JPH0711820A - キープレート検査装置 - Google Patents

キープレート検査装置

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JPH0711820A
JPH0711820A JP6035091A JP3509194A JPH0711820A JP H0711820 A JPH0711820 A JP H0711820A JP 6035091 A JP6035091 A JP 6035091A JP 3509194 A JP3509194 A JP 3509194A JP H0711820 A JPH0711820 A JP H0711820A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検査キープレートの形状認識を正確に行う
ことが可能であり、基準となるキープレートの形状情報
との比較・照合を迅速に行うことのできるキープレート
検査装置を提供することを目的とする。 【構成】 キープレートの形状を形状認識手段36で認
識し、形状情報生成手段38cでキー情報を生成する。
ICカード11に記憶された形状情報の中から外部から
入力されるキーナンバーに基づいて対応する形状情報を
キーナンバー検索手段38bによって検索する。形状情
報生成手段38cによって生成された形状情報とキーナ
ンバー検索手段38bによって検索された形状情報とを
比較して両者の一致度を判定手段38dによって判定
し、LED表示部18で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキープレート検査装置、
特に検出された被検査キープレートの形状を基準キープ
レートの形状と規格値とについて比較・判定するキープ
レート検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のイグニッションキー等の
キープレートの形状は、キープレートの山谷状の凹凸部
の高低寸法とその組み合わせを複数の数字から成るキー
コードとして表し、該キーコードに基づいて自動車毎の
キープレートを作成・管理している。また、各キー作成
メーカでは、スペアキー等を作成する目的でキープレー
トの形状情報を示すキーコードをキープレートに表示す
る必要があるが、第三者によって容易にキープレートの
複製が行われることを防止するために、キー作成メーカ
が所有するキーコード照合表に基づいて作成されたキー
ナンバー(キーコードと1対1に対応する略号)をキー
プレートに表記しているのが実状である。
【0003】このように作成・管理されているキープレ
ートの凹凸形状がキーコードどおりの組み合わせで、か
つ加工精度が形状規格値の許容範囲内で加工されている
か否かを検査するには、ノギスやマイクロメータ等の測
定器具を用いて直接キープレートの寸法を測定したり、
拡大投影器を用いてキープレートを投影して寸法の算出
を行った後に、測定した寸法をキープレートに表示され
ているキーナンバーから検索したキーコードの形状情報
や加工図面の寸法と照合させることによってキープレー
ト形状の検査を行っていた。また、例えば特公昭58−
19832号公報にはキープレートの凹凸部に複数の触
針を接触させ、該触針の変位量に応じてキーコードを算
出し、そのキーコードを表示するキーコード表示装置が
開示されている。
【0004】このようにキープレートに対して接触また
は非接触で測定されたキープレートの寸法やキーコード
は照合表に記載されている膨大な量の基準キープレート
のキー情報と照合させることによってキープレートの形
状の検査を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のキープ
レートの形状検査は、測定されたキープレートの寸法や
凹凸部の組み合わせ等の形状情報をキーコード照合表や
加工図面から得られる基準キープレートの形状情報と比
較・照合する必要があり、キープレート検査に長い時間
を必要とすると共に、少しずつ形状の異なるキープレー
トが大量にあるため比較・照合に間違いを発生し易いと
いう問題があった。
【0006】また、キープレートの形状をノギスやマイ
クロメータ或いは触針等の接触型の測定器具で測定する
場合は、測定誤差を十分に解消することが困難であり、
測定した寸法と寸法規格値との適切な良否判定ができな
いという問題があった。
【0007】そこで本発明は、キープレートの形状認識
を正確に行うことが可能であり、また、キーコードの有
する基準キープレートの寸法や凹凸部の組み合わせ等の
形状情報と前記認識したキー形状との比較・照合を迅速
に行うことのできるキープレート検査装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願の第1の発明は、図1に示すように被判定キ
ープレートの形状を認識する形状認識手段aと、基準キ
ープレートの形状毎に固有な形状情報と該形状情報に対
応したキーナンバーとからなるキー情報を記憶するキー
情報記憶手段bと、外部から入力されたキーナンバーに
基づいて前記キー情報記憶手段bから対応するキーナン
バーの形状情報を検索するキーナンバー検索手段cと、
前記形状認識手段aによって認識された前記被検査キー
プレート形状に応じた形状情報を生成する形状情報生成
手段dと、前記形状情報生成手段dによって生成された
形状情報と前記キーナンバー検索手段cによって検索さ
れた形状情報とを比較して両者の一致度を判定する判定
手段eと、前記判定手段の判定結果を伝達する伝達手段
fと、を有することを特徴とする。
【0009】また、本出願の第2の発明は、図2に示す
ように被判定キープレートの形状を認識する形状認識手
段aと、基準キープレートの形状毎に固有な形状情報と
該形状情報に対応したキーナンバーとからなるキー情報
を記憶するキー情報記憶手段bと、前記形状認識手段a
によって認識された被検査キープレート形状に応じた形
状情報を生成する形状情報生成手段dと、前記形状情報
生成手段dによって生成された形状情報に基づいて前記
キー情報記憶手段bを検索し、所定の形状情報と該形状
情報に対応したキーナンバーとを得る形状検索手段g
と、前記形状情報生成手段dによって生成された前記被
判定キープレートの形状情報と前記形状検索手段gによ
って検索された形状情報とを比較して両者の一致度を判
定する判定手段hと、前記判定手段の判定結果を伝達す
る伝達手段fと、を有することを特徴とする。
【0010】さらに、本出願の第3の発明は、図3に示
すように被判定キープレートの形状を認識する形状認識
手段aと、基準キープレートの種類毎に固有な特徴情報
を記憶する特徴記憶手段iと、前記基準キープレートの
形状毎に固有な形状情報と該形状情報に対応したキーナ
ンバーとからなるキー情報を記憶するキー情報記憶手段
bと、前記被判定キープレートの種類を判別するキー種
類判別手段jと、前記キー種類判別手段jの判別結果に
基づいて前記特徴記憶手段iから前記被判定キープレー
トに対応する特徴情報を検索する特徴検索手段kと、前
記特徴検索手段kによって検索された特徴情報と前記形
状認識手段aによって認識された形状情報とから特徴形
状情報を生成する特徴形状情報生成手段lと、前記特徴
形状情報生成手段lによって生成された特徴形状情報に
基づいて前記キー情報記憶手段bを検索し、所定の形状
情報と該形状情報に応じたキーナンバーとを得る特徴形
状検索手段mと、前記特徴形状情報生成手段lによって
生成された形状情報と前記特徴形状検索手段mによって
検索された形状情報とを比較して、両者の一致度を判定
する特徴判定手段nと、前記判定手段の判定結果を伝達
する伝達手段fと、を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の発明の構成によれば、被検査キープレー
トの形状を形状認識手段aによって認識すると共に、形
状情報生成手段dでは前記形状認識手段aによって認識
された被検査キープレート形状に応じた形状情報を生成
する。一方、キー情報記憶手段bに記憶されている基準
キープレートに固有なキーナンバーとそれに対応する形
状情報の中から外部から入力されるキーナンバーに対応
するキーナンバーの形状情報をキーナンバー検索手段c
によって検索する。そして、前記形状情報生成手段dに
よって生成された形状情報と前記キーナンバー検索手段
cによって検索された形状情報とを比較して両者の一致
度を判定手段eによって判定し、前記判定手段eの判定
結果を伝達手段fによって操作者に伝達する。
【0012】また、第2の発明の構成によれば、形状認
識手段aによって被検査キープレートの形状を認識する
と共に、形状情報生成手段dで認識された被検査キープ
レート形状に応じた形状情報を生成する。そして、形状
検索手段gがキー情報記憶手段bの中から被判定キープ
レートの形状情報に基づいて、所定の形状情報と該形状
情報に対応したキーナンバーとを得る。さらに、判定手
段hが前記形状情報生成手段dによって生成された形状
情報と前記形状検索手段gによって検索された形状情報
とを比較して、両者の一致度を判定する。そして、伝達
手段fが前記判定手段hの判定結果を操作者に伝達す
る。
【0013】さらに、第3の発明の構成によれば、形状
認識手段aによって被検査キープレートの形状を認識す
る。また、キー種類判別手段jによって被判定キープレ
ートの種類を判別し、判別結果に基づいて特徴検索手段
kが特徴記憶手段iから被判定キープレートの特徴情報
を検索する。特徴形状情報生成手段lは特徴検索手段k
で検索された特徴情報と前記形状認識手段aで認識され
た形状情報とから特徴形状情報を生成する。さらに、特
徴形状検索手段mが前記特徴形状情報生成手段lによっ
て生成された特徴形状情報に基づいて前記キー情報記憶
手段bを検索し、所定の形状情報と該形状情報に応じた
キーナンバーとを得る。そして、特徴判定手段nが特徴
形状情報生成手段lによって生成された形状情報と特徴
形状検索手段mによって検索された形状情報とを比較し
て、両者の一致度を判定し、その判定結果を伝達手段f
が操作者に伝達する。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面を利用して説明する。
【0015】図4に本発明に係るキープレート検査装置
の第1実施例として透過タイプのキープレート検査装置
の外観斜視図を示す。
【0016】例えば自動車のイグニッションキー等のキ
ープレートの形状を検査するキープレート検査装置10
の前面にはICカード11を挿入するICカード挿入口
12が配置されている。前記ICカード11はキー作成
メーカが所有するキーコード照合表に基づいて作成され
たキーナンバー(キープレートの形状を特定するキーコ
ードと1対1に対応する略号)と、該キーナンバーに対
応しキープレートの形状情報(キーコードによって表さ
れたキープレートの山谷状の凹凸部の高低寸法やその許
容誤差および凹凸部の組合わせ等の情報)を記憶した基
準キープレートのキー情報記憶手段(メモリ)を含んで
いる。前記キー情報記憶手段は自動車の生産台数の増加
や新型車の導入によるキープレートの種類の増加(キー
情報の種類の増加)に対応するために書替え・更新可能
なメモリであることが望ましい。また、ICカード挿入
口12の近傍には被検査キープレート(以下、単にキー
プレートという)13の山谷状の凹凸部を挿入するキー
プレート挿入口14がある。
【0017】また、前記キープレート挿入口14の近傍
には、キー情報を伝達する伝達手段としての液晶パネル
17が配置されたいる。この液晶パネル17の表示にし
たがって、カーソルキー15およびリターンキー16に
よって、キープレート13に付されているキーナンバー
を入力することができる。さらに、キープレートの形状
検査の結果を操作者に伝達する伝達手段としてLED表
示部18を有している。このLED表示部18はLED
の色によって、検査結果の表示を行う。例えば赤色(検
査不合格)、黄色(注意)、緑色(検査合格)等を示
す。その他、キープレート検査装置10の前面には検査
スタートスイッチ19や主電源スイッチ20等が配設さ
れている。
【0018】図5にキープレート検査装置10の機構部
の概略斜視図を示す。
【0019】ベースプレート21の上面には、スライド
レール22が固定され、該スライドレール22を介して
摺動自在にメインテーブル23が配設されている。ま
た、ベースプレート21には、前記メインテーブル23
を移動させるためのテーブル移動用モータ24が設けら
れ、図示しないα巻ベルトやボールネジ等の駆動伝達手
段によってテーブル移動用モータ24の回転駆動力をメ
インテーブル23の水平移動力に変換している。前記テ
ーブル移動用モータ24は、例えばステッピングモータ
等を用いてキープレートの形状検査を行う時にメインテ
ーブル23の正確なピッチ送りを行うことができる。こ
れによって、各ピッチ毎のキープレート13の形状デー
タを正確に取り込むことができる。さらに、ベースプレ
ート21の一端にはキープレート13を検査位置に固定
するキープレート固定部25とブラケット26を介して
キーストッパ25aが設けられている。前記キーストッ
パ25aにキープレート13の先端部を突き当てること
によってキープレート13を常に同じ位置に固定するこ
とができる。一方、摺動自在に設けられた前記メインテ
ーブル23の上面には形状認識手段のキー形状検出部と
して、レーザ発光部27と該レーザ発光部27の光を平
行光にする非球面レンズを有するレンズホルダ28と前
記キープレート固定部25に固定されたキープレート1
3によって一部遮断された前記平行光を受光するCCD
リニアセンサ29が所定間隔を有して固定配置されてい
る。
【0020】その他、前記ブラケット26にはキープレ
ート13の検査開始のタイミング信号を出すためのセン
サ30(本実施例ではマイクロスイッチ30)が設けら
れている。前記マイクロスイッチ30はメインテーブル
23上に設けられたセンサドッグ31に当接することに
よってタイミング信号としてオン・オフ信号を出力す
る。
【0021】図6には前記キープレート固定部25のキ
ークランプ構造が示されている。
【0022】キープレート固定部25に挿入されたキー
プレート13の左右方向は、上部キークランプ32の内
部に収納されているスプリング32aで中心方向に付勢
されているスライドプレート32bによってキープレー
ト13の平行部13aを両方向からクランプしている。
また、キープレート13の厚み方向(上下方向)は、下
部キークランプ33に収納され4個のローラスプリング
33aで上方に付勢されている2本のローラ33bによ
って上部キークランプ32に設けられた溝32cの上端
面にキープレート13を付勢している。このようにして
キープレート13を左右・上下方向に確実に固定するこ
とができる。
【0023】図7にキー形状検出部の側面図を示す。前
述したようにスライドレール22上にはメインテーブル
23が図中奥行き方向に摺動可能に配置されている。こ
のメインテーブル23には、レーザ発光部27とレンズ
ホルダ28を載置し、さらにブラケット29aを介して
CCDリニアセンサ29を固定してある。レーザ発光部
27の内部のレーザダイオード27aで発光した光を前
記レーザ発光部27の前方に配置されたレンズホルダ2
8の非球面レンズ28aを通過させて平行光にした後
に、レンズホルダ28の前方の光路上に挿入されるキー
プレート13に前記平行光を照射する。この時、CCD
リニアセンサ29はキープレート13によって影になっ
た部分とレーザダイオード27aの直接光とを取り込む
ことになる。従って、影と直接光はCCDによって画素
単位(数μm)の電気信号に置き換えられる。従って、
メインテーブル23を制御されたテーブル移動用モータ
(不図示)の駆動によってキープレート13の長手方向
(図中奥行き方向)に移動させてキープレート13の形
状・寸法をCCDの画素単位(数μm)で正確に測定す
ることができる。この時、テーブル移動用モータの駆動
に応じたタイミング信号によってCCDリニアセンサ2
9のデータ取り込みタイミングを制御すれば、所望の測
定ピッチでキープレート13の正確な形状を得ることが
できる。
【0024】図8にキープレート検査装置10のキー情
報処理部の基本構成ブロック図を示すと共に、図4〜図
7及び図9のフローチャートを用いてキープレート検査
装置の動作説明を行う。
【0025】前記キー情報処理部は、キーナンバー入力
部34、液晶パネル17、ICカード11、キー形状検
出部35、形状認識手段36、LED表示部18、RS
−232Cインターフェース37(生産管理用)、コン
トロール部38等から構成されている。
【0026】先ず、検査しようとするキープレート13
のキーナンバーとそれに対応するキーコードが記憶され
たキー情報記憶手段(メモリ)を含むICカード11を
図4のICカード挿入口12に挿入し、主電源スイッチ
20をオンして、検査装置の初期化を行う(S100
1,S1002)。
【0027】次に、前記キーナンバー入力部34には被
検査品であるキープレート13に付されたキーナンバー
を液晶パネル17の指示に従って入力するカーソルキー
15とリターンキー16が設けられている。前記キーナ
ンバー入力部34によって、コントロール部38に対し
てキーナンバーを入力する(S1003)。コントロー
ル部38はキーナンバーが入力されると、コントロール
部38内部のキーナンバー検索手段38bによって入力
されたキーナンバーと対応するキーナンバーとそれに対
応する形状情報(キーコードとして基準となるキープレ
ートの山谷状の凹凸部の高低寸法やその許容誤差および
凹凸部の組合わせ等のキー情報を有する)の対が多数記
憶されているICカード11の中から検索し、液晶パネ
ル17に表示する(S1004)。
【0028】次に、被検査品のキープレート13をキー
プレート挿入口14よりキープレート固定部25に挿入
し、キープレート13を固定する(S1005)。この
時、キープレート13をキーストッパ25aに当接する
まで確実に挿入し正確な位置決めを行う。
【0029】一方、キー形状検出部35はレーザ発光部
27とCCDリニアセンサ29を有し、両者で形成する
光路上に挿入されたキープレート13にレーザ発光部2
7のレーザ光を照射し、その結果、形成される明暗をC
CDリニアセンサ29で検出する。
【0030】検査スタートスイッチ19をオンすると
(S1006)、前述したようにキー形状検出部35が
キープレート13の長手方向にステッピングモータ24
やα巻ベルト等の所定の移動方法によって移動を始め
る。この時、CCDリニアセンサ29はキー形状検出部
35の移動量に応じたタイミング信号にしたがってキー
プレート13上の所望の測定位置で順次キープレートの
形状を画素単位の電気信号として収集する(S100
7)。
【0031】前述したキープレートの山谷形状を画素単
位の電気信号として収集する時、同じ山に対して複数の
点を測定し、その中間の値を測定値として採用すること
で測定によって発生する異常値を排除することができ
る。つまり、図10に示すように山の中心とその前後2
点の合計3点(a1,a,a2 )を測定する。例えば、測定す
る山の位置が先端より10mmで、3点の間隔が0.2
mmである場合、a1= 9.8,a=10.0,a2= 10.
2mmの3点で測定を行いその値が4.02,4.0
1,4.03であった場合4.02を測定値として採用
する(S1008〜S1009)。そして、所定の全て
の測定ポイント(キープレート13全体)について、S
1007〜S1009の動作を行い、全測定ポイントに
全ての測定が完了したら次のステップへ進む(S101
0)。
【0032】さらに、図11に示すようにリバーシブル
キー(キープレートの凹凸が幅方向で上下対象に作成さ
れていて、キープレート挿入時に上下の向きを考慮する
必要のないキープレート)においては、キープレートの
上下方向に同一寸法だけ反対方向に寸法ズレを有してい
る場合(例えば、キープレート13の中心から上方向に
0.1mm長く、中心から下方向に0.1mm短い場
合)、キープレートの幅のみを測定し比較すると幅精度
としては許容誤差範囲に入り、検査合格の判定がでる。
しかし、実際は、図11に実線で示すようにキープレー
トの中心がズレているため、検査不合格に成らなければ
ならないものである。したがって、図11に点線で示す
ように統計手法である一次回帰を用いて計算した仮想中
心(仮想基準線)を求め、それを基準にキープレート1
3の中心から上下方向にそれぞれ凹凸の寸法を計算する
ことによって測定したキー情報(形状情報)をより実際
に近い値とすることができる(S1011)。
【0033】前記CCDリニアセンサ29で収集された
画素単位の電気信号は、形状認識手段36で、二値化処
理等の信号処理が行われキープレートの形状を数μm単
位で認識し、コントロール部38内部の形状情報生成手
段38cに入力する。形状情報生成手段38cでは認識
入力されたデータに基づいてキープレートの形状情報
(キープレートの山谷状の凹凸部の高低寸法や凹凸部の
組合わせ等)を生成する(S1012)。
【0034】次に、前記形状情報生成手段38cで生成
した形状情報と前記キーナンバー検索手段38bで検索
されたキー情報の有する基準キープレートの山谷状の凹
凸部の高低寸法やその許容誤差および凹凸部の組合わせ
等との比較を判定手段38dで行う(S1013)。該
判定手段38dでは比較の結果、被検査品のキープレー
ト13の形状が基準となるキープレートの許容誤差範囲
内であれば、LED表示部18の緑色LEDを発光させ
て、被検査品のキープレート13が形状検査合格品であ
ることを表示する(S1014)。もし、被検査品のキ
ープレートの形状が基準キープレートの許容誤差範囲外
であれば、赤色LEDを発光させて、被検査品のキープ
レートが形状検査不合格品であることを表示する(S1
015)。この時、判定が良否ライン上にある場合は黄
色LEDを発光させて、キープレート形成および検査時
の不都合に対して注意を促す手段として用いてもよい
(S1016)。例えば、キーカッタの摩耗やキーカッ
ト方法の不手際や検査操作の不手際である。また、本実
施例では図8に示すように必要に応じて伝達手段の1つ
として設けられたRS−232Cインターフェース37
(生産管理用)によってキー情報の入出力を行い大量生
産時のキープレートの生産管理を行うことができる。
【0035】以上のように、キープレート13の検査が
終了し(S1017)、次のキープレートの検査を行う
場合は、図示しないクリアーキーを押すか、電源スイッ
チ20を再投入して検査結果をクリアーして初期化を行
い(S1002)キーナンバーの入力から同様の走査を
行い検査を開始するようにしたり、自動的に2回目以降
の検査を開始するように制御してもよい。
【0036】図12および図13を用いて本発明に係る
キープレート検査装置の第2実施例を説明する。本第2
実施例と前記第1実施例の異なる点は、第1実施例がキ
ーナンバーの入力を必要としているのに対して、本第2
実施例ではキーナンバーの入力を必要としないところで
ある。
【0037】つまり、形状認識手段によって認識したキ
ープレートの形状情報に基づいて、キープレートに関す
る情報を記憶しているメモリの中から所定の情報、例え
ば、認識したキープレートの形状情報に最も近い形状情
報を検索してきて、認識した形状情報と検索した形状情
報とを比較して一致度を判定する。従って、キーナンバ
ー等のキープレートに関する情報が未知であるキープレ
ートに関して形状検査を行うことができる。
【0038】以下、図12のブロック図と図13のフロ
ーチャートを用いて詳細に説明する。なお、機構部分は
第1実施例と同様であるため説明を省略し、キー情報処
理部についてのみ説明する。さらに、キー情報処理部に
おいても第1実施例と同様の構成部分に関しては同一の
符号を付し説明を省略する。
【0039】形状認識手段によって認識したキープレー
トの形状情報に基づいて、メモリの中から所定の形状情
報を検索してきて、認識した形状情報と検索した形状情
報とを比較して一致度を判定する場合、認識した形状情
報全てについて比較判定する方法と、キープレートの特
徴事項に応じて所定のポイントのみを比較判定する方法
が考えられるが、所定のポイントのみを比較判定する方
法を用いて包括的に説明する。
【0040】前記キー情報処理部は、液晶パネル17、
ICカード11、キー形状検出部35、形状認識手段3
6、LED表示部18、RS−232Cインターフェー
ス37(生産管理用)、および、キー種類判別手段4
0、コントロール部42等から構成されている。
【0041】先ずキープレートに関する情報、例えば、
基準キープレートの形状毎に固有な形状情報と該形状情
報に対応したキーナンバーを記憶するキー情報記憶手段
や基準キープレートの種類毎に固有な特徴情報を記憶し
た特徴記憶手段等を含むICカード11を図4のICカ
ード挿入口12に挿入し、主電源スイッチ20をオンし
て、検査装置の初期化を行う(S2001,S200
2)。被検査品のキープレート13をキープレート挿入
口14よりキープレート固定部25に挿入し、キープレ
ート13を固定する(S2003)。そして、検査スタ
ートスイッチ19をオンする(S2004)。検査がス
タートするとキー形状検出部35は第1実施例で述べた
ようにレーザ発光部27とCCDリニアセンサ29とを
所定の移動方法によって移動させ、キープレート13の
形状を画素単位の電気信号として収集する。本第2実施
例では、キーの形状に関係なくキープレート13の先端
部分から所定のピッチ(例えば、0.1mmピッチ)で
電気信号の収集を行う(S2005)。収集された電気
信号は形状認識手段36に入力され形状の認識が行われ
る。さらに、認識した形状情報に基づいて仮想基準線を
求め(S2006)、後述する情報の比較判定の信頼性
を向上させる。
【0042】また、キー形状検出部35はキープレート
の種類(自動車のイグニッションキーの場合、メーカー
や車種や型式等)の判別を行うために、キープレートの
所定の特徴部分、例えば、キープレートのショルダー部
(図6において、キープレート根元の凹凸のない平行部
13a)にもレーザ光の送受を行い、キー種類判別手段
40がキーの種類を判別する(S2007)。続いて、
キー種類判別手段40の判別結果に基づいて、コントロ
ール部42内部の特徴検索手段42bはICカード11
内部の特徴記憶手段を検索し、キープレート13の特徴
情報を取得する(S2008)。前記特徴情報はキープ
レート毎の測定に関する特徴位置等のデータ(例えば、
2.1mm間隔で特徴形状が存在する等のデータ)を有
している。さらに、特徴形状情報生成手段42cでは、
前記特徴情報に応じて形状認識手段36で収集した多数
の形状情報の中から必要な形状情報を抽出し、特徴形状
情報を生成する(S2009〜S2010)。
【0043】次に、特徴形状検索手段42dは前記特徴
形状情報生成手段42cで生成された特徴形状情報に基
づいて、前記ICカード11内のキー情報記憶手段から
所定の形状情報(本実施例においては、特徴形状情報と
同一の形状情報あるいは特徴形状情報に最も近い形状情
報)と、該形状情報に対応したキーナンバーとを検索す
る(S2011)。そして、特徴形状検索手段42dで
検索したキーナンバーを液晶パネル17に表示する(S
2012)。
【0044】続いて、前記特徴形状情報生成手段42c
で生成した特徴形状情報と前記特徴形状検索手段42d
で検索された形状情報との比較を行い、一致度の判定を
判定手段42eで行う(S2013)。前記判定手段4
2eでは比較の結果、被検査品のキープレート13の形
状が基準となるキープレートの許容誤差範囲内であれ
ば、LED表示部18の緑色LEDを発光させて、被検
査品のキープレート13が形状検査合格品であることを
表示する(S2014)。もし、被検査品のキープレー
トの形状が基準キープレートの許容誤差範囲外であれ
ば、赤色LEDを発光させて、被検査品のキープレート
が形状検査不合格品であることを表示する(S201
5)。この時、判定が良否ライン上にある場合は黄色L
EDを発光させて、キープレート形成および検査時の不
都合に対して注意を促す手段として用いてもよい(S2
016)。例えば、キーカッタの摩耗やキーカット方法
の不手際や検査操作の不手際である。また、必要に応じ
て伝達手段の1つとして設けられたRS−232Cイン
ターフェース37(生産管理用)によってキー情報の入
出力を行い大量生産時のキープレートの生産管理を行う
ことができる。
【0045】以上のように、キープレート13の検査が
終了し(S2017)、次のキープレートの検査を行う
場合は、図示しないクリアーキーを押すか、電源スイッ
チ20を再投入して検査結果をクリアーして初期化を行
った後、他のキープレートのセットを行い検査を開始す
るようにしたり、自動的に2回目以降の検査を開始する
ように制御してもよい。
【0046】なお、第2実施例においては、特徴事項に
応じて所定のポイントのみを比較判定する方法について
説明したが、形状認識手段で認識した形状情報全てにつ
いて比較判定する場合は、図13のフローチャートにお
いて、(S2007)〜(S2009)のステップを削
除して、形状認識手段36で認識した形状情報全てを考
慮して形状情報生成手段によって形状情報を生成し、キ
ー情報記憶手段から形状検索手段によって生成した形状
情報に応じた形状情報の検索を行う。そして、生成した
形状情報と検索した形状情報とを比較して両者の一致度
を判定する。
【0047】図14に本発明に係るキープレート検査装
置の第3実施例として他の機構、すなわち、反射タイプ
のキープレート検査装置100の外観斜視図を示す。
【0048】第1実施例に示した透過タイプのキープレ
ート検査装置では、図4に示す被検査プレート13のよ
うに外側に凹凸を有する、いわゆる、外溝キーの形状認
識は良好に行うことができる。しかし、被検査プレート
の一面側に凹凸が堀込まれている、いわゆる、内溝キー
の形状認識は行うことができない。そこで、本第3実施
例に示すような反射タイプのキープレート検査装置が有
効となる。
【0049】以下反射タイプのキープレート検査装置1
00の機構部について詳細に説明する。
【0050】第3実施例の反射タイプと第1実施例の透
過タイプはキー形状検出部のレーザ発光部とCCDリニ
アセンサの配置が異なるのみで他の構成はほぼ同一であ
るため、同一のものについては同一の符号を付し説明を
省略する。
【0051】第1実施例ではキー形状検出部の移動をモ
ータによって行う例について説明したが第3実施例では
スプリングとダンパを用いた例を示すため、キー形状検
出部を載置したスライドブロックを移動する移動レバー
101が設けられている。
【0052】図15にキープレート検査装置100の機
構部の概略斜視図を示す。
【0053】ベースプレート102に固定された2本の
ガイドシャフト103上を摺動自在にキー形状検出部1
04を固定載置したスライドブロック105が設けられ
ている。ガイドシャフト103には図示しないスプリン
グとダンパが設けられていて、スプリングはスライドブ
ロック105をキープレート固定部25側に引っ張り、
ダンパはこれにブレーキをかけるように配置され、スラ
イドブロック105を低速でキープレート固定部25側
に摺動できるようにしている。まず、スプリングの付勢
力に逆らって移動レバー101によってスライドブロッ
ク105を移動させ、スライドブロック105の後端に
設けられた切欠き105aにラチェット106を引っ掻
ける。その後、検査スタートスイッチ19´を押して前
記ラチェット106を切欠き105aから外す。スライ
ドブロック105はスプリングとダンパによって低速で
キープレート固定部25側に摺動する。この時にキー形
状検出部によってキープレート13の検査を行うことが
できる。
【0054】図16にキー形状検出部104の機構構成
図を示す。
【0055】検出部本体104aにはブラケット108
aに固定されたLED108と、前記LED108の光
を通過させて幅の狭い光線にするためのスリット109
と、ロッドレンズアレイ110と、ブラケット111a
に固定されたCCDリニアセンサ111とが固定されて
いる。
【0056】前記LED108から放射された光はスリ
ット109で幅の狭い光線にされキープレート固定部2
5に固定されたキープレート13に照射される。そし
て、キープレート13の表面で反射した反射光をロッド
レンズアレイ110に入射させて1対1の像をCCDリ
ニアセンサ111上に結ばせる。このCCDリニアセン
サ111はキープレート13の表面で反射した反射光に
よって得ることのできるキープレートの形状を画素単位
の電気信号として収集する。そして、キープレート13
の長手方向にキー形状検出部104を移動させることに
よってキープレート13の全体形状を画素単位(数μ
m)で正確に収集することができる。
【0057】本実施例ではスプリングとダンパを用いて
キー形状検出部104の移動を行っているため移動速度
にばらつきが発生すると共に、測定位置の特定ができな
い。そこで、図17に示すように位置検出部107をス
ライドブロック105に設けている。位置検出部107
はスライドブロック105側に設けられたブラッケット
112aに固定されたLED112とスリット113
と、ベースプレート102側に固定されたCCDリニア
センサ114から構成されている。
【0058】CCDリニアセンサ114の各画素をクロ
ックで割り付け、CCDリニアセンサ114の特定の画
素上をスリット113で幅を狭められたLED112の
光が通過するのを図示しないコントロール部で予測して
おき、光がその位置の画素上を通過したときにキー形状
の検出を行う。それと同時に、CCDリニアセンサ11
4は次の特定画素を予測しその位置にLED112の光
が来るのを待って、光がその位置の画素上を通過したと
きにキー形状の検出を行うタイミング信号を出力する。
このように次々に光の通過ポイントを予測し光の通過を
待つことによって、予め決めた位置でキー形状の検出を
行うことができる。
【0059】本実施例の反射タイプのキープレート検査
装置ではキープレート13の反りが発生するとキープレ
ート13の反射光の反射方向のズレや焦点位置のズレが
発生し、測定精度が低下するという問題があるが、図1
8に示すようにキープレート固定部25´の下部キーク
ランプ33に内蔵されるローラスプリングの付勢力を前
後で変えてキープレート13を水平線(破線)より下方
へ傾ける。つまり、キープレート挿入側のローラスプリ
ング33a−1の付勢力をローラスプリング33a−2
より強くすることによって、通常キープレート13が下
方に傾いた状態を作り、必要に応じて該キープレート1
3を上下に揺動可能に支持する。この場合、キープレー
トの反りは先端部で0〜0.4mm程度であるため、上
下方向の反りを考慮して1mm程度予め下方へ傾ければ
良い。そして、図19に示すように検出部本体104a
に固定されたキープレート受けローラ115によって上
下に揺動可能に支持されたキープレート13を下方から
持ち上げて、スリット109で狭められたLED108
から放射された光の所定の照射位置に常に位置するよう
にすることが可能であり、反射光の反射方向ズレや焦点
ズレを防ぐことが可能であり、精度のよいキープレート
13の形状測定ができる。
【0060】このように、反射タイプのキープレート検
査装置100は被検査キープレートで反射した反射光に
基づいて被検査キープレートの形状認識を行っている。
従って、被検査キープレートが外溝キーの場合でも、内
溝キーの場合でもその形状認識を正確に行うことができ
る。
【0061】なお、本第3実施例の機構は、第1実施例
と共に説明したキーナンバーを入力する測定例と、第2
実施例で説明したキーナンバーを入力しない測定例との
両方に適用できることはいうまでもない。
【0062】前述した第1実施例、第2実施例、第3実
施例では、自動車のイグニッションキーの検査について
説明したが、その用途はイグニッションキーに限定され
ることなく、例えば、家屋のドアのキーや金庫のキーの
検査にも使用することができる。
【0063】また、本発明の一面によれば、キーナンバ
ーからキーコードが検索することができるので、スペア
ーキーを作る時に必要なキー情報をキーナンバーを基に
検索し、そのキー情報に基づいて加工することができる
ので、容易にかつ正確にスペアーキーの加工ができる。
また、本発明の他面によれば、キーナンバーが分からな
いキープレートに対してもキー形状の認識を行いそこか
ら形状情報やキーナンバーを予測検索することができる
ので、キーナンバーが分からない場合でも容易にかつ正
確にスペアーキーの加工ができる。
【0064】さらに、前述したようにキー情報をRS−
232Cインターフェース(生産管理用)を介してキー
情報の入出力することができるのでキー情報の蓄積やキ
ープレートの生産管理、在庫管理、品質管理等にも利用
することができる。
【0065】
【発明の効果】本出願の第1の発明によれば、被検査キ
ープレートの形状を形状認識手段によって認識すると共
に、形状情報生成手段で認識された被検査キープレート
形状に応じた形状情報を生成する。一方、キー情報記憶
手段に記憶されている基準キープレートに固有なキーナ
ンバーとそれに対応する形状情報の中から外部から入力
されるキーナンバーに基づいて対応するキーナンバーの
形状情報をキーナンバー検索手段によって検索する。そ
して、前記形状情報生成手段によって生成された形状情
報と前記キーナンバー検索手段によって検索された形状
情報とを比較して両者の一致度を判定手段によって判定
し、前記判定手段の判定結果を伝達手段によって操作者
に伝達する。
【0066】従って、基準キープレートの寸法や凹凸部
の組み合わせ等の形状と被検査キープレートの形状との
比較・照合を迅速に行うことができる。
【0067】また、第2の発明によれば、形状認識手段
によって被検査キープレートの形状を認識すると共に、
形状情報生成手段で認識された被検査キープレート形状
に応じた形状情報を生成する。そして、形状検索手段が
キー情報記憶手段の中から被判定キープレートの形状情
報に基づいて、所定の形状情報と該形状情報に対応した
キーナンバーとを得る。さらに、判定手段が前記形状情
報生成手段によって生成された形状情報と形状検索手段
によって検索された形状情報とを比較して、両者の一致
度を判定する。そして、伝達手段が前記判定手段の判定
結果を操作者に伝達し、被検査キープレートの形状に基
づいて形状の推定を行っているので、被検査キープレー
トに関する形状情報が未知である場合でも、被検査キー
プレートの形状に基づいて形状の推定を行い基準キープ
レートの寸法や凹凸部の組み合わせ等の形状と被検査キ
ープレートの形状との比較・照合を迅速かつ容易に行う
ことができる。
【0068】さらに、第3の発明によれば、形状認識手
段によって被検査キープレートの形状を認識する。ま
た、キー種類判別手段によって被判定キープレートの種
類を判別し、判別結果に基づいて特徴検索手段が特徴記
憶手段から被判定キープレートの特徴情報を検索する。
特徴形状情報生成手段は特徴検索手段で検索された特徴
情報と形状認識手段で認識された形状情報とから特徴形
状情報を生成する。さらに、特徴形状検索手段が前記特
徴形状情報生成手段によって生成された特徴形状情報に
基づいて前記キー情報記憶手段を検索し、所定の形状情
報と該形状情報に応じたキーナンバーとを得る。そし
て、特徴判定手段が特徴形状情報生成手段によって生成
された形状情報と特徴形状検索手段によって検索された
形状情報とを比較して、両者の一致度を判定し、その判
定結果を伝達手段が操作者に伝達し、被検査キープレー
トの特徴ポイントについて該被検査キープレートの形状
の推定を行い効率よく検査を行うことができるので、被
検査キープレートに関する形状情報が未知である場合で
も、基準キープレートの寸法や凹凸部の組み合わせ等の
形状と被検査キープレートの形状との比較・照合をさら
に迅速かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくキープレート検査装置の検査構
成ブロック図である。
【図2】本発明に基づくキープレート検査装置の他の検
査構成ブロック図である。
【図3】本発明に基づくキープレート検査装置のさらに
他の検査構成ブロック図である。
【図4】本発明に基づくキープレート検査装置の第1実
施例の示す外観斜視図である。
【図5】本発明に基づくキープレート検査装置の第1実
施例の機構部の概略斜視図である。
【図6】本発明に基づくキープレート検査装置のキープ
レート固定部の構造を示す分解斜視図である。
【図7】本発明に基づくキープレート検査装置の第1実
施例のキー形状検出部の側面図である。
【図8】本発明に基づくキープレート検査装置の第1実
施例のキー情報処理部の基本構成ブロック図である。
【図9】本発明に基づくキープレート検査装置の第1実
施例のキー情報処理部のフローチャートである。
【図10】本発明に基づくキープレート検査装置の測定
例を示す説明図である。
【図11】本発明に基づくキープレート検査装置の仮想
中心線を説明する説明図である。
【図12】本発明に基づくキープレート検査装置の第2
実施例のキー情報処理部の基本構成ブロック図である。
【図13】本発明に基づくキープレート検査装置の第2
実施例のキー情報処理部のフローチャートである。
【図14】本発明に基づくキープレート検査装置の第3
実施例の示す外観斜視図である。
【図15】本発明に基づくキープレート検査装置の第3
実施例の機構部の概略斜視図である。
【図16】本発明に基づくキープレート検査装置の第3
実施例のキー形状検出部の側面図である。
【図17】本発明に基づくキープレート検査装置の位置
検出部の構造を示す側面図である。
【図18】本発明に基づくキープレート検査装置のキー
プレートの固定方法の一例を示す図である。
【図19】本発明に基づくキープレート検査装置のキー
プレートの反射光の反射方向や焦点のズレを防ぐ一例を
示す図である。
【符号の説明】
11 ICカード(キー情報記憶手段) 13 キープレート 17 液晶パネル(伝達手段) 18 LED表示部(伝達手段) 27 レーザ発光部 29 CCDリニアセンサ 36 形状認識手段 38b キーナンバー検索手段 38c 形状情報生成手段 38d 判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 剛 神奈川県横浜市緑区池辺町4900−1 協同 電子システム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被判定キープレートの形状を認識する形
    状認識手段と、 基準キープレートの形状毎に固有な形状情報と該形状情
    報に対応したキーナンバーとからなるキー情報を記憶す
    るキー情報記憶手段と、 外部から入力されたキーナンバーに基づいて前記キー情
    報記憶手段から対応するキーナンバーの形状情報を検索
    するキーナンバー検索手段と、 前記形状認識手段によって認識された前記被検査キープ
    レート形状に応じた形状情報を生成する形状情報生成手
    段と、 前記形状情報生成手段によって生成された形状情報と前
    記キーナンバー検索手段によって検索された形状情報と
    を比較して両者の一致度を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果を伝達する伝達手段と、 を有することを特徴とするキープレート検査装置。
  2. 【請求項2】 被判定キープレートの形状を認識する形
    状認識手段と、 基準キープレートの形状毎に固有な形状情報と該形状情
    報に対応したキーナンバーとからなるキー情報を記憶す
    るキー情報記憶手段と、 前記形状認識手段によって認識された被検査キープレー
    ト形状に応じた形状情報を生成する形状情報生成手段
    と、 前記形状情報生成手段によって生成された形状情報に基
    づいて前記キー情報記憶手段を検索し、所定の形状情報
    と該形状情報に対応したキーナンバーとを得る形状検索
    手段と、 前記キー情報生成手段によって生成された前記被判定キ
    ープレートの形状情報と前記形状検索手段によって検索
    された形状情報とを比較して両者の一致度を判定する判
    定手段と、 前記判定手段の判定結果を伝達する伝達手段と、 を有することを特徴とするキープレート検査装置。
  3. 【請求項3】 被判定キープレートの形状を認識する形
    状認識手段と、 基準キープレートの種類毎に固有な特徴情報を記憶する
    特徴記憶手段と、 前記基準キープレートの形状毎に固有な形状情報と該形
    状情報に対応したキーナンバーとからなるキー情報を記
    憶するキー情報記憶手段と、 前記被判定キープレートの種類を判別するキー種類判別
    手段と、 前記キー種類判別手段の判別結果に基づいて前記特徴記
    憶手段から前記被判定キープレートに対応する特徴情報
    を検索する特徴検索手段と、 前記特徴検索手段によって検索された特徴情報と前記形
    状認識手段によって認識された形状情報とから特徴形状
    情報を生成する特徴形状情報生成手段と、 前記特徴形状情報生成手段によって生成された特徴形状
    情報に基づいて前記キー情報記憶手段を検索し、所定の
    形状情報と該形状情報に応じたキーナンバーとを得る特
    徴形状検索手段と、 前記特徴形状情報生成手段によって生成された形状情報
    と前記特徴形状検索手段によって検索された形状情報と
    を比較して、両者の一致度を判定する特徴判定手段と、 前記判定手段の判定結果を伝達する伝達手段と、 を有することを特徴とするキープレート検査装置。
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