JPH0712155U - エアーラインマスクの流量低下警報器 - Google Patents

エアーラインマスクの流量低下警報器

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JPH0712155U
JPH0712155U JP4603893U JP4603893U JPH0712155U JP H0712155 U JPH0712155 U JP H0712155U JP 4603893 U JP4603893 U JP 4603893U JP 4603893 U JP4603893 U JP 4603893U JP H0712155 U JPH0712155 U JP H0712155U
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line mask
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Koken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 適量流量低下になると、警報音を発し、作業
者に危険を知らせる携帯式のエアーラインマスクの流量
低下警報器の提供。 【構成】 圧縮空気管、空気圧縮機又は高圧空気容器か
らの圧縮空気を減圧弁などによって減圧し、着用者に送
気するエアーラインマスクにおいて、圧力低下に伴う流
量の低下を反作用するバネ圧との力のバランスを利用し
て検知する検知弁8およびその弁により空気流路を開
き、その時に流出する微量エアにより警笛9を吹鳴する
発音器をエアーラインマスク着用作業者が常に携帯する
警報器本体6に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は適量流量低下になると、警報音を発し、作業者に危険を知らせるエア ーラインマスクの流量低下警報器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアーラインマスクは酸欠や高濃度ガス雰囲気中で作業をする際などに着用す る保護具であり、面体タイプのものと、フードタイプのものがあり、図3に示す ように、コンプレッサ等の空気源1から長いエアーラインホース2(コンプレッ サ能力が高いものにあってはホース長100mの場合もある)を通してマスクに 圧縮空気を供給する。流量調節コック4は、通常作業者の腰周りに固定しておく 。マスク3と流量調節コック4との間は身体の屈伸が容易なように蛇管5で連結 してある。エアーラインホース内の圧力は、通常5〜6キログラム/平方センチ メートルであり、この圧縮空気を流量調節コック4により流量を調節し、ほぼ常 圧付近まで減圧してマスク3に供給する。勿論マスク内は外部の圧力に対して陽 圧とし、外部からの危険なガスの侵入を阻止するようになっている。
【0003】 前述のようにエアーラインマスクを使用する環境はかなり危険な環境であるた め、マスク構成及び使用方法には、より安全性の高いものが要求されている。特 に使用最低流量についてはJISで厳しく規定され、 面体タイプで85リットル/分以上、フードタイプで120リットル/分以上と なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように、JISで厳しく規定されていると言っても、使用最低流量以上 の空気量であるかどうかの確認は、作業者にとって、なかかなか困難である。そ のため監督官庁にあっては、酸欠環境下では作業者以外の監視・警戒要員を配置 し、コンプレッサー等の元圧を常時確認し、緊急時には作業者に危険を知らせる よう指導がなされている。その際、使用最低流量の確認方法は、予めコンプレッ サ等の元圧とマスクでの流量を測定しグラフ化しておくことにより、間接的に確 認することになる。通常、この方法は、コンプレッサから作業者間でのホース長 、ホース内径、設置状態及びコンプレッサ自体の能力(馬力、整備状態)によっ て、相当量の誤差が生じるので、一般的な目安にしかならず、更に、作業環境が 時々変わる場合などは、その都度、コンプレッサ元圧とマスクでの流量測定をす る動作が面倒となる。従って、作業者が使用しているしよう空気量が低下したら 危険信号として作業者が直接聞き取れる警報音を発する手段があれば、安全性は 一段と向上し、且つ、便利である。
【0005】 また緊急時に監視要員が作業者に危険を知らせる場合においても、ホースが長 い場合あるいは騒音が激しい場合には、かなりの時間を要する欠点がある。
【0006】 また従来、高圧空気源と作業現場の間に配置して使用する緊急時給気警報装置 というものが市販されているが、これは非常に高価であるため、一般に普及して いない。またこのタイプは大型で重量があり、携帯することが不可能で定置され るため、ここに監視要員を置き、警報音が発生すると、監視要員が非常事態を報 知するが、作業者は、この装置・監視要員より距離が50メートルも離れた場所 で作業していることがあるため、この退避警報を確実に聴取することが困難な場 合を生じ、安全性が低いものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述したエアーラインマスクにおいて、圧力低下に伴う流量の低下を反作用す るバネ圧との力のバランスを利用して検知する検知弁およびその検知弁により空 気流路を開き、その時に流出する微量エアにより警笛を吹鳴する発音器をコンパ クトに一体化して軽量小型の流量低下警報器としてエアーラインマスクの着用者 が常に携行できるようにすることにある。
【0008】
【作用】 上述の作動機構は、いわゆる差圧弁の原理によるもので、常用の圧力から圧力 低下が生ずると直ちに検知弁が作動することを利用するもので、図1において、 マスク3の直前の圧縮空気の圧力低下を検知するようにしているため、ホース2 の長さ、径、設置状態等から生ずるコンプレッサ等圧縮空気源1の元圧の損失に 関係なく検知警報が可能となる。 また、本作動機構上、構造は簡単となり軽量小型化に適している。
【0009】
【実施例】
実施例を図2より説明する。構成部品は、警報器本体を構成するケーシング7 、検知弁8、排気孔8a、警報ホイッスル9、高圧部ふた10、低圧部ふた11 、各部Oリング12、13、14、15、弁閉鎖部16、開放バネ17、弁調整 バネ18、Oリング押え19より構成される。そして、高圧室PHと低圧室PL との間の中央室23は、Oリング12と14とで閉鎖されるので、連絡孔24を 設けて大気圧にし、検知弁8の動きを自在としている。
【0010】 この警報器の機能調整は、次のように行う。空気の出口21に流量調節コック 4を取り付け、さらに流量計をセットして、空気の入口20から圧縮空気を流し 、低圧部ふた11のねじ込みで荒調整、高圧部ふた10のねじ込みで微調節を行 い面体タイプの場合、流量を85リットル/分、フードタイプの場合、流量を 120リットル/分となるように調節する。 この警報器6の使用にあたっては、図1に示すように、空気の入口20でエア ーラインホース2に接続し、出口21に流量調節コック4を接続してベルト22 に取り付けて作業者の腰に固定する。
【0011】 この警報器6の圧力低下検知の機序は、力のバランスにより行う。すなわち、 高圧室PHに入ったエアーライン2からの空気圧P1は、パスカルの原理により 検知弁8の頭にもかかり、弁調整バネ18のバネ力の合わさって弁閉鎖部16を 閉じ、開放バネ17のバネ力に抗してバランスした状態となっている。次いでエ アーライン2からの空気圧がP2に低下すると、開放バネ17の力が勝り検知弁 8は左側に作動して弁閉鎖部16が開き、排気孔8aより空気流路ができ、警報 ホイッスル9側に空気が流れ、警報音を発する。なお、この警報音を発している 時点でも出口21よりマスク3に空気が送気され続けている。
【0012】 この警報器6の質量は約300g、外径寸法は80×50×30mm(最大寸 法)で軽量小型である。 また、図1のように配置した内径8mm、長さ50mのエアラインにおいて、 警報器6とホースの間に圧力計を、流量調節コック4の次に流量計を接続して、 コンプレッサを運転した状態でコンプレッサの吐出側バルブを除々に閉めて流量 低下状態を発生させ、警報器6の性能を試験した結果は次のとおりであった。 面体タイプの場合、コンプレッサの元圧3.6キログラム/平方センチメート ルで運転中、流量低下により直に警報音が鳴り始め、その時の警報器6とエアラ インホース2の間の圧力計は1.1キログラム/平方センチメートル、流量計は 85リットル/分を示した。 フードタイプの場合、コンプレッサの元圧3.8キログラム/平方センチメー トルで運転中、流量低下により直ちに警報音が鳴り始め、その時の警報器6とエ アラインホース2の間の圧力計は1.3キログラム/平方センチメートル、流量 計は120リットル/分を示した。 それぞれの場合の警報音の音圧レベルは、警報ホイッスル9から70cm離れ たところ(警報器6から耳までの概略の距離に相当)で96dB(A)であった 。
【0013】
【考案の効果】
以上、この考案警報器は、上述のようになるから、軽量小型の警報器をエアー ラインマスクの装着者が常に携帯することができ、空気流量の低下を検知弁が検 知し、検知弁がエアーラインの空気の一部を放出し、その放出する微量空気によ り発音器を作動し、警報音を発生するものであるため、作業者は常に携帯する警 報器本体から発生する警報音を96dB(A)の音圧で直接に聴取することがで き、従来のように離れたところのコンプレッサあるいは緊急時給気警報装置に張 り付いている監視員を介して間接に警報を聞くのと異なって、瞬時、確実に危険 を察知することができ安全性が非常に高められた。また、検知弁と発音器を警報 器本体に装着しているので、構成が簡単で非常に低コストで提供できるものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案警報器を装備したエアーラインマスク
の一般的構成を示す図である。
【図2】本考案警報器の実施例を示す断面図である。
【図3】従来のエアーラインマスクの一般的構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 エアーラインホース 3 マスク 4 流量調節コック 5 蛇管 6 警報器 7 ケーシング 8 検知弁 8a 排気孔 9 警報ホイッスル 10 高圧部ふた 11 低圧部ふた 12 Oリング 13 Oリング 14 Oリング 15 Oリング 16 弁閉鎖部 17 開放バネ 18 弁調整バネ 19 Oリング押え 20 入口 21 出口 22 ベルト 23 中央室 24 連絡孔 PH 高圧室 PL 低圧室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気管、空気圧縮機又は高圧空気容
    器からの圧縮空気を減圧弁などによって減圧し、着用者
    に送気するエアーラインマスクにおいて、圧力低下に伴
    う流量の低下を反作用するバネ圧との力のバランスを利
    用して検知する検知弁およびその検知弁により空気流路
    を開き、その時に流出する微量エアにより警笛を吹鳴す
    る発音器をエアーラインマスク着用作業者が常に携帯す
    る警報器本体に設け、流量低下を作業者に直接に知らせ
    ることを特徴とするエアーラインマスクの流量低下警報
    器。
JP1993046038U 1993-07-30 1993-07-30 エアーラインマスクの流量低下警報器 Expired - Lifetime JP2562536Y2 (ja)

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