JPH07123930A - 高油脂含有ペレットの製造方法 - Google Patents
高油脂含有ペレットの製造方法Info
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- JPH07123930A JPH07123930A JP5279234A JP27923493A JPH07123930A JP H07123930 A JPH07123930 A JP H07123930A JP 5279234 A JP5279234 A JP 5279234A JP 27923493 A JP27923493 A JP 27923493A JP H07123930 A JPH07123930 A JP H07123930A
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- Japan
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- oil
- pellets
- fat
- pellet
- oils
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
- Y02A40/818—Alternative feeds for fish, e.g. in aquacultures
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ペレットと加熱した油脂を混合攪拌してペレ
ット中に油脂を含浸させることを特徴とする高油脂含有
ペレットの製造方法。 【効果】 強度的にも何ら問題のない高油脂含有ペレッ
トを、容易かつ短時間に低コストで製造することができ
る。
ット中に油脂を含浸させることを特徴とする高油脂含有
ペレットの製造方法。 【効果】 強度的にも何ら問題のない高油脂含有ペレッ
トを、容易かつ短時間に低コストで製造することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は実質的に膨化させない配
合飼料たる高油脂含有ペレットの製造方法に関する。
合飼料たる高油脂含有ペレットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家畜用、家禽用、養魚用等に使用されて
いる配合飼料の1つとして、飼料原料の混合物を加圧成
型して造粒後、乾燥することにより、実質的に膨化させ
ずに製造するドライペレットが挙げられる。然しなが
ら、斯かるドライペレットは油脂を多量に練り込んでそ
の油脂含量を高くしようとすると、強度的に問題がある
ため、あまり多量に練り込むことができない。その結
果、油脂含量が少なくなるので、原料組成のタンパク質
がエネルギー源として利用されてしまい、窒素源として
有効に利用されにくくなるので、動物の成長に利用され
ず飼料効率を向上させることができないという欠点があ
る。
いる配合飼料の1つとして、飼料原料の混合物を加圧成
型して造粒後、乾燥することにより、実質的に膨化させ
ずに製造するドライペレットが挙げられる。然しなが
ら、斯かるドライペレットは油脂を多量に練り込んでそ
の油脂含量を高くしようとすると、強度的に問題がある
ため、あまり多量に練り込むことができない。その結
果、油脂含量が少なくなるので、原料組成のタンパク質
がエネルギー源として利用されてしまい、窒素源として
有効に利用されにくくなるので、動物の成長に利用され
ず飼料効率を向上させることができないという欠点があ
る。
【0003】一方、他の配合飼料として、エクストルー
ダー等を用いて高圧下から常圧下に押出す所謂膨化ペレ
ット(expanded pellet)が挙げられる
が、これは、油脂をかなりの量まで練り込むことができ
るので油脂含量を高くすることができるものの、製造コ
ストが高いと云う難点がある。また、斯かる膨化ペレッ
トは主に浮上性餌料として提供されているが、魚の種類
や成長度に応じた沈降性のドライペレットも市場での要
求があるため、油脂含量の多い所謂高油脂含有ペレット
の低コスト製造法の開発が求められていた。
ダー等を用いて高圧下から常圧下に押出す所謂膨化ペレ
ット(expanded pellet)が挙げられる
が、これは、油脂をかなりの量まで練り込むことができ
るので油脂含量を高くすることができるものの、製造コ
ストが高いと云う難点がある。また、斯かる膨化ペレッ
トは主に浮上性餌料として提供されているが、魚の種類
や成長度に応じた沈降性のドライペレットも市場での要
求があるため、油脂含量の多い所謂高油脂含有ペレット
の低コスト製造法の開発が求められていた。
【0004】然るとき、ドライペレットの油脂含有量を
高めるために、油脂分の多い原料、例えば魚粉等を多く
配合する試みもあるが、ペレット中の栄養バランスがく
ずれると云う問題があるため、油脂を直接外部より添加
せしめる方法が強く望まれていた。
高めるために、油脂分の多い原料、例えば魚粉等を多く
配合する試みもあるが、ペレット中の栄養バランスがく
ずれると云う問題があるため、油脂を直接外部より添加
せしめる方法が強く望まれていた。
【0005】特に、養魚用の分野に於ては、例えばハマ
チ、ブリ等の成長を促進するために、エネルギー源とし
て必須脂肪酸を多く含む魚油等を外部より10重量%
(以下「重量%」を単に「%」で表示)以上添加したい
と云う要望があった。
チ、ブリ等の成長を促進するために、エネルギー源とし
て必須脂肪酸を多く含む魚油等を外部より10重量%
(以下「重量%」を単に「%」で表示)以上添加したい
と云う要望があった。
【0006】而して、従来ドライペレットに油脂を添加
する方法としては、(1)所定量の油脂を他の原料と共
に練り込んで混合した後、この混合物を加圧成型して造
粒後、乾燥してドライペレットにする方法、(2)乾燥
したドライペレットに所定量の常温の油脂を添加混合し
て含浸させる方法が挙げられる。
する方法としては、(1)所定量の油脂を他の原料と共
に練り込んで混合した後、この混合物を加圧成型して造
粒後、乾燥してドライペレットにする方法、(2)乾燥
したドライペレットに所定量の常温の油脂を添加混合し
て含浸させる方法が挙げられる。
【0007】然しながら、斯かる従来法によっては、ペ
レットの強度上の問題やペレットの油脂吸収能の限界等
により添加する油脂の量を多くすることは事実上不可能
なことであった。すなわち、従来法によって油脂を添加
しようとすると、前記(1)の方法では油脂の練り込み
量が多くなるに従ってペレットの強度が低下する欠点が
あるため、油脂練り込み量の上限が油脂を除く原料混合
物重量の2%前後、また(2)の方法でも油脂吸収量の
上限はドライペレット重量の8%前後が限界であり、し
かもペレット内部まで含浸させるのに長時間を必要とす
ると共に、該含浸のためのねかし装置・設備が必要であ
った。
レットの強度上の問題やペレットの油脂吸収能の限界等
により添加する油脂の量を多くすることは事実上不可能
なことであった。すなわち、従来法によって油脂を添加
しようとすると、前記(1)の方法では油脂の練り込み
量が多くなるに従ってペレットの強度が低下する欠点が
あるため、油脂練り込み量の上限が油脂を除く原料混合
物重量の2%前後、また(2)の方法でも油脂吸収量の
上限はドライペレット重量の8%前後が限界であり、し
かもペレット内部まで含浸させるのに長時間を必要とす
ると共に、該含浸のためのねかし装置・設備が必要であ
った。
【0008】因に、ペレットに油脂を含浸せしめる方法
としてはペレットの油揚げ方法も考えられるが、該方法
は油脂含有量のコントロールがそもそも困難であると云
う難点を免れない。
としてはペレットの油揚げ方法も考えられるが、該方法
は油脂含有量のコントロールがそもそも困難であると云
う難点を免れない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は斯
かる実状に於て、ドライペレットとして必要な強度を保
持しつつ、外部からの油脂の添加量を10%以上に高め
ることのできるペレットの製造方法を開発すべく種々研
究を重ねた結果、ペレットに加熱した油脂を添加混合す
れば、ペレットの強度を保持しつつ油脂を高い割合で含
浸せしめることができることを見い出し、本発明を完成
した。
かる実状に於て、ドライペレットとして必要な強度を保
持しつつ、外部からの油脂の添加量を10%以上に高め
ることのできるペレットの製造方法を開発すべく種々研
究を重ねた結果、ペレットに加熱した油脂を添加混合す
れば、ペレットの強度を保持しつつ油脂を高い割合で含
浸せしめることができることを見い出し、本発明を完成
した。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はペレ
ットと加熱した油脂を混合攪拌してペレット中に油脂を
含浸させることを特徴とする高油脂含有ペレットの製造
方法である。
ットと加熱した油脂を混合攪拌してペレット中に油脂を
含浸させることを特徴とする高油脂含有ペレットの製造
方法である。
【0011】本発明に用いられるペレットは常法により
得られるものであればよく、例えばペレットマシンやペ
レットミル等により加圧成型して造粒したものが挙げら
れる。 本発明に用いられるペレットの水分含量は特に
限定されるものではないが、10〜30%が望ましい。
あまり水分含量が高いとペレットの形状を保持すること
が困難となるので好ましくない。特に、造粒直後のまだ
温かい未乾燥のもの(水分約15〜20%)を用いるの
が、冷却工程及び乾燥工程を省略乃至は短縮することが
できるので好ましい。
得られるものであればよく、例えばペレットマシンやペ
レットミル等により加圧成型して造粒したものが挙げら
れる。 本発明に用いられるペレットの水分含量は特に
限定されるものではないが、10〜30%が望ましい。
あまり水分含量が高いとペレットの形状を保持すること
が困難となるので好ましくない。特に、造粒直後のまだ
温かい未乾燥のもの(水分約15〜20%)を用いるの
が、冷却工程及び乾燥工程を省略乃至は短縮することが
できるので好ましい。
【0012】また、ペレットの原料配合等も特に限定さ
れないが、油脂以外の飼料原料に油脂を当該原料重量の
約2%配合して練り込んだ後にペレット化したもの、す
なわち油脂練り込みペレットを用いるのが、油脂をより
高い割合で含有させる上で有利である。因に、予め練り
込む油脂の量が2%より多くなると前述の如くペレット
の強度が低下する。
れないが、油脂以外の飼料原料に油脂を当該原料重量の
約2%配合して練り込んだ後にペレット化したもの、す
なわち油脂練り込みペレットを用いるのが、油脂をより
高い割合で含有させる上で有利である。因に、予め練り
込む油脂の量が2%より多くなると前述の如くペレット
の強度が低下する。
【0013】本発明で使用する油脂については液状油、
固形脂のいずれでもよいが、含浸させた後のべとつきを
考慮すれば固形脂を加熱溶融したものが好ましい。油脂
の種類については、一般的に使用されているもので十分
であり特に制限されないが、例えばナタネ油、大豆油、
綿実油、ゴマ油、落花生油、カヤ油、ツバキ油、オリー
ブ油、トウモロコシ油、ラード、ヘット等が挙げられる
が、これらのうち1種類を単独で用いても、あるいはこ
れらのうち2種類以上を適宜混合して用いてもよい。
尚、特にハマチ、ブリ等の養魚用ペレットとしては、E
PA、DHA等を多く含有する魚油が好ましい。
固形脂のいずれでもよいが、含浸させた後のべとつきを
考慮すれば固形脂を加熱溶融したものが好ましい。油脂
の種類については、一般的に使用されているもので十分
であり特に制限されないが、例えばナタネ油、大豆油、
綿実油、ゴマ油、落花生油、カヤ油、ツバキ油、オリー
ブ油、トウモロコシ油、ラード、ヘット等が挙げられる
が、これらのうち1種類を単独で用いても、あるいはこ
れらのうち2種類以上を適宜混合して用いてもよい。
尚、特にハマチ、ブリ等の養魚用ペレットとしては、E
PA、DHA等を多く含有する魚油が好ましい。
【0014】添加含浸させる際の油脂の温度は、ペレッ
ト中の成分が添加および混合攪拌処理中に分解および変
性を起こさない温度であればよく、120〜200℃、
特に120〜160℃であることが望ましい。また、加
熱油脂の外部からの添加含浸量は、ペレット重量の10
〜15%にするのが好ましい。
ト中の成分が添加および混合攪拌処理中に分解および変
性を起こさない温度であればよく、120〜200℃、
特に120〜160℃であることが望ましい。また、加
熱油脂の外部からの添加含浸量は、ペレット重量の10
〜15%にするのが好ましい。
【0015】加熱した油脂を添加して混合攪拌を行う装
置としては特に限定されないが、混合中にペレットの破
砕を発生させないようなものがよく、例えば回転ドラム
ミキサー等が望ましい。
置としては特に限定されないが、混合中にペレットの破
砕を発生させないようなものがよく、例えば回転ドラム
ミキサー等が望ましい。
【0016】本発明方法により得られるペレットの水分
含量は、ペレットの配合原料、油脂添加前の水分含量お
よび油脂含量、添加する油脂の種類および温度、混合攪
拌の温度および時間等により異なるが、15%以下、特
に8〜14%にするのが好ましい。この水分含量が15
%を超えると、ペレットの保存性が低下するため好まし
くない。
含量は、ペレットの配合原料、油脂添加前の水分含量お
よび油脂含量、添加する油脂の種類および温度、混合攪
拌の温度および時間等により異なるが、15%以下、特
に8〜14%にするのが好ましい。この水分含量が15
%を超えると、ペレットの保存性が低下するため好まし
くない。
【0017】また、本発明方法により得られるペレット
の油脂含量は、10〜25%、特に15〜20%にする
のが好ましい。
の油脂含量は、10〜25%、特に15〜20%にする
のが好ましい。
【0018】
【実施例】以下に挙げる例により本発明をより詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例により限定されない。
尚、以下の例において、硬度およびPDI(ペレットが
摩擦等により粉化する度合を表す指標)は次のようにし
て求めた値である。
明するが、本発明は以下の実施例により限定されない。
尚、以下の例において、硬度およびPDI(ペレットが
摩擦等により粉化する度合を表す指標)は次のようにし
て求めた値である。
【0019】硬度 木屋式穀粒硬度測定器にて、ペレットを押しつぶすのに
必要な力をkg単位で求めた。
必要な力をkg単位で求めた。
【0020】PDI(Pellet Durabili
ty Index) ペレット500gを、3辺がそれぞれ12インチ、12
インチ、5インチである直方体の容器に入れ、斯かる容
器を50回転/分にて10分間回転させた後に容器の底
部に貯ったペレットが砕けて生じた粉末の重量を測定
し、下記の数式によりPDIを求める。
ty Index) ペレット500gを、3辺がそれぞれ12インチ、12
インチ、5インチである直方体の容器に入れ、斯かる容
器を50回転/分にて10分間回転させた後に容器の底
部に貯ったペレットが砕けて生じた粉末の重量を測定
し、下記の数式によりPDIを求める。
【0021】
【数1】PDI={(A−B)/A}×10 式中、A:ペレットの重量(g) B:粉末の重量(g)
【0022】実施例1 魚粉195重量部、小麦粉75重量部、ピンミルにより
粉砕した大豆粕15重量部、およびグルテンミール5重
量部を混合し、これに口径6mm、厚さ30mmのダイを装
着した上田鉄工(株)製ペレットミルを用いて20重量
部の水蒸気を添加しながら更に混合し、長さ8〜10mm
のペレット(水分含量18.0%、油脂含量6%)を得
た。このペレットがまだ温かいうちに、約140℃に加
熱した油脂(Aオイル:ツールレシチン工業社製)をペ
レット重量の13.1%添加し、回転ドラムミキサーに
て20秒間攪拌混合して油脂を含浸させた後、空冷して
高油脂含有ペレットを製造した。このものは油脂含量1
6.9%、水分含量10.9%、硬度8.1、PDI
9.80であり、強度的にも何ら問題はなかった。
粉砕した大豆粕15重量部、およびグルテンミール5重
量部を混合し、これに口径6mm、厚さ30mmのダイを装
着した上田鉄工(株)製ペレットミルを用いて20重量
部の水蒸気を添加しながら更に混合し、長さ8〜10mm
のペレット(水分含量18.0%、油脂含量6%)を得
た。このペレットがまだ温かいうちに、約140℃に加
熱した油脂(Aオイル:ツールレシチン工業社製)をペ
レット重量の13.1%添加し、回転ドラムミキサーに
て20秒間攪拌混合して油脂を含浸させた後、空冷して
高油脂含有ペレットを製造した。このものは油脂含量1
6.9%、水分含量10.9%、硬度8.1、PDI
9.80であり、強度的にも何ら問題はなかった。
【0023】実施例2 魚粉195重量部、小麦粉75重量部、ピンミルにより
粉砕した大豆粕15重量部およびグルテンミール15重
量部に、更に油脂6重量部を添加混合した以外は実施例
1と同様にして長さ8〜10mmの油脂練り込みペレット
(水分含量17.5%、油脂含量8%)を得た。このペ
レットがまだ温かいうちに、ペレット重量の15.7%
の加熱した油脂を添加した以外は実施例1と同様の方法
により高油脂含有ペレットを製造した。このものは油脂
含量20.5%、水分含量10.2%、硬度4.9、P
DI 10.00であり、強度的にも何ら問題はなかっ
た。
粉砕した大豆粕15重量部およびグルテンミール15重
量部に、更に油脂6重量部を添加混合した以外は実施例
1と同様にして長さ8〜10mmの油脂練り込みペレット
(水分含量17.5%、油脂含量8%)を得た。このペ
レットがまだ温かいうちに、ペレット重量の15.7%
の加熱した油脂を添加した以外は実施例1と同様の方法
により高油脂含有ペレットを製造した。このものは油脂
含量20.5%、水分含量10.2%、硬度4.9、P
DI 10.00であり、強度的にも何ら問題はなかっ
た。
【0024】試験例1 ペレットへの常温又は加熱油脂(油脂自体は同一)の外
部添加量を表1記載の通りに代えた以外は実施例1と同
様にして油脂含有ペレットを製造した。これら各ペレッ
トの油脂含量、硬度、PDIおよび外観等は表1の通り
であった。
部添加量を表1記載の通りに代えた以外は実施例1と同
様にして油脂含有ペレットを製造した。これら各ペレッ
トの油脂含量、硬度、PDIおよび外観等は表1の通り
であった。
【0025】
【表1】
【0026】表1の結果から、常温油脂添加法によった
場合には、外部よりの油脂添加含浸量はペレット重量の
8%が限度であり、これを超えると油脂吸収能がないた
めに表面がべとつくだけでなく、吸収されない油脂が容
器の底に残るのに対し、本発明によれば、外部より10
%以上油脂を添加含浸せしめても何ら悪影響がなく、ペ
レットとして問題のないことが明らかである。
場合には、外部よりの油脂添加含浸量はペレット重量の
8%が限度であり、これを超えると油脂吸収能がないた
めに表面がべとつくだけでなく、吸収されない油脂が容
器の底に残るのに対し、本発明によれば、外部より10
%以上油脂を添加含浸せしめても何ら悪影響がなく、ペ
レットとして問題のないことが明らかである。
【0027】試験例2 ペレットへの常温又は加熱油脂(油脂自体は同一)の外
部添加量を表2記載の通りに代えた以外は実施例2と同
様にして油脂含有ペレットを製造した。これら各ペレッ
トの油脂含量、硬度、PDIおよび外観等は表2の通り
であった。
部添加量を表2記載の通りに代えた以外は実施例2と同
様にして油脂含有ペレットを製造した。これら各ペレッ
トの油脂含量、硬度、PDIおよび外観等は表2の通り
であった。
【0028】
【表2】
【0029】表2の結果から、予め油脂を2%練り込ん
だペレットを用いても、常温油脂添加法によった場合に
は、外部よりの油脂添加含浸量はペレット重量の12%
が限度であり、これを超えると油脂吸収能がないために
表面がべとつくだけでなく、吸収されない油脂が容器の
底に残るのに対し、本発明によれば、外部より15%以
上油脂を添加含浸せしめても何ら悪影響がなく、ペレッ
トとして問題のないことが明らかである。
だペレットを用いても、常温油脂添加法によった場合に
は、外部よりの油脂添加含浸量はペレット重量の12%
が限度であり、これを超えると油脂吸収能がないために
表面がべとつくだけでなく、吸収されない油脂が容器の
底に残るのに対し、本発明によれば、外部より15%以
上油脂を添加含浸せしめても何ら悪影響がなく、ペレッ
トとして問題のないことが明らかである。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、極めて容易かつ短時間
のうちにペレットに油脂を高い割合で含有せしめること
ができるので、目的に応じて各種油脂を使用して含有量
を調整することができ、所望の高油脂含有ドライペレッ
トを低コストで提供することができる。特に、油脂を添
加するペレットとして、造粒直後のまだ温かい未乾燥ペ
レットを用いれば、油脂の添加混合により水分が置換さ
れるので、乾燥工程を省略乃至は短縮することができ、
有利である。しかも、本発明により得られる高油脂含有
ペレットは強度的にも問題がなく、良好な品質のもので
ある。
のうちにペレットに油脂を高い割合で含有せしめること
ができるので、目的に応じて各種油脂を使用して含有量
を調整することができ、所望の高油脂含有ドライペレッ
トを低コストで提供することができる。特に、油脂を添
加するペレットとして、造粒直後のまだ温かい未乾燥ペ
レットを用いれば、油脂の添加混合により水分が置換さ
れるので、乾燥工程を省略乃至は短縮することができ、
有利である。しかも、本発明により得られる高油脂含有
ペレットは強度的にも問題がなく、良好な品質のもので
ある。
【0031】而して、本発明に斯かる高油脂含有ペレッ
トは、家畜用、家禽用、養魚用等の分野で高カロリー型
のペレットとして広く用いることができ、特に養魚用、
そのうちでもハマチ、ニジマス等の肉食魚に対して好適
であり、かつ飼料効率の高いペレットとして利用するこ
とができる。
トは、家畜用、家禽用、養魚用等の分野で高カロリー型
のペレットとして広く用いることができ、特に養魚用、
そのうちでもハマチ、ニジマス等の肉食魚に対して好適
であり、かつ飼料効率の高いペレットとして利用するこ
とができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ペレットと加熱した油脂を混合攪拌して
ペレット中に油脂を含浸させることを特徴とする高油脂
含有ペレットの製造方法。 - 【請求項2】 ペレットが造粒直後の未乾燥ペレットで
ある請求項1記載の高油脂含有ペレットの製造方法。 - 【請求項3】 ペレットが油脂練り込みペレットである
請求項1又は2記載の高油脂含有ペレットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5279234A JPH07123930A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 高油脂含有ペレットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5279234A JPH07123930A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 高油脂含有ペレットの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07123930A true JPH07123930A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17608310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5279234A Pending JPH07123930A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 高油脂含有ペレットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123930A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101250262B1 (ko) * | 2012-12-17 | 2013-04-05 | (주)그린에너지테크 | 이동식 펠릿 제조 시스템 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP5279234A patent/JPH07123930A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101250262B1 (ko) * | 2012-12-17 | 2013-04-05 | (주)그린에너지테크 | 이동식 펠릿 제조 시스템 |
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