JPH07122526A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
- Publication number
- JPH07122526A JPH07122526A JP28573893A JP28573893A JPH07122526A JP H07122526 A JPH07122526 A JP H07122526A JP 28573893 A JP28573893 A JP 28573893A JP 28573893 A JP28573893 A JP 28573893A JP H07122526 A JPH07122526 A JP H07122526A
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- JP
- Japan
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- cleaning
- semiconductor wafer
- tank
- radicals
- cleaning tank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体ウェハ5表面上の有機物を該半導体ウ
ェハ5表面に悪影響を及ぼすことなく除去する。 【構成】 洗浄槽3内の洗浄液2に対して紫外線を照射
する光源4を設ける。
ェハ5表面に悪影響を及ぼすことなく除去する。 【構成】 洗浄槽3内の洗浄液2に対して紫外線を照射
する光源4を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄装置、特に有機系
の不純物を半導体ウェハ表面の侵蝕を伴うことなく除去
することのできる洗浄装置に関する。
の不純物を半導体ウェハ表面の侵蝕を伴うことなく除去
することのできる洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造のための一連のウェハ
工程において、半導体ウェハ表面に有機物が付着する工
程は少なくない。従って、各工程の終了後、特に半導体
ウェハ表面に有機物が付着してしまうような工程の終了
後にはその有機物を含め異物を除去するための水洗いが
行われる。
工程において、半導体ウェハ表面に有機物が付着する工
程は少なくない。従って、各工程の終了後、特に半導体
ウェハ表面に有機物が付着してしまうような工程の終了
後にはその有機物を含め異物を除去するための水洗いが
行われる。
【0003】しかし、水洗いでは有機物を充分に除去す
ることが難しいので、アッシング等のドライクリーニン
グあるいは硫酸過水、アンモニア過水等によるウェット
クリーニングにより有機物の除去を行う場合もある。と
いうのは、図2(A)乃至(C)に示すように、記憶容
量の異なる三種類のDRAMの不良原因の半分以上は異
物に起因しており、そして、その異物の多くを占めるの
が有機系の異物であるので、有機物のより完全な除去が
必要だからである。特に、記憶容量が大きくなる程異物
に起因する不良の割合が多くなり、そしてDRAMは大
記憶容量化の要請がきわめて強いので、異物の除去、特
に有機系の異物の除去の必要性がきわめて強い。
ることが難しいので、アッシング等のドライクリーニン
グあるいは硫酸過水、アンモニア過水等によるウェット
クリーニングにより有機物の除去を行う場合もある。と
いうのは、図2(A)乃至(C)に示すように、記憶容
量の異なる三種類のDRAMの不良原因の半分以上は異
物に起因しており、そして、その異物の多くを占めるの
が有機系の異物であるので、有機物のより完全な除去が
必要だからである。特に、記憶容量が大きくなる程異物
に起因する不良の割合が多くなり、そしてDRAMは大
記憶容量化の要請がきわめて強いので、異物の除去、特
に有機系の異物の除去の必要性がきわめて強い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アッシング
等のドライクリーニングあるいは硫酸過水、アンモニア
過水等によるウェットクリーニングは、半導体ウェハ表
面にダメージを与えたり、酸化膜を生ぜしめたりすると
いう問題がある。即ち、ドライクリーニング法によれば
半導体ウェハ表面がダメージを受ける。
等のドライクリーニングあるいは硫酸過水、アンモニア
過水等によるウェットクリーニングは、半導体ウェハ表
面にダメージを与えたり、酸化膜を生ぜしめたりすると
いう問題がある。即ち、ドライクリーニング法によれば
半導体ウェハ表面がダメージを受ける。
【0005】また、過酸化水素を含んだ薬液を用いての
ウェットクリーニング法によれば半導体ウェハ表面に薄
い酸化膜が形成され、コンタクト抵抗の増大の原因とな
る等の問題をもたらすし、また、アンモニア系の薬液を
用いたウェットクリーニングによれば半導体ウェハ表面
がエッチングされてしまうという問題が生じる。
ウェットクリーニング法によれば半導体ウェハ表面に薄
い酸化膜が形成され、コンタクト抵抗の増大の原因とな
る等の問題をもたらすし、また、アンモニア系の薬液を
用いたウェットクリーニングによれば半導体ウェハ表面
がエッチングされてしまうという問題が生じる。
【0006】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、半導体ウェハ表面上の有機物を該半
導体ウェハ表面に悪影響を及ぼすことなく除去すること
のできる新規な洗浄装置を提供する。
されたものであり、半導体ウェハ表面上の有機物を該半
導体ウェハ表面に悪影響を及ぼすことなく除去すること
のできる新規な洗浄装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明洗浄装置は、洗浄
槽内の洗浄液に対して紫外線を照射する光源を設けるこ
とを特徴とする。
槽内の洗浄液に対して紫外線を照射する光源を設けるこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明洗浄装置によれば、紫外線がそのエネル
ギーにより有機物の原子の結合を解離したり、有機物か
らO(酸素)ラジカルが発生し、このOラジカルにより
有機物自身が酸化、分解されるので、半導体ウェハにダ
メージを与えたり半導体ウェハをエッチングしたりしな
い洗浄液を用いても有機物を有効に酸化、分解して除去
することができる。特に、洗浄液が水からなる場合、あ
るいは水分を含んでいる場合には、紫外線により水分子
からOH(水酸基)ラジカル、O(酸素原子)ラジカル
が発生し、そのOHラジカル、Oラジカルの持つ強い酸
化力により有機物を酸化、分解して除去することができ
る。
ギーにより有機物の原子の結合を解離したり、有機物か
らO(酸素)ラジカルが発生し、このOラジカルにより
有機物自身が酸化、分解されるので、半導体ウェハにダ
メージを与えたり半導体ウェハをエッチングしたりしな
い洗浄液を用いても有機物を有効に酸化、分解して除去
することができる。特に、洗浄液が水からなる場合、あ
るいは水分を含んでいる場合には、紫外線により水分子
からOH(水酸基)ラジカル、O(酸素原子)ラジカル
が発生し、そのOHラジカル、Oラジカルの持つ強い酸
化力により有機物を酸化、分解して除去することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明洗浄装置を図示実施例に従って
詳細に説明する。図1は本発明洗浄装置の一つの実施例
を示す構成図である。図面において、1は洗浄装置で、
洗浄液2を貯める、紫外線透過ガラスからなる洗浄槽3
と、該洗浄槽3内の洗浄液2に対して紫外線を照射する
紫外線光源4、4からなる。本実施例において洗浄液2
は純水であり、紫外線光源4、4は低圧水銀ランプであ
り、184.9nmの波長の紫外線を発生する。一つの
紫外線光源4は洗浄槽3の直上にあり、そこから下向き
に洗浄液2へ紫外線を照射する。
詳細に説明する。図1は本発明洗浄装置の一つの実施例
を示す構成図である。図面において、1は洗浄装置で、
洗浄液2を貯める、紫外線透過ガラスからなる洗浄槽3
と、該洗浄槽3内の洗浄液2に対して紫外線を照射する
紫外線光源4、4からなる。本実施例において洗浄液2
は純水であり、紫外線光源4、4は低圧水銀ランプであ
り、184.9nmの波長の紫外線を発生する。一つの
紫外線光源4は洗浄槽3の直上にあり、そこから下向き
に洗浄液2へ紫外線を照射する。
【0010】他の紫外線光源4は洗浄槽3の下方にあ
り、そこから上向きに洗浄槽3の底面越しに洗浄液2へ
紫外線を照射する。尚、2点鎖線で示すように、洗浄槽
3の側方にも紫外線光源4、4を設けて側方から洗浄槽
3の側面越しに紫外線を照射するようにしても良い。
り、そこから上向きに洗浄槽3の底面越しに洗浄液2へ
紫外線を照射する。尚、2点鎖線で示すように、洗浄槽
3の側方にも紫外線光源4、4を設けて側方から洗浄槽
3の側面越しに紫外線を照射するようにしても良い。
【0011】この洗浄装置1の洗浄槽3の洗浄液2内
に、半導体ウェハ5が浸漬されて例えば水洗いされる。
尚、6は水洗いの前の薬液処理を行う薬液槽であり、該
薬液層6での処理を終えた半導体ウェハ5が洗浄装置1
で水洗いされるのである。ところで、洗浄槽3での洗浄
を行っているとき同時に紫外線光源4、4(4、4)か
ら紫外線を洗浄槽3内の洗浄液2へ照射する。すると、
紫外線(波長184.9nm)の持つエネルギーの働き
により以下の各反応が起きる。
に、半導体ウェハ5が浸漬されて例えば水洗いされる。
尚、6は水洗いの前の薬液処理を行う薬液槽であり、該
薬液層6での処理を終えた半導体ウェハ5が洗浄装置1
で水洗いされるのである。ところで、洗浄槽3での洗浄
を行っているとき同時に紫外線光源4、4(4、4)か
ら紫外線を洗浄槽3内の洗浄液2へ照射する。すると、
紫外線(波長184.9nm)の持つエネルギーの働き
により以下の各反応が起きる。
【0012】 H2 O→H・+OH・ RH→R・+H・ RO→R・+O・ RR→R・+R・ 尚、Rは有機物である。というのは、有機物の主要構成
原子Cと他の原子との結合エネルギーは、C−Hの場合
98.8kcal/mol、C−Oの場合84kcal
/molとなり、波長184.9nmの紫外線のエネル
ギー155kcal/molよりも小さいから上述した
反応が可能となるためである。
原子Cと他の原子との結合エネルギーは、C−Hの場合
98.8kcal/mol、C−Oの場合84kcal
/molとなり、波長184.9nmの紫外線のエネル
ギー155kcal/molよりも小さいから上述した
反応が可能となるためである。
【0013】そして、上記反応は水分子の分解によるO
Hラジカルの発生、有機物の分解、Oラジカルの発生等
を生ぜしめる。そして、有機物の分解は当然に水による
除去を著しくやり易くする。また、OHラジカル、Oラ
ジカルは有機物を酸化する力が強いので有機物を酸化し
て水による除去をやり易くする。従って、半導体ウェハ
5の表面から有機物を有効に除去することができる。そ
れでいて、純水は半導体ウェハに対してダメージを与え
ないので、半導体ウェハが水洗いによりダメージを受け
る虞れは全くない。尚、水洗い後半導体ウェハ5はドラ
イヤー7で乾燥される。
Hラジカルの発生、有機物の分解、Oラジカルの発生等
を生ぜしめる。そして、有機物の分解は当然に水による
除去を著しくやり易くする。また、OHラジカル、Oラ
ジカルは有機物を酸化する力が強いので有機物を酸化し
て水による除去をやり易くする。従って、半導体ウェハ
5の表面から有機物を有効に除去することができる。そ
れでいて、純水は半導体ウェハに対してダメージを与え
ないので、半導体ウェハが水洗いによりダメージを受け
る虞れは全くない。尚、水洗い後半導体ウェハ5はドラ
イヤー7で乾燥される。
【0014】
【発明の効果】本発明洗浄装置は、洗浄槽内の洗浄液に
対して紫外線を照射する光源を設けることを特徴とする
ものである。従って、本発明洗浄装置によれば、紫外線
が有機物の原子の結合を解離したり、紫外線からO(酸
素)ラジカルが発生し、このOラジカルにより有機物が
酸化、分解されるので半導体ウェハにダメージを与えた
り半導体ウェハをエッチングしたりしない洗浄液を用い
ても有機物を有効に酸化、分解して除去することができ
る。特に、洗浄液が水からなる場合には、あるいは水分
を含んでいる場合には、紫外線により水分子からOH
(水酸基)ラジカル、O(酸素原子)ラジカルが発生
し、そのOHラジカル、Oラジカルの持つ強い酸化力に
より有機物を酸化、分解して除去することができる。
対して紫外線を照射する光源を設けることを特徴とする
ものである。従って、本発明洗浄装置によれば、紫外線
が有機物の原子の結合を解離したり、紫外線からO(酸
素)ラジカルが発生し、このOラジカルにより有機物が
酸化、分解されるので半導体ウェハにダメージを与えた
り半導体ウェハをエッチングしたりしない洗浄液を用い
ても有機物を有効に酸化、分解して除去することができ
る。特に、洗浄液が水からなる場合には、あるいは水分
を含んでいる場合には、紫外線により水分子からOH
(水酸基)ラジカル、O(酸素原子)ラジカルが発生
し、そのOHラジカル、Oラジカルの持つ強い酸化力に
より有機物を酸化、分解して除去することができる。
【図1】本発明洗浄装置の一つの実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図2】(A)乃至(C)は記憶容量の異なる三種類の
DRAMの不良原因の分類図であり、(A)は64KD
RAM、(B)は256KDRAM、(C)は1MDR
AMの場合を示す。
DRAMの不良原因の分類図であり、(A)は64KD
RAM、(B)は256KDRAM、(C)は1MDR
AMの場合を示す。
1 洗浄装置 2 洗浄液 3 洗浄槽 4 紫外線光源
Claims (2)
- 【請求項1】 洗浄液を貯める洗浄槽と、 上記洗浄槽内の洗浄液に対して紫外線を照射する紫外線
光源と、 を有することを特徴とする洗浄装置 - 【請求項2】 洗浄槽の側面及び/又は底面が紫外線透
過ガラスからなり、 該紫外線透過ガラス越しに洗浄槽内の洗浄液に紫外線を
照射する紫外線光源を有することを特徴とする請求項1
記載の洗浄装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28573893A JPH07122526A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28573893A JPH07122526A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07122526A true JPH07122526A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17695410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28573893A Pending JPH07122526A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07122526A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010033702A (ko) * | 1997-12-31 | 2001-04-25 | 페터 옐리히 | 기판을 처리하기 위한 방법 및 장치 |
KR100416590B1 (ko) * | 2001-01-13 | 2004-02-05 | 삼성전자주식회사 | 반도체 웨이퍼 세정장치 및 이를 이용한 웨이퍼 세정방법 |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP28573893A patent/JPH07122526A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010033702A (ko) * | 1997-12-31 | 2001-04-25 | 페터 옐리히 | 기판을 처리하기 위한 방법 및 장치 |
KR100416590B1 (ko) * | 2001-01-13 | 2004-02-05 | 삼성전자주식회사 | 반도체 웨이퍼 세정장치 및 이를 이용한 웨이퍼 세정방법 |
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