JPH07124365A - 操作検知始動ミシン - Google Patents

操作検知始動ミシン

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JPH07124365A
JPH07124365A JP29904493A JP29904493A JPH07124365A JP H07124365 A JPH07124365 A JP H07124365A JP 29904493 A JP29904493 A JP 29904493A JP 29904493 A JP29904493 A JP 29904493A JP H07124365 A JPH07124365 A JP H07124365A
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Akiyoshi Sasano
野 章 嘉 笹
Haruhiko Tanaka
中 晴 比 古 田
Koji Sumiyoshi
吉 浩 司 住
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め設定された速度で駆動されるミシンにお
いて、操作者の操作行為に対応して始動する操作検知始
動ミシンを提供する。 【構成】始動操作手段1が操作されると積算タイマ60
がカウントを開始する。その後操作検出手段2により操
作者の操作行為が検出されると、該操作から検出までの
時間が計時され、該計時時間に応じた速度特性でミシン
モータ7を速度設定手段5により設定された速度まで始
動し加速する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は操作検知始動ミシンに
関する。
【0002】
【従来の技術】電動ミシンモータは一般的に足踏み式の
コントローラを用いて、該コントローラの踏み込み量に
応じてモータの速度を連続的に変更しつつミシン縫い作
業を行うようになっている。一方このような足踏み式コ
ントローラを用いずに、予めボタン操作などにより速度
を設定しておき、この設定速度により定速度運転を行う
方式のものも広く普及している。この方式のミシンの場
合、始動スイッチ等を押してミシンの始動を行うように
なっているが、作業者が始動スイッチを押してから布等
に手をおいてミシン縫いを始めるまでに若干の時間が必
要であるため、通常はミシンモータを緩和起動させて、
徐々に速度を上げて、この間に作業者が縫い作業の態勢
を整えることが出来るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、緩和起動の必
要時間は作業者の熟練度等に応じてまちまちであり、熟
練度の低い作業者は長い緩和時間が必要であるし、一方
熟練者は比較的短い緩和時間で十分である等の問題があ
る。この問題を解決するために、緩和起動の緩和時間を
調整可能とする方法があるが、調整作業が面倒である問
題がある。本発明は上記した従来技術の問題点を解決す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の操作検知始動ミシンは、設定された所定速度
でミシンモータを駆動するミシンにおいて、ミシンを始
動するために手動操作が可能な操作手段と、ミシンの針
落ち位置から所定距離の領域内における操作者の操作行
為を検出する検出手段と、前記操作手段の操作から前記
検出手段による操作行為の検出までの時間に対応して計
時する計時手段と、前記操作手段の操作と前記検出手段
により操作行為の検出とに関連して、ミシンモータを始
動させ、前記計時手段の計時時間に応じた速度で前記設
定された速度まで加速するための信号を出力する制御手
段と、該信号に関連してミシンモータを始動し、前記設
定された速度までミシンモータを加速し、該速度で駆動
する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】ミシンを始動するために手動操作が可能な操作
手段が操作され、またミシンの針落ち位置から所定距離
の領域内における操作者の操作行為が検出手段により検
出されると、前記操作から検出までの時間が計時され
る。同時に制御手段からミシンを始動させ、該計時時間
に応じた速度で設定された速度まで加速するための信号
が出力される。駆動制御手段は該信号に応じてミシンモ
ータを始動し、前記設定された速度までミシンモータを
加速し、該速度でミシンモータを駆動する。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例の機能ブロック図であ
る。この実施例において、ミシンモータ7は駆動制御手
段4により制御されており、速度設定手段5により設定
された速度により、設定速度で運転を行うようになって
いる。ミシンモータ7はミシン本体の機械的な機構に連
結され、ミシン動作を実現するようになっている。始動
操作手段1はミシン本体Xの機枠上等に設けられてお
り、操作者の手動により操作されるようになっている。
始動制御手段3は始動操作手段1の操作だけでは駆動制
御手段4を起動させず、従って始動操作手段1の操作の
みではミシン本体は起動しないように構成されている。
始動操作手段1の操作出力によりタイマ手段6はカウン
トを開始するようになっている。
【0007】操作検出手段2はミシン針落ち位置から所
定距離にある所定の範囲内における、操作者の操作行為
を検出する。典型的な例では、始動操作手段1を操作者
が操作した後、ミシン縫いのために布等の縫い対象物に
手を添える操作行為を検出する。そのためには例えば光
センサ等を用いた非接触型のセンサにより、操作者の手
が所定の範囲に来たことを検出すれば良い。このセンサ
としては、他に近接スイッチや赤外線感知センサ、画像
処理等によるもの等の非接触センサが使用可能である。
また、手の重みや接触による抵抗変化のセンサ等接触型
センサも使用可能である。更に該センサは操作者の手等
の有無を検出するものでも良いし、手等の動きを検出す
るようなものでも良い。この操作検出手段2による検出
によりタイマ手段6はカウントを止め、前記始動操作手
段1の操作から操作検出手段2による検出までの時間を
計時するようになっている。
【0008】操作行為を検出する所定の範囲は針落ち位
置の始動操作手段1側が望ましく、更に好適には始動操
作手段1から針落ち位置の間の領域とするのが良い。ま
た更にこの領域におけるミシンアームの下側の範囲とす
るのがより好ましい。操作検出手段の取付位置は、この
所定の範囲に対応する位置とし、ミシンアームやベッド
に取り付けるように構成される。
【0009】始動操作手段1の操作があり、且つ操作検
出手段2により操作行為が検出されると、始動制御手段
3は始動信号及びタイマ手段6の計時時間に基づく始動
後の速度カーブ情報を駆動制御手段4に出力するように
構成されている。この速度カーブはタイマ手段6による
計時時間に応じて定められ、タイマ手段6の計時時間が
短いほど速度カーブは急になるようになっている。即ち
始動操作手段1の操作から操作検出手段2による操作行
為の検出までの時間が短い場合には、操作者が熟練者と
判断し、始動から設定速度までの速度上昇を速くするよ
うになっている。反対にタイマ手段6の計時時間が長い
場合には、速度カーブが緩やかになり、設定速度までの
速度上昇が遅くなるようになっている。好適な実施例に
おいては、始動操作手段1は予めタイマ手段6による計
時時間の所定値を決め、該所定値毎の速度カーブを設定
しておき、該所定値よりも計時時間が大きいか否か判断
し、設定された速度カーブを選択して、これに応じた信
号を出力するようになっている。該所定値は1つでも良
いし、或いは2以上の任意の数とすることが可能であ
る。
【0010】始動制御手段3は始動操作手段1と操作検
出手段2から信号をそれぞれ受けて、ここで始動操作手
段1の操作があり操作検出手段2により操作行為が検出
されたことを判別するように構成しても良いし、或いは
始動操作手段1の操作により操作検出手段2が稼働状態
になり、該操作検出手段2からの信号に応答して始動信
号を出力するように構成しても良い。
【0011】なお、上記実施例では、始動操作手段1を
操作しただけでは始動しないように構成しているが、始
動操作手段1の操作により低速で始動し、その後操作検
出手段2の操作検出により加速させるように構成するこ
とも可能である。
【0012】図2により、この実施例のハード的な構成
の一実施例を説明する。図5はその機械的な構成を示す
斜視図である。なお、図2に示すハード構成は一例であ
って、他にも種々の態様が可能である。CPU100に
はRAM101及びROM102が設けられており、該
ROM102に格納されたプログラムにより所定の動作
を実行するようになっている。図6に示すようにミシン
本体Xの機枠上にはミシンの駆動速度を設定するための
速度設定釦50が配置されており、操作者が該速度設定
釦50を操作して駆動速度の設定を行えるようになって
いる。この速度設定釦50の設定信号はCPU100に
入力され、該CPU100はこの設定に対応して、電力
供給制御回路42を制御してミシンモータ7を所定値で
回転させるようになっている。該ミシンモータ7の回転
は、図7に示すようにミシンの機械的な適所に配設され
た回転検出器43により検出され、CPU100に回転
信号がフィードバックされるようになっている。CPU
100はこの回転検出に基づいて設定値でミシンモータ
7を回転させるようになっている。速度制御回路41
は、後述する所定の条件が整ったときにCPU100か
ら出力される始動信号に応じて、速度カーブ記憶装置4
4に記憶されている速度カーブに従って電力供給制御回
路42を介してミシンモータ7をスタートさせ、その後
加速して速度設定釦50により設定された速度まで加速
するように構成されている。この始動動作は、後に説明
するように積算タイマ60のカウント値に応じて異なる
ようになっている。
【0013】CPU100にはスタート/ストップスイ
ッチ10からのスタート信号及びストップ信号が入力さ
れるようになっている。スタート/ストップスイッチ1
0は図5に示すようにミシン本体XのアームYのアーム
垂下部Bの下端部に装着されており、最初の操作でスタ
ート、次の操作でストップとなるように構成されてい
る。このスタート信号及びストップ信号はCPU100
に入力される。
【0014】操作検出センサ20はこの実施例では反射
型の光センサを採用しており、図5に示すようにアーム
Yのアーム垂下部Bの下端部に下側に光を放射するよう
に設けられている。該操作検出センサ20は押え11の
正面側からみて右側に設けられており、針落下点12の
右側の一点鎖線で示す円錐形状の領域Rに操作者の手等
が到来した時に、検出信号をCPU100に送るように
なっている。操作検出センサ20の設置位置は他にも種
々の場所が可能であり、例えば上アームAの下側や立上
り部Cの側部或いはベッドZの上等に設置可能である。
また領域Rの大きさや設定位置も種々の態様を採用する
ことが可能であり、スタート/ストップスイッチ10を
操作した後の操作行為を検出できる範囲であれば良い。
この領域Rは通常針落下点12のスタート/ストップス
イッチ10側に設定される。より好適には、スタート/
ストップスイッチ10の位置から針落下点12までの領
域で良く、更に好適には該領域内の針落下点12から所
定距離の範囲であれば良い。また領域Rに加えて操作行
為の検出を禁止する領域を設定し、この領域をセンサに
よる不感領域とすることも可能である。この構成によ
り、例えばスタート/ストップスイッチ10操作時の他
方の手等の検出を防止することができる。この不感領域
は、例えば針落下点12のスタート/ストップスイッチ
10と反対の側等に設定すれば良い。また操作検出セン
サ20としては、上記したように光センサの他に近接ス
イッチや音波を利用したもの、或いは赤外線感知器や画
像検出器等の非接触型のセンサを利用可能である。また
タッチセンサや重量感知センサ或いは抵抗値の変化を利
用したセンサなどの接触センサを利用することも可能で
ある。接触センサを用いる場合、これらはベッドZ上に
設けるのが好ましい。更に操作者の手等の有無を検出す
るセンサであっても良いし、手等の動きを検出するセン
サであっても良い。
【0015】CPU100には積算タイマ60が設けら
れており、CPU100は前記スタート/ストップスイ
ッチ10のスタート信号及び操作検出センサ20からの
操作検出信号を入力し、スタート信号が入力してから操
作検出信号を入力するまでの時間を積算タイマ60に計
時させるようになっている。CPU100にはまた、該
計時時間tの所定値X1とこれより長いX2が設定されて
おり、この所定値に対応する速度カーブが設定されてい
る。そして、積算タイマ60が計時した時間tと所定値
X1、X2との長短を判別し、この判別結果に基づいて速
度カーブを選択するようになっている。これを図7を参
照して説明すると、積算タイマ60による計時時間tが
X1以下、即ちt<X1の場合には上級者用速度カーブA
fを選択するようになっている。即ち、t<X1の場合
には、スタート/ストップスイッチ10を押してから布
等に手を添えるまでの時間が短いわけであるから、操作
者は熟練者と判断して速い速度でミシンモータ7の速度
を上昇させるようになっている。同様にX1<t<X2の
場合には中級者用速度カーブAmを選択し、X2<tの
場合には初級者用速度カーブAsを選択するようになっ
ている。CPU100におけるこれらの判断は所定のア
ルゴリズムに従って行われ、このプログラムは状態判別
プログラム記憶装置30に格納されている。
【0016】CPU100はスタート/ストップスイッ
チ10のスタートスイッチが押され、且つ操作検出セン
サ20により操作者の手等が検出されたと判断すると、
前記した様に積算タイマ60からの計時時間に基づいて
上級者用速度カーブAf、中級者用速度カーブAm、初
級者用速度カーブAsの中の1つの速度カーブを選択
し、該速度カーブに相当する情報を速度カーブ記憶装置
44から読み出す。そして、速度制御回路41と電力供
給制御回路42に始動及び速度信号を送り、所定の加速
カーブに従って起動を行わせ、速度設定釦50により設
定された速度でミシンモータ7の回転を継続させるよう
に制御するように構成されている。
【0017】図8によりこの始動動作を説明する。実線
で示すようにスタート/ストップスイッチ10を押した
だけでは、ミシンモータ7は駆動しない。操作検出セン
サ20により検出信号が出力された時に、ミシンモータ
7は起動して所定の緩和起動時間を経過して、速度設定
釦50により設定された設定速度に達する。この際の速
度カーブは前記したように時間tに応じて決定され、上
級者用速度カーブAf、中級者用速度カーブAm、初級
者用速度カーブAsの中の1つのカーブが選択される。
この時間t、即ちスタート/ストップスイッチ10を押
してから、操作者が手等を布等に添えて、これが領域R
において操作検出センサ20に検出されるまでの時間t
は、操作者の熟練度に応じて異なるから、このt自体が
熟練者ほど短くなる。また、時間tが短いほど速度カー
ブは急になるから、熟練者ほどスタート/ストップスイ
ッチ10を押してから設定速度に達するまでの時間が短
くなる。これに対して、点線で示すものが従来の緩和起
動の動作であり、熟練度の低い操作者を想定して長い緩
和時間を設定する必要があり、しかもこの時間は固定さ
れており、熟練度等に全く対応できない。
【0018】なお、上記では積算タイマ60による計時
時間はX1とX2の2つの設定値と比較しているが、これ
に限定されるものではなく、設定値を2以上に増加する
ことも可能であるし、或いは減少して設定値を1にする
ことも可能である。
【0019】図3により図2の構成の動作を説明する。
CPU100はキー操作があると(ステップ70)、ス
タート/ストップスイッチ10によるスタート信号か否
か判別し(ステップ71)、スタート信号の場合は積算
タイマ60をスタートさせ(ステップ72)、操作検出
センサ20からの信号の発生を監視する(ステップ7
3)。その間スタート/ストップスイッチ10によるス
トップ信号があった場合には(ステップ83)、運転を
停止する。操作検出センサ20から操作検出信号がある
と、その時の積算タイマ60のカウント値を設定値X
1、X2と比較する(ステップ74)。積算タイマ60に
よる計時時間tがX2<tの場合には、操作者が初級者
と認定して、加速運転として初級者用速度カーブAsを
選択する(ステップ75)。また、X1<t<X2の場合
には、操作者は中級者と認定し、中級者用速度カーブA
mを選択する(ステップ76)。そしてX1以下、即ち
t<X1の場合には、操作者が上級者であると認定して
上級者用速度カーブAfを選択する(ステップ77)。
そしてミシンモータ7を始動し、上記選択した速度カー
ブで速度設定釦50による設定速度まで加速し(ステッ
プ78)、設定速度になったら該速度を維持する(ステ
ップ79、80)。そして、スタート/ストップスイッ
チ10によるストップ信号があるまで(ステップ8
1)、運転を継続し、ストップ信号があったらミシンモ
ータ7を停止する(ステップ82)。
【0019】以上説明した実施例によれば、スタート/
ストップスイッチ10を操作すると同時に積算タイマ6
0がカウントを開始する。その後操作者が手等を布等に
添える操作を行うと、これが領域Rにおいて操作検出セ
ンサ20により検出され、スタート/ストップスイッチ
10を操作してから操作検出センサ20により操作検出
がなされるまでの時間が計時される。そして、該検出に
よりミシンモータ7が始動し、該計時時間に応じて、設
定速度までの加速特性が選択され、該特性により加速さ
れる。そのため操作者の熟練度などによる操作の早さに
応じた時間で設定速度までのミシンの加速が行われる。
【0020】図4と図9にスタート/ストップスイッチ
10の操作によりミシンモータ7が始動し、その後操作
検出センサ20による操作検出により加速が行われる実
施例を示す。図9に示すように、この実施例ではスター
ト/ストップスイッチ10からのスタート信号によりミ
シンモータ7が始動し、緩やかなカーブで速度を上昇
し、操作検出センサ20の操作検出時点で、その時間t
に対応した速度カーブで加速するように構成している。
始動から操作検出までの間は速度上昇させずにに一定速
度とすることも可能である。
【0021】図4のフローチャートにおいては、ステッ
プ71の後に、ミシンモータ7を始動する(ステップ7
2’)。またステップ78’において、始動しているミ
シンモータを選択した速度カーブで加速する。その他の
動作は図3のものと同一であるので説明を省略する。
【0022】図5に更に他の実施例を示す。この実施例
では、スタート/ストップスイッチ10の操作後、所定
時間操作検出センサ20の検出がない場合に、低速運転
を開始したミシンモータ7を停止させるように構成され
ている。即ち、CPU100は前記した所定時間設定値
X1、X2に加えて該X2よりも十分に長い上限の時間XM
axを設定し、積算タイマ60からのカウント時間がこの
XMaxを越えた時に、操作中止と判断して、スタート/
ストップスイッチ10の操作により始動し低速運転を行
っているミシンモータ7を停止させ、ミシンを初期状態
に戻すように構成されている。この実施例の動作を説明
する。ステップ70からステップ82までは図3に示す
実施例と同一であるので説明を省略する。ステップ73
において、スタート/ストップスイッチ10から検出信
号がない場合には、積算タイマ60のカウント値が上限
値XMaxを越えたか否か判断し(ステップ90)、越え
ていればステップ82に飛びミシンモータ7を停止し、
ミシンを初期状態の戻す。越えていなければスタート/
ストップスイッチ10によるストップ信号があったか否
か判定し、あった場合には(ステップ91)、ステップ
82に飛びミシンモータ7の運転を停止する。以上の構
成により、スタート/ストップスイッチ10の操作後に
操作者が操作を中止した場合に、所定時間が経過すると
自動的に始動しているミシンモータ7を停止し、ミシン
を初期状態に戻すことが可能になる。なお、図5の実施
例をスタート/ストップスイッチ10の操作により始動
する図4の実施例に適用することも可能である。
【0023】以上説明したように、上記構成の実施例に
よれば、スタート/ストップスイッチ10を押すことに
より、積算タイマ60がカウントを開始し、その後領域
Rに手等を移動させた時に実際に縫い動作に入った時点
が検出され、スタート/ストップスイッチ10を押して
から縫い動作に入るまでの時間が計時される。そして、
該計時時間に応じて、設定速度までの所定の速度カーブ
が選択され、該速度カーブにより所定速度までの加速が
行われるから、操作者の熟練度に応じた始動、加速時間
が自動的に設定され実行される。そのため、初級者から
上級者までの操作者に最も適合した始動動作を実現でき
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の操作検知始
動ミシンは、設定された所定速度でミシンモータを駆動
するミシンにおいて、ミシンを始動するために手動操作
が可能な操作手段と、ミシンの針落ち位置から所定距離
の領域内における操作者の操作行為を検出する検出手段
と、前記操作手段の操作から前記検出手段による操作行
為の検出までの時間に対応して計時する計時手段と、前
記操作手段の操作と前記検出手段により操作行為の検出
とに関連して、ミシンモータを始動させ、前記計時手段
の計時時間に応じた速度で前記設定された速度まで加速
するための信号を出力する制御手段と、該信号に関連し
てミシンモータを始動し、前記設定された速度までミシ
ンモータを加速し、該速度で駆動する駆動制御手段とを
備えているため、操作者の操作行為に応じた適切な始動
動作を行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す機能ブロック図。
【図2】図1の実施例のハード的な構成の一実施例を示
すブロック図。
【図3】図2の一実施例の動作を説明するフローチャー
ト図。
【図4】本発明の他の実施例の動作を説明するフローチ
ャート図。
【図5】本発明の更に他の実施例の動作を説明するフロ
ーチャート図。
【図6】本発明の実施例の機械的な構造を示す斜視図。
【図7】回転検出器の設定状態の説明図。
【図8】本発明の一実施例における始動動作を示すグラ
フ。
【図9】本発明の他の実施例における始動動作を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
1:始動操作手段、2:操作検出手段、3:始動制御手
段、4:駆動制御手段、5:速度設定手段、6:タイマ
手段、7:ミシンモータ、10:スタート/ストップス
イッチ、11:押え、12:針落下点、20:操作検出
センサ、30:状態判別プログラム記憶装置、41:速
度制御回路、42:電力供給制御回路、43:回転検出
器、44:速度カーブ記憶装置、50:速度設定釦、6
0:積算タイマ。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された所定速度でミシンモータを駆
    動するミシンにおいて、 ミシンを始動するために手動操作が可能な操作手段と、 ミシンの針落ち位置から所定距離の領域内における操作
    者の操作行為を検出する検出手段と、 前記操作手段の操作から前記検出手段による操作行為の
    検出までの時間に対応して計時する計時手段と、 前記操作手段の操作と前記検出手段により操作行為の検
    出とに関連して、ミシンモータを始動させ、前記計時手
    段の計時時間に応じた速度で前記設定された速度まで加
    速するための信号を出力する制御手段と、 該信号に関連してミシンモータを始動し、前記設定され
    た速度までミシンモータを加速し、該速度で駆動する駆
    動制御手段と、 を備えたことを特徴とする操作検知始動ミシン。
  2. 【請求項2】 設定された所定速度でミシンモータを駆
    動するミシンにおいて、ミシンを始動するために手動操
    作が可能な操作手段と、 ミシンの針落ち位置から所定距離の領域内における操作
    者の操作行為を検出する検出手段と、 前記操作手段の操作から前記検出手段による操作行為の
    検出までの時間に対応して計時する計時手段と、 前記操作手段の操作に関連してミシンモータを始動さ
    せ、前記操作手段の操作と前記検出手段により操作行為
    の検出とに関連して、始動したミシンモータを、前記計
    時手段の計時時間に応じた速度で前記設定された速度ま
    で加速するための信号を出力する制御手段と、 該信号に関連してミシンモータを始動し、前記設定され
    た速度までミシンモータを加速し、該速度で駆動する駆
    動制御手段と、 を備えたことを特徴とする操作検知始動ミシン。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記計時手段による計
    時時間が短いほど速い速度で加速させるための信号を出
    力し、前記計時手段による計時時間が長いほど遅い速度
    で加速させるための信号を出力する、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記計時手段による計
    時時間が所定の設定値より長いか否か判断し、該判断に
    基づいて計時時間が該設定値より短い場合は一の所定速
    度で加速させるための信号を出力し、計時時間が該設定
    値よりも長い場合は該所定速度よりも遅い他の所定速度
    で加速させるための信号を出力する、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  5. 【請求項5】 前記所定の設定値が2以上である、 請求項4に記載の操作検知始動ミシン。
  6. 【請求項6】 前記操作手段の操作後、前記計時手段に
    よる所定計時時間内に前記検出手段による操作行為の検
    出がない場合に、該操作手段の操作を無効とする無効化
    手段を備えた、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  7. 【請求項7】 前記検出手段が、前記操作手段の操作に
    関連して稼働状態となる、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  8. 【請求項8】 前記制御手段が、前記操作手段の操作と
    前記検出手段による操作行為の検出とに応答して、ミシ
    ンを始動させるための信号を出力する、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  9. 【請求項9】 前記検出手段が、前記操作手段とミシン
    の針落ち位置との間の領域内における操作者の操作行為
    を検出する、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  10. 【請求項10】 前記検出手段が、ミシンの針落ち位置
    から所定距離の領域内でミシン本体のアーム下側におけ
    る操作者の操作行為を検出する、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  11. 【請求項11】 前記検出手段が、前記操作手段とミシ
    ンの針落ち位置との間のミシン本体のアーム下側領域内
    における操作者の操作行為を検出する、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  12. 【請求項12】 前記検出手段が操作者の手を検出す
    る、 請求項1又は2又は9又は10又は11に記載の操作検
    知始動ミシン。
  13. 【請求項13】 前記検出手段が操作者の手の動きを検
    出する、 請求項1又は2又は9又は10又は11に記載の操作検
    知始動ミシン。
  14. 【請求項14】 前記検出手段が非接触センサである、 請求項1又は2又は9又は10又は11又は12又は1
    3に記載の操作検知始動ミシン。
  15. 【請求項15】 前記検出手段が接触センサである、 請求項1又は2又は3又は9又は10又は11又は12
    又は13に記載の操作検知始動ミシン。
  16. 【請求項16】 前記検出手段がミシン本体のベッドに
    設けられている、 請求項1又は2に記載の操作検知始動ミシン。
  17. 【請求項17】 前記検出手段がミシン本体のアームに
    設けられている、 請求項1又2に記載の操作検知始動ミシン。
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