JPH071200A - プレスにおけるクラッチ装置 - Google Patents

プレスにおけるクラッチ装置

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JPH071200A
JPH071200A JP14893793A JP14893793A JPH071200A JP H071200 A JPH071200 A JP H071200A JP 14893793 A JP14893793 A JP 14893793A JP 14893793 A JP14893793 A JP 14893793A JP H071200 A JPH071200 A JP H071200A
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JP
Japan
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clutch
flywheel
clutch plate
pin
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP14893793A
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English (en)
Inventor
Takehiko Komori
武彦 小森
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来型の1本のピンを備えたピンクラッチ機
構を改良し、より安全で、既存のピンクラッチ方式のプ
レスへの適用も容易なプレスにおけるクラッチ装置を提
供する。 【構成】 クランク軸11の軸端に設けたキ−14に沿
って軸方向へ移動可能で、スプリング15によってフラ
イホイ−ル16側に付勢されたクラッチ板13と、該ク
ラッチ板13の側方にあって、クランク軸11に対し遊
嵌されたフライホイ−ル16とからなり、前記クラッチ
板13はその周面に1個以上の斜溝17と側面に複数個
のクラッチ爪20を有し、これに対しフライホイ−ル1
6のボス部端面には、前記クラッチ板13のクラッチ爪
20と係脱可能なクラッチ爪21を有し、前記クラッチ
板周縁の斜溝17と係脱する作動カム18を先端に備え
た作動杆19を作動させることによってクラッチ板13
をフライホイ−ル16に対し接離させてクラッチを係脱
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクランクプレスを駆動
するフライホイ−ル又は大歯車(以下単にフライホイ−
ルという)とクランク軸間の動力の伝達・解放を行うク
ラッチの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種クランクプレスに於けるピ
ンクラッチは、図4及び図5に示す如き構造である。ク
ランク軸1に遊合したフライホイ−ル2のボス2aへは、
クランク軸1に固定されたカラ−4からクラッチピン3
が入り込んでフライホイ−ル2の回転をクランク軸1に
伝達する。作業者が図示しない押釦又は足踏板の操作で
クラッチ作動杆5を押上げ、その先端の作動カム5aを図
5の鎖線位置から実線位置へ矢印方向に移すと、回転し
ているクラッチピン3の頭部3aの斜面に作動カム5aの先
端が係合し、クラッチピン3はフライホイ−ル2のボス
2aの穴から抜け出る。このときクラッチピン3はバネ6
に抗して図4の左向きに後退し、その先端がフライホイ
−ル2との係合関係から解かれるとクランク軸1に動力
は伝わらなくなり、プレスラムは停止する。この従来型
のクラッチはクラッチ作動杆5を作動させて1本のクラ
ッチピン3によってフライホイ−ル2からクランク軸1
へ動力の伝達をするのであるが、大きな重量と速度のあ
るフライホイ−ル2との間で急激な動的係合と解放を頻
繁に行うので、時にはこれが破損し、重大な危険を伴い
問題となっている。
【0003】この問題を解決するためにピンクラッチ機
構の急停止用の安全器が種々開発されており、本発明者
もこれまでに効果的な安全装置を提供し(例えば特公昭
35−17746号)労働覚書の防止に多大の貢献をし
た。しかし、1本のクラッチピンによる動力の伝達であ
るから、そのピン欠けあるいはピンの摩耗に起因するト
ラブルがいぜん恐れられている。このためピンクラッチ
の撤廃論さえ聞かれるが、この種ピンクラッチ方式のプ
レスは機構的な簡潔さの故に価格的に安価なこともあっ
て、依然多く使用されているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点に鑑み、従来型の1本のピンを備えたピンクラ
ッチ機構を改良し、より安全で、既存のピンクラッチ方
式のプレスへの適用も容易なプレスにおけるクラッチ装
置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】クランク軸11の軸端に
設けたキ−14に沿って軸方向へ移動可能で、スプリン
グ15によってフライホイ−ル16側に付勢されたクラ
ッチ板13と、該クラッチ板13の側方にあって、クラ
ンク軸11に対し遊嵌されたフライホイ−ル16とから
なり、前記クラッチ板13はその周面に1個以上の斜溝
17と側面に複数個のクラッチ爪20を有し、これに対
しフライホイ−ル16のボス部端面には、前記クラッチ
板13のクラッチ爪20と係脱可能なクラッチ爪21を
有し、前記クラッチ板周縁の斜溝17と係脱する作動カ
ム18を先端に備えた作動杆19を作動させることによ
ってクラッチ板13をフライホイ−ル16に対し接離さ
せてクラッチを係脱するようにした。
【0006】
【作用】作業者が、手元の押釦を押すか又は足踏み等に
よってラムの作動を停止すべく作動杆19を上昇させる
と、その先端の作動カム18が至近のクラッチ板13の
斜溝17に係合する。すると係合時に生ずる軸方向分力
によってクラッチ板13はキ−14に沿ってスプリング
15に抗しフライホイ−ル16から離れる。すると側面
に設けたクラッチ爪20とフライホイ−ル側のクラッチ
爪21との係合が解かれる。その結果フライホイ−ル1
6の回転は空転し、クランク軸11には伝わらなくな
り、プレスの作動は停止する。
【0007】
【実施例】図1以下に基いて説明する。図1で11はク
ランク軸である。12はブレ−キディスクで、クランク
軸11に固着され、図示されないブレ−キ装置によって
該ディスクを締め付けてブレ−キ力を発生する。13は
本発明に係るクラッチ板で、クランク軸11に固設した
キ−14に沿って軸方向に摺動可能である。クラッチ板
13はスプリング15によって常時図1の右側に向っ
て、即ちフライホイ−ル16と結合する方向に付勢され
ている。図ではスプリング15の一端はブレ−キディス
ク12の端面に支持されているが、軸に設けたフランジ
等でも勿論さしつかえない。
【0008】クラッチ板13は図2に示すごとく、軸孔
13a 内にキ−溝13b を有し、周面にはプレス停止用の複
数個の斜溝17を有している。この斜溝17に作動カム
18(図1)が嵌入し、その嵌入時に発生する軸方向分
力で、前記スプリング15に抗してクラッチ板13をフ
ライホイ−ル16から離し、動力伝達を解放するように
なっている。
【0009】図2に示す如くクラッチ板13のフライホ
イ−ルに面した側の側面にはクラッチ爪20が1個以上
(図では3個)固設されている。斜溝17は図2(a)又
は図2(c)に示す如く、軸心と角θ傾斜し、図1の作動
カム18を押し上げて斜溝17に係合させると、その係
合時に於ける軸方向分力により、クラッチ板13をフラ
イホイ−ル16から離すようになっている。
【0010】クラッチ板13のフライホイ−ル側の側面
に設けられた1個以上のクラッチ爪20に対応して、図
3に示す如く、フライホイ−ル16のボス部16a の側面
にも同数のクラッチ爪21が設けられている。
【0011】作業者が、手元の押釦を押すか又は足踏み
等によってラムの作動を停止すべく作動杆19(図1
(a))を上昇させると、その先端の作動カム18が最も
近い位置にあるクラッチ板13の斜溝17に係合する。
すると係合時に生ずる軸方向分力によってクラッチ板1
3はキ−14に沿ってスプリング15に抗してフライホ
イ−ル16から離れる。すると側面に設けたクラッチ爪
20とフライホイ−ル側クラッチ爪21との係合が解か
れる。その結果フライホイ−ル16の回転は空転し、ク
ランク軸11には伝わらなくなり、プレスの作動は停止
する。
【0012】
【効果】クランク軸に摺動可能に設けたクラッチ板13
の周面に斜溝17を設け、該斜溝17に対し作動カム1
8を押し出して係合させることにより、クラッチ板13
を後退させて、フライホイ−ル16との係合を解くよう
にした。このような構成にしたので、従来のごとく、た
った1本のピンがフライホイ−ルと係合するのでなく、
クラッチ板13の側面に設けた係合面積の大きなクラッ
チ爪20がフライホイ−ル側のクラッチ爪21との回転
方向側面が互に係合するので、接触面積が従来に比し一
段と増したので、衝撃によるピンの破損等の心配がなく
なった。逆に動力伝達に際しても大きな伝達面積をもっ
ているので、確実な伝達が行われる。クラッチ板13の
移動も、その周縁に設けた斜溝17と作動カム18との
係合によるので、これ又確実な作動が期待でき、相当に
大きな衝撃力が作用しても、作動カム18の破損あるい
は斜溝17の縁部等の摩耗の恐れがなく、確実かつ安全
な作動を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクラッチ装置。
【図2】本発明のクラッチ板を示し、(a)は正面図、
(b)は側面図。
【図3】フライホイ−ルのボス部を示す。
【図4】公知ピンクラッチの正面図。
【図5】図4の右側面図。
【符号の説明】
11 クランク軸 12 ブレ−キディ
スク 13 クラッチ板 13a 軸孔 13b キ−溝 14 キ− 15 スプリング 16 フライホイ−
ル 16a ボス部 17 斜溝 18 作動カム 19 作動杆 20,21 クラッチ爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸(11)の軸端に設けたキ−(14)
    に沿って軸方向へ移動可能でスプリング(15)によってフ
    ライホイ−ル(16)側に付勢されたクラッチ板(13)と、該
    クラッチ板(13)の側方にあってクランク軸(11)に対し遊
    嵌されたフライホイ−ル(16)とからなり、前記クラッチ
    板(13)はその周面に1個以上の斜溝(17)と側面に複数個
    のクラッチ爪(20)を有し、これに対しフライホイ−ル(1
    6)のボス部端面には、前記クラッチ板(13)のクラッチ爪
    (20)と係脱可能なクラッチ爪(21)を有し、前記クラッチ
    板周縁の斜溝(17)と係脱する作動カム(18)を先端に備え
    た作動杆(19)を作動させることによってクラッチ板(13)
    をフライホイ−ル(16)に対し接触させてクラッチを係脱
    するようにしたことを特徴とするプレスにおけるクラッ
    チ装置。
JP14893793A 1993-06-21 1993-06-21 プレスにおけるクラッチ装置 Pending JPH071200A (ja)

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JP14893793A JPH071200A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 プレスにおけるクラッチ装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456533B1 (ko) * 2001-09-04 2004-11-10 현대자동차주식회사 차량용 변속기의 래틀링 노이즈 방지장치
WO2014016898A1 (ja) * 2012-07-24 2014-01-30 パスカルエンジニアリング株式会社 プレス機械のスライドロック装置
WO2016082075A1 (zh) * 2014-11-24 2016-06-02 潘均 一种可正反转压力机的离合装置
US9759272B2 (en) 2012-09-25 2017-09-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Clutch having a groove formed in an outer circumferential surface

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