JPH07122200B2 - 織機の停止履歴記録装置 - Google Patents

織機の停止履歴記録装置

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JPH07122200B2
JPH07122200B2 JP61096688A JP9668886A JPH07122200B2 JP H07122200 B2 JPH07122200 B2 JP H07122200B2 JP 61096688 A JP61096688 A JP 61096688A JP 9668886 A JP9668886 A JP 9668886A JP H07122200 B2 JPH07122200 B2 JP H07122200B2
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JP
Japan
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stop
loom
repair
maintenance
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JP61096688A
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英樹 松村
正 丸田
章 荒川
光俊 小野
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NITSUSAN TEKUSHISU KK
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NITSUSAN TEKUSHISU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は織機の停止履歴記録装置に係り、特に、停止の
事実を時系列的に記録することにより停止履歴が把握で
きるようにした装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の停止履歴記録装置として、織機の停止事実、例え
ば、織機の停止時間と停止原因とを停止情報として時系
列的に記録部に記録し、織機の保全管理等の用に供する
ようにしたものが知られている。これを無杼織機におけ
る緯入ミスによる異常停止を例にとって説明すれば次の
ごとくである。
無杼織機の異常停止は緯入ミスによる場合が多く、この
緯入れミスは偶発的軽微な原因によるものと、製織系銃
などに発生した恒常的原因によるものとがある。前者の
場合はその原因を短時間で修復して再始動することによ
り、織機を元通りに稼働させることができる。
そして、上記再始動後も異常停止がくり返えされるとき
には、何等かの恒常的原因が発生したものと判断される
ので、作業員は関連部分を補修して再始動させる。
しかして、近時の製織工場では通常1人の作業員が数十
台に及ぶ織機を受持つので、上述したような停止履歴を
織機毎に把握し難くなる。
停止履歴記録装置はかかる場合において、当該織機の停
止頻度を把握できるようにして保全管理の用に提供する
ものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このような従来の装置にあっては、織機の補
修があったとき、この補修が適切なものであったか否か
は補修後の織機の停止頻度をもって判断するが、その判
断が的確に行なわれずに保全管理を十分にすることがで
きないという問題があった。
それは、織機の補修時点や補修した内容等は、作業員の
記憶によることになるので、前述したような作業員数が
限定された条件下で複数台の織機を管理していると、ど
の織機にどのような補修をいつの時点で行なったのか不
明確になり、補修の前後での停止頻度を比較することが
できなくなるからである。
そこで、本発明の課題は補修の時点、補修の内容等を明
確にし、補修の前後での停止頻度を比較することができ
るようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本発明の技術的手段
は、第1図に示すように、停止情報を記録する記録部
(I)を有した装置を前提にし、補修の事実を示すメン
テナンス情報を所定の起動指令によって出力するメンテ
ナンス情報出力手段(II)とこのメンテナンス情報出力
手段(II)からのメンテナンス情報を記録部(I)に書
き込む書き込み手段(III)とを備えたものである。
〔作用〕
この手段によれば、織機の停止があったとき、停止の事
実が時系列的に記録される。そして、停止原因に係わる
補修をしたとき、メンテナンス情報出力手段からの所定
の起動指令によってメンテナンス情報を出力させると、
書き込み手段を介して上記停止の事実とともに補修の事
実も記録部に記録される。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例に係る停止
履歴記録装置を説明する。この装置は流体噴射式織機を
集中管理するシステムについて実施したものである。
第2図において、1A、1B、1Nは織機であり、織機の運転
時に運転信号を出力する運転信号発信器2、織機が停止
したときに停止信号を出力する停止信号発信器3、織機
のメンテナンス情報信号を出力するメンテナンス情報出
力手段としてのメンテナンス情報発信器4、織機の号機
を表わす信号を出力する号機発信器5を夫々有する。こ
れらの装置は夫々インターフェース6A,6B,6Nを介して共
通の制御部7に接続してある。前記制御部7は、記録部
8、表示制御部9を介して表示部10に接続してある。
前記メンテナンス情報発信器4は、第3図に示すよう
に、デシマルスイッチ11とバイナリースイッチ12と起動
指令を発する書き込みスイッチ13とよりなる手動操作型
の発信器であり、デシマルスイッチ11による十の位の数
字により記録すべき信号が停止原因情報又はメンテナン
ス情報であることを表わし、バイナリースイッチ12によ
る一の位の数字により、停止原因情報としての停止原因
項目又はメンテナンス情報としてのメンテナンス項目を
表わすようにしてある。例えば、第4図に示すように、
デシマルスイッチ11において停止原因情報であることを
表示する数字を1とし、メンテナンス情報であることを
表示する数字を5とする。そして、織機が停止して、例
えば糸のみの修復を行って再始動させるときには数字1
に設定する一方、織機を補修して再始動させるときには
数字5に設定する。
また、停止原因としては、緯入ミスによるものや経糸切
れによるもの等があり、バイナリースイッチ12におい
て、例えば、緯入ミスを表示する数字を1とし、経糸切
れを表示する数字を2とする。
メンテナンス項目としては、例えば、ノズル等の調整が
あり、バイナースイッチ12において、補修ノズルに関す
る補修を表示する数字を1、メインノズルに関する補修
を表示する数字を2、その他の補修を表示する数字を3
とする。
また、メンテナンス情報を記録部8に書き込む書き込み
手段は制御部7内の機能によって実現している。
即ち、メンテナンス情報発信器4は書き込みスイッチ13
による起動指令によってメンテナンス情報(又は停止情
報)を出力する機能を備え、制御部7はこのメンテナン
ス情報(又は停止情報)を記録部8に書き込む書き込み
手段としての機能を備えるものである。そして、記録部
8においてはこれらの情報がファイルされる。
次に、実施例に係る停止履歴記憶装置の作用を、第5図
に示す制御部7のフローチャートに従って説明する。ま
た、記録部8には、例えば、第6図に示すような情報が
ファイルされる。
織機1Aが停止した際は停止信号発信器3から、停止信号
が発信され、インターフェース6Aを介して機信号発信器
5からの号機信号と共に制御部7に送られる(1−
1)。制御部7では、号機毎に停止時刻(ST)を記録部
8に記録する(1−2)。
この場合、織機の補修がないときは、再始動させる前に
(1−3)、前記メンテナンス情報発信器4を利用して
(1−4)、停止原因(SC)を入力し同様に記録部8に
記憶させる(1−5)。すなわち、第6図に示すよう
に、デシマルスイッチ11を1にし、バイナリースイッチ
12をその停止原因毎に定めてある数字、例えば、緯入ミ
スの場合には数字1にすることにして後、書き込みスイ
ッチ13を介して書き込むわけである。
また、補修をした際は、メンテナンス情報発信器4にお
いてメンテナンス情報として、前述のようにデシマルス
イッチ11を5に合わせ、例えば、第6図に示すように、
補修ノズルを交換した場合は、バイナリースイッチ12を
1に合わせて、書き込みスイッチ13を押す(1−4)。
これにより記録部8には前述同様メンテナンス項目(C
I)がファイルされる(1−5)。
その後、再始動があったときは(1−6)、運転信号発
信器2からの信号により、再始動時刻(SA)が記憶され
る(1−7)。この場合、制御部8においては、停止時
間(ΔT=SA−ST)の演算を行ない(1−8)、これを
記憶部8に記憶する(1−9)。更に、この停止時間
(ΔT)を加算して累積する(1−10)。尚、メンテナ
ンス情報発信器4を操作することなく再始動させたとき
は(1−3,YES)、停止原因等をファイルすることなく
再始動時刻の記憶(1−7)等を行なう。
また、記録部8でファイルされた情報を利用しようとす
るときは、表示制御部9を介して表示部10に表示する。
表示制御部9では、例えば、第7図に示すような処理が
行なわれる。まず、メンテナンス項目を摘出表示し(2
−1)、こらからメンテナンス項目を選択する(2−
2)。次にメンテナンスがあった停止時刻から8時間前
までの停止データを検索し(2−3)、その間の停止時
間を合計(ΣT0)するとともに(2−4)、その間の稼
働率 を計算する(2−5)。一方、メンテナンスがあった再
始動時刻から8時間後までの停止データを検索し(2−
6)、上述(2−7),稼働率の計算 (2−8)を行なう。そして、例えば、第8図に示すよ
うに、横軸に時間をとって相当する部位に停止マーク
(×印)を付すとともに併せてメンテナンスマーク(☆
印)を付しメンテナンスマークの前後に各稼働率(K
D0,KD1)を表示する(2−9)。更に、停止原因項目
とメンテナンス項目を表示する。このように時系列的に
表示すれば、補修をする前とした後の稼働状況が明白に
すぐさま把握できる。すなわち、今、第6図に示すよう
に、停止原因が緯入ミスによる場合について説明する
と、補修ノズルを交換した補修は前述したように緯入ミ
スが偶発的な原因によるものではなく恒常的原因による
ものとして行なわれる。従って、補修後にもなお緯入ミ
スによる停止頻度が大きければ、その補修は有効でな
く、恒常的原因の修復がなされなかったものと判断でき
る。この結果から別の補修を行うようにすれば良い。
一方、補修後の緯入ミスによる停止頻度が小さければ、
その補修は効果があり、恒常的原因が修復されたものと
判断できる。そのため、当該補修は緯入ミスに有効なも
のとして、この結果を他の織機にも利用でき、保全管理
の向上が図られる。
また、この、表示部10には、第9図に示すように、24時
間分の稼働状況を作業員が交代するシフト時刻毎に区分
して表示するようにしても良い。
〔発明の効果〕
以上、説明してきたように、本発明に係る停止履歴記録
装置によれば、補修の前後での停止頻度の比較を容易か
つ確実にでき、補修の適否を的確に判断することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の実施例に係る停止履歴記録装置を示す図、第3図は
メンテナンス信号発信器を示す図、第4図はメンテナン
ス信号発信器の設定内容を示す図、第5図は制御部にお
けるフローチャート、第6図は記録部におけるファイル
内容を示す図、第7図は表示制御部における処理内容の
例を示す図、第8図は表示部での表示の一例を示す図、
第9図は表示部での他の表示の一例を示す図である。 1A,1B,1N…織機 I(8)…記録部 II(4)…メンテナンス情報出力手段(メンテナンス情
報発信器) III(7)…書き込み手段(制御部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 光俊 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−170560(JP,A) 特開 昭56−49052(JP,A) 特開 昭51−38562(JP,A) 特開 昭61−231246(JP,A) 特公 昭45−38384(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機が停止したときにその停止の事実を示
    す停止情報を時系列的に記録する記録部(I)を有した
    装置において、補修の事実を示すメンテナンス情報を所
    定の起動指令によって出力するメンテナンス情報出力手
    段(II)とこのメンテナンス情報出力手段(II)からの
    メンテナンス情報を記録部(I)に書き込む書き込み手
    段(III)とを備えた織機の停止履歴記録装置。
JP61096688A 1986-04-28 1986-04-28 織機の停止履歴記録装置 Expired - Lifetime JPH07122200B2 (ja)

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JPS62257445A JPS62257445A (ja) 1987-11-10
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