JPH07117646B2 - 走査用レンズ - Google Patents

走査用レンズ

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JPH07117646B2
JPH07117646B2 JP23658889A JP23658889A JPH07117646B2 JP H07117646 B2 JPH07117646 B2 JP H07117646B2 JP 23658889 A JP23658889 A JP 23658889A JP 23658889 A JP23658889 A JP 23658889A JP H07117646 B2 JPH07117646 B2 JP H07117646B2
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Inventor
明佳 浜田
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザビームプリンタ等の走査光学系で用い
られる走査用レンズに関する。
従来の技術 第1図は、レーザビームプリンタの走査用光学系を示す
図である。この図において半導体レーザー発生装置
(1)で発生されたレーザービームは、回転多面鏡
(2)で反射され走査用レンズ(3)を通って感光ドラ
ム(4)に達する。そして、回転多面鏡(2)の回転に
よる偏向角度を変えられ感光ドラム(4)上で矢印a方
向の走査をおこない、これを繰返えす。ここで走査用レ
ンズ(3)は、回転多面鏡(2)の回転特性に応じた歪
曲収差をもたせたレンズであり、レーザービームの感光
ドラム(4)上での走査速度を等速にするものである。
このような走査用レンズは、偏向器が回転多面鏡の場合
は理想像高yをf・θとしたf・θレンズ、偏向器が正
弦振動鏡の場合は理想像高yをf・arc sinθとしたア
ークサインレンズである。これらレンズの歪曲収差Dis
は実際の像高をy′として、 であらわされる。
発明が解決しようとする課題 一方、第1図に示すように、従来の走査用レンズは、光
軸方向からみて円形のレンズで構成されており、全体と
して載頭円錐形もしくは円筒形をしているものであっ
た。しかしながら、このような形状の走査用レンズを走
査光学系に使用した場合、走査用レンズのスペース占有
率が大きくなるという問題点があり、走査用レンズのコ
ンパクト化が望まれていた。
円形レンズによって構成された走査用レンズにおいて、
実際にビームが通過するのは、第2図Aにハッチングで
示すように、ビームの走査方向と平行な矩形状部分だけ
であり、それ以外の部分はレンズとしては不要の部分で
ある。したがって、第3図に示すように、走査用レンズ
(3′)を光軸方向および走査方向と直交する方向に偏
平にしてコンパクト化を図ることが考えられる。すなわ
ち、走査用レンズを第2図Aに実線で示すビーム通過領
域(ハッチング部分)に沿った形状にする。しかしなが
ら、この走査用レンズの偏平化を単純に行うと、次のよ
うな問題点を招来する。
すなわち、円形レンズによって構成された走査用レンズ
の保持は、第2図Bに示すように、レンズ外周と鏡筒内
面と線接触により行われていたが、走査用レンズを偏平
化した場合には、第2図Cに示すように、光軸方向から
みて円弧状の当り面Pをレンズ中心に対して正確な位置
・形状に加工しなければ精度良く保持することはできな
い。しかしながら、円弧状の当り面(P)をレンズ中心
に対して正確に加工することは、非常に難しくまた加工
工数が増大する。また、ある程度の精度で加工できたと
しても、当り面が少ないので組み立てた走査用レンズの
各構成レンズが偏心し十分な性能を得ることができなく
なる。更に、第2図Dは鏡筒をフライス加工した場合を
示すが、この場合は数点の点支持となり、前述の場合と
同様に十分な性能を得ることができない。
本発明は、以上の課題を解決するとともに、簡単な構成
で十分なレンズ性能を得られる走査用レンズの提供を目
的とする。
課題を解決するための手段 本発明の走査用レンズは、前記目的を達成するため、偏
平な形状の複数のレンズから構成された走査用レンズで
あって、構成レンズが、入射側から順に、平凹レンズ、
平凸レンズであり、各構成レンズの平面側レンズ面とそ
れぞれ当接する複数の当り面を有する保持部材を備える
とともに、条件 −0.25≦d2/f1≦−0.07 d2:レンズ第2面と第3面の面間隔 f1:第1レンズの焦点距離 を満足することを特徴とする。
実施例 第4図は一面を平面とした偏平単レンズ(L)を示す。
このレンズ(L)の平面の両端部分(ハッチング部分
P)が位置決め用の当り面として用いられる。レンズ
(L)の他の面は点又は線接触で支持される。
第5図はさらに改良された偏平単レンズ(L′)を示
す。このレンズ(L′)は一方のレンズ面を平面とされ
る他に走査方向両側(Q)も平面とされ(第5図A)、
さらに他方のレンズ面の走査方向両端(ハッチング部分
R)を面取り加工されている(第5図B)。尚第5図C
は同様に加工された平凹レンズを示す。両側端の平面化
は光軸のまわりのレンズの偏芯を規制することができ、
また、このようなレンズ(L′)を加工製作する際直方
体の一面をレンズ面に加工するだけでよいので製作が非
常に容易になる。
曲面側レンズ面の走査方向両端部の面取り加工は、レン
ズの保持を2つの平面でおこなえるので保持位置決めを
より精度よく確実におこなうことができる利点をもつ。
尚、このようなレンズはプラスチック成型によっても製
作することもできる。
第6図は上述のレンズ面の一方が平面とされた偏平単レ
ンズを3個組合せた走査用レンズの組立て例を示す。
第6図において、走査用レンズは入射側から平凹レンズ
(L1),平凸レンズ(L2),平凸レンズ(L3)から構成
され、これらのレンズは保持部材(10)(11)、バネ性
の押え部材(12a)(12b)(13a)(13b)(14a)(14
b)及び図示しない上下の蓋部材で保持位置決めされ
る。即ち、前記レンズ(L1)(L2)(L3)の平面側レン
ズ面は保持部材(10)(11)の当り面(10−1)(11−
1)(10−2)(11−2)(10−3)(11−3)に夫々
当接され、曲面側レンズ面は夫々押え部材(12a)(12
b)(13a)(13b)(14a)(14b)で押えられる。尚、
押え部材は図示の如く平面でもよいが凹形に形成してレ
ンズの曲面に対し少なくとも2点で押えるようにしても
よい。さらに前記レンズをプラスチック成型する場合は
レンズ端部に貫通孔を設けて当り面にねじ止めしてもよ
い。
このように構成される走査用レンズの組立ては非常に簡
単であり、充分な精度を得られるものである。
この走査用レンズはレンズ面の一方を平面とするので充
分なレンズ性能を得るためには2枚以上のレンズ構成と
することが望ましい。しかし、あまり多数枚にすると収
差補正上は有効であるが、透過ビーム強度の減少・コス
ト高等不利な点も出てくるので2枚又は3枚のレンズ構
成が実際的である。
また、このような走査用レンズは平面を多く含むため収
差補正の自由度が減り、走査速度の等速性とレーザービ
ームのくずれの主な原因となる収差、即ち、歪曲収差と
非点収差をバランスよくコントロールするにはある条件
を満足しなければならない。
物体側から平凹・平凸の3枚構成のf・θレンズの場合
次の条件が必要である。
−0.14≦d2/f1≦−0.05 …(1) 0.028≦d2/f≦0.19 …(2) d2:レンズ第2面と第3面の面間隔 f1:第1レンズの焦点距離 f:レンズ全体の焦点距離 ここで、d2が小さすぎると歪曲・非点収差ともアンダー
になり、大きすぎると共にオーバーになる。またf2につ
いても同じことが言える。従ってd2とf1を条件(1)の
ように設定すると両面収差ともバランスよくコントロー
ルすることができる。即ち、d2、f1の組合せにより条件
(1)の上限又は下限を越えると歪曲収差又は非点収差
の一方はコントロールできたとしても他方は大きな収差
となる。
条件(2)の下限は同様に収差補正上有利にするための
ものである。また上限はレンズの有効幅を規制するため
のものであり、レンズ加工上有利である。
物体側から平凹・平凸の2枚構成のf・θレンズの場合
は次の条件(3)を満たす必要がある。
−0.25≦d2/f1≦−0.07 …(3) この条件(3)は3枚構成の条件(1)に相当するもの
である。条件(2)のd2/fについては特に限定する必要
はない。
以下本発明を適用したf・θレンズの構成例を示す。各
構成例において、レンズ全体の焦点距離は100mm、FNOは
80であり、波長780mmの半導体レーザーを光源に用いた
ものである。
構成例1(第7図) 曲率半径r 面間隔d 屈折率n r1=−26.721 r2=∞ d1=1.895 nA=1.48437 r3=∞ d2=5.604 n0=1.0 r4=−28.584 d3=4.373 nA=1.48437 r5=∞ d4=2.332 n0=1.0 r6=−69.459 d5=2.624 nA=1.48437 f1=−55.168 構成例2(第8図) 曲率半径r 面間隔d 屈折率n r1=−40.816 r2=∞ d1=1.895 nA=1.48437 r3=∞ d2=11.662 n0=1.0 r4=−32.824 d3=4.373 nA=1.48437 r5=∞ d4=2.332 n0=1.0 r6=−130.380 d5=2.624 nA=1.48437 f1=−84.268 構成例3(第9図) 曲率半径r 面間隔d 屈折率n r1=−22.716 r2=∞ d1=1.895 nA=1.48437 r3=∞ d2=2.947 n0=1.0 r4=−25.240 d3=4.373 nA=1.48437 r5=∞ d4=2.332 n0=1.0 r6=−60.536 d5=2.624 nA=1.48437 f1=−46.899 構成例4(第10図) 曲率半径r 面間隔d 屈折率n r1=∞ r2=46.032 d1=1.370 nB=1.51118 r3=80.838 d2=6.240 n0=1.0 r4=∞ d3=1.634 nB=1.51118 r5=∞ d4=2.693 n0=1.0 r6=−39.051 d5=3.499 nB=1.51118 f1=−90.050 構成例5(第11図) 曲率半径r 面間隔d 屈折率n r1=∞ r2=97.585 d1=1.312 nB=1.51118 r3=∞ d2=11.690 n0=1.0 r4=−170.616 d3=1.749 nB=1.51118 r5=∞ d4=0.583 n0=1.0 r6=−67.914 d5=3.499 nC=1.726241 f1=−190.899 構成例6(第12図) 曲率半径r 面間隔d 屈折率n r1=∞ r2=144.379 r1=1.020 nB=1.51118 r3=∞ d2=14.140 n0=1.0 r4=−2996.661 d3=2.073 nB=1.51118 r5=∞ d4=4.373 n0=1.0 r6=−61.481 d5=4.082 nC=1.726241 f1=−282.440 構成例7(第13図) 曲率半径r 面間隔d 屈折率n r1=∞ r2=149.722 d1=1.020 nB=1.51118 r3=∞ d2=19.864 n0=1.0 r4=−61.140 d3=4.373 nC=1.726241 f1=−292.894 構成例8(第14図) 曲率半径r 面間隔d 屈折率n r1=∞ r2=32.332 d1=1.020 nB=1.51118 r3=∞ d2=16.786 n0=1.0 r4=−26.753 d3=5.453 nB=1.51118 f1=−63.250 効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、走査
用レンズを偏平なレンズで構成しておりコンパクト化が
図れるとともに、各構成レンズを精度良く保持・位置決
めできる。また、簡単な構成でレンズ性能の良い走査用
レンズが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のレーザプリンタの走査光学系を示す模式
図、第2図は走査用レンズの偏平化の説明図、第3図は
偏平走査用レンズを用いた走査光学系を示す模式図、第
4図及び第5図は実施例における偏平レンズの構成図、
第6図は実施例における走査用レンズの組立例を示す
図、第7図〜第14図は構成例における走査用レンズのレ
ンズ構成および収差を示す図である。 尚、第2図、第4図、第5図Aにおいて、左側は光軸方
向から見た正面図、右側は走査方向と並行な方向から見
た側面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平な形状の複数のレンズから構成された
    走査用レンズであって、 構成レンズが、入射側から順に、平凹レンズ、平凸レン
    ズであり、各構成レンズの平面側レンズ面とそれぞれ当
    接する複数の当り面を有する保持部材を備えるととも
    に、条件 −0.25≦d2/f1≦−0.07 d2:レンズ第2面と第3面の面間隔 f1:第1レンズの焦点距離 を満足することを特徴とする走査用レンズ。
JP23658889A 1989-09-12 1989-09-12 走査用レンズ Expired - Lifetime JPH07117646B2 (ja)

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