JPH0712779A - Squid応用検査装置 - Google Patents
Squid応用検査装置Info
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- JPH0712779A JPH0712779A JP5143294A JP14329493A JPH0712779A JP H0712779 A JPH0712779 A JP H0712779A JP 5143294 A JP5143294 A JP 5143294A JP 14329493 A JP14329493 A JP 14329493A JP H0712779 A JPH0712779 A JP H0712779A
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- squid
- sensor
- inspection device
- cryostat
- hot
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Abstract
(57)【要約】
【構成】SQUIDセンサ及び検査材料の走査装置をホ
ットラボ内に、SQUIDセンサのコントローラ及びク
ライオスタットへの冷媒の供給装置をホットラボ外に設
置し、SQUIDセンサの検出部を延長し、ホットラボ
内に差し込み一体化する。SQUIDセンサの冷媒は、
カートリッジ方式で供給する。SQUIDセンサで、S
QUID素子及びピックアップコイルをクライオスタッ
トの真空部に配置し、熱伝導度の高い材料で製作した内
部パイプにSQUID素子及びピックアップコイルを連
結し、内部冷媒の蒸発をリークさせるための排気管をク
ライオスタット中央に配置する。 【効果】ホットラボ内での照射材の計測でき、また、機
器材料の損傷度を直接計測できる。
ットラボ内に、SQUIDセンサのコントローラ及びク
ライオスタットへの冷媒の供給装置をホットラボ外に設
置し、SQUIDセンサの検出部を延長し、ホットラボ
内に差し込み一体化する。SQUIDセンサの冷媒は、
カートリッジ方式で供給する。SQUIDセンサで、S
QUID素子及びピックアップコイルをクライオスタッ
トの真空部に配置し、熱伝導度の高い材料で製作した内
部パイプにSQUID素子及びピックアップコイルを連
結し、内部冷媒の蒸発をリークさせるための排気管をク
ライオスタット中央に配置する。 【効果】ホットラボ内での照射材の計測でき、また、機
器材料の損傷度を直接計測できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管理区域(ホットラ
ボ)内で処理する必要がある中性子照射等を受けた機器
材料の損傷あるいは材質劣化の状態を検出する装置に係
り、特に、管理区域(ホットラボ)内で使用可能なSQ
UIDセンサの非破壊検査装置と、微小試料サンプリン
グの照射シールド容器及び測定方向が自在のSQUID
センサ構造に関する。
ボ)内で処理する必要がある中性子照射等を受けた機器
材料の損傷あるいは材質劣化の状態を検出する装置に係
り、特に、管理区域(ホットラボ)内で使用可能なSQ
UIDセンサの非破壊検査装置と、微小試料サンプリン
グの照射シールド容器及び測定方向が自在のSQUID
センサ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術は、特開昭60−128385号公報に
記載のように、磁気シールド室内で生体の磁化状態をS
QUIDセンサで検出し、患者の内臓の状態を検査する
ものである。
記載のように、磁気シールド室内で生体の磁化状態をS
QUIDセンサで検出し、患者の内臓の状態を検査する
ものである。
【0003】また、特開昭62−273447号公報に記載のよ
うに、常伝導コイルを用いた渦電流装置により、材料の
劣化状態を電気伝導度から検出する。
うに、常伝導コイルを用いた渦電流装置により、材料の
劣化状態を電気伝導度から検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、SQUIDセ
ンサを用いた従来技術は、検査対象が原子力プラントの
機器など材料を想定していない(請求項1)。また検査
材料が照射を受けている場合、検査材料が比較的小さい
サンプルである場合、あるいは、検査装置を管理区域
(ホットラボ)内で使用しなければならない場合を想定
していない(請求項1〜4)。さらに、SQUIDセン
サの実プラントでの走査性を考慮した構造に無い(請求
項5,6)。
ンサを用いた従来技術は、検査対象が原子力プラントの
機器など材料を想定していない(請求項1)。また検査
材料が照射を受けている場合、検査材料が比較的小さい
サンプルである場合、あるいは、検査装置を管理区域
(ホットラボ)内で使用しなければならない場合を想定
していない(請求項1〜4)。さらに、SQUIDセン
サの実プラントでの走査性を考慮した構造に無い(請求
項5,6)。
【0005】また、常伝導コイルを用いた渦電流装置を
用いた従来技術は、検出感度が低く、非磁性材料や微小
サンプル試験片の検出は考慮していない。渦電流装置と
してリフトオフの影響が大きく、また磁気パラメータの
みの検出はできない。
用いた従来技術は、検出感度が低く、非磁性材料や微小
サンプル試験片の検出は考慮していない。渦電流装置と
してリフトオフの影響が大きく、また磁気パラメータの
みの検出はできない。
【0006】本発明の目的は、機器材料の損傷度を評価
する検査装置において、SQUIDセンサを応用し、管
理区域(ホットラボ)内での計測が可能な装置、及び実
プラント機器の測定が可能な全方向アクションが可能な
装置を提供することにある。
する検査装置において、SQUIDセンサを応用し、管
理区域(ホットラボ)内での計測が可能な装置、及び実
プラント機器の測定が可能な全方向アクションが可能な
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、まず、SQ
UIDセンサ及び検査材料の走査装置をホットラボ内
に、SQUIDセンサのコントローラ及びクライオスタ
ットへの冷媒の供給装置をホットラボ外に設置する(請
求項1,2)。
UIDセンサ及び検査材料の走査装置をホットラボ内
に、SQUIDセンサのコントローラ及びクライオスタ
ットへの冷媒の供給装置をホットラボ外に設置する(請
求項1,2)。
【0008】また、SQUIDセンサの検出部を延長
し、ホットラボ内に差し込み一体化した構造とする(請
求項3)。
し、ホットラボ内に差し込み一体化した構造とする(請
求項3)。
【0009】検査対象の材料を小さく切断し、さらに非
磁性の照射シールド容器に入れ、ホットラボ(管理区
域)外でも扱い可能にする(請求項4)。
磁性の照射シールド容器に入れ、ホットラボ(管理区
域)外でも扱い可能にする(請求項4)。
【0010】SQUIDセンサを冷却する冷媒をカート
リッジ方式で供給する(請求項5)。
リッジ方式で供給する(請求項5)。
【0011】SQUIDセンサにおいて、SQUID素
子及びピックアップコイルをクライオスタットの真空部
に配置すると共に、熱伝導度の高い材料で製作した内部
パイプにSQUID素子及びピックアップコイルを連結
し、内部冷媒の蒸発をリークさせるための排気管をクラ
イオスタット中央に配置する(請求項6)。
子及びピックアップコイルをクライオスタットの真空部
に配置すると共に、熱伝導度の高い材料で製作した内部
パイプにSQUID素子及びピックアップコイルを連結
し、内部冷媒の蒸発をリークさせるための排気管をクラ
イオスタット中央に配置する(請求項6)。
【0012】
【作用】SQUIDセンサを用いて管理区域(ホットラ
ボ)内での計測するために、まず、SQUIDセンサ及
び検査材料の走査装置をホットラボ内に配置し、検査材
料を走査装置で走査し、材料損傷による磁気変化をSQ
UIDセンサで検出する。照射によるコントロール部の
電子部品の劣化を防ぐためSQUIDセンサのコントロ
ーラをホットラボ外に設置するとともに、クライオスタ
ットへの冷媒の供給装置をホットラボ外に設置し、SQ
UIDセンサの連続運転時間を確保する(請求項1,
2)。
ボ)内での計測するために、まず、SQUIDセンサ及
び検査材料の走査装置をホットラボ内に配置し、検査材
料を走査装置で走査し、材料損傷による磁気変化をSQ
UIDセンサで検出する。照射によるコントロール部の
電子部品の劣化を防ぐためSQUIDセンサのコントロ
ーラをホットラボ外に設置するとともに、クライオスタ
ットへの冷媒の供給装置をホットラボ外に設置し、SQ
UIDセンサの連続運転時間を確保する(請求項1,
2)。
【0013】また、SQUIDセンサの検出部を延長
し、ホットラボ内に差し込みSQUID センサとホットラボ
を一体化した構造で、ピックアップコイル部のみホット
ラボ(管理区域)内に位置するようにして、SQUID
素子及びプリアンプをホットラボ外に配置することでS
QUIDセンサのメンテナンス及び耐照射性を持たせる
(請求項3)。
し、ホットラボ内に差し込みSQUID センサとホットラボ
を一体化した構造で、ピックアップコイル部のみホット
ラボ(管理区域)内に位置するようにして、SQUID
素子及びプリアンプをホットラボ外に配置することでS
QUIDセンサのメンテナンス及び耐照射性を持たせる
(請求項3)。
【0014】照射材を管理レベル以下にして、取扱いを
容易にするため、検査対象の材料を小さく切断し、さら
に非磁性の照射シールド容器に入れる。この状態でSQUI
D センサにより測定する(請求項4)。
容易にするため、検査対象の材料を小さく切断し、さら
に非磁性の照射シールド容器に入れる。この状態でSQUI
D センサにより測定する(請求項4)。
【0015】SQUIDセンサの冷却を容易にするた
め、小型のカートリッジで冷媒を取替え可能にし、SQ
UIDセンサを一定時間の冷却の確保及び取扱性を容易
にする(請求項5)。
め、小型のカートリッジで冷媒を取替え可能にし、SQ
UIDセンサを一定時間の冷却の確保及び取扱性を容易
にする(請求項5)。
【0016】実プラント機器の測定が可能な全方向アク
ションが可能な装置を提供するため、SQUIDセンサ
のSQUID素子及びピックアップコイルをクライオス
タットの真空部に配置すると共に、熱伝導度の高い材料
で製作した内部パイプにSQUID素子及びピックアッ
プコイルを連結し、冷媒で内部パイプを冷却することで
特に、クライオスタットがどんな方向の状態でも、この
熱伝導により安定的にSQUID素子及びピックアップ
コイルを冷却できる。なお、内部冷媒の蒸発は、クライ
オスタット中央に配置した排気管でリークさせる(請求
項6)。
ションが可能な装置を提供するため、SQUIDセンサ
のSQUID素子及びピックアップコイルをクライオス
タットの真空部に配置すると共に、熱伝導度の高い材料
で製作した内部パイプにSQUID素子及びピックアッ
プコイルを連結し、冷媒で内部パイプを冷却することで
特に、クライオスタットがどんな方向の状態でも、この
熱伝導により安定的にSQUID素子及びピックアップ
コイルを冷却できる。なお、内部冷媒の蒸発は、クライ
オスタット中央に配置した排気管でリークさせる(請求
項6)。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0018】図1は、本発明の検査システムの基本構成
の例を示したものである。
の例を示したものである。
【0019】図1において、1は、原子力プラントやホ
ットラボにおける管理区域を示している。この1の管理
区域内には、照射を受けた機器材料のサンプル20,サ
ンプル20を走査する走査装置40、及びサンプル20
の材料劣化を検出するためのSQUIDセンサ30を配
置してある。電子部品を含むSQUIDセンサ30のコ
ントローラ32、及び走査装置40のコントローラ42
は、管理区域1の外部に配置してある。それぞれSQU
IDセンサ30とSQUIDコントローラ32、並びに
走査装置40と走査コントローラ42の接続は、コネク
タ31及び41で行う。SQUIDコントローラ32及
び走査コントローラ42は、例えば、パーソナルコンピ
ュータ等の演算装置5に接続してあり、測定結果は、C
RTやプリンタ等の表示装置6に出力される。
ットラボにおける管理区域を示している。この1の管理
区域内には、照射を受けた機器材料のサンプル20,サ
ンプル20を走査する走査装置40、及びサンプル20
の材料劣化を検出するためのSQUIDセンサ30を配
置してある。電子部品を含むSQUIDセンサ30のコ
ントローラ32、及び走査装置40のコントローラ42
は、管理区域1の外部に配置してある。それぞれSQU
IDセンサ30とSQUIDコントローラ32、並びに
走査装置40と走査コントローラ42の接続は、コネク
タ31及び41で行う。SQUIDコントローラ32及
び走査コントローラ42は、例えば、パーソナルコンピ
ュータ等の演算装置5に接続してあり、測定結果は、C
RTやプリンタ等の表示装置6に出力される。
【0020】サンプル20の取扱いは、管理区域1のホ
ットラボに備付けのマニプレータを用いるものとする。
ットラボに備付けのマニプレータを用いるものとする。
【0021】本実施例では、照射材であるサンプル20
からのγ線照射を考慮し、SQUID コントローラ32及び
走査コントローラ42を管理区域1の外部に位置してい
るため、SQUIDセンサ30及び走査装置40のγ線
照射による誤動作や機能劣化が起きにくく、測定の信頼
性が向上する。
からのγ線照射を考慮し、SQUID コントローラ32及び
走査コントローラ42を管理区域1の外部に位置してい
るため、SQUIDセンサ30及び走査装置40のγ線
照射による誤動作や機能劣化が起きにくく、測定の信頼
性が向上する。
【0022】図2は、本発明の検査システムをホットラ
ボに適用した例である。
ボに適用した例である。
【0023】図2において、70は、液体ヘリウムや液
体窒素の冷媒タンク、あるいはクライオポンプからなる
冷媒供給装置であり、71は、冷媒のトタンスファーチ
ューブである。トタンスファーチューブ71は、ホット
ラボ10の壁を通してSQUIDセンサ30と冷媒供給装置
70を接続するものである。これにより、SQUIDセ
ンサ30を連続で冷却できるため、被爆無しに長時間の
測定が可能である。
体窒素の冷媒タンク、あるいはクライオポンプからなる
冷媒供給装置であり、71は、冷媒のトタンスファーチ
ューブである。トタンスファーチューブ71は、ホット
ラボ10の壁を通してSQUIDセンサ30と冷媒供給装置
70を接続するものである。これにより、SQUIDセ
ンサ30を連続で冷却できるため、被爆無しに長時間の
測定が可能である。
【0024】図3は、本発明の検査システムをホットラ
ボに適用した他の実施例である。
ボに適用した他の実施例である。
【0025】図3において、SQUIDセンサの検出部
301aを延長し、ホットラボ10内に差し込みSQU
IDセンサ30とホットラボ10を一体化した。ピック
アップコイル部302のみホットラボ(管理区域)10
内に位置するため、SQUID 素子300及びプリアンプ3
2は、ホットラボ10外に配置できることでSQUID セン
サ30のメンテナンス及び耐照射性が向上するメリット
がある。サンプル20及び走査装置40は、管理区域1
のホットラボに備付けのマニプレータ等を用いて遠隔操
作が可能である。
301aを延長し、ホットラボ10内に差し込みSQU
IDセンサ30とホットラボ10を一体化した。ピック
アップコイル部302のみホットラボ(管理区域)10
内に位置するため、SQUID 素子300及びプリアンプ3
2は、ホットラボ10外に配置できることでSQUID セン
サ30のメンテナンス及び耐照射性が向上するメリット
がある。サンプル20及び走査装置40は、管理区域1
のホットラボに備付けのマニプレータ等を用いて遠隔操
作が可能である。
【0026】図4は、検査材料を照射シールド容器に入
れ、取扱いを容易にして本システムを適用した実施例で
ある。
れ、取扱いを容易にして本システムを適用した実施例で
ある。
【0027】図4において、照射材を小さく切断した
後、さらに鉛等の非磁性の照射シールド容器90に入
れ、サンプル20の照射レベルを管理値以下にする。こ
れにより、サンプル20の取扱いが容易になる。この状
態でSQUIDセンサにより測定する。サンプル20が
比較的小さくなるため、検出信号レベルも低下する。こ
のため、外部ノイズを遮断するための磁気シールド容器
901を用いる。磁気シールド容器901内にサンプル
20を納めた照射シールド容器90を入れ、SQUIDセン
サ30で測定する。
後、さらに鉛等の非磁性の照射シールド容器90に入
れ、サンプル20の照射レベルを管理値以下にする。こ
れにより、サンプル20の取扱いが容易になる。この状
態でSQUIDセンサにより測定する。サンプル20が
比較的小さくなるため、検出信号レベルも低下する。こ
のため、外部ノイズを遮断するための磁気シールド容器
901を用いる。磁気シールド容器901内にサンプル
20を納めた照射シールド容器90を入れ、SQUIDセン
サ30で測定する。
【0028】また、SQUIDセンサ30のクライオス
タット301の中央に照射シールド容器90を通過でき
る孔900を設け、SQUIDセンサ30内に設けた超
電導シールド筒902で電磁遮蔽し、照射材20の高感
度の検出を行う。
タット301の中央に照射シールド容器90を通過でき
る孔900を設け、SQUIDセンサ30内に設けた超
電導シールド筒902で電磁遮蔽し、照射材20の高感
度の検出を行う。
【0029】これらの実施例によれば、照射材を通常の
環境で安全に取扱えると共に、外部の影響を比較的受け
ずに、サンプルの照射損傷を検査できる。
環境で安全に取扱えると共に、外部の影響を比較的受け
ずに、サンプルの照射損傷を検査できる。
【0030】次に、SQUIDセンサの走査性及び取扱
性を向上させた本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
性を向上させた本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0031】図5は、SQUIDセンサを冷却するを容
易にするため、小型のカートリッジで冷媒を取替え可能
にし、SQUIDセンサを一定時間の冷却の確保及び取
扱性を容易にしたSQUIDセンサの実施例である。
易にするため、小型のカートリッジで冷媒を取替え可能
にし、SQUIDセンサを一定時間の冷却の確保及び取
扱性を容易にしたSQUIDセンサの実施例である。
【0032】図5において、SQUIDセンサは、水平
及び下向き垂直の範囲を測定できるものである。クライ
オスタット301内にピックアップコイル302,SQUI
D 素子300、及びケーブルシャフト303が支持板3
04で固定してある。ケーブルシャフト303は、クラ
イオスタット301壁のコネクタ部305を介してSQ
UIDアンプ32に接続してある。
及び下向き垂直の範囲を測定できるものである。クライ
オスタット301内にピックアップコイル302,SQUI
D 素子300、及びケーブルシャフト303が支持板3
04で固定してある。ケーブルシャフト303は、クラ
イオスタット301壁のコネクタ部305を介してSQ
UIDアンプ32に接続してある。
【0033】クライオスタット301に冷媒を供給する
カートリッジ80は、真空断熱構造でできている。クラ
イオスタット301の受け口ジョイント84にこのカー
トリッジ80の差し込み口ジョイント83を取付け、冷
媒81を供給する。受け口ジョイント84からSQUI
D素子300まで延長管85設けてあり、冷媒81の供
給で直接ピックアップコイル302及びSQUID素子
300を冷却できる。クライオスタット301には冷媒
のガス逃し弁306が設けてある。
カートリッジ80は、真空断熱構造でできている。クラ
イオスタット301の受け口ジョイント84にこのカー
トリッジ80の差し込み口ジョイント83を取付け、冷
媒81を供給する。受け口ジョイント84からSQUI
D素子300まで延長管85設けてあり、冷媒81の供
給で直接ピックアップコイル302及びSQUID素子
300を冷却できる。クライオスタット301には冷媒
のガス逃し弁306が設けてある。
【0034】カートリッジ80には、パイプ付き内圧逃
し弁82があり、カートリッジ80取付け時には、自加
圧で自動的にクライオスタット301内に冷媒が供給さ
れる。
し弁82があり、カートリッジ80取付け時には、自加
圧で自動的にクライオスタット301内に冷媒が供給さ
れる。
【0035】この実施例によれば、冷媒のカートリッジ
補給方式により、冷媒の供給が容易になるとともに、冷
媒溜めが不要になるためSQUIDセンサの小型化がで
きる。また走査性も向上する。
補給方式により、冷媒の供給が容易になるとともに、冷
媒溜めが不要になるためSQUIDセンサの小型化がで
きる。また走査性も向上する。
【0036】図6は、SQUIDセンサの走査性及び取
扱性を向上させた本発明の他の実施例である。
扱性を向上させた本発明の他の実施例である。
【0037】実プラント機器の測定が可能な全方向アク
ションが可能な装置とするため、まず、SQUIDセン
サのSQUID素子300及びピックアップコイル30
2をクライオスタット外容器330と内容器331との
間の真空部に配置する。クライオスタット外容器330
と内容器331とは、支持板332で固定されている。
SQUID素子300及びピックアップコイル302に
は銅やアルミニウム等の熱伝導度の高い材料で製作した
内部パイプ350を連結し、冷媒で内部パイプ350を
冷却することでSQUID素子300及びピックアップ
コイル302を所定の動作温度に保持する。クライオス
タット内容器331は、ほぼ密閉状態になっており、冷
媒供給パイプ333と排気ダクトパイプ306のみが設
けてある。冷媒供給パイプ333は、ジョイント334
を介して、冷媒供給フレキシブルパイプ335が接続さ
れ、連続あるいはバッチ式供給が可能である。ここで、
冷媒の供給をカートリッジ方式でも代用できる。排気ダ
クトパイプ306には冷媒の逃し弁307があり、内圧
を一定に保持している。クライオスタット内容器331
内の冷媒のレベルは、レベル計341で計測し、内部パ
イプ350の温度は、温度計340で計測する。
ションが可能な装置とするため、まず、SQUIDセン
サのSQUID素子300及びピックアップコイル30
2をクライオスタット外容器330と内容器331との
間の真空部に配置する。クライオスタット外容器330
と内容器331とは、支持板332で固定されている。
SQUID素子300及びピックアップコイル302に
は銅やアルミニウム等の熱伝導度の高い材料で製作した
内部パイプ350を連結し、冷媒で内部パイプ350を
冷却することでSQUID素子300及びピックアップ
コイル302を所定の動作温度に保持する。クライオス
タット内容器331は、ほぼ密閉状態になっており、冷
媒供給パイプ333と排気ダクトパイプ306のみが設
けてある。冷媒供給パイプ333は、ジョイント334
を介して、冷媒供給フレキシブルパイプ335が接続さ
れ、連続あるいはバッチ式供給が可能である。ここで、
冷媒の供給をカートリッジ方式でも代用できる。排気ダ
クトパイプ306には冷媒の逃し弁307があり、内圧
を一定に保持している。クライオスタット内容器331
内の冷媒のレベルは、レベル計341で計測し、内部パ
イプ350の温度は、温度計340で計測する。
【0038】クライオスタットがどんな方向の状態で
も、内部パイプ350の熱伝導により安定的にSQUI
D素子及びピックアップコイルを冷却できるため、SQ
UIDセンサの動作が確保できる。
も、内部パイプ350の熱伝導により安定的にSQUI
D素子及びピックアップコイルを冷却できるため、SQ
UIDセンサの動作が確保できる。
【0039】この実施例を用いれば、例えば、配管の全
周検査や複雑形状の機器にも検査が可能になる。
周検査や複雑形状の機器にも検査が可能になる。
【0040】以上、本発明の実施例について説明した
が、照射材サンプルを対象にホットラボ内でのSQUI
Dセンサの計測及び原子炉構造物への適用を考慮したSQ
UID センサにより、原子力プラント機器の損傷度を定量
的に評価でき、プラント機器の信頼性,安全性の向上が
図れる。
が、照射材サンプルを対象にホットラボ内でのSQUI
Dセンサの計測及び原子炉構造物への適用を考慮したSQ
UID センサにより、原子力プラント機器の損傷度を定量
的に評価でき、プラント機器の信頼性,安全性の向上が
図れる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、高感度のSQUIDセ
ンサを用いて、ホットラボ内での照射材の計測でき、ま
た、実プラント検査に対応したSQUIDセンサによ
り、機器材料の損傷度を直接計測できるため、プラント
機器の信頼性,安全性を向上させることができる。
ンサを用いて、ホットラボ内での照射材の計測でき、ま
た、実プラント検査に対応したSQUIDセンサによ
り、機器材料の損傷度を直接計測できるため、プラント
機器の信頼性,安全性を向上させることができる。
【図1】本発明の全体システムの基本構成の一例を示し
たブロック図。
たブロック図。
【図2】SQUIDセンサをホットラボ内で使用した実
施例の説明図。
施例の説明図。
【図3】SQUIDセンサとホットラボを一体化した実
施例の説明図。
施例の説明図。
【図4】サンプル材を照射シールド容器内に納めて本発
明を適用した実施例の説明図。
明を適用した実施例の説明図。
【図5】カートリッジ方式による冷媒供給型SQUID
センサの実施例の説明図。
センサの実施例の説明図。
【図6】全方向検査型SQUIDセンサの実施例の説明
図。
図。
10…ホットラボ、20…サンプル、32…SQUID
コントローラ、40…走査装置、300…SQUID素
子、301a…クライオスタット検出部、302…ピック
アップコイル。
コントローラ、40…走査装置、300…SQUID素
子、301a…クライオスタット検出部、302…ピック
アップコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 信二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】原子力プラント等の機器を検査し、その損
傷度を評価する検査装置において、照射を受けた機器材
料を検査するセンサに放射線シールドを施し、微小な変
化も検出できるSQUIDセンサを用い、前記、SQU
IDセンサを管理区域でも冷却できる機構を備えたこと
を特徴とするSQUID応用検査装置。 - 【請求項2】請求項1の前記SQUIDセンサを検査用
ホットセル内で使用できるように、センサ部及び走査部
をホットセル内に配置し、コントロール部をホットセル
外に配置し、ホットセル外から連続的に前記SQUID
センサを冷却できる装置を備えたホットラボ用SQUI
D応用検査装置。 - 【請求項3】SQUIDセンサの検出部のみを照射材を
検査するホットセル内に配置し、ホットセルと前記SQ
UIDセンサを一体化し、前記SQUIDセンサのメン
テナンスを容易にしたことを特徴とするホットラボ用S
QUID応用検査装置。 - 【請求項4】原子力プラント等の機器を検査し、その損
傷度を評価する検査装置において、被曝を低減するため
の照射材を納める小型非磁性の放射線シールド容器と、
照射材の入った前記放射線シールド容器ごと検査できる
非接触高感度のSQUIDセンサから構成されることを
特徴とするホットラボ用SQUID応用検査装置。 - 【請求項5】原子力プラント等の機器を検査し、その損
傷度を評価する検査装置において、照射を受けた機器材
料を検査するセンサにSQUIDセンサを用いる場合、
冷却を容易にし、センサの走査性を持たせるため、SQ
UIDセンサの冷却を冷媒のカートリッジ補充方式とし
て必要な量だけを冷媒のカートリッジの交換で補給する
システムを備えたことを特徴とするSQUID応用検査
装置。 - 【請求項6】請求項5において、SQUID素子及びピ
ックアップコイルをクライオスタットの真空部に配置す
ると共に、熱伝導度の高い材料で製作した内部パイプに
前記SQUID素子及び前記ピックアップコイルを連結
し、内部冷媒の蒸発をリークさせるための排気管を前記
クライオスタットの中央に配置すること、前記クライオ
スタットの内部容器と外部容器を完全真空容器としたS
QUID応用検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143294A JPH0712779A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | Squid応用検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143294A JPH0712779A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | Squid応用検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712779A true JPH0712779A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15335394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143294A Pending JPH0712779A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | Squid応用検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712779A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007132923A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-05-31 | Osaka Univ | 非破壊検査装置および非破壊検査装置のコイルの設計方法 |
JP2008196941A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-08-28 | Railway Technical Res Inst | 液体酸素検知システム |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP5143294A patent/JPH0712779A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007132923A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-05-31 | Osaka Univ | 非破壊検査装置および非破壊検査装置のコイルの設計方法 |
JP2008196941A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-08-28 | Railway Technical Res Inst | 液体酸素検知システム |
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