JPH0712607Y2 - ドア用ステー - Google Patents

ドア用ステー

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JPH0712607Y2
JPH0712607Y2 JP1990087922U JP8792290U JPH0712607Y2 JP H0712607 Y2 JPH0712607 Y2 JP H0712607Y2 JP 1990087922 U JP1990087922 U JP 1990087922U JP 8792290 U JP8792290 U JP 8792290U JP H0712607 Y2 JPH0712607 Y2 JP H0712607Y2
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JP
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door
spherical
fixed
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sliding member
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JP1990087922U
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JPH0445878U (ja
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友悌 伊藤
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高橋金物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば書棚や飾り棚に机板が回動可能に取
付けられたいわゆるライティングデスクや、キャビネッ
ト等における下方開き方式のドアないし机板(以下単に
ドアと称する)を支持するドア用ステーに関するもので
ある。
〔従来の技術〕 例えばライティングデスク等ではドアは下端を蝶番で回
動可能に支持され、下方へ回動して開放する下方開き方
式となっているが、蝶番のみでは支持力が弱いため片方
ないし左右に補強支持部材としてのドア用ステーが用い
られる。
そして、この種のドア用ステーでは、実公昭59−26051
号公報に示すように、ドア取付枠の内側に固定座をもっ
て上下方向に固定される固定軸と、この固定軸に上下方
向に摺動可能に且つ固定軸を中心として回転可能に取付
けられる摺動部材と、この摺動部材の上下摺動に伴って
揺動可能に設けられるアーム部材と、このアーム部材の
他端の片側に接続されてドアに固定される固定部材とか
らなる構造のものが知られている。
アーム部材の一端は摺動部材にドア取付枠の上下方向に
回動可能に軸支されている。
固定軸に対する摺動部材の漸動スライドによって、ドア
開放時のドア自重による急激回動が緩和されるようにな
っている。また、アーム部材の変位によってドアの円滑
な開放が得られるとともに、アーム部材の限定長によっ
てドアの開放位置での規制がなされるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、実公昭59−26051号公報に示すように、アー
ム部材の他端を固定プレートの中央に枢着する構造が開
示されている。しかしながら、この中央枢着プレートタ
イプでは、取付枠寄りにプレートの半巾が張出している
ために、その半巾分だけ取付枠内側から固定軸と摺動部
材が突出せざるを得ないものである。収納空間での突出
を押さえる観点からプレート巾を小さくすると、ドアに
対する十分な固定強度が得られないので、自ずから限界
があった。
上記欠点を解消するためには、ドアに固定される固定部
材をアーム部材の端部の左右何れかの片側に取付ける構
造が望ましい。この場合には、ドア左右ではドア取付枠
に対するドアの閉じ代の関係から取付位置を反対にしな
ければならず、左右別個に製作する必要があって、製作
上の煩雑さを来していた。また、左右タイプの選定を要
するとともに、需要に先立ってのタイプ選定ができない
ため、何れにも対応するためには不必要のストックを避
けられず、部品管理の面倒さと不経済性をもたらしてい
た。
そこでこの考案は、単一のタイプで左右のタイプに対応
でき、よって生産管理の容易化と部品管理の容易化並び
に作業性の向上を図れるドア用ステーの提供をその目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記目的を達成すべく創案されたもので、
ドア取付枠内側に上下方向に向けて固定される対の固定
座を有する固定軸と、この固定軸に沿って上下摺動可能
に設けられる摺動部材と、この摺動部材の上下摺動に伴
って上下方向に摺動可能に一端が摺動部材に取付けられ
るアーム部材と、このアーム部材の他端に枢支されて下
方開きするドア内側に固定される固定部材とが備えられ
てなるドア用ステーに関するものである。
そして、この考案の特徴は、前記摺動部材には球状の強
面凹部と細巾で回転を許容する回転用孔とが凹設される
とともに、前記アーム部材の一端には球状の球面頭部が
細巾の首部を介して設けられ、前記固定部材はドア内側
に固定されるプレート本体とこのプレート本体から略々
L字形に立設されてアーム部材の他端の片側に略々同一
面上で枢支される連結片とから形成され、上記摺動部材
の球面凹部へのアーム部材の球面頭部の装着により回転
用孔から首部を逃がしつつ球面を反転させてアーム部材
の他端を上記固定部材の片側位置に変更させ、これに併
せて上記摺動部材と固定座とが反転可能に設けられてい
ることを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案によれば、ステーの取付に先立って、固定部材
の片側位置が所望のタイプと逆になっていた場合、アー
ム部材の球面頭部が摺動部材の球面凹部に対して回転可
能となる。その際にアーム部材の首部が回転用孔で規制
されるので、アーム部材の一端が反転してアーム部材の
他端におけるプレート本体の片側位置が反対側に変更さ
れるとともに、連結片が回動されて適正な固定姿勢に位
置付けられる。また、摺動部材に対して固定座が反転さ
れる。これによってタイプ合致の構成となる。
〔実施例〕
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示す。キャビ
ネット等のドア取付枠2には、ドア4がその下端4aを蝶
番6,6で支持されて回動可能に取付けられている。ドア
取付枠2の内側2aと、ドア4の自由端側における左端部
4bとの間にはドア用ステー8が取付けられている。
ドア用ステー8は、ドア取付枠2の内側2aに略上下方向
をもって固定される固定軸10と、この固定軸10に摺動可
能に且つ固定軸10を軸芯として水平回動可能に設けられ
る摺動部材12と、一端が摺動部材12に取付けられるとと
もに他端が固定部材16を介してドア4の左端部4bに接続
されるアーム部材14とから概略構成されている。
固定軸10は、例えば軸本体18と、軸本体18の上下端を保
持する固定座20,20とから構成することができる。各固
定座20の両端部には、止めねじ24を挿通する挿通孔20a
が形成されており、中央部には固定軸10の端部を嵌入す
る嵌入孔20bが形成されている。
摺動部材12は、例えば二分割構造の本体部26,26と、こ
の本体部26内にフリーに設けられる摺動抵抗部材28と、
本体部26の上端に螺合される抵抗調整部材30とから概略
構成することができる。本体部26は例えばナイロン6等
の合成樹脂で形成され溶着等の手段で合体結合される。
また、本体部26には、略後半部をもって摺動抵抗部材28
を挿着するための空隙部26aが下方に広がりを有するテ
ーパ状に形成されており、空隙部26aの上端には、抵抗
調整部材30が螺合されるねじ穴26bが形成されている。
摺動抵抗部材28には、軸本体18のガイド溝28aが形成さ
れているとともに、上下方向にテーパを有する背面28b
が形成されており、ドア4を開く時はガイド溝28aの側
面が軸本体18に当接して摺動抵抗を付与する。
抵抗調整部材30は雄ねじ部30aと、鍔部30bとからなり、
中央部には軸本体18が挿通される挿通孔30cが形成され
ている。抵抗調整部材30の螺合量を調整することによ
り、摺動抵抗部材28の上限位置を調整でき、これによっ
てドア4の開放時の摺動抵抗が調整される。
また、本体部26の略前半部には上方位置をもって球状の
凹んだ球面凹部26cが形成され、下方にはアーム部材14
の上下方向の回動を許容する空隙部26dが形成されてい
る。
アーム部材14は、例えば細長のプレート状に形成される
アーム本体34と、このアーム本体34の先端に設けられる
球面頭部36とから概略構成することができる。アーム本
体34と球状頭部36との間には細巾の首部34aが形成され
ている。球面頭部36は摺動部材12の球面凹部26cに装着
され、装着後球面凹部26c内で回転できる寸法を有す
る。なお、球面頭部36は例えば合成樹脂で形成すること
ができ、アーム本体34への固定形態は固着や螺合等種々
採用できる。
摺動部材12の球面凹部26cの前面には、アーム部材14の
首部34aの回転を許容する狭い回転用孔26gが開口されて
おり、これによって摺動部材12に対するアーム部材14の
軸心回転ができるようになっている。
固定部材16は、ドア4の面に沿うプレート本体16aと、
このプレート本体16aから略L字形に立設される連結片1
6bとからなっている。プレート本体16aには、止めねじ
の挿通孔16cが形成されており、連結片16bには連結ピン
38の挿通孔16dが形成されている。一方、アーム部材14
の他端にも連結ピン38の挿通孔34bが形成されており、
固定部材16は上下方向に回動可能に連結される。
ドア取付枠2からドア4を下方に開放すると、摺動部材
12が下降摺動するとともにドア4の開放量に応じてアー
ム部材14が揺動変位する。摺動部材12の固定軸10に対す
る漸動スライドによってドア4の自重による急激回動が
緩和され、アーム部材14によってドア4の開放位置が規
制されるとともにドア取付枠2との間の補強がなされ
る。
次にドア用ステー8の左右兼用動作を説明する。
第1図で示した使用形態は、固定部材16がアーム部材14
の端部の左片側に取付けられたいわゆる左勝手の左タイ
プを示している。この状態のままで右タイプへの転用を
図るとすれば、第5図に示すように、固定部材16がドア
取付枠2に対するドア4の閉じ代d内に位置し、ドア4
を閉じるに際して支障を来すこととなる。
そこで、第3図に示すように、アーム部材14をその首部
34aが回転用孔26gで回転できる位置に引き上げて、例え
ば反時計回りである矢印R方向に180°軸心回転させ
る。この回転によって固定部材16は二点鎖線で示す元の
状態からアーム部材14の端部の反対側、すなわち右片側
に逆さ状態に位置する。次いで、固定部材16を回動する
と(又は自重による自然回動によって)、固定部材16は
右片側において適正な固定姿勢となる。また、固定座20
が矢印S方向に180°反転される。これによって、右タ
イプの取付態様が得られ、第4図に示すように右タイプ
としての取付が可能となる。
以上のように、摺動部材12に対してアーム部材14の一端
を球面頭部36をもって軸心回転可能に取付けるととも
に、アーム部材14の他端に固定部材16を回動可能に接続
し、且つ、摺動部材12に対して固定座20を反転できる構
成とすることによって、単一のタイプで左右のタイプに
兼用できる。従って、生産管理や部品管理に関する煩雑
さを回避できるとともに、タイプ別の選定ミスによる作
業性の低下を解消できる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、アーム部材を軸心回転させたときに
本体プレートの片側位置を反転させると同時に回動さ
せ、併せて固定座を反転させるという簡単な操作によっ
て単一のタイプで左右のタイプに対応できるうえ、本体
プレートの片側位置に対応してステーを突出しない状態
で設計することができる。とくに、収納空間内で突出量
を押さえることができたので、可能な限りドア取付枠内
側に密接した左右兼用とすることができ、実用性を著し
く高めて使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るドア用ステーの一実施例を示す
使用状態の斜視図、第2図は分解斜視図、第3図は固定
部材の片側位置変更並びに固定座の反転動作を示す一部
省略の斜視図、第4図は固定部材の変更と固定座の反転
を行った後の逆タイプとしての取付状態を示す斜視図、
第5図は固定部材の変更なしに逆タイプとして使用する
場合の不具合を示す斜視図である。 2……ドア取付枠、4……ドア、10……固定軸、12……
摺動部材 14……アーム部材、16……固定部材、16a……本体プレ
ート 16b……連結片、20……固定座、26c……球面凹部 26g……回転用孔、34a……首部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア取付枠内側に上下方向に向けて固定さ
    れる対の固定座20,20を有する固定軸10と、この固定軸1
    0に沿って上下摺動可能に設けられる摺動部材12と、こ
    の摺動部材12の上下摺動に伴って上下方向に揺動可能に
    一端が摺動部材12に取付けられるアーム部材14と、この
    アーム部材14の他端に枢支されて下方開きするドア内側
    に固定される固定部材16とが備えられてなるドア用ステ
    ーにおいて、 前記摺動部材12には球状の球面凹部26cと細巾で回転を
    許容する回転用孔26gとが凹設されるとともに、前記ア
    ーム部材14の一端には球状の球面頭部36が細巾の首部34
    aを介して設けられ、前記固定部材16はドア内側に固定
    されるプレート本体16aとこのプレート本体16aから略々
    L字形に立設されてアーム部材14の他端の片側に略々同
    一面上で枢支される連結片16bとから形成され、上記摺
    動部材12の球面凹部26cへのアーム部材14の球面頭部36
    の装着により回転用孔26gから首部34aを逃がしつつ球面
    を反転させてアーム部材14の他端を上記固定部材16の片
    側位置に変更させ、これに併せて上記摺動部材12と固定
    座20,20とが反転可能に設けられていることを特徴とす
    るドア用ステー。
JP1990087922U 1990-08-24 1990-08-24 ドア用ステー Expired - Lifetime JPH0712607Y2 (ja)

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JPH0445878U JPH0445878U (ja) 1992-04-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5926051U (ja) * 1982-08-12 1984-02-17 富士重工業株式会社 軽トラツクの運転室構造

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JPH0445878U (ja) 1992-04-17

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