JPH07119017A - 有毛敷物製造法 - Google Patents

有毛敷物製造法

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JPH07119017A
JPH07119017A JP28751793A JP28751793A JPH07119017A JP H07119017 A JPH07119017 A JP H07119017A JP 28751793 A JP28751793 A JP 28751793A JP 28751793 A JP28751793 A JP 28751793A JP H07119017 A JPH07119017 A JP H07119017A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイル面に描出すべき図柄の下絵を、パイル
植設後に洗浄除去し得るようにする。 【構成】 基布14の裏面に図柄11の輪郭12を描き
つつパイル糸13を差し込んでパイル15を植設する有
毛敷物16の製造過程において、図柄11の輪郭12を
示す目印17を水洗性染料によって基布14の裏面に付
けておき、その目印17に沿ってパイル15を植設す
る。水洗性染料には、織物や編物等の資材である糸条の
素材の種類やロット等を色彩によって表示するために使
用される群青(鉱物顔料)、紅花(植物染料)、ベレン
ス青(鉱物染料)を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基布の裏面に図柄の輪
郭を描きつつパイル糸を差し込んでパイルを植設する有
毛敷物製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基布の裏面に図柄の輪郭を描きつつパイ
ル糸を差し込んでパイルを植設する方法として、実公昭
55−28795号が例示するニードルが1本のフック
ドラッグ機を使用する方法と、特公平1−14339が
例示するニードルが1乃至数本の植毛ミシンを使用する
方法とがある。その何れの方法による場合でも基布裏面
には、フエルトペンによって手書きするか、または、図
柄の輪郭を切り抜いた原図に向けて塗料を吹きつけて、
パイル面に描出すべき図柄の輪郭を付けておき、その輪
郭を目で追いつつ、フックドラッグ機による場合は木枠
に張設した基布に向かってフックドラッグ機を手で移動
し、植毛ミシンによる場合はミシンテーブル上で基布を
手で移動してパイルを植設する。そのように図柄の輪郭
を描くフエルトペンとしては筆記具として一般に市販さ
れているものが使用され、吹きつける塗料にも建物塗装
用などの一般市販品が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それら一般市販のフエ
ルトペンのインキや塗料には容易には洗浄除去し得ない
耐水性色素が使用されており、基布裏面に付けた図柄の
輪郭の大部分がパイルのバックステッチに覆われるとし
ても、その一部はバックステッチの隙間から現れて有毛
敷物の裏面に痕跡となって半永久的に残ることになる。
従来この種の有毛敷物は、その裏面にバッキング剤を塗
布し、或いは、二次基布を貼り合わせて仕上げられてお
り、それらのバッキング剤や二次基布に覆い隠されるの
で図柄の痕跡が目障りになることがない。然るに近時
は、需要者の要望に応えて風合いを柔らかくするため、
或いは、水分を吸収し易くするため、或いは又、洗濯し
易くするため等々の理由によって、バッキング剤や二次
基布による仕上が省かれる傾向にあり、その場合は基布
裏面に付けた図柄の輪郭が有毛敷物の裏面に痕跡となっ
て半永久的に残ることになる。
【0004】このため基布裏面に付ける図柄の輪郭が痕
跡となって半永久的に残らないようにするために、経時
変化して消失する昇華性染料の使用が提案されている。
然るに昇華性染料は、図柄の輪郭を付けて直ちにパイル
を植設する場合は問題はないが、生産調整その他の都合
上、図柄の輪郭を付けてからパイルを植設するまでの時
間が長くなると、その間に図柄の輪郭が昇華・消失して
しまう。従って特に、多数の基布に図柄の輪郭を纏めて
付けてストックし、逐次基布を取り出してパイルを植設
すると言うように、輪郭印捺工程とパイル植設工程とを
分業化して有毛敷物の生産効率を高めようとする場合に
問題が生じる。特開平4−126863号は、図柄の輪
郭が半永久的に残らないようにするため、光学機器を用
いて基布に図柄の輪郭を投影することを提案している
が、その場合は周囲の照明が不十分になるのでパイル植
設作業が困難で危険なものとなる。
【0005】
【発明の目的】そこで本発明は、かかる不都合を伴わず
に、パイル植設後の水洗時に有毛敷物を再汚染すること
なく洗浄除去し得るように図柄の輪郭を描出しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る有毛敷物製
造法は、基布14の裏面に図柄11の輪郭12を描きつ
つパイル糸13を差し込んでパイル15を植設する有毛
敷物16の製造過程において、図柄11の輪郭12を示
す目印17を水洗性染料によって基布14の裏面に付け
ておき、その目印17に沿ってパイル15を植設するこ
とを特徴とするものである。
【0007】水洗性染料には、繊維に付着して脱落し難
いものの水に浸漬すると直ちに繊維から遊離して繊維を
再汚染せず水洗除去される群青(鉱物顔料)、紅花(植
物染料)、ベレンス青(鉱物染料)等、織物や編物等の
繊維製品の資材である糸条の素材の種類やロット等を表
示するために使用され、一般にベレンスと称されて市販
されているものが使用される。
【0008】このように水洗性染料は、水に浸漬すると
直ちに繊維から遊離し、繊維を再汚染することなく水洗
除去されるものであり、1級以下の耐洗濯性染色堅牢度
を示すものであり、その点で繊維に付着させただけで少
なくとも1級程度の耐洗濯性染色堅牢度を示す染色物一
般に使用される通常の染料とは区別される。
【0009】目印17は、図柄11の輪郭12を点描す
るように、その角張った部分や彎曲した部分など、それ
によって図柄11の輪郭12を確認することが出来る主
要部分にだけ付けてもよく、必ずしも図柄11の輪郭1
2をハッキリと線書きする必要はない。図1は、パイル
植設過程における有毛敷物16を裏面視して図示し、図
中、18は、ニードルである。
【0010】
【発明の効果】素足に接して柔らかい触感を与え、湯上
がり後の素足の水分を吸収し、家庭洗濯機によってバス
タオル等と同じように洗濯することが出来、又、乾燥し
易くするために、バスマットその他の水回り用有毛敷物
16は、バッキング剤や二次基布による裏打なしに仕上
げることが望まれる。そのように裏打なしの有毛敷物1
6では、パイル植設作業の都合上付けられた図柄の輪郭
が痕跡となって裏面に残ることになるのであるが、本発
明では図柄の輪郭12を示す水洗性染料が、水洗時に除
去されるものであるから、有毛敷物16の見栄えを損な
ったり、使用時に素足や床面を汚染したり、同時に洗濯
するバスタオル等を汚染する等の不都合は生じない。
【0011】そして基布裏面に書き損じた目印17は水
洗して書き直すことが出来、その目印17はパイルを植
設するまで消失することがないので、輪郭印捺工程とパ
イル植設工程とを分業化して有毛敷物の生産効率を高め
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイル植設過程における有毛敷物の裏面斜視図
である。
【符号の説明】
11 図柄 12 輪郭 13 パイル糸 14 基布 15 パイル 16 有毛敷物 17 目印 18 ニードル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布14の裏面に図柄11の輪郭12を
    描きつつパイル糸13を差し込んでパイル15を植設す
    る有毛敷物16の製造過程において、図柄11の輪郭1
    2を示す目印17を水洗性染料によって基布14の裏面
    に付けておき、その目印17に沿ってパイル15を植設
    することを特徴とする有毛敷物製造法。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の水洗性染料が群青
    (鉱物顔料)、紅花(植物染料)、または、ベレンス青
    (鉱物染料)であることを特徴とする前掲請求項1に記
    載の有毛敷物製造法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105623307A (zh) * 2015-12-21 2016-06-01 无锡科莱欣机电制造有限公司 蓝色环保型纺织染料混合物

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JPS5750306U (ja) * 1980-09-08 1982-03-23

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CN105623307B (zh) * 2015-12-21 2017-08-08 无锡科莱欣机电制造有限公司 蓝色环保型纺织染料混合物

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