JPH07126171A - 抗ヘルペスウイルス剤 - Google Patents

抗ヘルペスウイルス剤

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JPH07126171A
JPH07126171A JP29261793A JP29261793A JPH07126171A JP H07126171 A JPH07126171 A JP H07126171A JP 29261793 A JP29261793 A JP 29261793A JP 29261793 A JP29261793 A JP 29261793A JP H07126171 A JPH07126171 A JP H07126171A
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JP
Japan
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carbon atoms
general formula
atom
compound
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Withdrawn
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JP29261793A
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English (en)
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Katsuhiro Matsuzaki
勝寛 松崎
Mitsuo Mazaki
光夫 真崎
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Nippon Chemiphar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemiphar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有用な抗ヘルペスウイルス剤を提供する。 【構成】 下記一般式(1−1)又は一般式(1−
2): 【化1】 (式中、Aは環を構成する窒素原子で結合した窒素含有
複素環基を表し、Bは、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基、環構成原子として酸素原子、窒素原子又は硫黄
原子を含むシクロアルキルオキシ基等を表し、R1 及び
4 は、水素原子、アルキル基、置換基を有していても
よい、アラルキル基、アリール基等を表し、R2 、R
3 、R5 及びR6 は水素原子、アルキル基等を表し、X
1 及びX2 は酸素原子、硫黄原子、メチレン基又はカル
ボニル基を表す)で表されるヌクレオシド誘導体、又は
その医薬的に許容し得る塩を有効成分として含有する抗
ヘルペスウイルス剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗ヘルペスウイルス活
性を有する医薬品に関する。本発明は、特に抗水痘帯状
疱疹ウイルス活性を有する医薬品に関する。
【0002】
【従来の技術】抗ヘルペス剤としてグアノシン誘導体で
あるアシクロビルが知られている。アシクロビルは単純
ヘルペスウイルス(HSV)1型及び2型に対して0.
05μl/ml以下の低濃度で抑制効果を示すにもかか
わらず、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)に対しては、
その400〜600倍の濃度を必要とすること、及びチ
ミジンキナーゼ(TK)を持たないサイトメガロウイル
ス(CMV)には無効であると言われている(臨牀と研
究、70巻8号(平成5年8月)21頁参照)。水痘帯
状疱疹ウイルス株には、チミジンキナーゼを有する野生
タイプ[thymidine kinase-positive (TK+ )]株
と、チミジンキナーゼを有しないタイプ[thymidine ki
nase-deficient(TK- )]株とがあり、両タイプの水
痘帯状疱疹ウイルス株、特にチミジンキナーゼが欠損し
た水痘帯状疱疹ウイルスに対して活性を有する抗ヘルペ
スウイルス剤が要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、抗ヘ
ルペスウイルス活性の高い、特に抗VZV活性の高い医
薬品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(1−1)又は一般式(1−2):
【0005】
【化2】
【0006】(式中、Aは環を構成する窒素原子で結合
した窒素含有複素環基を表し、Bは、水素原子、ハロゲ
ン原子、アジド基、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数
5〜19のアラルキル基、炭素数2〜15のアルコキシ
アルキル基、炭素数1〜7のアルコキシ基、炭素数1〜
7のハロアルコキシ基、炭素数5〜19のアラルキルオ
キシ基、炭素数4〜10のアリールオキシ基、炭素数3
〜7のシクロアルキルオキシ基、又は環構成原子として
酸素原子、窒素原子又は硫黄原子を一個又は二個含む炭
素数4〜6のシクロアルキルオキシ基を表し、R1 及び
4 はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜7のアル
キル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、又はハロゲ
ン原子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数1〜7のア
ルコキシ基、炭素数1〜7のハロアルキル基、炭素数2
〜15のアルコキシアルキル基、及び炭素数1〜7のハ
ロアルコキシ基からなる群から選択された置換基を有し
ていてもよい、炭素数5〜19のアラルキル基若しくは
炭素数4〜10のアリール基を表し、R2 、R3 、R5
及びR6 はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数1〜7のア
ルコキシ基、炭素数1〜7のハロアルキル基、炭素数2
〜15のアルコキシアルキル基、炭素数1〜7のハロア
ルコキシ基、炭素数5〜19のアラルキル基、又は炭素
数4〜10のアリール基を表し、X1 及びX2 はそれぞ
れ独立に、酸素原子、硫黄原子、メチレン基又はカルボ
ニル基を表す)で表されるヌクレオシド誘導体、又はそ
の医薬的に許容し得る塩を有効成分として含有する抗ヘ
ルペスウイルス剤である。
【0007】一般式(1−1)又は一般式(1−2)に
於て、糖環の2位及び3位の立体はアラビノ型、キシロ
型、リボ型、リキソ型又はこれらのデオキシ型を表す。
また、Aで表される窒素含有複素環基は、環構成原子と
して少なくとも一個の窒素原子を有する窒素含有複素環
基であり、環を構成する窒素原子で糖環の1位に結合し
ている。Aで表される窒素含有複素環基として好ましい
基は、基本骨格が二個以上の窒素原子を含む単環又は縮
合した二環構造である複素環基である。
【0008】Aで表される窒素含有複素環基のうち、基
本骨格として二個以上の窒素原子を含む単環構造を有す
る基の好ましい例としては、下記の一般式(2−1)〜
(2−4)で表される基を挙げることができる。
【0009】
【化3】
【0010】上記の式(2−1)〜(2−4)に於い
て、Q1 は、水素原子、ハロゲン原子、−NQ78
[但し、Q7 及びQ8 はそれぞれ独立に、水素原子、炭
素数1〜7、好ましくは1〜4のアルキル基、炭素数1
〜7、好ましくは1〜4のハロアルキル基、炭素数5〜
19のアラルキル基、炭素数4〜10、好ましくは4〜
6のアリール基、炭素数1〜10のアシル基、アリル基
又は下記一般式(3):
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1 は、水素原子、炭素数1〜
7、好ましくは1〜4のアルキル基、炭素数3〜7のシ
クロアルキル基、又はハロゲン原子、炭素数1〜7、好
ましくは1〜4のアルキル基、炭素数1〜7、好ましく
は1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜7、好ましくは1
〜4のハロアルキル基及び炭素数1〜7、好ましくは1
〜4のハロアルコキシ基からなる群から選択された置換
基を有していてもよい、炭素数5〜19のアラルキル基
若しくは炭素数4〜10のアリール基を表し、R2及び
3 はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、水酸
基、炭素数1〜7、好ましくは1〜4のアルキル基、炭
素数1〜7、好ましくは1〜4のアルコキシ基、炭素数
1〜7、好ましくは1〜4のハロアルキル基、炭素数1
〜7、好ましくは1〜4のハロアルコキシ基、炭素数5
〜19のアラルキル基、又は炭素数4〜10のアリール
基を表し、X1 は、酸素原子、硫黄原子、メチレン基又
はカルボニル基を表す)で示される基を表す]で示され
る基、−N=CQ910(但し、Q9 及びQ10はそれぞ
れ独立に、水素原子、炭素数1〜7、好ましくは1〜4
のアルキル基、炭素数1〜7、好ましくは1〜4のアル
コキシ基、炭素数1〜7、好ましくは1〜4のハロアル
キル基、炭素数5〜19のアラルキル基、炭素数4〜1
0のアリール基、アリル基又は−NQ78 (但し、Q
7 及びQ8 は上記の通りである)で示される基を表す)
で示される基、又は−OQ7 (但し、Q7 は上記の通り
である)で示される基を表す。
【0013】上記の式(2−1)〜(2−4)に於い
て、Q3 は水素原子、炭素数1〜7、好ましくは1〜4
のアルキル基、炭素数1〜7、好ましくは1〜4のハロ
アルキル基、炭素数5〜19のアラルキル基、炭素数1
〜10のアシル基、炭素数4〜10のアリール基、又は
アリル基を表し、Q5 は水素原子、ハロゲン原子、炭素
数1〜7、好ましくは1〜4のアルキル基、炭素数1〜
7、好ましくは1〜4のハロアルキル基、炭素数5〜1
9のアラルキル基、炭素数4〜10のアリール基、又は
アリル基を表し、Q6 は水素原子、ハロゲン原子、又は
置換基として炭素数1〜7、好ましくは1〜4のアルキ
ル基、炭素数1〜7、好ましくは1〜4のハロアルキル
基、炭素数5〜19のアラルキル基、炭素数4〜10の
アリール基又はアリル基を有するチオ基若しくはセレノ
基を表し、Y1 及びY2 はそれぞれ独立に、酸素原子又
は硫黄原子を表す。
【0014】Aで表される窒素含有複素環基のうち、基
本骨格として二個以上の窒素原子を含む二環構造を有す
る基の好ましい例としては、下記の一般式(4−1)〜
(4−13)で表される基を挙げることができる。
【0015】
【化5】
【0016】上記の式(4−1)〜(4−13)に於い
て、Q1 、Q3 、Y1 及びY2 は、それぞれ式(2−
1)〜(2−4)に於いて定義したことと同じであり、
2 はQ1 について定義したことと同じであり、Q4
3 について定義したことと同じであり、Y3 は水素原
子、ハロゲン原子又は水酸基を表す。
【0017】本明細書の記載に於て、後記のZで示され
るハロゲン原子の場合を除いて、ハロゲン原子の好まし
い例としては、フッ素原子、塩素原子及び臭素原子を挙
げることができる。
【0018】本明細書の記載に於て、炭素数1〜7、好
ましくは1〜4のアルキル基の好ましい例としては、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
sec-ブチル、t−ブチル等を挙げることができる。
【0019】本明細書の記載に於て、炭素数1〜7、好
ましくは1〜4のアルコキシ基の好ましい例としては、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n
−ブトキシ等を挙げることができる。
【0020】本明細書の記載に於て、炭素数1〜7、好
ましくは1〜4のハロアルキル基の好ましい例として
は、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエ
チル等を挙げることができる。
【0021】本明細書の記載に於て、炭素数1〜7、好
ましくは1〜4のハロアルコキシ基の好ましい例として
は、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ
エトキシ等を挙げることができる。
【0022】本明細書の記載に於て、炭素数2〜15、
好ましくは2〜8のアルコキシアルキル基の好ましい例
としては、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシ
エチル、メトキシブチル等を挙げることができる。
【0023】本明細書の記載に於て、炭素数5〜19の
アラルキル基の好ましい例としては、炭素数7〜19の
芳香族炭化水素基(例えば、フェニル、ナフチル等)を
有するアラルキル基(例えば、ベンジル、フェネチル、
トリチル等)、及び、炭素数5〜19の芳香族複素環基
(例えば、2−フリル、チエニル、ピリジル等)を有す
るアラルキル基(例えば、フルフリル、テニル等)を挙
げることができる。
【0024】本明細書の記載に於て、炭素数5〜19の
アラルキルオキシ基の好ましい例としては、炭素数7〜
19の芳香族炭化水素基を有するアラルキルオキシ基
(例えば、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、トリチ
ルオキシ等)、及び、炭素数5〜19の芳香族複素環基
を有するアラルキルオキシ基(例えば、フルフリルオキ
シ、テニルオキシ等)を挙げることができる。
【0025】本明細書の記載に於て、炭素数3〜7のシ
クロアルキル基の好ましい例としては、シクロプロピ
ル、シクロヘキシル、等を挙げることができる。
【0026】本明細書の記載に於て、炭素数3〜7のシ
クロアルキルオキシ基の好ましい例としては、シクロプ
ロピルオキシ、シクロヘキシルオキシ等を挙げることが
できる。
【0027】本明細書の記載に於て、炭素数4〜10の
アリール基の好ましい例としては、炭素数6〜10の芳
香族炭化水素基(例えば、フェニル、ナフチル等)、及
び、炭素数4〜10の芳香族複素環基(例えば、2−フ
リル、チエニル、ピリジル等)を挙げることができる。
【0028】本明細書の記載に於て、炭素数4〜10の
アリールオキシ基の好ましい例としては、炭素数6〜1
0の芳香族炭化水素基を有するもの(例えば、フェノキ
シ、ナフトキシ、トリルオキシ等)、及び、炭素数4〜
10の芳香族複素環基を有するもの(例えば、2−フリ
ルオキシ、チエニルオキシ等)を挙げることができる。
【0029】本明細書の記載に於て、炭素数1〜10の
アシル基の好ましい例としては、ホルミル、アセチル、
プロピオニル、ベンゾイル、メトキシベンゾイル等を挙
げることができる。
【0030】本明細書の記載に於て、環構成原子として
酸素原子、窒素原子又は硫黄原子を一個又は二個含む炭
素数4〜6、好ましくは4又は5のシクロアルキルオキ
シ基は、環構成原子として窒素原子を含む場合、窒素原
子には置換基として炭素数1〜7、好ましくは1〜4の
アルキル基又は炭素数5〜19、好ましくは5〜7のア
ラルキル基が結合していてもよい。
【0031】一般式(1−1)又は一般式(1−2)中
のAで表される基のうち特に好ましい基としては、下記
式(5−1)〜(5−27)を有する基を挙げることが
できる。
【0032】
【化6】
【0033】
【化7】
【0034】一般式(1−1)又は一般式(1−2)中
のBで表される基のうち特に好ましい基としては、水素
原子、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、トリフ
ルオロメトキシ基、アラルキルオキシ基(ベンジルオキ
シ基等)、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素
原子)、アジド基及び下記式(6−1)〜(6−6)を
有する基を挙げることができる。
【0035】
【化8】
【0036】一般式(1−1)又は一般式(1−2)中
のR1 及びR4 で表される基のうち置換基を有する炭素
数5〜19のアラルキル基及び炭素数4〜10のアリー
ル基の特に好ましい基としては、3,4−ジメトキシフ
ェネチル、4−メトキシフェニル、トリル、3−クロロ
フェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、4−ブ
ロモフリル等を挙げることができる。
【0037】一般式(1−1)又は一般式(1−2)中
の下記式(7−1)又は(7−2):
【0038】
【化9】
【0039】で表される基のうち特に好ましい基として
は、下記式(8−1)〜(8−8)を有する基を挙げる
ことができる。
【0040】
【化10】
【0041】本発明に於ける一般式(1−1)又は一般
式(1−2)で表されるヌクレオシド誘導体の医薬的に
許容される塩は、上記ヌクレオシド誘導体と無機又は有
機の酸又は塩基とから得られるものである。酸とから得
られる塩としては、塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩、酒石酸
塩、フマル酸塩、メシル酸塩、トシル酸塩等を挙げるこ
とができる。また塩基とから得られる塩としては、ナト
リウム塩、カリウム塩等を挙げることができる。
【0042】本発明に於けるヌクレオシド誘導体及びそ
の医薬的に許容し得る塩は、下記のような種々の方法に
より製造することができる。
【0043】本発明に於けるヌクレオシド誘導体及びそ
の医薬的に許容し得る塩の一つの製造方法[方法
(A)]は、下記一般式(9−1)又は一般式(9−
2):
【0044】
【化11】
【0045】(式中、Aは環を構成する窒素原子で結合
した窒素含有複素環基を表し、Bは、水素原子、ハロゲ
ン原子、アジド基、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数
5〜19のアラルキル基、炭素数2〜15のアルコキシ
アルキル基、炭素数1〜7のアルコキシ基、炭素数1〜
7のハロアルコキシ基、炭素数5〜19のアラルキルオ
キシ基、炭素数4〜10のアリールオキシ基、炭素数3
〜7のシクロアルキルオキシ基、又は環構成原子として
酸素原子、窒素原子又は硫黄原子を一個又は二個含む炭
素数4〜6のシクロアルキルオキシ基を表す)で表され
るヌクレオシド誘導体を、下記一般式(10):
【0046】
【化12】
【0047】(式中、R1 は、水素原子、炭素数1〜7
のアルキル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、又は
ハロゲン原子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数1〜
7のアルコキシ基、炭素数1〜7のハロアルキル基、炭
素数2〜15のアルコキシアルキル基、及び炭素数1〜
7のハロアルコキシ基からなる群から選択された置換基
を有していてもよい、炭素数5〜19のアラルキル基若
しくは炭素数4〜10のアリール基を表し、R2 及びR
3 はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、水酸
基、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数1〜7のアルコ
キシ基、炭素数1〜7のハロアルキル基、炭素数2〜1
5のアルコキシアルキル基、炭素数1〜7のハロアルコ
キシ基、炭素数5〜19のアラルキル基、又は炭素数4
〜10のアリール基を表し、X1 は、酸素原子、硫黄原
子、メチレン基又はカルボニル基を表し、Zは、ハロゲ
ン原子又はスルホニルオキシ基を表す)で表される化合
物と縮合条件下で反応させて、一般式(11−1)又は
一般式(11−2):
【0048】
【化13】
【0049】(式中、A、B、R1 、R2 、R3 及びX
1 は、上記に定義した通りである)で表されるヌクレオ
シド誘導体を製造し、必要に応じて、一般式(11−
1)又は一般式(11−2)中のAで表される基が有す
る保護基を脱離させるか若しくは他の保護基で置換する
か、及び/又は一般式(11−1)又は一般式(11−
2)で表されるヌクレオシド誘導体の医薬的に許容し得
る塩を形成するヌクレオシド誘導体の製造方法である。
【0050】上記一般式(10)に於けるZで表される
ハロゲン原子として好ましいものは、塩素原子、臭素原
子及び沃素原子である。また、スルホニルオキシ基とし
て好ましいものは、例えば、メタンスルホニルオキシ
基、p−トルエンスルホニルオキシ基、トリフルオロメ
タンスルホニルオキシ基等を挙げることができる。
【0051】一般式(9−1)又は一般式(9−2)で
表されるヌクレオシド誘導体[化合物(9)]と、一般
式(10)で表される化合物[化合物(10)]との使
用割合は、化合物(9)1当量に対して化合物(10)
が約1〜20当量、特に2〜10当量であることが好ま
しい。
【0052】化合物(9)と化合物(10)との反応
は、塩基性触媒の存在下又は触媒を使用しないで有機溶
媒中で行う。塩基性触媒を使用する場合、好ましい塩基
性触媒としては、炭酸カリウム、水素化リチウム、水素
化ナトリウム、ピリジン、トリエチルアミン等を挙げる
ことができる。塩基性触媒の使用量は、化合物(9)1
当量に対して、2当量以下、特に0.5〜1.5当量、
更に特に0.8〜1.2当量であることが好ましい。
【0053】反応溶媒としては不活性溶媒であれば何で
もよく、例えば、エチルエーテル、ベンゼン、クロロホ
ルム、アセトン、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)1,3−ジメ
チル−2−イミダゾリノン、ヘキサメチルホスホリック
トリアミド(HMPA)、ピリジン等が好ましい。反応
温度は0℃〜使用する溶媒の還流温度、特に室温〜17
0℃の範囲内の温度であることが好ましい。また、保護
基の結合及び脱離、並びに医薬的に許容し得る塩の形成
は常法により行うことができる。なお、化合物(9)及
び化合物(10)は、公知の化合物であるか又は公知の
化合物から公知の方法により製造することができる。
【0054】本発明に於けるヌクレオシド誘導体の他の
製造方法[方法(B)]は、下記の一般式(12−1)
又は一般式(12−2):
【0055】
【化14】
【0056】(式中、A、B、R1 、R2 、R3 及びX
1 は、一般式(1−1)に於いて定義した通りである)
で表されるヌクレオシド誘導体を、下記の一般式(1
3):
【0057】
【化15】
【0058】(式中、R4 、R5 、R6 及びX2 は、一
般式(1−1)に於いて定義した通りであり、Zは一般
式(10)に於いて定義した通りである)で表される化
合物と縮合条件下で反応させて、一般式(1−1)又は
一般式(1−2)で表されるヌクレオシド誘導体を製造
し、必要に応じて、一般式(1−1)又は一般式(1−
2)中のAで表される基が有する保護基を脱離させるか
若しくは他の保護基で置換するか、及び/又は一般式
(1−1)又は一般式(1−2)で表されるヌクレオシ
ド誘導体の医薬的に許容し得る塩を形成するヌクレオシ
ド誘導体の製造方法である。
【0059】一般式(12−1)又は一般式(12−
2)で表されるヌクレオシド誘導体[化合物(12)]
と、一般式(13)で表される化合物[化合物(1
3)]との使用割合は、化合物(12)1当量に対して
化合物(13)が約0.5〜10当量、特に1〜5当量
であることが好ましい。
【0060】化合物(12)と化合物(13)との反応
は、各化合物の使用割合を上記のようにする他は、前記
の化合物(9)と化合物(10)との反応と同様の条件
下に行うことができ、また、保護基の結合及び脱離、並
びに医薬的に許容し得る塩の形成は常法により行うこと
ができる。
【0061】本発明に於けるヌクレオシド誘導体の他の
製造方法[方法(C)]は、下記の一般式(14−1)
又は一般式(14−2):
【0062】
【化16】
【0063】(式中、A、B、R4 、R5 、R6 及びX
2 は、一般式(1−1)に於いて定義した通りである)
で表されるヌクレオシド誘導体を、前記の一般式(1
0)で表される化合物と縮合条件下で反応させて、一般
式(1−1)又は一般式(1−2)で表されるヌクレオ
シド誘導体を製造し、必要に応じて、一般式(1−1)
又は一般式(1−2)中のAで表される基が有する保護
基を脱離させるか若しくは他の保護基で置換するか、及
び/又は一般式(1−1)又は一般式(1−2)で表さ
れるヌクレオシド誘導体の医薬的に許容し得る塩を形成
するヌクレオシド誘導体の製造方法である。
【0064】一般式(14−1)又は一般式(14−
2)で表されるヌクレオシド誘導体[化合物(14)]
と、一般式(10)で表される化合物(10)との使用
割合は、化合物(14)1当量に対して化合物(10)
が約0.5〜10当量、特に1〜5当量であることが好
ましい。
【0065】化合物(14)と化合物(10)との反応
は、各化合物の使用割合を上記のようにする他は、前記
の化合物(9)と化合物(10)との反応と同様の条件
下に行うことができ、また、保護基の結合及び脱離、並
びに医薬的に許容し得る塩の形成は常法により行うこと
ができる。
【0066】本発明に於けるヌクレオシド誘導体の他の
製造方法[方法(D)]は、下記の一般式(15−1)
又は一般式(15−2):
【0067】
【化17】
【0068】(式中、B、R1 、R2 、R3 、R4 、R
5 、R6 、X1 及びX2 は、一般式(1−1)に於いて
定義した通りであり、Zは一般式(10)に於いて定義
した基に加えてアセトキシ基を表す)で表される化合物
[化合物(15)]を、一般式(16−1)〜(16−
3):
【0069】
【化18】
【0070】(式中、Aは、一般式(1−1)に於いて
定義した通りであり、Mは一価の金属であり、好ましく
はNa、K、Ag、Hg、HgClである)で表される
化合物[化合物(16)]と縮合条件下で反応させて、
一般式(1−1)又は一般式(1−2)で表されるヌク
レオシド誘導体を製造し、必要に応じて、一般式(1−
1)又は一般式(1−2)中のAで表される基が有する
保護基を脱離させるか若しくは他の保護基で置換する
か、及び/又は一般式(1−1)又は一般式(1−2)
で表されるヌクレオシド誘導体の医薬的に許容し得る塩
を形成するヌクレオシド誘導体の製造方法である。
【0071】化合物(15)と、化合物(16)との使
用割合は、化合物(15)1当量に対して化合物(1
6)が約1〜20当量、特に2〜10当量であることが
好ましい。
【0072】一般式(15−1)又は一般式(15−
2)中、Zがハロゲン原子を表す化合物(15)と一般
式(16−1)で表される化合物との反応は、例えば、
シアン化水銀(II)の存在下でニトロメタン中で行う。
J.Org.Chem.,30,149(1965)参
照。
【0073】一般式(15−1)又は一般式(15−
2)中、Zがハロゲン原子を表す化合物(15)と一般
式(16−2)で表される化合物との反応は、不活性溶
媒(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、アセトニ
トリル、ジクロロメタン)中で行う。J.Am.Che
m.Soc.,78,2117(1956)参照。
【0074】一般式(15−1)又は一般式(15−
2)中、Zがハロゲン原子を表す化合物(15)と一般
式(16−3)で表される化合物との反応は、J.Or
g.Chem.,34,431(1969)に記載の方
法に準じて行う。
【0075】一般式(15−1)又は一般式(15−
2)中、Zがアセトキシ基を表す化合物(15)と一般
式(16−1)で表される化合物との反応は、例えば、
塩化スズ(IV)又は塩化アルミニウムの存在下で1,2
−ジクロロエタン中で行う。J.Org.Chem.,
39,3654,3660,3664,3668(19
74)参照。この反応はまた、無触媒又はルイス酸の存
在下で、減圧下、130〜195℃で行うこともでき
る。Bull.Chem.Soc.Jpn.46,55
6,3858(1973)参照。また、保護基の結合及
び脱離、並びに医薬的に許容し得る塩の形成は常法によ
り行うことができる。
【0076】本発明に於けるヌクレオシド誘導体の他の
製造方法[方法(E−1)]は、下記の一般式(17−
1)又は一般式(17−2):
【0077】
【化19】
【0078】(式中、A、R1 、R2 、R3 、R4 、R
5 、R6 、X1 及びX2 は、一般式(1−1)に於いて
定義した通りである)で表される化合物[化合物(1
7)]に、前記のような脱離基Zを有するアルキル、ア
リール、ハロアルキル、シクロアルキル化合物を反応さ
せることにより前記一般式(1−1)又は一般式(1−
2)[但し、Bは、アルキルオキシ、アラルキルオキ
シ、ハロアルキルオキシ、又はシクロアルキルオキシで
ある]で表されるヌクレオシド誘導体を製造し、必要に
応じて、一般式(1−1)又は一般式(1−2)中のA
で表される基が有する保護基を脱離させるか若しくは他
の保護基で置換するか、及び/又は一般式(1−1)又
は一般式(1−2)で表されるヌクレオシド誘導体の医
薬的に許容し得る塩を形成するヌクレオシド誘導体の製
造方法である。
【0079】本発明に於けるヌクレオシド誘導体の他の
製造方法[方法(E−2)]は、前記の化合物(17)
に、環構成原子として酸素原子、窒素原子又は硫黄原子
を一個又は二個含み、シクロアルケニル化合物を付加反
応させることにより前記一般式(1−1)又は一般式
(1−2)[但し、Bは、環構成原子として酸素原子、
窒素原子又は硫黄原子を一個又は二個含む炭素数4〜6
のシクロアルキルオキシである]で表されるヌクレオシ
ド誘導体を製造し、必要に応じて、一般式(1−1)又
は一般式(1−2)中のAで表される基が有する保護基
を脱離させるか若しくは他の保護基で置換するか、及び
/又は一般式(1−1)又は一般式(1−2)で表され
るヌクレオシド誘導体の医薬的に許容し得る塩を形成す
るヌクレオシド誘導体の製造方法である。
【0080】本発明に於けるヌクレオシド誘導体(但
し、一般式(1−1)又は一般式(1−2)に於いてB
がアジド基又はフッ素原子を表す化合物)の他の製造方
法[方法(F)]は、下記の一般式(18−1)又は一
般式(18−2):
【0081】
【化20】
【0082】(式中、A、R1 、R2 、R3 、R4 、R
5 、R6 、X1 及びX2 は、一般式(1−1)に於いて
定義した通りであり、Zは一般式(10)に於いて定義
した通りである)で表される化合物[化合物(18)]
を、適当なアジド化剤(例えば、アジ化リチウム)又は
フッ素化剤(例えば、テトラブチルアンモニウムフルオ
リドのようなテトラアルキルアンモニウムフルオリド)
と反応させて、一般式(1−1)又は一般式(1−2)
で表されるヌクレオシド誘導体(但し、Bはアジド基又
はフッ素原子を表す)を製造し、必要に応じて、一般式
(1−1)又は一般式(1−2)中のAで表される基が
有する保護基を脱離させるか若しくは他の保護基で置換
するか、及び/又は一般式(1−1)又は一般式(1−
2)で表されるヌクレオシド誘導体の医薬的に許容し得
る塩を形成するヌクレオシド誘導体の製造方法である。
【0083】なお、本発明に於けるヌクレオシド誘導体
の製造方法で使用する原料の化合物を表す一般式のう
ち、糖環を含む一般式に於ける糖環の2位及び3位の立
体は、前記一般式(1−1)又は一般式(1−2)につ
いて説明したことと同様である。
【0084】上記の製造方法で使用する原料は、例え
ば、J.Am.Chem.Soc.,106(16)1
984,p4552、Nucleic Acids R
esearch,17(20)1989,p8135、
Nucleosides &Nuclotides,1
1(7)1992,p1333、Biochemist
ry,30(40),p9735、Biochemis
try,30(16),p4001、Tetrahed
ron Lett.,22(45),p4537等の文
献に記載されている。
【0085】本発明の抗ヘルペスウイルス剤の有効成分
である前記一般式(1−1)又は一般式(1−2)で表
されるヌクレオシド誘導体の水痘帯状疱疹ウイルス(V
ZV)に対する抗ウイルス作用及び細胞毒性を、下記の
方法により測定した。
【0086】1.使用細胞 ヒト胎児肺線維芽細胞(HEL細胞、ATCC CCL
−137) 培養:最少必須培地(MEM、Gibco )に、10%不活
性化牛胎児血清、1%L−グルタミン、及び0.3%重
炭酸ナトリウムを添加した培地で培養する。
【0087】2.使用ウイルス 水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)株: (a)野生タイプ[thymidine kinase-positive(T
+)] 株のOKAとYS。 (b)チミジンキナーゼ欠損タイプ[thymidine kinase-
deficient(TK-)] 株のYS/Rと07/1。
【0088】3.抗ウイルス作用のアッセイ方法 96穴のマイクロタイタープレートで培養した細胞に、
20プラーク形成単位(PFU)量のウイルスを接種す
る。37℃で2時間培養した後、残余のウイルスを除去
し、更に連続希釈した被験物質を含む、10%不活性化
牛胎児血清、1%L−グルタミン、及び0.3%重炭酸
ナトリウムを添加したMEM培地で培養する(2連で行
う)。培養5日後、マイクロタイタープレートをエタノ
ールで固定し、ギムザ染色法により染色して、プラーク
形成数を顕微鏡下で計測する。試験結果は、ウイルスに
よるプラーク形成を50%抑制するために必要な被験物
質濃度を意味するIC50で表示する。
【0089】4.細胞毒性のアッセイ方法 96穴のマイクロタイタープレートを用い、3×103
細胞/ウエルのHEL細胞を接種し、10%不活性化牛
胎児血清を添加したMEM培地で37℃で24時間増殖
させる。次に、培地を各種濃度の被験物質を含むMEM
培地に交換し、3日間培養した後、すなわち、70%の
単層状の細胞増殖が見られたとき、細胞数をコールター
カウンターで計測する。細胞毒性は、細胞増殖を50%
抑制するために必要な被験物質濃度を意味するCC50
表示する。
【0090】合成例2で得られた2′−O−テトラヒド
ロピラニル−3′,5′−O−ジ(9−フェニルキサン
テニル)アデノシンを被験物質として、上記の方法によ
り抗ウイルス作用アッセイ及び細胞毒性アッセイを行っ
た。その結果得られたIC50及びCC50を表1に示す。
【0091】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 抗ウイルス作用IC50(μg/ml) 細胞毒性 TK+ VZV TK- VZV CC50 被験物質 OKA株 YS株 07/1株 YS/R株 (μg/ml) 合成例2 2 1 0.8 2 >50 ────────────────────────────────────
【0092】本発明に於ける前記ヌクレオシド誘導体及
びその医薬的に許容し得る塩は、上記のようにTK+
ZV及びTK- VZVの両方のウイルス株に対して高い
抗ウイルス作用を示し、CC50値も十分高いので、VZ
Vの感染の予防又は治療のための抗VZV剤の有効成分
として有用である。
【0093】本発明に於けるヌクレオシド誘導体及びそ
の医薬的に許容し得る塩は、ヒトに経口、経腸、非経口
又は局所投与等により投与することができる。投与量は
患者の年令、健康状態、体重等に応じて適宜決定でき
る。一般的に適当な投与量は、1日当り0.2〜200
mg/kg体重の範囲であり、1回に又は2回以上に分
けて投与できる。
【0094】本発明の抗ヘルペスウイルス剤は、種々の
形態の剤形、例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル
剤、坐剤、トローチ剤、シロップ、乳液、軟ゼラチンカ
プセル、クリーム、ゲル、ペースト、スプレー、注射液
等をとることができる。
【0095】上記抗ヘルペスウイルス剤の製剤化に際し
ては、通常使用される製剤用担体、賦形剤、その他の添
加物を含む組成物として使用する。担体としては、乳
糖、カオリン、蔗糖、結晶セルロース、澱粉、タルク、
寒天、ペクチン、ステアリン酸マグネシウム、レシチン
等の固体担体、グリセリン、ポリビニルピロリドン、オ
リーブ油、エタノール、ベンジルアルコール、プロピレ
ングリコール、水等の液体担体が挙げられる。
【0096】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
【0097】[原料合成例1] (1)3′,5′−O−(1,1,3,3−テトライソ
プロピルジシロキサン−1,3−ジイル)アデノシン アデノシン(4.61g、17.3ミリモル)を無水ピ
リジンで共沸後、無水ピリジン(43ml)を加え、テ
トライソプロピルジシロキサンジクロリド(5.70m
l、1.72ミリモル)を加え室温で攪拌した。5時間
後、ジクロロメタン(30ml)とピリジン−水(1:
1、v/v)(20ml)を加えた後、有機層をジクロ
ロメタン(30ml×3)で抽出し、抽出液を集めて減
圧下溶媒を留去した。更にトルエンを加えてピリジンを
共沸脱水後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(0.5%ピリジン−メタノール/ジクロロメタン=1
/50)で溶出し、標題化合物(8.30g、94%)
を得た。
【0098】(2)2′−O−テトラヒドロピラニル−
3′,5′−O−(1,1,3,3−テトラヒドロイソ
プロピルジシロキサン−1,3−ジイル)アデノシン 3′,5′−O−(1,1,3,3−テトライソプロピ
ルジシロキサン−1,3−ジイル)アデノシン(8.3
0g、16.29ミリモル)をジクロロメタン(65m
l)に溶解し、ジヒドロピラン(31.5ml、0.3
3モル)を加え、更にTFA(1.88ml、32.5
8ミリモル)をゆっくり滴下した。一日後、ピリジンを
加えて反応を停止させた後、減圧下溶媒とTFAとを留
去し、更にジクロロメタン−水で抽出した。有機層を集
めた後、濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(0.5%ピリジン−メタノール/ジクロロメタン=1
/100)で溶出し、標題化合物(8.80g、91
%)を単離した。
【0099】(3)2′−O−テトラヒドロピラニル−
6 −(N,N−ジメチルアミノメチリデン)アデノシ
ン 2′−O−テトラヒドロピラニル−3′,5′−O−
(1,1,3,3−テトラヒドロイソプロピルジシロキ
サン−1,3−ジイル)アデノシン(2.97g、5ミ
リモル)を無水ピリジンで脱水共沸し、DMF(16m
l)に溶解した。これに大過剰のN,N−ジメチルホル
ムアミドジメチルアセタール(9.97ml、75ミリ
モル)を加え室温で20時間攪拌した。反応が完結した
ところで溶媒を留去し、ジクロロメタンに溶かし、十分
に水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を
留去した。これをアセトニトリル(50ml)に溶解
し、フッ化カリウム(1.74g、30ミリモル)、テ
トラエチルアンモニウムブロミド(6.30g、30ミ
リモル)、及び水(0.5ml、30ミリモル)を加
え、50℃で1時間攪拌した。反応終了後、室温にまで
冷却し、不溶物を除去し、溶媒を留去した。残渣をジク
ロロメタンに溶解し、少量のピリジンを混入した後水洗
した。水層を更にジクロロメタンで逆抽出し(5回)、
有機層を合わせて無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(メタノ−ル/ジクロロメタン=1/50)により精
製し、標題化合物(2.01g、99%)を得た。
【0100】1H NMR:(CDCl3 )δppm 1.20−1.85(m,6H) 3.17(d,J=4.0Hz,6H) 5.67(dd,J=7.0Hz,3.0Hz,1H) 7.77(s,1H) 8.37(s,1H) 8.80(s,1H)
【0101】[原料合成例2] (1)2′−O−テトラヒドロピラニル−3′,5′−
O−(1,1,3,3−テトラヒドロイソプロピルジシ
ロキサン−1,3−ジイル)−N6 −ベンゾイルアデノ
シン 原料合成例1(2)に於けると同様にして合成した2′
−O−テトラヒドロピラニル−3′,5′−O−(1,
1,3,3−テトラヒドロイソプロピルジシロキサン−
1,3−ジイル)アデノシン(2.47g、4.16ミ
リモル)を無水ピリジンで脱水共沸した後、無水ピリジ
ン(12ml)を加えてよく攪拌した。これに塩化ベン
ゾイル(0.73ml、6.24ミリモル)を加え室温
で反応させた。3時間後氷を入れて反応を停止させた
後、塩化メチレン−10%NaHCO3 水溶液で抽出し
た。有機層を集めて濃縮し、最後にトルエンで共沸する
ことによりピリジンを除去した。更にシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(0.5%ピリジンCH2 Cl2
で溶出し、標題化合物(2.44g、84%)を単離し
た。
【0102】分析値: C34H51N5O7Si2・H2O として計算値(%); C 57.04,H
7.46 ,N 9.78 . 実測値(%); C 56.80,H 7.58 ,N 9.13 .
【0103】(2)2′−O−テトラヒドロピラニル−
6 −ベンゾイルアデノシン 2′−O−テトラヒドロピラニル−3′,5′−O−
(1,1,3,3−テトラヒドロイソプロピルジシロキ
サン−1,3−ジイル)−N6 −ベンゾイルアデノシン
(1.86g、2.67ミリモル)をアセトニトリル
(53ml)に溶解させ、この溶液に臭化テトラエチル
アンモニウム(3.37g、16.0ミリモル)、フッ
化カリウム(0.90g、16.0ミリモル)及び水
(0.8ml)を加え、50℃に加温した。5時間反応
させた後、反応溶液を濾過して塩を除去した。濾液を減
圧下に留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(0.5%ピリジン、2%MeOH−CH2 Cl2
で溶出し、標題化合物(1.19g、98%)を単離し
た。
【0104】分析値: C22H25N5O6として計算値(%); C 58.02,H 5.53 ,
N 15.38. 実測値(%); C 57.65,H 5.49 ,N 15.52.
【0105】[合成例1]2′−O−テトラヒドロピラ
ニル−3′,5′−O−ジ(9−フェニルキサンテニ
ル)−N6 −(N,N−ジメチルアミノメチリデン)ア
デノシン
【0106】2′−O−テトラヒドロピラニル−N6
(N,N−ジメチルアミノメチリデン)アデノシン
(3.66g、9ミリモル)を無水ピリジンで数回共沸
し、無水ピリジン(90ml)に溶解した。これに9−
フェニルキサンテニルクロリド(6.6g、22.5ミ
リモル)を加え、室温で12時間攪拌した。反応終了
後、少量の水を加えて反応を停止させ、溶媒を留去し
た。残渣をジクロロメタンに溶解し、5%炭酸水素ナト
リウム水溶液で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(0.5%トリエチルアミン−ジクロロメ
タン/n−ヘキサン=6/4)で精製した。油状の標題
化合物(5.31g、64%)を得た。
【0107】MS(FAB) 919[M+1]1 H NMR:(CDCl3 )δppm 1.15−1.69(m,6H) 3.14(d,J=6.0Hz,6H) 6.18(d,J=6.0Hz,1H) 6.55−7.45(m,26H) 7.80(s,1H) 8.28(s,1H) 8.70(s,1H)
【0108】[合成例2]2′−O−テトラヒドロピラ
ニル−3′,5′−O−ジ(9−フェニルキサンテニ
ル)アデノシン
【0109】2′−O−テトラヒドロピラニル−3′,
5′−O−ジ(9−フェニルキサンテニル)−N6
(N,N−ジメチルアミノメチリデン)アデノシン
(5.31g、5.8ミリモル)をピリジン(100m
l)に溶解し、濃アンモニア水(60ml)を加え、室
温で5時間攪拌した。反応終了後、溶媒を留去し、残渣
をジクロロメタンに溶解し、水洗後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(0.5%トリエチルアミン−ジ
クロロメタン/n−ヘキサン=7/3)で精製した。標
題化合物(4.77g、96%)を得た。
【0110】MS(FAB) 864[M+1]1 H NMR:(CDCl3 )δppm 1.05−1.72(m,6H) 5.71−5.95(m,1H) 6.02−6.26(m,2H) 6.55−7.50(m,20H) 7.70(s,1H) 8.10(s,1H)
【0111】[合成例3]2′−O−テトラヒドロピラ
ニル−3′,5′−O−ジ[9−(4−メトキシフェニ
ル)キサンテニル]−N6 −(N,N−ジメチルアミノ
メチリデン)アデノシン
【0112】2′−O−テトラヒドロピラニル−N6
(N,N−ジメチルアミノメチリデン)アデノシン
(1.66g、4.01ミリモル)を無水ピリジンで脱
水共沸し、無水ピリジン(40ml)に溶解した。これ
に9−(4−メトキシフェニル)キサンテニルクロリド
(3.95g、12ミリモル)を加え、室温で12時間
攪拌した。反応終了後、少量の水を加えて反応を停止さ
せ、溶媒を留去した。残渣をジクロロメタンに溶解し、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(1%トリエチルアミン
−ジクロロメタン/n−ヘキサン=7/3)で精製し
た。標題化合物(3.1g、80%)を得た。
【0113】1H NMR:(CDCl3 )δppm 1.00−1.80(m,6H) 3.15(d,J=4.2Hz,6H) 3.70(d,J=4.2Hz,6H) 6.18(d,J=6.0Hz,1H) 6.50−7.45(m,12H) 7.86(s,1H) 8.33(s,1H) 8.75(s,1H)
【0114】[合成例4]2′−O−テトラヒドロピラ
ニル−3′,5′−O−ジ[9−(4−メトキシフェニ
ル)キサンテニル]アデノシン
【0115】2′−O−テトラヒドロピラニル−3′,
5′−O−ジ[9−(4−メトキシフェニル)キサンテ
ニル]−N6 −(N,N−ジメチルアミノメチリデン)
アデノシン(3.03g、3.1ミリモル)をピリジン
(100ml)に溶解し、濃アンモニア水(60ml)
を加え、室温で16時間攪拌した。反応終了後、溶媒を
留去し、残渣をジクロロメタンに溶解し、水洗後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(1%トリエチルア
ミン−ジクロロメタン/n−ヘキサン=8/2)で精製
した。標題化合物(2.85g、定量的)を得た。
【0116】[合成例5] 2′−O−テトラヒドロピラニル−3′,5′−O−ジ
[9−(4−メトキシフェニル)キサンテニル]−N3
−(4−メトキシベンゾイル)ウリジン
【0117】2′−O−テトラヒドロピラニル−N3
(4−メトキシベンゾイル)ウリジン(3.36g、
7.3ミリモル)を無水ピリジンで脱水共沸し、無水ピ
リジン(70ml)に溶解した。これに過剰の9−(4
−メトキシフェニル)キサンテニルクロリドを加え、4
時間攪拌した。反応終了後、少量の水を加えて反応を停
止させ、溶媒を留去した。残渣をジクロロメタンに溶解
し、5%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(1%トリエチルア
ミン−ジクロロメタン/n−ヘキサン=7/3)で精製
し、標題化合物を得た。
【0118】[合成例6] 2′−O−テトラヒドロピラニル−3′,5′−O−ジ
(9−フェニルキサンテニル)−N6 −ベンゾイルアデ
ノシン
【0119】2′−O−テトラヒドロピラニル−N6
ベンゾイルアデノシン(2.91g、6.41ミリモ
ル)を無水ピリジンで脱水共沸し、無水ピリジン(10
0ml)に溶解した。これに過剰の9−フェニルキサン
テニルクロリドを加え、4時間攪拌した。反応終了後、
少量の水を加えて反応を停止させ、溶媒を留去した。残
渣をジクロロメタンに溶解し、5%炭酸水素ナトリウム
水溶液で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(0.5%トリエチルアミン−ジクロロメタン
/n−ヘキサン=6/4〜ジクロロメタン/メタノール
=50/1)で精製し、標題化合物を得た。
【0120】[実施例1] 錠剤 下記の組成物を、ポビドンの溶液で湿式顆粒化し、次い
でステアリン酸マグネシウムを添加し、圧縮することに
よって錠剤を調製した。 (1)活性成分(合成例2で得た ヌクレオシド誘導体) 250mg/錠剤 (2)ラクトースB.P. 210mg/錠剤 (3)ポビドンB.P. 15mg/錠剤 (4)グリコール酸澱粉ナトリウム 20mg/錠剤 (5)ステアリン酸マグネシウム 5mg/錠剤 合計 500mg/錠剤
【0121】[実施例2] カプセル剤 下記の組成物を混合し、二部分からなる硬質ゼラチンカ
プセルに充填してカプセル剤を調製した。 (1)活性成分(合成例2で得た ヌクレオシド誘導体) 250mg/カプセル (2)ラクトースB.P. 143mg/カプセル (3)グリコール酸澱粉ナトリウム 25mg/カプセル (4)ステアリン酸マグネシウム 2mg/カプセル 合計 420mg/カプセル
【0122】[実施例3] 注射液 (1)活性成分(合成例2で得た ヌクレオシド誘導体) 0.20g (2)ベンジルアルコール 0.10g (3)グリコフロール75 1.45g (4)注射液用水 3.00mlに希釈 活性成分をグリコフロールに溶解し、ベンジルアルコー
ルを添加して溶解した後、水を加えて3mlにした。混
合物を滅菌ミクロポア・フィルターで濾過し、滅菌こは
く色ガラス瓶に封入した。
【0123】
【発明の効果】本発明の抗ヘルペスウイルス剤の有効成
分である前記一般式(1−1)又は一般式(1−2)で
表されるヌクレオシド誘導体及びその医薬的に許容し得
る塩は、抗ヘルペスウイルス活性が高いので、本発明の
抗ヘルペスウイルス剤は有用な医薬品である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1−1)又は一般式(1−
    2): 【化1】 (式中、Aは環を構成する窒素原子で結合した窒素含有
    複素環基を表し、Bは、水素原子、ハロゲン原子、アジ
    ド基、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数5〜19のア
    ラルキル基、炭素数2〜15のアルコキシアルキル基、
    炭素数1〜7のアルコキシ基、炭素数1〜7のハロアル
    コキシ基、炭素数5〜19のアラルキルオキシ基、炭素
    数4〜10のアリールオキシ基、炭素数3〜7のシクロ
    アルキルオキシ基、又は環構成原子として酸素原子、窒
    素原子又は硫黄原子を一個又は二個含む炭素数4〜6の
    シクロアルキルオキシ基を表し、R1 及びR4 はそれぞ
    れ独立に、水素原子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素
    数3〜7のシクロアルキル基、又はハロゲン原子、炭素
    数1〜7のアルキル基、炭素数1〜7のアルコキシ基、
    炭素数1〜7のハロアルキル基、炭素数2〜15のアル
    コキシアルキル基、及び炭素数1〜7のハロアルコキシ
    基からなる群から選択された置換基を有していてもよ
    い、炭素数5〜19のアラルキル基若しくは炭素数4〜
    10のアリール基を表し、R2 、R3 、R5 及びR6
    それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭
    素数1〜7のアルキル基、炭素数1〜7のアルコキシ
    基、炭素数1〜7のハロアルキル基、炭素数2〜15の
    アルコキシアルキル基、炭素数1〜7のハロアルコキシ
    基、炭素数5〜19のアラルキル基、又は炭素数4〜1
    0のアリール基を表し、X1 及びX2 はそれぞれ独立
    に、酸素原子、硫黄原子、メチレン基又はカルボニル基
    を表す)で表されるヌクレオシド誘導体、又はその医薬
    的に許容し得る塩を有効成分として含有する抗ヘルペス
    ウイルス剤。
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