JPH0712773A - セラミックス破壊検知装置 - Google Patents

セラミックス破壊検知装置

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Publication number
JPH0712773A
JPH0712773A JP17997693A JP17997693A JPH0712773A JP H0712773 A JPH0712773 A JP H0712773A JP 17997693 A JP17997693 A JP 17997693A JP 17997693 A JP17997693 A JP 17997693A JP H0712773 A JPH0712773 A JP H0712773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
ceramics
ceramic
coating
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17997693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
河村英男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd filed Critical Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority to JP17997693A priority Critical patent/JPH0712773A/ja
Publication of JPH0712773A publication Critical patent/JPH0712773A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】セラミック部品の壁面に導電性の薄膜を蒸着
し、通電の監視により破壊を検知する。 【構成】セラミックスからなるヘッドライナ11とシリ
ンダライナ12の外壁の部分に、頂部コ−ティング2
1、上部コ−ティング22、胴部コ−ティング23とし
て導電性の薄膜を蒸着し、これらのコ−ティングに制御
装置3から通電してその電流を監視する。そして電流値
の変化の場合はセラミックス部品のクラック発生と判断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は破壊が容易に検知できる
セラミックス破壊検知装置に関し、特にセラミックエン
ジンに用いる耐熱性の部品のセラミックス破壊検知装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの熱効率の向上を図るた
め、高温度に耐えるセラミックスを使用したセラミック
エンジンが開発されている。
【0003】そして、このようなエンジンの部品には窒
化珪素や炭化珪素などのセラミックスが用いられてお
り、その破壊靱性値は5〜10MN/m3/2 程度の値で
あるが、エンジンのように信頼性を要求される部品で
は、信頼性を保証することが極めて重要である。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】上述のような素材のセラミックスは高強度
で高靱性値を有するが、その破壊に対して評価が困難で
あり、また、製品のバラツキが多いために強度の分散性
が大きいという問題がある。
【0005】このため、一般的には保証試験が実施さ
れ、この保証試験は部品の最大応力が発生する付近にて
その応力値の1.5倍程度の応力が発生するように荷重
をかけ、破損したものは廃棄して残ったものを使用する
ことにより、部品の信頼性を向上しようとする方法であ
る。
【0006】しかし、破壊靱性値が大きくなると、その
保証試験により発生した微小亀裂が検出できず、クラッ
クの生じた部品が良品としてエンジンに使用され、信頼
性に危惧を与えるという問題がある。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的はエンジンに組込まれたセラミッ
クス部品の破壊を容易に検知しようとするセラミックス
検知装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、セラミックスエンジンの高温度部
分に用いられるセラミックスの破壊を検知するセラミッ
クス破壊検知装置において、前記のセラミックスの壁面
に蒸着された導電性の薄膜と、該薄膜の電気抵抗の検出
によりセラミックスの破壊を検知する破壊検知手段とを
備えたセラミックス破壊検知装置が提供される。
【0009】
【作用】セラミックエンジンに用いる高温度用のセラミ
ックスの外面に融点の高い導電性の薄膜を蒸着し、これ
に通電して監視するので、セラミックス自体に微小なク
ラックが生じた場合でも電流が変化してセラミックスの
異常が容易に検知できる。
【0010】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明にかかる破壊検知用セラ
ミックスの一実施例を示すもので、エンジンのシリンダ
に応用した側面と上面からの図面である。
【0011】同図において、1はシリンダで、ヘッドラ
イナ11とシリンダライナ12とがガスケット13を挟
んで結合されており、両ライナは例えば窒化珪素や炭化
珪素のような高強度で耐熱性のあるセラミックスが使用
され、ヘッドライナ11の上部にはバルブ穴14、15
が貫設されて、吸気バルブ41および排気バルブ42を
取付けるように構成されている。
【0012】21は頂部コ−ティングで、ヘッドライナ
11のヘッド穴14およびヘッド穴15との間の上面に
蒸着された導電性の薄膜であり、融点が高く導電性のあ
る素材として例えば、WC、CrB2 、TiN、ZrB
2 、ZrN、TaCや導電性を備えたSiCが用いられ
ている。そして頂部コ−ティング21の両端部からはリ
−ド線211が引出され、後述する制御装置3に接続さ
れている。
【0013】22は上部コ−ティングで、ヘッドライナ
11の周壁に帯状に蒸着された導電性の薄膜であり、上
記の素材が用いられてその直径方向の両端部からリ−ド
線221が引出されている。
【0014】23は胴部コ−ティングで、シリンダライ
ナ12の所定位置の周壁に帯状に蒸着された導電性の薄
膜であり、その材質は前記と同種の素材が使用され、上
部コ−ティング22と同様なリ−ド線231が取付けら
れて、リ−ド線221とともに制御装置3に導かれてい
る。
【0015】制御装置3は電子回路からなり、周期的に
前記のリ−ド線211、221、231を通じて頂部コ
−ティング21、上部コ−ティング22、胴部コ−ティ
ング23にそれぞれ電流を通じて監視しているもので、
その電流値に異常が生じた場合は付随する警告装置31
を作動させるように構成されている。
【0016】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明すると、制御装置3は頂部コ−ティング21、
上部コ−ティング22および胴部コ−ティング23に周
期的に所定の電流を通じている。そしてエンジン運転中
の応力により、ヘッドライナ11またはシリンダライナ
12のいずれかに亀裂を生じた場合には、その部分の薄
膜に異常を生じて抵抗値変化または断線することにな
り、通電電流が変化する。
【0017】このため、電流を監視している制御装置3
はセラミックスの亀裂発生と判断し、警告装置31を作
動させて運転者に異常を知らせることになる。なお、上
部コ−ティング22および胴部コ−ティング23を通ず
る電流は二分して、左右の外周壁部を通じ並列回路とな
るが、片方の部分の亀裂にてもその部分の薄膜が変化を
受けて並列回路の電流値が減ずるため、クラックが容易
に検知されるものである。
【0018】以上、本発明を上述の実施例ではシリンダ
部品として説明したが、応力が印加される他の部分のセ
ラミックスにも適用できるものであり、また導電性を持
たせたセラミックスへの通電によってもその破損が検知
できるもので、このような変形や応用は本発明の範囲か
ら排除するものではない。
【0019】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
導電性を持たせるためセラミックス部品の壁面に導電性
の薄膜を蒸着し、これに通電して電流を監視するので、
セラミックスにクラックが生じた場合は電流値の変化に
より異常が容易に検知できるという効果があり、したが
って大事が未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面と上面からの図面
である。
【符号の説明】
1…シリンダ 3…制御装置 11…ヘッドライナ 12…シリンダライナ 21…頂部コ−ティング 22…上部コ−ティング 23…胴部コ−ティング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに用いられるセラミックスの破壊
    を自動的に、分解することなく検知するため前記のセラ
    ミックスの壁面に蒸着された導電性の薄膜と、該薄膜の
    電気抵抗の検出によりセラミックスの破壊を検知する破
    壊検知手段とを備えたことを特徴とするセラミックス破
    壊検知装置。
  2. 【請求項2】前記の導電性の薄膜は融点の高いWC、C
    rB2 、TiN、ZrB2 、ZrN、TaCおよびSi
    Cのうちの少なくとも一種類以上を用いたことを特徴と
    する請求項1記載のセラミックス破壊検知装置。
JP17997693A 1993-06-25 1993-06-25 セラミックス破壊検知装置 Pending JPH0712773A (ja)

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JP17997693A JPH0712773A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 セラミックス破壊検知装置

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JP17997693A JPH0712773A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 セラミックス破壊検知装置

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JPH0712773A true JPH0712773A (ja) 1995-01-17

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ID=16075282

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JP17997693A Pending JPH0712773A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 セラミックス破壊検知装置

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JP (1) JPH0712773A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0773359A1 (en) * 1995-11-08 1997-05-14 Isuzu Ceramics Research Institute Co., Ltd. Damage detecting apparatus for ceramic parts

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0773359A1 (en) * 1995-11-08 1997-05-14 Isuzu Ceramics Research Institute Co., Ltd. Damage detecting apparatus for ceramic parts

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