JPH07118188A - α−位にペルフルオロアルキル基を有するアルコール誘導体の製造方法 - Google Patents
α−位にペルフルオロアルキル基を有するアルコール誘導体の製造方法Info
- Publication number
- JPH07118188A JPH07118188A JP5282139A JP28213993A JPH07118188A JP H07118188 A JPH07118188 A JP H07118188A JP 5282139 A JP5282139 A JP 5282139A JP 28213993 A JP28213993 A JP 28213993A JP H07118188 A JPH07118188 A JP H07118188A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- mmol
- general formula
- reaction
- alcohol derivative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 医農薬品、機能性材料等の原料として重要な
α-位にペルフルオロアルキル基を有するアルコール誘
導体の簡便な製造方法を提供する。 【構成】 ルイス塩基存在下、一般式: R1R2C=O
で示されるカルボニル化合物と、一般式: R3R4R5S
i−CnF2n+1 で示されるシラン類とを反応させること
からなる、一般式: R1R2C(OSiR3R4R5)−C
nF2n+1 または一般式: R1R2C(OH)−CnF2n+1
(式中、R1およびR2は水素原子あるいは置換基を有
しても良いアルキル基、芳香族基、アラルキル基、アル
ケニル基、またはアルキニル基であり、R1とR2は一体
となって環を形成していてもよい。R3、R4およびR5
はアルキル基または芳香族基、nは1から10までの整
数である。)で示される、α-位にペルフルオロアルキ
ル基を有するアルコール誘導体の製造方法。
α-位にペルフルオロアルキル基を有するアルコール誘
導体の簡便な製造方法を提供する。 【構成】 ルイス塩基存在下、一般式: R1R2C=O
で示されるカルボニル化合物と、一般式: R3R4R5S
i−CnF2n+1 で示されるシラン類とを反応させること
からなる、一般式: R1R2C(OSiR3R4R5)−C
nF2n+1 または一般式: R1R2C(OH)−CnF2n+1
(式中、R1およびR2は水素原子あるいは置換基を有
しても良いアルキル基、芳香族基、アラルキル基、アル
ケニル基、またはアルキニル基であり、R1とR2は一体
となって環を形成していてもよい。R3、R4およびR5
はアルキル基または芳香族基、nは1から10までの整
数である。)で示される、α-位にペルフルオロアルキ
ル基を有するアルコール誘導体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗ガン剤や酵素阻害剤等
の医農薬品、あるいは強誘電性液晶等の機能性材料の合
成中間体として有用な、α-位にペルフルオロアルキル
基を有するアルコール誘導体の製造方法に関する。
の医農薬品、あるいは強誘電性液晶等の機能性材料の合
成中間体として有用な、α-位にペルフルオロアルキル
基を有するアルコール誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】分子内にペルフルオロアルキル基のよう
な含フッ素原子団を有する多くの化合物は、特異な生理
活性、および物性を示すことが知られており、新しい医
農薬品や機能性材料の分子設計において重要な官能基と
なっている。特に、これらの含フッ素原子団をアルコー
ルのα-位に導入することによって、糖、ステロール等
のフッ素置換体が得られるのみならず、水酸基を足がか
りとして種々の含フッ素化合物への変換が可能となる。
な含フッ素原子団を有する多くの化合物は、特異な生理
活性、および物性を示すことが知られており、新しい医
農薬品や機能性材料の分子設計において重要な官能基と
なっている。特に、これらの含フッ素原子団をアルコー
ルのα-位に導入することによって、糖、ステロール等
のフッ素置換体が得られるのみならず、水酸基を足がか
りとして種々の含フッ素化合物への変換が可能となる。
【0003】ペルフルオロアルキル基、特にトリフルオ
ロメチル基をα-位に有するアルコールの合成には、従
来、ヨードトリフルオロメタンやブロモトリフルオロメ
タンと銅、亜鉛、あるいはカドミウムといった金属を用
いて、トリフルオロメチルアニオン等価体を生成させ、
これとカルボニル化合物を反応させる、といった方法が
とられていた(C. Wakselmanら, J. Chem. Soc. Perkin
Trans. 1, 1951 (1990) : 宇根山健治, 有合化, 49,
7, 612 (1991))。しかし、この方法では沸点が低くて
取り扱いの困難なフルオロアルカン類を用いる上に、生
成する金属化合物が不安定で扱いにくく、さらに重金属
を用いることから環境汚染の危険もあるなど、工業化に
適した方法であるとは言えなかった。また、これらの問
題を軽減する目的で近年、ペルフルオロアルキルシラン
類とカルボニル化合物を、フッ化テトラブチルアンモニ
ウム等のフッ化物イオン源の存在下で反応させる手法も
用いられている(G. P. Stahly and D. R. Bell, J. Or
g. Chem., 54, 2873 (1989): R. Krishnamurtiら, J. O
rg. Chem., 56, 984 (1991))。しかしこの手法におい
て必須なフッ化物イオン源は決して安価でなく、なおか
ついずれも吸湿性が著しくて取り扱いに注意を要するな
ど、この手法もまた従来法の欠点を完全に克服したもの
であるとは言えなかった。さらに、これらの手法により
合成されるペルフルオロアルキル化アルコールは、医農
薬品等の生理活性物質や強誘電性液晶等の機能性物質の
合成中間体となり得るにもかかわらず、従来の合成法で
はペルフルオロアルキル基を立体選択的に導入して光学
活性なペルフルオロアルキル化アルコールを合成するこ
とは非常に困難であり、これらを得るためにはラセミ体
を合成した後に光学分割を行なうか(北爪智哉, 伊藤恵
造, 特開平3-31238)、他の光学活性化合物から誘導す
る方法(M. van Leusenら, Tetrahedron, 43, 21,5073
(1987))を用いなければならなかった。
ロメチル基をα-位に有するアルコールの合成には、従
来、ヨードトリフルオロメタンやブロモトリフルオロメ
タンと銅、亜鉛、あるいはカドミウムといった金属を用
いて、トリフルオロメチルアニオン等価体を生成させ、
これとカルボニル化合物を反応させる、といった方法が
とられていた(C. Wakselmanら, J. Chem. Soc. Perkin
Trans. 1, 1951 (1990) : 宇根山健治, 有合化, 49,
7, 612 (1991))。しかし、この方法では沸点が低くて
取り扱いの困難なフルオロアルカン類を用いる上に、生
成する金属化合物が不安定で扱いにくく、さらに重金属
を用いることから環境汚染の危険もあるなど、工業化に
適した方法であるとは言えなかった。また、これらの問
題を軽減する目的で近年、ペルフルオロアルキルシラン
類とカルボニル化合物を、フッ化テトラブチルアンモニ
ウム等のフッ化物イオン源の存在下で反応させる手法も
用いられている(G. P. Stahly and D. R. Bell, J. Or
g. Chem., 54, 2873 (1989): R. Krishnamurtiら, J. O
rg. Chem., 56, 984 (1991))。しかしこの手法におい
て必須なフッ化物イオン源は決して安価でなく、なおか
ついずれも吸湿性が著しくて取り扱いに注意を要するな
ど、この手法もまた従来法の欠点を完全に克服したもの
であるとは言えなかった。さらに、これらの手法により
合成されるペルフルオロアルキル化アルコールは、医農
薬品等の生理活性物質や強誘電性液晶等の機能性物質の
合成中間体となり得るにもかかわらず、従来の合成法で
はペルフルオロアルキル基を立体選択的に導入して光学
活性なペルフルオロアルキル化アルコールを合成するこ
とは非常に困難であり、これらを得るためにはラセミ体
を合成した後に光学分割を行なうか(北爪智哉, 伊藤恵
造, 特開平3-31238)、他の光学活性化合物から誘導す
る方法(M. van Leusenら, Tetrahedron, 43, 21,5073
(1987))を用いなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来技
術が有する上記の欠点を解決し、安価、安全で、取扱の
容易な試薬を用い、なおかつ光学活性アルコールの合成
にも応用可能な、α-位にペルフルオロアルキル基を有
するアルコールの合成方法を見いだし、本発明を完成し
た。従って、本発明により提供されるペルフルオロアル
キル基を有する化合物は、当然、医農薬品および機能性
材料の重要な合成中間体となり得る。
術が有する上記の欠点を解決し、安価、安全で、取扱の
容易な試薬を用い、なおかつ光学活性アルコールの合成
にも応用可能な、α-位にペルフルオロアルキル基を有
するアルコールの合成方法を見いだし、本発明を完成し
た。従って、本発明により提供されるペルフルオロアル
キル基を有する化合物は、当然、医農薬品および機能性
材料の重要な合成中間体となり得る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応触媒とし
てルイス塩基を用いて、一般式 R1R2C=O (I) (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に、水素原子また
は置換基を有しても良いアルキル基、芳香族基、アラル
キル基、アルケニル基、もしくはアルキニル基を表わ
す。また、R1とR2は一体となって環を形成していても
よい。)で示されるカルボニル化合物と、一般式 R3R4R5Si−CnF2n+1 (II) (式中、nは1から10までの整数であり、また、
R3、R4およびR5はそれぞれ独立に、アルキル基また
は芳香族基を表わす。)で示されるペルフルオロアルキ
ルシラン類とを反応させることを特徴とする、一般式 R1R2C(OSiR3R4R5)−CnF2n+1 (III) (式中、n、R1、R2、R3、R4およびR5は上記と同
じ。)で示される、α-位にペルフルオロアルキル基を
有するアルコール誘導体の製造方法に関する。
てルイス塩基を用いて、一般式 R1R2C=O (I) (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に、水素原子また
は置換基を有しても良いアルキル基、芳香族基、アラル
キル基、アルケニル基、もしくはアルキニル基を表わ
す。また、R1とR2は一体となって環を形成していても
よい。)で示されるカルボニル化合物と、一般式 R3R4R5Si−CnF2n+1 (II) (式中、nは1から10までの整数であり、また、
R3、R4およびR5はそれぞれ独立に、アルキル基また
は芳香族基を表わす。)で示されるペルフルオロアルキ
ルシラン類とを反応させることを特徴とする、一般式 R1R2C(OSiR3R4R5)−CnF2n+1 (III) (式中、n、R1、R2、R3、R4およびR5は上記と同
じ。)で示される、α-位にペルフルオロアルキル基を
有するアルコール誘導体の製造方法に関する。
【0006】さらに本発明は、反応触媒としてルイス塩
基を用いて、一般式 R1R2C=O (I) (式中、R1およびR2は上記と同じ。)で示されるカル
ボニル化合物と、一般式 R3R4R5Si−CnF2n+1 (II) (式中、n、R3、R4およびR5は上記と同じ。)で示
されるペルフルオロアルキルシラン類とを反応させ、次
いで加水分解することを特徴とする、一般式 R1R2C(OH)−CnF2n+1 (IV) (式中、n、R1およびR2は上記と同じ。)で示され
る、α-位にペルフルオロアルキル基を有するアルコー
ル誘導体の製造方法に関する。
基を用いて、一般式 R1R2C=O (I) (式中、R1およびR2は上記と同じ。)で示されるカル
ボニル化合物と、一般式 R3R4R5Si−CnF2n+1 (II) (式中、n、R3、R4およびR5は上記と同じ。)で示
されるペルフルオロアルキルシラン類とを反応させ、次
いで加水分解することを特徴とする、一般式 R1R2C(OH)−CnF2n+1 (IV) (式中、n、R1およびR2は上記と同じ。)で示され
る、α-位にペルフルオロアルキル基を有するアルコー
ル誘導体の製造方法に関する。
【0007】本発明における前記一般式(I)中のアル
キル基は、例えば、ハロゲン原子、ニトロ基、アルコキ
シ基等の置換基を有しても良い炭素数1〜20個の、枝
分かれがあっても良いアルキル基またはシクロアルキル
基である。芳香族基は、芳香族炭化水素基および複素環
式芳香族基を示すものであり、置換基を有しても良いフ
ェニル基、ナフチル基、アンスリル基、ピリジル基、フ
リル基、チエニル基等が例示できる。置換基としては、
枝分かれがあっても良い炭素数1〜10個のアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子等が例示できる。アラ
ルキル基としては、ベンジル基、ペンタフルオロベンジ
ル基、p−メチルベンジル基、p−ニトロベンジル基、
m−ニトロベンジル基、o−ニトロベンジル基、ナフチ
ルメチル基、フルフリル基、α−フェネチル基等が例示
できる。アルケニル基としては、ビニル基、β−スチリ
ル基、1−プロペニル基、1−ブテニル基、1−ヘキセ
ニル基、1−オクテニル基、1−デセニル基、シクロヘ
キセニル基、アリル基、メタリル基、シンナミル基、2
−ブテニル基、2−ヘキセニル基、2−オクテニル基、
2−デセニル基、2−シクロヘキセニル基等を例示する
ことができる。アルキニル基としては、エチニル基、フ
ェニルエチニル基、2−プロピニル基等が例示できる。
キル基は、例えば、ハロゲン原子、ニトロ基、アルコキ
シ基等の置換基を有しても良い炭素数1〜20個の、枝
分かれがあっても良いアルキル基またはシクロアルキル
基である。芳香族基は、芳香族炭化水素基および複素環
式芳香族基を示すものであり、置換基を有しても良いフ
ェニル基、ナフチル基、アンスリル基、ピリジル基、フ
リル基、チエニル基等が例示できる。置換基としては、
枝分かれがあっても良い炭素数1〜10個のアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子等が例示できる。アラ
ルキル基としては、ベンジル基、ペンタフルオロベンジ
ル基、p−メチルベンジル基、p−ニトロベンジル基、
m−ニトロベンジル基、o−ニトロベンジル基、ナフチ
ルメチル基、フルフリル基、α−フェネチル基等が例示
できる。アルケニル基としては、ビニル基、β−スチリ
ル基、1−プロペニル基、1−ブテニル基、1−ヘキセ
ニル基、1−オクテニル基、1−デセニル基、シクロヘ
キセニル基、アリル基、メタリル基、シンナミル基、2
−ブテニル基、2−ヘキセニル基、2−オクテニル基、
2−デセニル基、2−シクロヘキセニル基等を例示する
ことができる。アルキニル基としては、エチニル基、フ
ェニルエチニル基、2−プロピニル基等が例示できる。
【0008】本発明の前記一般式(II)中のアルキル
基としては、枝分かれがあっても良い炭素数1〜5個の
アルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基等が例示できる。芳香族基と
しては、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基が好ま
しく、フェニル基、p−トリル基等が例示できる。
基としては、枝分かれがあっても良い炭素数1〜5個の
アルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基等が例示できる。芳香族基と
しては、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基が好ま
しく、フェニル基、p−トリル基等が例示できる。
【0009】前記一般式(II)で示されるペルフルオ
ロアルキルシラン類の合成方法は公知(I. Ruppertら、
Tetrahedron Lett., 25, 21 (1984))であり、その使用
量は、カルボニル化合物に対して1当量前後用いる。
ロアルキルシラン類の合成方法は公知(I. Ruppertら、
Tetrahedron Lett., 25, 21 (1984))であり、その使用
量は、カルボニル化合物に対して1当量前後用いる。
【0010】本発明は、反応触媒としてのルイス塩基の
存在下に行うことを必須の条件とする。ルイス塩基とし
ては、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジ-n-ブチ
ルアミン、トリ-n-ブチルアミン、トリフェニルアミ
ン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジメチルベンジルアミ
ン、N-メチルピペリジン、N-メチルモルホリン、ピリジ
ン、キヌクリジン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ-5-
エン、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミン、1,4-
ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等の有機アミン化合
物、トリ-n-ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホ
スフィン、トリフェニルホスフィン等の有機リン化合
物、トリフェニルアルシン等の有機ヒ素化合物、トリフ
ェニルアンチモン等の有機アンチモン化合物等が例示で
きる。また、光学活性なペルフルオロアルキル化アルコ
ールを得る目的で、触媒として光学活性なルイス塩基触
媒を用いることもできる。光学活性ルイス塩基触媒とし
ては、(S)-N,N-ジエチル-α-フェニルエチルアミン、N,
N-ジエチル-L-アラニンメチルエステル、N,N-ジエチル-
L-フェニルアラニンメチルエステル、キニン、キニジ
ン、ニコチン、(2R,3R)-(+)-ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)ブタン((R,R)-CHIRAPHOS)、(2S,4S)-tert-ブチル
4-(ジフェニルホスフィノ)-2-(ジフェニルホスフィ
ノメチル)-1-ピロリジンカルボキシレート((S,S)-BPP
M)、(R)-(+)-2,2'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,
1'-ビナフチル((R)-BINAP)、(S,S)-1,2-エタンジイル
ビス[(o-メトキシフェニル)フェニルホスフィン]
((S,S)-DiPAMP)等を例示することができる。ルイス塩
基の使用量は任意であるが、カルボニル化合物に対して
1〜50モル%程度の触媒量であることが好ましい。
存在下に行うことを必須の条件とする。ルイス塩基とし
ては、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジ-n-ブチ
ルアミン、トリ-n-ブチルアミン、トリフェニルアミ
ン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジメチルベンジルアミ
ン、N-メチルピペリジン、N-メチルモルホリン、ピリジ
ン、キヌクリジン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ-5-
エン、N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミン、1,4-
ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等の有機アミン化合
物、トリ-n-ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホ
スフィン、トリフェニルホスフィン等の有機リン化合
物、トリフェニルアルシン等の有機ヒ素化合物、トリフ
ェニルアンチモン等の有機アンチモン化合物等が例示で
きる。また、光学活性なペルフルオロアルキル化アルコ
ールを得る目的で、触媒として光学活性なルイス塩基触
媒を用いることもできる。光学活性ルイス塩基触媒とし
ては、(S)-N,N-ジエチル-α-フェニルエチルアミン、N,
N-ジエチル-L-アラニンメチルエステル、N,N-ジエチル-
L-フェニルアラニンメチルエステル、キニン、キニジ
ン、ニコチン、(2R,3R)-(+)-ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)ブタン((R,R)-CHIRAPHOS)、(2S,4S)-tert-ブチル
4-(ジフェニルホスフィノ)-2-(ジフェニルホスフィ
ノメチル)-1-ピロリジンカルボキシレート((S,S)-BPP
M)、(R)-(+)-2,2'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,
1'-ビナフチル((R)-BINAP)、(S,S)-1,2-エタンジイル
ビス[(o-メトキシフェニル)フェニルホスフィン]
((S,S)-DiPAMP)等を例示することができる。ルイス塩
基の使用量は任意であるが、カルボニル化合物に対して
1〜50モル%程度の触媒量であることが好ましい。
【0011】本発明は、反応に関与しない溶媒中で行う
ことが好ましく、収率の点から、エーテル、クロロホル
ム、テトラヒドロフラン(THF)、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
スルホキシド(DMSO)、N−メチルピロリドン(NMP)、ジ
メチルアセトアミド(DMAc)、リン酸ヘキサメチルトリア
ミド(HMPA)、テトラメチル尿素(TMU)等の非プロトン性
極性溶媒中で行うことがより好ましい。
ことが好ましく、収率の点から、エーテル、クロロホル
ム、テトラヒドロフラン(THF)、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
スルホキシド(DMSO)、N−メチルピロリドン(NMP)、ジ
メチルアセトアミド(DMAc)、リン酸ヘキサメチルトリア
ミド(HMPA)、テトラメチル尿素(TMU)等の非プロトン性
極性溶媒中で行うことがより好ましい。
【0012】反応温度は、−100℃ないし200℃の
温度範囲を適宜選択することができるが、0℃ないし1
00℃の範囲が好ましい。
温度範囲を適宜選択することができるが、0℃ないし1
00℃の範囲が好ましい。
【0013】反応生成物を加水分解する場合には、シリ
ル基を脱離できる任意の条件を選択することができ、塩
酸、硫酸、酢酸、p-トルエンスルホン酸等を用いた酸加
水分解、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリ
ウム等を用いたアルカリ加水分解、フッ化テトラアルキ
ルアンモニウムによる脱シリル化等を用いることができ
る。
ル基を脱離できる任意の条件を選択することができ、塩
酸、硫酸、酢酸、p-トルエンスルホン酸等を用いた酸加
水分解、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリ
ウム等を用いたアルカリ加水分解、フッ化テトラアルキ
ルアンモニウムによる脱シリル化等を用いることができ
る。
【0014】以下、実施例により本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定さ
れるものではない。
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定さ
れるものではない。
【0015】
実施例 1
【0016】
【化1】
【0017】キャップ付き試験管にベンズアルデヒド
(0.122 ml, 1.2 mmol)、(トリフルオロメチル)トリメ
チルシラン(0.149 ml, 1.0 mmol)、トリエチルアミン
(0.070 ml, 0.5 mmol)、および溶媒としてジメチルホル
ムアミド(DMF, 2.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室
温で10時間反応を行なった。反応混合物をGLCにて分析
した結果、(2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエトキ
シ)トリメチルシランが74%の収率で生成していること
がわかった。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽
出し、減圧下で溶媒を留去した後、減圧蒸留して精製
し、これを各種機器分析に付した。 1H-NMR(CDCl3, TM
S): δ 0.12(s, 9H), 4.91(q, J=6.6 Hz, 1H), 7.3-7.5
(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -78.94(d, J=6.6 Hz)
(0.122 ml, 1.2 mmol)、(トリフルオロメチル)トリメ
チルシラン(0.149 ml, 1.0 mmol)、トリエチルアミン
(0.070 ml, 0.5 mmol)、および溶媒としてジメチルホル
ムアミド(DMF, 2.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室
温で10時間反応を行なった。反応混合物をGLCにて分析
した結果、(2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエトキ
シ)トリメチルシランが74%の収率で生成していること
がわかった。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽
出し、減圧下で溶媒を留去した後、減圧蒸留して精製
し、これを各種機器分析に付した。 1H-NMR(CDCl3, TM
S): δ 0.12(s, 9H), 4.91(q, J=6.6 Hz, 1H), 7.3-7.5
(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -78.94(d, J=6.6 Hz)
【0018】実施例 2
【0019】
【化2】
【0020】キャップ付き試験管にベンズアルデヒド
(0.061 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)トリメ
チルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン
(0.070 ml, 0.5 mmol)、および溶媒としてジメチルホル
ムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室
温で3時間反応を行なった。反応混合物のGLC分析によ
り(2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエトキシ)トリメ
チルシランの生成を確認後、反応混合物に3N-HCl(0.2 m
l)を加えて1時間以上攪拌した後、GLCにて分析した結
果、2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエタノールが92%の
収率で生成していることがわかった。定量分析後、反応
生成物をエーテルにて抽出し、減圧下で溶媒を留去した
後、これを各種機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 2.58(br, 1H), 5.02(bq, J=6.
7 Hz, 1H), 7.3-7.5(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -78.89(d, J=6.7 Hz)
(0.061 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)トリメ
チルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン
(0.070 ml, 0.5 mmol)、および溶媒としてジメチルホル
ムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室
温で3時間反応を行なった。反応混合物のGLC分析によ
り(2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエトキシ)トリメ
チルシランの生成を確認後、反応混合物に3N-HCl(0.2 m
l)を加えて1時間以上攪拌した後、GLCにて分析した結
果、2,2,2-トリフルオロ-1-フェニルエタノールが92%の
収率で生成していることがわかった。定量分析後、反応
生成物をエーテルにて抽出し、減圧下で溶媒を留去した
後、これを各種機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 2.58(br, 1H), 5.02(bq, J=6.
7 Hz, 1H), 7.3-7.5(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -78.89(d, J=6.7 Hz)
【0021】実施例 3〜5 キャップ付き試験管にベンズアルデヒド(0.061 ml, 0.6
mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.0
75 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン(0.070 ml, 0.5 m
mol)、および溶媒(1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
室温で反応を行なった。溶媒の種類を種々変えて反応を
行なった結果を表1にまとめた。反応混合物は3N-HCl
(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、GLCにて生成
物の収率を決定した。
mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.0
75 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン(0.070 ml, 0.5 m
mol)、および溶媒(1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
室温で反応を行なった。溶媒の種類を種々変えて反応を
行なった結果を表1にまとめた。反応混合物は3N-HCl
(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、GLCにて生成
物の収率を決定した。
【0022】
【表1】
【0023】実施例 6〜8 キャップ付き試験管にベンズアルデヒド(0.061 ml, 0.6
mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.0
75 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン、および溶媒とし
てジメチルホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴ
ン雰囲気下、室温で反応を行なった。触媒のトリエチル
アミンの添加量を変化させて反応を行なった結果を表2
にまとめた。反応混合物は3N-HCl(0.2 ml)を加えて1時
間以上攪拌した後、GLCにて生成物の収率を決定した。
mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.0
75 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン、および溶媒とし
てジメチルホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴ
ン雰囲気下、室温で反応を行なった。触媒のトリエチル
アミンの添加量を変化させて反応を行なった結果を表2
にまとめた。反応混合物は3N-HCl(0.2 ml)を加えて1時
間以上攪拌した後、GLCにて生成物の収率を決定した。
【0024】
【表2】
【0025】実施例 9〜19 キャップ付き試験管にベンズアルデヒド(0.061 ml, 0.6
mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.0
75 ml, 0.5 mmol)、ルイス塩基触媒、および溶媒として
ジメチルホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン
雰囲気下で反応を行なった。ルイス塩基触媒の種類を種
々変えて反応を行なった結果を表3にまとめた。反応混
合物は3N-HCl(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、
GLCにて生成物の収率を決定した。
mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.0
75 ml, 0.5 mmol)、ルイス塩基触媒、および溶媒として
ジメチルホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン
雰囲気下で反応を行なった。ルイス塩基触媒の種類を種
々変えて反応を行なった結果を表3にまとめた。反応混
合物は3N-HCl(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、
GLCにて生成物の収率を決定した。
【0026】
【表3】
【0027】実施例 19〜22 キャップ付き試験管にベンズアルデヒド(0.061 ml, 0.6
mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.0
75 ml, 0.5 mmol)、光学活性ルイス塩基触媒、および溶
媒としてジメチルホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下で反応を行なった。ルイス塩基触媒の
種類を種々変えて反応を行なった結果を表4にまとめ
た。反応混合物は3N-HCl(0.2 ml)を加えて1時間以上攪
拌した後、GLCにて生成物の収率を決定した。不斉収率
は、生成物のアルコールを(R)-メトキシ(トリフルオロ
メチル)フェニル酢酸クロリド((R)-MTPA-Cl)のエス
テルとした後、19F-NMRによって決定した。
mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(0.0
75 ml, 0.5 mmol)、光学活性ルイス塩基触媒、および溶
媒としてジメチルホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、
アルゴン雰囲気下で反応を行なった。ルイス塩基触媒の
種類を種々変えて反応を行なった結果を表4にまとめ
た。反応混合物は3N-HCl(0.2 ml)を加えて1時間以上攪
拌した後、GLCにて生成物の収率を決定した。不斉収率
は、生成物のアルコールを(R)-メトキシ(トリフルオロ
メチル)フェニル酢酸クロリド((R)-MTPA-Cl)のエス
テルとした後、19F-NMRによって決定した。
【0028】
【表4】
【0029】実施例 23〜25 キャップ付き試験管にベンズアルデヒド(0.061 ml, 0.6
mmol)、(トリフルオロメチル)トリアルキルシラン
(0.5 mmol)、光学活性ルイス塩基触媒としてキニン(9.
5 mg, 0.025 mmol)、および溶媒としてジメチルホルム
アミド(DMF, 1.0ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室温で
24時間反応を行なった。(トリフルオロメチル)トリア
ルキルシランの種類を種々変えて反応を行なった結果を
表5にまとめた。反応混合物は3N-HCl(0.2 ml)を加えて
1時間以上攪拌した後、GLCにて生成物の収率を決定し
た。不斉収率は、生成物のアルコールを(R)-メトキシ
(トリフルオロメチル)フェニル酢酸クロリド((R)-MT
PA-Cl)のエステルとした後、19F-NMRによって決定し
た。
mmol)、(トリフルオロメチル)トリアルキルシラン
(0.5 mmol)、光学活性ルイス塩基触媒としてキニン(9.
5 mg, 0.025 mmol)、および溶媒としてジメチルホルム
アミド(DMF, 1.0ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室温で
24時間反応を行なった。(トリフルオロメチル)トリア
ルキルシランの種類を種々変えて反応を行なった結果を
表5にまとめた。反応混合物は3N-HCl(0.2 ml)を加えて
1時間以上攪拌した後、GLCにて生成物の収率を決定し
た。不斉収率は、生成物のアルコールを(R)-メトキシ
(トリフルオロメチル)フェニル酢酸クロリド((R)-MT
PA-Cl)のエステルとした後、19F-NMRによって決定し
た。
【0030】
【表5】
【0031】実施例 26
【0032】
【化3】
【0033】キャップ付き試験管にヘプタナール(0.084
ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシ
ラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン(0.014 m
l, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチルホルムアミド
(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室温で7時
間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2 ml)を加え
て1時間以上攪拌した後、GLCにて分析した結果、1,1,1
-トリフルオロ-2-オクタノールが60%の収率で生成して
いることがわかった。定量分析後、反応生成物をエーテ
ルにて抽出し、減圧下で溶媒を留去した後、これを各種
機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 0.8-1.0(m, 3H), 1.1-1.8(m,
10H), 2.00(bd, 1H),3.91(br, 1H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -80.59(d, J=6.6 Hz)
ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチルシ
ラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン(0.014 m
l, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチルホルムアミド
(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室温で7時
間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2 ml)を加え
て1時間以上攪拌した後、GLCにて分析した結果、1,1,1
-トリフルオロ-2-オクタノールが60%の収率で生成して
いることがわかった。定量分析後、反応生成物をエーテ
ルにて抽出し、減圧下で溶媒を留去した後、これを各種
機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 0.8-1.0(m, 3H), 1.1-1.8(m,
10H), 2.00(bd, 1H),3.91(br, 1H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -80.59(d, J=6.6 Hz)
【0034】実施例 27
【0035】
【化4】
【0036】キャップ付き試験管に4-クロロベンズアル
デヒド(84.3 mg, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)
トリメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルア
ミン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチル
ホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、室温で5時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl
(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、GLCにて分析
した結果、1-(4-クロロフェニル)-2,2,2-トリフルオ
ロエタノールが82%の収率で生成していることがわかっ
た。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減
圧下で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付し
た。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 2.65(br, 1H), 5.02(bq, J=6.
5 Hz, 1H), 7.3-7.5(m, 4H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -79.03(d, J=6.4 Hz)
デヒド(84.3 mg, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)
トリメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルア
ミン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチル
ホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、室温で5時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl
(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、GLCにて分析
した結果、1-(4-クロロフェニル)-2,2,2-トリフルオ
ロエタノールが82%の収率で生成していることがわかっ
た。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減
圧下で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付し
た。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 2.65(br, 1H), 5.02(bq, J=6.
5 Hz, 1H), 7.3-7.5(m, 4H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -79.03(d, J=6.4 Hz)
【0037】実施例 28
【0038】
【化5】
【0039】キャップ付き試験管に4-メトキシベンズア
ルデヒド(0.073 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチ
ル)トリメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチ
ルアミン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメ
チルホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲
気下、室温で7時間反応を行なった。反応混合物に3N-H
Cl(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、GLCにて分
析した結果、2,2,2-トリフルオロ-1-(4-メトキシフェ
ニル)エタノールが56%の収率で生成していることがわ
かった。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出
し、減圧下で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に
付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 3.3(br, 1H), 3.83(s, 3H),
4.98(bq, J=6.8 Hz, 1H), 6.9-7.0(m, 2H), 7.3-7.5(m,
2H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -79.00(d, J=6.8 Hz)
ルデヒド(0.073 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチ
ル)トリメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチ
ルアミン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメ
チルホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲
気下、室温で7時間反応を行なった。反応混合物に3N-H
Cl(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、GLCにて分
析した結果、2,2,2-トリフルオロ-1-(4-メトキシフェ
ニル)エタノールが56%の収率で生成していることがわ
かった。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出
し、減圧下で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に
付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 3.3(br, 1H), 3.83(s, 3H),
4.98(bq, J=6.8 Hz, 1H), 6.9-7.0(m, 2H), 7.3-7.5(m,
2H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -79.00(d, J=6.8 Hz)
【0040】実施例 29
【0041】
【化6】
【0042】キャップ付き試験管にtrans-シンナムアル
デヒド(0.076 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)
トリメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルア
ミン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチル
ホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、室温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl
(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて
分析した結果、1,1,1-トリフルオロ-4-フェニル-3-ブテ
ン-2-オールが67%の収率で生成していることがわかっ
た。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減
圧下で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付し
た。19 F-NMR(CDCl3-DMF, CFCl3): δ -78.76(d, J=6.9 Hz)
デヒド(0.076 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)
トリメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルア
ミン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチル
ホルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、室温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl
(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて
分析した結果、1,1,1-トリフルオロ-4-フェニル-3-ブテ
ン-2-オールが67%の収率で生成していることがわかっ
た。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減
圧下で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付し
た。19 F-NMR(CDCl3-DMF, CFCl3): δ -78.76(d, J=6.9 Hz)
【0043】実施例 30
【0044】
【化7】
【0045】キャップ付き試験管に2-フェニルプロパナ
ール(0.080 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)ト
リメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミ
ン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチルホ
ルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
室温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2
ml)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて分析
した結果、1,1,1-トリフルオロ-3-フェニル-2-ブタノー
ルが32%の収率で生成していることがわかった。定量分
析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減圧下で溶媒
を留去した後、これを各種機器分析に付した。19 F-NMR(CDCl3-DMF, CFCl3): δ -75.88(d, J=7.7 Hz,
2.53F), -75.04(d, J=6.9 Hz, 0.47F)
ール(0.080 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)ト
リメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミ
ン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチルホ
ルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
室温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2
ml)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて分析
した結果、1,1,1-トリフルオロ-3-フェニル-2-ブタノー
ルが32%の収率で生成していることがわかった。定量分
析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減圧下で溶媒
を留去した後、これを各種機器分析に付した。19 F-NMR(CDCl3-DMF, CFCl3): δ -75.88(d, J=7.7 Hz,
2.53F), -75.04(d, J=6.9 Hz, 0.47F)
【0046】実施例 31
【0047】
【化8】
【0048】キャップ付き試験管にシクロヘキサンカル
バルデヒド(0.073 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチ
ル)トリメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチ
ルアミン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメ
チルホルムアミド(DMF, 1.0ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、室温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl
(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて
分析した結果、1-シクロヘキシル-2,2,2-トリフルオロ
エタノールが63%の収率で生成していることがわかっ
た。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減
圧下で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付し
た。19 F-NMR(CDCl3-DMF, CFCl3): δ -75.09(d, J=8.0 Hz)
バルデヒド(0.073 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチ
ル)トリメチルシラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチ
ルアミン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメ
チルホルムアミド(DMF, 1.0ml)を入れ、アルゴン雰囲気
下、室温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl
(0.2 ml)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて
分析した結果、1-シクロヘキシル-2,2,2-トリフルオロ
エタノールが63%の収率で生成していることがわかっ
た。定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減
圧下で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付し
た。19 F-NMR(CDCl3-DMF, CFCl3): δ -75.09(d, J=8.0 Hz)
【0049】実施例 32
【0050】
【化9】
【0051】キャップ付き試験管にアセトフェノン(0.0
70 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチル
シラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン(0.070
ml,0.5 mmol)、および溶媒としてジメチルホルムアミ
ド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室温で8
時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2 ml)を加
えて1時間以上攪拌した後、GLCにて分析した結果、1,
1,1-トリフルオロ-2-フェニル-2-プロパノールが32%の
収率で生成していることがわかった。定量分析後、反応
生成物をエーテルにて抽出し、減圧下で溶媒を留去した
後、これを各種機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 1.79(s, 3H), 2.4(br, 1H),
7.3-7.7(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -81.47(s)
70 ml, 0.6 mmol)、(トリフルオロメチル)トリメチル
シラン(0.075 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン(0.070
ml,0.5 mmol)、および溶媒としてジメチルホルムアミ
ド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室温で8
時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2 ml)を加
えて1時間以上攪拌した後、GLCにて分析した結果、1,
1,1-トリフルオロ-2-フェニル-2-プロパノールが32%の
収率で生成していることがわかった。定量分析後、反応
生成物をエーテルにて抽出し、減圧下で溶媒を留去した
後、これを各種機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 1.79(s, 3H), 2.4(br, 1H),
7.3-7.7(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -81.47(s)
【0052】実施例 33
【0053】
【化10】
【0054】キャップ付き試験管にベンズアルデヒド
(0.061 ml, 0.6 mmol)、(ペンタフルオロエチル)トリ
メチルシラン(0.092 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン
(0.014ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチルホル
ムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室
温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2 m
l)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて分析し
た結果、2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-1-フェニルプロパ
ノールが43%の収率で生成していることがわかった。定
量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減圧下で
溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 5.13(dd, J=16.6 Hz, 7.3 Hz,
1H), 7.3-7.7(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -129.92(dd, J=275.9 Hz,
16.6 Hz, 1F), -122.29(dd, J=275.9 Hz, 7.3 Hz, 1F),
-81.76(s, 3F)
(0.061 ml, 0.6 mmol)、(ペンタフルオロエチル)トリ
メチルシラン(0.092 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミン
(0.014ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチルホル
ムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、室
温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2 m
l)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて分析し
た結果、2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-1-フェニルプロパ
ノールが43%の収率で生成していることがわかった。定
量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減圧下で
溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 5.13(dd, J=16.6 Hz, 7.3 Hz,
1H), 7.3-7.7(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -129.92(dd, J=275.9 Hz,
16.6 Hz, 1F), -122.29(dd, J=275.9 Hz, 7.3 Hz, 1F),
-81.76(s, 3F)
【0055】実施例 34
【0056】
【化11】
【0057】キャップ付き試験管にベンズアルデヒド
(0.061 ml, 0.6 mmol)、(ヘプタフルオロプロピル)ト
リメチルシラン(0.106 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミ
ン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチルホ
ルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
室温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2
ml)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて分析し
た結果、2,2,3,3,4,4,4-ヘプタフルオロ-1-フェニルブ
タノールが64%の収率で生成していることがわかった。
定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減圧下
で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 2.62(br, 1H), 5.19(bdd, J=1
8 Hz, 6 Hz, 1H), 7.3-7.7(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -127.33(dm, J=283 Hz, 1
F), -126.17(d, J=9.1Hz, 1F), -125.86(m, 1F), -118.
95(dm, J=282 Hz, 1F), -81.33(dd, J=11.2 Hz, 8.9 H
z, 3F)
(0.061 ml, 0.6 mmol)、(ヘプタフルオロプロピル)ト
リメチルシラン(0.106 ml, 0.5 mmol)、トリエチルアミ
ン(0.014 ml, 0.1 mmol)、および溶媒としてジメチルホ
ルムアミド(DMF, 1.0 ml)を入れ、アルゴン雰囲気下、
室温で24時間反応を行なった。反応混合物に3N-HCl(0.2
ml)を加えて1時間以上攪拌した後、19F-NMRにて分析し
た結果、2,2,3,3,4,4,4-ヘプタフルオロ-1-フェニルブ
タノールが64%の収率で生成していることがわかった。
定量分析後、反応生成物をエーテルにて抽出し、減圧下
で溶媒を留去した後、これを各種機器分析に付した。1 H-NMR(CDCl3, TMS): δ 2.62(br, 1H), 5.19(bdd, J=1
8 Hz, 6 Hz, 1H), 7.3-7.7(m, 5H)19 F-NMR(CDCl3, CFCl3): δ -127.33(dm, J=283 Hz, 1
F), -126.17(d, J=9.1Hz, 1F), -125.86(m, 1F), -118.
95(dm, J=282 Hz, 1F), -81.33(dd, J=11.2 Hz, 8.9 H
z, 3F)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300
Claims (3)
- 【請求項1】 反応触媒としてルイス塩基を用いて、一
般式 R1R2C=O (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に、水素原子また
は置換基を有しても良いアルキル基、芳香族基、アラル
キル基、アルケニル基、もしくはアルキニル基を表わ
す。また、R1とR2は一体となって環を形成していても
よい。)で示されるカルボニル化合物と、一般式 R3R4R5Si−CnF2n+1 (式中、nは1から10までの整数であり、また、
R3、R4およびR5はそれぞれ独立に、アルキル基また
は芳香族基を表わす。)で示されるペルフルオロアルキ
ルシラン類とを反応させることを特徴とする、一般式 R1R2C(OSiR3R4R5)−CnF2n+1 (式中、n、R1、R2、R3、R4およびR5は上記と同
じ。)で示される、α-位にペルフルオロアルキル基を
有するアルコール誘導体の製造方法。 - 【請求項2】 反応触媒としてルイス塩基を用いて、一
般式 R1R2C=O (式中、R1およびR2は上記と同じ。)で示されるカル
ボニル化合物と、一般式 R3R4R5Si−CnF2n+1 (式中、n、R3、R4およびR5は上記と同じ。)で示
されるペルフルオロアルキルシラン類とを反応させ、次
いで加水分解することを特徴とする、一般式 R1R2C(OH)−CnF2n+1 (式中、n、R1およびR2は上記と同じ。)で示され
る、α-位にペルフルオロアルキル基を有するアルコー
ル誘導体の製造方法。 - 【請求項3】 ルイス塩基として有機アミン化合物、有
機リン化合物、有機ヒ素化合物、あるいは有機アンチモ
ン化合物を用いることを特徴とする、請求項1記載また
は請求項2記載のα-位にペルフルオロアルキル基を有
するアルコール誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5282139A JPH07118188A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | α−位にペルフルオロアルキル基を有するアルコール誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5282139A JPH07118188A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | α−位にペルフルオロアルキル基を有するアルコール誘導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07118188A true JPH07118188A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17648622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5282139A Pending JPH07118188A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | α−位にペルフルオロアルキル基を有するアルコール誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07118188A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008297235A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Tosoh F-Tech Inc | 光学活性パーフルオロアルキル基含有化合物の製造方法 |
JP2010195736A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Tokyo Institute Of Technology | 光学活性含フッ素アルキニル化生成物の製造方法 |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP5282139A patent/JPH07118188A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008297235A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Tosoh F-Tech Inc | 光学活性パーフルオロアルキル基含有化合物の製造方法 |
JP2010195736A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Tokyo Institute Of Technology | 光学活性含フッ素アルキニル化生成物の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Poulter et al. | Synthesis of fluorinated analogs of geraniol | |
US20100267988A1 (en) | Processes for preparing intermediate compounds useful for the preparation of cinacalcet | |
Adam et al. | Development of a scalable synthesis of (S)-3-fluoromethyl-γ-butyrolactone, building block for carmegliptin’s lactam moiety | |
Watanabe et al. | Copper mediated defluorinative allylic alkylation of difluorohomoallyl alcohol derivatives directed to an efficient synthetic method for (Z)-fluoroalkene dipeptide isosteres | |
JPS6337793B2 (ja) | ||
CA2107150C (fr) | Nouveaux derives chromeniques a chaine laterale trienique, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques les renfermant | |
Caine et al. | A new synthesis of 3-n-butyl-4-bromo-5 (Z)-bromomethylidene-2 (5H)-furanone, a naturally occurring fimbrolide from Delisia fimbriata (Bonnemaisoniaceae) | |
Desmaële | New approach to chiral 5, 5-disubstituted tetronic acids. Enantioselective synthesis of (−)-vertinolide. | |
Caine et al. | A convenient photochemical synthesis of a precursor to the spirovetivanes | |
JPH07118188A (ja) | α−位にペルフルオロアルキル基を有するアルコール誘導体の製造方法 | |
Fleury et al. | Relative Stereochemical Determination and Synthesis of the C1− C17 Fragment of a New Natural Polyketide | |
KUNAU et al. | Chemical Synthesis of Highly Unsaturated Fatty Acids, III. The Total Synthesis of Polyynoic and Polyenoic Acids, with Four, Five, and Six Triple or Double Bonds | |
ARAI et al. | Stereoselective reduction of chiral 3-(p-tolylsulfinyl)-2-thienyl ketones. A facile entry to optically active thienylcarbinols | |
JP3579970B2 (ja) | アリールシクロプロピルケトン類の製造方法 | |
JPH0551345A (ja) | 光学活性3−置換−2−ノルボルナノンの製造法 | |
JPH05230075A (ja) | α−位にジフルオロメチル基を有するアルコ−ル誘導体の製造方法 | |
US4060691A (en) | 7-{3-Hydroxy-2-[4-hydroxy-4-(lower alkyl)-trans-1-octen-1-yl]-5-oxocyclopent-1-yl}heptanoic acids and esters | |
EP0528694B1 (en) | Method for producing optically active 3-substituted-2-norbornanones and their intermediates | |
JP4673611B2 (ja) | ムスコンの製造方法及びその中間体 | |
Mladenova et al. | An Iterative Procedure for the Synthesis of Conjugated ψ‐Chlorotrienoic and‐tetraenoic Esters and Related Derivatives | |
JP2685716B2 (ja) | 新規なフッ素化アルキル誘導体及びその製造方法 | |
JP6183857B2 (ja) | 含フッ素α,β−不飽和アルデヒドの製造方法 | |
JP2004115377A (ja) | 含フッ素カルボン酸誘導体の製造方法 | |
JP2765575B2 (ja) | 置換シクロペンテノン及び置換シクロヘキセノン誘導体の製造法 | |
JPH08113580A (ja) | フルオロアルキル基を有するアミノアルコール誘導体の製造方法 |