JPH07120206A - ギャップ検出装置 - Google Patents

ギャップ検出装置

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JPH07120206A
JPH07120206A JP26765593A JP26765593A JPH07120206A JP H07120206 A JPH07120206 A JP H07120206A JP 26765593 A JP26765593 A JP 26765593A JP 26765593 A JP26765593 A JP 26765593A JP H07120206 A JPH07120206 A JP H07120206A
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JP
Japan
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gap length
electromagnet
gap
flux density
magnetic
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Application number
JP26765593A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tamura
吉章 田村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、環境変化によって影響されない保
守の容易なギャップ検出装置を提供する。 【構成】 本発明は、磁極中心部にホール素子を設け、
磁極中心部の磁束密度を検出する手段と、電磁石の電流
を検出する手段と、上記検出された磁束密度及び電流と
を基に磁極と磁性体とのギャップを算出する手段とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁石や永久磁石と電
磁石で構成される複合磁石の磁極部のギャップを検出す
るギャップ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被測定面と検出部とのギャッ
プ長の非接触測定には電磁場、音波、光等が用いられて
いる。中でも、光を用いる反射形光ギャップセンサは、
音波を用いるものに比べ、より高速で変動するギャップ
長を連続的に測定することができ、また、検出部も、近
年の光半導体の急速な進歩で、電磁場を用いるものに比
べて小さくすることが可能となったので、様々な分野で
利用されつつある。
【0003】一般に、このようなセンサの構造は、発光
手段と受光手段を備えた検出部と受光手段の出力信号か
らギャップ長を演算する演算部に分けられる。原理的に
は、被測定面で反射した発光手段の光が受光手段に入射
する光の強度がギャップ長の関数となることを利用して
いる。特に発光手段としてLED、これに近接した受光
手段にフォトダイオードを用いると安価で小形・軽量の
検出部を構成することができる。この場合LEDの発光
強度が一定であれば光電効果によりフォトダイオードに
流れる短絡電流は、ギャップ長の2乗に反比例する。し
たがって、この関係からギャップ長が演算される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな検出法では、外部光からの影響を避けるため、発光
を特定の周波数で行い受光時にバンドパスフィルタなど
で復調する等の工夫が必要となり、この場合にはフィル
タでとり切れないリップルが、制御に影響を及ぼすこと
がある。また、LEDの発光強度の経時変化に対する保
守が必要となる。さらに、反射面の経時変化や状態変化
(塵埃の付着など)により受光強度が変化するため、反
射面に特殊な塗装をしたり、保守を定期的に行う必要が
あるなどの問題点があった。
【0005】そこで、本発明では、磁極中心部の磁束密
度を直接検出し、これと電磁石の電流値とから演算処理
によってギャップ長を得ることによって、環境変化によ
って影響されない保守の容易なギャップ検出装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は電磁石または少なくとも電磁石で構成され
る複合磁石の磁極と対向する磁性体とのギャップを検出
するギャップ検出装置において、磁極中心部にホール素
子を設け、前記磁極中心部の磁束密度を検出する磁束密
度検出手段と、前記電磁石の電流を検出する電流検出手
段と、前記磁束密度検出手段からの磁束密度検出値と前
記電流検出手段からの電流検出値とを基に前記磁極と磁
性体とのギャップ長を算出する演算手段とを具備したこ
とを特徴とするギャップ検出装置を提供する。
【0007】
【作用】以上のように構成された本発明のギャップ検出
装置においては、磁極中心部の磁束密度を直接検出し、
この磁束密度検出値と電磁石の電流検出値とを基に電磁
石と磁性体とのギャップ長を算出するので、光による検
出に比べ、周波数リップルによる制御系への悪影響の除
去やメンテナンスの簡易化が図れる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1には本発明の一実施例に係る複合磁石の
ギャップ検出装置を適用した浮上制御系の主要構成が示
されている。大別して複合磁石10、浮上制御装置11、ギ
ャップ長演算部12とから構成されている。
【0009】図2は複合磁石の構成を示すものであり、
2つの電磁石コイル13は、励磁により発生するそれぞれ
の磁束がたがいに助長しあうように電源に対して直列に
接続されている。この場合、ギャップ磁束密度Bは、電
磁石のコイル電流Iとギャップ長Zの関数として次式で
表わすことができる(ただし、Hmlは永久磁石の起磁
力、μo は真空の透磁率、KN とKHmは定数、Nは電磁
石のターン数、lは永久磁石の長さ、μs ′は永久磁石
の比透磁率を表わす)。
【0010】
【数1】 B=μo (KN NI+KHmHml)/(2Z+l/μs ′) =K0 (I+K1 )/(Z+K2 ) ………………………(3.1) 従って、(3.1)式より、磁束密度Bと電磁石電流I
からギャップ長Zを求めれば、
【0011】
【数2】 Z=K0 (I+K1 )/B−K2 ……………………………(3.2) により演算することができる(ここで、K0 、K1 、K
2 は定数である)。図2に示すように、複合磁石10は、
永久磁石14と励磁により発生するそれぞれの磁束がたが
いに助長しあうように電源に対して直列に接続されてい
る2つの電磁石コイル13と磁束のパスPを形成するため
の鉄心15およびギャップ長16を介して磁極17と対向する
強磁性体ガイドレール18とで構成されている。
【0012】浮上制御装置11は、電磁石電流検出信号19
とギャップ長演算部12で得たギャップ長信号20によって
ギャップ長16を安定に制御するもので、浮上制御演算部
21とこれによって得られた電磁石電流指令22にもとづい
て電磁石電流23を制御する電磁石電流制御部24とで構成
されている。
【0013】ギャップ長演算部12は、上記複合磁石10の
ギャップの磁束密度を検出するために磁極中央部に取付
けられたホール素子25の磁束密度出力信号26と電磁石コ
イルに流れる電流23を検出した電磁石電流検出信号19を
入力として、両者から(3.2)式にしたがってギャッ
プ長を演算し、浮上制御装置11に出力する。
【0014】図3は、上記ギャップ演算部12の具体例を
示すものである。図3において、30、31は演算増幅器、
32は除算器を示す。33、34はそれぞれ(3.2)式の定
数K1 、K2 を設定するための抵抗器であり、プラス電
源とアースに接続され第3の端子によってその電圧が設
定される。また、抵抗器35は(3.2)式のK0 を設定
するためのものである。以下にその動作を説明する。
【0015】演算増幅器30には電磁石電流検出信号19
((3.2)式のIに相当)と定数値K1 が入力抵抗3
6、37を介して入力され、その出力は−K0 (I+K1
)となる。この信号が除算器32に入力され磁束密度検
出信号26((3.2)式のBに相当)で除算される。こ
の演算結果(−K0 (I+K1 )/B)が定数値K2 と
ともに入力抵抗38,39を介して演算増幅器31に入力さ
れ、演算結果として
【0016】
【数3】−(K2 −K0 (I+K1 )/B)=K0 (I
+K1 )/B−K2 =Z が得られる。このZはギャップ長信号20として浮上制御
装置に出力される。
【0017】本実施例では複合磁石について述べている
が、永久磁石を含まない電磁石のみの制御系にも適用で
きることはいうまでもない。また、ギャップ長演算部12
は図3に示した実施例に限らず、(3.2)式による演
算を実現できればよいことも明らかである。例えば、マ
イコンによって演算することも可能である。
【0018】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。すなわち、上述した実施例では1つの
ホール素子が使われているが、図4及び図5に示すよう
に、複数のホール素子を使うことも可能である。図4で
はN極とS極の各々の磁極17の中央部表面にホール素子
を貼り付けた場合であり、図5では、各磁極17の進行方
向に沿って2つずつ貼り付けた場合を示している。
【0019】(3.2)式は磁極17とガイドレール18が
ずれないで対向している場合の演算式であるためホール
素子の対向面が横ゆれなどのためにガイドレールから外
れた場合やガイドレール18に継目がある場合などでは磁
束密度検出信号は小さくなり、ギャップ長演算値は実際
のギャップ長よりも大きな値を示すことになる。
【0020】図6及び図7は図4に対応する構成図を示
している。図6では2つのホール素子による磁束密度検
出信号26A、26Bはそれぞれギャップ長演算部12A、12
Bに入力され、ここで演算されたギャップ長演算値20
A、20Bのうちどちらをギャップ長信号とするかを選択
する信号選択部50により選択されてギャップ長信号20と
して出力される。このようにN極とS極の両方のギャッ
プ磁束密度を検出することによって、磁石がガイドレー
ル18より外れてしまった場合にも、外れていない方の検
出値を用いることによって正しいギャップ長を演算する
ことができる。この場合には、ギャップ長信号選択部に
よって、ギャップ長演算値20Aと20Bのうち、小さい方
を選択すれば良い。
【0021】図7では、ギャップ長演算をする前に磁束
密度検出信号の段階で選択し、その後ギャップ長を演算
するようにしたものである。この場合には、ギャップ長
信号選択部によって磁束密度検出信号26Aと26Bのう
ち、大きい方を選択すれば良い。
【0022】さらに、図8は図5に対応する構成図を示
している。図8では、N極の中心部から進行方向にずら
した位置に貼り付けた2つのホール素子25A、25Bによ
る磁束密度検出信号26A、26BとS極の中心部から進行
方向にずらした位置に貼り付けた2つのホール素子25
C、25Dによる磁束密度検出信号26C、26Dとから信号
選択部50によって、適当とする信号(例えば、最も大き
いもの)を選択して磁束密度検出信号26として出力し、
ギャップ長演算部12で演算してギャップ長信号20として
出力される。このように、進行方向にずらして複数個の
磁束密度を検出することによって、ガイドレールの継目
などによる磁束密度信号の低下を取除くことができ、ま
た上述のようにN極とS極双方の磁束密度を検出するこ
とにより、ガイドレールから外れた場合の磁束密度信号
の低下も取除くことができる。なお、図6のようにギャ
ップ長演算を行った後で信号選択部によって選択しても
よいことはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、本
来浮上制御を行う上で必要とするギャップ部の磁束密度
から演算により求められるため制御の信頼性が高く、構
成も簡単なものとなり小形軽量で、しかも安価であり保
守も容易であるギャップ検出装置を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概要構成図。
【図2】図1に示した複合磁石の構成を示す斜視図。
【図3】図1に示したギャップ長演算部を示す詳細回路
図。
【図4】ホール素子の他の取付状態を示す斜視図。
【図5】ホール素子の他の取付状態を示す斜視図。
【図6】本発明の他の実施例を示す概要構成図。
【図7】本発明の他の実施例を示す概要構成図。
【図8】本発明の他の実施例を示す概要構成図。
【符号の説明】
10…複合磁石 18…強磁性体ガイドレール 14…永久磁石 23…電磁石電流 16…ギャップ長 17…磁極 12,12A,12B…ギャップ長演算部 19…電磁石電流検出信号 25,25A,25B,25C,25D…ホール素子 26,26A,26B,26C,26D…磁束密度検出信号 20…ギャップ長信号 20A,20B…ギャップ長演算値 50…信号選択部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石または少なくとも電磁石で構成さ
    れる複合磁石の磁極と対向する磁性体とのギャップを検
    出するギャップ検出装置において、磁極中心部にホール
    素子を設け、前記磁極中心部の磁束密度を検出する磁束
    密度検出手段と、前記電磁石の電流を検出する電流検出
    手段と、前記磁束密度検出手段からの磁束密度検出値と
    前記電流検出手段からの電流検出値とを基に前記磁極と
    磁性体とのギャップ長を算出する演算手段とを具備した
    ことを特徴とするギャップ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ホール素子はN極とS極の両磁極に
    各々設けられ、この両磁極に各々設けられたホール素子
    からの検出信号を選択する選択手段を具備したことを特
    徴とする請求項1記載のギャップ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ホール素子は同一磁極に複数設けら
    れ、これらのホール素子からの検出信号を選択する選択
    手段を具備したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    ギャップ検出装置。
JP26765593A 1993-10-27 1993-10-27 ギャップ検出装置 Pending JPH07120206A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290134A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd 型締力制御方法及び型締装置
CN110514108A (zh) * 2019-08-13 2019-11-29 贵州天义电器有限责任公司 一种电磁铁组件检测校正装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290134A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd 型締力制御方法及び型締装置
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