JPH0712133B2 - 音質調整装置 - Google Patents

音質調整装置

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JPH0712133B2
JPH0712133B2 JP63266499A JP26649988A JPH0712133B2 JP H0712133 B2 JPH0712133 B2 JP H0712133B2 JP 63266499 A JP63266499 A JP 63266499A JP 26649988 A JP26649988 A JP 26649988A JP H0712133 B2 JPH0712133 B2 JP H0712133B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G5/00Tone control or bandwidth control in amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/001Digital control of analog signals
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G5/00Tone control or bandwidth control in amplifiers
    • H03G5/02Manually-operated control
    • H03G5/025Equalizers; Volume or gain control in limited frequency bands

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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーディオ帯域内における周波数特性の補正
機能及び音質調整機能を有し、音響機器に内蔵されるか
又は独立の装置として用いられる音質調整装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来の音響機器における音質調整機能には大きく分けて
2つの目的がある。第1の目的は、原音に忠実な音を再
生するために記録・伝送・変成媒体のオーディオ帯域内
における周波数伝達特性を補正することにある。例え
ば、スピーカの周波数特性、音場空間における伝達特性
等の補正に一般的に用いられ、この用途に限れば、スピ
ーカの周波数特性における複雑なうねりの補正を例と
し、より細分化されたバンド毎に利得を調節できること
が、フラットな周波数特性を得るうえで望ましい。この
第1の目的に適する機能を有する装置としては所謂グラ
フィックイコライザが挙げられる。このグラフィックイ
コライザは、オーディオ帯域を通常3以上のバンドに分
割してそれぞれのバンドに対する利得を独立に調節して
所望の補正を行なっている。
また、音質調整の第2の目的は、低音をより豊かにする
あるいは刺激的な音質を聞き易くするような周波数特性
を変化させる音質の作為的操作である。この音質操作に
関しては、概して複雑な周波数特性の操作は求められて
おらず、オーディオ帯域を大まかに高音部と低音部に分
け、低音部(低域)調整〔バス〕と高音部(高域)調整
〔トレブル〕を行なう所謂バス・トレブル型音質調整回
路により実現される。
第8図は従来のグラフィックイコライザの回路図であ
る。第8図において、OP1はオペアンプ、R1は入力端子T
1とオペアンプOP1の非反転入力端子(以下、(+)入力
端子と称す。)間に接続された抵抗、VR1〜VR5はオペア
ンプOP1の(+)入力端子と同じくその反転入力端子
(以下、(−)入力端子と称す。)間に固定側抵抗部が
並列接続された可変抵抗器である。RC1〜RC5は、コイ
ル,コンデンサ,抵抗を直列接続した各直列共振回路
で、各々が可変抵抗器VR1〜VR5の各々の摺動部と接地間
に接続されている。直列共振回路RC1〜RC5は、100Hz,31
6Hz,1KHz,3.16KHz,10KHzに対する各共振周波数を各々有
している。R2はオペアンプOP1の(−)入力端子とその
出力端子T2間に接続されたフィードバック用の抵抗であ
る。
入力端子T1にオーディオ信号を入力し、可変抵抗器VR1
〜VR5を各々調整すると、中心周波数が100Hz,316Hz,1KH
z,3.16KHz,10KHzの5つのバンドのゲインが各々変化さ
せられ、それらのゲインに応じた周波数特性のオーディ
オ信号がオペアンプOP1の出力端子T2に出力される。こ
の場合、可変抵抗器の抵抗値をオペアンプOP1の(−)
入力端子側の方に(+)入力端子側に比較して小さくな
るように調整すればそのバンドのゲインが増幅し、その
逆ならば減衰する。
第10図はこのグラフィックイコライザの周波数特性の変
化特性例を示したものであり、各中心周波数のゲインを
最大(12dB),最小(−12dB)に変化させた時の特性で
ある。
第9図は従来のバス・トレブル型音質調整回路を示して
いる。この音質調整回路は、入力端子T3、出力端子T4
オペアンプOP2、2つの抵抗R3,R4、3つのコンデンサC
1〜C3、バス用可変抵抗器VR6、トレブル用可変抵抗器VR
7から構成されている。
バス用可変抵抗器VR6を調整することによって入力端子T
3から入力されたオーディオ信号の低域のゲインを調整
でき、トレブル用可変抵抗器VR7を調整することによっ
てそのオーディオ信号の高域のゲインを調整でき、それ
らのバンドのゲインに応じた音質のオーディオ信号をオ
ペアンプOP2の出力端子T4に出力できる。
第11図はこのバス・トレブル型音質調整回路の周波数特
性の変化特性例を示し、1KHzを境界にして高域、低域の
ゲインを最大12dBから最小−12dB迄調整できることがわ
かる。
この他にも第8図に示すグラフィックイコライザの可変
抵抗器VR1〜VR5の代りに電子式可変抵抗器を用いたグラ
フィックイコライザがある。第12図はこの電子式可変抵
抗器を示した回路構成図である。第12図において、1は
外部から操作可能な操作入力部で、5つのバンド即ち中
心周波数が100Hz,316Hz,1KHz,3.16KHz及び10KHzのバン
ド毎のレベル増加(UP)とレベル減少(DOWN)のキー入
力が可能である。2は周知のマイクロコンピュータから
構成されるディジタル処理部、3は5つのバンドの各バ
ンド毎に設けられた電子式可変抵抗器本体で、マイクロ
コンピュータ2からの指令により抵抗値を変化させる。
この電子式可変抵抗器本体3は、インタフェース回路4
と、抵抗アレーとこの抵抗アレーの抵抗の各接続部から
引出されインタフェース回路4の出力によって開閉操作
される電子式スイッチから構成された電子式可変抵抗部
5から構成されている。
操作入力部1におけるUP/DOWNキーは、これが有効な状
態で1回入力されたとき、その対応するバンドのゲイン
を+2dBあるいは−2dB変化させるものである。いま、デ
ィジタル処理部2は常に操作入力部1におけるキー入力
の有無をスキャンによりチェックしている。ここで、特
定のバンドのUPキー(またはDOWNキー)が1回押された
ことを検出すると、以前のこのバンドに関して記憶され
ている最新のゲイン設定データに+2dB分(−2dB分)を
加算し、インタフェース4とのきまりに従って新たなゲ
イン設定データをインタフェース4に送り、電子式可変
抵抗部5の希望変化量に応じた特定の電子式スイッチを
ONに変化させる。勿論この時には、ONする前にONになっ
ていた電子式スイッチをOFFにする。なお、ディジタル
処理部2はゲインを+12dB,−12dBを越えて変化させる
キー入力を無効にするように動作する。
さて、グラフィックイコライザは先に示したようにその
帯域分割が多いほど補正した結果としての周波数特性を
より平坦に近づけられる。逆に、音質操作のように、広
いバンドにわたって、ゲインを増加あるいは減少させよ
うとすると、帯域分割が多いほど多くのバンドに関して
操作入力を行なう必要がある。
一方、バス・トレブル型音質調整回路のようにオーディ
オ帯域をせいぜい2分割したようなものでは、音質操作
を行なう際には、その操作入力部の少なさ故に素早い入
力操作が可能である。また、広いバンドにわたってゲイ
ンを変化させることから音声・音楽等の強いスペクトラ
ムが高い確率でこのバンド内に存在し、音を聴取しなが
らの操作入力で、入力量を十分認知し得るため、この点
でグラフィックイコライザに比べて誤判断による入力操
作量の誤りは少ない。しかし、逆に、例えばスピーカの
周波数特性におけるディップやピークの補正の目的に関
しては、多くの場合、満足な補正結果が得られない。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の音質調整装置は以上のように構成されているの
で、バンドの細分化は操作性の低下を生じ、逆に帯域分
割の減少は、周波数特性の補正能力の低下をもたらす。
とりわけ、車載用音響機器においては、音場の特殊性か
ら高度の補正能力が必要とされながら、一方で安全性か
ら操作は極力容易であることが求められている。このよ
うな条件を満たす音質調整装置としては、グラフィック
イコライザのような多くのバンドの音質補正機能を有す
ることとバス・トレブル型音質調整回路のように音質操
作上の必要最低限の音質調整の機能を併わせもつことで
ある。しかし、このような音質調整装置は、操作入力部
に常に必要でないスイッチやレバーを付加させるために
操作入力部が複雑化したり、2種類の音質調整用回路を
備えてしまうために回路規模の増大を招く課題があっ
た。また、補正操作を行なうことを意図してグラフィッ
クイコライザ型の入力操作を使用とするときには、好み
の音質に設定したバス・トレブル型の音質操作によるバ
ンド特性をフラット状態に戻す必要があり、操作上煩ら
わしい等の問題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたも
ので、回路を共通に用いて回路規模を増大させないよう
にし、グラフィックイコライザの機能のような細かな周
波数特性の補正とバス・トレブル型音質調整回路の機能
のような操作性に優れた音質調整を両立させることので
きる音質調整装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る音質調整装置は、オーディオ帯域をNとM
(<N)個のバンドに各々分割し、第1の操作入力手段
によりN個のバンドに各々に対して第1の操作入力し、
第2の操作入力手段によりM個のバンドの各々に対して
第2の操作入力し、この第2の操作入力を換算手段によ
りN個のバンドにゲイン増減量にして重みづけし、第1
の操作入力量と換算されたゲイン増減量に応じて利得設
定手段によりN個のバンドの各々にゲインを設定し、設
定されたゲインとなるように電子式可変抵抗器本体の可
変抵抗値を変化させるようにしたものである。
〔作用〕
本発明における音質調整装置は、第1の操作入力をN個
のバンドの各々にゲイン増減量として割振るように換算
するので、N個のバンドの各々をゲイン調整するために
第1の操作入力と一括してゲイン設定データを求めるこ
とができ、そのゲイン設定データにより電子式可変抵抗
器本体の可変抵抗値を一括して変化させる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。第1図は
本発明の一実施例に係る音質調整装置の要部である電子
式可変抵抗器の構成を示す図であり、第12図の従来例と
同一部分には同符号1,3〜5を付してある。U11〜U15
びD11〜D15は操作入力部1のUPキーとDOWNキーであり、
それらは各々対にされて、各キーの一端部が接地され、
各他端部が例えばマイクロコンピュータから構成される
ディジタル処理部2aの入力ポートに接続されている。デ
ィジタル処理部2aは第2図のフローに従って動作するも
ので、出力ポートが5つのバンド(中心周波数が100Hz,
316Hz,1KHz,3.16KHz,10KHz)の5つの電子式可変抵抗器
本体3内のインタフェース4に接続されている。各電子
式可変抵抗器本体3は、インタフェース4と電子式可変
抵抗部5から構成されている。各電子式可変抵抗部5
は、抵抗1につき2dB分の変化をさせる抵抗値を有する
固定抵抗を12個分直列接続した抵抗アレー5aと抵抗アレ
ー5aの接続部(端子との接続部を含む)から引出されイ
ンタフェース4の出力によって開閉制御される13個の電
子式スイッチから構成される電子式スイッチ部5bとから
構成されている。6は低域のゲインの増幅を指示するた
めのUPキーU6とその減衰を指示するためのDOWNキーD6
ら構成されるバス・UP/DOWN入力部、7は高域のゲイン
の増幅を指示するためのUPキーU7とその減衰を指示する
ためのDOWNキーD7から構成されるトレブル・UP/DOWN入
力部である。これらのUPキーU6,U7及びDOWNキーD6,D7
の各一端は接地され、他端はディジタル処理部2aの入力
ポートに接続されている。この電子式可変抵抗器は第8
図の回路の可変抵抗器VR1〜VR5の代りに用いられる。よ
って、各抵抗アレー5aの両端部はオペアンプOP1
(+)及び(−)入力端子に各々接続され、各電子式ス
イッチ部5bの共通端は、共振回路RC1〜RC5の各一端に接
続されている。
次に、第1図及び第2図を参照して動作説明をする。な
お、下記各ステップにおいて、5つのバンドの各バンド
毎に処理が実行される。ステップ101では、操作入力部
1,バス・UP/DOWN入力部6及びトレブル・UP/DOWN入力部
7をスキャンして操作入力を検出する。ステップ102で
は、操作入力部1をスキャンして検出した新たな操作入
力量とこれに対応するN番目のバンドのレジスタR1N
内容〔R1N〕とを加算してN番目のバンドのグライコ操
作量をレジスタR1Nに格納する。但し、Nは中心周波数1
00Hz,316Hz,1KHz,3.16KHz,10KHzの低い方のバンドから
順に1,2,…,5とコードしたものである。ステップ103で
は、バス・UP/DOWN入力部6をスキャンして検出した新
たな操作入力量とレジスタR21に格納されているバス操
作入力量〔R21〕とを加算して新たなバス操作入力量と
してそのレジスタR21に格納する。また、トレブル・UP/
DOWN入力部7をスキャンして検出した新たな操作入力量
とレジスタR22の内容〔R22〕とを加算して新たなトレブ
ル操作入力量としてレジスタR22に格納する。図中、R2M
(但し、M=1,2)はレジスタ、〔R2M〕はそのレジスタ
の内容を示す。ステップ104では、上記のように更新さ
れた高域と低域の2バンド分のデータ〔R2M〕は、5つ
のバンドの各々の変化量に換算する重みづけ演算が行な
われてレジスタR3Nに格納される。即ち、バスのxdBの変
化量は100Hzと316Hzの各中心周波数のバンドのxdBの変
化として、トレブルのydBの変化量は、3.16KHzと10KHz
の各中心周波数のバンドのydBの変化として換算され
る。この近似によって得られるバス/トレブル型トーン
の変化特性例は第3図に示すようになる。
次に、ステップ105では、N番目のバンドのグライコ操
作入力量〔R1N〕とN番目のバンドに対応した操作量の
重みづけ換算値〔R3N〕とを加算し、N番目のバンドの
ゲイン設定データとしてレジスタRONに格納する(但
し、N=1〜5)。ステップ106ではレジスタRONの内容
〔RON〕であるN番目のバンドのゲイン設定データをそ
のバンド用の電子式可変抵抗器本体3に送出する。この
後、ステップ106からステップ101に戻り、上記動作を繰
返す。
なお、各電子式可変抵抗器本体3は、そのバンドのゲイ
ン設定データをインタフェース4に入力し、インタフェ
ース4の出力によりそのゲイン設定データに対応するゲ
インとなるように電子式スイッチ部5bの1つの電子式ス
イッチのみをONに制御する。
また、上記実施例において、UPキーU11〜U15,U6,U7
いずれかの1回の操作量は+2dBに相当し、DOWNキーD11
〜D15,D6,D7のいずれかの1回の操作量は−2dBに相当
する。UPまたはDOWNの同じキーを続けて何回も操作すれ
ばその操作回数分だけそのバンドのゲインが制御される
が、ゲイン設定データはゲイン可変巾の±12dBを越えて
はいけないためにゲイン設定データの制限が必要となる
が、その説明については省略する。
次に上記実施例により音質調整した結果を第4図により
説明する。第4図(a)は音楽ソースからスピーカ音響
出力までの音質調整しない場合の周波数特性を示してい
る。第4図(b)はこの周波数特性のあばれをフラット
にするように決定されたグライコ操作の入力特性を示
す。第4図(c)は第4図(a)を第4図(b)で補正
した周波数特性を示す(但し、破線は第4図(a)の曲
線)。第4図(d)は好みの音質にすべくバス/トレブ
ル操作での操作入力特性を示す。第4図(e)は第4図
(d)により第4図(c)の周波数特性を変化させた音
響出力での周波数特性を示す(但し、破線は第4図
(c)の曲線)。
次に本発明の第2実施例について説明する。この第2実
施例は第1図と同様のハード構成となっているが、ディ
ジタル処理部が第5図に示したフローを実行する点が第
1の実施例と異なる。
下記各ステップにおいて、5つのバンドの各バンド毎に
同様な処理が行なわれることを前提とする。まず、ステ
ップ201では、スキャンにより操作入力の検出を行な
う。ステップ202では、N番目のバンドのレジスタR1N
内容〔R1N〕とN番目のバンドの新たな操作入力量とを
加算してレジスタR1Nに新たなグライコ操作入力量とし
て格納する(但し、N=1〜5)。ステップ203では、
N番目のバンドの新たなグライコ操作入力量〔R1N〕が
−6dB〜+6dBの範囲内か否かにより、範囲内ならばその
ままにし、+6dBを超えていれば+6dBに制限し、−6dB
未満ならば−6dBに制限して新たなグライコ操作入力量
としてレジスタR1Nに設定する。ステップ204では、バ
ス、トレブルの新たな操作入力量にレジスタR2Mの内容
〔R2M〕(但し、M=1,2)を各々加算してバス操作入力
量,トレブル操作入力量を更新する。ステップ205で
は、レジスタR2Mの内容〔R2M〕から各バンドの変化量へ
の重みづけ換算値を算出し、各バンドのレジスタR3N
格納する。ステップ206では、このレジスタR3Nの内容
〔R3N〕が−6dB〜+6dBの範囲内か否かにより、範囲内
ならばそのままにし、+6dBを超えていれば+6dBに、−
6dB未満ならば−6dBにレジスタR3N(N=1〜5)に重
みづけ換算値を再設定する。ステップ207では、N番目
のバンドのグライコ操作入力量〔R1N〕と同バンドの重
みづけ換算値〔R3N〕とを換算してN番目のバンドのゲ
イン設定データとしてレジスタR0Nに格納する。ステッ
プ208では、レジスタR0Nの内容であるゲイン設定データ
〔R0N〕を送出し、各バンドのゲインを設定する。ステ
ップ208の処理後はステップ201に戻り上記動作を繰返
す。
第2実施例では、グライコ操作入力量とバス、トレブル
操作入力量の一方が±12dBの可変操作巾の全て又はほと
んど全てになると、他方の操作入力量の余裕がなくなっ
てしまうために、ステップ203,206にて操作入力量に制
限を加えたものである。
第6図は本発明の第3実施例の要部の電子式可変抵抗器
を示し、第1実施例と異なる点は、マイクロコンピュー
タ2aの代りに第7図のフローに従って動作するマイクロ
コンピュータ2bを用い、バス・UP/DOWN入力部6とトレ
ブル・UP/DOWN入力部7の代りにマイクロコンピュータ2
bの入力ポートに接続されグライコ操作入力モードかバ
ス・トレブル操作入力モードかの指定を行なうモードス
イッチ8を設け。中心周波数100Hzのバンド用のUPキーU
11とDOWNキーD11をバス用にUPキーとDOWNキーに兼用
し、中心周波数316HzのバンドのUPキーU12とDOWNキーD
12をトレブル用のUPキーとDOWNキーに兼用した点であ
る。その他の構成は第1実施例と同じであり、第1図と
同符号1,3〜5を付してある。
次に第6図及び第7図を参照して動作について説明す
る。まず、ステップ301では、操作入力部1の入力をス
キャンして操作入力を検出する。ステップ302では、モ
ードスイッチ8がONかOFFかを判別してONによるグライ
コ操作入力モード(モード1)か、OFFによるバス・ト
レブル操作入力モード(モード2)かを判別する。モー
ド1ならば、ステップ303にてレジスタR1Nの内容
〔R1N〕にN番目のバンドの新たな操作入力量を加算し
てN番目のバンドの新たなグライコ操作入力量としてレ
ジスタR1Nに格納する。ステップ304では、レジスタR1N
の新たな内容〔R1N〕をゲイン設定データとしてレジス
タR0Nに移す。ステップ305では、N番目のバンドのレジ
スタR0Nのゲイン設定データ〔R0N〕をそのバンドの電子
式可変抵抗器本体3に送出し、インタフェース4を介し
て電子式スイッチ部5bの1つのみをONにしてゲイン設定
データ〔R0N〕に対応するゲインに設定する。ステップ3
05の処理後はステップ301に戻る。
一方、ステップ302でモード2と判別した時にはステッ
プ306に進み、バス、トレブルの新たな操作入力量にレ
ジスタR2Mの内容〔R2M〕(但し、M=1,2)を各々加算
してレジスタR2Mに格納する。ステップ307では、レジス
タR2Mの内容〔R2M〕から各バンド変化量への重みづけ換
算値を算出し、レジスタR3Nに格納する。ステップ308で
は、N番目のバンドのレジスタR1Nの内容であるグライ
コ操作入力量〔R1N〕と同バンドのレジスタR3Nの内容で
ある重みづけ換算値〔R3N〕とを加算してN番目のバン
ドのゲイン設定データ〔R0N〕としてレジスタR0Nに格納
する、ステップ309ではレジスタR0Nであるゲイン設定デ
ータ〔R0N〕をN番目のバンドの電子式可変抵抗器本体
3に送出し、そのゲイン設定データ〔R0N〕に対応する
ゲインに設定する。ステップ309の処理後にステップ301
に戻り、上記動作を繰返す。
以上のように、本発明では5バンドのグライコ操作入力
とバス・トレブル型のトーンコントロールについて説明
したが、バス・トレブル以外の3以上のバンドに分割
(但し、グライコの分割数より小さい)してもよく、ま
た、その内の1つのバンドを5バンドのグライコの特定
の1つのバンドの周波数変化特性と全く同一であるよう
にしてもよい。
さらに、操作者が先に操作入力した周波数特性を半永久
的にディジタル処理部に記憶しておき、特定の指示によ
ってその特性を再び呼び出して各バンドのゲイン設定を
することを上記実施例に付加することもできる。
また、予め不揮発性メモリや配線材の結線によって記憶
した複数の周波数特性の1つを特定の指示によって呼び
出し、各バンドのゲイン設定を行なう機能を上記実施例
に付加することも可能である。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によればオーディオ帯域をNとM
(<N)個のバンドに各々分割し、M個用の第2の操作
入力をN個のバンドの各々にゲイン増減量として換算し
て割振るようにし、これらのゲイン増減量とN個用の第
1の操作入力とからN個のバンドの各々のゲインを決定
するように構成したので、ゲインを調整するバンドの幅
いかんにかかわらずその操作性が容易となり、しかも一
括してゲインを決定して電子式可変抵抗器本体の可変抵
抗値を変化させるために回路規模の増大を招くことがな
く安価となり、しかも従来のグラフィックイコライザや
バス・トレブル型音質調整回路が有するバンドの分割数
によって生じる二律背反の問題を解消できるものが得ら
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による音質調整装置の電子
式可変抵抗器の回路構成図、第2図は第1図のディジタ
ル処理部の動作を示すフロー図、第3図はバス・トレブ
ルの周波数特性図、第4図は第1実施例による各周波数
特性の変化を示す図、第5図は本発明の第2実施例によ
るディジタル処理部の動作を示すフロー図、第6図は本
発明の第3実施例による音質調整装置の電子式可変抵抗
器の回路構成図、第7図は第6図のディジタル処理部の
動作を示すフロー図、第8図は従来のグラフィックイコ
ライザの回路図、第9図は従来のバス・トレブル型音質
調整回路の回路図、第10図は第8図の回路の周波数特性
図、第11図は第9図の回路の周波数特性図、第12図は従
来の電子式グラフィックイコライザの電子式可変抵抗器
の回路構成図である。 図中、1……操作入力部、2a,2b……ディジタル処理
部、3……電子式可変抵抗器本体、4……インタフェー
ス、5……電子式可変抵抗部、5a……抵抗アレー、5b…
…電子式スイッチ部、6……バス・UP/DOWN入力部、7
……トレブル・UP/DOWN入力部、8……モードスイッ
チ。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ周波数帯域をN個のバンドに分
    割し、上記各バンドに対する利得調整を操作入力するた
    めの第1の操作入力手段と、この第1の操作入力量をデ
    ジタル量に変換して記憶する記憶手段と、上記各バンド
    の利得設定データに応じて各可変抵抗値を変化させる電
    子式可変抵抗器本体とを備え、上記各バンドの利得設定
    データに応じた周波数特性にオーディオ信号を音質調整
    する音質調整装置において、オーディオ周波数帯域を上
    記Nより小さい複数のM個のバンドに分割したこれらの
    各バンドに対する利得の増減を操作入力するための第2
    の操作入力手段と、この第2の操作入力手段による第2
    の操作入力量を上記N個のバンドの各々に重みづけされ
    た利得増減量に換算する換算手段と、これらの重みづけ
    された利得増減量と上記記憶手段に記憶されている第1
    の操作入力量とに応じて上記N個のバンドの各々の利得
    を設定する利得設定手段を備えたことを特徴とする音質
    調整装置。
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