JPH07123701A - 脈動電流の吸収回路 - Google Patents

脈動電流の吸収回路

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JPH07123701A
JPH07123701A JP5885094A JP5885094A JPH07123701A JP H07123701 A JPH07123701 A JP H07123701A JP 5885094 A JP5885094 A JP 5885094A JP 5885094 A JP5885094 A JP 5885094A JP H07123701 A JPH07123701 A JP H07123701A
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capacitor
polar capacitor
pulsating
pulsating current
polar
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JP5885094A
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Yoshikazu Suzuki
良和 鈴木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウム電解コンデンサと同等の特性を
有し、しかも、長寿命の脈動電流の吸収回路を提供す
る。 【構成】 脈動電流の吸収回路において、脈動負荷11
に並列接続した無極性コンデンサ14と、この無極性コ
ンデンサ14に並列接続したチョ−クコイル13と、有
極性コンデンサ12の直列回路を設け、その有極性コン
デンサ12の両端に直流電源10を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、脈動負荷の脈動電流を
吸収可能な脈動電流の吸収回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、脈動負荷の脈動電流を吸収可能な
コンデンサとしては、(1)コンデンサの容量が充分に
大であること。(2)コンデンサの高周波インピーダン
スが充分に低く、上記交流成分を充分に流し得ることが
必要である。このような条件を満足するコンデンサとし
て、アルミニウム電解コンデンサが用いられていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウム電解コンデンサは、普通5〜7年位で内部の電解
液が蒸発してしまう、いわゆるドライアップ現象があ
り、これによりコンデンサとしての作用が消失してしま
うため、長期間使用する通信用機器等に適用する際には
定期的な交換が必要になるなど、運用面での問題があっ
た。 【0004】そこで、アルミニウム電解コンデンサに代
わるコンデンサとして、積層セラミックコンデンサ、タ
ンタルコンデンサがあり、いずれにも上記ドライアップ
現象は生じないが、積層セラミックコンデンサは小形で
大容量のものの製作が困難であり、また、タンタル電解
コンデンサは交流成分 iACを多く流せないという欠点を
有しているために、単純にアルミニウム電解コンデンサ
の代わりに使用することは不可能であった。 【0005】本発明は、これらの問題点を排除し、アル
ミニウム電解コンデンサと同等の特性を有し、しかも、
長寿命の脈動電流の吸収回路を提供することを目的とす
るものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、脈動電流の吸収回路において、脈動負
荷に並列接続した積層セラミックコンデンサやフィルム
コンデンサのような無極性コンデンサと、この無極性コ
ンデンサに並列接続したチョークコイルとタンタル電解
コンデンサのような有極性コンデンサの直列回路を設
け、その有極性コンデンサの両端に直流電源を接続する
ようにしたものである。 【0007】 【作用】本発明によれば、以上のように脈動電流の吸収
回路を構成したので、脈動負荷に流れる交流成分のうち
の大部分は、無極性コンデンサを流れ、有極性コンデン
サにはあまり交流成分を流すことなく、脈動電流を吸収
することができる。従って、前記無極性コンデンサとし
ては小容量、高リップル耐量を有する積層セラミックコ
ンデンサなどを使用することができ、また有極性コンデ
ンサには、交流成分がほとんど印加されないので、小
形、大容量化が可能ではあるが、低リップル耐量のタン
タル電解コンデンサなどの有極性コンデンサを使用する
ことができる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。第1図は本発明の第1の実施例
を示す脈動電流の吸収回路図である。第1図において、
10は直流電源、11はスイッチング電源回路などで構
成された脈動負荷、12は低リップル耐量を有する有極
性コンデンサ、13はチョークコイル、14は高リップ
ル耐量を有する無極性コンデンサである。 【0009】ここで、脈動負荷11に流れる交流成分の
うちの大部分は、高リップル耐量を有する無極性コンデ
ンサ14に流れ、低リップル耐量を有する有極性コンデ
ンサ12にはあまり交流成分が流れない。したがって、
低リップル耐量を有する有極性コンデンサ12には、あ
まり交流成分を流すことなく、専ら高リップル耐量を有
する無極性コンデンサ14でもって脈動電流を吸収する
ことができる。 【0010】第2図は本発明の第2の実施例を示す脈動
電流の吸収回路図である。この実施例では、図1に示し
た第1の実施例と同様に、直流電源10に、低リップル
耐量を有する有極性コンデンサ12、チョークコイル1
3、高リップル耐量を有する無極性コンデンサ14が接
続され、この無極性コンデンサ14の両端に脈動負荷1
1が接続される。 【0011】この脈動負荷11は、トランス15、スイ
ッチング素子16、ダイオード17、高リップル耐量を
有する無極性コンデンサ4、チョークコイル5、低リッ
プル耐量を有する有極性コンデンサ6、負荷3を有する
周知のスイッチングレギュレータで構成されている。な
お、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これら
を本発明の範囲から排除するものではない。 【0012】 【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、積層セラミックコンデンサやフィルムコンデン
サのような無極性コンデンサに、主として交流成分を流
し、チョークコイルを介して取り出した直流電流をタン
タル電解コンデンサのような有極性コンデンサを用いて
脈動電流を吸収するように構成したので、アルミニウム
電解コンデンサのドライアップ現象による回路動作障害
を排除し、小形にして、しかも、長期間にわたり使用で
きる脈動電流の吸収回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例を示す脈動電流の吸収回
路図である。 【図2】本発明の第2の実施例を示す脈動電流の吸収回
路図である。 【符号の説明】 3 負荷 4,14 高リップル耐量を有する無極性コンデンサ 5,13 チョークコイル 6,12 低リップル耐量を有する有極性コンデンサ 10 直流電源 11 脈動負荷 15 トランス 16 スイッチング素子 17 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 3/28 F 8726−5H

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)脈動負荷に並列接続した無極性コンデンサと、該
    無極性コンデンサに並列接続したチョークコイルと有極
    性コンデンサの直列回路を設け、該有極性コンデンサの
    両端に直流電源を接続するようにしたことを特徴とする
    脈動電流の吸収回路。 (2)前記無極性コンデンサは積層セラミックコンデン
    サ又はフィルムコンデンサであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の脈動電流の吸収回路。 (3)前記有極性コンデンサはタンタル電解コンデンサ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の脈動電流の吸収回路。
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