止さ
れ、流量制御弁18が閉成され、温水の供給は停止され
る。温水供給の停止中も湯タンク21内の温度が、演算
された沸き上げ温度に達していない時は、ヒータ25へ
の通電は続行されるが、水温平均メモリー値は、温水の
供給が停止されているため更新を止めているので、停止
スイッチ41の押された直前の値を用いて沸き上げ温度
演算が行われる。
【0020】温水の供給が行われている時、出湯管23
とバイパス管22には、固定のオリフィス24、24’
とヒータ30だけで、可動要素がないため、故障して動
かなくなったり、物が詰まりやすいことがないので、温
水の供給時に高温の湯が供給されて危険を生じることが
ない。また可動要素がないため可動部の磨耗や動作不良
といった故障も生じないし、給湯の停止中はヒータ30
を止めるため、温度検出部の自然冷却によって混合弁が
湯側を開け水側を閉めて行き、再給湯時に高温の湯が供
給される従来のような不都合がない。また、温水温度検
出器31の信号を利用して、万が一、高温の湯が出てき
たときは、直ちにヒータ26とヒータ30への通電を断
ち、流量制御弁18を閉成して安全を確保するようにな
っている。
【0021】これは、肛門洗浄、ビデ洗浄いずれの場合
でも、使用中に温水温度検出器31で検出される温度
が、温水温度設定ボリューム43で設定された温度を所
定の範囲で越えた場合、(例えば40℃設定なのに42
℃以上が5秒以上続いた場合、また45℃以上が2秒以
上続いた場合、35℃以下が10秒異常続いた場合等)
異常と制御器45が判断して、ヒータ30への通電を断
ち、流量制御弁18で温水の供給を停止し安全を確保す
る。同時に、ポンプ19と切替弁38への通電も断たれ
る。この異常時には、異常である旨が設定器39に表示
される。
【0022】ビデ洗浄スイッチ36を押した場合は、ビ
デ洗浄ノズル32が突出して肛門洗浄の場合と同様に、
洗浄が行なわれる。これらの制御動作の主要部は、図
3、図4のフローチャートに示すように行われる。
【0023】図5に本発明の第2の実施例を示す。第1
の実施例との相違点のみ述べると、流量制御弁48は水
圧に対して影響されずに流量を調節できる形式のもので
あり、ソレノイドに流す電流値を調節することにより、
ポンプなしで流量の調節が可能なものである。湯タンク
21の加熱は外部に設けた湯タンク加熱手段と給水加熱
手段を兼ねたアルミブロック内に通水路も有した外部ヒ
ータ49により、湯タンク底面の銅板製の底板50を介
して行われる。湯タンク21の温度検出は湯温検出器2
7により同様に行われる。また、オリフィス24、2
4’に代わり、第2の実施例では出湯管51と、バイパ
ス管52の抵抗により定比混合手段を構成している。ま
た、渇水検出と異常温度上昇検出を兼ねて、底板50に
温度検出手段53が設けられている。さらに、制御器5
4は基本的には貯湯加熱制御部55と、瞬間加熱制御部
56を有しているが、設定器39が操作されて温水の供
給が行われる時には、湯タンク21の沸き上げに優先し
て、温水温度設定ボリューム43で設定した温水温度が
得られるようにヒータ49は優先的に制御される。これ
は温水温度設定ボリューム43の設定値と温水温度検出
器31の温度を比較して、給水温度制御部56がヒータ
49を制御し、供給される温水温度を湯タンク21の沸
き上げに優先して制御するものである。この場合、湯タ
ンク21の加熱はヒータ49の余熱で行われるが、流入
水を湯タンクの演算設定温度にまで上げる能力はないた
め、湯タンク21内が異常に高温になることはない。ま
た、給湯検出手段としてバイパス管22に流量センサ5
7が設けられており、給湯が行われバイパス管22に通
水されたことを検出して初めてヒータ49に通電を行う
ようになっている。この第2の実施例の利点は、湯タン
ク加熱手段と給水温度加熱手段が兼ねられる点の他、湯
タンクの底面から加熱が行われるため、湯タンクの底面
まで設定通りの湯が沸き上げられ、タンク効率が良い点
が挙げられる。また、底板50に設けた温度検出手段5
3が、第1の実施例におけるフロートスイッチ32と温
度安全スイッチ33の機能を果たせる点も利点である。
なお、上記の2つの実施例はいずれも瞬間加熱部に温度
検出手段を有していない形式のものであったが、瞬間加
熱部に独自に温度検出手段を有し、バイパス管22側の
温度が所定の温度となるように制御し温水温度検出器3
1をなくしたり、あるいは温水温度検出器31と併用し
瞬間加熱部で所定の温度に加熱された水が湯タンク21
側の湯と混合した後の温水温度を、温水温度検出器31
の信号を利用して微調整する形式のものであってもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、湯タンク内の水
を加熱する貯湯加熱部と、給湯検出手段と湯タンクを迂
回するバイパス管の途中に設けた給水加熱手段からなる
瞬間加熱部と、前記バイパス管からの水と前記湯タンク
からの湯を混合する定比混合手段を有し、給湯検出手段
の信号により給水加熱手段のの加熱開始・停止を制御し
ているものであり、また給湯の開始・停止を指示する給
湯スイッチと、給湯の開始・停止を行う流量制御弁を備
え、この給湯スイッチで給湯検出手段を兼ねて構成する
ものであり、さらに温水管に温水温度検出器を備え、制
御器はこの温水温度検出器で検出される温度が温水温度
設定器の設定温度を異常に越えた場合は、少なくとも給
水加熱手段を停止するとともに、流量制御弁を閉成する
制御を行うものであるので、次のような効果を有する。
【0025】(1)可動部を有しない定比混合手段を用
いているため、故障や異物が詰まることがなく、高温の
湯が供給される危険を防止でき安全性が高い。
【0026】また、瞬間加熱部によりバイパスを通る水
が加熱されて供給されるので、水温の変動や、湯温の沸
き上げばらつき、また使用中に温水温度設定手段で設定
温度の変更がなされても設定どうりの安定した湯温が瞬
時に得られるとともに、バイパス管の詰まりなどの万が
一の故障時においても、給水加熱手段を有していない場
合に比べ、湯タンクの沸き上げ温度が低くできるため一
層安全である。
【0027】さらに、給湯検出手段で給湯の開始・停止
に連動して瞬間加熱部で加熱を行うため、異常な温度上
昇を来すことなく安全に加熱が行えるものである。
【0028】(2)給湯の開始・停止を指示する給湯ス
イッチで給湯検出手段を兼ねて構成しているため、特別
に給湯検出手段を必要とせず、構成の簡素化が図れると
ともに、流量制御弁による給湯の開始・停止と瞬間加熱
部の加熱開始・停止が連動できる。
【0029】(3)温水温度検出器で検出される温度が
温水温度設定器の設定温度を異常に越えた場合は、少な
くとも給水加熱手段を停止するとともに、流量制御弁を
閉成する制御を行うため、一つの温度検出手段で貯湯加
熱部、瞬間加熱部双方の異常による温度上昇を検出し給
湯を停止し、危険や不快な温度の混合湯の供給を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における温水装置の要部
断面図
【図2】同温水装置に用いた制御器の沸上げ温度設定説
明図
【図3】同温水装置に用いた制御器の貯湯加熱制御フロ
ー図
【図4】同温水装置に用いた制御器の瞬間加熱制御フロ
ー図
【図5】本発明の第二の実施例を示す温水装置の要部断
面図
【図6】従来の温水装置の要部切り欠き断面図
【符号の説明】
17 給水管 21 湯タンク 22 バイパス管 23 出湯管 24、24’オリフィス(定比混合手段) 26 ヒータ(貯湯加熱部) 27 湯温検出器(湯タンク加熱手段) 29 温水管 30 ヒータ(瞬間加熱部) 31 温水温度検出器 39 設定器 40 肛門洗浄スイッチ(給湯検出手段) 41 ビデ洗浄スイッチ(給湯検出手段) 42 停止スイッチ(給湯検出手段) 43 温水温度設定ボリューム(温水温度設定器) 45、54 制御器 46、55 貯湯加熱制御部 47、56 瞬間加熱制御部 49 外部ヒータ(貯湯加熱部、瞬間加熱部) 51 出湯管(定比混合手段) 52 バイパス管(定比混合手段) 57 流量センサ(給湯検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯タンクとこの湯タンク内の水を加熱する
    湯タンク加熱手段を有した貯湯加熱部と、前記湯タンク
    に給水する給水管と、この給水管より分岐し前記湯タン
    クを迂回するバイパス管と、このバイパス管の途中に設
    けた給水加熱手段と給湯の開始・停止を検出する給湯検
    出手段を有した瞬間加熱部と、前記バイパス管からの水
    と前記湯タンクからの湯を混合する定比混合手段と、前
    記湯タンクからの出湯管と前記バイパス管が合流した温
    水管と、この温水管を流れる温水温度を設定する温水温
    度設定器と、この温水温度設定器の設定温度に基づいた
    所定温度に前記湯タンク加熱手段を制御して前記湯タン
    ク内の温度を常時沸き上げる貯湯加熱制御部と、前記給
    湯検出手段の信号により加熱開始・停止を行い前記給水
    加熱手段を制御して前記温水温度設定器の設定温度に基
    づいた温度を得る瞬間加熱制御部を有した制御器を備え
    た温水装置。
  2. 【請求項2】給湯の開始・停止を指示する給湯スイッチ
    と、給湯の開始・停止を行う流量制御弁を備え、この給
    湯スイッチで給湯検出手段を兼ねた請求項1記載の温水
    装置。
  3. 【請求項3】温水管に温水温度検出器を備え、制御器は
    この温水温度検出器で検出される温度が温水温度設定器
    の設定温度を異常に越えた場合は、少なくとも給水加熱
    手段を停止するとともに、流量制御弁を閉成する制御を
    行う請求項2記載の温水装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003053324A1 (en) * 2001-11-17 2003-07-03 Won-Dong Yang Multi-functional sitz bath apparatus serving both as hot vapor or errhine bath and cleaning bath
JP2011153774A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Rinnai Corp 貯湯式給湯装置

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