JPH0712710B2 - 発光素子アレイの駆動方法及び装置 - Google Patents
発光素子アレイの駆動方法及び装置Info
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- JPH0712710B2 JPH0712710B2 JP15694487A JP15694487A JPH0712710B2 JP H0712710 B2 JPH0712710 B2 JP H0712710B2 JP 15694487 A JP15694487 A JP 15694487A JP 15694487 A JP15694487 A JP 15694487A JP H0712710 B2 JPH0712710 B2 JP H0712710B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、光プリンタ、その他の画像記録装置の光源
に用いて好適な発光素子アレイの駆動方法及びその装置
に関する。
に用いて好適な発光素子アレイの駆動方法及びその装置
に関する。
(従来の技術) 従来より、レーザプリンタ、発光ダイオードプリンタ、
液晶プリンタ等といった電子写真式プリンタの開発実用
化が進められている(例えば、特開昭60−241068号、
「日経エレクトロニクス」1985年4−8号(No.366)第
135〜157頁)。中でも、発光ダイオードプリンタは、プ
リンタヘッドの構成が発光ダイオード(以下、LEDと称
する。)を多数直線状に配列したLEDアレイのチップと
集束性ロッドレンズアレイだけという小型で簡単な構成
となっており、しかも、光学系の位置合せが簡単である
という点で注目されている。
液晶プリンタ等といった電子写真式プリンタの開発実用
化が進められている(例えば、特開昭60−241068号、
「日経エレクトロニクス」1985年4−8号(No.366)第
135〜157頁)。中でも、発光ダイオードプリンタは、プ
リンタヘッドの構成が発光ダイオード(以下、LEDと称
する。)を多数直線状に配列したLEDアレイのチップと
集束性ロッドレンズアレイだけという小型で簡単な構成
となっており、しかも、光学系の位置合せが簡単である
という点で注目されている。
第4図は、従来提案されている光ヘッドにLEDアレイを
用いた光プリンタの要部の構成を概略的に示す光プリン
タ構成図である。この構成において、10は印字データ読
取部で、例えば原稿等の適当な被写体を任意好適な読取
手段例えばイメージセンサで走査して被写体情報を読取
る。この読取部10から画素毎のビデオ画信号を時間順次
にLED駆動部12へ供給し、ここでシリアル−パラレル変
換を行ってLEDアレイ光源部14に送り、各LEDを発光ある
いは消光させる。尚、LEDアレイ光源部14は、通常、発
光素子として動作特性の同一のLEDを64〜128個程度モノ
リシックに集積して1チップ(またはモジュール)と
し、この所要個数のチップを一直線状に配列させて構成
したものである。発光したLEDの光は集束性ロッドレン
ズアレイ16を経て記録媒体例えば図中矢印方向に回転し
かつ帯電器20で帯電された感光ドラム18の表面を照射し
て静電潜像を形成する。静電潜像は感光ドラム18の回転
により現像器22に送られトナーによる白黒2値の画像と
して現像され、転写器24によって所要の用紙26へ転写さ
れる。
用いた光プリンタの要部の構成を概略的に示す光プリン
タ構成図である。この構成において、10は印字データ読
取部で、例えば原稿等の適当な被写体を任意好適な読取
手段例えばイメージセンサで走査して被写体情報を読取
る。この読取部10から画素毎のビデオ画信号を時間順次
にLED駆動部12へ供給し、ここでシリアル−パラレル変
換を行ってLEDアレイ光源部14に送り、各LEDを発光ある
いは消光させる。尚、LEDアレイ光源部14は、通常、発
光素子として動作特性の同一のLEDを64〜128個程度モノ
リシックに集積して1チップ(またはモジュール)と
し、この所要個数のチップを一直線状に配列させて構成
したものである。発光したLEDの光は集束性ロッドレン
ズアレイ16を経て記録媒体例えば図中矢印方向に回転し
かつ帯電器20で帯電された感光ドラム18の表面を照射し
て静電潜像を形成する。静電潜像は感光ドラム18の回転
により現像器22に送られトナーによる白黒2値の画像と
して現像され、転写器24によって所要の用紙26へ転写さ
れる。
このように、例えば文字、図形等の印刷データを白黒2
値のみで印字する場合には第5図に示すようなLED駆動
部12が用いられている。同図において、30a〜30nはシリ
アル−パラレル(S/P)変換シフトレジスタ、32a〜32n
はゲート回路、34a〜34nはドライバ回路、36a〜36nはLE
Dアレイチップであり、印字データ読取部から入力端子3
8に送られてきた画素毎のビデオ画信号をシフトレジス
タ30a〜30nへと入力させて各LEDアレイ36a〜36nの各LED
に対応した画素データとする。この画素データは入力端
子40から供給され、LEDの発光時間を制御するストロー
ブ信号と共に、ゲート回路32a〜32nへ入力させ、これよ
りLEDの発光あるいは消光状態として一定の時間だけ出
力する。
値のみで印字する場合には第5図に示すようなLED駆動
部12が用いられている。同図において、30a〜30nはシリ
アル−パラレル(S/P)変換シフトレジスタ、32a〜32n
はゲート回路、34a〜34nはドライバ回路、36a〜36nはLE
Dアレイチップであり、印字データ読取部から入力端子3
8に送られてきた画素毎のビデオ画信号をシフトレジス
タ30a〜30nへと入力させて各LEDアレイ36a〜36nの各LED
に対応した画素データとする。この画素データは入力端
子40から供給され、LEDの発光時間を制御するストロー
ブ信号と共に、ゲート回路32a〜32nへ入力させ、これよ
りLEDの発光あるいは消光状態として一定の時間だけ出
力する。
この出力はLEDに対応するドライバ回路34a〜34nに供給
される。このドライバ回路34a〜34nには従来は電圧端子
42から一定の電圧VDDが印加されているため、発光状態
にある各LEDはこの定電圧VDDによって全て同一の値の電
流が供給され、発光輝度も全て同一である。
される。このドライバ回路34a〜34nには従来は電圧端子
42から一定の電圧VDDが印加されているため、発光状態
にある各LEDはこの定電圧VDDによって全て同一の値の電
流が供給され、発光輝度も全て同一である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、最近、例えば写真データ及びグラフィッ
クデータといったイメージ画像やカラー化に対応した印
字機能を有するプリンタが実用化に向けて開発されてい
る。その場合には、上述した2値化印字方法に代わり、
光ヘッドの発光部に階調機能を持たせることが望まれて
いる。その方法として、従来はビデオ画信号の他に多値
機能を有する画素信号を加えて階調性を持たせる印字方
法が提案されている。この階調方式には、ディザ方式や
面積階調方式があるが、LEDを用いて印字した場合、前
者の方式では1画素当りの解像度が低下し、後者の方式
ではLEDアレイの超高密度化が必須であるため、技術的
観点から実用化が難しいという問題点があった。
クデータといったイメージ画像やカラー化に対応した印
字機能を有するプリンタが実用化に向けて開発されてい
る。その場合には、上述した2値化印字方法に代わり、
光ヘッドの発光部に階調機能を持たせることが望まれて
いる。その方法として、従来はビデオ画信号の他に多値
機能を有する画素信号を加えて階調性を持たせる印字方
法が提案されている。この階調方式には、ディザ方式や
面積階調方式があるが、LEDを用いて印字した場合、前
者の方式では1画素当りの解像度が低下し、後者の方式
ではLEDアレイの超高密度化が必須であるため、技術的
観点から実用化が難しいという問題点があった。
この出願の第一の発明の目的は、解像度の低下を来すこ
となく、しかも、LEDアレイも一層の高密度化を図るこ
となく、階調印字に優れた発光素子アレイの駆動方法を
提供することにある。
となく、しかも、LEDアレイも一層の高密度化を図るこ
となく、階調印字に優れた発光素子アレイの駆動方法を
提供することにある。
この出願の第二発明の目的は、上述した発光素子アレイ
の駆動方法を実施するための装置を提供することにあ
る。
の駆動方法を実施するための装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 第一の発明の目的の達成を図るため、この発明の発光素
子アレイの駆動方法によれば、発光素子アレイの各発光
素子を画素毎の被写体情報に基づいて発光させて記録媒
体に被写体画像を記録するため、 被写体の各画素毎の複数ビットのディジタル表示の濃度
値を入力して、記憶手段に格納し、 該記憶手段より各画素の濃度値を読み出し、各画素の濃
度値を一斉または所要の画素数ずつ対応する大きさのア
ナログ電圧値にそれぞれD/A変換し、 各画素に対応する発光素子をそれぞれのアナログ電圧値
に対応する発光パワーで駆動させる ことを特徴とする。
子アレイの駆動方法によれば、発光素子アレイの各発光
素子を画素毎の被写体情報に基づいて発光させて記録媒
体に被写体画像を記録するため、 被写体の各画素毎の複数ビットのディジタル表示の濃度
値を入力して、記憶手段に格納し、 該記憶手段より各画素の濃度値を読み出し、各画素の濃
度値を一斉または所要の画素数ずつ対応する大きさのア
ナログ電圧値にそれぞれD/A変換し、 各画素に対応する発光素子をそれぞれのアナログ電圧値
に対応する発光パワーで駆動させる ことを特徴とする。
第二の発明の目的の達成を図るため、この発明によれ
ば、発光素子アレイの各発光素子を画素毎の被写体情報
に基づいて発光させて記録媒体に被写体画像を記録する
ための発光素子アレイの駆動装置において、 被写体の各画素の複数ビットのディジタル表示の濃度値
を受け、格納する記憶手段と、 該記憶手段から読み出された各画素の濃度値をこれら濃
度値に対応する大きさのアナログ電圧値にそれぞれ変換
して各画素に対応する発光素子にそれぞれ出力させるD/
A変換手段とを 具えることを特徴とする。
ば、発光素子アレイの各発光素子を画素毎の被写体情報
に基づいて発光させて記録媒体に被写体画像を記録する
ための発光素子アレイの駆動装置において、 被写体の各画素の複数ビットのディジタル表示の濃度値
を受け、格納する記憶手段と、 該記憶手段から読み出された各画素の濃度値をこれら濃
度値に対応する大きさのアナログ電圧値にそれぞれ変換
して各画素に対応する発光素子にそれぞれ出力させるD/
A変換手段とを 具えることを特徴とする。
(作用) このように、この発明の発光素子アレイの駆動方法及び
装置によれば、発光素子の発光パワーを制御するため、
1画素毎に被写体濃度を複数ビット表示例えば少なくと
も6ビットのディジタル表示の濃度値情報に変換し、こ
れら濃度値を、対応する大きさのアナログ電圧値にD/A
変換して対応する発光素子を駆動する構成となっている
ので、1画素を少なくとも64階調で被写体画像の記録を
行うことが出来、従って、従来のドット密度のままでも
印字濃度の階調性において1画素当りの解像度を低下さ
せることがない。
装置によれば、発光素子の発光パワーを制御するため、
1画素毎に被写体濃度を複数ビット表示例えば少なくと
も6ビットのディジタル表示の濃度値情報に変換し、こ
れら濃度値を、対応する大きさのアナログ電圧値にD/A
変換して対応する発光素子を駆動する構成となっている
ので、1画素を少なくとも64階調で被写体画像の記録を
行うことが出来、従って、従来のドット密度のままでも
印字濃度の階調性において1画素当りの解像度を低下さ
せることがない。
また、この発明の装置は記憶手段とD/A変換手段とを具
えた簡単な構成であるので、製造コストが安価となる。
えた簡単な構成であるので、製造コストが安価となる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の実施例につき説明す
る。
る。
第1図はこの発明の発光素子アレイの駆動方法及び装置
の一実施例を説明するための構成図である。この実施例
では、発光素子を発光ダイオード(LED)1、2、・・
・、mとし、これらLEDのm個を以って1チップ(1チ
ップでmドット)を構成し、複数個のチップ60a、60b、
・・・、60nを直線状に配列して時分割駆動する場合の
駆動方法及び装置につき説明する。
の一実施例を説明するための構成図である。この実施例
では、発光素子を発光ダイオード(LED)1、2、・・
・、mとし、これらLEDのm個を以って1チップ(1チ
ップでmドット)を構成し、複数個のチップ60a、60b、
・・・、60nを直線状に配列して時分割駆動する場合の
駆動方法及び装置につき説明する。
同図において、50は印字データ読取部で、52は例えば原
稿等の被写体の画像情報を読み取るための通常の走査型
或いは固定型のイメージセンサ(その構成形態は問わな
い)、54は例えばイメージセンサ52が読み取った被写体
のアナログ濃度情報を1ドットに対応する画素毎に複数
ビット例えば少なくとも6ビット以上のディジタル表示
の濃度値へ変換するためのA/D変換器である。尚、以下
説明の便宜のため、6ビットで変換する例につき説明す
る。この実施例では、このようにして変換された画素毎
のディジタル表示の濃度値を順次に画素濃度データメモ
リ56に格納する。この場合、全ての画素の濃度値を一旦
全部格納してからこのメモリの読出しを行うように構成
しても良いし、或いは設計に応じた所要の個数の画素毎
の濃度値の格納及び読出しを逐次行ったり、或いは格納
と読出しを並行して行うように構成しても良く、いずれ
の形態とするかは単なる設計上の問題である。
稿等の被写体の画像情報を読み取るための通常の走査型
或いは固定型のイメージセンサ(その構成形態は問わな
い)、54は例えばイメージセンサ52が読み取った被写体
のアナログ濃度情報を1ドットに対応する画素毎に複数
ビット例えば少なくとも6ビット以上のディジタル表示
の濃度値へ変換するためのA/D変換器である。尚、以下
説明の便宜のため、6ビットで変換する例につき説明す
る。この実施例では、このようにして変換された画素毎
のディジタル表示の濃度値を順次に画素濃度データメモ
リ56に格納する。この場合、全ての画素の濃度値を一旦
全部格納してからこのメモリの読出しを行うように構成
しても良いし、或いは設計に応じた所要の個数の画素毎
の濃度値の格納及び読出しを逐次行ったり、或いは格納
と読出しを並行して行うように構成しても良く、いずれ
の形態とするかは単なる設計上の問題である。
次に、この実施例では、1チップに設けられたLED素子
の所要の個数に対応するm個の連続した画素毎の濃度値
を順次に読み出して濃度階調回路58に供給し、これらを
レジスタ62に蓄積して並列に同時に出力させる。この読
出しは好ましくは1チップ毎に同時に出力させるのが良
い。尚、この場合、画素すなわちLED(ドット)当り少
なくとも6ビット(すなわち64階調)での濃度値のデー
タを出力するため、mドットの場合には6×mドットの
出力数となる。
の所要の個数に対応するm個の連続した画素毎の濃度値
を順次に読み出して濃度階調回路58に供給し、これらを
レジスタ62に蓄積して並列に同時に出力させる。この読
出しは好ましくは1チップ毎に同時に出力させるのが良
い。尚、この場合、画素すなわちLED(ドット)当り少
なくとも6ビット(すなわち64階調)での濃度値のデー
タを出力するため、mドットの場合には6×mドットの
出力数となる。
レジスタ62から同時に出力されたm個の画素毎の濃度値
を電流変換部64に同時に供給する。この実施例では好ま
しくは電流変換部64をD/A変換部66と抵抗アレイ68とで
構成する。上述の同時入力されるm個の濃度値を先ずD/
A変換器66に供給し、これによってそれぞれの濃度値に
対応する相体的な大きさのアナログ電圧値にそれぞれ変
換する。
を電流変換部64に同時に供給する。この実施例では好ま
しくは電流変換部64をD/A変換部66と抵抗アレイ68とで
構成する。上述の同時入力されるm個の濃度値を先ずD/
A変換器66に供給し、これによってそれぞれの濃度値に
対応する相体的な大きさのアナログ電圧値にそれぞれ変
換する。
第2図はこのD/A変換器66の線形変換特性の一例の説明
図であり、横軸に6ビットで表わせられるディジタル濃
度値に対応する印字濃度データ数をプロットして示し、
縦軸にD/A変換器の出力電圧(V)をプロットして示し
てある。この変換特性は最下位のビット(LSB)に対応
する印字濃度データ数「0」から最上位のビット(MS
B)に対応する印字濃度データ数「64」までの間を等間
隔の変化幅で64ステップで変化しており、これがため、
各画素(ドット)に対応する被写体の濃度値が64段階の
うちのいずれかの相体的な電圧値に線形変換される。
図であり、横軸に6ビットで表わせられるディジタル濃
度値に対応する印字濃度データ数をプロットして示し、
縦軸にD/A変換器の出力電圧(V)をプロットして示し
てある。この変換特性は最下位のビット(LSB)に対応
する印字濃度データ数「0」から最上位のビット(MS
B)に対応する印字濃度データ数「64」までの間を等間
隔の変化幅で64ステップで変化しており、これがため、
各画素(ドット)に対応する被写体の濃度値が64段階の
うちのいずれかの相体的な電圧値に線形変換される。
このD/A変換器66の出力は所要に応じて設けられている
内蔵の増幅回路66aを介して増幅し、各LEDすなわち各ド
ットに適合した電圧値とされてそれぞれ抵抗器アレイ68
に供給される。
内蔵の増幅回路66aを介して増幅し、各LEDすなわち各ド
ットに適合した電圧値とされてそれぞれ抵抗器アレイ68
に供給される。
この実施例では、発光素子アレイを構成する各チップ60
a〜60nのm個のドットを形成する各LED1〜mはそれぞれ
のアノード側がこの抵抗器アレイ68を構成している個別
の抵抗器を介してD/A変換器66の対応する出力側にそれ
ぞれ接続されている。そして、これら抵抗器の抵抗値は
全て同一の値に設定しておく。一方、各LEDのカソード
側はチップ毎に共通のスイッチング素子をそれぞれ介し
て接地させてある。このように構成することによって、
適当な通常の方法で各スイッチング素子70a、70b、・・
・、70nを一定の時間単位で順次に切り変えて導通させ
ると、導通状態となったスイッチング素子例えば70aと
接続されているチップ60aの各LED1〜mのアノード及び
カソード間に上述のD/A変換器66からの対応する電圧が
それぞれ印加されて駆動され、抵抗アレイ68の各抵抗に
よって定まる大きさの電流がそれぞれのLEDを流れる。
a〜60nのm個のドットを形成する各LED1〜mはそれぞれ
のアノード側がこの抵抗器アレイ68を構成している個別
の抵抗器を介してD/A変換器66の対応する出力側にそれ
ぞれ接続されている。そして、これら抵抗器の抵抗値は
全て同一の値に設定しておく。一方、各LEDのカソード
側はチップ毎に共通のスイッチング素子をそれぞれ介し
て接地させてある。このように構成することによって、
適当な通常の方法で各スイッチング素子70a、70b、・・
・、70nを一定の時間単位で順次に切り変えて導通させ
ると、導通状態となったスイッチング素子例えば70aと
接続されているチップ60aの各LED1〜mのアノード及び
カソード間に上述のD/A変換器66からの対応する電圧が
それぞれ印加されて駆動され、抵抗アレイ68の各抵抗に
よって定まる大きさの電流がそれぞれのLEDを流れる。
このように、D/A変換器66の出力電圧値に応じて各LEDへ
の電流が増減して結果的にLEDの発光パワーに強弱をつ
けることが可能となり、感光ドラムその他の任意好適な
記録媒体への印字画素濃度を少なくとも64段階の階調で
得ることが出来る。
の電流が増減して結果的にLEDの発光パワーに強弱をつ
けることが可能となり、感光ドラムその他の任意好適な
記録媒体への印字画素濃度を少なくとも64段階の階調で
得ることが出来る。
上述した実施例では、スイッチング素子70a〜70nを用い
て、チップ60a〜60n毎に時分割させて駆動しているの
で、製造コストの低減化を図ることが出来ると共に、光
源部を簡略化することが出来る。
て、チップ60a〜60n毎に時分割させて駆動しているの
で、製造コストの低減化を図ることが出来ると共に、光
源部を簡略化することが出来る。
第3図はこの発明の方法及び装置の他の実施例を説明す
るための構成図である。同図において、第1図に示した
構成成分と同一の構成成分については同一符号を付して
示す。
るための構成図である。同図において、第1図に示した
構成成分と同一の構成成分については同一符号を付して
示す。
この実施例では、各チップ60a〜60n毎に濃度階調回路58
a〜58nを並列に設けた構成とし、これら濃度階調回路58
a〜58nを一斉に駆動させて各チップ60a〜60nの全てのLE
D1〜mを同時に発光駆動させるようになしている。これ
がため、前述した実施例とは異なり、チップ毎に切り変
えるためのスイッチング素子を設けなくて良い。尚、こ
れら濃度階調回路58a〜58nは前述した濃度階調回路58と
同様な回路構成となっているのでその詳細な説明は省略
するが、レジスタ62aは画素濃度データメモリ56から各
チップ60a〜60nのLEDに対するディジタル濃度値を順次
に読み出してきて各チップ60n〜60aに対応する各画素の
ディジタル濃度値をそれぞれのレジスタ62n〜62aに蓄積
させるようにし、全てのレジスタ62a〜62nに濃度データ
が取り込まれた時に、これら濃度階調回路58a〜58nを一
斉に駆動することによって全てのチップ60a〜60nの各LE
Dを発光駆動させる。このような一斉駆動させる方法で
あると、高速性及び低消費電力化を期待することが出来
る。尚、64a〜64nは電流変換部、66a〜66nは増幅回路を
具えるD/A変換器、68a〜68nは抵抗アレイである。
a〜58nを並列に設けた構成とし、これら濃度階調回路58
a〜58nを一斉に駆動させて各チップ60a〜60nの全てのLE
D1〜mを同時に発光駆動させるようになしている。これ
がため、前述した実施例とは異なり、チップ毎に切り変
えるためのスイッチング素子を設けなくて良い。尚、こ
れら濃度階調回路58a〜58nは前述した濃度階調回路58と
同様な回路構成となっているのでその詳細な説明は省略
するが、レジスタ62aは画素濃度データメモリ56から各
チップ60a〜60nのLEDに対するディジタル濃度値を順次
に読み出してきて各チップ60n〜60aに対応する各画素の
ディジタル濃度値をそれぞれのレジスタ62n〜62aに蓄積
させるようにし、全てのレジスタ62a〜62nに濃度データ
が取り込まれた時に、これら濃度階調回路58a〜58nを一
斉に駆動することによって全てのチップ60a〜60nの各LE
Dを発光駆動させる。このような一斉駆動させる方法で
あると、高速性及び低消費電力化を期待することが出来
る。尚、64a〜64nは電流変換部、66a〜66nは増幅回路を
具えるD/A変換器、68a〜68nは抵抗アレイである。
この発明は上述した実施例にのみ限定されるものではな
いこと明らかである。例えば、上述した実施例では、被
写体から各画素毎の濃度値を2進数6ビットのディジタ
ル濃度値に変換しているが、6ビットより大きなビット
で変換しかつこれに対応する濃度階調回路を用いること
によって64階調よりもさらに多数階調濃度で印字画像を
表示させることが出来る。又、場合によっては6ビット
以下の変換であってもよい。
いこと明らかである。例えば、上述した実施例では、被
写体から各画素毎の濃度値を2進数6ビットのディジタ
ル濃度値に変換しているが、6ビットより大きなビット
で変換しかつこれに対応する濃度階調回路を用いること
によって64階調よりもさらに多数階調濃度で印字画像を
表示させることが出来る。又、場合によっては6ビット
以下の変換であってもよい。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の発光素
子アレイの駆動方法及びその装置によれば、いずれの場
合にも、被写体濃度を1画素当り少なくとも6ビット以
上すなわち64以上の階調の濃度情報にディジタル変換
し、この濃度情報を記憶手段に格納した後、この濃度情
報を記憶手段より読み出し、この濃度情報を対応する大
きさのアナログ電圧値にD/A変換して各画素に対応する
発光素子をそれぞれのアナログ電圧値に対応する発光パ
ワーで駆動し、よって記録媒体に記録される各画素に対
応する印字濃度に少なくとも64段階の階調を持たせる構
成となっているので、従来確立されているドット密度例
えば240〜600DPIの発光素子アレイを使用した場合であ
っても、1画素当りの印字濃度の階調性において解像度
を低下させる恐れがない。
子アレイの駆動方法及びその装置によれば、いずれの場
合にも、被写体濃度を1画素当り少なくとも6ビット以
上すなわち64以上の階調の濃度情報にディジタル変換
し、この濃度情報を記憶手段に格納した後、この濃度情
報を記憶手段より読み出し、この濃度情報を対応する大
きさのアナログ電圧値にD/A変換して各画素に対応する
発光素子をそれぞれのアナログ電圧値に対応する発光パ
ワーで駆動し、よって記録媒体に記録される各画素に対
応する印字濃度に少なくとも64段階の階調を持たせる構
成となっているので、従来確立されているドット密度例
えば240〜600DPIの発光素子アレイを使用した場合であ
っても、1画素当りの印字濃度の階調性において解像度
を低下させる恐れがない。
また、この発明の装置は記憶手段とD/A変換手段とを具
えた簡単な構成であるので、製造コストが安価となる。
えた簡単な構成であるので、製造コストが安価となる。
この発明は、上述したような利点を奏するので、感光体
ドラムを使用した光プリンタの光源として適用して特に
好適である。
ドラムを使用した光プリンタの光源として適用して特に
好適である。
第1図はこの発明の発光素子アレイの駆動方法及び装置
の一実施例を説明するための構成図、 第2図はこの発明に使用するA/D変換器の線形変換特性
の一例の説明図、 第3図はこの発明の方法及び装置の他の実施例を説明す
るための構成図、 第4図は従来提案されている光ヘッドにLEDアレイを用
いた光プリンタの要部の構成を概略的に示す光プリンタ
構成図、 第5図は従来の光プリンタに用いられているLED駆動部
の構成図である。 50……印字データ読取部、52……イメージセンサ 54……A/D変換器 56……画素濃度データメモリ 58、58a〜58n……濃度階調回路 60a〜60n……(発光素子の)チップ 62、62a〜62n……レジスタ 64……電流変換部 66、66a〜66n……D/A変換器 66a……増幅回路 68、68a〜68n……抵抗アレイ。 70a〜70n……スイッチング素子。
の一実施例を説明するための構成図、 第2図はこの発明に使用するA/D変換器の線形変換特性
の一例の説明図、 第3図はこの発明の方法及び装置の他の実施例を説明す
るための構成図、 第4図は従来提案されている光ヘッドにLEDアレイを用
いた光プリンタの要部の構成を概略的に示す光プリンタ
構成図、 第5図は従来の光プリンタに用いられているLED駆動部
の構成図である。 50……印字データ読取部、52……イメージセンサ 54……A/D変換器 56……画素濃度データメモリ 58、58a〜58n……濃度階調回路 60a〜60n……(発光素子の)チップ 62、62a〜62n……レジスタ 64……電流変換部 66、66a〜66n……D/A変換器 66a……増幅回路 68、68a〜68n……抵抗アレイ。 70a〜70n……スイッチング素子。
Claims (2)
- 【請求項1】発光素子アレイの各発光素子を画素毎の被
写体情報に基づいて発光させて記録媒体に被写体画像を
記録するための発光素子アレイの駆動方法において、 被写体の各画素毎の複数ビットのディジタル表示の濃度
値を入力して、記憶手段に格納し、 該記憶手段より各画素の濃度値を読み出し、各画素の濃
度値を一斉または所要の画素数ずつ対応する大きさのア
ナログ電圧値にそれぞれD/A変換し、 各画素に対応する発光素子をそれぞれのアナログ電圧値
に対応する発光パワーで駆動させる ことを特徴とする発光素子アレイの駆動方法。 - 【請求項2】発光素子アレイの各発光素子を画素毎の被
写体情報に基づいて発光させて記録媒体に被写体画像を
記録するための発光素子アレイの駆動装置において、 被写体の各画素の複数ビットのディジタル表示の濃度値
を受け、格納する記憶手段と、 該記憶手段から読み出された各画素の濃度値をこれら濃
度値に対応する大きさのアナログ電圧値にそれぞれ変換
して各画素に対応する発光素子にそれぞれ出力させるD/
A変換手段と を具えることを特徴とする発光素子アレイの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15694487A JPH0712710B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | 発光素子アレイの駆動方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15694487A JPH0712710B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | 発光素子アレイの駆動方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63319167A JPS63319167A (ja) | 1988-12-27 |
JPH0712710B2 true JPH0712710B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=15638757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15694487A Expired - Lifetime JPH0712710B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | 発光素子アレイの駆動方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712710B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02209266A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-20 | Casio Electron Mfg Co Ltd | 発光素子の駆動制御装置 |
JPH02235659A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-18 | Casio Electron Mfg Co Ltd | 印字装置 |
JPH0454857U (ja) * | 1990-09-19 | 1992-05-11 | ||
JP2819355B2 (ja) * | 1990-09-29 | 1998-10-30 | 京セラ株式会社 | プリンタヘッド |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59127467A (ja) * | 1983-01-12 | 1984-07-23 | Canon Inc | プリンタ |
-
1987
- 1987-06-24 JP JP15694487A patent/JPH0712710B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63319167A (ja) | 1988-12-27 |
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Date | Code | Title | Description |
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