JPH071207A - 心押台 - Google Patents

心押台

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JPH071207A
JPH071207A JP14953093A JP14953093A JPH071207A JP H071207 A JPH071207 A JP H071207A JP 14953093 A JP14953093 A JP 14953093A JP 14953093 A JP14953093 A JP 14953093A JP H071207 A JPH071207 A JP H071207A
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JP
Japan
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tailstock
work
shaft
tailstock shaft
cylinder
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JP14953093A
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Ryozo Takeya
亮三 竹谷
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Okuma Corp
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Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 心押台にワークの回転位相を決定する機能
と、ワークの回転方向のモーメントを受ける機能とを与
える。 【構成】 心押台本体1に心押軸2を摺動及び回転可能
に支持し、駆動シリンダ3により前後方向へ駆動する。
位置決めシリンダ5により基準ピン7を溝8に係止し
て、心押軸2の基準位置を決定する。クランプシリンダ
を可動クランプシュー9に結合し、可動クランプシュー
9と固定クランプシューとにより心押軸2をクランプす
る。心押軸2の先端にセンタ装着板14を交換可能に取
り付け、これに一対の心押センタ17を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークの回転位相を
決める機能と、ワークの回転方向のモーメントを受ける
機能とを兼備した心押台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図4に示すようなワークWを6
面加工する場合は2回以上のチャッキングが必要であ
る。第1工程でA面のa孔を旋削加工し、第2工程でE
面のe孔とeネジをターニング加工(旋削及びミーリン
グ加工)する。そして、第3工程では、図5及び図6に
示すように、立形マシニングセンタにNC制御テーブル
31を設置し、これにャック32を介してワークWを取
り付け、NC制御テーブル31を割り出して、ワークW
のB面、C面、及びD面を加工する。
【0003】この場合、第2工程でeネジが加工済みで
あるから、ワークWの回転方向の位相はeネジを基準に
して決める必要がある。しかし、eネジで直接位相は決
められないので第2工程でエンドミル33によりC面を
捨引き加工し、その捨引箇所34をタッチプローブ35
で計測し、自動原点補正を行って回転方向の位相を決定
する。第3工程加工に際しては、ワークWに軸線方向
(図5のP方向)のモーメントと、回転方向(図6のQ
方向)のモーメントが作用するので、従来は、心押台3
6で軸方向のモーメントを受け、フローティングジャッ
キ37で回転方向のモーメントを受けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の位相
決め方式によると、エンドミル33による捨引き加工時
間及びタッチプローブ35による計測時間が必要で、ワ
ークWのサイクルタイムが増加するという問題点があっ
た。また、ワークWに作用するモーメントを心押台36
及びフローティングジャッキ37の両方で受けていたの
で、フローティングジャッキ37の高さに対応できるよ
うに、NC制御テーブル31及び心押台36に階上げ用
のベース38,39が必要になるという別の問題点もあ
った。
【0005】そこで、この発明の課題は、ワークの回転
位相を決定する機能と、ワークの回転方向のモーメント
を受ける機能とを兼備した心押台を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の心押台は、心押台本体と、心押台本体
に摺動及び回転可能に支持された心押軸と、心押軸を前
後方向へ駆動する駆動手段と、心押軸の基準位置を決め
る位置決め手段と、心押軸を心押台本体にクランプする
クランプ手段と、心押軸の先端面に交換可能に装着され
た一対の心押センタとから構成される。
【0007】
【作用】この発明の心押台によれば、心押軸を基準位置
に位置決めした状態でワークの回転方向の位相を決定
し、その後、心押軸をクランプした状態で、ワークの加
工を開始する。次の加工面に移る場合は、心押軸をアン
クランプ状態でワークと共に回転し、ワークを割り出し
た後に、心押軸をクランプして次の面を加工する。従っ
て、捨引き加工及び計測作業が不要になり、ワークのサ
イクルタイムが短縮される。また、加工中は一対の心押
センタがワークの軸方向及び回転方向のモーメントを受
けるので、フローティングジャッキや階段上げ用ベース
を使用する必要もなくなる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図3に基づいて説明する。心押台本体1には心押軸2
が前後に摺動可能及び軸線周りで回転可能に支持されて
いる。心押台本体1の後端面には空圧又は油圧式の駆動
シリンダ3が設置され、そのピストンロッド4は心押軸
2の後端に結合されていて、駆動シリンダ3により心押
軸2を前後に駆動する駆動手段が構成されている。
【0009】心押台本体1の上面には空圧又は油圧式の
位置決めシリンダ5が設置され、そのピストンロッド6
には基準ピン7が設けられている。心押軸2の外周面に
は基準ピン7が係合する溝8が前後に延びるように形成
され、該溝8と基準ピン7と位置決めシリンダ5とによ
り心押軸2の基準位置を決める位置決め手段が構成され
ている。
【0010】心押台本体1には心押軸2を挟むように可
動クランプシュー9と固定クランプシュー10とが内装
されている。心押台本体1の側面には空圧又は油圧式の
クランプシリンダ11が設置され、そのピストンロッド
12は可動クランプシュー9に結合されている。そし
て、可動クランプシュー9、固定クランプシュー10、
及びクランプシリンダ11により心押軸2を心押台本体
1にクランプするクランプ手段が構成されている。
【0011】心押軸2の先端には大径のフランジ部13
が形成され、このフランジ部13にはセンタ装着板14
が、位置決めピン15により周方向に位置決めされた状
態で、ボルト16によって交換可能に取り付けられてい
る。センタ装着板14には一対の心押センタ17が皿バ
ネ18を介して装着されている。ワークWのセンタ孔の
心間距離が変更した場合には、心押センタ17がセンタ
装着板14と共に交換される。
【0012】上記構成の心押台を使用して図4に示すよ
うなワークWの周囲4面を加工する場合、まず、チャッ
ク20が開放され、心押軸2がアンクランプ状態で後退
端に配置され、基準ピン7が溝8に係止される。そし
て、NC制御テーブル21が初期位置(例えば、0゜)
に割り出された状態で、ワークWがローダ又はロボット
(図示略)によりハンドリングされる。
【0013】次いで、ローダ又はロボットがワークWを
把持した状態で、心押軸2が前進して、ワークWの回転
方向の位置決めを行うと同時に、ワークWをチャック2
0の端面に押し当てる。その後、チャック20が閉鎖さ
れ、心押軸2がクランプシュー9,10によってクラン
プされ、基準ピン7が溝8から抜かれ、これによって、
加工準備が完了する。
【0014】続いて、最初の加工面が工具22によって
加工される。加工中は、ワークWの軸方向及び回転方向
のモーメントが一対の心押センタ17を介してクランプ
シュー9,10の把持力によって支承される。次の加工
面に移るときには、心押軸2のアンクランプ状態でNC
制御テーブル21が割り出され、心押軸2はワークWと
共に追従回転され、割り出し後に、再度クランプされ
て、次の加工が開始される。
【0015】そして、以下同様な順序で各面の加工が完
了すると、NC制御テーブル21が初期位置に復帰さ
れ、基準ピン7が溝8に係止され、心押軸2がアンクラ
ンプされた後に、ワークWがアンロードされる。
【0016】従って、本実施例の心押台によれば、捨引
き加工や計測作業を実施しなくても、ワークWの回転位
相を容易に決定でき、もって、ワークWのサイクルタイ
ムを大幅に短縮することができる。また、加工中は一対
の心押センタ17がワークWの軸方向及び回転方向のモ
ーメントを受けるので、フローティングジャッキや階段
上げ用ベースを省略することも可能である。
【0017】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、心押軸2をモータ及びラックか
らなる駆動手段で前後動したり、位置決めシリンダ5に
変えてソレノイドを使用したりするなど、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更
して具体化することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、心押台に心押軸を前後方向へ駆動する駆動手段と、
心押軸の基準位置を決める位置決め手段と、心押軸を心
押台本体にクランプするクランプ手段と、心押軸の先端
面に交換可能に装着された一対の心押センタとを設けた
ので、ワークの回転位相を短時間に決定できるととも
に、心押台によってワークの回転方向のモーメントを受
けることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す心押台の要部破断正面
図である。
【図2】図1の心押台の平面図である。
【図3】図1のX−X線断面図である。
【図4】ワークの形状を示す参考図である。
【図5】従来の加工方式を説明する正面図である。
【図6】従来の加工方式を説明する側面図である。
【符号の説明】
1・・心押台本体、2・・心押軸、3・・駆動シリン
ダ、5・・位置決めシリンダ、7・・基準ピン、8・・
溝、9・・可動クランプシュー、10・・固定クランプ
シュー、11・・クランプシリンダ、14・・センタ装
着板、17・・心押センタ、20・・チャック、21・
・NC制御テーブル、W・・ワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心押台本体と、心押台本体に摺動及び回
    転可能に支持された心押軸と、心押軸を前後方向へ駆動
    する駆動手段と、心押軸の基準位置を決める位置決め手
    段と、心押軸を心押台本体にクランプするクランプ手段
    と、心押軸の先端面に交換可能に装着された一対の心押
    センタとを具備することを特徴とする心押台。
JP14953093A 1993-06-21 1993-06-21 心押台 Expired - Lifetime JP2926171B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14953093A JP2926171B2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 心押台

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JP14953093A JP2926171B2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 心押台

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JPH071207A true JPH071207A (ja) 1995-01-06
JP2926171B2 JP2926171B2 (ja) 1999-07-28

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ID=15477156

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005046942A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Brother Ind Ltd 工作物の支持装置及び保持方法
JP2020116721A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 オークマ株式会社 工作機械
CN113059202A (zh) * 2021-03-30 2021-07-02 台州北平机床有限公司 一种顶尖组件

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CN113059202B (zh) * 2021-03-30 2022-06-10 北平机床(浙江)股份有限公司 一种顶尖组件

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Publication number Publication date
JP2926171B2 (ja) 1999-07-28

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