JPH07124265A - 経皮薬剤アプリケータ - Google Patents

経皮薬剤アプリケータ

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JPH07124265A
JPH07124265A JP31586993A JP31586993A JPH07124265A JP H07124265 A JPH07124265 A JP H07124265A JP 31586993 A JP31586993 A JP 31586993A JP 31586993 A JP31586993 A JP 31586993A JP H07124265 A JPH07124265 A JP H07124265A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定プログラムの下、作動及び作動停止時間
を自動的に定め、可変な制御された速度、時間間隔によ
り薬剤の供給、停止を行う経皮薬剤アプリケータを提供
する。 【構成】 薬剤供給用の薬剤溜めを有するアプリケータ
手段と、該アプリケータ手段保持用の着脱自在な取付け
手段と、アプリケータ手段用電力手段と、皮膚を介して
電気的回路が形成され電力手段の電力をアプリケータ手
段に供給する回路手段と、薬剤供与に関するプログラム
指示を受けると共に電力の発生と薬剤供与を制御するた
めのコンピュータ手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経皮薬剤アプリケータお
よびこのアプリケータとともに使用する電極構成に関
し、特に、制御システムへ取り付けられるとともに動物
または人間の皮膚に作用関係をもって取り付けられる薬
剤アプリケータに関する。また、この中でも特に本アプ
リケータが時計本体内に配設されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬剤を投与する方法としては、電
気泳動や電気浸透を利用して動物または人間の皮膚を介
して薬剤を供給するという方法があった。これは溶液ま
たは懸濁液中の薬剤分子が電界を受けるようにせしめる
ことにより体内に薬剤分子を供給するというものであ
る。電気泳動の場合には、イオン分子と同じ電荷を有す
る電極が投薬場所である皮膚に隣接する溶液上にある
と、イオンは反発し皮膚を通って血液流れ中に移行す
る。一方、電気浸透の場合には、水溶液は負電極に引き
つけられ、多孔性膜を通る電流を生じさせる。この両者
はその最終的効果は同じようなものであるが、このよう
な電気化学的なプロセスは、薬剤または他の薬物を経皮
的に注入や供与するのには、それぞれ別個にあるいは独
立に行うことができる。このようなタイプの経皮薬剤ア
プリケータは、薬剤溜めおよび患者の皮膚を含んで形成
される電気回路に電流を流すことによって薬剤を供給す
る。このようなアプリケータによれば患者への薬剤供給
は、安定状態を保ちつつ一定速度で長時間にわたって、
あるいは要求に応じて最もよく施される。なお、このよ
うな装置としては、米国特許385,556 、486,902 、588,
479 、2,493,155 、2,267,162 、2,784,715 、3,163,16
6 、3,289,671 、3,547,107 、3,677,268 、4,008,721
、4,141,359 、4,239,046 、4,166,457 、4,239,052
、4,290,878 、4,164,226 、4,362,645 、4,273,135
、4,243,052 、4,325,367 、4,367,745 、4,419,091
、4,474,570 、4,406,658 、4,314,554 、そして、他
の外国特許としては、EPA 0060452 、DE 290202183、DE
3225748、EPA 0058920 、UK 2104388がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、薬剤投
与の有益な効果は、患者が時々薬剤供給機構を作動させ
るのを忘れたりすると減じてしまう。従って、薬剤の供
給は病院で行なわれることが多い。一方、患者が供給機
構を勝手に操作すると、薬剤供給が不規則になることが
予想される。このため、本来自動的に薬剤が供給される
機構でありながら病院通いを強いられたり、誤用による
危険が伴う場合があるという問題があった。従って、本
発明の主な目的は、患者の皮膚に薬剤アプリケータを取
り付けるとともに、電源の作動および作動停止時間を自
動的に定めて、可変な制御された速度で予め定められた
あるいは予めプログラムされた時間間隔で電気泳動や電
気浸透注入作用により薬剤の供給、停止を行うシステム
を提供することである。本発明の他の目的は、1または
複数の薬剤溜めを患者の皮膚に取り付けるとともに、制
御された速度で予め定めた時間間隔で電気泳動および/
または電気浸透注入作用により1種または複数種の薬剤
を供給しおよび供給を停止するために取り付ける電源の
作動および作動停止の信号を与えるようにプログラムす
ることができるコンピュータ機構を含むシステムを提供
することである。本発明の他の目的は、閉ループ・フィ
ードバッグ系を設けることによりあるいは実際に要求に
応じた薬剤供給系を設けることにより、被験者または患
者が経験する物理的および化学的変化への応答を含む、
患者への薬剤供給制御に応えるシステムを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願の経皮薬剤アプリケータは、少なくとも1種の薬剤
を皮膚等を通して血液流れ中に供給するために生体に取
り付ける経皮薬剤アプリケータであって、上記薬物を物
理/化学物質移動により皮膚を通して供給するために薬
剤を収容する少なくとも一つの薬剤溜めを有するアプリ
ケータ手段と;上記アプリケータ手段を取り付け手段に
取り外し可能に供給するよう保持するために、上記生体
に取り外し可能に取り付けられる取り付け手段と;上記
アプリケータ手段用電源手段と;皮膚を通って上記アプ
リケータ手段との間に電気的回路を形成する、上記電源
手段から受けた電力を上記アプリケータ手段に与えるた
めの回路手段と;上記薬剤に対してプログラム化された
命令を受けるとともに、該薬剤に対して信号を発信し、
上記電源手段にプログラム化された命令を発信して電力
の発生および皮膚を通しての上記薬剤供給を規制するよ
う、上記取り付け手段に関連せしめられたコンピュータ
手段とから構成される経皮薬剤アプリケータが提供され
る。
【0005】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に沿って説
明する。図1は本発明に係る経皮薬剤アプリケータの作
動原理を示す図である。図1及び図2を参照すると、ア
プリケータ10は隆起部分14と外周に沿ったへり部1
6とを有する外被12からなる。アプリケータ10は、
後に述べるその他の電気泳動ユニットや電気浸透ユニッ
トを収容する隆起中央部とその外周に沿ったへり部とで
あれば、任意の形状またはサイズに形成することができ
る。たとえば正方形、長方形、楕円形、円形等や皮膚の
特定の場所に合わせて任意の形状につくることができ
る。図2に見られるように、ここではアプリケータ10
は患者の皮膚18の表面に取り付けられているが、外被
12の隆起部分14内には後述する複数の層がある。第
1の層は、供給すべき薬剤が皮膚18を通って移動する
微孔性または半透性の膜22である。なお、この膜22
は、薬剤溜めの性質によっては必要ではない。
【0006】第2層は、投与すべき薬剤を収容する可撓
性パッドまたは他のタイプの溜め24からなる。当該技
術から理解できるように、また上記アメリカ合衆国特許
の一または複数のものに示されているように、溜め24
は選択された薬剤を溶液または懸濁液中に含有する含浸
パッドまたはゲルであっても良い。また、その壁は周囲
条件下で薬剤の漏れを防ぐことができる程度に密ではあ
るが、電気泳動を利用する場合には、形成された電界の
影響の下でたとえば荷電粒子またはイオンのような薬剤
の移動を許す程度に多孔性である。たとえば、輸送また
は貯蔵のためのアプリケータ詰め込み、温度変動および
溜めのパンクの結果として周囲条件下で漏れが生じる場
合には、微孔性の膜を採用するのが適当である。この場
合、膜22を使用するか否か、いかなる膜を用いるのか
は、大部分、使用する薬剤の性質に依存する。また、溜
め24は、液状薬剤を収容するパウチよりは薬剤を含浸
した多孔性物質からなるものであってもよい。
【0007】溜め24上の第3層は、その次の層となる
バッテリ28の一面として組み込むことができる延在接
点26である。接点26は、任意の導電性材料、好まし
くはアプリケータ10が皮膚の表面にぴったりとフィッ
トすることができるものが望ましい。このタイプの適当
な性質は、当該技術では周知であり、導電性の、好まし
くは非イオン性のポリマーが含まれる。炭素添加または
表面金属化プラスチックもまたこの用途に用いることが
できる。
【0008】次層を構成するバッテリ28は、特定の薬
剤について動電学的作用を得るのに必要な所望の電圧を
得るために内部的に直列に接続された一群のセルから構
成することができる。バッテリ28の向きは、選択した
薬剤の荷電粒子が、正か負かに依存する。もし粒子が溶
液または懸濁液中で負に荷電しているとすれば、皮膚は
接点26に対し正となりイオンを引きつけるので、接点
26はバッテリ28の負側に接続される。電気浸透につ
いては、たとえば薬剤溶液のpHはそれ程重要ではない
ので、設計および構造上もっとフィレキシビリティがあ
る。さらに、溶剤はかなり高濃度に濃縮することができ
る。これは、高イオン流動性が必要であり、より低濃度
であることが必要なイオン系溶液とは対照をなすもので
ある。従って、ここでは、両タイプの薬剤供給システム
が考えられている。これらは、発明の範囲内に入るもの
ではあるが、利用するシステムは選ぶ薬剤に基づくべき
である。両システムは組み合わせることができる。ま
た、成果の効率を最大としあるいは非イオン系薬剤を供
給したり供給速度を大きくするためにこれらを同時に用
いることもできる。
【0009】バッテリ28については、所望の作用電圧
を得るため、現在一般に入手可能な任意の従来の小型バ
ッテリ・セルを用い、直列に配設および接続することが
できる。さらに、今日では、適切な電流密度を与えるた
めに、厚さに対して大表面積を有する、極めて薄くかつ
可撓性の導電性ポリマシートから形成されるバッテリが
開発されている。このようないわゆるプラスチック・バ
ッテリの一つが“バッテリ・ツデイ(Battery Today)
”、秋号1981、pp.10、11および22に記
載されている。このようなバッテリを用いる時には、図
2にやや概略的に示しているようにセルを斜めに直列に
配置するようにシートを重ねることができる。もちろ
ん、バッテリは、最終的には、所望の倣い度、特定用途
のために必要な電圧や電流密度、放電時間等の要因を検
討した上で選択を行う。バッテリ28の上には、接点2
6と同様の構成を有するとともにバッテリ28の反対側
に電気的に接続される他の接点32が重ねられる。
【0010】アプリケータ10の層すべてを包む外被1
2は、炭素を含浸させたポリマや表面金属化プラスチッ
クのような可撓性の導電性プラスチック材料から形成さ
れる。絶縁材料34は隆起部分14の側壁とその中に含
まれる種々の層との間の空間に満たされる。
【0011】アプリケータすなわち装置10を皮膚18
上に載せて接着させ良好な電気的接触が得られるよう
に、へり部16の下側には導電性の接着性材料36が塗
布される。
【0012】上記した構成により、大ざっぱに言って、
バッテリの一側から、外被12、接着性材料36、皮膚
18、微孔性膜22、液溜め24およびバッテリ28に
もどる完全な電気的回路が形成される。上記した構成に
よって形成される電気的回路の構成を、図3に示す。図
3では、回路が、図1および図2に示す構造に対応する
数字で概略的に示される。
【0013】バッテリ28は、接点32、外被12およ
び接着層36を介して皮膚18に接続される。バッテリ
28の他側は、接点26、液溜め24および膜22を介
して皮膚18に接続されて回路を完成する。抵抗Ref
fは、液溜め24および膜22とともに、皮膚18、接
着層36、外被12、バッテリ28およびその接点26
および32を含む完全な回路の実効抵抗を表わす。この
タイプのシステムでは、ねらいの一つは、薬剤が長い時
間に亘ってゆっくり注入するように極めて低い特定電流
流れをつくり出すことである。膜22の下の皮膚表面の
0.0001A/cm2 という低電流は、特定の薬剤を投与す
るために選ばれる典型的な電流である。電流に対する皮
膚の電気的抵抗は6〜9KΩのオーダであり、電気的接
触がなされる皮膚上の複数点間の距離とは大ざっぱに言
って無関係である。これは、皮膚の電気的抵抗は大部分
電流が体内に侵入することに対する抵抗であり、電流は
電気的抵抗が極めて低い体内の液中を流れるからであ
る。このように、指示される速度の電流をつくるために
は、オームの法則により、1.5Vバッテリを使用する
回路の合計抵抗は、貼付部の1平方センチにつき約36
0KΩとなる。この抵抗すなわち回路の実効抵抗Ref
fは、一つの構成要素あるいはバッテリ抵抗、電極、外
被材等を含む、図3に示す回路の構成要素の組み合わせ
によってつくることができる。さらに、もし所望であれ
ば、本アプリケータの動作時間中に亘って電流を一定に
維持しておくために、定電流制限装置を導電体26や、
そうするのが便利であると考えられる回路の任意の他の
部分と一体的におよびその一部として形成することがで
きる。
【0014】さらに、図4に概略的に示すように、アプ
リケータ10は、薬剤の注入が所定時間後あるいは或る
量の薬剤が投与された後停止することを確実にするため
の装置を組み込むことができる。これは、プログラマブ
ル積分回路を用いることによって、あるいは回路に逆メ
ッキセル38のような積分装置を挿入することによっ
て、達成することができる。当該技術で知られているよ
うに、セル38は一対の電極からなり、この電極の一方
の上には他方の電極に移すべき材料の塗膜がある。もと
の塗膜の厚さに基づいて所定時間が経過しあるいは供与
すべき薬剤の所望量を表わす積分電流が流れた後、全メ
ッキ材料が付着すると、内部抵抗が大幅に増加する。こ
れにより電流量が低下し、薬剤移動の停止がもたらされ
る。このような装置は、薬剤を適用する期間、あるいは
上記したように、供与すべき薬剤の量を予め定めておく
ために用いることができる。セル38は比較的高抵抗な
装置であり、アプリケータ10の作用に必要な高抵抗の
多くを提供することができる。
【0015】セル38は、接点32の一部としてつくる
ことができ、あるいは接点32と外被材14との間に挿
入することができる。さらに、薬剤を受ける者に感触、
感覚を与えないように電流を徐々に流すための装置をつ
くることができる。
【0016】図1〜図4には、装置10の構造および回
路内に組み込まれる液晶表示器(LCD)50が示され
ている。LCD50は、装置10の一定の規定された電
流でのみその表示状態が変化する。すなわち、このよう
な一定電流が流れる完成回路によって、処方投与量の薬
剤が使用者に経皮的に投与され、LCDは、この薬剤投
与状況を積極的に表示すべく光表示を行う。一定電流に
不足を生じるような(1)導電性へり部が皮膚表面から
外れてしまうような回路の断線、(2)バッテリ切れ又
はその故障、あるいは(3)薬剤の涸渇の場合には、L
CDの液晶表示が変化し、処方通りの薬剤が投与されて
いないことを使用者に知らせる。このようにして、使用
者には、薬剤が適切に投与されているか、いないかにつ
いて明瞭かつ積極的な表示が与えられる。薬剤が適切に
投与されていない場合には、使用者はただ装置を取り外
して新しい装置を取り付ける。新しく取り付けられると
同時に、新しいLCDが作動する。なお、LCDの代わ
りに発光ダイオード(LED)を用いることもできる。
表示器50があることによって、皮膚18、接着層3
6、外被12、バッテリ28、表示器50、接点32お
よび26、満たされた溜め24、膜22抵抗Reffに
より完全な回路が形成される。なお、後述するように、
薬剤投与状態を示すために、ディジタルまたはアナログ
のプログラマブル・コンピュータ表示器を使用しても良
い。この場合には、皮膚接点がなくなるとかバッテリが
弱くなるとかのような不調の場合には、本装置は、可聴
なあるいは機械的な(振動)警告を患者に与える。
【0017】図5を参照すると、表示器50のための他
の実施例60の拡大断面図が示されている。表示器50
は導電性ポリマの上下層61および62からなる。層6
1および62は、非導電性ポリマの端キャップ(図示せ
ず)とともに溜め63を形成する。上層61は、少なく
とも一つの透明部分を持つか、あるいは全部透明であ
る。そして、溜め63内には、溶液またはゲル64状の
電気化学的に伝導性のある屈光性材料が入れられる。ま
た、一層のシリカ微粒子65が溜め63内に配設され、
層61及び62間に非導電性の層を形成する。また導線
66および67が、それぞれバッテリおよび接点24と
回路を完成するために設けられる。
【0018】電気化学的に屈光性のある、あるいはエレ
クトロクロミック材料が、材料を通る電流の通過により
色または外観を変える。溜め63には、本装置の透明な
上層61を通して使用者により可視な色彩変化材料が満
たされている。適切な電気化学的屈光性材料としては、
たとえば、ラバリーらに1977年3月22に許可され
たアメリカ合衆国特許第4,013,414 号に開示されている
イオン変化感応性表示染料がある。本発明の表示器に高
度に極性のある状態を設けることによって、上記のよう
なイオン変化感応表示器の染料色彩変化が検出され、そ
れによって薬剤が投与されていることを患者に知らせ
る。
【0019】変化により色彩応答または屈光するような
化学的材料や染料材料を、本装置の定電流を色彩や屈曲
率の変化を生じさせるために使用することにより、表示
器として作用させることもできる。上記染料材料の適当
なものとしては、たとえばホフらに対して1982年1
2月7日に許可されたアメリカ合衆国特許第4,362,645
号に開示されたものがある。
【0020】アプリケータ10は、予め、種々のサイズ
および形状に形成され、プラスチック製パウチ内にシー
ルされ、保護ひもが露出側にかけられる。特定の適用例
に対して種々の薬剤を組み入れることができ、求められ
る電流量に応じてバッテリを変えることができる。もち
ろん、各バッテリの電気的方向は薬剤によって定まる。
本装置の使用に際しては、保護ひもをはずし、アプリケ
ータを耳の背後のような所望の皮膚の上、または粘膜と
接触させて置く。このように本アプリケータを置くと電
流が流れ、それと同時に薬剤の移動が開始される。
【0021】ここに記載する発明を使用することによ
り、これまで不可能であったかあるいは実用的でなかっ
た、かなりの制御と正確さをもって長時間に亘る薬剤治
療を行うことが初めて可能となった。本発明を使用する
治療のコストは、本発明を広く使用することにより治療
を経済的に行なえるという効果により充分に低減するこ
とができる。また、表示器は、体に挿着する薬剤ディス
ペンサにおいてこれまで得ることのできなかった、積極
的な保証を使用者に与える。
【0022】一方、図6に示すような回路構成を採用
し、信号をループ状に増幅器94にフィードバックする
第3の電極86を設けても良い。この第3の電極86
は、薬剤投与の必要性を感知する制御プローグとして用
いられる。ここで76は微孔性膜、78は溜め、82は
バッテリ、87は第3の電極86の表面、90’は皮
膚、92は接着剤である。このような電極またはプロー
グは、適宜、たとえばイオン感応性の従来型のものであ
り、特定の薬品を規制するために、体内または血液中の
特定薬品を検出するようその表面87に適当な酵素を固
着させている。この薬品は、たとえば、砂糖、インシュ
リン、または、特定の薬品の要請を決定するために検出
したい他の任意の要素であってよい。このように、単純
なフィードバック・ループ回路により、発生された増幅
信号は、要請型薬剤供給システムを達成するために使用
することができ、これによって薬剤投与は要請によって
或る程度制御ができるようになる。用いる酵素は、制御
したい体内の或る種の薬品の濃度を検出することができ
る。酵素検出および体内の特定薬品の検出により、電極
プローグに発生する電荷および信号は、薬剤投与を所望
レベルに規制するために、アプリケータ・バッテリ回路
に制御信号を与えるのに必要なだけさらに増幅される。
もちろん、電極はプローグにより測定された信号を受
け、増幅し、発信するある種の半導体および/または電
界効果形トランジスタを組み込んでいる。
【0023】あるいは、検出装置86は、皮膚または粘
膜において直接または間接的に検出できる種々の身体パ
ラメータを検出することができるようにしてもよい。こ
れらの身体パラメータの例としては、皮膚温度、皮膚導
電率、脈拍数、毛細管ダイアレーション(capillary dia
lation) 等がある。
【0024】図7および図8を参照すると、並設パッチ
または薬剤アプリケータ100構造が皮膚102に固定
されているところが示されている。同図に示すように、
要素104Aは第1電極を示し、エア・ギャップを含む
適宜空間により第2電極から隔離、分離されている。図
7に最もよく示されているように、ギャップは、シリコ
ーンのような不透過性非導電性の材料からつくることが
できる“堰”106として適宜示されている。堰106
は電極の分離を維持するとともにこのような堰または電
極障壁手段の下または隣接する皮膚表面にたまる汗その
他の湿分により生じ得る、電極間の一切の“短絡”効果
を排除することができるように、皮膚に対してシールを
与える。要素108は図1〜図2の外被12と同様の包
被材である。もっとも、この包被材は、電極またはバッ
テリ110および直列接続の定電流装置112(これは
定電流ダイオードから適宜構成することもできる)が、
リード線または導線により、第1および第2電極上にそ
れぞれ配設される別個の導電性端子またはフィルム要素
114Aおよび114Bに適宜接続されるので、導電性
である必要はない。好ましい要素としては、炭化プラス
チック箔または金属化マイラーのような他の導電性フィ
ルムからつくることができる。
【0025】第1および第2電極の底部に沿って配置さ
れる膜116は、図1〜図4の要素22のようにオプシ
ョナルであり、接着性および好ましくはゲル状性質を有
する半透性の微孔性膜要素からなる。堰106は、好ま
しくは、膜116を超えて突出して、アプリケータ装置
を形成する分離電極間に有効な堰状シールを形成するよ
うに形成される適当な不透過性の絶縁材料である。この
ように、堰106は、薬剤、水等に対して不透過性であ
るのみでなく、非導電性でもなければならない。
【0026】薬剤マトリックスはまた溜めから構成する
こともできる第2電極104Bは、微孔性の下方膜11
6と導電性要素114B間に配設される。アプリケータ
・パッチ100の第1電極上には、低濃度の電解質溶液
のような適宜の薬剤マトリックスまたは溜め118が無
孔質膜116および好ましくは他の半透性の上方膜12
0間に配設され、他の(上方)高濃度薬剤マトリックス
または溜め122を形成する。パッチの第1電極のため
の上記構成により、最適薬剤投与に際して助けとなる、
予め定められた勾配の濃度と所望のpHの維持が容易に
なる。
【0027】本発明の電気的概要を示す図9において、
数字124は、電源またはバッテリ110により発生す
る電流流れを仮想線で示す。さらに、この図は、すべ
て、類似の内部構造を有する“活性”電極または薬剤溜
めである三つの別個の電極からなるさら他のアプリケー
タ構造または改変例を概略的に示し、三つの電極は数字
126A、126Bおよび126Cにより識別される。
【0028】溜め126Aから出たたとえば皮膚102
に至る参考矢印Aは電気浸透により薬剤を経皮的に供給
するのに用いられる。一方、溜め126Bおよび126
Cから出て皮膚102にそれぞれ至る参考矢印Bおよび
Cは、イオン泳動または電気泳動により正イオンおよび
負イオンをそれぞれ経皮的に供給するのに用いることが
できる。
【0029】本発明の装置は、電気浸透、電気泳動およ
びイオン泳動のような、皮膚を通して薬剤投与するため
の、いくつかのまたはすべての動電学的現象を用いるこ
とができる。電気浸透は液体を正電極から負電極へ配設
し、このような物質移動プロセスは薬剤の濃度レベルに
はさほど依存しないということも認識されるべきであ
る。他方、イオン泳動は正または負のいずれの電極でも
起こり、一般には、制御されたpHとともの低濃度およ
び高希釈を必要とする。
【0030】従って、上記したように、図7〜図9は異
なる電極構造を示してはいるが、両側とも同様の構造で
あってもよく、従って、図示のように、左側が不活性電
極であり右側が活性電極である場合と対照的に、両側と
も“活性”電極から構成される。このようなアプリケー
タ構造によれば、一判部または両判部は、パッチの一側
でイオン泳動薬剤供与をし、他側で薬剤を電気浸透的に
供与することができる。さらに、複数の動電学的現象が
同じ電極で同時にあるいは順次起こるように、電気/化
学的パラメータを構成および配置することができる。装
置への電流の通過により、パッチ内および皮膚レベルの
両方で物理的および化学的変化が引き起こされるので、
これらの変化により、薬剤供給の一方の動電学的機構を
禁止または不活性にし、かつ他方の動電学的現象を活性
にすることができる。このような物理的および化学的変
化は、電流を変えることなく薬剤供与速度を時間依存し
て変えるのに用いることができる。
【0031】図7に明らかに示されているように、電極
は、便宜上同寸および/または同形に製造することがで
きるけれども、必ずしも同サイズ(または同形)である
必要はない。同様に、底部の周辺要素128は図2の要
素34と同様にアプリケータの周辺まわりの粘着性シー
ル境界部として作用するけれども、これらの電極および
アプリケータ構造は、実際には、図1〜図4の装置のよ
うに本当の“へり”領域または皮膚電極というものを組
み入れてはいない。
【0032】上記した経皮薬剤アプリケータの本発明の
特徴が、図10では分解斜視図で、図11では斜視図
で、ここでは説明のために手首132として示されてい
る患者の体に、ひもで取り付けるかまたは腕輪のように
つけて示されるコンピュータ化された制御および取付け
システム130に組み込まれている。明確にするために
上下を逆にして発明を示している図10は、三つの部分
を含んでいる:長く延ばした薬剤アプリケータ134;
システムの制御および電力要素を収容する時計本体13
6;およびシステムを押さえつけるひも、特に、時計本
体136の一対の両側にそれぞれ固着されるひもバック
ル部138とひもバックル溜め部140である。アプリ
ケータ134は説明すべき薬剤アプリケータシステムの
部である。アプリケータ134の上側は、時計本体13
6の底側とひもの部分138および140の底側に、ア
プリケータ134の上側から被覆裏打ちシート142を
外すことにより露出する接着層141により取り外し自
在に供給される。アプリケータ134の底側は、図13
に示すように患者の皮膚144に密着に接着する。アプ
リケータ134は時計本体136とそのひもの形に形成
されている。図12に示すように、ひもバックル部13
8は、バックル146とバックル部の端に結合された舌
148とを有し、舌148はひもバックル溜め部140
の一連の孔150の一つに挿入されるようになってい
る。図12および図13は、時間のデジタル読み出しを
表示する液晶表示器(LCD)152を示している。
【0033】図12および図13は、時計本体136と
アプリケータ134の内部形状を示す。時計本体136
の内部を最初に説明する。時計ケーシング154は、時
計本体136の上部に位置する表示ウインドウ156と
後述する他の孔を除いて、時計本体136を包んでい
る。
【0034】上向きの液晶表示器(LCD)152は、
ウインドウ156のすぐ下の時計本体136の最上層を
占め、コンピュータ構成要素158はLCD152のす
ぐ下の層を占める。コンピュータ構成要素158には、
アプリケータ・パッチ134に収容される薬剤の経皮的
適用に関連する特別のプログラム指示を行うようになっ
ているハードウエアのコンピュータ構成要素が含まれて
いる。ボタン174および176は、ひも部分が結合さ
れる側に結合する、時計本体136の両側の一方に取り
付けられ、ボタン178と180は反対側に取り付けら
れる。ボタン174、176、178、180は、コン
ピュータ構成要素158に含まれるプログラムを制御す
るようになっている。図10は、プラグ162のフォー
クを受けるようになっている、制御ボタン174および
176に隣接する穴160の配置を示す。プラグ162
は、医者の事務所で用意されているプレプログラム・シ
ステム(図示せず)に結合されている。時計のバッテリ
164は、コンピュータ構成要素層158のすぐ下の層
に置かれている。アプリケータのバッテリ166は時計
バッテリのすぐ下の層に置かれている。アプリケータの
バッテリ166は、アプリケータ・パッチ134と関連
せしめられて、今説明しようとしている薬剤アプリケー
タ・システムを作動するための電力を供給する。フィー
ドバック電極168(図8に関連して先に述べたフィー
ドバックまたは検出器電極86のような)は、アプリケ
ータのバッテリ166のすぐ下で、時計本体136の中
央に適宜配設される。時計ケーシング154の底に形成
された孔により、アプリケータのバッテリ166に対す
る電極的接触のアクセスが与えられる。
【0035】図13に示すように、薬剤アプリケータは
対向する正負のアプリケータ・パッチ182Aおよび1
82Bを含み、これらは、それぞれ、図示のように、ア
プリケータのバッテリ166の正、負側に、記載の方法
で、それぞれ電気的に接続されることによって、正負電
極の機能を行う。図12に最もよく示されているよう
に、二つの別個の薬剤パウチ186Aおよび186B
は、アプリケータ134の正負パッチ182Aおよび1
82Bに、それぞれひも状被覆手段138および140
を有している。アプリケータ134の真ん中の非導電性
の中性部分190は、正負パッチ182Aと182Bと
を分離している。正負溜め186Aおよび186Bに
は、それぞれ、特定の1または複数の薬剤の高濃度上層
192Aおよび192Bと同じ1または複数の薬剤の低
濃度仮想194および194がある。溜め186Aおよ
び186Bはそれぞれ異なる薬剤を収容してもよく、そ
れぞれ同じ薬剤を収容してもよい。また、薬剤をパッチ
のうち一方にのみ収容して、他方のパッチに、薬剤パッ
チと逆の電荷の電極として作用する非薬剤性質を収容さ
せてもよい。上層192Aおよび192Bは、それぞ
れ、半透性膜196Aおよび196Bにより下層194
Aおよび194Bと分離されている。パッチ182Aお
よび182Bの下部は、図1および図2に関して先に述
べた膜22と同様の微孔性または半透性膜198Aおよ
び198Bであり、これを通って、薬剤が移動して皮膚
144を通って吸収される。
【0036】可撓性の導電性層200Aおよび200B
は、それぞれ、正負溜め186Aおよび186Bと、プ
ログラマブル・コントローラまたはコンピュータ158
の正負端子との間に延在する。導電性層200Aおよび
200Bは、それぞれ、好ましくは、下層194Aおよ
び194Bの概ね中ほどに配設され、その溜め186A
および186Bからの正負電極位置から中立または中央
部190まで延在する。中立部190にある高導電性の
コネクタ204Aおよび204Bは、それぞれ、時計ケ
ーシング154の頂部に埋設された導線206Aおよび
206Bにより、メッシュ層200Aおよび200Bの
内端をプログラマブル・コンピュータ158の正負端子
に接続する。
【0037】アプリケータ・システムは、負溜め186
B内に負イオン薬剤を収容し、正溜め186A内に、電
気浸透により作用する正イオン薬剤または中性イオン薬
剤を収容することができる。導電性層200Aおよび2
00Bは、好ましくは、織地から出ている導電性の髪の
毛状突起とともに織られた導電性の炭素繊維からできて
いる。あるいは、可撓性層200Aおよび200Bは、
導電性の炭素粒子を添加した可撓性の導電性ストランド
からつくられる。アプリケータのバッテリ166、プロ
グラマブル・コンピュータ158、導電性メッシュ層2
00A、膜196A、溜め186A、患者の皮膚14
4、膜196B、溜め182B、導電性メッシュ層20
0B、コネクタ204B、導線206B、コンピュータ
158、およびアプリケータ・バッテリ166の他端子
に至る電気的回路が、このようにして形成される。バッ
テリ164および166とコンピュータ158との間の
接続は図示を簡単にするために示されていない。負側溜
め186Bに負にイオン化した薬剤が供給されると、イ
オン泳動作用により、薬剤は負側電荷から患者の皮膚1
44に反発される。
【0038】正側パッチ186Aが正にイオン化した薬
剤の供給を受けると、イオン泳動作用により、薬剤は正
側から患者の皮膚144を通って反発される。あるい
は、正側溜め186Aは、電気浸透作用により薬剤が患
者の皮膚144中に移動するように、中性薬剤を供給す
ることもできる。
【0039】不透過性のシール層202Aおよび202
Bは、それぞれ、高濃度の溜め薬剤192Aおよび19
2Bを部分的に包むように、パッチ182Aおよび18
2Bの上面および外側と縁部(図13には図示せず)に
わたって延在する。層202Aおよび202Bは、非導
電性中央部190および半透性底膜198Aおよび19
8Bに供給し、薬剤溜め186Aおよび186Bを完全
に包む。接着層141は、接着材(図示せず)により、
シール層202Aおよび202Bと非導電性中性部19
0の上側に固着され、ストラップ被覆部138および1
40と時計ケーシング154の下側にさらに固着され
る。時計本体136とストラップ部138および140
は、時計本体136が再使用可能なように、アプリケー
タ134から取り外すことができる。
【0040】第3の、またはフィードバック検出器16
8は、図13に最もよく概略的に示されているように、
プログラムブル・コンピュータ158と電気的に接触し
ている。図14に見られるように、リード線208Aお
よび208Bは、正側パッチ182Aおよび負側パッチ
182Bをバッテリ166およびプログラマブル・コン
ピュータ158(図14では電流調整器210およびプ
ログラマ212としてのそれぞれの正負側に電気的に接
続する。リード線216は第3のフィードバック検出器
168をプログラマブル・コンピュータ212に接続す
る。電源またはバッテリ166からの電流は、リード線
208A、薬剤溜め182A、皮膚144、薬剤溜め1
82B、リード線208B、プログラマブル・コントロ
ーラ212、電流調整器210を通ってバッテリ166
にもどる。検出器168は皮膚制御部218と有してい
る。接点層218は、患者の皮膚変化を検出する、例え
ばpHセンサまたはイオン感応電極であってよい。層2
18は、検出した変化を第3電極168に送る能力を持
って、皮膚144の表面の化学的または物理的変化を検
出することができる。第3電極168は、ループ信号を
リード線216を介してプログラマブル・コンピュータ
またはコントローラ212にフィードバックする。薬剤
要請を検知し、この要請をコントローラに信号すること
は、フィードバック検出器168の主要な機能である。
検出器168は好ましくはイオン感応性であり、層21
8には、体内または血液中で規制させるべき特定の薬品
を検出する適当な酵素を設けることができる。砂糖およ
びインシュリンは、規制されるべき典型的な薬品の例で
ある。
【0041】次に本発明に係る他の具体的実施例につい
て説明する。図15は、その構成の概要を示す分解斜視
図である。図15は、補充可能なアプリケータまたはパ
ッチが時計本体内に配設される本発明の実施例を示す。
パッチの溜めは、詰め替え可能であるか、あるいは時計
本体内に配設することができる廃棄カートリッジの一部
であってよい。
【0042】アプリケータ・システム340には、LC
D343を有する時計本体342と、先に示したものと
同様のコンピュータ158およびコンピュータ・バッテ
リ166に作用が類似するコンピュータ組立体およびコ
ンピュータ・バッテリ(いずれも図示せず)とが設けら
れる。時計本体342は、説明の都合上円筒形として示
されているが、他の任意の形状、たとえば、先に述べた
実施例で示されているような正方形または長方形であっ
てもよい。薬剤溜め344は、患者の皮膚350と接触
する微孔性膜348を有している。溜め344内に収容
される薬剤は、患者の皮膚350を通って供給される。
溜め344は、種々の形状に形成することができる。溜
め344は、外被352と、皮膚350と接触する、外
方に延在する円形の下方へり部あるいは導電性フランジ
部354とを有している。アプリケータ・バッテリ35
6は、溜め344にわたって時計本体342内に配設さ
れる。アプリケータ・バッテリ356は、反対向きの上
および底電気接点層358および360を有する。図1
の接着剤36のような、フランジ部354の外へりの下
の導電性の接着層(図示せず)が、仮想線364により
示されている電流が半透性薬剤溜め膜348、皮膚35
0およびフランジ354から流れるように設けられてい
る。もちろん、本発明のこの実施例において、薬剤供給
を制御するための同様の方法で、先に述べたプログラマ
ブル・コンピュータ(図示せず)および電流調整手段を
用いてもよい。
【0043】本実施例にあっては、図15に示すよう
に、“縁付き帽子形状”の組立体を時計本体342の底
から、カートリッジの方法で取り外すことができる。フ
ランジ部354は、使用時に時計本体に装着される時に
は時計本体342の底壁となる。電流364は、膜34
8を皮膚350に置くと同時に流れる。カートリッジ
は、たとえばフランジ部354の周辺に設けたつめのよ
うな種々の手段により、あるいはスナップどめ型コネク
タにより、時計本体に適宜固着することができる。ひも
366および368は、図示のように時計本体342と
一体的であってもよく、時計本体に別個に取り付けるこ
ともできる。溜め344の上壁面から上方に延在するス
イッチ作動カム369は、時計本体の複数の凹部と合う
ようになっており、プログラム化された応答がプログラ
マブル・コンピュータ内で作動される。スイッチ作動カ
ム369の位置は、溜め344内に収容される薬剤のタ
イプにより予め定められている。あるいは、溜め344
の正面に適宜設けられた導電性のバー・コード371を
用いて、溜め内に収容される薬剤に従ってプログラム化
された応答を作動させることができる。
【0044】溜めから薬剤を補充するための他の実施例
には、図15において仮想線で示されているように、細
長い充填チューブ370が含まれる。上面372はLC
D343を有している。充填チューブ370は、溜め3
44中で涸渇した薬剤の詰め替え物を容れる、仮想線で
示す注射器378の針によって侵入可能なゴムまたは類
似の物質でできているセルフ・シールタイプの上部カバ
ー376を持っている。
【0045】時計本体に含まれるプログラマブル・コン
ピュータと組み合わせ可能なモニタ装置の一例は、心拍
測定装置であってよい。このような装置は、たとえばジ
ョガーの時計が、心拍数(脈拍)を図るためにLEDや
フォトトランジスタを用い、皮膚温度を測るためにサー
ミスタを用いることができるという点において、周知で
あり、古いものである。発光ダイオード(LED)、ア
プリケータの中立部190に形成された垂直光チューブ
の上に、時計本体内に配設される。チューブの底部開口
は患者の皮膚と直接接触し、皮膚から反射する光がホト
セル(図示せず)により計測され、反射光の変化が、脈
拍数を演算するのに用いられる。
【0046】取付け手段は、つぎの構造には限定されな
いが、これを含めて任意の適宜構成の形をとることがで
きる。即ち、ヘッドバンド、アームまたはレッグ・バン
ド、腕輪または時計のひも、体のベルト等とすることが
できる。アプリケータは取付手段と皮膚または粘膜間に
配設されるが、他の構成としては、腟または人間の体腔
に使用されるタンポン状挿入物または同様の装置があ
る。このような構成によれば、アプリケータ手段は、コ
ア状要素(これは装置の要素のいくつかを含んでよい)
に取り外し自在にあるいは永久的に取り付けてもよく、
アプリケータ手段そのものが実際にコアの回り配設され
あるいは包まれてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により経皮
薬剤アプリケータによれば、アプリケータに薬剤投与プ
ログラムを搭載したコンピュータ手段を配したことによ
り、薬剤に応じて最適の量を最適な時間で自動的に投与
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る経皮薬剤アプリケータの原理を説
明する図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図であって、当該
経皮薬剤アプリケータを皮膚に取付けたところを示す図
である。
【図3】図1、図2に示した経皮薬剤アプリケータに組
込まれた電気回路の概要図である。
【図4】図3に示した回路の他の実施例である。
【図5】他の表示器の実施例の拡大断面図である。
【図6】第3のすなわちフィードバック用電極とアプリ
ケータを実施する回路の電気的概要図である。
【図7】並設した形で隔離配置した電極を実施する他の
薬剤アプリケータの上から見た斜視図である。
【図8】図7図の10−10線に沿った部分断面図であ
る。
【図9】図8に示した活性電極構造のような三つの活性
電極を実施する回路を示す電気的概要図である。
【図10】薬剤アプリケータのタイマと取り付けシステ
ムとの分解斜視底面図である。
【図11】患者の手首に取り付けた、図10に示すタイ
マと取り付けシステムとの斜視図である。
【図12】図11の14−14線に沿った図である。
【図13】図12の15−14線を沿った図である。
【図14】図10〜図13に示した実施例の概要電気回
路である。
【図15】仮想線で示した他の詰め替え可能な溜めを有
する取り換え可能なアプリケータを備えた時計本体の斜
視図である。
【符号の説明】
10 アプリケータ 12 外被 14 隆起部分 16 へり部 18 皮膚 22 半透性膜 24 溜め 26 接点 28 バッテリ 32 接点 36 接着層 38 セル 50 LCD 60 表示器 61 層 62 層 63 溜め 64 ゲル 66 導線 67 導線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サンフォード ローゼン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10028 ニューヨーク イースト 86ス ストリ ート 64

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの構成要件からなる、少なくとも一
    つの薬剤を皮膚等を通して血液流れ中に供給するために
    生体に取り付けるための経皮薬剤アプリケータ:上記薬
    剤の物理/化学的物質移動により上記薬剤を上記皮膚を
    通して供給するために、上記薬剤を収容する少なくとも
    一つの薬剤溜めを有するアプリケータ手段;該アプリケ
    ータ手段を保持するために上記生体に取り外し可能に取
    り付けられる取付け手段;上記アプリケータ手段は上記
    取付け手段に取り外し可能に供給される;上記アプリケ
    ータ手段用として該アプリケータ手段に関連づけられる
    電力手段;皮膚を通って上記アプリケータ手段との間に
    電気的回路が形成される、上記電力手段から受け取った
    電力を上記アプリケータ手段に送る回路手段;および上
    記取付け手段に関連せしめられて、上記薬剤に関するプ
    ログラム指示を受けるとともに上記薬剤に関する信号お
    よび上記プログラム指示を上記電力手段に送って、電力
    の発生と上記薬剤の上記皮膚を通しての供与を規制する
    ためのコンピュータ手段。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つの薬剤溜めが前記コ
    ンピュータ手段と連繋することを特徴とする請求項1記
    載の経皮薬剤アプリケータ。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの薬剤溜めをカート
    リッジ様ハウジングに配置し、前記ハウジングおよび前
    記少なくとも1つの薬剤溜めが前記コンピュータ手段と
    連繋することを特徴とする請求項2記載の経皮薬剤アプ
    リケータ。
  4. 【請求項4】 前記コンピュータ手段内でプログラムソ
    ースを操作するために前記少なくとも1つの薬剤溜めに
    接続されるコンピュータ起動手段を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の経皮薬剤アプリケータ。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータ起動手段が前記コンピ
    ュータ手段を起動するカムを含むことを特徴とする請求
    項4記載の経皮薬剤アプリケータ。
  6. 【請求項6】 前記カムが前記取付手段の陥凹部に噛み
    合うことにより、予め決定した投薬計画に従って前記コ
    ンピュータ手段を起動することを特徴とする請求項5記
    載の経皮薬剤アプリケータ。
  7. 【請求項7】 前記コンピュータ起動手段が前記コンピ
    ュータ手段を起動するバーコードを含むことを特徴とす
    る請求項6記載の経皮薬剤アプリケータ。
  8. 【請求項8】 前記バーコードによって、予め決定した
    投与計画に従って、前記コンピュータ手段を起動するこ
    とを特徴とする請求項7記載の経皮薬剤アプリケータ。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも1つの薬剤溜めが薬剤濃
    度が高い帯域と低い帯域とからなることを特徴とする請
    求項1記載の経皮薬剤アプリケータ。
  10. 【請求項10】 前記薬剤濃度の高い帯域と低い帯域と
    を半透膜で分離することを特徴とする請求項9記載の経
    皮薬剤アプリケータ。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つの薬剤溶液と間隔
    を置いた別の薬剤溜めを有し、前記回路手段と電気通信
    を行うことを特徴とする請求項1記載の経皮薬剤アプリ
    ケータ。
  12. 【請求項12】 前記皮膚と前記アプリケータ手段との
    電気的接触を適切に維持する接触維持手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の経皮薬剤アプリケータ。
  13. 【請求項13】 前記接触維持手段が導電性粘着剤であ
    ることを特徴とする請求項1記載の経皮薬剤アプリケー
    タ。
  14. 【請求項14】 前記コンピュータ手段は、前記取付手
    段に取付けられるケースに配置したコンピュータ構成部
    品、表示手段およびコンピュータ電源を有し、該コンピ
    ュータ構成部品が前記アプリケータ手段と電気接続する
    ことを特徴とする請求項1記載の経皮薬剤アプリケー
    タ。
  15. 【請求項15】 前記取付手段に接続され、前記皮膚に
    おける化学変化および物理変化をモニタするために、前
    記化学および物理変化に関する信号を前記コンピュータ
    手段に伝送する検出手段を有し、前記コンピュータ構成
    部品が前記検出手段と電気接続することを特徴とする請
    求項14記載の経皮薬剤アプリケータ。
  16. 【請求項16】 前記表示手段が液晶ディスプレイ(L
    CD)であることを特徴とする請求項14記載の経皮薬
    剤アプリケータ。
  17. 【請求項17】 前記コンピュータ構成部品が腕時計様
    ハウジングに配置され、時間をモニタするための要素を
    含み、前記時間を前記液晶ディスプレイに表示すること
    を特徴とする請求項16記載の経皮薬剤アプリケータ。
  18. 【請求項18】 前記コンピュータ構成部品が薬剤供給
    率に関するデータを前記液晶ディスプレイに伝送するた
    めの要素を有し、前記液晶ディスプレイが前記電力手段
    によって生成された電流の関数としての前記データを表
    示できることを特徴とする請求項16記載の経皮薬剤ア
    プリケータ。
  19. 【請求項19】 前記コンピュータ構成部品と前記電流
    との間に電気接続部を有し、前記コンピュータ構成部品
    が前記電源によって供給される電力を制御できることを
    特徴とする請求項18記載の経皮薬剤アプリケータ。
  20. 【請求項20】 前記皮膚の物理変化および化学変化を
    検出するための独立検出手段を有し、前記コンピュータ
    手段と電気接続することを特徴とする請求項1記載の経
    皮薬剤アプリケータ。
  21. 【請求項21】 前記独立検出手段が心臓モニタ装置を
    有し、前記心臓モニタ装置が前記皮膚に接触する光チュ
    ーブ手段と前記光チューブ手段上方に配置した発光ダイ
    オード(LED)を有し、前記発光ダイオードが前記コ
    ンピュータ手段と電気接続し、前記光チューブ手段を経
    由した前記皮膚から前記発光ダイオードへの反射光がフ
    ォトセルによって維持され、該反射光の変化を利用して
    脈拍数を算定することを特徴とする請求項20記載の経
    皮薬剤アプリケータ。
  22. 【請求項22】 前記アプリケータ手段を前記コンピュ
    ータ手段と着脱自在に接続したことを特徴とする請求項
    1記載の経皮薬剤アプリケータ。
  23. 【請求項23】 前記取付手段が腕時計のバンドである
    ことを特徴とする請求項1記載の経皮薬剤アプリケー
    タ。
  24. 【請求項24】 前記取付手段がブラケットであること
    を特徴とする請求項1記載の経皮薬剤アプリケータ。
  25. 【請求項25】 前記アプリケータ手段を前記取付手段
    と前記皮膚の間に配置することを特徴とする請求項1記
    載の経皮薬剤アプリケータ。
  26. 【請求項26】 前記アプリケータ手段を粘膜に接触さ
    せるための取付手段を中心とする周囲に配置することを
    特徴とする請求項25記載の経皮薬剤アプリケータ。
  27. 【請求項27】 前記取付手段が、生体の四肢またはそ
    の他の部分に巻き付けられ、かつ、前記アプリケータ手
    段全体を覆うように前記アプリケータ手段に関して外側
    に位置することを特徴とする請求項25記載の経皮薬剤
    アプリケータ。
  28. 【請求項28】 前記電力手段に直列接続した電流状態
    調節手段を有し、定電流を供給することを特徴とする請
    求項1記載の経皮薬剤アプリケータ。
  29. 【請求項29】 前記少なくとも1つの薬剤溜めが使い
    捨てであることを特徴とする請求項3記載の経皮薬剤ア
    プリケータ。
  30. 【請求項30】 前記カートリッジ様ハウジングが使い
    捨てであることを特徴とする請求項29記載の経皮薬剤
    アプリケータ。
  31. 【請求項31】 前記アプリケータ手段は前記コンピュ
    ータ手段と連繋するように配置した充填用チューブを有
    し、前記充填用チューブは対向した端を有し、一端は前
    記少なくとも1つの薬剤溜めに液体を介して連絡し、他
    端は薬剤の取替品を受入れる入口手段とすることによっ
    て、前記少なくとも1つの薬剤溜めを前記充填用チュー
    ブ経由で補充できることを特徴とする請求項1記載の経
    皮薬剤アプリケータ。
  32. 【請求項32】 前記充填チューブが注射器によって補
    充されることを特徴とする請求項31記載の経皮薬剤ア
    プリケータ。
  33. 【請求項33】 前記カートリッジ用ハウジングを前記
    取付手段に取付けるための固定手段を有することを特徴
    とする請求項3記載の経皮薬剤アプリケータ。
  34. 【請求項34】 前記取付手段が、前記少なくとも1つ
    の薬剤溜めを備えたカートリッジ用ハウジングを有する
    経皮装置を生体の一部に対して固定するためのストラッ
    プを含むことを特徴とする請求項33記載の経皮薬剤ア
    プリケータ。
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