JPH07117789B2 - 現像方法 - Google Patents

現像方法

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JPH07117789B2
JPH07117789B2 JP62059047A JP5904787A JPH07117789B2 JP H07117789 B2 JPH07117789 B2 JP H07117789B2 JP 62059047 A JP62059047 A JP 62059047A JP 5904787 A JP5904787 A JP 5904787A JP H07117789 B2 JPH07117789 B2 JP H07117789B2
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榑松  克巳
裕二 酒見
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明静電潜像を現像する2成分式非接触現像方法に関
するものである。
従来この2成分式現像方法に於いては現像剤を静電潜像
担持体表面に接触させて現像するのが一般的であった。
しかし最近に至っては、所謂“かぶり”等の欠点を除去
し、かつ“エッジ効果”を防ぐべく、現像スリーブ内磁
石の磁極間に対応する現像スリーブ上に現像剤の薄層を
形成し、該薄層現像剤層を静電潜像担持体表面に対して
非接触に保ち、該磁極間に位置する現像ギャップに交互
電界を与えることにより現像する方法が特開昭59−9145
3、60-14263、60-176069、60-242419に開示されてい
る。これらの方法によれば、現像部はスリーブ内磁石の
磁極間に対応する位置にある為、現像剤層の穂が現像部
内で寝た状態(スリーブ表面に沿うような状態)にあ
り、薄層の形成が容易に行なえ、従って静電潜像担持体
表面と現像剤層との非接触条件を保ち、かつ現像ギャッ
プが小さくすることが可能になった。ここで現像ギャッ
プが小さくなることは、現像スリーブの対向電極として
の効果が大きくなり、静電潜像のエッジ部分から非潜像
部分への電気力線の回り込みが非常に少なくなる為、所
謂“エッジ効果”を著しく軽減する。また現像ギャップ
内に交互電界を作用させることによりトナーまたは現像
剤をスリーブ上の現像剤層から静電潜像上に飛翔及び往
復動させて現像する為、この飛翔及び往復動にとって適
正なトリボのトナーのみが選択的に現像に使用される。
従って所謂“かぶり”が従来の接触タイプの現像方法に
比べて著しく軽減されるという特徴を有していた。特に
従来かぶり易いとされている体積平均粒径5μ以下の小
粒径トナーを用いても、かぶりのない良好な画像が得ら
れるという優れた特性を有していた。
しかし、この方法によれば現像コントラスト(静電潜像
と現像スリーブとの電位差)が所定の値を越えると急に
現像性が上がる為、所謂V−D特性(γ特性)がかなり
立上ったものになり、写真画像等の再現性が悪くなると
いう欠点を有していた。
本発明は上述従来例の欠点を除去して、“かぶり”及び
“エッジ効果”が無く、かつ再現性の高いより優れた現
像特性を有する現像方法を提供することを目的としてい
る。
第1図は本発明の現像方法を行う現像装置の実施例であ
り、第2図は該実施例現像部の拡大図である。現像され
るべき静電潜像を有する静電潜像担持体ドラムは符号1
で示され、現像装置は現像スリーブ2、マグネット3、
搬送・攪拌スクリュー4、5、第1ブレード6、第2ブ
レード14、現像剤容器11、現像バイアス電源13などを有
する。
静電潜像担持体ドラム1と現像スリーブ2は図中矢印方
向に回動する。スリーブ2はAl、非磁性Sus等非磁性の
導電体で形成され、これにDC重畳された交流バイアス13
が印加されている。トナー15と磁性キャリア16との混合
体から成る現像剤10は磁極N3・S2にてスリーブ上を保持
・搬送され、第1ブレード6と第2ブレード14にて、ス
リーブ表面上の現像剤層中の各キャリア粒子及び粒子群
が互いに隙間を有するような薄層にカットされる。この
際、第1ブレード及び第2ブレードの磁極に対する位置
関係について好ましい条件がある。すなわち、各ブレー
ド共各カット極(第1ブレードの場合S2極、第2ブレー
ドの場合N1極)の真上またはそれらより少し下流側が好
ましい。また各ブレードの材質(特に磁気的性質)もこ
の薄層形成にかなり影響するが、特に第2ブレードを非
磁性のもので構成することが好ましい。
ここでスリーブ表面のキャリア被覆率(キャリア被覆面
積/スリーブ表面積)は50%以上80%以下とすることが
好ましい。本発明では、キャリア粒子は多くても3個、
通常は1個又は2個の粒子の集合体がスリーブ表面に位
置しているだけであることが確認されているので、ここ
でキャリアの被覆率とは、現像部で現像バイアスを印加
せずに上面から投影した単位面積/cm2あたりに占める
面積比である。
上記被覆率は50%を下回ると、キャリア表面上のトナー
粒子とスリーブ上のトナー粒子との間に帯電の差が増大
して現像バイアスを可変してもカブリが発生してしま
い、スリーブ速度を早めたりしても改善できず、逆に飛
散トナーが増加する他、環境変化に対して不安定であっ
た。又80%を越えると、スリーブ上のトナー粒子がスリ
ーブとの摩擦範囲を減少してしまい帯電不足のトナー粒
子がスリーブ上に存在してくることになり、同様上のト
ナー粒子による濃度向上は見られなくなり効果がない。
これに対して50%以上80%以下の被覆率にすると、スリ
ーブ上及びキャリア粒子上のトナー粒子の帯電量の差が
小さくなり、スリーブ上トナー粒子をカブリの発生を防
止した状態で画像濃度向上に利用することができ極間2
成分交互電界現像の利点を一層高めて高画質を得ること
ができる。これによって3μm〜7μmの微小粒径のト
ナー粒子を利用できることになり、さらに高鮮精度の優
れた画像を得ることができた。
さらに、被覆率50%以上80%以下の条件の画像について
調べたところ、従来より優れた均一化濃度の画像を得ら
れたが、わずかな濃度差が存在することを確かめられ
た。これをさらに改善することを試みたところ、像担持
体の移動速度に対してスリーブの移動速度を1.1倍乃至
3倍にすることでより一層画質が向上できた。又、像担
持体とスリーブの移動方向を現像部において逆にしたと
ころ、同様の画質向上を達成できた。
この速度差は、3倍以上にすると、キャリア粒子の像担
持体への付着によるキャリア粒子の損失やトナー粒子の
飛散を招くことになり好ましくはなかった。又、被覆率
が50%に近い程、速度差を増すことでより高画質が得ら
れた。具体的には、80%に対して1.1〜1.2倍の速度差の
画像が50%に対して2.5〜3倍の速度差の画像に相当す
るものであった。
現像部に於けるスリーブ上の現像剤の状態は第2図に示
される如く、キャリア粒子16間にスリーブ表面の露出し
た部分を多数有し、この露出部はトナー粒子15にて被わ
れている。潜像担持体1との現像ギャップ間には、交流
バイアスの作用により交番電界が形成されて居り、これ
によりトナー粒子が飛翔及び往復動する(一部キャリア
1も同様の運動をする)為、現像が行なわれる。ところ
で、キャリア粒子16に付着しているトナー粒子とスリー
ブ表面露出部に付着しているトナー粒子とは付着力等に
差がある為現像性が異なる。この場合キャリア粒子上の
トナーの方が該スリーブ表面露出部上のトナーよりも現
像性が良い為、潜像電位の低い領域では主にキャリア粒
子上のトナーが現像に寄与し、潜像電位の高い領域では
該スリーブ表面露出部上のトナーも現像に寄与するよう
になる。
従って、この実施例に於けるV−D特性は第3図に示さ
れる実線aの如きカーブになる。ここで潜像電位の低い
領域Iにおける実線aのV−D特性は、主にキャリア粒
子上トナーの現像によるものであり、潜像電位の高い領
域IIに於ける実線aのV−D特性は主にスリーブ表面露
出部上トナーの現像に対応して居り、両者の統合として
本実施例特有の現像特性を示している。
なお、破線bは前述した従来の2成分式非接触現像方法
でのV−D特性を、2点鎖線cは画像再現性における理
想V−D特性を表わしている。これらから明らかなよう
に本実施例現像方法のほうが従来法に比べてはるかに理
想に近く、より優れた現像特性(V−D特性)を有する
ことが判かる。
ところで本実施例に於いてはスリーブの回転方向と潜像
担持体ドラムの回転方向とを同方向としたが、これらを
逆方向にしても同様の現像特性が得られる。
また、キャリアは磁性キャリアを用いなければならない
が、トナーについては非磁性、磁性のどちらのものであ
っても用いることができる。
次に本実施例で良好な現像像及び現像特性が得られた諸
条件すなわち好ましい他の条件を以下に示す。
・キャリア粒径(体積平均): 10〜200μm ・トナー粒径(体積平均): 1.0〜10μm ・S1、N1極スリーブ上表面磁束密度: 500G以上 ・キャリア磁化:10emu/g以上 ・現像ギャップ(ドラム・スリーブ間): 100〜700μm ・S1・N1間極中心間距離 (スリーブ表面上):5〜30mm ・現像スリーブ径:φ10〜φ100mm ・現像バイアス(交流成分) Vpp:500〜5000V 周波数:400〜5000Hz ・スリーブ・ドラム速度比 (スリーブ周速/ドラム周速):1/2以上 なお、本実施例に於いては、ブレードにてスリーブ表面
上への現像剤供給量を規制することにより、前述したよ
うな現像部の各キャリア粒子が隙間を有する状態を形成
したが、このような手段に限られる訳ではなく、現像剤
のカスケードを該スリーブ上に適量掛けることにより上
記状態を形成する等の手段を用いてもよい。
以上説明したように、2つの磁極間を現像位置とし、該
現像位置での現像スリーブ表面上に現像剤層中の各キャ
リア粒子及び粒子群が互いに隙間を有するような薄層を
形成する2成分式非接触現像方法により、“かぶり”及
び“エッジ効果”が無くかつ写真画像等に対しても再現
性の高い現像特性の現像を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明現像方法実施例の断面図、第2図は同実
施例現像部の拡大図、第3図はV−D特性である。 7……第2ブレード本体 8……回転軸 9……支軸 10……現像剤 11……ハウジング 12……静電潜像 15……トナー粒子 16……キャリア粒子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体にトナーとキャリア粒子を担持
    する現像剤担持体を対向させて現像領域を形成し、潜像
    担持体と現像剤担持体間に交番電界を形成して現像を行
    う現像方法において、 現像剤担持体上のキャリア粒子が互いに隙間を有し、現
    像剤担持体上のキャリアによる被覆率が50%以上80%以
    下となるような薄層に現像剤を規制して現像領域に搬送
    して現像を行なうことを特徴とする現像方法。
JP62059047A 1987-03-16 1987-03-16 現像方法 Expired - Fee Related JPH07117789B2 (ja)

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JPS60176069A (ja) * 1984-02-23 1985-09-10 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 現像装置
JPS61160764A (ja) * 1985-01-09 1986-07-21 Canon Inc 現像方法

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