JPH07119013B2 - 繊維強化プラスチック製フアンおよびその製造方法 - Google Patents

繊維強化プラスチック製フアンおよびその製造方法

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JPH07119013B2
JPH07119013B2 JP63034672A JP3467288A JPH07119013B2 JP H07119013 B2 JPH07119013 B2 JP H07119013B2 JP 63034672 A JP63034672 A JP 63034672A JP 3467288 A JP3467288 A JP 3467288A JP H07119013 B2 JPH07119013 B2 JP H07119013B2
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fiber
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有二 村田
太美雄 田辺
荒川  修
治 藤田
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Mitsubishi Plastics Inc
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属製芯材を補強材として用いることによっ
て、捩れ強度、曲げ強度等を改善した繊維強化プラスチ
ック製フアンおよびその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 繊維強化プラスチックからなるフアンは、全体が金属部
材からなるフアンと比較して軽量、かつ耐蝕性に優れて
いるという利点を有する反面、剛性に欠けるという欠点
がある。そこで、剛性が要求される部分に金属製芯材を
埋設させたフアンが種々提案されている。
例えば、本件出願人は実願昭62−38862号において、羽
根と取付軸とを繊維強化プラスチックによって形成し、
前記取付軸に金属製芯材を埋没させると共に芯材の先端
に設けた偏平状の突起片を羽根の基部に埋没させ、また
突起片に穿設した貫通孔に繊維強化プラスチックを充填
して、この繊維強化プラスチックを介して突起片の両面
を覆っている繊維強化プラスチック同士を連結したフア
ンを提案した。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この繊維強化プラスチック製フアンを射
出成形によって製造する場合、突起片の貫通孔に充填さ
れた繊維強化プラスチックの繊維材と、突起片の両面を
覆っている繊維強化プラスチックの繊維材とは絡み合っ
た状態にならない。このため、このフアンを送風機の回
転ボスに取付けて回転させたときに、羽根の捩り力、振
動、衝撃等が羽根の基部に集中的に作用してこの部分で
繊維強化プラスチックが突起片から剥離する危険性があ
った。
本発明は、かかる問題点を解決したものであって、フア
ンの捩り力、振動、衝撃等が羽根の基部に集中的に作用
したときにも、突起片を覆っている繊維強化プラスチッ
クが突起片から剥離する恐れが全くない繊維強化プラス
チック製フアン、およびその製造方法を提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明の繊維強化プラスチック製フアンは、所望の湾曲
面を有する平板状の羽根と、該羽根を支持する取付軸と
が取付軸とが繊維強化プラスチックで一体的に形成され
ると共に、前記取付軸の一端部から羽根の基部に亘って
金属製芯材が埋設されたものであって、金属製芯材の一
端部に前記羽根の基部に埋設される偏平状の突起片を設
けて該突起片に貫通孔を穿設し、該貫通孔に挿通した紐
状物の両端部を突起片の両面側で分散させて該突起片の
両面を覆う繊維強化プラスチックに埋没させたことを特
徴とするものである。
また、本発明は前記のフアンを製造するにあたり、金属
製芯材の一端部に前記羽根の基部に埋設される偏平状の
突起片を設けて該突起片に貫通孔を穿設し、該貫通孔に
紐状物を通通する。そこで、該紐状物の両端部を突起片
の両面側で分散させた状態にしてから金属製芯材を金型
キャビティ内にセットし、次いで前記キャビティ内に繊
維強化プラスチックを充填して金属製芯材の外周を包囲
すると共に前記紐状物を繊維強化プラスチック内に埋没
させたことを特徴とするものである。
(作用) 突起片の貫通孔に紐状物を挿通し、該紐状物の両端を突
起片の両面側で分散された状態にしてから突起片の両面
を繊維強化プラスチックで覆うと、分散した紐状物が繊
維強化プラスチック内に埋没して絡み合い、突起片の両
面を覆っている繊維強化プラスチックは前記紐状物を介
して強固に結合する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明する。
第1図は本発明で使用する金型装置の一実施例を示す断
面図、第2図は金型製芯材の一実施例を示す正面図、第
3図は本発明の製法によって得られフアンの正面図、第
4図は第3図の側面図であり、図中符号1はフアン、2
は鋳鉄、アルミニウム等からなる金属製芯材、3は紐状
物、4は上型、5は下型、6はキャビティである。
金属製芯材2は軸部21の一端部外周にフランジ状の突起
22を有し、その他端部に偏平状の突起片23が設けられて
いる。突起片23の形状は、製造するフアンの形状、大き
さ等に応じて適宜選定することができるが、第3図に示
したようなほぼ方形状のフアンを製造する場合には、第
2図に例示したような三角形に形成するのが好ましい。
また、突起片23の適所には片面から他面に貫通した孔23
0が穿設されている。該貫通孔230の形状、大きさ、個数
等は、突起片23の形状等に合わせて適宜選定することが
できる。
本発明では、この貫通孔230にガラス繊維、金属繊維等
をロービングした紐状物3を挿通し、該紐状物3の両端
部を突起片23の両面側でほぐして分散させた状態にして
から芯材2を金型キャビティ6内にセットする。
即ち、金型キャビティ6を構成する上型4と下型5に
は、第1図に示し如くスライドピン7が設けられてお
り、該スライドプピン7をキャビティ6内に突出させて
芯材2をキャビティ6の中間位置にセットする。尚、芯
材2をキャビティ6内の所定の位置にセットする方法と
しては、これ以外にも従来公知の各種手段、例えば芯材
に凹部を設け、該凹部にスペーサを嵌挿して芯材をキャ
ビティ内に支持する手段を採用してもよい。
次いで、上型4に設けた注入口8からキャビティ6内に
繊維強化プラスチックを注入する。
キャビティ6内に繊維強化プラスチックが充満すると、
これによって芯材2の外面が覆われ、前記紐状物3が繊
維強化プラスチック内に埋没する。そこで、芯材2を支
持しているスライドピン7をキャビティ6内から後退さ
せ、該キャビティ6内に充填された繊維強化プラスチッ
クが固化するのをまって、上型4と下型5とを型開きす
る。
すると、第3図および第4図に示したような所望の湾曲
面を有する平板状の羽根11と、該羽根11を支持する取付
軸12とが繊維強化プラスチックで一体的に形成されると
共に、前記取付軸12の一端部から羽根11の基部に亘って
金属製芯材2が埋設されたフアンが得られる。
(発明の効果) 以上に述べた如く、本発明は羽根の基部に埋設される芯
材の突起片に貫通孔を設け、該貫通孔に紐状物を挿通し
てその紐状物の両端部を突起片の両面覆っている繊維強
化プラスチック材に埋没させたので、突起片の両面を覆
っている繊維強化プラスチック材は紐状物を介して強固
に連結される。従って、このフアンを送風機に取付けて
回転させた際に、捩れ力、振動、衝撃等を羽根の基部に
集中的に作用しても、この基部において繊維強化プラス
チックが突起片から剥離する恐れは全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用する金型装置の一実施例を示す断
面図、第2図は金属製芯材の一実施例を示す正面図、第
3図は本発明の製法によって得られフアンの正面図、第
4図は第3図の側面図である。 1……フアン、11……羽根、12……取付軸 2……金属製芯材、21……軸部 22……フランジ状の突起、23……突起片 230……貫通孔、3……紐状物 4、5……金型、6……キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:06 105:22 B29L 31:08 (72)発明者 藤田 治 神奈川県平塚市真土2480番地 三菱樹脂株 式会社平塚工場内 (56)参考文献 実開 昭63−146198(JP,U) 実開 平1−105795(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の湾曲面を有する平板状の羽根と、該
    羽根を支持する取付軸とが繊維強化プラスチックで一体
    的に形成されると共に、前記取付軸の一端部から羽根の
    基部に亘って金属製芯材が埋設されたフアンであって、
    金属製芯材の一端部に前記羽根の基部に埋設される偏平
    状の突起片を設けて該突起片に貫通孔を穿設し、該貫通
    孔に挿通した紐状物の両端部を突起片の両面側で分散さ
    せて該突起片の両面を覆う繊維強化プラスチックに埋没
    させたことを特徴とする繊維強化プラスチック製フア
    ン。
  2. 【請求項2】所望の湾曲面を有する平板状の羽根と、該
    羽根を支持する取付軸とが繊維強化プラスチックで一体
    的に形成されると共に、前記取付軸の一端部から羽根の
    基部に亘って金属製芯材が埋設されたフアンを製造する
    にあたり、金属製芯材の一端部に前記羽根の基部に埋設
    される偏平状の突起片を設けて該突起片に貫通孔を穿設
    し、次いで該貫通孔に紐状物を通して、該紐状物の両端
    部を突起片の両面側で分散させて金属製芯材を金型キャ
    ビティ内にセットした後、該キャビティ内に繊維強化プ
    ラスチックを充填して金属製芯材の外周を包囲すると共
    に前記紐状物を繊維強化プラスチック内に埋没させたこ
    とを特徴とする繊維強化プラスチック製フアンの製造方
    法。
JP63034672A 1988-02-17 1988-02-17 繊維強化プラスチック製フアンおよびその製造方法 Expired - Fee Related JPH07119013B2 (ja)

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