JPH0711871B2 - 光学的再生装置 - Google Patents
光学的再生装置Info
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- JPH0711871B2 JPH0711871B2 JP62038556A JP3855687A JPH0711871B2 JP H0711871 B2 JPH0711871 B2 JP H0711871B2 JP 62038556 A JP62038556 A JP 62038556A JP 3855687 A JP3855687 A JP 3855687A JP H0711871 B2 JPH0711871 B2 JP H0711871B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は情報記録担体に記録されている情報を光学的
に再生する光学的再生装置に関するものであり、特にそ
の再生信号の信号対雑音比を向上させる手段に関するも
のである。
に再生する光学的再生装置に関するものであり、特にそ
の再生信号の信号対雑音比を向上させる手段に関するも
のである。
第４図は従来の光学的再生装置を示す概略図であり、第
５図はその部分拡大図である。図において、（１）は再
生するための光ビームを発生する半導体レーザなどの発
光源，（２）は発光源（１）から出射された発散光束を
平行光束に変換するコリメータレンズ，（３）は入射光
を分離・反射させる光分離器としてのビームスプリッ
タ，（４）はビームスプリッタ（３）で分離された発光
源（１）からの出射光の一部であり光強度検出用光を入
力し、出射光強度を検出する光検知器，（５）はビーム
スプリッタ（３）からの平行光を光検知器（４）の受光
面（41）に集光させる集光レンズ，（６）は情報が記録
されており、入射光を反射させる情報記録担体，（７）
はビームスプリッタ（３）で分離された発光源（１）か
らの出射光の一部である情報読取り用光を情報記録担体
（６）上に集光させる対物レンズ，（８）は情報記録担
体（６）で反射され、ビームスプリッタ（３）によって
進行方向を曲げられた光束を分離して、信号再生・検出
系（20）（30）それぞれに導くビームスプリッタであ
る。この第１の信号再生・検出系（20）は、例えばプッ
シュ・プル方式によりトラックエラー信号を検出するた
めの光検知器（21）と、この光検知器（21）の受光面
（211）にビームスプリッタ（８）からの光束を集光さ
せる集光レンズ（22）とから構成され、第２の信号再生
・検出系（30）は、例えば非点収差法によりフォーカス
エラー信号を検出するための光検知器（31）と、非点収
差発生のための円筒レンズ（32）と、光検知器（31）の
受光面（311）にビームスプリッタ（８）からの光束を
円筒レンズ（32）を介して集光させる集光レンズ（33）
とから構成されている。なお、情報信号再生は、光検知
器（21）又は（31）のいずれかあるいは両方の光検知器
（21）（31）を用いて行われる。また、出射光強度検出
用光検知器（４）からの検出信号は発光源（１）へ出力
され、この検出信号に基づいて発光源（１）からの出射
光強度が調整されている。
５図はその部分拡大図である。図において、（１）は再
生するための光ビームを発生する半導体レーザなどの発
光源，（２）は発光源（１）から出射された発散光束を
平行光束に変換するコリメータレンズ，（３）は入射光
を分離・反射させる光分離器としてのビームスプリッ
タ，（４）はビームスプリッタ（３）で分離された発光
源（１）からの出射光の一部であり光強度検出用光を入
力し、出射光強度を検出する光検知器，（５）はビーム
スプリッタ（３）からの平行光を光検知器（４）の受光
面（41）に集光させる集光レンズ，（６）は情報が記録
されており、入射光を反射させる情報記録担体，（７）
はビームスプリッタ（３）で分離された発光源（１）か
らの出射光の一部である情報読取り用光を情報記録担体
（６）上に集光させる対物レンズ，（８）は情報記録担
体（６）で反射され、ビームスプリッタ（３）によって
進行方向を曲げられた光束を分離して、信号再生・検出
系（20）（30）それぞれに導くビームスプリッタであ
る。この第１の信号再生・検出系（20）は、例えばプッ
シュ・プル方式によりトラックエラー信号を検出するた
めの光検知器（21）と、この光検知器（21）の受光面
（211）にビームスプリッタ（８）からの光束を集光さ
せる集光レンズ（22）とから構成され、第２の信号再生
・検出系（30）は、例えば非点収差法によりフォーカス
エラー信号を検出するための光検知器（31）と、非点収
差発生のための円筒レンズ（32）と、光検知器（31）の
受光面（311）にビームスプリッタ（８）からの光束を
円筒レンズ（32）を介して集光させる集光レンズ（33）
とから構成されている。なお、情報信号再生は、光検知
器（21）又は（31）のいずれかあるいは両方の光検知器
（21）（31）を用いて行われる。また、出射光強度検出
用光検知器（４）からの検出信号は発光源（１）へ出力
され、この検出信号に基づいて発光源（１）からの出射
光強度が調整されている。
以上のように構成されている従来の光学的再生装置にお
いては、再生信号に無視できない雑音が生じ、信号対雑
音比が悪いという問題点があった。つまり、従来の装置
では出射光強度検出用光検知器（４）及び信号再生用光
検知器（21）（31）がそれぞれ光学的に共役点に置かれ
ているので、第６図に示す如く受光面（41）に入射する
光の一部が破線で示すように反射され、ハーフプリズム
であるビームスプリッタ（３）（８）を通り、再生信号
を検出する光検知器（21）（31）の受光面（211）（31
1）上に集光されていた。このため、情報記録担体
（６）からの再生信号と光検知器（４）からの反射光と
が同一光路中に重畳し、この反射光が信号再生用光検知
器（21）（31）の受光面（211）（311）に入射して、再
生信号中のショット雑音及び光源雑音等の雑音を増大さ
せるという現象を引き起こすという問題点があり、この
現象が再生信号の信号対雑音比を低下させる要因となっ
ていた。
いては、再生信号に無視できない雑音が生じ、信号対雑
音比が悪いという問題点があった。つまり、従来の装置
では出射光強度検出用光検知器（４）及び信号再生用光
検知器（21）（31）がそれぞれ光学的に共役点に置かれ
ているので、第６図に示す如く受光面（41）に入射する
光の一部が破線で示すように反射され、ハーフプリズム
であるビームスプリッタ（３）（８）を通り、再生信号
を検出する光検知器（21）（31）の受光面（211）（31
1）上に集光されていた。このため、情報記録担体
（６）からの再生信号と光検知器（４）からの反射光と
が同一光路中に重畳し、この反射光が信号再生用光検知
器（21）（31）の受光面（211）（311）に入射して、再
生信号中のショット雑音及び光源雑音等の雑音を増大さ
せるという現象を引き起こすという問題点があり、この
現象が再生信号の信号対雑音比を低下させる要因となっ
ていた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、容易に再生信号の信号対雑音比を向上させる
安価な光学的再生装置を提供することを目的とする。
たもので、容易に再生信号の信号対雑音比を向上させる
安価な光学的再生装置を提供することを目的とする。
この発明の第１の発明に係る光学的再生装置は、発光源
からの出射光を情報読取り用光と光強度検出用光とに分
離する光分離器と、この光強度検出用光により発光源か
らの出射光の光強度を検出し、上記発光源へ光強度調整
のための信号を出力する光検知器との間に光減衰器を設
けたものである。
からの出射光を情報読取り用光と光強度検出用光とに分
離する光分離器と、この光強度検出用光により発光源か
らの出射光の光強度を検出し、上記発光源へ光強度調整
のための信号を出力する光検知器との間に光減衰器を設
けたものである。
また、この発明の第２の発明に係る光学的再生装置は、
光分離器からの光強度検出用光により発光源からの出射
光の光強度を検出し、上記発光源へ光強度調整のための
信号を出力する光検知器の受光面上に接して光無反射膜
を形成させたものである。
光分離器からの光強度検出用光により発光源からの出射
光の光強度を検出し、上記発光源へ光強度調整のための
信号を出力する光検知器の受光面上に接して光無反射膜
を形成させたものである。
この発明の第１の発明における光減衰器は、光分離器か
らの光強度検出用光を入力し、発光源へ光強度調整のた
めの信号を出力する光検知器の受光面からの該光強度検
出用光の反射光を減衰させ、信号再生系への悪影響を抑
制する。
らの光強度検出用光を入力し、発光源へ光強度調整のた
めの信号を出力する光検知器の受光面からの該光強度検
出用光の反射光を減衰させ、信号再生系への悪影響を抑
制する。
この発明の第２の発明における光無反射膜は、光分離器
からの光強度検出用光を入力し、発光源へ光強度調整の
ための信号を出力する光検知器の受光面に入射する該光
強度検出用光を反射させず、信号再生系への悪影響を防
止する。
からの光強度検出用光を入力し、発光源へ光強度調整の
ための信号を出力する光検知器の受光面に入射する該光
強度検出用光を反射させず、信号再生系への悪影響を防
止する。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図（ａ）（ｂ）において、従来装置と同一符号は同一又
は相当部分であり、（９）は集光レンズ（５）と光検知
器（４）との間に設けられ、通過する光の光量を減衰さ
せる光減衰器である。
図（ａ）（ｂ）において、従来装置と同一符号は同一又
は相当部分であり、（９）は集光レンズ（５）と光検知
器（４）との間に設けられ、通過する光の光量を減衰さ
せる光減衰器である。
次に、動作について説明する。発光源（１）からの出射
光は、第１図（ａ）に示す破線のように光分離器として
のビームスプリッタ（３）によって一部反射され、集光
レンズ（５）によって集光され、光減衰器（９）を透過
して光検知器（４）へ入射する。この入射した光は、第
１図（ｂ）に示す破線のように、受光面（41）で反射さ
れ、再び光減衰器（９）を通過し、ビームスプリッタ
（３）を透過してビームスプリッタ（８）へ入射する。
つまり、受光面（41）からの反射光は、光減衰器（９）
によって十分に減衰され、信号再生用光検知器（21）
（31）へははとんど入射しなくなる。
光は、第１図（ａ）に示す破線のように光分離器として
のビームスプリッタ（３）によって一部反射され、集光
レンズ（５）によって集光され、光減衰器（９）を透過
して光検知器（４）へ入射する。この入射した光は、第
１図（ｂ）に示す破線のように、受光面（41）で反射さ
れ、再び光減衰器（９）を通過し、ビームスプリッタ
（３）を透過してビームスプリッタ（８）へ入射する。
つまり、受光面（41）からの反射光は、光減衰器（９）
によって十分に減衰され、信号再生用光検知器（21）
（31）へははとんど入射しなくなる。
なお、上記実施例では、集光レンズ（５）と光検出器
（４）との間に光減衰器（９）を設けたものを示した
が、第２図（ａ）に示すように、光減衰器（９）の光検
知器（４）の受光面（41）側に光検出器（４）と一体化
させ設けたものであってもよく、あるいは第２図（ｂ）
に示すように、光減衰器（９）をビームスプリッタ
（３）と集光レンズ（５）との間に設けてもよい。ま
た、上記実施例で光減衰器（９）を用いたものについて
示したが、第３図に示すように、光検知器（４）の受光
面（41）上に接して例えば誘電体多層膜から成る光無反
射膜（10）を施したものであってもよく、上記実施例と
同様の効果を奏し、反射光の発生を防止しているのでさ
らに上記光減衰器（９）を用いて実施例より信号対雑音
比の向上が図れるものとなる。
（４）との間に光減衰器（９）を設けたものを示した
が、第２図（ａ）に示すように、光減衰器（９）の光検
知器（４）の受光面（41）側に光検出器（４）と一体化
させ設けたものであってもよく、あるいは第２図（ｂ）
に示すように、光減衰器（９）をビームスプリッタ
（３）と集光レンズ（５）との間に設けてもよい。ま
た、上記実施例で光減衰器（９）を用いたものについて
示したが、第３図に示すように、光検知器（４）の受光
面（41）上に接して例えば誘電体多層膜から成る光無反
射膜（10）を施したものであってもよく、上記実施例と
同様の効果を奏し、反射光の発生を防止しているのでさ
らに上記光減衰器（９）を用いて実施例より信号対雑音
比の向上が図れるものとなる。
以上のように、この発明の第１の発明によれば、発光源
からの出射光の光強度を検出する光検知器の受光面から
の反射光を光減衰器にて減衰させるように構成したの
で、装置を大型化することなく、安価で性能の良い光学
的再生装置を得ることができる効果がある。
からの出射光の光強度を検出する光検知器の受光面から
の反射光を光減衰器にて減衰させるように構成したの
で、装置を大型化することなく、安価で性能の良い光学
的再生装置を得ることができる効果がある。
また、この発明の第２の発明によれば、発光源からの出
射光の光強度を検出する光検知器の受光面における反射
を光無反射膜にて防止するように構成したので、装置を
大型化することなく、安価で性能の良い光学的再生装置
を得ることができる効果がある。
射光の光強度を検出する光検知器の受光面における反射
を光無反射膜にて防止するように構成したので、装置を
大型化することなく、安価で性能の良い光学的再生装置
を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第１図（ａ）（ｂ）はこの第１の発明の一実施例による
光学的再生装置における出射光強度検出用光検知器への
入射光の経路及び出射光強度検出用光検知器からの反射
光の経路を示す部分拡大図、第２図（ａ）（ｂ）はこの
第１の発明の他実施例を示す光学的再生装置の部分拡大
図、第３図はこの第２の発明の一実施例を示す光学的再
生装置の部分拡大図、第４図は従来の光学的再生装置を
示す概略図、第５図は従来の光学的再生装置における出
射光強度検出用光検知器への入射光の経路を示す部分拡
大図、第６図は従来の光学的再生装置における出射光強
度検出用光検知器からの反射光の経路を示す部分拡大図
である。図において、（１）は発光源，（３）は光分離
器，（４）は光検知器，（41）は受光面，（９）は光減
衰器，（10）は光無反射膜である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
光学的再生装置における出射光強度検出用光検知器への
入射光の経路及び出射光強度検出用光検知器からの反射
光の経路を示す部分拡大図、第２図（ａ）（ｂ）はこの
第１の発明の他実施例を示す光学的再生装置の部分拡大
図、第３図はこの第２の発明の一実施例を示す光学的再
生装置の部分拡大図、第４図は従来の光学的再生装置を
示す概略図、第５図は従来の光学的再生装置における出
射光強度検出用光検知器への入射光の経路を示す部分拡
大図、第６図は従来の光学的再生装置における出射光強
度検出用光検知器からの反射光の経路を示す部分拡大図
である。図において、（１）は発光源，（３）は光分離
器，（４）は光検知器，（41）は受光面，（９）は光減
衰器，（10）は光無反射膜である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項１】情報記録担体への光ビームを発生する発光
源と、この発光源からの出射光を情報読取り用光と光強
度検出用光とに分離する光分離器と、この光分離器から
の光強度検出用光により上記発光源からの出射光強度を
検出し、上記発光源へ光強度調整のための信号を出力す
る光検知器と、これら光分離器と光検知器との間に設け
られ、上記光検知器の受光面からの上記光強度検出用光
の反射光を減衰させる光減衰器とを備えた光学的再生装
置。 - 【請求項２】情報記録担体への光ビームを発生する発光
源と、この発光源からの出射光を情報読取り用光と光強
度検出用光とに分離する光分離器と、この光分離器から
の光強度検出用光により上記発光源からの出射光強度を
検出し、上記発光源へ光強度調整のための信号を出力す
る光検知器と、この光検知器の受光面上に接して形成さ
れ、この受光面からの上記光強度検出用光の光反射を防
止する光無反射膜とを備えた光学的再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62038556A JPH0711871B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 光学的再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62038556A JPH0711871B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 光学的再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63205826A JPS63205826A (ja) | 1988-08-25 |
| JPH0711871B2 true JPH0711871B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=12528565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62038556A Expired - Fee Related JPH0711871B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 光学的再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711871B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04221441A (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-11 | Mitsubishi Electric Corp | 光ディスク装置のレーザパワー測定用治具 |
-
1987
- 1987-02-20 JP JP62038556A patent/JPH0711871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63205826A (ja) | 1988-08-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |