JPH07123553A - 牽引装置 - Google Patents

牽引装置

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JPH07123553A
JPH07123553A JP28780093A JP28780093A JPH07123553A JP H07123553 A JPH07123553 A JP H07123553A JP 28780093 A JP28780093 A JP 28780093A JP 28780093 A JP28780093 A JP 28780093A JP H07123553 A JPH07123553 A JP H07123553A
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JP
Japan
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rollers
mounting
electric wire
traction device
air
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JP28780093A
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English (en)
Inventor
Daigo Takamura
大五 高村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を軽量化,コンパクト化すると共にコス
トを安くし、かつ、特別の機構を設けないで回転駆動機
の回転速度を自動的に減速し、停止させるようにする。 【構成】 回転駆動機2,3で回転する1対の弾性ロー
ラ4,5を有し、両ローラ4,5で電線等の被牽引体を
挟持させて牽引する牽引装置において、上記駆動機2,
3をエアモータで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1対の弾性ローラを有
し、両ローラで電線等を挟持させて牽引する牽引装置に
関するものである。本発明の牽引装置は建造物や船舶等
において配線工事する際に、この配線する電線や光ファ
イバーケーブル等の牽引用に好適である。
【0002】
【従来の技術】一般に、配線工事において、電線等を所
定のラインに配線し、器具を取付けて工事を完成するま
での作業の中で、電線等を引張って目的の位置に配置す
る作業が全作業工程の約70%を占めている。
【0003】現在、配線工事における電線等の引張り作
業は全て人手により行われている。たとえば、4万トン
の船舶では、配線の全延長の長さは約4万mに達し、こ
の電線の引張り作業を人手で行うには多数の作業員と多
大の労力を要すると共に多くの日時を要している。そこ
で、当業界では上記電線等の引張り作業を省力化し得る
装置の開発が求望されている。
【0004】従来、1対の弾性ローラで被牽引体を挟持
して牽引する装置として、たとえば、特公昭47−10
011号公報に記載されている牽引装置(以下、従来装
置という)がある。この従来装置は本発明者が開発した
もので、1対のゴム製等の球状の弾性ローラを互いに逆
方向に回転させ、両ローラ間に被牽引体を挟入して牽引
するように構成したものである。この従来装置によれ
ば、電線等の牽引は一応可能になるように思える。
【0005】しかるに、上記従来装置を電線等の牽引装
置としてそのまま採用した場合には、次のような問題を
有している。すなわち、配線工事を施工する場合、巻回
ドラムから繰出される電線等を傷つけないようにして目
的の位置まで牽引することが肝要であり、特に光ファイ
バケーブルは傷がつき易い。そのため、この種牽引装置
は、電線等に無理を掛けないで牽引し、かつ、必要以上
の力が掛かった際には牽引スピードをコントロールし、
さらには、停止し得るように構成することが重要な条件
となる。また、この種装置は持ち運びを容易にするた
め、軽量に構成することが好ましい。しかし、従来装置
は弾性ローラの回転駆動機として油圧モータを採用して
いるため、この装置で上述した諸条件を満たすために
は、流量調整弁,圧力補償弁,リリーフ弁等を設ける必
要があると共に、油の戻り回路が必要になる。したがっ
て、装置が大掛かりになって重量が重くなり、かつ、コ
スト高になる。さらに、漏れ油により周囲を汚染する恐
れも生じる。また、上記油圧モータに代えて電動機を採
用した場合には、通常は特殊なセンサを使用してコント
ロールする必要があるため、コスト,大きさ及び重量の
点において、ほとんど改良することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、装置を軽量化,コンパクト化する
と共にコストを安くし、かつ、特別の機構を設けないで
上述した諸条件を充足し得る牽引装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は回転駆動機で回転する1対の弾性ローラを
有し、両弾性ローラで電線等の被牽引体を牽引する牽引
装置において、上記駆動機はエアモータで構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、弾性ローラの回転駆動機とし
てエアモータを採用しているので、電線等を牽引中にお
いて、電線等に所定以上の力が掛かった場合には、モー
タの回転速度が自動的に減速し、かつ、停止もする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1は本発明に係る牽引装置の1実施例を示
す背面図、図2は同上装置の側面図、図3は同上装置の
取付機体の斜視図、図4は同上装置の使用状態を示す説
明図である。
【0010】上記図1〜図4において、この実施例の牽
引装置は、取付機体1に1対の回転駆動機2,3を固定
して配設し、両駆動機2,3の上端側に弾性ローラ4,
5をそれぞれ取付けてある。
【0011】弾性ローラ4,5は、電線や光ファイバケ
ーブル等の被牽引体6(図2参照)を挟持して牽引する
ゴム等の弾性質材よりなる外殻7を有し、外殻7の内部
8は中空密閉され、図示しないバルブを通じて中空内部
8に圧力エアが封入されている。この実施例の外殻7は
外形の形状がほぼ球形状に形成されているが、この形状
は楕円形や円筒形その他に任意変更し得るものである。
9,10は外殻7の上下端を外殻7内の中心に配設した
芯金(図示せず)の両端に気密に固定するためのフラン
ジ金具を示すものである。
【0012】上記ローラ4,5を回転する回転駆動機
2,3は圧力エアで回転駆動するエアモータで構成され
ている。このエアモータは、たとえばベーン型その他の
公知の型式のものを適宜選択して採用する。この実施例
では、ハウジング11のシリンダ内に偏心させて収納し
たロータの放射状の溝内にベーンを摺動自在に配設し、
空気供給口12又は13のいずれか一方から圧力エアを
シリンダ内に供給してロータを正又は逆方向に回転駆動
させ、このロータの回転運動を出力軸14から取出すよ
うに構成したベーン型のエアモータを採用している。な
お、供給口12又は13からシリンダ内に供給された圧
力エアはベーンを作動して、図示しない空気排出口から
外部(大気中)に排出させるようになっている。
【0013】この実施例の回転駆動機2,3及び弾性ロ
ーラ4,5は上記のように構成され、ローラ4,5を駆
動機2,3の出力軸14に直結して取付けてある。これ
により、図示しないコンプレッサ等の圧力エア供給部と
接続した耐圧ホースの先端を分岐させ、一方の分岐管を
駆動機2の供給口13と接続すると共に他方の分岐管を
駆動機3の供給口12と接続して圧力エアを供給する
と、両ローラ4と5は互いに逆方向に回転することにな
る。なお、ローラ4,5の駆動機2,3に対する取付手
段や両ローラ4,5を逆方向に回転させる手段は任意に
設計変更可能であるが、この点については追って説明す
る。
【0014】取付機体1は両駆動機2,3を固定してセ
ットするもので、この取付機体1は任意構造に設計する
ことができる。この実施例の取付機体1は、適当な距離
を存して相対設した両側フレーム15,16と、両フレ
ーム15,16間の下端部側の前後に架橋して設け、両
フレーム15,16を連結固定する固定台板17,18
と、取付杆21Aと21Bで構成され、両杆21A,2
1B間で回転駆動機2,3を固定して取付ける取付金具
21と、上記フレーム15,16間の上部側の前後に架
橋して設け、回転駆動機2,3を固定セットするセット
用台板22,23とを有している。
【0015】上記取付金具21の両取付杆21A,21
Bには駆動機2,3のハウジング11の外径と対応する
半円形の挟持用のリング部24,25及び26,27が
所定の間隔を存し、相対向して形成されており、一方の
取付杆21Aは上記両フレーム15,16間の中間部に
おける中央部に連結杆19,20を介して架橋して設け
てある。同図において、28,29はセット用台板2
2,23及び取付杆21A,21Bに設けたボルト挿入
孔である。
【0016】この実施例の取付機体1は上記のように構
成され、駆動機2のハウジング11の下端部をリング部
24,26間で、また駆動機3のハウジング11の下端
部をリング25,27間で挟持させ、取付杆21Bをボ
ルト・ナット30で取付杆21Aに締付固定すると共
に、駆動機2,3のハウジング11の上端に形成された
取付フランジ31を両セット用台板22,23で押さえ
てボルト・ナット32で締付固定し、両駆動機2,3を
取付機体1に固定してセットしてある。
【0017】この実施例では、駆動機2,3の取付機体
1として上記構成のものを図示したが、この取付機体1
は上記以外の構成に自由に変更可能なものであり、さら
に、所望に応じ、両駆動機2,3、したがって、両ロー
ラ4,5の間隔を接離調整し得るように構成してもよ
い。また、この実施例では両ローラ4,5を別個の駆動
機で回転させるように構成してあるが、これは、たとえ
ば、一方のローラ4を駆動機2で回転し、他方のローラ
5をローラ4との接触摩擦、或いはギヤを介して互いに
逆方向に回転させるように構成してもよいものである。
【0018】上記取付機体1には、両ローラ4,5の正
面側のほぼ中央部に位置させて水平方向に向けたガイド
ローラ33が両フレーム15,16間に架設した取付杆
34に軸装して回転自在に設けてある。このガイドロー
ラ33は、電線等の被牽引体6を両ローラ4,5間の所
定位置に案内するためのものである。
【0019】この実施例の牽引装置は上記のように構成
したもので、次にその使用方法の1例及び動作等につき
図4を参照して説明する。図4において、41は配線工
事を施工する建造物等、42は配線部、43は配線部4
2のラインのコーナー部に配設したガイド体、44は電
線や光ファイバケーブル等の被牽引体6を巻回し、配線
部42のラインの始端側に配置したドラム、45はメッ
センヂャーロープを示すものである。
【0020】図4の使用例は、本発明に係る牽引装置A
を2台用いた場合を示し、1台は配線部42のラインの
中間位置、他の1台はラインの終端部に設置してある。
そこで、まづ、ドラム44から繰出される電線等6の先
端にメッセンヂャーロープ45を結着し、このロープ4
5をライン上に沿わせて通し、両牽引装置Aのローラ
4,5間に挟入する。この状態で駆動機2,3にエア供
給部からの圧力エアを供給すると、両ローラ4,5は互
いに逆方向に回転するので、ロープ45が牽引され、電
線等6が繰出される。そして、電線等6の先端が牽引装
置Aの位置に達すると、電線等6が両ローラ4,5間に
挟入されてライン上に沿って牽引される。そこで、電線
等6をライン上に沿って所望の長さに引張り出した後、
駆動機2,3を停止し、電線等6をローラ4,5間から
取り外して電線等6のドラム44側を切断し、その先端
にメッセンヂャーロープ45を結着して上記と同様に牽
引する。この繰返しにより所定本数の電線等6を配線部
42のライン上に引き出して配置するものである。そし
て、上記牽引中に、何らかの原因で電線等6に必要以上
の力が掛かった場合には、駆動機2,3はエアモータで
構成されているため、モータ側の力が負けて回転速度が
自動的に減速して停止する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を奏す
る。
【0022】牽引中の被牽引体に所定以上の力が掛かっ
たときは、エアモータの回転速度が自動的に弱められて
停止するので、電線等に無理な力を掛けないで傷つける
ことなく良好に牽引することが可能になる。したがっ
て、配線する電線等の牽引用として最適の牽引装置が得
られる。
【0023】装置を軽量化,コンパクトすることができ
ると共に、油圧モータや電動機のように特別な機構を設
けないでモータのスピードを自動調整できるので、生産
コストが安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る牽引装置の1実施例を示す背面図
である。
【図2】同上装置の側面図である。
【図3】同上装置の取付機体の斜視図である。
【図4】同上装置の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 取付機体 2,3 回転駆動機 4,5 弾性ローラ 6 電線等の被牽引体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動機で回転する1対の弾性ローラ
    を有し、両弾性ローラで電線等の被牽引体を挟持させて
    牽引する牽引装置において、上記駆動機はエアモータで
    構成されていることを特徴とする牽引装置。
JP28780093A 1993-10-23 1993-10-23 牽引装置 Pending JPH07123553A (ja)

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JP28780093A JPH07123553A (ja) 1993-10-23 1993-10-23 牽引装置

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JP28780093A JPH07123553A (ja) 1993-10-23 1993-10-23 牽引装置

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JPH07123553A true JPH07123553A (ja) 1995-05-12

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ID=17721918

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JP28780093A Pending JPH07123553A (ja) 1993-10-23 1993-10-23 牽引装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0946840A (ja) * 1995-07-27 1997-02-14 Tokyo Tsushin Network Kk 弾性ローラによるケーブル等の管路内通線及び撤去工法
CN109879110A (zh) * 2019-03-29 2019-06-14 上海国缆检测中心有限公司 电缆放线用的导向装置及电缆放线装置

Cited By (3)

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CN109879110B (zh) * 2019-03-29 2021-11-23 上海国缆检测股份有限公司 电缆放线用的导向装置及电缆放线装置

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