JPH07119562B2 - 測定装置 - Google Patents
測定装置Info
- Publication number
- JPH07119562B2 JPH07119562B2 JP63172552A JP17255288A JPH07119562B2 JP H07119562 B2 JPH07119562 B2 JP H07119562B2 JP 63172552 A JP63172552 A JP 63172552A JP 17255288 A JP17255288 A JP 17255288A JP H07119562 B2 JPH07119562 B2 JP H07119562B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- taper
- tapered
- master gauge
- gauge
- central axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は測定装置に関するものである。
工作機械の工具ホルダー等テーパー軸をもつものは数多
く使用されている。従来テーパー軸やテーパー穴はマイ
クロメータ等により直径を測定することにより検査測定
されていた。斯かる従来の測定では、テーパー面の精度
は可成り高めることができるが、テーパー中心軸線に対
して直交する端面の精度、すなわちテーパー中心軸線に
対する直角度を簡単に測定できないため、端面の精度は
あまり高いものが得られなかった。このような背景のも
とでは、工作機械の主軸に工具ホルダーを固定する場合
に、テーパー面における接触のみで、工具ホルダーが保
持されるので、工具ホルダーをクランプする際に密着度
が高く、したがって回転ずれの生じにくい結合が得られ
ず、高速回転になると振動等を生じやすくなるという問
題があった。
く使用されている。従来テーパー軸やテーパー穴はマイ
クロメータ等により直径を測定することにより検査測定
されていた。斯かる従来の測定では、テーパー面の精度
は可成り高めることができるが、テーパー中心軸線に対
して直交する端面の精度、すなわちテーパー中心軸線に
対する直角度を簡単に測定できないため、端面の精度は
あまり高いものが得られなかった。このような背景のも
とでは、工作機械の主軸に工具ホルダーを固定する場合
に、テーパー面における接触のみで、工具ホルダーが保
持されるので、工具ホルダーをクランプする際に密着度
が高く、したがって回転ずれの生じにくい結合が得られ
ず、高速回転になると振動等を生じやすくなるという問
題があった。
テーパーをつけられるべき加工材料のテーパー角度に正
確に対応したテーパー内面又は外面と、当該テーパー内
面又は外面の中心軸線に対して正確に直交する端面とを
有するマスターゲージ、並びに当該マスターゲージの中
心軸線に対し半径方向に又は平行に触針が延びるように
配設された測計器からなる測定装置により達成した。
確に対応したテーパー内面又は外面と、当該テーパー内
面又は外面の中心軸線に対して正確に直交する端面とを
有するマスターゲージ、並びに当該マスターゲージの中
心軸線に対し半径方向に又は平行に触針が延びるように
配設された測計器からなる測定装置により達成した。
テーパー穴を有するマスターゲージの場合、マスターゲ
ージの端面、すなわちテーパー中心軸線に直交するゲー
ジラインにブロックゲージを載せて、インジケータの触
針がブロックゲージに接触したときに表示器の指針を0
にセットする。テーパー軸を有するマスターゲージの場
合、テーパー穴を有するマスターゲージに装着し、イン
ジケータの触針がマスターゲージの端面に接するときに
表示器の値を0にセットする。
ージの端面、すなわちテーパー中心軸線に直交するゲー
ジラインにブロックゲージを載せて、インジケータの触
針がブロックゲージに接触したときに表示器の指針を0
にセットする。テーパー軸を有するマスターゲージの場
合、テーパー穴を有するマスターゲージに装着し、イン
ジケータの触針がマスターゲージの端面に接するときに
表示器の値を0にセットする。
テーパー軸を有する部材の加工時には、テーパー穴を有
するマスターゲージに当該部材を挿入し、その部材の中
心軸に対し直交する面にインジケータの触針を接触して
表示器の値を読み、その値が0になるようにテーパー面
の研削加工をする。
するマスターゲージに当該部材を挿入し、その部材の中
心軸に対し直交する面にインジケータの触針を接触して
表示器の値を読み、その値が0になるようにテーパー面
の研削加工をする。
テーパー穴を有する部材の加工時には、テーパー軸を有
するマスターゲージを当該部材に挿入し、インジケータ
の触針を接触して表示器の値を読み、その値が0になる
ようにテーパー面又は端面の研削を行う。
するマスターゲージを当該部材に挿入し、インジケータ
の触針を接触して表示器の値を読み、その値が0になる
ようにテーパー面又は端面の研削を行う。
本発明の詳細を、図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、マスターゲージ(雌マスタ
ーゲージ)1は正確に加工したテーパー穴2を有する。
更にテーパー穴2の中心軸線に対し正確な直角度で形成
された端面3がゲージ面としてマスターゲージ1に設け
られる。
ーゲージ)1は正確に加工したテーパー穴2を有する。
更にテーパー穴2の中心軸線に対し正確な直角度で形成
された端面3がゲージ面としてマスターゲージ1に設け
られる。
マスターゲージ1にはホルダー4が装着固定され、その
ホルダー4には放射状に3個のアーム5が設けられる。
各アーム5には、インジゲータの一例として電気マイク
ロメータ6が支軸7により固定される。支軸7は、第3
図に示すように、アーム5の二又腕8をねじ9により締
付けることにより固定されることができる。インジケー
タとして別の機械式インジケータを使用することもでき
る。
ホルダー4には放射状に3個のアーム5が設けられる。
各アーム5には、インジゲータの一例として電気マイク
ロメータ6が支軸7により固定される。支軸7は、第3
図に示すように、アーム5の二又腕8をねじ9により締
付けることにより固定されることができる。インジケー
タとして別の機械式インジケータを使用することもでき
る。
電気マイクロメータ6の触針10はテーパー穴中心線に対
し半径方向に延在する。図の例では3個の電気マイクロ
メーターヘッドが設けられており、これが一番安定した
測定を可能にするが、電気マイクロメータヘッドの数は
3個に限定されるものではなく、任意の個数を選定する
ことができる。当然アーム5の数は電気マイクロメータ
ヘッドの数に合わせるようにする。
し半径方向に延在する。図の例では3個の電気マイクロ
メーターヘッドが設けられており、これが一番安定した
測定を可能にするが、電気マイクロメータヘッドの数は
3個に限定されるものではなく、任意の個数を選定する
ことができる。当然アーム5の数は電気マイクロメータ
ヘッドの数に合わせるようにする。
各電気マイクロメータヘッドは表示器11に電気的に接続
される。表示器11はインジケータに一体に形成されるこ
ともできる。
される。表示器11はインジケータに一体に形成されるこ
ともできる。
テーパー軸、例えば工作機械の工具ホルダー12を加工す
る際には、予めマスターゲージ1のゲージライン3にブ
ロックケージを載せ、各電気マイクロメータヘッドの触
針10の先端をブロックゲージに接触し、そのときの表示
器の目盛を0にセットする。その後、少し太めに加工し
た工具ホルダー12のテーパー軸12aをマスターゲージ1
のテーパー穴2に挿入し、電気マイクロメーターヘッド
の触針10を工具ホルダー12のフランジ部13の側面13aに
接触させ、表示器11の測定値を読み取る。各表示器11の
測定値が0になるようにテーパー軸12aのテーパー面と
フランジ部側面13aのうちの一方又は両方を研削する。
表示器11の測定値が0になったときはテーパー面が所定
の精度になると同時にフランジ部13の側面13aのテーパ
ー中心線に対する直角度も所定の精度が得られることに
なる。
る際には、予めマスターゲージ1のゲージライン3にブ
ロックケージを載せ、各電気マイクロメータヘッドの触
針10の先端をブロックゲージに接触し、そのときの表示
器の目盛を0にセットする。その後、少し太めに加工し
た工具ホルダー12のテーパー軸12aをマスターゲージ1
のテーパー穴2に挿入し、電気マイクロメーターヘッド
の触針10を工具ホルダー12のフランジ部13の側面13aに
接触させ、表示器11の測定値を読み取る。各表示器11の
測定値が0になるようにテーパー軸12aのテーパー面と
フランジ部側面13aのうちの一方又は両方を研削する。
表示器11の測定値が0になったときはテーパー面が所定
の精度になると同時にフランジ部13の側面13aのテーパ
ー中心線に対する直角度も所定の精度が得られることに
なる。
上記の雌マスターゲージに対して、第4図及び第5図に
おいて、マスターゲージ(雄マスターゲージ)21は正確
に加工したテーパー面を有するテーパー軸部22を有す
る。
おいて、マスターゲージ(雄マスターゲージ)21は正確
に加工したテーパー面を有するテーパー軸部22を有す
る。
マスターゲージ21はホルダー24の穴28に装着固定され
る。そのホルダー24にはテーパー軸部22の外周部より外
側に等角度間隔で3個の電気マイクロメーターヘッド25
が固定される。電気マイクロメーターヘッド25の触針26
は、テーパー軸部22の中心軸に平行に延びる。電気マイ
クロメーターヘッド25の数は3個に限定されるものでは
ない。
る。そのホルダー24にはテーパー軸部22の外周部より外
側に等角度間隔で3個の電気マイクロメーターヘッド25
が固定される。電気マイクロメーターヘッド25の触針26
は、テーパー軸部22の中心軸に平行に延びる。電気マイ
クロメーターヘッド25の数は3個に限定されるものでは
ない。
電気マイクロメーターヘッド25は夫々表示器27に電気的
に接続される。
に接続される。
テーパー穴、例えば工作機械の、工具ホルダー取付用テ
ーパー穴29を有する主軸30の加工の際には、予め雄マス
ターゲージ21のテーパー軸部22を雌マスターゲージ1の
テーパー穴2に挿入し、電気マイクロメーターヘッド25
の触針26をゲージライン3に接触させ、そのときの表示
器の目盛を0にセットする。その後加工する主軸30のテ
ーパー穴29に雄マスターゲージ21のテーパー軸部22を挿
入し、電気マイクロメーターヘッド25の触針26が主軸30
の端面31に接触時の表示器27の測定値を読み取る。その
表示器27の測定値が0になるように主軸30のテーパー穴
29と端面31の一方又は両方を研削仕上げする。
ーパー穴29を有する主軸30の加工の際には、予め雄マス
ターゲージ21のテーパー軸部22を雌マスターゲージ1の
テーパー穴2に挿入し、電気マイクロメーターヘッド25
の触針26をゲージライン3に接触させ、そのときの表示
器の目盛を0にセットする。その後加工する主軸30のテ
ーパー穴29に雄マスターゲージ21のテーパー軸部22を挿
入し、電気マイクロメーターヘッド25の触針26が主軸30
の端面31に接触時の表示器27の測定値を読み取る。その
表示器27の測定値が0になるように主軸30のテーパー穴
29と端面31の一方又は両方を研削仕上げする。
本発明により、簡単なマスターゲージを用いることによ
りテーパー面及びテーパー面の中心線に直交する端面の
高精度の加工が可能になった。この結果、加工された工
具ホルダーを主軸に差し込んだとき、テーパー穴とテー
パー軸とを密着させると同時に主軸端面と工具ホルダー
のフランジ部の側面とを密接させることを可能にした。
このことから工具ホルダーを主軸に高い剛性で結合する
ことを可能にした。
りテーパー面及びテーパー面の中心線に直交する端面の
高精度の加工が可能になった。この結果、加工された工
具ホルダーを主軸に差し込んだとき、テーパー穴とテー
パー軸とを密着させると同時に主軸端面と工具ホルダー
のフランジ部の側面とを密接させることを可能にした。
このことから工具ホルダーを主軸に高い剛性で結合する
ことを可能にした。
更に本発明により同一寸法形状の工具ホルダーを大量に
高精度で生産する事が可能になった。
高精度で生産する事が可能になった。
第1図は雌マスターゲージを有する測定装置(テーパー
測定装置)の断面図、第2図は平面図、第3図はアーム
の端部の平面図、第4図は雄マスターゲージを有する測
定装置の断面図、第5図は第4図の平面図である。 1……マスターゲージ、2……テーパー穴 3……端面 6……電気マイクロメーターヘッド 10……触針、11……表示器 21……マスターゲージ、22……テーパー軸 25……電気マイクロメーターヘッド 26……触針、27……表示器
測定装置)の断面図、第2図は平面図、第3図はアーム
の端部の平面図、第4図は雄マスターゲージを有する測
定装置の断面図、第5図は第4図の平面図である。 1……マスターゲージ、2……テーパー穴 3……端面 6……電気マイクロメーターヘッド 10……触針、11……表示器 21……マスターゲージ、22……テーパー軸 25……電気マイクロメーターヘッド 26……触針、27……表示器
Claims (2)
- 【請求項1】テーパーをつけられるべき加工材料のテー
パー角度を正確に有したテーパー穴と、当該テーパー穴
の中心軸線に対して正確に直交する端面とを有し、テー
パー穴の最大太径部が加工材料のテーパー面最大太径部
に相当するように形成されたマスターゲージ、並びに当
該マスターゲージの中心軸線に対し半径方向に触針が延
びるように配設された測計器からなることを特徴とする
測定装置。 - 【請求項2】テーパーをつけられるべき加工材料のテー
パー角度を正確に有したテーパー軸を有し、当該テーパ
ー軸の最大太径部が加工材料のテーパー面最大太径部に
相当するように形成されたマスターゲージと、当該マス
ターゲージの中心軸線に対し平行に触針が延びるように
配設された測計器からなることを特徴とする測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63172552A JPH07119562B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63172552A JPH07119562B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0224501A JPH0224501A (ja) | 1990-01-26 |
JPH07119562B2 true JPH07119562B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=15943980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63172552A Expired - Lifetime JPH07119562B2 (ja) | 1988-07-13 | 1988-07-13 | 測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07119562B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5942642U (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-19 | 横河電機株式会社 | 多入力ad変換装置 |
-
1988
- 1988-07-13 JP JP63172552A patent/JPH07119562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0224501A (ja) | 1990-01-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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