JPH07127741A - 電子制御変速機 - Google Patents

電子制御変速機

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JPH07127741A
JPH07127741A JP30113493A JP30113493A JPH07127741A JP H07127741 A JPH07127741 A JP H07127741A JP 30113493 A JP30113493 A JP 30113493A JP 30113493 A JP30113493 A JP 30113493A JP H07127741 A JPH07127741 A JP H07127741A
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JP
Japan
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oil
shift
drum
transmission
shift drum
Prior art date
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Application number
JP30113493A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kamata
芳穂 鎌田
Eiji Nakai
英二 中井
Yuji Hayashi
裕二 林
Mitsunori Kuwahata
光則 桑波田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子制御変速機のシフトドラムに対する潤滑
性能を高める。 【構成】 電子制御変速機のシフトドラム80内にオイ
ル溜め101を形成し、ギヤ機構の上方にオイルトレイ
104を設け、ギヤ列で飛散されたオイルをオイルトレ
イ104で受け、そのオイルを、オイル通路108,1
02を介して、オイル溜め101に供給し、オイル溜め
101のオイルを、シフトドラム80の連通穴103か
らシフト溝81〜83に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御変速機に関
し、特にシフトドラムへのオイル供給機構を改善したも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用のマニュアル変速機にお
いては、通常、各シフトロッドをシフトレバーに連結
し、シフトレバーを操作することで、変速するように構
成されているが、例えば、特開昭64−46049号公
報に記載されているように、シフトドラムと、このシフ
トドラムを回転駆動する電気的アクチュエータとを備
え、シフトドラムの外周面に各シフトロッドに対応する
シフト溝を形成し、各シフトロッドの基端の係合ローラ
を対応するシフト溝に係合させ、シフトレバーの操作に
対応させてシフトモータにより、ウォームギヤ機構を介
して、シフトドラムを回転させることにより、シフトロ
ッドを介して変速するように構成してなる電子制御変速
機が提案されている。
【0003】前記係合ローラは、シフト溝に常時摺接し
ているため、シフトドラムの周面部にオイルを供給する
必要があるが、従来の電子制御変速機においては、変速
ギヤ機構から飛散するオイル、又は変速機のケース内の
雰囲気中のオイルでもって、シフトドラムのシフト溝と
係合ローラとを潤滑するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記シフトドラムは、
変速ギヤ機構のギヤ列よりも後方の位置に配設されるこ
とが多いため、変速ギヤ機構のギヤ列から飛散するオイ
ルや、雰囲気中のオイルで、シフトドラムを潤滑する場
合には、オイル量が不足し、係合ローラやシフト溝等の
摺動部を十分に潤滑できず、摺動部の摩耗が進行して耐
久性が低下すること、シフトドラムで発生するノイズも
大きくなること、シフトチェンジを円滑に行えなくなる
こと、等の問題がある。本発明の目的は、電子制御変速
機のシフトドラムに十分なオイルを供給可能にすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子制御変速
機は、車両の駆動力伝達系に設けられる変速機ギヤ機構
を備え、複数のシフトロッドに夫々対応する複数のシフ
ト溝を有するシフトドラムを介して変速するように構成
してなる電子制御変速機において、前記シフトドラムに
オイルを供給するオイル供給手段を設けたものである。
【0006】ここで、前記オイル供給手段が、シフトド
ラム内に形成されオイルを貯留する為のオイル溜めと、
シフトドラムに形成されオイル溜めを複数のシフト溝に
夫々連通させる複数の連通穴とを含む構成(請求項1に
従属の請求項2)、前記連通穴をシフト溝の屈曲部に設
けた構成(請求項2に従属の請求項3)、前記オイル供
給手段が、変速ギヤ機構のギヤ列の近くに設けられ、ギ
ヤ列から飛散するオイルを受けるオイルトレイと、この
オイルトレイから前記オイル溜めにオイルを導くオイル
通路とを含む構成(請求項2に従属の請求項4)、等の
種々の態様に構成することができる。
【0007】
【発明の作用及び効果】請求項1の電子制御変速機にお
いては、オイル供給手段により、シフトドラムにオイル
が供給され、その結果、シフトドラムのシフト溝と、シ
フトロッドの係合部との摺動部が十分に潤滑され、耐久
性が向上し、シフトドラムから発生するノイズが低減
し、シフトチェンジを円滑に実行できるようになる。
【0008】ここで、請求項2では、オイル供給手段
が、シフトドラム内に形成されオイルを貯留する為のオ
イル溜めと、シフトドラムに形成されオイル溜めを複数
のシフト溝に夫々連通させる複数の連通穴とを含むた
め、オイル溜めに貯留されたオイルを、連通穴から各シ
フト溝に確実に供給できるから、シフトドラムの摺動部
の潤滑性が格段に向上する。
【0009】請求項3では、前記連通穴をシフト溝の屈
曲部に設けたので、特に抵抗が大きくなるシフト溝の屈
曲部を良好に潤滑でき、シフトチェンジを円滑化でき
る。請求項4では、前記オイル供給手段が、変速ギヤ機
構のギヤ列の近くに設けられ、ギヤ列から飛散するオイ
ルを受けるオイルトレイと、このオイルトレイから前記
オイル溜めにオイルを導くオイル通路とを含むため、オ
イルトレイに集めたオイルを、オイル通路を介して、シ
フトドラム内のオイル溜めに供給できるから、オイル溜
めに常時十分なオイルを貯留しつつ、連通穴からシフト
溝へ供給でき、潤滑性能を格段に高めることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。本実施例は、乗用の後輪駆動型自動車
の駆動力伝達系に介設される電子制御変速機に、本発明
を適用した場合の例であり、この変速機は、車体の前後
方向向きに配置されるが、自動車の車体の前後左右を前
後左右と定義して説明する。図1〜図3に示すように、
変速機TMには、クラッチ機構10と、変速ギヤ機構4
0と、変速ギヤ機構40を変速操作する為のシフト機構
70と、シフトドラム80にオイルを供給するオイル供
給機構100等が設けられ、また、クラッチ機構10及
びシフト機構70を駆動制御することにより変速ギヤ機
構40を制御する為の油圧系及び制御系も設けられてい
る。
【0011】前記クラッチ機構10は、図1に示すよう
に、エンジンの出力軸に連結されるフライホイール11
と変速機TMの入力軸12とを断続する為の一般的なプ
ル型クラッチ機構と同様のものであるが、クラッチペダ
ルに作動的に連結されたマニュアル操作力入力機構13
と、自動操作力入力機構14とを備えている。尚、クラ
ッチ機構10のクラッチディスク15、プレッシャプレ
ート16、ダイヤフラムスプリング17、レリーズベア
リング18等は、既存のものと同様である。
【0012】前記マニュアル操作力入力機構13におい
て、クラッチ機構10のケーシング19の左側部分の後
壁部には、クラッチペダルに油圧系を介して作動的に連
結されるクラッチシリンダ20が付設され、その出力ロ
ッド23は、第1レリーズフォーク21を介してレリー
ズベアリング18に係合され、クラッチペダルが踏み込
まれると、クラッチシリンダ20に油圧が供給されて出
力ロッド23が進出し、レリーズベアリング18が後方
へ押動され、クラッチ機構10が分断される。
【0013】前記自動操作力入力機構14において、ケ
ーシング19の右側部分の後壁部には、油圧シリンダか
らなる油圧アクチュエータ25が付設され、その出力ロ
ッド27は、第2レリーズフォーク28を介してレリー
ズベアリング18に係合され、油圧アクチュエータ25
には、油路を切換える複数のソレノイド弁26aからな
る電磁制御バルブ26が設けられ、油圧アクチュエータ
25に、油圧が供給されると、出力ロッド27が進出し
て、レリーズベアリング18が後方へ押動され、クラッ
チ機構10が分断される。尚、前記のプル型のクラッチ
機構10に代えて、プッシュ型のクラッチ機構を適用で
きることは勿論である。
【0014】次に、変速ギヤ機構40について説明す
る。この変速ギヤ機構40は、図1、図2に示すよう
に、1速〜5速の変速段とリバースとに切換え可能な一
般的なマニュアル変速ギヤ機構と同様の構成のものなの
で、簡単に説明する。この変速キヤ機構40において、
ケーシングは、箱状の第1ケース部材41、筒状の第2
ケース部材42、壁状の第3ケース部材43、箱状の第
4ケース部材44等で構成されている。ケーシング内に
は、メインシャフト45とカウンタシャフト46が、上
下に所定間隔空けてそれらの軸心を平行にして配設され
ている。前記入力軸12に形成された入力ギヤ47は、
カウンタシャフト46の前端の入力ギヤ48に噛合して
いる。
【0015】カウンタシャフト46には、前側から順に
設けられた入力ギヤ48、3速ギヤ53、2速ギヤ5
2、1速ギヤ51、後退ギヤ49、5速ギヤ55からな
るギヤ列50が設けられ、メインシャフト45には、前
記ギヤ53,52,51,49,55に夫々対応する遊
転可能な3速ギヤ63、2速ギヤ62、1速ギヤ61、
後退ギヤ66、5速ギヤ65からなるギヤ列60が設け
られている。更に、メインシャフト45には、4速/3
速切換え用の第1同期装置67、2速/1速切換え用の
第2同期装置68、リバース/5速切換え用の第3同期
装置69が設けられている。
【0016】第1同期装置67を、前側位置に切換える
と入力軸12から直接メインシャフト45に回転が伝達
される4速になり、後側位置に切換えると3速になる。
第2同期装置68を、前側位置に切換えると2速にな
り、後側位置に切換えると1速になる。第3同期装置6
9を、前側位置に切換えると、後退ギヤ49の回転が、
リバース軸のギヤと、後退ギヤ66を介してメインシャ
フト45に伝達されるリバースになり、また、後側位置
に切換えると5速になる。
【0017】次に、前記第1〜第3同期装置67〜69
を切換えるシフト機構70について説明する(図1〜図
3参照)。このシフト機構70は、第1〜第3同期装置
67〜69を夫々切換える為の第1〜第3シフトロッド
71,72,73と、3つのシフトロッド71〜73に
夫々対応するシフト溝81,82,83を有するシフト
ドラム80と、シフトドラム80を正転及び逆転方向に
回転駆動するラック・ピニオン機構90等で構成されて
いる。
【0018】前記シフトドラム80は、メインシャフト
45のギヤ列60及びカウンタシャフト46のギヤ列5
0から軸方向後方へ大きくオフセットさせた部位であっ
て変速機TMの後端側部分の上端近傍部位に、メインシ
ャフト45及びカウンタシャフト46と平行に、且つ、
メインシャフト45の真上にメインシャフト45から所
定距離隔てて配設されている。シフトドラム80は、や
や大径のドラム本体部84と、その前後両端から一体的
に延びる軸部85、86とを有し、軸部85、86を介
してケーシングの第3ケース部材43と第4ケース部材
44に回転自在に枢支され、第4ケース部材44には、
シフトドラム80の上側部分に接近してその上側部分を
覆うドラムカバー部44aが形成されている。
【0019】シフトドラム80のドラム本体84の外周
面には、前側から順に、第1〜第3シフトロッド71,
72,73に夫々対応するシフト溝81,82,83が
形成されている。つまり、第1〜第3同期装置67,6
8,69の配列順序と同じ配列順序にて、これら同期装
置に対応するシフト溝81,82,83が形成されてい
る。但し、必ずしも、配列順序を一致させる必要はな
い。
【0020】第1〜第3シフトロッド71,72,73
は、前後方向に所定距離移動自在となるように、ケーシ
ングの壁部を挿通して前後方向向きに配置され、第1〜
第3シフトロッド71,72,73に夫々固着されたシ
フトフォーク74,75,76は、第1〜第3同期装置
67,68,69のスリーブの外周溝に夫々相対回転自
在に係合されている。
【0021】ドラム本体84には、シフト溝81,8
2,83の外周側を夫々覆うように3つの筒体87,8
8,89が相対回動自在に外嵌され、筒体87,88,
89の内側に突出状に夫々付設されたローラ(図示略)
は、シフト溝81,82,83に摺動自在に夫々係合さ
れ、筒体87,88,89は、夫々、腕部材77を介し
て第1〜第3シフトロッド71,72,73の基端部に
夫々固着されている。但し、筒体87〜89を省略し
て、前記ローラをシフトロッド71〜73の基端部に夫
々固定してもよい。
【0022】前記ラック・ピニオン機構90に関して、
シフトドラム80の後側の軸部86には、ピニオン93
が固着され、このピニオン93に噛合するラック部材9
4は、図3に示すように、水平面に対して約30度の迎
角となるように、且つ左方程高く位置するように配設さ
れ、このラック部材94を含むラックユニットのケース
部材95の両端側部分には、夫々、油圧シリンダからな
る第1及び第2油圧アクチュエータ91,92が設けら
れ、第1油圧アクチュエータ91の出力ロッド91a
は、ラック部材94の左端に固着され、また、第2油圧
アクチュエータ92の出力ロッド92aは、ラック部材
94の右端に固着されている。
【0023】第1油圧アクチュエータ91の油室91b
に油圧を供給しつつ、第2油圧アクチュエータ92の油
室92bから油圧を排出すると、ラック部材94は右方
へ移動し、後方視にてピニオン93は右回りに回転す
る。これとは反対に、油室91bの油圧を排出しつつ、
油室92bへ油圧を供給すると、ラック部材94は左方
へ移動し、ピニオン93は左回りに回転する。従って、
油圧アクチュエータ91,92に対する油圧の供給と排
出及び流量を制御することにより、シフトドラム80を
所望の方向へ所望の速度にて回転駆動できるようになっ
ている。
【0024】尚、図1〜図3において、図中符号96
は、シフトドラム80にオイルを飛散させ且つメインシ
ャフト45の回転数を検出する為のロータ部材であって
複数のフィンを有するロータ部材、符号97は、メイン
シャフト45の回転状態(回転数と回転方向)を検出す
る3つのセンサである。
【0025】次に、前記シフトドラム80のシフト溝8
1〜83にオイルを供給するオイル供給機構100につ
いて説明する。図1〜図5に示すように、シフトドラム
80のドラム本体部84の内部には、その全長にわたる
円筒穴状のオイル溜め101が形成され、軸部85に
は、オイル溜め101に通ずるオイル通路102が形成
され、シフトドラム80の各シフト溝81〜83の各屈
曲部には、オイル溜め101に連通する連通穴103が
形成されている。
【0026】更に、ギヤ列50,60の上方の右側寄り
の位置には、ギヤ列50,60から飛散されるオイルを
受けて、シフトドラム80のオイル溜め101に供給す
る為のオイルトレイ104が設けられている。このオイ
ルトレイ104は、平面視L形の樋状部材からなるトレ
イ本体105と、このトレイ本体105の後端部に一体
形成された管状部106と、ブラケット107とからな
り、オイルトレイ104は、耐熱性と成形性と摺動性に
優れた材料である13%ガラスファイバー入りポリアミ
ド樹脂の成形品で構成されている。前記トレイ本体10
5は、ギヤ列60のギヤ類と干渉しない高さ位置に、前
後向きに配設され、トレイ本体105の底壁は後方程低
くなるように傾斜状に構成されている。尚、トレイ本体
104には、補強の為のブラケット107も一体形成さ
れている。
【0027】前記管状部106は、壁状の第3ケース部
材43の穴に挿通され、管状部106の後端部は、軸部
85のオイル通路102に回転摺動自在に内嵌され、管
状部106には、軸部85のオイル通路102に連通し
たオイル通路108が形成されている。変速ギヤ機構4
0が回転しているとき、変速機のケース内に貯留された
オイルの一部が、ギヤ列50,60で飛散され、そのオ
イルの一部が、トレイ本体105内に供給され、トレイ
本体105内に溜まったオイルは、管状部106のオイ
ル通路108と、軸部85のオイル通路102とを通っ
て、ドラム本体部84の内部のオイル溜め101に供給
されるように構成してある。
【0028】この電子制御変速機の制御装置は、マニュ
アルモードのとき、基本的に、シフトレバーからの指令
に基いて、油圧アクチュエータ25と、ラック・ピニオ
ン機構の第1及び第2油圧アクチュエータ91,92
と、エンジンの吸気系に設けられた電気制御式副スロッ
トル弁機構とを制御して、指令された変速段となるよう
にシフトドラム80を駆動制御するが、この制御系は、
本願と直接関係しないので、その説明は省略する。
【0029】以上説明した変速機の作用のうち、オイル
供給機構100の作用について説明する。変速機内に飛
散したオイルがオイルトレイ104に貯えられ、そのオ
イルがオイル通路108とオイル通路102を介してド
ラム本体部84内のオイル溜め101に供給され、オイ
ル溜め101のオイルは、シフト溝81,82,83に
連通する連通穴103からシフト溝81,82,83の
屈曲部に十分に供給され、そのオイルは、シフトドラム
80の回転を介して、シフト溝81,82,83の全域
に亙って供給される。
【0030】従って、シフトドラム80のシフト溝81
〜83、シフトロッド71〜73のローラ等の摺動部を
十分に潤滑でき、摺動部の摩耗を抑制でき、摺動部から
のノイズの発生を抑制でき、シフトチェンジを円滑化で
きる。尚、変速機TM内にオイルポンプが設けられてい
る場合には、前記オイルトレイ104を省略し、オイル
ポンプから供給されるオイルを、油路を介して、軸部8
5のオイル通路102に供給するように構成することも
できる。
【0031】次に、前記実施例を部分的に変更した変更
例について説明する。 1〕 前記ラック・ピニオン機構90のピニオン93の
代わりに、スプロケットを設け、そのスプロケットにチ
ェーン部材を巻き掛け、そのチェーン部材を左右1対の
油圧アクチュエータで駆動するように構成してもよい
し、また、前記ラック・ピニオン機構90の代わりに、
シフトドラム80を電動サーボモータや油圧サーボモー
タで回転駆動する回転駆動手段を設けてもよい。 2〕 前記シフトロッド71〜73の基端部の筒体87
〜89を省略してシフトロッド71〜73の基端部に固
定したローラを直接シフト溝81〜83に係合させた構
成にしてもよい。 尚、その他本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を付加して実施できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る電子制御変速機の横断平面図であ
る。
【図2】図1の電子制御変速機の縦断側面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図1の電子制御変速機のオイル供給機構の要部
の縦断側面図である。
【図5】図1の電子制御変速機のオイルトレイの部分平
面図である。
【符号の説明】
TM 電子制御変速機 40 変速ギヤ機構 70 シリンダ機構 80 シフトドラム 81,82,83 シフト溝 100 オイル供給機構 101 オイル溜め 102 オイル通路 103 連通穴 104 オイルトレイ 108 オイル通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑波田 光則 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駆動力伝達系に設けられる変速機
    ギヤ機構を備え、複数のシフトロッドに夫々対応する複
    数のシフト溝を有するシフトドラムを介して変速するよ
    うに構成してなる電子制御変速機において、 前記シフトドラムにオイルを供給するオイル供給手段を
    設けたことを特徴とする電子制御変速機。
  2. 【請求項2】 前記オイル供給手段が、シフトドラム内
    に形成されオイルを貯留する為のオイル溜めと、シフト
    ドラムに形成されオイル溜めを複数のシフト溝に夫々連
    通させる複数の連通穴とを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の電子制御変速機。
  3. 【請求項3】 前記連通穴をシフト溝の屈曲部に設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子制御変速機。
  4. 【請求項4】 前記オイル供給手段が、変速ギヤ機構の
    ギヤ列の近くに設けられ、ギヤ列から飛散するオイルを
    受けるオイルトレイと、このオイルトレイから前記オイ
    ル溜めにオイルを導くオイル通路とを含むことを特徴と
    する請求項2に記載の電子制御変速機。
JP30113493A 1993-11-04 1993-11-04 電子制御変速機 Pending JPH07127741A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170268671A1 (en) * 2016-03-18 2017-09-21 Honda Motor Co., Ltd. Transmission structure for vehicle

Cited By (2)

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US20170268671A1 (en) * 2016-03-18 2017-09-21 Honda Motor Co., Ltd. Transmission structure for vehicle
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