JPH07118276A - 生理活性物質ad−26 - Google Patents

生理活性物質ad−26

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JPH07118276A
JPH07118276A JP26377693A JP26377693A JPH07118276A JP H07118276 A JPH07118276 A JP H07118276A JP 26377693 A JP26377693 A JP 26377693A JP 26377693 A JP26377693 A JP 26377693A JP H07118276 A JPH07118276 A JP H07118276A
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JP
Japan
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physiologically active
active substance
streptomyces
acetone
anthelmintic
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Withdrawn
Application number
JP26377693A
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English (en)
Inventor
Mikio Izawa
幹夫 伊澤
Muneharu Doi
宗晴 土居
Toshimi Matsuno
年美 松野
Tsuneo Kanamaru
恒雄 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】駆虫、殺ダニおよび殺虫作用を有する新規生理
活性物質を提供する。 【構成】式 【化1】 〔式中、R1は水素原子またはアシル基を、R2は水素原
子またはアシル化されていてもよい水酸基を示す〕で表
される化合物。 【効果】生理活性物質AD−26およびその誘導体は強
力な駆虫、殺ダニ、殺虫作用を有し、とりわけ動物用医
薬品として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆虫・殺ダニ・殺虫作
用を示す新規生理活性物質AD−26、その製造法およ
び用途ならびにそれらを生産する微生物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微生物を起源とする駆虫・殺虫性
物質としては、糸状菌の生産する環状ペプチドであるデ
ストルキシン〔アグリカルチュラル・バイオロジカル・
ケミストリイ(Agricultural and Biological Chemistr
y)第26巻、第36頁(1962年)〕、バチルス属
細菌の生産する結晶性蛋白質であるデルタ−エンドトキ
シン〔農薬と園芸 第47巻、第11号、第1507頁
(1972年)〕放線菌の生産するピェリシジン〔アグ
リカルチュラル・バイオロジカル・ケミストリイ第30
巻、第1頁(1966年)〕、ピロリドンを母核とする
電子伝達阻害物質マクロテトロライド類にはいるテトラ
ナクチン〔ジャーナル・アンチバイオティクス(Journa
l Antibiotics)第24A巻、第418頁(1971
年)〕、マクロライド系のミルベマイシン〔テトラヘド
ロン・レターズ(Tetrahedron Letters)第711頁
(1975年)〕、アバメクチン類〔アンチミクロバイ
アル・エイジェンツ・アンド・ケモセラピイ(Antimicr
obial Agents and Chemotherapy)第15巻、第361
頁(1979年)〕、LL−F28249α〔ジャーナ
ル・オブ・ケミカル・ソサイエテイ・ケミカル・コミュ
ニケーションズ(Journalof Chemical Society Chemica
l Communications)第402頁(1987年)〕などが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】寄生虫感染は、人間お
よび動物に対して、貧血・栄養不良・衰弱・体重減少な
どの症状をもたらし、もし治療しないで置くと、感染宿
主を死に至らしめることもあり得る。このような寄生虫
感染を回避し、人間及び動物の健康を守るために、より
優れた駆虫剤、殺虫剤および殺ダニ剤の開発が求められ
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、多数の微
生物培養液中から新しい駆虫・殺ダニ・殺虫剤を得るた
めの探索研究を行ったところ、ストレプトミセス属の菌
株が、駆虫・殺ダニ・殺虫作用を有する物質を産生する
ことを見出した。該微生物を適宜の培地に培養すること
により、駆虫・殺ダニ・殺虫作用を有する物質を培養物
中または菌体中に蓄積しうることを認め、活性物質を単
離し、その物理化学的性質から、当該活性物質が新規物
質であることを確かめ、これらの知見に基づいてさらに
研究を続けた結果、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、式
【化2】 〔式中、R1は水素原子またはアシル基を、R2は水素原
子またはアシル化されていてもよい水酸基を示す〕で表
される化合物、(2)(1)においてR1およびR2がと
もに水素原子である生理活性物質AD−26−1、
(3)(1)においてR1がカルバミル基でR2が水素原
子である生理活性物質AD−26−2、(4)(1)に
おいてR1が水素原子でR2が2−ピロリルカルボキシ基
である生理活性物質AD−26−3、(5)ストレプト
ミセス属に属する生理活性物質AD−26の生産能を有
する微生物を培地に培養し、培養液中に生理活性物質A
D−26を生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴
とする前記(1)記載の生理活性物質AD−26の製造
法、(6)(1)記載の化合物を含有してなる駆虫、殺
ダニもしくは殺虫剤および(7)生理活性物質AD−2
6の生産能を有するストレプトミセス エスピー・AL
−55782株に関する。上記化合物(I)に関し、R
1およびR2におけるアシル基としてはカルボン酸由来の
アシル基(−COR3)、スルホン酸由来のアシル基
(−SO34)、カルバミル基(−CONR56)など
挙げられる。なおR3,R4,R5およびR6はそれぞれ水
素原子、C1-6アルキル基,アリール基(フェニル,ナ
フチルなど)、または硫黄,窒素または(および)酸素
原子を含む4〜6員複素環基(ピロール,ピリジン,ピ
リミジン,チアゾール,オキサゾールなど)を表わす。
とりわけ本発明においてはR1として水素原子またはカ
ルバミル基が、R2として水素原子、水酸基または2−
ピロリルカルボキシ基が好ましい。
【0005】本発明に用いることができる微生物として
は、ストレプトミセス属に属し、AD−26−1、AD
−26−2、AD−26−3などの生理活性物質AD−
26を産生する能力を有する微生物であればいずれのも
のでもよいその具体例としては、滋賀県土壌より分離さ
れたストレプトミセス エスピー・AL−55782
(Streptomyces sp. AL−55782)などは具体的
に使用しうる例として挙げられる。AL−55782株
について、インターナショナル・ジャーナル・オブ・シ
ステマティック・バクテリオロジー(International Jo
urnal of Systematic Bacteriology),第16巻、31
3−340頁(1966年)記載の方法に準じて検討し
た菌学的性状は下記のとおりである。なお、培地上の所
見は特に記載のないかぎり、28℃において14日間培
養し、観察したものである。
【0006】(I)形態的特徴 気菌糸は、よく伸長分岐した基生菌糸から単純分岐状に
伸長しており、その先端に形成された胞子連鎖(通常1
0〜50個以上)は緻密ならせん状を呈する。輪生糸は
認められない。胞子は楕円形(φ0.9〜1.2×0.3
×0.4μm)を示し、その表面は細くて長いトゲ状であ
る。 (II)各種培地上での生育状態 各種培地における生育の程度(G)、気菌糸の生育およ
び色調(AM)、裏面の色調(R)、可溶性色素の有無
および色調(SP)などについて以下に列記する。色の
記載について( )で示す標準色調記号は、コンティナ
ー・コーポレーション・オブ・アメリカ(Container Co
rporation of America)のザ・カラー・ハーモニー・マ
ニュアル(The Color Harmony Manualu)第4版、19
58年によった。
【0007】
【表1】
【0008】 (III)生理的性質 (a) 生育温度範囲 : 15〜34℃ 最適生育温度範囲 : 23〜31℃ (b) 硝酸塩の還元 : 陽性 (c) ゼラチンの液化 : 陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (d) 澱粉の加水分解 : 陽性 (e) 脱脂乳の凝固 : 陰性 脱脂乳のペプトン化 : 陽性 (f) メラニン様色素の生成 チロシン寒天培地 : 陰性 ペプトン・酵母エキス・ : 陰性 鉄 寒天培地 (g) 炭素源の資化性 (プリードハム・ゴットリープ寒天培地) L−アラビノース : − (注)++:比較的良好な生育 D−キシロース : − + :生育を認める D−グルコース : + ± :+又は−の判定が困難 D−フラクトース : − − :生育せず シュクロース : − イノシトール : − L−ラムノース : − ラフィノース : ++ D−マンニット : − 対 照 : −
【0009】(IV)菌体分析 長谷川らの方法(Journal of General Applied Microbi
ology 29,319−322(1983))に準じて分
析したところ、菌体の塩酸加水分解液中のジアミノピメ
リン酸は、LL−体であった。以上の結果から本菌体
は、気菌糸の色は灰色を呈し、胞子連鎖は緻密ならせん
状であり、胞子表面は細くて長いトゲ状、メラニン色素
を産生しないこと及びジアミノピメリン酸がLL−体で
あるなど諸性質から判断するとストレプトマイセス(St
reptomyces)属に属することが明かであり、ストレプト
マイセス・エスピー・AL−55782(Streptomyces
sp. AL−55782)と称することができる。上記
ストレプトミセス エスピー・AL−55782(Stre
ptomyces sp. AL−55782)は財団法人醗酵研究
所に平成5年8月26日から寄託番号IFO−1554
2として寄託されており、また本微生物は、日本国通商
産業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH,
日本国茨城県つくば市東1丁目1番3号)に平成5年1
0月12日から寄託番号FERM P−13902とし
て寄託されている。
【0010】ストレプトミセス属菌は、微生物の一般的
性質として自然的または変異剤によって変異を起こし得
る。たとえばX線、ガンマー線、紫外線等の放射線の照
射、更には単胞子分離、種々の薬剤による処理または薬
剤を含有する培地上での培養、その他の手段で変異させ
て得られる多くの変異株、あるいは自然的に得られる突
然変異株であっても、AD−26−1、AD−26−2
および/またはAD−26−3を生産する性質を有する
ものはすべて本発明の方法に利用し得る。
【0011】本発明方法の培養に用いられる培地は用い
られる菌株が利用し得る栄養源を含むものなら、液状で
も固状でもよいが、大量を処理するときには液体培地を
用いるのがより適当である。培地には同化し得る栄養
源、消化し得る窒素源、無機物質、微量栄養素を適宜配
合される。炭素源としては、たとえばブドウ糖、乳糖、
ショ糖、麦芽糖、デキストリン、でん粉、グリセリン、
マンニトール、ソルビトール、油脂類(例、大豆油、オ
リーブ油、ヌカ油、ゴマ油、ラード油、チキン油な
ど)、窒素源としては、たとえば肉エキス、酵母エキ
ス、乾燥酵母、大豆粉、コーン・スチープ・リカー、ペ
プトン、綿実粉、廃糖蜜、尿素、アンモニウム塩類
(例、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アン
モニウム、酢酸アンモニウムなど)その他が用いられ
る。さらにナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネ
シウムなどを含む塩類、鉄、マンガン、亜鉛、コバル
ト、ニッケルなどの金属塩、りん酸、ホウ酸などの塩類
や酢酸、プロピオン酸などの有機酸の塩類が適宜用いら
れる。その他、アミノ酸(例、グルタミン酸、アスパラ
ギン酸、アラニン、リジン、バリン、メチオニン、プロ
リン等)、ビタミン類(例、B1、B2、ニコチン酸、B
12、C等)、核酸類(例、プリン、ピリミジンおよびそ
の誘導体)等を含有させてもよい。もちろん培地のpH
を調節する目的で無機または有機の酸、アルカリ類、緩
衝剤等を加え、あるいは消泡の目的で油脂類、表面活性
剤等の適量を添加される。
【0012】培養の手段は静置培養でも、振盪培養ある
いは通気撹拌培養法等の手段を用いてもよい。大量の処
理には、いわゆる深部通気撹拌培養によるのが望ましい
ことはいうまでもない。培養の条件は培地の状態、組
成、菌株の種類、培養の手段によって一定しないのは当
然であるが、それらは通常15℃〜32℃の温度で、初
発pH約5〜9付近に選択するのがよい。とりわけ、培
養中期の温度は20℃〜30℃、また初発pHは約6〜
8の条件が望ましい。培養時期も前記の諸条件により一
定しないが、該生理活性物質濃度が最大となるまで培養
するのがよい。これに要する時間は液体培地を用いる振
盪培養または通気撹拌培養の場合は通常約1〜10日間
程度である。生成した生理活性物質AD−26−1、A
D−26−2および/またはAD−26−3は、その化
学的性質に従って培養物から抽出、精製することが可能
である。
【0013】AD−26−1、AD−26−2および/
またはAD−26−3の大部分は、菌体中に生産される
ので、培養物からろ過または遠心分離によって菌体を分
離し、菌体をアセトンまたは酢酸エチルあるいはアルコ
ールを用いて、精製することができる。なお、工業的に
は、菌体分離操作を省略して、培養物に直接、メタノー
ル、アセトン、ブタノール、酢酸エチルなどの有機溶媒
を添加して得られる抽出液から精製する方がより有利な
場合もある。AD−26−1、AD−26−2および/
またはAD−26−3は、中性脂溶性物質であるので、
培養液から採取する際には、通常これらと類縁の微生物
代謝産物を採取する際に用いられる分離・精製の手段を
適量利用することができる。たとえば、夾雑物との溶解
度の差を利用する方法、あるいは活性炭、非イオン性ハ
イポーラス樹脂、シリカゲル、アルミナ、デキストラン
ゲル等の各種担体を用いるクロマトグラフィーなどがそ
れぞれ単独または組み合わせて利用する方法などが用い
らる。
【0014】培養物からAD−26−1、AD−26−
2および/またはAD−26−3を単離採取する方法を
具体的に説明すると、まず培養液から遠心分離によって
菌体を集め、これにアセトンのような有機溶媒を加え
て、よく撹拌した後、遠心分離により沈澱物を除去す
る。得られた上澄液を濃縮した後、pHを調整し、これ
に酢酸エチルのような溶媒を加えて、よく撹拌する。有
機層を酸、水、アルカリ、水で順次洗浄した後、濃縮
し、得られた濃縮液をシリカゲルのカラムクロマトグラ
フィーにかける。展開溶媒としては、例えばクロロホル
ム−メタノールまたはトルエン−酢酸エチルの混合溶媒
が用いられる。有効画分を集めて濃縮した後、Sephadex
LH−20のクロマトグラフィーに付す。展開溶媒と
してはメタノールあるいはヘキサン−トルエン−メタノ
ール、ヘキサン−塩化メチレン−メタノール等の混合溶
媒系が用いられる。有効画分を含む溶出液は濃縮後、更
に分取高速液体クロマトグラフィーを用いて精製され
る。ここで用いられるカラム充填剤としては、ODS−
AM 120−S10(山村化学研究所製)が、溶媒系
としては、含水アセトニトリルが挙げられる。
【0015】このようにして得られたAD−26−1、
AD−26−2およびAD−26−3(実施例2に分離
方法を詳述)の物理化学的性質は次に示す通りである。AD−26−1 1) 形 状:無色結晶 2) 融 点:178〜179℃ 3) 比施光度:〔α〕D 22 +50.9(c=1.02,ア
セトン) 4) 分 子 量:428(EIMS) 5) 分 子 式:C26365 6) 元素分析値(C26365として) 計算値:C;72.87 H;8.47 実測値:C,72.70 H;8.42 7) 紫外線吸収スペクトル:メタノール中 λmax(ε):238(sh), 244(30000), 251(sh) (nm) 8) 赤外線吸収スペクトル:KBr錠剤法による主な吸
収を示す: (波数、cm-1):3560, 3430, 2950, 2930, 2850, 1690,
1440, 1370, 1270, 1200, 1180, 1160, 1110, 1030, 9
90, 960, 915, 895, 855
【0016】9) 1H核磁気共鳴スペクトル(300M
Hz,重クロロホルム中でのケミカルシフト,δpp
m):1.00(3H,d,J=6.6Hz), 0.95-1.10(1H,m), 1.19-1.4
1(2H,m), 1.46(3H,s), 1.45-1.62(1H,m), 1.71(3H,dd,J
=6.5Hz,1.5Hz), 1.80(1H,dd,J=12.5Hz,12.4Hz), 1.86(3
H,br.s), 1.80-2.07(2H,m), 2.16(1H,d,J=12.3Hz), 2.2
7-2.42(2H,m), 3.22(1H,q,J=2.4Hz), 3.97(1H,d,J=5.9H
z), 4.30(1H,br.d,J=4.5Hz), 4.65(1H,dd,J=14.3Hz,2.4
Hz), 4.67(1H,br.s), 4.69(1H,dd,J=14.3Hz,2.4Hz), 5.
02(1H,dd,J=10.9Hz,4.5Hz), 5.25-5.42(4H,m), 5.63-5.
84(3H,m) ただし、s:シングレット(singlet),d:ダブレット
(doublet),t:トリプレット(triplet),q:クァル
テット(quartet),br.:ブロード(broad)を示す。 10) 13C核磁気共鳴スペクトル(75MHz,重クロロ
ホルム中でのケミカルシフト,δppm):15.2(CH3), 1
7.8(CH3), 19.6(CH3), 21.9(CH3), 26.2(CH2), 27.9(CH
2), 34.4(CH2), 36.0(CH), 45.7(CH), 48.3(CH2), 67.8
(CH), 68.5(CH2), 76.3(CH), 79.2(CH), 79.3(Q), 117.
8(CH), 119.5(CH), 123.1(CH), 126.2(CH), 129.2(CH),
130.0(CH), 133.9(Q), 137.4(Q), 140.1(Q), 142.6(C
H), 173.8(Q) ただし、CHはメチン基、CH2はメチレン基、CH3
メチル基およびQは四級炭素を示す。
【0017】11) 呈色反応: 陽性:アニスアルデヒド 陰性:ニンヒドリン,硫酸セリウム,アンスロン,ナフ
トレゾルシン・硫酸 12) 溶解性 可溶:メタノール,エタノール,アセトニトリル,アセ
トン,ジエチルエーテル,酢酸エチル,トルエン,クロ
ロホルム,塩化メチレン 難溶:水 13) 薄層クロマトグラフィー(担体,シリカゲルガラス
プレート60F254,0.25mm,独メルク社製): 展 開 溶 媒 Rf クロロホルム−メタノール(20:1) 0.54 トルエン−酢酸エチル(1:1) 0.47 14) 高速液体クロマトグラフィー: 担 体:ノバパックC18 4μm, 8×100mm(日
本ミリポアリミテッド社製) 溶 媒 系:75%アセトニトリル/0.1%トリフルオ
ロ酢酸 流 速:1.0ml/分 検 出 法:UV吸収,244nm 保持時間:9.5分 15) 酸性,中性,塩基性の別:中性
【0018】AD−26−2 1) 形 状:無色結晶 2) 融 点:208〜212℃ 3) 比施光度:〔α〕D 22 +84.5(c=1.38,ア
セトン) 4) 分 子 量:471(EIMS) 5) 分 子 式:C27376 6) 元素分析値(C27376として) 計算値:C;68.77 H;7.91 N;
2.97 実測値:C,68.64 H;8.07 N;
2.87 7) 紫外線吸収スペクトル:メタノール中 λmax(ε):238(31800), 244(32500), 253(sh) (nm) 8) 赤外線吸収スペクトル:KBr錠剤法による主な吸
収を示す: (波数、cm-1):3420, 3300, 3220, 2950, 2930, 2860,
1740, 1700, 1620, 1450, 1440, 1380, 1350, 1190, 1
160, 1120, 1060, 1000, 970, 900, 780, 600
【0019】9) 1H核磁気共鳴スペクトル(300M
Hz,重クロロホルム中でのケミカルシフト,δpp
m):1.00(3H,d,J=6.6Hz), 0.95-1.12(1H,m), 1.20-1.3
7(2H,m), 1.47(3H,s), 1.45-1.63(1H,m), 1.72(3H,dd,J
=6.5Hz,1.4Hz), 1.82(1H,dd,J=12.3Hz,12.5Hz), 1.82(3
H,s), 1.79-2.07(2H,m), 2.16(1H,br.d,J=12.5Hz), 2.2
8-2.44(1H,m), 3.10(1H,q,J=2.4Hz), 3.81(1H,br.d,J=
0.6Hz), 4.41(1H,s), 4.61(2H,d,J=2.3Hz), 4.80(2H,b
r.s), 5.00(1H,dd,J=10.5Hz,4.1Hz), 5.17(1H,s), 5.21
-5.41(3H,m), 5.53(1H,q,J=1.6Hz), 5.65-5.92(3H,m) ただし、s,d,t,q,br. は前記と同意義である。 10) 13C核磁気共鳴スペクトル(75MHz,重クロロ
ホルム中でのケミカルシフト,δppm):15.2(C
), 17.8(CH), 19.0(C
), 22.0(CH), 25.7(C
), 27.7(CH), 33.9(C
), 36.0(CH), 46.3(CH),
48.4(CH), 68.0(CH), 70.
8(CH), 75.0(Q), 76.4(CH),
83.7(CH), 119.6(CH), 12
1.0(CH), 123.4(CH), 126.1
(CH), 129.3(CH), 130.3(C
H), 133.7(Q), 134.2(Q), 1
38.7(Q), 142.5(CH), 156.4
(Q), 173.2(Q) ただし、CH,CH,CH3,Qは前記と同意義であ
る。
【0020】11) 呈色反応: 陽性:アニスアルデヒド 陰性:ニンヒドリン,硫酸セリウム,アンスロン,ナフ
トレゾルシン・硫酸12) 溶解性 可溶:メタノール,エタノール,アセトニトリル,アセ
トン,ジエチルエーテル,酢酸エチル,トルエン,クロ
ロホルム,塩化メチレン 難溶:水 13) 薄層クロマトグラフィー(担体,シリカゲルガラス
プレート60F254,0.25mm,独メルク社製): 展 開 溶 媒 Rf クロロホルム−メタノール(20:1) 0.39 トルエン−酢酸エチル(1:1) 0.39 14) 高速液体クロマトグラフィー: 担 体:ノバパックC18 4μm, 8×100mm(日
本ミリポアリミテッド社製) 溶 媒 系:75%アセトニトリル/0.1%トリフルオ
ロ酢酸 流 速:1.0ml/分 検 出 法:UV吸収,244nm 保持時間:10.6分 15) 酸性,中性,塩基性の別:中性
【0021】AD−26−3 1) 形 状:無色粉末 2) 分 子 量:537(EIMS) 3) 分 子 式:C3139NO7 4) 元素分析値(C3139NO7として) 計算値:C;69.25 H;7.31 N;
2.61 実測値:C,68.32 H;7.38 N;
2.77 5) 紫外線吸収スペクトル:メタノール中 λmax(ε):238(sh), 244(45500), 252(sh), 268(sh)
(nm) 6) 赤外線吸収スペクトル:KBr錠剤法による主な吸
収を示す: (波数、cm-1):3430, 2960, 2930, 2860, 1710, 1560,
1450, 1410, 1310, 1170, 1130, 1080, 1000, 970, 88
0, 830, 750
【0022】7) 1H核磁気共鳴スペクトル(300M
Hz,重クロロホルム中でのケミカルシフト,δpp
m):1.00(3H,d,J=6.6Hz), 0.93-1.08(1H,m), 1.19-1.4
1(2H,m), 1.47(3H,m), 1.46-1.62(2H,m), 1.70(3H,dd,J
=6.5Hz,1.4Hz), 1.81(1H,t,J=12.3Hz), 1.77-2.07(2H,
m), 2.16(1H,br.d,J=12.3Hz), 2.28-2.44(1H,m), 3.30
(1H,br.t,J=1.8Hz), 4.20(1H,d,J=5.8Hz), 4.55(1H,br.
d,J=4.5Hz), 4.66(1H,dd,J=14.5Hz,2.3Hz), 4.72(1H,d
d,J=14.5Hz,2.3Hz), 4.74(1H,br.s), 4.81(1H,d,J=13.0
Hz), 4.98-5.08(2H,m), 5.25-5.42(3H,m), 5.63-5.87(4
H,m), 6.24-6.29(1H,m), 6.93-6.98(2H,m), 9.25(1H,b
r.s) ただし、s,d,t,q,br. は前記と同意義である。 8) 13C核磁気共鳴スペクトル(75MHz,重クロロ
ホルム中でのケミカルシフト,δppm):15.2(CH3), 1
7.7(CH3), 21.9(CH3), 26.2(CH2), 27.9(CH2), 34.4(CH
2), 36.0(CH), 45.7(CH), 48.3(CH2), 64.1(CH2), 64.8
(CH), 68.5(CH2), 76.6(CH), 79.3(CH), 79.4(Q), 110.
4(CH), 115.9(CH), 119.9(CH), 122.1(CH), 122.2(Q),
123.1(CH), 123.4(CH), 126.2(CH), 129.1(CH), 130.3
(CH), 133.9(Q), 136.1(Q),139.6(Q), 142.9(CH), 161.
0(Q), 173.1(Q) ただし、CH,CH2,CH3,Qは前記と同意義であ
る。
【0023】9) 呈色反応: 陽性:アニスアルデヒド,ニンヒドリン 陰性:硫酸セリウム,アンスロン,ナフトレゾルシン・
硫酸 10) 溶解性 可溶:メタノール,エタノール,アセトニトリル,アセ
トン,ジエチルエーテル,酢酸エチル,トルエン,クロ
ロホルム,塩化メチレン 難溶:水 11) 薄層クロマトグラフィー(担体,シリカゲルガラス
プレート60F254,0.25mm,独メルク社製): 展 開 溶 媒 Rf クロロホルム−メタノール(20:1) 0.44 トルエン−酢酸エチル(1:1) 0.39 12) 高速液体クロマトグラフィー: 担 体:ノバパックC18 4μm, 8×100mm(日
本ミリポアリミテッド社製) 溶 媒 系:75%アセトニトリル/0.1%トリフルオ
ロ酢酸 流 速:1.0ml/分 検 出 法:UV吸収,244nm 保持時間:8.6分 15) 酸性,中性,塩基性の別:中性
【0024】生理活性物質AD−26−1およびAD−
26−3はそれぞれAD−26のさらなる誘導体合成の
中間体としても用いることができる。すなわち、直接公
知の方法によりアシル化することによりR1がアシル基
である化合物が製造できる。また、AD−26−3を塩
基性物質(Na2CO3,KOHなど)または酸(HCl,
2SO4)の存在下加水分解を行いR2が水酸基である
化合物を製造し、さらに上記と同様にアシル化すること
によりR2がアシル基である化合物を製造することがで
きる。アシル化はそれぞれアシル基に対応する酸をDD
C等の脱水剤の存在下反応させるか、または上記酸の反
応性誘導体(ハロゲカ化物,無水物)を反応させること
により行うことができる。
【0025】
【作用】以下に実験例を挙げて生理活性物質AD−26
−1、AD−26−2およびAD−26−3の抗線虫活
性ならびに節足動物に対する活性を試験法と共に示す。 実験例1 抗線虫活性 セノラブヂチス属線虫(Caenorhabditis)に対する活性
を、イン・ビトロスクリーニング試験法によって評価し
た。すなわち、被試験化合物を50%アセトンに溶解
し、マイクロプレート(8×12well)の各well内に、
ダイリューターを用いて段階的濃度に薬液を希釈充填し
た。次に寒天培地表面に発育させた上記線虫をリン酸緩
衝液で洗い出し、線虫浮遊液を調製した。上記薬液を充
填したマイクロプレート1well宛0.2mlの線虫浮遊液
(線虫約100雙を含む)を上乗せして各濃度の薬液に
線虫を暴露させた。薬剤の最終濃度は、11.11ppm〜
0.0005ppmに調製した。感作後24時間以内の運動
停止状態を実体顕微鏡で観察し、50%運動阻止最小濃
度(IC50)および100%運動阻止最小濃度(IC
100)により薬物の活性を評価した。その結果を〔表
2〕に示す。
【表2】
【0026】実験例2 節足動物に対する活性 アルテミア・サリナ(Artemia salina)に対する活性
を、ザ・ジャーナル・オブ・アンチバイオティクス(Th
e Journal of Antibiotics)第42巻8号第1304頁
〜1307頁(1989年)に記された Blizzard らの
方法に準じたイン・ビトロスクリーニング方法によって
評価した。その結果、A. salina を死滅させるAD−2
6−1,AD−26−2およびAD−26−3の100
%運動最小阻止濃度(IC100)を〔表3〕に示す。
【表3】
【0027】実験例3 ネズミ盲腸蟯虫 Syphacia obve
lata に対する駆虫活性 同居感染により Syphacia obvelata を感染させた8週
齢のマウスに対して、個々の化合物を所定濃度に混合し
た飼料を剖検時まで不断給与し、駆虫活性を調べた。感
染の有無は同居感染4週間後、各個体ごとに肛門周囲の
セロテープによる塗沫で虫卵検査を行い、確認し、虫卵
陽性マウスを1群5頭づつ用いた。投薬6日後、各マウ
スを剖検し、盲腸を摘出して、盲腸内の線虫数を実体顕
微鏡下(×20倍)で調べ、線虫の有無、特に線虫数の
減少程度から寄生減少率*を算出し化合物の効果を判定
した。その結果を〔表4〕に示す。 *:寄生の程度により以下の4段階(寄生指数)に評価
する。 0:虫体の検出認めず +1:虫体10雙
以下の検出 +2:虫体10〜50雙の検出 +3:虫体50
雙以上の検出
【数1】
【0028】
【表4】
【0029】本発明化合物は低毒性で抗線虫活性および
節足動物に対する活性を有し、人間および動物の健康お
よび農業において、医学的または獣医学的あるいは農薬
学的に許容される処方により、駆虫剤、殺虫剤および殺
ダニ剤として、安全に適用することができる。すなわ
ち、本発明の生理活性物質AD−26(化合物(I))は
前記の実験例においても示されるとおり、強力な駆虫、
殺ダニ、殺虫作用を有し、とりわけ哺乳動物、例えばイ
ヌ,ネコなどの愛玩動物、牛,ブタ,ヒツジ,馬などの
経済動物の外部寄生虫・内部寄生虫の予防、治療剤とし
て有用である。例えば、シラミ,ハエ,チック,マイト
などの外部寄生虫の殺虫剤、殺ダニ剤として、ならび
に、例えば糸状虫,回虫,円虫,鉤虫,肺虫などの内部
寄生虫の駆虫剤として用いることができる。化合物
(I)は、通常医薬品として生理的に許容される賦形
剤、希釈剤などとともに散剤、錠剤,ペースト,カプセ
ル剤,水剤,注射剤として経口的または非経口的に投与
される。例えば経口的に投与する場合目的により異なる
がおおよそ体重1kg当たり1日平均量0.005〜0.5
mgの割合で投与する。経口で投与する場合直接製剤を投
与しても良いし、動物飼料や飲料水に加えて投与するこ
ともできる。
【0030】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、これによって本発明が限定されるものではな
い。 実施例1 Streptomyces sp. AL−5582を Bact-Yeast Malt
Extract Agar(Difco社製)からなる斜面培地で培養し
て得られた培養物から1白金耳量の菌体を採取し、これ
を、予め、122℃で30分間加熱処理を施した可溶性
澱粉3%、グルコース2%、コーン・スチープ・リカー
(CSL)1%、大豆粉1%、ポリペプトン0.5%、
食塩0.3%、炭酸カルシウム0.5%、pH7からなる
種培地40mlを含む200ml容フラスコに接種して、2
8℃で2日間、振盪培養した。次に、このようにして得
られた種培養液1mlを、予め、122℃で30分間加熱
処理を施したデキストリン3%、グルコース2%、CS
L 0.5%、大豆粉0.5%、硫酸アンモニウム0.5
%、食塩0.2%、塩化コバルト0.001%、炭酸カル
シウム0.5%、pH7からなる醗酵培地40mlを含む2
00ml容フラスコに移植して、28℃で7日間振盪培養
した。
【0031】実施例2 実施例1のようにして得られた培養液(10リットル)
を遠心分離により菌体を集めた。得られた菌体をアセト
ン(2リットル)に懸濁し、30分間撹拌した。遠心分
離により、沈澱物を除去し、得られた液を減圧下で濃縮
して、アセトンを留去した後、水を加えて1リットルに
した。濃塩酸でpHを3に調整後、酢酸エチル(1リッ
トル)で2回抽出した。酢酸エチル相を集め、これを水
(300ml)、3%炭酸ナトリウム水溶液(1リット
ル)、水(500ml)で2回ずつ順次洗浄した後、濃縮
し濃縮液23.1gを得た。濃縮液にトルエンを加えて1
00mlとし、これをシリカゲル(500ml,Kieselgel
60,70〜230メッシュ,独メルク社製)のカラ
ムにかけた後、吸着物をトルエン、トルエン−酢酸エチ
ル(19:1〜4:1)で順次溶出したところ、トルエ
ン−酢酸エチル(19:1〜10:1)による溶出部か
らはAD−26−1を含む粗画分(1.28g)が、ト
ルエン−酢酸エチル(4:1)による溶出部からはAD
−26−2およびAD−26−3を含む粗画分(合計
3.75g)が得られた。
【0032】AD−26−1を含む粗画分を Sephadex
LH−20(550ml,ファルマシア社製)のカラムに
付した後、メタノールで溶出した。AD−26−1を含
む画分を集めて、減圧下に濃縮したところ、油状物(4
54mg)が得られた。この油状物を Sephadex LH−2
0(550ml)のカラムにかけて、ヘキサン−塩化メチ
レン−メタノール(10:10:1)で溶出した。AD
−26−1を含む画分を濃縮したところ、粗物質369
mgが得られた。この粗物質を更に分取高速液体クロマト
グラフィー(充填剤:ODS−AM 120−S10
(山村化学研究所製)、カラム:LC50HJ 50mm
×210mm(栗田工業社製),展開溶媒:65%アセト
ニトリル,流速:40ml/分,検出:UV 240nm)
にかけ、保持時間50〜70分のピークを集めて濃縮乾
固した。乾固物をメタノールに溶解後結晶化して、AD
−26−1の無色結晶(187mg)を得た。
【0033】AD−26−2およびAD−26−3を含
む粗画分を Sephadex LH−20(1100ml)のカラ
ムに付した後、メタノールで溶出した。AD−26−2
およびAD−26−3を含む画分を濃縮して油状物(合
計1.15g)を得た。この油状物を Sephadex LH−
20(1800ml)のカラムに付した後、ヘキサン−ト
ルエン−メタノール(3:1:1)で溶出した。溶出液
を濃縮したところ、AD−26−2を含む画分からは、
270mgの粗物質が、AD−26−3を含む画分から
は、435mgの粗物質が得られた。AD−26−2を含
む粗物質をジイソプロピルエーテルに溶解後、結晶化
し、AD−26−2の無色結晶(190mg)を得た。A
D−26−3を含む粗物質を分取高速液体クロマトグラ
フィー(充填剤:ODS−AM 120−S10(山村
化学研究所製)、カラム:LC50HJ 50mm×21
0mm(栗田工業社製),展開溶媒:60%アセトニトリ
ル,流速:40ml/分,検出:UV 244nm)に付
し、保持時間78〜175分のピークを集めた後、濃縮
した。得られた濃縮物(360mg)をアセトン−水で処
理して、AD−26−3の無色粉末(326mg)を得
た。
【0034】
【発明の効果】本発明の新規化合物AD−26−1、A
D−26−2、AD−26−3およびその誘導体は、駆
虫剤、殺虫剤及び殺ダニ剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12P 17/18 C12R 1:465)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 〔式中、R1は水素原子またはアシル基を、R2は水素原
    子またはアシル化されていてもよい水酸基を示す〕で表
    される化合物。
  2. 【請求項2】請求項1においてR1およびR2がともに水
    素原子である生理活性物質AD−26−1。
  3. 【請求項3】請求項1においてR1がカルバミル基でR2
    が水素原子である生理活性物質AD−26−2。
  4. 【請求項4】請求項1においてR1が水素原子でR2が2
    −ピロリルカルボキシ基である生理活性物質AD−26
    −3。
  5. 【請求項5】ストレプトミセス属に属する生理活性物質
    AD−26の生産能を有する微生物を培地に培養し、培
    養液中に生理活性物質AD−26を生成蓄積せしめ、こ
    れを採取することを特徴とする請求項1記載の生理活性
    物質AD−26の製造法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の化合物を含有してなる駆
    虫、殺ダニもしくは殺虫剤。
  7. 【請求項7】生理活性物質AD−26の生産能を有する
    ストレプトミセス エスピー・AL−55782株。
JP26377693A 1993-10-21 1993-10-21 生理活性物質ad−26 Withdrawn JPH07118276A (ja)

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