JPH07117864A - シート積載装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるサイズのシートに交換する際の切り換
え操作を簡略化し、サイズ検知の切り換え忘れを防止し
たシート積載装置を提供する。 【構成】 後端規制板８を記録紙サイズの後端位置まで
スライドさせるだけで、カム板31を介してサイド規制板
７ａ，７ｂも幅方向に所定位置までスライドして記録紙
Ｐを位置決めを行い、同時に大平歯車34及び小平歯車35
を介してサイズ検知手段27が回転して所定サイズに対応
する突起27ａがカセット筐体４の側面から出っ張ること
により、装置本体２側の図示しない検知手段で給紙カセ
ット１に積載収納されているシートサイズを検知するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複写機やプリンター等の
画像形成装置に装備されるシート積載装置に係り、詳し
くは各種サイズのシートを積載収納することが可能なシ
ート積載装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、複写機やプリンター等の画像形成
装置には、Ｂ５，Ａ４，ＬＥＴＴＥＲ，ＬＥＧＡＬ等各
種サイズのシートの中から一つを選択して積載収納する
ユニバーサルカセットが用いられている。

【０００３】このユニバーサルカセットは、図10〜図13
に示すように、シートの幅を規制するサイド規制板と、
シートの後端を規制する後端規制板とを別々に移動させ
てシートサイズに合わせるように構成されている。また
シートサイズ検知手段は、後端規制板と連動して動く
か、個別に動かすように構成されている。

【０００４】例えば、図10において、ユニバーサルカセ
ット51は、筐体状のカセット本体52内にカセット底板53
及び加圧バネ54によってシート先端方向を持ち上げ付勢
された中板55が配置されている。また上記中板55のシー
ト先端両側には最上側の記録紙Ｐのみを分離するための
シート分離爪56ａ，56ｂが設けられている。また上記カ
セット本体52には、上記中板55上に積載された記録紙Ｐ
の側辺をガイドするサイド規制板57ａ，57ｂ、記録紙Ｐ
の後端をガイドする後端規制板58、更にはシートサイズ
を検知するサイズ検知手段59等が装備されている。上記
シート分離爪56ａ，56ｂは、サイド規制板57ａ，57ｂに
取り付けられており、該サイド規制板57ａ，57ｂと共に
幅方向に移動するように構成されている。

【０００５】上記中板55は、カセット本体52の両側壁に
突設した回転軸60を中心に回転可能に支持されており、
中板55上の記録紙Ｐが給送されて少なくなるにつれて加
圧バネ54によって押し上げられ、記録紙Ｐが無くなると
シート分離爪56ａ，56ｂの位置まで押し上げられる。

【０００６】また上記サイド規制板57ａ，57ｂには、ラ
ックギヤ61ａ，61ｂが夫々カセットの中央部に向かって
突設されており、カセット本体52の底部に取り付けられ
たピニオンギヤ62に夫々噛合している。また上記ラック
ギヤ61ａ，61ｂには、ガイドピン61ｃ，61ｄが夫々突設
されている。よって、上記サイド規制板57ａ，57ｂのう
ち一方を動かすと、ガイドピン61ｃ，61ｄがカセット底
板53に形成されたガイド穴63に沿って双方の規制板が同
じだけ移動するように構成されている。更に上記ラック
ギヤ61ａ，61ｂには位置決め用のクリック機構61ｅ，61
ｆが設けられており、このクリック機構61ｅ，61ｆに対
向して位置決め板64が配置されている。上記クリック機
構61ｅ，61ｆを位置決め板64に係合することによりＢ
５，Ａ４，ＬＥＴＴＥＲ，ＬＥＧＡＬ（ＬＥＴＴＥＲと
ＬＥＧＡＬは幅サイズが同じで長さのみ異なる）の各シ
ート幅に応じた位置にサイド規制板57ａ，57ｂを位置決
めする。

【０００７】また後端規制板58にも位置決め用のクリッ
ク機構65が設けられており、このクリック機構65に対向
して位置決め板66が配置されている。また上記後端規制
板58にはガイドピン58ａが突設されている。よって上記
後端規制板58をガイドピン58ａをガイド穴67に沿って移
動させると、クリック機構65が位置決め板66に係合する
ことで、Ｂ５，Ａ４，ＬＥＴＴＥＲ，ＬＥＧＡＬの各シ
ート長に応じた後端位置に位置決めできる。

【０００８】また、上記後端規制板58にはピン58ｂが突
設されており、回転軸68を中心に回転する大平歯車69に
形成された長穴69ａに連結している。よって、後端規制
板58を移動させると、ピン58ｂの移動によって長穴69ａ
を介して大平歯車69が回転するように構成されている。

【０００９】またサイズ検知手段59の周囲には突起59ａ
が突設されており、この突起59ａの数や取り付け位置を
変えることにより、装置本体側の検知手段でカセット51
に積載収納されているシートサイズを検知する。上記サ
イズ検知手段59の下部には、小平歯車70が前記大平歯車
69と噛み合うように取り付けられている。上記サイズ検
知手段59及び小平歯車70は回転軸71を中心に回転するよ
うに構成されている。よって、前記後端規制板58を各シ
ートサイズの位置までスライドさせると、大平歯車69が
回転し、小平歯車70が回転することによってサイズ検知
手段59も回転して突起59ａの位置も回転する。そして、
後端規制板58をクリック機構65により所定のサイズ長の
位置で止めることによって、サイズ検知手段59も回転停
止し、所定サイズ位置に突起59ａが停止する。この突起
59ａを装置本体側で検知することによって、ユニバーサ
ルカセット51に積載収納された紙種の判別を行なうこと
ができる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術に示すユニバーサルカセット51は、Ｂ５，Ａ４，
ＬＥＴＴＥＲ，ＬＥＧＡＬ等の各種記録紙Ｐを交換する
際に、サイド規制板57ａ，57ｂをスライドさせる、後端
規制板58をスライドさせる、サイズ検知手段59や紙種の
表示手段を切り換える等、複数回（２〜４回）の動作を
必要とするために操作が煩わしかった。また、サイズ検
知手段59を切り換えるのを忘れると、装置本体がうまく
作動しない等の不具合があった。

【００１１】そこで、サイド規制板57ａ，57ｂとサイズ
検知手段59とを連動させたカセットや、サイド規制板57
ａ，57ｂをラックとピニオンギヤで連結させて同時にス
ライドさせる等のサイズ切り換え動作の簡略化が行なわ
れてきたが、図11〜図13に示すように紙種による紙幅と
長さは不規則（例えばＬＥＴＴＥＲとＬＥＧＡＬは幅サ
イズが同じで長さのみ異なる）等のため、サイド規制板
57ａ，57ｂと後端規制板59とは別個に移動させていた。

【００１２】本発明の目的は、前記従来技術の課題を解
決し、異なるサイズのシートに交換する際の切り換え操
作を簡略化し、サイズ検知の切り換え忘れを防止したシ
ート積載装置を提供することにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段
は、シートを積載収納するための積載手段と、各種シー
トサイズに応じて移動可能な複数の移動壁を有する規制
手段と、シートサイズを検知するためのサイズ検知手段
と、を有し、前記規制手段の少なくとも１つの移動壁を
所定のシートサイズに移動させるだけで、全ての移動壁
が所定位置に移動すると共にサイズ検知手段を切り換え
ることを特徴とする。

【００１４】

【作用】前記手段によれば、規制手段の少なくとも１つ
の移動壁を所定のシートサイズに移動させるだけで、全
ての移動壁が所定位置に移動してシートの位置決めを行
なうと同時にサイズ検知手段を切り換えて対応するシー
トサイズを検知できる。

【００１５】

【実施例】

【００１６】次に前記手段を適用したシート積載装置の
一実施例を図１〜図５を参照して説明する。本実施例は
画像形成装置として電子写真記録方式を採用したレーザ
ービームプリンタを用いて説明する。図１はユニバーサ
ルカセットの断面図及びＢ５サイズのシートを積載した
状態を示す平面図、図２はＡ４サイズのシートを積載し
た状態を示す平面図、図３はＬＥＴＴＥＲサイズのシー
トを積載した状態を示す平面図、図４はＬＥＧＡＬサイ
ズのシートを積載した状態を示す平面図、図５はレーザ
ービームプリンタの概略構成を示す断面図である。

【００１７】先ず図５を参照してレーザービームプリン
タの概略構成について説明する。１はシート積載装置と
して装着された給紙カセットであり、ユニバーサルカセ
ットが用いられている。この給紙カセット１は装置本体
２の右側面下部に設けられた挿入口３よりそのほぼ全体
が収納されるように装着される。上記給紙カセット１
は、後述するように、カセット筐体４、加圧バネ５に持
ち上げ付勢された中板６、記録紙Ｐの側辺をガイドする
サイド規制板７ａ，７ｂ、記録紙Ｐの後端をガイドする
後端規制板８、上記サイド規制板７ａ，７ｂに取り付け
られた分離爪28ａ，28ｂ等を有している。記録紙Ｐは上
記カセット１の中板６上に積載され、サイド規制板７
ａ，７ｂ及び後端規制板８によって側面と後端をガイド
され、分離爪28ａ，28ｂの下になるように収納される。

【００１８】10は給紙ローラであり、図の矢印方向に回
転駆動することにより上記給紙カセット１に積載された
最上側の記録紙Ｐに搬送力が与え、分離爪28ａ，28ｂに
よって最上側の１枚のみが分離されて矢印Ａ方向に搬送
される。尚、カセット１に積載された記録紙Ｐは、中板
６と加圧バネ５との協働作用によって記録紙Ｐと給紙ロ
ーラ10との間に圧接力を与えている。

【００１９】上記給紙ローラ10によって分離給送された
記録紙Ｐは、給紙カセット１の上向きガイド１ａに沿っ
て上方に案内され、搬送ローラ対11，12に送られ、図示
しない駆動源からの回転速度に同期して記録紙Ｐが搬送
され、反転ガイド13に沿って給紙カセット１からの記録
紙Ｐの送り出し方向とは逆方向である矢印Ｂ方向に反転
搬送される。

【００２０】その後記録紙Ｐはガイド板14に沿って搬送
され、画像転写部15に送りこまれる。画像形成は、公知
の電子写真プロセスによって行なわれる。即ち、画像情
報に応じてレーザー発光装置16より照射されたレーザー
光を反射ミラー16ａを介してプロセスカートリッジ17内
に収納された感光ドラム18に結像され、潜像が形成され
る。上記感光ドラム18の周囲には帯電器19，現像器20，
クリーニング器21等が配設されており、これらはプロセ
スカートリッジ17内に一体的に収納されている。上記潜
像は、現像器20によってトナーが供給されて現像され、
記録紙Ｐが画像転写部15で感光ドラム18と転写ローラ22
との間を通過する際にトナー像が転写される。画像転写
後に感光ドラム18に残留するトナーはクリーニング器21
によって除去される。

【００２１】画像転写後の記録紙Ｐは搬送ガイド23を介
して定着装置24に搬送され、転写画像が定着された後、
排出ローラ対25によって排出口25ａを介して装置本体２
の左側面に取り付けられた排出トレイ26上に排出され
る。

【００２２】次に図１〜図４を参照して給紙カセット１
の構成について説明する。尚、図１〜図４は夫々Ｂ５，
Ａ４，ＬＥＴＴＥＲ，ＬＥＧＡＬの各サイズの記録紙Ｐ
を積載収納した際のカセット底面側から見た図を示す。

【００２３】図１において、給紙カセット１はカセット
筐体４内にカセット底板４ａ及び加圧バネ５によって記
録紙先端方向を持ち上げ付勢された中板６が配置されて
いる。また上記カセット筐体４には、上記中板６上に積
載された記録紙Ｐの側辺をガイドするサイド規制板７
ａ，７ｂ、記録紙Ｐの後端をガイドする後端規制板８、
更にはシートサイズを検知するサイズ検知手段27等が装
備されている。また上記サイド規制板７ａ，７ｂには分
離爪28ａ，28ｂは、取り付けられており、該サイド規制
板７ａ，７ｂと共に幅方向に移動するように構成されて
いる。

【００２４】上記中板６は、カセット筐体４の両側壁に
突設したして回転軸29を中心に回転可能に支持されてお
り、中板６上の記録紙Ｐが給送されて少なくなるにつれ
て加圧バネ５によって押し上げられ、記録紙Ｐが無くな
ると分離爪28ａ，28ｂの位置まで押し上げられる。

【００２５】また上記サイド規制板７ａ，７ｂには、ガ
イドピン30ａ，30ｂが夫々突設されており、これらはカ
セット底板４ａに形成されたガイド穴４ｂを介してカム
板31に形成されたカム溝31ａ，31ｂに夫々連結されてい
る。また上記後端規制板８にはピン８ａが突設されてお
りカセット底板４ａに形成されたガイド穴４ｃを介して
カム板30に連結されている。またカム板31の裏面側には
ガイドピン31ｃが突設されており、カセット底板４ａに
形成されたガイド穴４ｄに連結している。よって、上記
カム板31は後端規制板８を移動させると、ガイド穴４
ｃ，４ｄに沿って記録紙Ｐの長さ方向にのみ移動するよ
うに構成されている。またこの時、サイド規制板７ａ，
７ｂに突設されたガイドピン30ａ，30ｂがカム溝31ａ，
31ｂに沿って滑らかに移動するため、サイド規制板７
ａ，７ｂが幅方向に移動するように構成されている。

【００２６】また上記後端規制板８には位置決め用のク
リック機構８ｂが設けられており、このクリック機構８
ｂに対向して位置決め板32が配置されている。上記クリ
ック機構８ｂを位置決め板32に係合することによりＢ
５，Ａ４，ＬＥＴＴＥＲ，ＬＥＧＡＬの各記録紙サイズ
の後端位置に後端規制板８を位置決めする。

【００２７】また上記後端規制板８にはピン８ｃが突設
されており、回転軸33を中心に回転する扇状の大平歯車
34に形成された長穴34ａに連結している。よって、後端
規制板８を移動させると、ピン８ｃの移動によって長穴
34ａを介して大平歯車34が回転軸33を中心に回転するよ
うに構成されている。

【００２８】また前記サイズ検知手段27の周囲には突起
27ａが突設されており、この突起27ａがカセット筐体４
の側面から出っ張ることにより、装置本体２側の図示し
ない検知手段で給紙カセット１に積載収納されているシ
ートサイズを検知する。上記サイズ検知手段27の下部に
は、小平歯車35が前記大平歯車34と噛み合うように取り
付けられている。上記サイズ検知手段27及び小平歯車35
は回転軸36を中心に回転するように構成されている。

【００２９】よって、前記後端規制板８を各記録紙サイ
ズ（図２〜図４参照）の後端位置までスライドさせるだ
けで、カム板31を介してサイド規制板７ａ，７ｂも幅方
向に所定位置までスライドして記録紙Ｐを位置決めを行
い、同時に大平歯車34及び小平歯車35を介してサイズ検
知手段27が回転して所定サイズに対応する突起27ａがカ
セット筐体４の側面から出っ張ることにより、装置本体
２側の図示しない検知手段で給紙カセット１に積載収納
されているシートサイズを検知することができる。従っ
て、記録紙Ｐの交換時の記録紙Ｐの位置決めやサイズ検
知、更にはサイズ表示と連結することにより、すべての
動作を１回の動作で完了できるので、操作性が向上し、
サイズ検知の切り換え忘れ等も防止できる。

【００３０】〔他の実施例〕

【００３１】次に前記実施例に示すシート積載装置の他
例について図６〜図９を参照して説明する。尚、画像形
成装置の概略構成は前記実施例と同様であるので、同一
部材には同一番号を付して説明を援用する。以下、給紙
カセット１の構成を中心に説明する。図６〜図８は夫々
Ｂ５，Ａ４，ＬＥＴＴＥＲ，ＬＥＧＡＬの各サイズの記
録紙Ｐを積載収納した際のカセット底面側より見た図を
示す。

【００３２】図６において、サイド規制板７ａ，７ｂに
は、ガイドピン30ａ，30ｂが夫々突設されており、これ
らはカセット底板４ａに形成されたガイド穴４ｂを介し
てリンク37ａ，37ｂの一端に夫々連結されている。上記
リンク37ａ，37ｂの他端は回転軸38に夫々連結されてお
り、該回転軸38は第１回転カム39のカム溝39ａに連結さ
れている。上記第１回転カム39は、カセット底板４ａに
固定された回転軸40を中心に回転自在に取り付けられて
おり、その周面には歯型が形成されておりプーリーギヤ
を兼用している。

【００３３】上記第１回転カム39が回転軸40を中心に回
転すると、回転軸38はカム溝39ａとカセット底板４ａに
形成されたガイド穴４ｅに沿ってスライドし、これによ
ってリンク37ａ，37ｂが揺動してガイドピン30ａ，30ｂ
がガイド穴４ｂに沿って左右同じ距離だけスライドする
ことによって、サイド規制板７ａ，７ｂを同時に幅方向
に移動させることができる。

【００３４】また後端規制板８にはピン８ａが突設され
ておりカセット底板４ａに形成されたガイド穴４ｃを介
してリンク41の一端に設けられた長穴41ａに連結されて
いる。このリンク41の他端はカセット底板４ａに突設さ
れた回転軸42を中心に回転可能に取り付けられており、
またリンク41上の所定位置に突設された回転軸41ｂは第
２回転カム43のカム溝43ａに連結されている。上記第２
回転カム43は、カセット底板４ａに固定された回転軸44
を中心に回転自在に取り付けられており、その周面には
歯型が形成されておりプーリーギヤを兼用している。

【００３５】上記第２回転カム43が回転軸44を中心に回
転すると、リンク41は回転軸41ｂがカム溝43ａに沿って
移動することにより回転軸42を中心に回転運動を行い、
該リンク41に連結するピン８ａを介して後端規制板８を
カセット底板４ａに形成されたガイド穴４ｃに沿って記
録紙Ｐの長さ方向にスライドさせることができる。

【００３６】また前記実施例と同様に上記後端規制板８
にはピン８ｃが突設されており、回転軸33を中心に回転
する大平歯車34に形成された長穴34ａに連結している。
よって、後端規制板８を移動させると、ピン８ｃの移動
によって長穴34ａを介して大平歯車34が回転軸33を中心
に回転するように構成されている。

【００３７】また大平歯車34には、サイズ検知手段27の
下部に設けられた小平歯車35が噛み合っている。上記サ
イズ検知手段27及び小平歯車35は回転軸36を中心に回転
するように構成されている。

【００３８】45はサイズ表示手段であり、カセット底板
４ａに設けられた回転軸46を中心に回転自在に設けられ
ている。上記サイズ表示手段45の周面には位置決め用の
クリック溝45ａが等間隔で設けられている。このクリッ
ク溝45ａにカセット底板４ａに設けられた軸47が落ち込
むことで位置決めがなされるように構成されている。ま
た上記サイズ表示手段の周面には、Ｂ５，Ａ４，ＬＥＴ
ＴＥＲ，ＬＥＧＡＬの各サイズを示す表示部45ｂが形成
されており、該周面の一部はカセット筐体４に形成され
た開口４ｆより外部に露出しており、使用者がサイズ合
わせを行なうことができるように構成されている。

【００３９】また上記サイズ表示手段45の下部はタイミ
ングプーリ48が一体的に取り付けられており、その周面
には歯型が形成されている。上記タイミングプーリ48及
びタイミングプーリを兼用する第１回転カム39，第２回
転カム43の周面にはタイミングベルト49が掛けられてお
り、上記サイズ表示手段45を回転させることにより、第
１回転カム39及び第２回転カム43も同時に回転する。

【００４０】よって、サイズ表示手段45の表示部45ｂが
表示する紙幅，長さに合致した位置にサイド端規制板７
ａ，７ｂ及び後端規制板８が移動するように第１回転カ
ム39及び第２回転カム43のカム溝39ａ，43ａを切ってお
けば、サイズ表示手段45のサイズ表示を選択するだけ
で、図７〜図９に示すようにサイド規制板７ａ，７ｂ及
び後端規制板８を移動させてサイズ検知記録紙Ｐを位置
決めを行い、同時に大平歯車34及び小平歯車35を介して
サイズ検知手段27が回転して所定サイズに対応する突起
27ａがカセット筐体４の側面から出っ張ることにより、
装置本体２側の図示しない検知手段で給紙カセット１に
積載収納されているシートサイズを検知することができ
る。従って、この場合にも記録紙Ｐの交換時の記録紙Ｐ
の位置決めやサイズ検知等の動作を１回の動作で完了で
きる。

【００４１】尚、前記各実施例は、画像形成装置として
レーザービームプリンタを用いて説明したが、これに限
定されるものではなく、他の装置、例えば複写機等であ
っても良い。

【００４２】

【発明の効果】本発明は前述したように、１の移動壁を
所定シートサイズ位置までスライドさせるだけで、カム
機構を介してシートの位置決めを行い、同時にサイズ検
知手段を切り換えて対応するシートサイズの検知が可能
となる。従って、シートの交換時の位置決めやサイズ検
知、更にはサイズ表示と連結することにより、すべての
動作を１回の動作で完了できるので、操作性が向上し、
サイズ検知の切り換え忘れ等も防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ユニバーサルカセットの断面図及びＢ５サイズ
のシートを積載した状態を示す平面図である。

【図２】Ａ４サイズのシートを積載した状態を示す平面
図である。

【図３】ＬＥＴＴＥＲサイズのシートを積載した状態を
示す平面図である。

【図４】ＬＥＧＡＬサイズのシートを積載した状態を示
す平面図である。

【図５】レーザービームプリンタの概略構成を示す断面
図である。

【図６】他例に係るユニバーサルカセットの断面図及び
Ｂ５サイズのシートを積載した状態を示す平面図であ
る。

【図７】Ａ４サイズのシートを積載した状態を示す平面
図である。

【図８】ＬＥＴＴＥＲサイズのシートを積載した状態を
示す平面図である。

【図９】ＬＥＧＡＬサイズのシートを積載した状態を示
す平面図である。

【図１０】従来のユニバーサルカセットの断面図及びＢ
５サイズのシートを積載した状態を示す平面図である。

【図１１】従来のＡ４サイズのシートを積載した状態を
示す平面図である。

【図１２】従来のＬＥＴＴＥＲサイズのシートを積載し
た状態を示す平面図である。

【図１３】従来のＬＥＧＡＬサイズのシートを積載した
状態を示す平面図である。

【符号の説明】

Ｐ…記録紙 １…給紙カセット ２…装置本体 ３…挿入口 ４…カセット筐体 ４ａ…カセット底板 ４ｂ，４ｃ，４ｄ，４ｅ…ガイド穴 ４ｆ…開口 ５…加圧バネ ６…中板 ７ａ，７ｂ…サイド規制板 ８…後端規制板 ８ａ，８ｃ…ピン ８ｂ…クリック機構 10…給紙ローラ 11，12…搬送ローラ対 13…反転ガイド 14…ガイド板 15…画像転写部 16…レーザー発光装置 16ａ…反射ミラー 17…プロセスカートリッジ 18…感光ドラム 19…帯電器 20…現像器 21…クリーニング器 22…転写ローラ 23…搬送ガイド 24…定着装置 25…排出ローラ対 25ａ…排出口 26…排出トレイ 27…サイズ検知手段 28ａ，28ｂ…分離爪 29，33，36，38，40，41ｂ，42，44，46…回転軸 30ａ，30ｂ，31ｃ…ガイドピン 31…カム板 31ａ，31ｂ，39ａ，43ａ…カム溝 32…位置決め板 34…大平歯車 34ａ，41ａ…長穴 35…小平歯車 37ａ，37ｂ，41…リンク 39…第１回転カム 43…第２回転カム 45…サイズ表示手段 45ａ…クリック溝 45ｂ…表示部 47…軸 48…タイミングプーリ 49…タイミングベルト

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シートを積載収納するための積載手段
   と、 各種シートサイズに応じて移動可能な複数の移動壁を有
   する規制手段と、 シートサイズを検知するためのサイズ検知手段と、を有
   し、 前記規制手段の少なくとも１つの移動壁を所定のシート
   サイズに移動させるだけで、全ての移動壁が所定位置に
   移動すると共にサイズ検知手段を切り換えることを特徴
   とするシート積載装置。
2. 【請求項２】 シートを積載収納するための積載手段
   と、 各種シートサイズに応じて移動可能な複数の移動壁を有
   する規制手段と、 シートサイズを検知するためのサイズ検知手段と、 前記検知されたシートサイズを表示するためのサイズ表
   示手段と、を有し、 前記サイズ表示手段を動作させるだけで、シートサイズ
   に対応する位置に前記移動壁を移動させると同時にサイ
   ズ検知手段を切り換えることを特徴とするシート積載装
   置。
3. 【請求項３】 前記規制手段を構成する移動壁の移動は
   カム機構を用いて行なうことを特徴とする請求項１若し
   くは請求項２記載のシート積載装置。
4. 【請求項４】 請求項１若しくは請求項２記載のシート
   積載装置と、 前記シート積載装置よりシートを給送するための給送手
   段と、 画像情報に応じて前記シートに像を形成するための画像
   形成手段と、 を有する画像形成装置。