JPH07119859B2 - 通信または光ファイバーケーブル - Google Patents

通信または光ファイバーケーブル

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JPH07119859B2
JPH07119859B2 JP61015344A JP1534486A JPH07119859B2 JP H07119859 B2 JPH07119859 B2 JP H07119859B2 JP 61015344 A JP61015344 A JP 61015344A JP 1534486 A JP1534486 A JP 1534486A JP H07119859 B2 JPH07119859 B2 JP H07119859B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通信ケーブルまたは光ファイバーケーブルに関
する。
〔従来の技術〕 従来通信ケーブルや光ファイバーケーブルは周知の通り
そのシース(被覆)が部分的に一部欠損するとケーブル
内に水分が侵入しその特性を著しく低下せしめるもので
ある。このためにシースの欠損部分を予め予知発見して
上記水の侵入に基づく難点を未然に防止する対策が考え
られている。これはケーブル内に高圧のガスを封入して
おくものである。しかし乍らこの対策は極めてコスト高
となり経費が高くつくという難点に結びつく。
このためケーブルシースの内側に防水層を設け、この防
水層の更に内側内部に防水性物質を含有せしめて、たと
えシースの一部が破損しても、水の侵入をこの防水槽で
直接防止しようとする技術が開発されている。而してこ
の方法で使用される防水性物質は室温で固体または高粘
度液体であり、これを防水層内部に導入するためには、
加熱して液化または低粘度化する必要がある。
しかし乍らこの従来の防水性物質を使用すると次の様な
難点が発生する。
(イ) 加熱により液化または低粘度化した防水性物質
を防水層内部に空隙を残さないように充填するので、こ
れが室温まで冷却されると収縮が生じ、このため防水層
と防水性物質との間、または防水物質とケーブルファイ
バーとの間に空隙が生じ、その結果水がケーブル内に侵
入するケーブル内を水がケーブルの直線方向に移動す
る。
(ロ) また光ファイバーケーブルの場合には元来この
ファイバーケーブルは薄く、柔軟性があるために容易に
曲がり易く、上記防水性物質が充填後室温まで冷却され
て高粘度または固体に戻った場合には、該ファイバーケ
ーブルがこれにより損傷を受け、その特性が低下する。
また更には、上記現像により該ファイバーに小さな多く
の曲がり所謂マイクロベンディングを発生し、光の伝達
特性を大きく損う。特にファイバーケーブルが冬期や寒
冷状態で使用されると、この難点は益々増長される。
(ハ) この防水性物質は固体化された後は、その移動
性が殆んど無くなるために長期間に恒りケーブルの結合
を緊密に保つことが困難となる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者は従来の防水性物質の上記難点を解決するため
に鋭意研究を続けて来た結果、上記難点を解決しうる防
水性物質惹いてはこれを充填した通信または光ファイバ
ーケーブルを開発することに成功し、これに基づく発明
を完成した。この発明は、85〜475という特定の混和稠
度を有し好ましくはその見掛粘度が3×104ポイズ以下
である防水性グリース組成物を、通信又は光ファイバー
ケーブルの防水層とケーブルとの間に含有せしめるとき
は、従来のこの種防水性物質を含浸せしめたこの種ケー
ブル類の難点を解消出来る優れた発明である。
本発明者は更にこの発明について引き続く研究を行って
来たが、この研究に於いて上記防水性グリース組成物の
特性をそのまま毫も損うことなく、更にこれに難燃性を
賦与出来れば、防水性に優れるばかりでなく難燃性にも
優れた組成物が開発出来、惹いては防水且つ難燃性の優
れた通信又は光ファイバーケーブルが収得出来るであろ
うという新しい着想に到達した。
したがって本発明が解決しようとする問題点は上記着想
を実現することであり、更に詳しくは上記の新しい防水
性グリース組成物の有する優れた特性を毫も損うことな
く、更に難燃性を該グリース組成物に賦与し、このグリ
ース組成物をケーブルと防水層との間に適用した通信又
は光ファイバーケーブルを開発することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この問題点は上記新しい防水性グリース組成物に更に難
燃剤を含有せしめることによって解決される。即ち本発
明は防水層、防水層内側に設けられた通信又は光ファイ
バーケーブル、及びこれ等防水層とケーブルとの間に充
填された難燃防水性グリース組成物から成るものであっ
て、且つ外難燃防水性グリース組成物は、有機質溶媒、
増稠剤、ハロゲン系難燃剤及びSb2O3とから成り(但し
シリコングリース及びシリコンオイルは除く)、その混
和稠度が85〜475かつ見掛粘度が3×104ポイズ以下であ
ることを特徴とする通信または光ファイバーケーブルに
係るものである。
〔発明の構成並びに作用〕
本発明の通信乃至光ファイバーケーブルを図面を用いて
光ファイバーケーブルを例にとって説明する。第1図は
本発明の光ファイバーケーブルの一例であり、また第2
図は同じく他の一例を示す。但しこれ等第1並びに第2
図に於ける番号は夫々同じものを示す。第1図中(1)
はファイバーユニットであり、(2)はテンションメン
バー、(3)は防水層、(4)は被覆層、(5)は難燃
防水性グリース組成物を示す。また(12)は光ファイバ
ー、(11)はテンションメンバー、(13)はその外層を
示す。また第2図中(6)はホールディング用テープ、
(7)はスペーサー、(21)はグローブ(groove)を示
す。
本発明に於いてはファイバーユニット(1)、テンショ
ンメンバー(2)、防水層(3)及び被覆層(4)自体
は従来からこの種通信乃至光ファイバーケーブルに使用
されて来た構造並びに材質のものがいずれも使用出来
る。
本発明ケーブルに於いて使用される難燃防水性グリース
組成物(5)は、通常グリースと称される組成物(以下
ベースグリースという)に、難燃剤を含有せしめたもの
であって、且つその混和稠度が85〜475であり、好まし
くはその見掛粘度が3×104ポイズ以下のものである。
ここで混和稠度とはJIS−K−2220(1980年)の5−3
に従って25℃で測定した値であり、また見掛粘度はJIS
−K−2220(1980年)の5−13に従って40℃でせん断率
(shear rate)10/秒で測定したものである。
本発明に於いて使用されるベースグリースは通常グリー
スと称される物であり、更に詳しくは天然または(及
び)合成有機質溶媒中に固体状増稠剤(thickener)が
コロイド状またはミセル状で分散したものであり、本発
明に於いてはこのベースグリースにハロゲン系難燃剤を
好ましくは該グリース100重量部に対して5〜70重量部
より好ましくは6〜65重量部含有せしめて且つ全体とし
て混和稠度を85〜475に調整したものである。但し、本
発明に於いてはシリコンオイル及びシリコングリースは
使用しない。
本発明に於いてグリースの一成分として使用される天然
または合成有機溶媒としては次の様なものを例示するこ
とが出来る。
(i) 天然有機質溶媒 (A) トランス油、スピンドル油、電気絶縁油、機械
油の如き石油から誘導される油、 (B) ロジン油、オリーブ油、鯨油等の如き動物油ま
たは植物油、 (ii) 合成有機質溶媒 (A) ポリブテン、α−オレフィンオリゴマー、塩化
パラフィン、液状ゴムの如き炭化水素油、 (B) ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コールの如きグリコール類、 (C) セバシン酸ジオクチル、アジピン酸ジオクチ
ル、ポリ塩化ビニルの可塑剤として使用される各種エス
テルの如きエステル類、 (D) ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ポリトリ
フルオロクロロエチレンの如き他の合成油 これ等各種溶媒のうちで好ましいものとしては40℃での
動粘度(kinematic viscosity)が4〜10000cst、より
好ましくは20〜1000cstのものである。このような特定
の粘度を有するものは通信または光ファイバーケーブル
に容易に注入して導入することが出来るので特に好まし
いものである。
また本発明に於いて使用される増稠剤としては、たとえ
ば次の様なものを具体例として挙げることが出来る。
(i) 金属石けん類 Ba、Sr、Zn、Pb、Cd、K、Na、Ca、Li、Al等の如き金属
の有機酸塩。好ましい有機酸としてはたとえば蟻酸、酢
酸、プロピオン酸、ヴァレリン酸、カプロン酸、安息香
酸の如き炭素数1〜7の有機酸、カプリル酸、ラウリル
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、リノレイン酸、セバシン酸、フタル酸の如き炭
素数8〜36の有機酸、パーム油脂肪酸、トール油脂肪
酸、ひまし油脂肪酸、なたね油脂肪酸、魚油脂肪酸、鯨
油脂肪酸、これ等の水素(水添)化脂肪酸の如き天然有
機酸等を挙げることが出来る。
有機酸の金属塩の具体例としては、たとえばアルミニウ
ムベンゾエートステアレート、ナトリウムアセテートビ
ヘネート、バリウムアセテートステアレート、カルシウ
ムアセテートブチレートステアレート、リチウムセバケ
ート12−ヒドロキシ−ステアレートカプロエート、水素
化トール油脂肪酸のナトリウム塩、水素化トール油脂肪
酸のバリウム塩、水素化ヒマシ油脂肪酸のカルシウム塩
やリチウム塩、水素化ナタネ油脂肪酸のリチウム塩、酢
酸や水素化パーム油脂肪酸のナトリウム、カリウムまた
はカルシウム塩、アルミニウムベンゾエートビヘネー
ト、安息香酸や水素化魚油脂肪酸のアルミニウム塩等を
挙げることが出来る。これ等金属石けんの金属成分とし
ては特にリチウム及びアルミニウムが好ましい。
(ii) 非石けん類 (A) 尿素系化合物、たとえば下記一般式で表される
化合物 R1-NH-(CONH-R2-NH)n-CONH-R3 (但しR1、R2及びR3は炭素水素基を、またnは1〜6の
整数を示す) このような尿素系化合物はたとえばモノアミン又は(及
び)モノイソシアネートとジアミン又は(及び)ジイソ
シアネートとを反応せしめることにより容易に製造出来
る。この反応の場合はR1及びR2はモノアミンまたはモノ
イソシアネート残基となり、またR3はジアミンまたはジ
イソシアネート残基となる。
上記一般式で表される化合物に於けるR1及びR3としては
3〜22の炭素数、特に5〜22の炭素数のものが好まし
い。またR2としては2〜22、特に3〜15の炭素数のもの
が好ましい。また上記一般式の化合物に於いてnが6よ
りも大きくなると目的物グリース組成物が高粘度となる
傾向がある。好ましいnの数は1〜4であり、特に好ま
しくは1〜2である。R1、R2及びR3の具体例としては飽
和または不飽和の脂肪酸、芳香族または脂環族の炭化水
素基であり、更に具体的にはアルキル、アルケニル、ア
リール(aryl)、アリルアルキル、シクロアルキル、シ
クロアルキルアルキル等を例示出来る。
モノアミンとしては各種脂肪族アミン、各種脂環族アミ
ン、各種芳香族アミンが使用出来、更に具体的には、た
とえばオクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、
トリデシルアミン、ラウリルアミン、シクロヘキシルア
ミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、キシリジン、フ
ェニルプロピルアミン、フェニルブチルアミン、トルイ
ジン等を例示出来る。
ジアミンとしては各種脂肪族、脂環族または芳香族ジア
ミンが使用され、たとえばヘキサンジアミン、ジアミノ
シクロヘキサン、フェニレンジアミン、ベンジジン等を
例示出来る。
モノまたはジイソシアネートとしても各種の脂肪酸、脂
環族、芳香族のモノまたはジイソシアネートが使用さ
れ、たとえばヘキシルイソシアネート、ヘキサデシルイ
ソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、フェニ
ルイソシアネート、トルイルイソシアネート、ヘキサン
ジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート等を例示出来る。
アミンとイソシアネートとの反応は従来公知の各種の方
法で行えば良く、たとえばその一例を示せば所定量の両
化合物を攪拌下に10〜200℃程度に加熱すれば良い。
(B) アミノ酸系オイルゲル化剤 たとえばN−ラウロイル−L−グルタミン酸−α,β−
n−ブチルアミド等。
(C) セルロース系化合物 たとえばセルロースの第4級アンモニウム塩やデキスト
リンの脂肪酸エステル類。
(D) 金属酸化物系ゲル たとえばアルミナゲル、酸化チタンゲル、シリカゲル
等。
(E) その他 たとえばベントナイト、フタロシアン、樹脂粉末等。
これ等非石けん系のものとしては尿素系化合物、就中ポ
リウレア、並びにシリカゲルに特に好ましい。
ベースグリースに於ける液媒と増稠剤との割合は、この
ベースグリースに難燃剤を所定量配合した最終目的物た
るグリース組成物の混和稠度が85〜475となるような割
合であり、使用する液媒及び増稠剤の種類に応じて、上
記配合割合となるように適宜に決定される。たとえば液
媒100重量部に対し増稠剤が1〜50重量部、好ましくは
2〜40重量部、特に好ましくは3〜35重量部程度であれ
ば通常の場合は上記所定の配合割合となる。
本発明では、ハロゲン系難燃剤及びSb2O3とを併用す
る。
この際使用されるハロゲン難燃剤としては塩素系及び臭
素系難燃剤が好ましく、たとえば2,2−ビス(ブロモメ
チル)−1,3−プロパンジオール(例えばDEAD SEA BROM
INE COMANY LTD.のDBNPG)、1,3,2−ジオキサホスホリ
ナン−5,5−ビス(ブロモメチル)−2−メトキシ−2
−オキシド(例えばSWISS TAR INDUSTRIES LTDのSANDOF
LAM 5086)、トリブロモフェノールモノグリシジルエー
テル(例えば松永化学(株)のER-300)、トリス(モノ
クロロプロピル)ホスフェート(例えば日本油脂(株)
のアンフラーム3PX)を例示することが出来る。
これ等難燃剤としては融点が60℃以上の固形状就中粉末
状のものがグリース中での分散安定性の点から好まし
く、特に分解開始温度が250℃以下好ましくは200℃以下
のものが好ましい。
また本発明に於いてはハロゲン系難燃剤とSb2O3とを併
用する。この際ハロゲン系難燃剤とSb2O3との割合はハ
ロゲン系難燃剤5〜50重量部に対し15重量部以下、好ま
しくは1〜15重量部である。
本発明に於いて使用するグリース組成物(5)はハロゲ
ン系難燃剤及びSb2O3を配合するので特に優れた難燃性
を賦与することが出来る。
また本発明グリース組成物は、その混和稠度が85〜475
という特定の値になっているために通信ケーブルや光フ
ァイバーケーブルに防水用組成物として使用すると、従
来の防水用組成物の場合に生じた加熱−収縮に基づく空
隙の発生、並びにこの空隙に基づく水の侵入、光ファイ
バーケーブルの場合のマイクロベンディングの難点等が
全く生じない。
〔実施例〕
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。但し
下記の例に於いて部または%とあるは重量部または重量
%を示し、また使用した防水難燃グリース組成物、並び
に各物性の測定方法は下記によった。
混和稠度 :JIS K 2220(1980)−5.3、25℃ 非混和稠度:JIS K 2220(1980)−5.3、0℃ 見掛け粘度:JIS K 2220(1980)−5.15、40℃、せ
ん断率10/秒 動粘度 :JIS K 2283(1980) アニリンポイント:JIS K 2256(1980) ポアーポイント:JIS K 2269(1980)(pour poin
t) 難燃性 :JIS K 7201 防水難燃グリース組成物の調整 No.1: 32.5部の水素化なたね油脂肪酸、97.5部の水素化ひまし
油脂肪酸及び350部のα−オレフィンオリゴマー(40℃
での動粘度86.4cst)を混合後90℃に加熱し、次いでこ
れに、70℃の水に44.7部の水酸化リチウムを含む水溶液
を添加混合し、充分攪拌して中和した。これを150℃に
加熱して水を除去した後、上記と同じα−オレフィンオ
リゴマーを520部添加し攪拌下に220℃に加熱した。除冷
後、10部の4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブ
チル−フェノール)を加えて混合してリチウム石けんグ
リースを得た。このグリースは見掛け粘度840ポイズで
あり、その混和稠度は277である。
このグリースに難燃剤としてSANDFLAM 5086(SWISS TAR
INDUSTRIES LTD製)を20部とSb2O3を5部添加し、充分
混練して本発明の防水難燃グリース組成物とした。この
ものの難燃性は32であった。
No.2: 上記No.1に於いて、オイルとしてジエステルオイル(粘
度7.65cst)100部を、また水酸化リチウムに代えてアル
ミニウムステアレートを28部を使用し、その他はNo.1と
同様に処理して組成物を調製した。このものの混和稠度
は196、見掛け粘度は223である。また難燃製は30であっ
た。
No.3: ジフェニルメタンジイソシアネート26.5部、シクロヘキ
サン10.5部、ステアリルアミン28.4部、及び炭化水素オ
イル(40℃での動粘度484.9cst)735部を混合して尿素
系グリース組成物を調製しNo.1と同様の難燃剤を加え
た。このものの混和稠度は368、見掛け粘度は180ポイズ
であった。難燃製は35であった。
実施例1〜3 上記各種組成物を用いて下記の方法に依りケーブルを調
製した。
直径5mmのオリフィスを有する押出機に、ケーブルコア
に上記組成物を室温で圧力5kg/cm2Gで供給しながら充
填し次いで熱可塑性ポリエステルをその表面に塗布した
アルミニウムラミネートテープ(厚さ200μm、巾55m
m)をその塗布面を外側にして縦沿で供給し次いでこの
上から厚み2mmの可塑化PVCシースを被覆した。かくして
外径約20mmの光ファイバーケーブルを得た。
かくして得られたケーブルについてその物性を測定し
た。この結果を下記第1表に示す。但しこの測定方法は
夫々次の通りである。
損失−波長特性 試料ケーブル500mをドラムに25℃で捲回し、損失をカッ
トバック法により0.85μm及び1.30μmで測定した。
温度による損失増加 上記損失−波長特性の測定後、同じテストピースを用い
て損失特性をカットバック法により0.85μmで−30℃と
60℃で測定し、且つこれ等温度での差異を測定した。そ
して0.85μmの25℃での損失を測定した。
防水性 表面シースと防水難燃層を2mのテストケーブルのほぼ中
央部分から25mmの長さで剥離した。高さ1000mmまで水を
入れた垂直のポリエステルチューブを上記剥離部分に連
結した。14日間放置した後、試料の水浸入部分の距離を
測定した。
難燃性:IEEE383による垂直トレー式燃焼試験
【図面の簡単な説明】
第1図並びに第2図は本発明ケーブルの夫々の一例を示
す断面図である。 1……ファイバーユニット 2……テンションメンバー 3……防水層 4……被覆層 5……難燃防水性グリース組成物 6……テープ 7……スペーサー 11……テンションメンバー 12……ファイバー 13……外層 21……クローブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−83887(JP,A) 特開 昭61−253719(JP,A) 特開 昭60−88913(JP,A) 特開 昭59−111107(JP,A) 実公 昭34−9344(JP,Y1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水層、防水層内側に設けられた通信又は
    光ファイバーケーブル、及びこれ等防水層とケーブルと
    の間に充填された難燃防水性グリース組成物から成るも
    のであって、且つ該難燃防水性グリース組成物は、有機
    質溶媒、増稠剤、ハロゲン系難燃剤及びSb2O3とから成
    り(但しシリコングリース及びシリコンオイルは除
    く)、その混和稠度が85〜475かつ見掛粘度が3×104
    イズ以下であることを特徴とする通信または光ファイバ
    ーケーブル。
JP61015344A 1986-01-27 1986-01-27 通信または光ファイバーケーブル Expired - Lifetime JPH07119859B2 (ja)

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