JPH07120175A - ごみ発電装置 - Google Patents
ごみ発電装置Info
- Publication number
- JPH07120175A JPH07120175A JP27099193A JP27099193A JPH07120175A JP H07120175 A JPH07120175 A JP H07120175A JP 27099193 A JP27099193 A JP 27099193A JP 27099193 A JP27099193 A JP 27099193A JP H07120175 A JPH07120175 A JP H07120175A
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- JP
- Japan
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- condenser
- steam
- vapor
- cooling tower
- refuse
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 同じような冷却ファンを備えている蒸気コン
デンサーと冷却塔とを1体化することにより、蒸気コン
デンサーの設置スペース及び蒸気コンデンサーの冷却フ
ァンを不要にできると共に、冷却塔から排出される水蒸
気の白煙化を防止できるごみ発電装置を提供する。 【構成】 ごみ焼却ボイラ1で生成した蒸気を蒸気ター
ビン発電機3に供給すると共に、蒸気タービン発電機3
から排出した蒸気を主復水器7により復水させ、更に、
ごみ焼却ボイラ1で発生した余剰蒸気を蒸気コンデンサ
ー5によって復水するようにしたごみ発電装置におい
て、主復水器7に付随する冷却ファン付冷却塔9内に蒸
気コンデンサー5の熱交換部5aを組み込む。
デンサーと冷却塔とを1体化することにより、蒸気コン
デンサーの設置スペース及び蒸気コンデンサーの冷却フ
ァンを不要にできると共に、冷却塔から排出される水蒸
気の白煙化を防止できるごみ発電装置を提供する。 【構成】 ごみ焼却ボイラ1で生成した蒸気を蒸気ター
ビン発電機3に供給すると共に、蒸気タービン発電機3
から排出した蒸気を主復水器7により復水させ、更に、
ごみ焼却ボイラ1で発生した余剰蒸気を蒸気コンデンサ
ー5によって復水するようにしたごみ発電装置におい
て、主復水器7に付随する冷却ファン付冷却塔9内に蒸
気コンデンサー5の熱交換部5aを組み込む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ発電装置、特に、
同じような冷却ファンを備えている蒸気コンデンサーと
冷却塔を一体化したごみ発電装置に関する。
同じような冷却ファンを備えている蒸気コンデンサーと
冷却塔を一体化したごみ発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却場に付随する発電装置の場合、
ごみ焼却ボイラの立上げ時に発生する蒸気、或いは、ご
み焼却ボイラで発生した余剰蒸気は、冷却ファンを備え
た蒸気コンデンサーにより冷却し、復水させている。即
ち、従来のごみ発電装置は、図2に示すように、ごみ焼
却ボイラ1で生成した蒸気を蒸気ヘッダー2を経て蒸気
タービン発電機3に供給し、蒸気の保有するエネルギー
を電力に変換しているが、ごみ焼却ボイラ1の立上げ時
に発生する蒸気、或いは、ごみ焼却ボイラ1で発生した
余剰蒸気は、冷却ファン4を備えた蒸気コンデンサー5
によって冷却し、復水タンク6に復水している。
ごみ焼却ボイラの立上げ時に発生する蒸気、或いは、ご
み焼却ボイラで発生した余剰蒸気は、冷却ファンを備え
た蒸気コンデンサーにより冷却し、復水させている。即
ち、従来のごみ発電装置は、図2に示すように、ごみ焼
却ボイラ1で生成した蒸気を蒸気ヘッダー2を経て蒸気
タービン発電機3に供給し、蒸気の保有するエネルギー
を電力に変換しているが、ごみ焼却ボイラ1の立上げ時
に発生する蒸気、或いは、ごみ焼却ボイラ1で発生した
余剰蒸気は、冷却ファン4を備えた蒸気コンデンサー5
によって冷却し、復水タンク6に復水している。
【0003】一方、蒸気タービン発電機3から排出した
蒸気は、主復水器7により復水させるが、主復水器7
は、冷却ファン8を備えた冷却塔9を必要とするため、
蒸気コンデンサー5を設置する用地のほかに冷却塔9を
設置するための用地も必要となる。更に、蒸気コンデン
サー5の冷却ファン4を駆動する電力のほかに、冷却塔
9の冷却ファン8を駆動するための電力も必要となる。
更に、冷却塔9は、排気温度が約50℃程度のため、排
気中に含まれる水蒸気が白煙化することがある。
蒸気は、主復水器7により復水させるが、主復水器7
は、冷却ファン8を備えた冷却塔9を必要とするため、
蒸気コンデンサー5を設置する用地のほかに冷却塔9を
設置するための用地も必要となる。更に、蒸気コンデン
サー5の冷却ファン4を駆動する電力のほかに、冷却塔
9の冷却ファン8を駆動するための電力も必要となる。
更に、冷却塔9は、排気温度が約50℃程度のため、排
気中に含まれる水蒸気が白煙化することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る従来の
問題を解消するためになされたものであり、その目的
は、同じような冷却ファンを備えている蒸気コンデンサ
ーと冷却塔を1体化することにより、蒸気コンデンサー
の設置スペースおよび蒸気コンデンサーの冷却ファンを
不要にできると共に、冷却塔から排出される水蒸気の白
煙化を防止できるごみ発電装置を提供することにある。
問題を解消するためになされたものであり、その目的
は、同じような冷却ファンを備えている蒸気コンデンサ
ーと冷却塔を1体化することにより、蒸気コンデンサー
の設置スペースおよび蒸気コンデンサーの冷却ファンを
不要にできると共に、冷却塔から排出される水蒸気の白
煙化を防止できるごみ発電装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本発明のごみ発電装置は、ごみ焼却ボイラで生成した蒸
気を蒸気タービン発電機に供給すると共に、該蒸気ター
ビン発電機から排出した蒸気を主復水器により復水さ
せ、更に、ごみ焼却ボイラで発生した余剰蒸気を蒸気コ
ンデンサーによって復水するようにしたごみ発電装置に
おいて、前記主復水器に付随する冷却ファン付冷却塔内
に蒸気コンデンサーの熱交換部を組み込んだことを特徴
とする。
本発明のごみ発電装置は、ごみ焼却ボイラで生成した蒸
気を蒸気タービン発電機に供給すると共に、該蒸気ター
ビン発電機から排出した蒸気を主復水器により復水さ
せ、更に、ごみ焼却ボイラで発生した余剰蒸気を蒸気コ
ンデンサーによって復水するようにしたごみ発電装置に
おいて、前記主復水器に付随する冷却ファン付冷却塔内
に蒸気コンデンサーの熱交換部を組み込んだことを特徴
とする。
【0006】上記のように、ごみ発電装置における主復
水器に付随する冷却ファン付冷却塔内に、蒸気コンデン
サーの熱交換部を組み込むことにより、蒸気コンデンサ
ーの設置スペースおよび蒸気コンデンサーの冷却ファン
が不要になる。また、冷却塔に組み込んだ蒸気コンデン
サーの熱交換部の排気温度が高いため、冷却塔の排気中
に含まれる水蒸気の白煙化を防止できる。
水器に付随する冷却ファン付冷却塔内に、蒸気コンデン
サーの熱交換部を組み込むことにより、蒸気コンデンサ
ーの設置スペースおよび蒸気コンデンサーの冷却ファン
が不要になる。また、冷却塔に組み込んだ蒸気コンデン
サーの熱交換部の排気温度が高いため、冷却塔の排気中
に含まれる水蒸気の白煙化を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1に示すように、ごみ焼却ボイラ1で生成
した蒸気を蒸気ヘッダー2を経て蒸気タービン発電機3
に供給し、蒸気の保有するエネルギーを電力に変換して
いる点は従来と変わりがないが、本発明は、冷却ファン
8を備えた冷却塔9内に蒸気コンデンサーの熱交換部5
aを組み込んだ複合冷却塔10を採用した点に特徴があ
る。
説明する。図1に示すように、ごみ焼却ボイラ1で生成
した蒸気を蒸気ヘッダー2を経て蒸気タービン発電機3
に供給し、蒸気の保有するエネルギーを電力に変換して
いる点は従来と変わりがないが、本発明は、冷却ファン
8を備えた冷却塔9内に蒸気コンデンサーの熱交換部5
aを組み込んだ複合冷却塔10を採用した点に特徴があ
る。
【0008】ごみ焼却ボイラ1の立上がり時に発生した
蒸気、或いは、ごみ焼却ボイラ1で発生した余剰蒸気
は、複合冷却塔10内に組み込んだ蒸気コンデンサーの
熱交換部5aによって復水した後、復水タンク6に戻す
ようになっている。また、蒸気タービン発電機3から排
出した蒸気も主復水器7によって復水した後、復水タン
ク6に戻すようになっている。
蒸気、或いは、ごみ焼却ボイラ1で発生した余剰蒸気
は、複合冷却塔10内に組み込んだ蒸気コンデンサーの
熱交換部5aによって復水した後、復水タンク6に戻す
ようになっている。また、蒸気タービン発電機3から排
出した蒸気も主復水器7によって復水した後、復水タン
ク6に戻すようになっている。
【0009】一方、主復水器7の冷媒は、循環ポンプ1
1によって汲み上げた複合冷却塔10内の冷却水を使用
するようになっている。また、復水タンク6内の復水
は、ポンプ12によってごみ焼却ボイラ1に補給する。
上記のように、冷却ファン8を備えた冷却塔9内に蒸気
コンデンサーの熱交換部5aを組み込むことにより、蒸
気コンデンサー5の設置スペースが不要になる一方、蒸
気コンデンサーの冷却ファン4も不要になる。また、蒸
気コンデンサーの熱交換部5aの排気温度 (約100
℃) は、冷却塔9の排気温度 (約50℃)より高いの
で、複合冷却塔10から排出される排気中に含まれる水
蒸気の白煙化を防止できる。
1によって汲み上げた複合冷却塔10内の冷却水を使用
するようになっている。また、復水タンク6内の復水
は、ポンプ12によってごみ焼却ボイラ1に補給する。
上記のように、冷却ファン8を備えた冷却塔9内に蒸気
コンデンサーの熱交換部5aを組み込むことにより、蒸
気コンデンサー5の設置スペースが不要になる一方、蒸
気コンデンサーの冷却ファン4も不要になる。また、蒸
気コンデンサーの熱交換部5aの排気温度 (約100
℃) は、冷却塔9の排気温度 (約50℃)より高いの
で、複合冷却塔10から排出される排気中に含まれる水
蒸気の白煙化を防止できる。
【0010】ここで、冷却ファン8を備えた冷却塔9内
に蒸気コンデンサーの熱交換部5aを組み込んだ複合冷
却塔10を持つ本発明のごみ発電装置は、蒸気コンデン
サー用冷却ファン4の電力 (11kw×2台) を低減でき
た(次表参照)。
に蒸気コンデンサーの熱交換部5aを組み込んだ複合冷
却塔10を持つ本発明のごみ発電装置は、蒸気コンデン
サー用冷却ファン4の電力 (11kw×2台) を低減でき
た(次表参照)。
【0011】
【0012】
【発明の効果】上記のように、本発明は、ごみ焼却ボイ
ラで生成した蒸気を蒸気タービン発電機に供給すると共
に、該蒸気タービン発電機から排出した蒸気を主復水器
により復水させ、更に、ごみ焼却ボイラで発生した余剰
蒸気を蒸気コンデンサーによって復水するようにしたご
み発電装置において、前記主復水器に付随する冷却ファ
ン付冷却塔内に蒸気コンデンサーの熱交換部を組み込ん
だので、蒸気コンデンサーの設置スペースおよび蒸気コ
ンデンサーの冷却ファンを不要にできると共に、冷却塔
から排出される水蒸気の白煙化を防止できるようになっ
た。
ラで生成した蒸気を蒸気タービン発電機に供給すると共
に、該蒸気タービン発電機から排出した蒸気を主復水器
により復水させ、更に、ごみ焼却ボイラで発生した余剰
蒸気を蒸気コンデンサーによって復水するようにしたご
み発電装置において、前記主復水器に付随する冷却ファ
ン付冷却塔内に蒸気コンデンサーの熱交換部を組み込ん
だので、蒸気コンデンサーの設置スペースおよび蒸気コ
ンデンサーの冷却ファンを不要にできると共に、冷却塔
から排出される水蒸気の白煙化を防止できるようになっ
た。
【図1】本発明に係るごみ発電装置の概略図である。
【図2】従来のごみ発電装置の概略図である。
1 ごみ焼却ボイラ 3 蒸気タービン発電機 5 蒸気コンデンサー 5a 蒸気コンデンサーの熱交換部 7 主復水器 9 冷却塔
Claims (1)
- 【請求項1】 ごみ焼却ボイラで生成した蒸気を蒸気タ
ービン発電機に供給すると共に、該蒸気タービン発電機
から排出した蒸気を主復水器により復水させ、更に、ご
み焼却ボイラで発生した余剰蒸気を蒸気コンデンサーに
よって復水するようにしたごみ発電装置において、前記
主復水器に付随する冷却ファン付冷却塔内に蒸気コンデ
ンサーの熱交換部を組み込んだことを特徴とするごみ発
電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27099193A JPH07120175A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ごみ発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27099193A JPH07120175A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ごみ発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07120175A true JPH07120175A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17493879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27099193A Withdrawn JPH07120175A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ごみ発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07120175A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200027850A (ko) * | 2018-09-05 | 2020-03-13 | 한국수력원자력 주식회사 | 냉각탑 백연 저감장치 및 이를 이용한 냉각탑 백연 저감방법 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP27099193A patent/JPH07120175A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200027850A (ko) * | 2018-09-05 | 2020-03-13 | 한국수력원자력 주식회사 | 냉각탑 백연 저감장치 및 이를 이용한 냉각탑 백연 저감방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |