JPH07117689A - 電動式後輪操舵装置 - Google Patents

電動式後輪操舵装置

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Publication number
JPH07117689A
JPH07117689A JP26628693A JP26628693A JPH07117689A JP H07117689 A JPH07117689 A JP H07117689A JP 26628693 A JP26628693 A JP 26628693A JP 26628693 A JP26628693 A JP 26628693A JP H07117689 A JPH07117689 A JP H07117689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
axial direction
drive
drive screw
nut
Prior art date
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Pending
Application number
JP26628693A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Sano
誠治 佐野
Atsushi Umemura
厚 梅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP26628693A priority Critical patent/JPH07117689A/ja
Publication of JPH07117689A publication Critical patent/JPH07117689A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭いスペースで非常に大きな減速比が得られ
る電動式後輪操舵装置を提供する。 【構成】 当該電動式後輪操舵装置が、電動モータ20
で回転される駆動軸11と一体的に回転し同駆動軸の軸
方向へ移動可能なドライブスクリュー12と、ドライブ
スクリューの外側ねじ部12aに内側ねじ部13aにて
螺合し車体30に対して軸方向移動不能とされたナット
13と、ドライブスクリューの外側ねじ部12aとは逆
向きでかつピッチの異なる内側ねじ部12cに外側ねじ
部14aにて螺合し車体に組付けたガイド31で回転不
能かつ軸方向移動可能とされたドリブンスクリュー14
と、ナット13がドライブスクリュー12以上の速度で
回転しないように規制する回転規制手段とを備える構成
とし、ドリブンスクリュー14の車体30に対する軸方
向移動に応じて後輪を転舵させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前輪の転舵等に応じて
正逆回転可能な電動モータを作動させ、この電動モータ
を駆動源として後輪を転舵させるようにした電動式後輪
操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の後輪操舵装置は、例えば特開平
4−27672号公報に記載されていて、同公報の装置
においては、電動モータの回転を大小一対のギヤによっ
て減速したのちボールねじ機構を介してリレーロッド
(ロッド体)を車体に対して軸方向へ移動させて後輪を
転舵させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報の装置においては、電動モータを小型化するために大
小一対のギヤによる減速比を大きくすると大径のギヤが
大きくなり、逆に大小一対のギヤによる減速比を小さく
して大径のギヤを小さくすると減速比が十分とれず大き
な回転力が必要となって電動モータが大きくなってしま
う。本発明は、上記した問題に対処すべくなされたもの
であり、狭いスペースで非常に大きな減速比が得られる
電動式後輪操舵装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、当該電動式後輪操舵装置
が、前輪の転舵等に応じて正逆回転可能な電動モータに
よって回転される駆動軸と一体的に回転し同駆動軸の軸
方向へ移動可能なドライブスクリューと、このドライブ
スクリューの外側に設けた外側ねじ部に内側ねじ部にて
螺合し車体に対して軸方向移動不能とされたナットと、
前記ドライブスクリューの内側に設けた前記外側ねじ部
とは逆向きでかつピッチの異なる内側ねじ部に外側ねじ
部にて螺合し車体に組付けたガイドによって回転不能か
つ軸方向移動可能とされたドリブンスクリューと、前記
ナットが前記ドライブスクリュー以上の速度で回転しな
いように規制する回転規制手段とを備えて、前記ドリブ
ンスクリューの車体に対する軸方向移動に応じて後輪を
転舵させるように構成した。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明の電動式後輪操舵装置にお
いては、電動モータが起動して駆動軸が回転すると、駆
動軸と一体的にドライブスクリューが回転して、同ドラ
イブスクリューがその外側ねじ部にて螺合しているナッ
トに対して回転しながら軸方向へ移動し、またドライブ
スクリューの回転及び軸方向移動に伴って同ドライブス
クリューの内側ねじ部に螺合しているドリブンスクリュ
ーがドライブスクリューに対して軸方向へ移動する。し
かして、ドライブスクリューの外側ねじ部と内側ねじ部
は逆向きでかつピッチが異なるため、ドライブスクリュ
ーのナットに対する軸方向移動とは逆方向にドリブンス
クリューがドライブスクリューに対して軸方向移動し、
結果的にはドライブスクリューのナットに対する軸方向
移動量とドリブンスクリューのドライブスクリューに対
する軸方向移動量の差だけドリブンスクリューが車体に
対して軸方向移動し、このドリブンスクリューの車体に
対する軸方向移動によって後輪が転舵される。したがっ
て、ドライブスクリューの外側ねじ部と内側ねじ部の各
ピッチを近似させて各ピッチの差を小さくすることによ
り、駆動軸の一回転当たりの後輪転舵量を小さくするこ
とができ、狭いスペースで非常に大きな入出力比(減速
比)を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明による電動式後輪操舵装置の第
1実施例を概略的に示していて、この装置の駆動軸11
は筒状のドライブスクリュー12に回転を伝える二面幅
部11aを有して電動モータ20の出力軸21に一体的
に設けられており、電動モータ20はそのハウジング2
2にて車体30に固定されまた前輪(図示省略)の転舵
等(横風等であってもよい)に応じて制御装置(図示省
略)により制御されて出力軸21が正逆回転するように
構成されている。
【0007】ドライブスクリュー12は、外側に全長に
わたってナット13の内側ねじ部13aと螺合する外側
ねじ部12aを有し、また内側の図示略右半分に駆動軸
11の二面幅部11aが一体回転可能かつ軸方向移動可
能に嵌合する嵌合孔12bを有するとともに内側の図示
略左半分にドリブンスクリュー14の外側ねじ部14a
と螺合する内側ねじ部12cを有していて、外側ねじ部
12aは所定のピッチ(6.0mm/rev)で右ねじであ
り、また内側ねじ部12cは所定のピッチ(5.9mm/r
ev)で左ねじである。
【0008】ナット13は、外周の一部にて車体30に
回転不能かつ軸方向移動不能に組付けられていて、内側
の全長にわたってドライブスクリュー12の外側ねじ部
12aと螺合する内側ねじ部13aを有している。ドリ
ブンスクリュー14は、図示左側外周に軸方向の溝14
bを有していて、車体30に固定されて溝14bに係合
するガイド31によって回転不能かつ軸方向移動可能と
されており、リレーロッド41に一体的に連結されてい
る。リレーロッド41は、両端にボールジョイント4
4,45を介して連結した左右一対のタイロッド42,
43等とにより周知の後輪転舵用ステアリングリンク機
構を構成するものであり、ドリブンスクリュー14に対
して平行に配置され車体に取付けたホルダ(図示省略)
により車体に対して軸方向へ移動可能に支持されてい
て、車体に対する軸方向への移動に応じて後輪(図示省
略)が転舵されるように構成されている。
【0009】上記のように構成した第1実施例において
は、電動モータ20が起動して駆動軸11が回転する
と、駆動軸11と一体的にドライブスクリュー12が回
転して、同ドライブスクリュー12がその外側ねじ部1
2aにて螺合しているナット13に対して回転しながら
軸方向へ移動し、またドライブスクリュー12の回転及
び軸方向移動に伴って同ドライブスクリュー12の内側
ねじ部12cに螺合しているドリブンスクリュー14が
ドライブスクリュー12に対して軸方向へ移動する。し
かして、ドライブスクリュー12の外側ねじ部12aと
内側ねじ部12cは逆向きでかつピッチが異なるため、
ドライブスクリュー12のナット13に対する軸方向移
動とは逆方向にドリブンスクリュー14がドライブスク
リュー12に対して軸方向移動し、結果的にはドライブ
スクリュー12のナット13に対する軸方向移動量とド
リブンスクリュー14のドライブスクリュー12に対す
る軸方向移動量の差だけドリブンスクリュー14が車体
30に対して軸方向移動し、このドリブンスクリュー1
4の車体30に対する軸方向移動によって後輪が転舵さ
れる。この第1実施例においては、外側ねじ部12aの
ピッチが6.0mm/revであり、また内側ねじ部12cの
ピッチが5.9mm/revであるため、駆動軸11の一回転
当たりのドリブンスクリュー14の車体30に対する軸
方向移動量は0.1mm/revとなり、駆動軸11の一回転
当たりの後輪転舵量を小さくすることができ、また駆動
軸11,ドライブスクリュー12,ナット13,ドリブ
ンスクリュー14等が同軸的に配置されて一軸構成とな
っているため、狭いスペースで非常に大きな入出力比
(減速比)を得ることができる。
【0010】図2は本発明による電動式後輪操舵装置の
第2実施例を概略的に示していて、この実施例において
はナット13が車体30に対して回転可能かつ軸方向移
動不能に組付けられていて、電動モータ20の出力軸2
1により減速歯車機構Aを介して回転駆動されるように
構成されている。減速歯車機構Aは、出力軸21上に一
体回転可能に組付けた歯車51と、出力軸21に平行に
配置されて車体に回転可能かつ軸方向移動不能に支持さ
れた回転軸52上に一体回転可能に組付けた歯車53,
54と、ナット13の外周に一体的に形成した歯車55
によって構成されていて、歯車51と53及び54と5
5は常時噛合しており、出力軸21の回転が同方向で1
/5に減速されてナット13に伝わるようになってい
る。また、この第2実施例においては、ドライブスクリ
ュー12の外側ねじ部12aのピッチが6.0mm/revと
して上記第1実施例と同じであるものの、ドライブスク
リュー12の内側ねじ部のピッチが5.0mm/revとして
ある。その他の構成は上記第1実施例と同じであるた
め、同一符号を付してその説明は省略する。
【0011】上記のように構成した第2実施例において
は、電動モータ20が起動して駆動軸11が回転する
と、減速歯車機構Aを介してナット13が駆動軸11に
対して1/5の回転速度で同方向に回転するとともに、
駆動軸11と一体的にドライブスクリュー12が回転し
て、同ドライブスクリュー12がその外側ねじ部12a
にて螺合しているナット13に対して回転しながら軸方
向へ移動し、またドライブスクリュー12の回転及び軸
方向移動に伴って同ドライブスクリュー12の内側ねじ
部に螺合しているドリブンスクリュー14がドライブス
クリュー12に対して軸方向へ移動する。
【0012】しかして、この第2実施例においては、ド
ライブスクリュー12の外側ねじ部12aと内側ねじ部
のピッチが6.0mm/revと5.0mm/revであり、またナ
ット13が駆動軸11に対して1/5の回転速度で同方
向に回転するため、ドライブスクリュー12のナット1
3に対する軸方向移動量が駆動軸11の一回転当たり
6.0×4/5mm/rev=4.8mm/revとなるとともに、
ドリブンスクリュー14のドライブスクリュー12に対
する軸方向移動量が駆動軸11の一回転当たり5.0mm
/revとなって、駆動軸11の一回転当たりのドリブンス
クリュー14の車体30に対する軸方向移動量は0.2
mm/revとなる。ところで、この第2実施例においては、
減速歯車機構Aの減速比を代える(例えば、両歯車5
1,53を歯数比の異なるものに代えることにより減速
比を細かく設定できる)ことにより、ドライブスクリュ
ー12のナット13に対する軸方向移動量を代えること
ができて、駆動軸11の一回転当たりのドリブンスクリ
ュー14の車体30に対する軸方向移動量を微調整設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電動式後輪操舵装置の第1実施
例を概略的に示した図である。
【図2】 本発明による電動式後輪操舵装置の第2実施
例を概略的に示した図である。
【符号の説明】
11…駆動軸、12…ドライブスクリュー、12a…外
側ねじ部、12b…嵌合孔、12c…内側ねじ部、13
…ナット、13a…内側ねじ部、14…ドリブンスクリ
ュー、14a…外側ねじ部、14b…溝、20…電動モ
ータ、30…車体、31…ガイド、A…減速歯車機構
(回転規制手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪の転舵等に応じて正逆回転可能な電
    動モータによって回転される駆動軸と一体的に回転し同
    駆動軸の軸方向へ移動可能なドライブスクリューと、こ
    のドライブスクリューの外側に設けた外側ねじ部に内側
    ねじ部にて螺合し車体に対して軸方向移動不能とされた
    ナットと、前記ドライブスクリューの内側に設けた前記
    外側ねじ部とは逆向きでかつピッチの異なる内側ねじ部
    に外側ねじ部にて螺合し車体に組付けたガイドによって
    回転不能かつ軸方向移動可能とされたドリブンスクリュ
    ーと、前記ナットが前記ドライブスクリュー以上の速度
    で回転しないように規制する回転規制手段とを備えて、
    前記ドリブンスクリューの車体に対する軸方向移動に応
    じて後輪を転舵させるように構成した電動式後輪操舵装
    置。
JP26628693A 1993-10-25 1993-10-25 電動式後輪操舵装置 Pending JPH07117689A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26628693A JPH07117689A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 電動式後輪操舵装置

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JP26628693A JPH07117689A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 電動式後輪操舵装置

Publications (1)

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JPH07117689A true JPH07117689A (ja) 1995-05-09

Family

ID=17428845

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26628693A Pending JPH07117689A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 電動式後輪操舵装置

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JP (1) JPH07117689A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101356179B1 (ko) * 2011-11-23 2014-01-24 현대자동차주식회사 토션빔 액슬 차량의 후륜 조향장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101356179B1 (ko) * 2011-11-23 2014-01-24 현대자동차주식회사 토션빔 액슬 차량의 후륜 조향장치

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