JPH0712581Y2 - 扉装置のロック装置 - Google Patents

扉装置のロック装置

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JPH0712581Y2
JPH0712581Y2 JP11276490U JP11276490U JPH0712581Y2 JP H0712581 Y2 JPH0712581 Y2 JP H0712581Y2 JP 11276490 U JP11276490 U JP 11276490U JP 11276490 U JP11276490 U JP 11276490U JP H0712581 Y2 JPH0712581 Y2 JP H0712581Y2
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door
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locking
electric lock
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一玉 高橋
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株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気圧力を利用して扉を開閉駆動させる鉄道
車両用扉装置のロック装置に係わり、特にソレノイドの
消磁時に施錠位置をとる電気錠を有するロック装置の改
良に関するものである。
〔従来の技術〕
鉄道車両用扉としてプラグドアを例にして、その扉装置
及びそのロック装置を第5図により説明する。1は扉の
上部ユニットを示し、扉を枠外に一旦押し出すスライド
シリンダ2と扉を開閉駆動する空気圧シリンダ3とを有
している。このスライドシリンダ2はプラグドアに特有
のものであり、空気圧シリンダ3と共同で扉を開閉する
(このスライドシリンダ2を有しない鉄道車両用扉装置
もある)。空気圧シリンダ3及びスライドシリンダ2を
駆動する圧力空気源4からの圧力空気の供給は戸閉電磁
弁5によって切換えられる。このような鉄道車両用の扉
装置では、扉閉時、特に走行時に外的要因で扉が開方向
に移動しないようロック装置6を取付けることがあり、
このロック装置6として、電気錠7を用いる。この電気
錠7は空気圧シリンダ3のロッド部34と係脱自在に設置
され、乗務員のスイッチ操作により電気錠7のソレノイ
ド28が励消磁されて施解錠動作を行うものである。さら
に、非常時等に扉を手動開閉するために、圧力供給源4
から戸閉電磁弁5への空気配管にドアコック8が設ける
ことがあり、このドアコック8を作動させると、上部ユ
ニット1に対する圧力空気が抜け、扉を手動で開閉する
ことができる。
上述した電気錠7としては、第6図に示すもの(実開昭
58-89552号公報参照)が知られている。第6図におい
て、本体20にレバー21の図中左側を軸22にて回転自在に
軸支し、このレバー21が軸22を中心に図中右方向に回転
(落下)するのを防止しほぼ水平に保持するストッパ23
を本体20に設ける。前記レバー21の図中右側に軸24にて
係止レバー25を揺動自在に軸支し、この係止レバー25に
係止穴26を設けるとともに、この係止穴26を通る係止片
27を前記レバー21に設け、この係止穴26の内径を係止片
27の径よりも大きくして係止レバー25が軸24を中心に揺
動自在とする。このようにして前記レバー21と係止レバ
ー25とを「く」の字状に形成する。また本体20にはバネ
28aを有するソレノイド28を設け、このソレノイド28の
可動片29に第2可動片30を軸31にて回転自在に軸支し、
この第2可動片30の先端に回転自在なローラ32を設ける
とともに、この第2可動片30を支持案内する案内部33を
本体20に設ける。前記ローラ32はレバー21の上部から係
止可能でこのレバー21が図中左方向に回転するのを防止
し、ソレノイド28が励磁されると可動片29、第2可動片
30を介してローラ32は図中右方向に移動し、レバー21の
係止状態を解除する。一方空気圧シリンダのロッド部34
には固定片35を設け、この固定片35が前記係止レバー25
に当接可能である。このような電気錠7の作用は以下の
通りである。いまソレノイド28が消磁され、可動片29、
第2可動片30が図中左方向に突出して、ローラ32により
レバー21を係止し図中左方向への回転を防止していると
すると、扉は閉状態(図示状態)で固定片35が係止レバ
ー25に当接し、この係止レバー25が係止穴26と係止穴27
との係合により図中左方向の回転が阻止されているた
め、扉は施錠され閉鎖状態が保持される。このような扉
の施錠状態において、手動で扉を開放しようとした時、
その主動力は固定片35から係止レバー25、レバー21を介
してローラ32に作用して第2可動片30を押上げようと
し、案内部33にてその力を受け止める。次に、制御盤よ
り扉の解錠信号がソレノイド28に送られると、ソレノイ
ド28は励磁して可動片29および第2可動片30を図中右方
向に移動する。するとその第2可動片30の先端に取付け
たローラ32によるレバー21の係止状態を解除する。この
ため、ロツド部34を図中右方向(開方向)に移動させる
と、係止レバー25が係止片27により係止されているた
め、係止レバー25がレバー21とともに軸22を中心にして
図中左方向に押上げられ、図中一点鎖線位置Aまで上昇
し、固定片35と係止レバー25との係止状態がはずれ扉は
全開する。扉の開放後はレバー21および係止レバー25を
押上げる力が解除されるため、両レバー21、25はもとの
位置(図中実線位置)に復帰し、ソレノイド28が消磁し
て可動片29および第2可動片30が突出しローラ32にてレ
バー21を係止する。この全開した扉を再び全閉して施錠
する場合には、ロッド部34を全開位置から図中左方向
(閉方向)に移動させると、空気圧シリンダ34の固定片
35が係止レバー25に当接し、係止レバー25が軸24を中心
にして図中上方に押上げながら、固定片35が係止レバー
25を通過し扉は閉鎖する。そして係止レバー25は再びも
との位置(図示実線位置)まで復帰し、前述したように
扉は係止レバー25によって施錠される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した電気錠7はバネ28aで可動片29及び
第2可動片30が突出方向に付勢されているので、ソレノ
イド28の励磁時に解錠位置となり、消磁時に施錠位置と
なる。そのため、電気錠7の回路が断線していたり車両
が停電状態となっていると、消磁時に施錠するタイプの
ものであるかぎり通電されないと解錠不能となる。その
ため非常時に扉を手動で開閉するため、第5図のドアコ
ック8を用いても扉を開くことができなくなるという問
題がある。この状態が仮に非常時に発生すると乗客にパ
ニックが生じ、危険が増大することになる。
そこで、本考案は、上記のような場合でも、ドアコック
を動作した場合には、これと連動して電気錠が解錠状態
となる扉装置のロック装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
圧力空気源と接続されて扉を開閉駆動する空気圧シリン
ダと、この空気圧シリンダへの圧力空気の供給を切換え
る戸閉電磁弁と、この戸閉電磁弁と圧力空気源との間に
設けられるドアコックとを備えた扉装置に、ソレノイド
の消磁時に可動片が施錠位置をとるとともに励磁時に解
錠位置をとる電気錠を設け、この電気錠は、ソレノイド
の消磁時に前記可動片が扉側の固定片と電気錠側の係止
レバーとを係止状態に保持することにより扉を施錠する
ものである扉装置のロック装置において、前記電気錠に
可動片を強制的に施錠位置から解錠位置に移動させる解
錠シリンダを設け、この解錠シリンダは、一方に前記戸
閉電磁弁とドアコックとの間の管路より導入される圧力
空気を受け、他方にバネ力を受けるピストンを有し、圧
力空気の排出時に前記バネ力に基づいて作動して前記可
動片と係合し、この可動片を解錠位置に保持するもので
あることを特徴とするものである。
〔作用〕
回路断線又は停電により電気錠が消磁状態となって可動
片が施錠位置にあったとしても、ドアコックの作動によ
り解錠シンダへの圧力空気が抜け、解錠シリンダのバネ
力によって電気錠の可動片を強制的に解錠位置に移動さ
せる。
また、解錠シリンダにより電気錠の可動片を強制的に解
錠位置とする構成としたので、緊急時にドアコックの操
作のみで扉を確実に解錠でき、扉の手動開放を可能とす
ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本考案のロック装置に係る扉装置の回路図であ
る。第5図と異なる点は、ロック装置6に解錠シリンダ
10が付設された点である。この解錠シリンダ10は、ドア
コツク8と戸閉電磁弁5との間の分岐管10aからの圧力
空気がバネ13aに打ち勝って短縮するものである。すな
わち、ドアコック8を作動させて圧力空気を抜くと、解
錠シリンダ10はバネ13aで伸長する。このバネ13aの付勢
力はソレノイド28のバネ28aの付勢力より強く設定され
ている。したがって、この解錠シリンダ10がソレノイド
28を強制的に解錠位置に移動させる。
上述したロック装置の具体例を第2図により説明する。
第2図(a)は上面図、第2図(b)は側面図である。
なお、第2図において、第6図と同じ作動をする部分に
ついては同じ符号を付してその説明を省略する。第6図
と異なる点は、ソレノイド28と対向して解錠シリンダ10
を本体20に設け、可動片11にフランジ11aを設けた点で
ある。解錠シリンダ10には、ピストン12で区分されるボ
トム室側にバネ13aが内設され、ロッド室側に圧力空気
の流入口14が設けられている。そして、ロッド13の先端
には横向きに押し棒15が固設されている。そして、図示
の解錠シリンダ10は流入口14に圧力空気を受けて短縮し
ており、押し棒15は可動片11の作動に支障のない位置に
ある。また、図示のソレノイド28は励磁され、可動片11
が引っ込む解錠位置であって通常の状態を示す。
つぎに、上述したロック装置の作動を第3図及び第4図
により説明する。第3図は電気錠による施錠状態を示
し、第4図は解錠シリンダにより電気錠が強制的に解錠
された状態を示す。第3図において、解錠シリンダ10の
流入口14に圧力空気が導入され、押し棒15は引っ込んで
いる。したがって、電気錠のソレノイド28は消磁され、
バネ28aで可動片11が突出し、空気圧シリンダ3はロッ
クされている。第4図において、ドアコックが作動し、
流入口14の圧力空気が抜け、押し棒15はバネ13aにより
進出し、可動片11のフランジ11aに当接し、バネ13aの付
勢力はバネ28aの付勢力より大であるので可動片11は押
し戻される。したがって、空気圧シリンダ3は移動可能
となって、扉は手動で開けられる。
なお、本実施例ではロック装置を空気圧シリンダ3に適
用した場合を示したが、この空気圧シリンダ3に限るこ
となく、例えば扉自体にこのロック装置を取付ける構成
としてもよい。
〔考案の効果〕
電気錠に可動片と接続されてこの可動片を強制的に施錠
位置から解錠位置に移動させる解錠シリンダを設け、こ
の解錠シリンダは、一方に前記戸閉電磁弁とドアコック
との間に管路より導入される圧力空気を受け、他方にバ
ネ力を受けるピストンを有し、圧力空気の排出時に前記
バネ力に基づいて作動するものであり、回路断線又は停
電により電気錠が消磁状態となって可動片が施錠位置に
あったとしても、ドアコックの作動により解錠シリンダ
が電気錠を施錠位置から解錠位置に移動させるので、電
気錠を設けた場合であっても、緊急時には従来と同様に
ドアコックで開扉が可能となって高い安全性が達成され
る。
また、解錠シリンダにより電気錠の可動片を強制的に解
錠位置とする構成としたので、緊急時にドアコックの操
作のみで扉を確実に解錠でき、扉の手動開放を可能とす
ることができ、高い安全性が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のロック装置に係る扉装置の回路図、第
2図は本考案のロック装置を示す図、第3図及び第4図
はロック装置の作動を示す図、第5図は従来のロック装
置に係る扉装置の回路図、第6図は従来のロック装置を
示す図である。 3……空気圧シリンダ、4……圧力空気源、5……戸閉
電磁弁、6……ロック装置、7……電気錠、8……ドア
コック、10……解錠シリンダ、11……可動片、14……流
入口(圧力空気)、13a……バネ(バネ力)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力空気源と接続されて扉を開閉駆動する
    空気圧シリンダと、この空気圧シリンダへの圧力空気の
    供給を切換える戸閉電磁弁と、この戸閉電磁弁と圧力空
    気源との間に設けられるドアコックとを備えた扉装置
    に、ソレノイドの消磁時に可動片が施錠位置をとるとと
    もに励磁時に解錠位置をとる電気錠を設け、この電気錠
    は、ソレノイドの消磁時に前記可動片が扉側の固定片と
    電気錠側の係止レバーとを係止状態に保持することによ
    り扉を施錠するものである扉装置のロック装置におい
    て、 前記電気錠に可動片を強制的に施錠位置から解錠位置に
    移動させる解錠シリンダを設け、この解錠シリンダは、
    一方に前記戸閉電磁弁とドアコックとの間の管路より導
    入される圧力空気を受け、他方にバネ力に基づいて作動
    して前記可動片と係合し、この可動片を解錠位置に保持
    するものである扉装置のロック装置。
JP11276490U 1990-10-26 1990-10-26 扉装置のロック装置 Expired - Lifetime JPH0712581Y2 (ja)

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JPH0469587U JPH0469587U (ja) 1992-06-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889552U (ja) * 1982-09-30 1983-06-17 株式会社ナブコ 電気錠
JPS59136860U (ja) * 1983-03-02 1984-09-12 株式会社日立製作所 車両用ドア−錠

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JPH0469587U (ja) 1992-06-19

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