JPH07124049A - 遮光カーテンおよびその製造方法 - Google Patents
遮光カーテンおよびその製造方法Info
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- JPH07124049A JPH07124049A JP29903093A JP29903093A JPH07124049A JP H07124049 A JPH07124049 A JP H07124049A JP 29903093 A JP29903093 A JP 29903093A JP 29903093 A JP29903093 A JP 29903093A JP H07124049 A JPH07124049 A JP H07124049A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- layer
- shielding
- colorant
- synthetic resin
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- Pending
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- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 織物の温もりを保持した快適な外観とドレー
プ性、意匠性、物性に優れ、幅広い用途に使用可能であ
ると共に、作業性が良好で、低コストの遮光カーテンお
よびその製造方法を提供する。 【構成】 基布２上に、黒色系の着色剤を含有する遮光
層４、淡色の着色剤を含有する合成樹脂機械発泡液を塗
布、乾燥させた後にクッラシング加工してなる発泡コー
ティング層５、繊維層を順次積層してなる表面層を淡色
の着色剤を含有する接着剤層３を介して積層したことを
特徴とする遮光カーテン１。
プ性、意匠性、物性に優れ、幅広い用途に使用可能であ
ると共に、作業性が良好で、低コストの遮光カーテンお
よびその製造方法を提供する。 【構成】 基布２上に、黒色系の着色剤を含有する遮光
層４、淡色の着色剤を含有する合成樹脂機械発泡液を塗
布、乾燥させた後にクッラシング加工してなる発泡コー
ティング層５、繊維層を順次積層してなる表面層を淡色
の着色剤を含有する接着剤層３を介して積層したことを
特徴とする遮光カーテン１。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、織物の温もりを保持し
た快適な外観とドレープ性、意匠性、物性に優れ、幅広
い用途に使用可能な遮光カーテンおよびその製造方法に
関する。
た快適な外観とドレープ性、意匠性、物性に優れ、幅広
い用途に使用可能な遮光カーテンおよびその製造方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、遮光カーテンとして種々のものが
あるが、それらを製造方法上から大別すると、黒糸を
多用したジャガード織、樹脂転写法、発泡コーティ
ング法の３種類に分類される。しかし、上記の遮光カー
テンは、それぞれに品質的な問題が内在していた。
あるが、それらを製造方法上から大別すると、黒糸を
多用したジャガード織、樹脂転写法、発泡コーティ
ング法の３種類に分類される。しかし、上記の遮光カー
テンは、それぞれに品質的な問題が内在していた。
【０００３】まず、のジャガード織は、二重織の分厚
いもので、ドレープ性が悪く、コストが高いばかりか、
遮光性も不充分であるという問題があり、またの樹脂
転写法は、例えば実開昭６２−１１３７８７号公報に記
載されているように、カーテン基布の裏面に淡色の接着
層、黒色の遮光層、着色の裏面層を積層した三層構造と
したものが一般的であるが、樹脂が裏面にそのままむき
出しとなるため、外観的にゴム状の感覚となり、一般家
庭などにはなじまず、また意匠性にも乏しい品質のもの
であった。さらに、の発泡コーティング法は、例えば
特開昭６３−１３５１０６号公報に記載されているよう
に、基布の裏面に白色の中間層、黒色の遮光層、白色の
発泡コーティング層を積層したものが一般的であり、コ
ーティングする樹脂の目付けを多くすることにより遮光
性を向上させることは可能であるが、樹脂が裏面にその
ままむき出しとなるため、外観的にゴム状の感覚である
他、発泡コーティング層の強度が劣るという問題があ
る。しかも、コーティングする樹脂が水系のものである
ため乾燥しづらく、作業性に劣りコストアップになると
いった問題があった。
いもので、ドレープ性が悪く、コストが高いばかりか、
遮光性も不充分であるという問題があり、またの樹脂
転写法は、例えば実開昭６２−１１３７８７号公報に記
載されているように、カーテン基布の裏面に淡色の接着
層、黒色の遮光層、着色の裏面層を積層した三層構造と
したものが一般的であるが、樹脂が裏面にそのままむき
出しとなるため、外観的にゴム状の感覚となり、一般家
庭などにはなじまず、また意匠性にも乏しい品質のもの
であった。さらに、の発泡コーティング法は、例えば
特開昭６３−１３５１０６号公報に記載されているよう
に、基布の裏面に白色の中間層、黒色の遮光層、白色の
発泡コーティング層を積層したものが一般的であり、コ
ーティングする樹脂の目付けを多くすることにより遮光
性を向上させることは可能であるが、樹脂が裏面にその
ままむき出しとなるため、外観的にゴム状の感覚である
他、発泡コーティング層の強度が劣るという問題があ
る。しかも、コーティングする樹脂が水系のものである
ため乾燥しづらく、作業性に劣りコストアップになると
いった問題があった。
【０００４】本発明は、上記の従来技術を背景になされ
たもので、織物の温もりを保持した快適な外観とドレー
プ性、意匠性、物性に優れ、幅広い用途に使用可能であ
ると共に、作業性が良好で、低コストの遮光カーテンお
よびその製造方法を提供することを目的とする。
たもので、織物の温もりを保持した快適な外観とドレー
プ性、意匠性、物性に優れ、幅広い用途に使用可能であ
ると共に、作業性が良好で、低コストの遮光カーテンお
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の遮光カーテン
は、基布上に、黒色系の着色剤を含有する遮光層、淡色
の着色剤を含有する合成樹脂機械発泡液を塗布、乾燥さ
せた後にクッラシング加工してなる発泡コーティング
層、繊維層を順次積層してなる表面層を淡色の着色剤を
含有する接着剤層を介して積層したことを特徴とするも
のであり、また、本発明の遮光カーテンの製造方法は、
黒色系の着色剤を含有する合成樹脂液を離型紙などの離
型性のシート材上に塗布、乾燥し、遮光層を形成する工
程、遮光層に淡色の着色剤を含有する接着剤を塗布する
工程、黒色の着色剤を含有する遮光層を積層する工程、
黒色の着色剤を含有する遮光層を積層する工程、遮光層
上に淡色の着色剤を含有する合成樹脂機械発泡液をコー
ティングして発泡コーティング層を形成する工程、発泡
コーティング層上に繊維層を施し、乾燥後に発泡コーテ
ィング層のクラッシング加工を行う工程からなることを
特徴とするものである。
は、基布上に、黒色系の着色剤を含有する遮光層、淡色
の着色剤を含有する合成樹脂機械発泡液を塗布、乾燥さ
せた後にクッラシング加工してなる発泡コーティング
層、繊維層を順次積層してなる表面層を淡色の着色剤を
含有する接着剤層を介して積層したことを特徴とするも
のであり、また、本発明の遮光カーテンの製造方法は、
黒色系の着色剤を含有する合成樹脂液を離型紙などの離
型性のシート材上に塗布、乾燥し、遮光層を形成する工
程、遮光層に淡色の着色剤を含有する接着剤を塗布する
工程、黒色の着色剤を含有する遮光層を積層する工程、
黒色の着色剤を含有する遮光層を積層する工程、遮光層
上に淡色の着色剤を含有する合成樹脂機械発泡液をコー
ティングして発泡コーティング層を形成する工程、発泡
コーティング層上に繊維層を施し、乾燥後に発泡コーテ
ィング層のクラッシング加工を行う工程からなることを
特徴とするものである。
【０００６】
【作用】本発明の遮光カーテンは、上記の層構成とする
ことにより、織物の温もりを保持した快適な外観とドレ
ープ性、意匠性、物性に優れ、幅広い用途に使用可能で
ある共に、発泡コーティング層にクラッシング加工を施
してなるので、強度的にも充分である。また、上記の工
程からなる本発明の遮光カーテンの製造方法は、従来の
発泡コーティング法に比較して、作業性が良好で、低コ
ストの遮光カーテンを提供することができる。
ことにより、織物の温もりを保持した快適な外観とドレ
ープ性、意匠性、物性に優れ、幅広い用途に使用可能で
ある共に、発泡コーティング層にクラッシング加工を施
してなるので、強度的にも充分である。また、上記の工
程からなる本発明の遮光カーテンの製造方法は、従来の
発泡コーティング法に比較して、作業性が良好で、低コ
ストの遮光カーテンを提供することができる。
【０００７】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げ、図面に基づき
本発明を説明するが、本発明はこの実施例に限定される
ものではない。図１は、本発明の遮光カーテンの一実施
例を示す一部断面図である。
本発明を説明するが、本発明はこの実施例に限定される
ものではない。図１は、本発明の遮光カーテンの一実施
例を示す一部断面図である。
【０００８】本発明の遮光カーテン１は、図１に示す通
り、基布２に接着剤層３を介して、遮光層４、発泡コー
ティング層５、繊維層６が順次積層されてなるものであ
る。
り、基布２に接着剤層３を介して、遮光層４、発泡コー
ティング層５、繊維層６が順次積層されてなるものであ
る。
【０００９】基布２としては、その綿、麻等の天然繊
維、レーヨン、スフ、アセテート等の再生繊維、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊
維のいずれの繊維からなるものであってもよく、また上
記繊維の単独からなるものであっても複数種の混紡繊維
であってもよい。また、基布２の繊維構造は、編布、織
布、不織布の何れでもよく、必要に応じては起毛処理等
の処理を施したものであってもよいが、比較的薄手のも
のが好ましく、目付けで５０〜３００ｇ／ｍ2 、さらに
好ましくは８０〜１３０ｇ／ｍ2程度のもので、平織、
ハーフトリコットなどの編織布が好適である。さらに、
基布２は、白色、または淡色系のものが意匠的には好ま
しい。
維、レーヨン、スフ、アセテート等の再生繊維、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊
維のいずれの繊維からなるものであってもよく、また上
記繊維の単独からなるものであっても複数種の混紡繊維
であってもよい。また、基布２の繊維構造は、編布、織
布、不織布の何れでもよく、必要に応じては起毛処理等
の処理を施したものであってもよいが、比較的薄手のも
のが好ましく、目付けで５０〜３００ｇ／ｍ2 、さらに
好ましくは８０〜１３０ｇ／ｍ2程度のもので、平織、
ハーフトリコットなどの編織布が好適である。さらに、
基布２は、白色、または淡色系のものが意匠的には好ま
しい。
【００１０】接着剤層３を構成する接着剤は、淡色に着
色されたものであれば、公知のウレタン系接着剤、アク
リル系接着剤等が使用できるが、特にイソシアネート架
橋性の二液型ポリウレタン系接着剤が好ましく使用され
る。尚、ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系、ポ
リエーテル系、ポリカーボネート系いずれのものでも使
用できる。
色されたものであれば、公知のウレタン系接着剤、アク
リル系接着剤等が使用できるが、特にイソシアネート架
橋性の二液型ポリウレタン系接着剤が好ましく使用され
る。尚、ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系、ポ
リエーテル系、ポリカーボネート系いずれのものでも使
用できる。
【００１１】遮光層４を形成する合成樹脂としては、従
来の遮光カーテンの遮光層として使用されている、ウレ
タン系樹脂、アクリル系樹脂等が使用できるが、好まし
くは一液型のウレタン系樹脂である。尚、ウレタン系樹
脂としては、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリカ
ーボネート系いずれのものでも使用できる。上記の合成
樹脂は、遮光性能を発揮するに充分な黒色系の着色剤を
含有させ、メチルエチルケトン、トルエン、ジメチルホ
ルムアミド等を溶かされ、遮光性能を発揮するに充分な
黒色系の着色剤を含有させた樹脂溶液とし、離型紙等の
上にドクターナイフ、コンマドクター、ロールコータ
ー、リバースロールコーター、ロータリースクリーン等
の公知の手段で塗布し、乾燥、ゲル化させ遮光層４とさ
れる。また、上記の遮光層４を形成する合成樹脂には、
必要に応じて充填剤、難燃剤、架橋剤、増粘剤などの各
種添加剤を添加してもよい。なお、遮光層４の厚みとし
ては、含有させる黒色系着色剤の添加量、求められる遮
光性能と等により適宜選定されるが、好ましくは１０〜
１００μｍ、更に好ましくは２０〜３０μｍ程度であ
る。
来の遮光カーテンの遮光層として使用されている、ウレ
タン系樹脂、アクリル系樹脂等が使用できるが、好まし
くは一液型のウレタン系樹脂である。尚、ウレタン系樹
脂としては、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリカ
ーボネート系いずれのものでも使用できる。上記の合成
樹脂は、遮光性能を発揮するに充分な黒色系の着色剤を
含有させ、メチルエチルケトン、トルエン、ジメチルホ
ルムアミド等を溶かされ、遮光性能を発揮するに充分な
黒色系の着色剤を含有させた樹脂溶液とし、離型紙等の
上にドクターナイフ、コンマドクター、ロールコータ
ー、リバースロールコーター、ロータリースクリーン等
の公知の手段で塗布し、乾燥、ゲル化させ遮光層４とさ
れる。また、上記の遮光層４を形成する合成樹脂には、
必要に応じて充填剤、難燃剤、架橋剤、増粘剤などの各
種添加剤を添加してもよい。なお、遮光層４の厚みとし
ては、含有させる黒色系着色剤の添加量、求められる遮
光性能と等により適宜選定されるが、好ましくは１０〜
１００μｍ、更に好ましくは２０〜３０μｍ程度であ
る。
【００１２】発泡コーティング層５は、アクリル酸エス
テル系樹脂エマルジョン、ウレタン系樹脂エマルジョン
やこれらの混合樹脂エマルジョンなどの水溶性樹脂の機
械発泡液を塗布、乾燥した後、クラッシング加工を施さ
れてなるものである。上記の発泡コーティング層５を形
成する合成樹脂には、必要に応じて起泡剤、整泡剤、充
填剤、難燃剤、架橋剤、増粘剤などの各種添加剤を添加
してもよい。機械発泡液の発泡倍率は、低すぎると充分
なドレープ性が得られず、また高すぎると物性的に問題
を生じるので、好ましくは２〜３倍程度とされる。
テル系樹脂エマルジョン、ウレタン系樹脂エマルジョン
やこれらの混合樹脂エマルジョンなどの水溶性樹脂の機
械発泡液を塗布、乾燥した後、クラッシング加工を施さ
れてなるものである。上記の発泡コーティング層５を形
成する合成樹脂には、必要に応じて起泡剤、整泡剤、充
填剤、難燃剤、架橋剤、増粘剤などの各種添加剤を添加
してもよい。機械発泡液の発泡倍率は、低すぎると充分
なドレープ性が得られず、また高すぎると物性的に問題
を生じるので、好ましくは２〜３倍程度とされる。
【００１３】繊維層６は、機械発泡液を塗布し発泡コー
ティング層５を形成させた直後に繊維微粉末を散布して
乾燥させたり、植毛した布をラミネートしたり、あるい
は静電加工により植毛したりすることにより得られる植
毛パイル状のものであってもよいし、基布２と同様のも
のをラミネートしたものであってもよいが、植毛パイル
状とした方が、織物の温もりを保持した快適な外観が得
られ、一般家庭にも馴染むものが得られる。
ティング層５を形成させた直後に繊維微粉末を散布して
乾燥させたり、植毛した布をラミネートしたり、あるい
は静電加工により植毛したりすることにより得られる植
毛パイル状のものであってもよいし、基布２と同様のも
のをラミネートしたものであってもよいが、植毛パイル
状とした方が、織物の温もりを保持した快適な外観が得
られ、一般家庭にも馴染むものが得られる。
【００１４】次に本発明の遮光カーテンの製造方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１５】まず、離型紙としてリンテック株式会社製
のＣＰＭ−５を用い、その上に表１の配合からなる、ウ
レタン系樹脂溶液をドクターナイフ、コンマドクター、
ロールコーター、リバースロールコーター、ロータリー
スクリーン等の公知の手段で塗布、乾燥させ、遮光層４
を形成する。合成樹脂溶液の塗布量としては、使用する
合成樹脂溶液の固形分濃度、遮光層の厚み等により適宜
選定されるが、本実施例では１００ｇ／ｍ2 である。ま
た、乾燥温度、時間等の条件についても、使用する合成
樹脂溶液の溶剤の種類、合成樹脂溶液の固形分濃度、遮
光層の厚み等により適宜選定されるが通常９０〜１００
℃で１〜５分程度である。尚、本実施例では１００℃で
２分間乾燥させた。また、本実施例では、接着剤を乾燥
させた後に基布を積層しているが、接着剤は完全に乾燥
させず、ある程度乾燥させて基布を積層し、その後に接
着剤を乾燥させてもよい。
のＣＰＭ−５を用い、その上に表１の配合からなる、ウ
レタン系樹脂溶液をドクターナイフ、コンマドクター、
ロールコーター、リバースロールコーター、ロータリー
スクリーン等の公知の手段で塗布、乾燥させ、遮光層４
を形成する。合成樹脂溶液の塗布量としては、使用する
合成樹脂溶液の固形分濃度、遮光層の厚み等により適宜
選定されるが、本実施例では１００ｇ／ｍ2 である。ま
た、乾燥温度、時間等の条件についても、使用する合成
樹脂溶液の溶剤の種類、合成樹脂溶液の固形分濃度、遮
光層の厚み等により適宜選定されるが通常９０〜１００
℃で１〜５分程度である。尚、本実施例では１００℃で
２分間乾燥させた。また、本実施例では、接着剤を乾燥
させた後に基布を積層しているが、接着剤は完全に乾燥
させず、ある程度乾燥させて基布を積層し、その後に接
着剤を乾燥させてもよい。
【表１】 クリスボンＮＹ−３３１（大日本インキ化学工業社製） １００重量部 フレームガードＰＵ−３０００（大日本インキ化学工業社製） １７重量部 黒色顔料 ２５重量部 ジメチルホルムアミド ２０重量部
【００１６】得られた遮光層４上に、表２に示す配合か
らなる接着剤を上記手段にて塗布し、９０〜１００℃で
１〜５分程度乾燥させた後、淡色のポリエステルポンジ
ーからなる基布２（目付け１００ｇ／ｍ2 ）と貼り合わ
せた。尚、本実施例では、接着剤の塗布量は１００ｇ／
ｍ2 で、乾燥は１００℃で２分間である。
らなる接着剤を上記手段にて塗布し、９０〜１００℃で
１〜５分程度乾燥させた後、淡色のポリエステルポンジ
ーからなる基布２（目付け１００ｇ／ｍ2 ）と貼り合わ
せた。尚、本実施例では、接着剤の塗布量は１００ｇ／
ｍ2 で、乾燥は１００℃で２分間である。
【表２】 クリスボン４０７０（大日本インキ化学工業社製） １００重量部 クリスボンＮＸ（大日本インキ化学工業社製） １２重量部 クリスボンアクセルＨＭ（大日本インキ化学工業社製） ３重量部 三酸化アンチモン ２１重量部 デカブロモビフェニルエーテル ４２重量部 白色顔料 １４重量部 ジメチルホルムアミド ２０重量部 メチルエチルケトン ４０重量部
【００１７】上記の基布２と遮光層４の積層物は、接着
剤層３の反応が完了してから、離型紙を剥離する。次い
で、離型紙を剥離した積層物の遮光層４側に、表３に示
す配合からなるアクリル樹脂エマルジョン機械発泡液を
塗布した後、直ちにその塗布面に基布と同系色に染色し
た粉砕綿パイルを均一に散布し、９０〜１００℃で１〜
５分乾燥、線圧２〜３トン程度の条件でクラッシング加
工を施した後に、１５０〜１６０℃で１〜５分間キュア
ーする。１００℃で２分間乾燥、クラッシング加工を施
し、２分間キュアーする。尚、本実施例におけるアクリ
ル樹脂エマルジョン機械発泡液の粘度は１５０００ＣＰ
Ｓ／２５℃、発泡倍率は２．５倍で、塗布量は１００ｇ
／ｍ2 であり、乾燥条件は１００℃で２分間、クラッシ
ング加工の条件は線圧２トンで、キュアー条件は１５０
℃で２分間である。
剤層３の反応が完了してから、離型紙を剥離する。次い
で、離型紙を剥離した積層物の遮光層４側に、表３に示
す配合からなるアクリル樹脂エマルジョン機械発泡液を
塗布した後、直ちにその塗布面に基布と同系色に染色し
た粉砕綿パイルを均一に散布し、９０〜１００℃で１〜
５分乾燥、線圧２〜３トン程度の条件でクラッシング加
工を施した後に、１５０〜１６０℃で１〜５分間キュア
ーする。１００℃で２分間乾燥、クラッシング加工を施
し、２分間キュアーする。尚、本実施例におけるアクリ
ル樹脂エマルジョン機械発泡液の粘度は１５０００ＣＰ
Ｓ／２５℃、発泡倍率は２．５倍で、塗布量は１００ｇ
／ｍ2 であり、乾燥条件は１００℃で２分間、クラッシ
ング加工の条件は線圧２トンで、キュアー条件は１５０
℃で２分間である。
【表３】 ボンコート３５０（大日本インキ化学工業社製） １００重量部 ボンコートＦ−１（大日本インキ化学工業社製） ５重量部 ハイジライトＨ−３２（昭和電工社製） ３０重量部 フレームガードＶＦ−１０６（大日本インキ化学工業社製） ４２重量部 フレームガードＶＦ−８９（大日本インキ化学工業社製） ３重量部 ベッカミンＰＭ−Ｎ（大日本インキ化学工業社製） ３重量部 キャタリスト３７６（大日本インキ化学工業社製） ０．３重量部 ボンコートＶ（大日本インキ化学工業社製） ３重量部 白色顔料 ５重量部 ２５％アンモニア水 ０．５重量部
【００１８】本実施例では、繊維層６として、機械発泡
液を塗布した後、直ちにその塗布面に粉砕綿パイルを均
一に散布しているが、このような方法に限定されず、機
械発泡液が乾燥されクラッシング加工が施された後に、
接着剤等を塗布してパイル粉砕綿パイルを均一に散布、
あるいは基布と同様のものを積層してもよいが、製造上
の手間がかかるため、本実施例のように機械発泡液を塗
布した後、直ちにその塗布面に粉砕綿パイルを均一に散
布するのが好適である。
液を塗布した後、直ちにその塗布面に粉砕綿パイルを均
一に散布しているが、このような方法に限定されず、機
械発泡液が乾燥されクラッシング加工が施された後に、
接着剤等を塗布してパイル粉砕綿パイルを均一に散布、
あるいは基布と同様のものを積層してもよいが、製造上
の手間がかかるため、本実施例のように機械発泡液を塗
布した後、直ちにその塗布面に粉砕綿パイルを均一に散
布するのが好適である。
【００１９】本発明の遮光カーテンは、必要に応じて、
架橋反応させるための加熱処理を施したりすることもで
きる。また、基布２に柄プリントを施したり、繊維層６
に染色したり捺染加工したもの等を使用して更に意匠性
を高めることも可能である。
架橋反応させるための加熱処理を施したりすることもで
きる。また、基布２に柄プリントを施したり、繊維層６
に染色したり捺染加工したもの等を使用して更に意匠性
を高めることも可能である。
【００２０】上記のようにして得られた、本発明の遮光
カーテンは、ソフトでドレープ性に優れ、かつ織物の温
もりを感じさせるものであり、一般家庭等でも馴染むも
のであった。
カーテンは、ソフトでドレープ性に優れ、かつ織物の温
もりを感じさせるものであり、一般家庭等でも馴染むも
のであった。
【００２１】
【発明の効果】本発明の遮光カーテンは、遮光性に優れ
るのは勿論のこと、織物の温もりを保持した快適な外観
とドレープ性、意匠性、物性に優れ、幅広い用途に使用
可能である共に、強度的にも充分であり、一般家庭等で
も使用しても馴染むものである。また、上記の工程から
なる本発明の遮光カーテンは、従来の発泡コーティング
法に比較して、作業性が良好な製造方法にて得られるた
め、低コストであるという利点も有する。
るのは勿論のこと、織物の温もりを保持した快適な外観
とドレープ性、意匠性、物性に優れ、幅広い用途に使用
可能である共に、強度的にも充分であり、一般家庭等で
も使用しても馴染むものである。また、上記の工程から
なる本発明の遮光カーテンは、従来の発泡コーティング
法に比較して、作業性が良好な製造方法にて得られるた
め、低コストであるという利点も有する。
【図１】 本発明の一実施例を示す、一部断面図であ
る。
る。
１・・・遮光カーテン ２・・・基布 ３・・・接着剤層 ４・・・遮光層 ５・・・発泡コーティング層 ６・・・繊維層
Claims (2)
- 【請求項１】 基布上に、黒色系の着色剤を含有する遮
光層、淡色の着色剤を含有する合成樹脂機械発泡液を塗
布、乾燥させた後にクッラシング加工してなる発泡コー
ティング層、繊維層を順次積層してなる表面層を淡色の
着色剤を含有する接着剤層を介して積層したことを特徴
とする遮光カーテン。 - 【請求項２】 黒色系の着色剤を含有する合成樹脂液を
離型紙などの離型性のシート材上に塗布、乾燥し、遮光
層を形成する工程、遮光層に淡色の着色剤を含有する接
着剤を塗布する工程、遮光層を基布に積層する工程、遮
光層上に淡色の着色剤を含有する合成樹脂機械発泡液を
コーティングして発泡コーティング層を形成する工程、
発泡コーティング層上に繊維層を施し、乾燥後に発泡コ
ーティング層のクラッシング加工を行う工程、 よりなることを特徴とする遮光カーテンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29903093A JPH07124049A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 遮光カーテンおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29903093A JPH07124049A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 遮光カーテンおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07124049A true JPH07124049A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17867311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29903093A Pending JPH07124049A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 遮光カーテンおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07124049A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101025303B1 (ko) * | 2008-07-18 | 2011-03-29 | (주)디케이티 | 암막 스크린 제조방법 |
| KR101223218B1 (ko) * | 2010-06-30 | 2013-01-18 | 바스코리아 주식회사 | 암막층이 코팅된 난연성 재질의 원단을 제작하는 방법 |
| WO2021241861A1 (ko) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | 주식회사 윈플러스 | 차광 원단의 제조방법 및 이에 의해 제조된 차광 원단 |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP29903093A patent/JPH07124049A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101025303B1 (ko) * | 2008-07-18 | 2011-03-29 | (주)디케이티 | 암막 스크린 제조방법 |
| KR101223218B1 (ko) * | 2010-06-30 | 2013-01-18 | 바스코리아 주식회사 | 암막층이 코팅된 난연성 재질의 원단을 제작하는 방법 |
| WO2021241861A1 (ko) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | 주식회사 윈플러스 | 차광 원단의 제조방법 및 이에 의해 제조된 차광 원단 |
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