JPH07122256B2 - 暗渠排水管 - Google Patents

暗渠排水管

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JPH07122256B2
JPH07122256B2 JP2134819A JP13481990A JPH07122256B2 JP H07122256 B2 JPH07122256 B2 JP H07122256B2 JP 2134819 A JP2134819 A JP 2134819A JP 13481990 A JP13481990 A JP 13481990A JP H07122256 B2 JPH07122256 B2 JP H07122256B2
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴルフ場や湿地帯、その他の地中に埋設して
使用される暗渠排水管に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、この種の排水管としては、実公昭54−27206
号公報に記載されているように、テープ状ネットを螺旋
状に且つその側縁部同士が順次重なるように巻回して樹
脂管を形成すると共に、この樹脂管におけるネットの重
なり部間に不織布或いはガラス繊維その他の織布からな
るフイルターを挟圧させると共に樹脂管の内外周に補強
条片を螺旋状に融着固定してなる構造のものが知られて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような暗渠排水管は、地面下に形成された暗渠内に
敷設され、地面下に浸透してくる泥水をフイルタによっ
て濾過して排水管内に導くものであるが、暗渠排水管の
埋設場所には種々の土質があり、例えば、泥土や粘土質
或いは砂利質など多種多様であって、上記した不織布或
いはガラス繊維その他の織布からなるフイルターでは、
これら全ての土質の対応できないものである。
即ち、このようになフイルター、特に不織布からなるフ
イルターにおいては、フイルターの厚みが比較的厚いた
めに水の通過抵抗が大きくなると共に、繊維の絡み合い
により生じている繊維間の間隙部を通じて濾過作用を行
うものであるから、目が細かすぎて泥土の微粒子を通過
させることができず、該微粒子がフイルター表層部の繊
維間に残留、堆積して目詰まりが発生し、短期間で使用
不能になるという問題点があった。
さらに、樹脂管がネットで形成されているために、この
管を暗渠内に配設する時に、樹脂管が引き延ばされてフ
イルターが破れ、排水管内に泥水が流入堆積する等の問
題点があった。
又、細幅の偏平糸条により粗目に織成された織布をフイ
ルターとして使用することも行われているが、比較的目
が粗いために砂土までも通過させる虞れがあるばかりで
なく、目ずれが生じて砂土の流入が一層はげしくなり、
暗渠排水管としての使用に適さないものである。
本発明は土質に殆んど影響されることなく、目詰まりの
発生をなくして長期間、安定した排水能力を発揮するこ
とができる暗渠排水管をを提供するものである。
〔課題を解決するために手段〕
上記目的を達成するために、本発明の暗渠排水管におい
ては、その管主体を形成する円筒状の樹脂管は、延伸方
向に多数の並行な切目をもつ合成樹脂延伸フイルムを2
枚以上、その切目方向が直交するように重合融着させる
ことによって形成された多数の細孔を有する重合フイル
ムからなる帯状テープを、側部同士が互いに重合した状
態で螺旋状に巻着した構造を有し、この樹脂巻の螺旋状
重合部上には補強条片が一体に巻着してなることを特徴
とするものである。
〔作用〕
この暗渠排水管を形成する樹脂管は、多数の並行な切目
を有する延伸フイルムを2枚以上、その切目方向が直交
するように重融着させてなる多数の細孔を設けた素材に
よって構成しているので、 厚みが薄く、且つ細孔が管壁の内外周面間に直通状態に
連通しているから、水の通過抵抗が極めて小さくて土砂
中の泥水は細孔を通じて素早く容易に流通し、円滑な排
水を可能にすると共に泥土の微粒子も泥水と共に通過さ
せて目詰まりの発生をなくし得るものである。
又、例え砂礫で細孔が閉鎖されても、砂礫自体は濾過作
用を発揮するので、排水能率を低下させることはない。
さらに、延伸フイルムよりなるので、引張強度が非常に
高く、暗渠内への敷設等の際に管に張引作用が生じて
も、管壁が破損する虞れがないと共に該管壁の外周に螺
旋状に巻着した補強条片によって捩り強度及び耐圧強度
を保持し、その上、この延伸フイルムに設けた切目の交
差、重合によって形成される上記多数の細孔が常に一定
の大きさ、形状を維持して上記のような確実な排水作用
を長期間に亘って奏するものである。
〔実 施 例〕
本発明の実施例を図面について説明すると、(1)は排
水管主体を構成する円筒状の樹脂管で、その管壁は、多
数の方形状細孔(3)(3)・・・(3)を有する織物
状素材(1a)によって形成されてあり、その外周面に一
定ピッチ毎に補強条片(2)を螺旋状に巻回し、融着一
体化してある。
上記織物状素材(1a)は、一般に割り布と称されるもの
であり、厚みが0.07〜0.15mm程度のポリエチレンフイル
ムなどのフイルムな多数の平行な切目を入れたのちその
切目方向に延伸してなるフイルム、若しくは高密度ポリ
エチレンフイルムなどの延伸フイルムを用いてこの延伸
フイルムの延伸方向に多数の切目を入れてなるスプリッ
トフイルムを使用し、この多数の切目を有するフイルム
を少なくとも2枚以上、その切目方向及び延伸方向を互
いに直交するように重合、融着することによって形成さ
れてなるものであり、上記細孔(3)の大きさは切目間
の幅によって適宜に変更可能であるが、1.0mm以下、0.2
mm前後が好ましい。
このような素材(1a)によって上記樹脂管(1)を形成
するには、該素材(1a)を所望幅の帯状テープとし、こ
の帯状テープを回転成形軸(図示せず)上にその側縁部
が順次重なるように螺旋状の巻着することによって得る
ことができる。
詳しくは、回転成形軸上に先に巻き付けた帯状テープの
表面に次の帯状データ部分が1/2の巾だけ重なるよう
に、即ち、1/2のピッチのずれでもって螺旋状に巻き付
けながら形成するものであって、これにより、第2図に
示すように、後続する帯状テープ(12a)の略中央位置
で裏側から先行する帯状テープ(11a)の側縁部(111
a)が、また表面から次に巻回される帯状テープ(13a)
の側縁部(131a)がそれぞれ重なり、かつこの重なりが
成形軸の回転によって螺旋状に進むことなって前記樹脂
管(1)が形成されるものである。
なお、このように帯状テープ(1a)を1/2ピッチで螺旋
状に巻回して、2層重ねの樹脂管(1)の管壁とする以
外に、第3図に例示するように、帯状テープ(1a)を1/
3あるいは1/4ピッチで螺旋状に巻回して、3層あるいは
4層重ねの巻壁を形成してもよい。
(2)は上記樹脂管(1)の管壁を形成する帯状テープ
(1a)の重合側縁部上に螺旋状に巻着した肉厚の硬質ポ
リエチレン樹脂等よりなる補強条片で、樹脂管(1)上
に螺旋状に巻装する際に、該補強条片(2)の内面側を
加熱溶融させ、その内面を帯状テープ(1a)の重合部状
に巻回させることによって帯状テープ(1a)の重合部に
融着一体化させているものである。
なお、第3図に示すように、上記補強条片(2)に対応
させて樹脂管(1)の内周面側にも補強条片(3)を融
着一体化させておいてもよい。
このように構成された暗渠排水管は、地面下の暗渠内に
引き込み敷設され、上記排水作用を行うものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の暗渠排水管によれば、排水管主体
となる樹脂管の管壁を、多数の並行な切目を有する延伸
フイルムを2枚以上、その切目方向が直交するように重
合融着させてなる多数の細孔を設けた素材によって構成
しているので、厚みが薄く、且つ細孔が管壁の内外周面
間に直通状態に連通しているから、水の通過抵抗が極め
て小さくて土砂中の砂礫以外の泥水を該細孔を通じて管
内に素早く容易に流通させることができ、従って、迅速
にして円滑な排水が可能となって従来の不織布等からな
る排水管に比して排水能率が著しく向上すると共に泥土
の微粒子も泥土と共に細孔を通じて通過させて目詰まり
の発生をなくすることができ、長期間の使用に拘わらず
排水能力の低下が殆んど生じないものである。
又、例えば砂礫で細孔が閉鎖されても、砂礫自体は濾過
作用を発揮するので、排水能率を殆んど低下させる虞れ
もない。
さらに、管壁は延伸フイルムよりなるので、引張度が非
常に高く、暗渠内への引き込み時等の際に管に張引作用
が生じても、管壁の破損が生じ難く、その上、該管壁の
外周に補強条片を螺旋状に巻着しているので、この補強
条片によって充分な捩り強度及び耐圧強度を保持でき
る。
さらに又、上記多数の細孔は、延伸フイルムに設けた切
目の交差、重合によって形成されいるので、常に一定の
大きさ、形状の維持し且つ排水管の長さ方向及び周方向
に均一な密度で存在して上記のような確実且つ良好な排
水作用を長期間に亘って奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はその正面
図、第2図は同部分拡大断面図、第3図は別な実施例を
示す部分拡大断面図である。 (1)……樹脂管、(1a)(11a)(12a)(13a)……
帯状テープ、(2)……補強条片、(3)……細孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の樹脂管は、延伸方向に多数の並行
    な切目をもつ合成樹脂延伸フイルムを2枚以上、その切
    目方向が直交するように重合融着させることによって形
    成された多数の細孔を有する重合フイルムからなる帯状
    テープを、側部同士が互いに重合した状態で螺旋状に巻
    着した構造を有し、この樹脂管の螺旋状重合部上には補
    強条片が一体に巻着してなることを特徴とする暗渠排水
    管。
JP2134819A 1990-05-23 1990-05-23 暗渠排水管 Expired - Fee Related JPH07122256B2 (ja)

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JPS5851227Y2 (ja) * 1977-03-30 1983-11-22 東拓工業株式会社 暗渠用排水管
JPS5789933A (en) * 1980-11-25 1982-06-04 Kanebo Ltd Manufacture of synthetic resin network

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