JPH07127085A - インバート部材、排水桝及びインバート部材の製造方法 - Google Patents

インバート部材、排水桝及びインバート部材の製造方法

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JPH07127085A
JPH07127085A JP5297531A JP29753193A JPH07127085A JP H07127085 A JPH07127085 A JP H07127085A JP 5297531 A JP5297531 A JP 5297531A JP 29753193 A JP29753193 A JP 29753193A JP H07127085 A JPH07127085 A JP H07127085A
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invert
invert member
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main surface
urethane foam
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JP5297531A
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Hideo Takeuchi
英夫 竹内
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Ebata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化を図ると共に、軽量化に伴う浮き上り
を防止し得るインバート部材、排水桝及びインバート部
材の製造方法を提供することである。 【構成】 基体11は、発泡ウレタンまたは発泡スチロ
ールから構成され、主面14が流路となる凹溝15を有
し、側面16が凹凸部13を有している。被覆部材12
は、発泡ウレタンまたは発泡スチロールとは異なる不透
水性の合成樹脂で構成され、基体11の主面14及び側
面16をその表面に沿って被覆している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバート部材、排水
桝及びインバート部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインバート部材は、一般的にコン
クリートで構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のコンクリート製のインバート部材は、以下のよ
うな問題点を有している。 (A)重量が重く敷設作業が困難である。 (B)流路変更が容易でない。
【0004】そこで、本発明の課題は、軽量化及び流路
変更の容易化を図り、作業性を向上し得るインバート部
材、排水桝及びインバート部材の製造方法を提供するこ
とである。
【0005】本発明の別の課題は、軽量化に伴う浮き上
りを防止し得るインバート部材、排水桝及びインバート
部材の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係るインバート部材は、基体と、被覆部材
とを含み、前記基体は、発泡ウレタンまたは発泡スチロ
ールから構成され、主面と、側面とを含み、前記主面が
流路となる凹溝を有し、前記側面が凹凸部を有してお
り、前記被覆部材は、発泡ウレタンまたは発泡スチロー
ルとは異なる不透水性の合成樹脂で構成され、前記基体
の前記主面及び前記側面をその表面に沿って被覆してい
る。
【0007】また、本発明に係る排水桝は、桝本体と、
インバート部材と、充填部材とを含み、前記桝本体は、
底部と、外壁を有し、前記外壁が前記底部の周囲に設け
られ管接続部を備えており、前記インバート部材は、上
記記載のものであって、前記桝本体の前記底部上に配置
されており、前記充填部材は、前記桝本体の外壁の内面
と、前記インバート部材の側面との間を接着するもので
ある。
【0008】さらに、本発明に係るインバート部材の製
造方法は、少なくとも2つの工程を含み、第1の工程
は、前記基体を構成する発泡ウレタン若しくは発泡スチ
ロールに前記凹溝及び前記凹凸部を形成する工程であ
り、第2の工程は、前記第1の工程の後、前記主面及び
前記側面に沿って前記合成樹脂を被着させる工程であ
る。
【0009】
【作用】インバート部材は、基体が発泡ウレタンまたは
発泡スチロールから構成されているので、極めて軽量に
なる。従来のコンクリート製の重量と比較して1/10
〜1/50以下まで軽量化できる。従って、製造及び設
置作業時の重量負担が著しく軽減される。また、基体が
発泡ウレタンまたは発泡スチロールから構成されている
ので、基体をカッタまたは熱線を用いて切断する、熱型
で押圧する等の手段により、凹溝及び凹凸部を簡単に形
成できる。従って、流路形成および流路変更が極めて容
易になる。
【0010】基体は側面に凹凸部を有しているから、イ
ンバート部材を桝本体に設置し、両者の間を充填部材で
充填したときに、凹凸部の実質的な表面積の増加により
充填部材の接着強度が増し、充填部材とインバート部材
との間の剥離強度が向上する。凹凸が鉛直方向に沿って
形成されている場合は、凹凸により充填部材が鉛直方向
にずれにくくなるので、鉛直方向の剥離強度が更に向上
する。従って、基体をつるつるした被覆部材で被覆した
インバート部材を桝本体に確実に固着でき、インバート
部材の浮き上がりを防止できる。
【0011】被覆部材は、発泡ウレタンまたは発泡スチ
ロールとは異なる不透水性の合成樹脂で構成され、基体
の主面及び側面をその表面に沿って被覆しているので、
基体内への透水を防止する。その結果、インバート部材
の耐久性、排水性が向上する。
【0012】被覆部材を構成する合成樹脂は、望ましく
は熱可塑性樹脂で構成する。この場合には、加熱によっ
て熱可塑性樹脂を軟化させながら、真空吸引等を行なう
ことにより、基体の主面及び側面に沿って被覆部材を容
易、かつ、密接に被着できる。
【0013】排水桝は、外壁に管接続部を備える有底の
桝本体と、基体が発泡ウレタンまたは発泡スチロールか
ら構成されるインバート部材とに分かれているので、桝
本体とインバート部材とを別々に扱うことができる。従
って、製造及び設置作業時の重量負担が軽減される。
【0014】インバート部材は、桝本体の底部上に配置
されており、充填部材が桝本体の外壁の内面と、インバ
ート部材の側面との間を接着するから、インバート部材
が桝本体に固着され、インバート部材の浮き上がりを確
実に防止できる。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係るインバート部材の第1の
実施例の平面図、図2は図1のA2−A2線上断面図で
ある。図おいて、参照符号10はインバート部材、11
は基体、12は被覆部材、13は凹凸部である。
【0016】基体11は、発泡ウレタンまたは発泡スチ
ロールから構成され、主面14が流路となる凹溝15を
有し、側面16が凹凸部13を有している。凹凸部13
は、側面16の実質的な表面積を増加させるものであれ
ばよく、例えば図1及び図2に示すように、側面16上
に凹溝加工を施して直接凹凸を形成し、その上に合成樹
脂を被覆して形成する。凹凸は鉛直方向、水平方向、斜
め方向の何れの方向に形成してもよい。凹凸の数、凹凸
の深さは、インバート部材10の形状、大きさ等により
適宜決定される。図1及び図2において、凹凸部13は
誇張されて表現されている。
【0017】被覆部材12は、不透水性の合成樹脂で構
成され、基体11の主面14及び側面16をその表面に
沿って被覆している。不透水性の合成樹脂としては、例
えば塩化ビニル樹脂(PVC)、ABS樹脂、ポリエチ
レン樹脂(PE)またはポリエチレンテレフタレート樹
脂(PET)等の熱可塑性樹脂が望ましい。
【0018】上述のように、インバート部材10は、基
体11が発泡ウレタンまたは発泡スチロールから構成さ
れているので、極めて軽量になる。従来の重量の1/1
0〜1/50以下まで軽量化できる。従って、製造及び
設置作業時の重量負担が一層軽減される。また、基体1
1が発泡ウレタンまたは発泡スチロールから構成されて
いるので、基体11をカッタまたは熱線を用いて切断す
る、熱型で押圧する等の手段により、凹溝15及び凹凸
部13を簡単に形成できる。従って、流路形成および流
路変更が極めて容易になる。
【0019】基体11は側面16に凹凸部13を有して
いるから、後述するように(図9及び図10参照)、イ
ンバート部材10を桝本体1に設置し、両者の間を充填
部材23で充填したときに、凹凸部13により側面16
の実質的な表面積が増加して充填部材23の接着強度が
増し、充填部材23とインバート部材10との間の剥離
強度が向上する。凹凸部13が鉛直方向に沿って形成さ
れている場合は、凹凸により充填部材23が鉛直方向に
ずれにくくなるので、鉛直方向の剥離強度が更に向上す
る。従って、基体11をつるつるした被覆部材12で被
覆したインバート部材10を桝本体1に確実に固着で
き、インバート部材10の浮き上がりを防止できる。
【0020】被覆部材12は、発泡ウレタンまたは発泡
スチロールとは異なる不透水性の合成樹脂で構成され、
基体11の主面14及び側面16をその表面に沿って被
覆しているので、基体11内への透水を防止する。その
結果、インバート部材10の耐久性、排水性が向上す
る。
【0021】被覆部材12を構成する合成樹脂は、塩化
ビニル樹脂(PVC)、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂
(PE)またはポリエチレンテレフタレート樹脂(PE
T)等の熱可塑性樹脂でなる。この場合には、加熱によ
って熱可塑性樹脂を軟化させながら、真空吸引等を行な
うことにより、基体11の主面14及び側面16に対し
て、被覆部材12を容易に、かつ、密接に被着できる。
【0022】図3は本発明に係るインバート部材の第2
の実施例の平面図、図4は図3のA4−A4線上断面図
である。図において、図1及び図2と同一参照符号は同
一性ある構成部分を示している。本実施例は、凹凸部1
3が側面16の上に凹凸シート131を載せて形成さ
れ、その上が被覆部材12により被覆されている。凹凸
シート131は、図5及び図6に示すような形状のもの
が適切である。凹凸シート131は、例えば厚みW1が
5ミリ、厚みW2が0.5ミリとなっている。この構成
によれば、凹凸部13が凹凸シート131を側面16に
載せて被覆部材12で被覆するだけで形成でき、浮き上
がりを防止し得るインバート部材10を容易に製造でき
る。凹凸シート131は全体が被覆部材12で被覆され
ているから、凹凸シート131と基体11との間におい
て充分な剥離強度が得られる。このため、インバート部
材10を桝本体に確実に固着できる。
【0023】図7は本発明に係るインバート部材の第3
の実施例の平面図、図8は図7のA8−A8線上断面図
である。図において、図1及び図2と同一参照符号は同
一性ある構成部分を示している。本実施例は、主面14
に凹凸部132を設けてある。凹凸部132は、基体1
1に凹溝加工または熱型による押圧加工により形成さ
れ、被覆部材12により被覆されている。また、図示は
しないが、図5及び図6に示す凹凸シート131を主面
14上に貼り付けて形成してもよい。この構成によれ
ば、凹凸部132により排水桝の設置作業時または清掃
作業時に作業員の転倒を防止できる。また、被覆部材1
2は凹凸部132を被覆しているので、凹凸部132の
機械的強度が増す。
【0024】図9は本発明に係る排水桝の平面図、図1
0は図9のA10−A10線上断面図である。図におい
て、1はコンクリート等で形成された桝本体、10はイ
ンバート部材、23は充填部材である。
【0025】桝本体1は、底部20及び底部20の外周
部から立ち上がる筒状の外壁21を有する有底筒状とな
っていて、外壁21には桝本体1の内外へ通じる管接続
部22が形成されている。
【0026】インバート部材10は、基体11と、被覆
部材12とを含んでいる。基体11は、発泡ウレタンま
たは発泡スチロールにより構成され、主面14が流路と
なる凹溝15を有し、側面16が凹凸部13を有してい
る。被覆部材12は不透水性の合成樹脂で構成され、基
体11の主面14及び側面16をその表面に沿って被覆
している。
【0027】インバート部材10は、凹溝15が桝本体
1の各管接続部22に連通するように、桝本体1の底部
20上に配置されている。本実施例では、管接続部22
は3箇所としたが、その数は任意であり、凹溝15の数
も任意に定めることができる。
【0028】充填部材23は、桝本体1の外壁21の内
面211と、インバート部材10の側面16との間を接
着する。充填部材23は、エマルジョンゴム含有モルタ
ル、エポキシ等の合成樹脂系接着剤が適している。
【0029】上述のように、排水桝は、外壁21に管接
続部22を備える有底20の桝本体1と、基体11が発
泡ウレタンまたは発泡スチロールから構成されるインバ
ート部材10とに分かれているので、桝本体1とインバ
ート部材10とを別々に扱うことができる。従って、製
造及び設置作業時の重量負担が軽減される。インバート
部材10は、桝本体1の底部20上に配置されており、
充填部材23が桝本体1の外壁21の内面211と、イ
ンバート部材10の側面との間を接着するから、上述し
たインバート部材10と充填部材23との作用効果によ
り、インバート部材10が桝本体1に固着され、インバ
ート部材10の浮き上がりを確実に防止できる。
【0030】実施例の被覆部材12は、基体11の底面
側で裾を引いている。この構成によれば、被覆部材12
の裾部分に対して充填部材23が重しになり、インバー
ト部材10の浮き上がりを防止する。
【0031】図示はしないが、インバート部材10の固
定は、桝本体1とインバート部材10との嵌め合いによ
ってもよい。インバート部材10は、基体11が弾性を
有するので、桝本体1の外壁21の内面211と基体1
1の凹凸部13との間の摩擦力により、インバート部材
10の浮き上がりを防止できる。凹凸部13の形状は、
嵌め合い部分から水が中に入らないようにすることが望
ましい。そうすると、インバート部材10から水が溢れ
た場合でも、インバート部材10に対して浮力を生ずる
ことはない。
【0032】上述のインバート部材10に代えて第2の
実施例及び第3の実施例のインバート部材10を使用し
た場合も、同様の作用効果が得られる。
【0033】図11〜図20は本発明に係るインバート
部材10の製造方法を示す概略図である。図において、
図1及び図2と同一参照符号は、同一性ある構成部分を
示している。以下、流路となる凹溝15を2本を有する
インバート部材10の製造方法を例にとり説明する。こ
のインバート部材10の製造方法は、少なくとも2つの
工程を含む。
【0034】第1の工程は、基体11を構成する発泡ウ
レタン若しくは発泡スチロールを所定の大きさの成形体
に切り出し、凹溝15及び凹凸部13を形成する工程で
ある。
【0035】第2の工程は、第1の工程の後、主面14
及び側面16に沿って合成樹脂を被着させ、被覆部材1
2を形成する工程である。
【0036】まず、第1工程の切断工程を述べる。図1
1及び図12に示すように、発泡ウレタンまたは発泡ス
チロールからなる母材を、熱線またはカッタを用いて、
排水桝に応じた大きさ及び形状の成形体17に切り出
す。
【0037】その後、図13及び図14に示すように、
排水桝に応じた大きさ及び形状に切り出された成形体1
7を、カッタまたは熱線を用いて所定の箇所に第1の凹
溝15を設ける。この凹溝15は、数値制御された工作
機械を用いて容易に形成できる。
【0038】続いて、図15及び図16に示すように、
第1の凹溝15が設けられた成形体17について、所定
の箇所に第1の凹溝15と合流する第2の凹溝15をカ
ッタまたは熱線を用いて形成する。この第2の凹溝15
も上記と同様に、数値制御された工作機械を用いて容易
に形成される。
【0039】続いて、図17及び図18に示すように、
凹溝15が設けられた成形体17について、所定の箇所
に凹凸部13をカッタまたは熱線を用いて形成する。こ
の凹凸部13も上記と同様に、数値制御された工作機械
を用いて容易に形成される。
【0040】熱線やカッタ等による切断工程の代わり
に、熱型で押圧する工程、型内成型工程を用いてもよ
い。この工程によれば、複雑な凹凸形状を容易に形成で
きる。
【0041】次に、後述するように、被覆部材12を構
成する合成樹脂を成形体17に被覆するための空気抜け
に必要な小さな貫通孔(図示せず)を成形体17に複数
設ける。この貫通孔は、通常、径が1φ程度である。
【0042】続いて、第2工程の被覆部材12の形成に
ついて述べる。図19に示すように、被覆部材12とな
る熱可塑性樹脂板40を支持具41で固定し、この熱可
塑性樹脂板40の上下に熱可塑性樹脂板40を覆う広さ
を持つ赤外線板42を渡す。そして、熱可塑性樹脂板4
0に赤外線を放射して熱可塑性樹脂板40を軟化させ
る。
【0043】熱可塑性樹脂板40が軟化したならば、図
20に示すように、第1工程を終了した成形体17を真
空形成器50が備えられた支持台51の所定の位置に設
置する。その後、軟化した熱可塑性樹脂板40を支持具
41に取り付けた状態で成形体17を覆う。次に、真空
ポンプ(図示せず)を用いて支持台51に複数存在する
小さな空気引き出し孔52を介して、成形体17と熱可
塑性樹脂板40との間にある空気を、成形体17に存在
する貫通孔を通して抜き取る。
【0044】すると、図20に示すように、成形体17
の表面に沿って熱可塑性樹脂板40が被覆される。その
後、軟化した熱可塑性樹脂板40を水等を用いて冷却
し、被覆部材12の形状を固定する。以上で、このイン
バート部材10の製造方法における第3工程が終了する
とともに、インバート部材10が完成する。
【0045】上述のように、第1の工程は、基体11を
構成する発泡ウレタン若しくは発泡スチロールをカッタ
または熱線を用いて切断し、凹溝15及び凹凸部13を
形成する工程であるから、流路となる凹溝15及び浮き
上がり防止を行なう凹凸部13を簡単に形成できる。従
って、浮き上がり防止機能を保持しつつ、流路変更に極
めて容易に対応できる。
【0046】第2の工程は、第1の工程の後、主面14
及び側面16上をその表面に沿って不透水性の合成樹
脂、例えば塩化ビニル樹脂(PVC)、ABS樹脂、ポ
リエチレン樹脂(PE)またはポリエチレンテレフタレ
ート樹脂(PET)等の熱可塑性樹脂を被着させ、被覆
部材12を形成する工程であるから、加熱によって熱可
塑性樹脂を軟化させながら、真空吸引等を行なうことに
より、基体11の主面14及び側面16上に被覆部材1
2を容易、かつ、密接に形成できる。
【0047】第2の実施例及び第3の実施例のインバー
ト部材10を製造する場合も同様にできる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果が得られる。 (a)基体が発泡ウレタンまたは発泡スチロールから構
成されているので、従来の1/10〜1/50以下と、
極めて軽量で、製造及び設置作業の容易なインバート部
材及び排水桝を提供できる。 (b)基体が発泡ウレタンまたは発泡スチロールから構
成されているので、流路形成および流路変更を容易にな
し得るインバート部材及び排水桝を提供できる。 (c)基体は側面に凹凸部を有しているから、桝本体に
設置したときに、浮き上がりを防止し得るインバート部
材及び排水桝を提供できる。 (d)被覆部材は、発泡ウレタンまたは発泡スチロール
とは異なる不透水性の合成樹脂で構成され、基体の主面
及び側面をその表面に沿って被覆しているので、基体内
への透水を防止し、耐久性、排水性に優れたインバート
部材及び排水桝を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインバート部材第1の実施例の平
面図である。
【図2】図1のA2−A2線上における断面図である。
【図3】本発明に係るインバート部材第2の実施例の平
面図である。
【図4】図3のA4−A4線上における断面図である。
【図5】凹凸部を形成する凹凸シートの平面図である。
【図6】図5のA6−A6線上における断面図である。
【図7】本発明に係るインバート部材第3の実施例の平
面図である。
【図8】図7のA8−A8線上における断面図である。
【図9】本発明に係る排水桝の平面図である。
【図10】図9のA10−A10線上における断面図で
ある。
【図11】本発明に係るインバート部材の製造方法にお
ける第1工程の切断工程を示す概略図であり、母材から
成形体を切り出した状態を示している。
【図12】図11のA12−A12線上における断面図
である。
【図13】本発明に係るインバート部材の製造方法にお
ける第1工程の切断工程を示す概略図であり、第1の凹
溝を切り出した状態を示している。
【図14】図13のA14−A14線上における断面図
である。
【図15】本発明に係るインバート部材の製造方法にお
ける第1工程の切断工程を示す概略図であり、第2の凹
溝を切り出した状態を示している。
【図16】図15のA16−A16線上における断面図
である。
【図17】本発明に係るインバート部材の製造方法にお
ける第1工程の切断工程を示す概略図であり、凹凸部を
形成した状態を示している。
【図18】図17のA18−A18線上における断面図
である。
【図19】本発明に係るインバート部材の製造方法にお
ける第2工程を示す概略図であり、熱可塑性樹脂板を加
熱した状態を示している。
【図20】本発明に係る第1の実施例のインバート部材
の製造方法における第2工程を示す概略図であり、熱可
塑性樹脂板を真空吸引した状態を示している。
【符号の説明】
1 桝本体 10 インバート部材 11 基体 12 被覆部材 13 凹凸部 131 凹凸シート 132 凹凸部 14 主面 15 凹溝 16 側面 17 成形体 20 底部 21 外壁 211 内面 22 管接続部 23 充填部材 40 熱可塑性樹脂板 41 支持具 42 赤外線板 50 真空形成器 51 支持台 52 空気引き出し孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、被覆部材とを含むインバート部
    材であって、 前記基体は、発泡ウレタンまたは発泡スチロールから構
    成され、主面と、側面とを含み、前記主面が流路となる
    凹溝を有し、前記側面が凹凸部を有しており、 前記被覆部材は、発泡ウレタンまたは発泡スチロールと
    は異なる不透水性の合成樹脂で構成され、前記基体の前
    記主面及び前記側面をその表面に沿って被覆しているイ
    ンバート部材。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂は、熱可塑性樹脂である請
    求項1に記載のインバート部材。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂は、PVC、ABS、
    PEまたはPETの何れかである請求項5に記載のイン
    バート部材。
  4. 【請求項4】 桝本体と、インバート部材と、充填部材
    とを含む排水桝であって、 前記桝本体は、底部と、外壁を有し、前記外壁が前記底
    部の周囲に設けられ管接続部を備えており、 前記インバート部材は、請求項1、2または3に記載の
    いずれかであって、前記桝本体の前記底部上に配置され
    ており、 前記充填部材は、前記桝本体の外壁の内面と、前記イン
    バート部材の側面との間を接着するものである排水桝。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のインバート部材の製造
    方法であって、 少なくとも2つの工程を含み、 第1の工程は、前記基体を構成する発泡ウレタン若しく
    は発泡スチロールに前記凹溝及び前記凹凸部を形成する
    工程であり、 第2の工程は、前記第1の工程の後、前記主面及び前記
    側面に沿って前記合成樹脂を被着させる工程であるイン
    バート部材の製造方法。
JP5297531A 1993-11-02 1993-11-02 インバート部材、排水桝及びインバート部材の製造方法 Pending JPH07127085A (ja)

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JP5297531A JPH07127085A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 インバート部材、排水桝及びインバート部材の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH102003A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Aron Kasei Co Ltd インバート部材およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH102003A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Aron Kasei Co Ltd インバート部材およびその製造方法

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