JPH07117583A - 複層成形押出品 - Google Patents

複層成形押出品

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Publication number
JPH07117583A
JPH07117583A JP5272042A JP27204293A JPH07117583A JP H07117583 A JPH07117583 A JP H07117583A JP 5272042 A JP5272042 A JP 5272042A JP 27204293 A JP27204293 A JP 27204293A JP H07117583 A JPH07117583 A JP H07117583A
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JP
Japan
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bottomed
joint
joining
welt
extruded
Prior art date
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Pending
Application number
JP5272042A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Kuzutani
泰久 葛谷
Shinichi Goto
新一 後藤
Hideto Ichikawa
英仁 市川
Masao Kobayashi
政男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication of JPH07117583A publication Critical patent/JPH07117583A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬度、材料組成等の特性の異なる複数の材料
を押出成形により一体化する場合に、それらを堅固に一
体化できること。 【構成】 硬度或いは組成材料等の特性が異なるウエル
ト部10とリップ部20とのように、2種類以上の材料
を押出しにより一体化する複層成形押出品において、ウ
エルト部10のように一方の押出し成形部に食込んだ有
底凹条15を形成し、前記食込んだ有底凹条15に接合
基部31を充填しながら、リップ部20のように他方の
押出し成形部を形成し、断面略台形の有底凹条15にリ
ップ部20の接合部30の接合基部31が充填されて成
形されるから、有底凹条15の接触面積が大きくなり、
接合部30の接合基部31との間に十分な接合強度が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複層成形押出品に関する
もので、特に、窓用ガラスと車体の窓枠との密着性を良
くしたウェザーストリップ等の複層成形押出品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のウェザーストリップとし
て、実公昭58−48916号公報に記載のウェザース
トリップ等の技術を挙げることができる。
【0003】図3は前記公報に掲載のウェザーストリッ
プの構成を説明する断面図、図4は従来のウェザースト
リップの疲労により発生予測される現象を説明する断面
図である。
【0004】図において、ウエルト部10は、断面略U
字状のソリッドゴム等からなり、図示しない車体の開口
縁フランジに挿着されるもので、通常、金属性のインサ
ートが埋設されており、その弾性力を高くしている。そ
して、斜め略U字状の有底端部側に傾斜して突設した第
1突条11及び第2突条12、第3突条13及び第4突
条14は、車体の開口縁フランジに挿着された状態を維
持し、安定した装着状態を確保するものである。
【0005】断面略U字状のウエルト部10の有底端部
外側(図における上部)には、発泡性のゴム、所謂、ス
ポンジゴム製のリップ部20が連続して形成した接合部
21によって接合されており、車体内外のシール性を確
保できるようになっている。
【0006】このように使用されるウェザーストリップ
は、ウエルト部10が車体のドア等の開口縁フランジに
挿着され、リップ部20によってドアとその枠体との間
で車体内外のシール性を確保し、かつ、その美観を高め
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種のウェ
ザーストリップは、断面略U字状のウエルト部10が比
較的硬質な材料が使用されるのに対して、リップ部20
は比較的軟質な材料が使用される。また、ウェザースト
リップにおけるウエルト部10とリップ部20の接合部
21との間の接合面積は、その構造的な制限を受けて大
きくすることができない。
【0008】したがって、車体の開口縁フランジとドア
との間で常に外力を受けるスポンジゴム製のリップ部2
0は、その間に異物等が挾持されると外力が接合部21
に直接伝達される可能性がある。ウエルト部10と接合
部21との間に外力が繰返し加えられると、図4に示す
ように、ウエルト部10の表面に接合している接合部2
1の接合面との間に剥離部Aが発生する可能性がある。
特に、このようなウエルト部10の表面と接合部21の
接合面との間の剥離部Aは、両者の成形材料の特性が異
なる場合に発生する確率が高いと推定される。
【0009】そこで、本発明は、硬度、材料組成等の特
性の異なる複数の材料を押出成形により一体化する場合
に、それらを堅固に一体化できる複層成形押出品の提供
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
複層成形押出品においては、特性が異なる2種類以上の
材料を押出しにより一体化する複層成形押出品におい
て、一方の押出し成形部に有底凹条を形成し、前記有底
凹条に充填しながら特性が異なる他方の押出し成形部を
形成するものである。
【0011】請求項2の発明にかかる複層成形押出品に
おいては、前記一方の押出し成形部の有底凹条は、その
断面において上部よりも下部の幅を広くしたものであ
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、特性が異なる2種
類以上の材料を押出しにより一体化する複層成形押出品
において、一方の押出し成形部に有底凹条を形成し、前
記有底凹条に充填しながら特性が異なる材料からなる他
方の押出し成形部を形成することにより、成形部相互の
特性の接合力を接合に寄与する表面積を大きくし、その
間の接合力を大きくする。
【0013】請求項2の発明においては、前記一方の押
出し成形部の有底凹条は、外面側よりもその底面の面積
を広くしたものであり、成形部相互の特性の接合力のみ
ならず、機械的にも接合させる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。
【0015】図1は本発明の複層成形押出品の第一実施
例として、それをウェザーストリップに適用した構成を
示す断面図、図2は本発明の複層成形押出品の第二実施
例として、それをウェザーストリップに適用した構成を
示す断面図である。なお、図中、従来例と同一符号及び
記号は従来例の構成部分と同一または相当する構成部分
を示すものである。
【0016】図において、ウエルト部10は、断面略U
字状の合成ゴムまたは合成樹脂等からなり、図示しない
車体の開口縁フランジに挿着されるもので、通常、その
弾性力を高くするため金属性のインサートが埋設されて
いるが、本発明の要旨に直接関係がないので、ここでは
それを省略している。そして、ウエルト部10の斜め略
U字状の有底端部側に傾斜して突設した第1突条11及
び第2突条12、第3突条13及び第4突条14は、車
体の開口縁フランジに挿着された状態を維持し、安定し
た装着状態を確保するようになっている。これらの突条
は必要に応じて本数及びその形状が変化するものであ
る。更に、ウエルト部10の略U字状の有底端部外側に
は、その上部に断面略台形の有底凹条15が形成されて
いる。この断面略台形の有底凹条15は、その単位長さ
でみると、その底面がその開口上面よりも面積が大きく
形成されている。
【0017】通常、インサート入りのウエルト部10の
場合には、断面略台形の有底凹条15の底面をインサー
トの表面とすることもできる。しかし、インサートの接
合力に比較してウエルト部10を形成する合成ゴムまた
は合成樹脂との接合力が十分に得られる場合には、断面
略台形の有底凹条15の底面をインサートの表面とする
よりも、ウエルト部10を形成する合成ゴムまたは合成
樹脂の面とすることが好ましい。
【0018】断面略U字状のウエルト部10の有底端部
外側には、発泡性の合成ゴムまたは合成樹脂等からなる
リップ部20が接合部30によって断面略台形の有底凹
条15に接合されている。本実施例の接合部30は、押
出成形により断面略U字状のウエルト部10の有底端部
外側に断面略台形の有底凹条15を形成し、有底凹条1
5を形成した直後に有底凹条15に接合基部31を押出
し、及びその接合基部31と連続した接合部30及びリ
ップ部20を形成し、同時押出により、ウェザーストリ
ップを形成する。
【0019】このように形成されたウェザーストリップ
は、断面略台形の有底凹条15にリップ部20の接合部
30の接合基部31が充填されて押出成形されるから、
有底凹条15の接触面積が大きくなり、接合部30の接
合基部31との間に十分な接合強度が得られる。また、
喩え、接合部30の接合基部31との間に十分な機械的
接合強度が得られない場合でも、有底凹条15の上部が
下部の幅より狭くなっており、任意の単位長さを基準と
すれば、上面が下面の面積よりも小さいことから、有底
凹条15から接合部30の接合基部31の離脱が困難と
なり、機械的強度が強くなる。特に、本実施例において
は、有底凹条15と接合部30の接合基部31との接合
強度が所定の値以下の場合にも好適である。
【0020】図2に示す実施例においては、図1に示す
実施例が有底凹条15の断面形状が略台形のものを、断
面略長方形の有底凹条16としたものである。断面略U
字状のウエルト部10の有底端部外側には、発泡性の合
成ゴムまたは合成樹脂等からなるリップ部20が接合部
40によって断面略長方形の有底凹条16に接合されて
いる。本実施例の接合部40は、押出成形により断面略
U字状のウエルト部10の有底端部外側に断面略長方形
の有底凹条16を形成し、有底凹条16を形成した直後
に有底凹条16に接合基部41を押出し、及びその接合
基部41と連続した接合部40及びリップ部20を形成
し、同時押出により、ウェザーストリップを形成する。
【0021】このように形成されたウェザーストリップ
は、断面略長方形の有底凹条16にリップ部20の接合
部40の接合基部41が充填されて成形されるから、有
底凹条16の接触面積が大きくなり、接合部40の接合
基部41との間に十分な接合強度が得られる。特に、本
実施例においては、有底凹条16と接合部40の接合基
部41との接合強度を更に増加して接合する場合に好適
である。
【0022】このように、本実施例のウェザーストリッ
プからなる複層成形押出品は、硬度或いは組成材料等の
特性が異なるウエルト部10とリップ部20とのよう
に、2種類以上の材料を押出しにより一体化する複層成
形押出品において、ウエルト部10のように一方の押出
し成形部に食込んだ有底凹条15,16を形成し、前記
食込んだ有底凹条15,16に接合基部31,41を充
填しながら、リップ部20のように他方の押出し成形部
を形成するものであり、これを請求項1の発明の実施例
とすることができる。
【0023】したがって、有底凹条15,16にリップ
部20の接合部30,40の接合基部31,41が充填
されて成形されるから、有底凹条15,16の接触面積
が大きくなり、接合部30,40の接合基部31,41
との間に十分な接合強度が得られる。
【0024】また、特に、図1に示すように、一方の押
出し成形部に食込んだ有底凹条15は、外面側よりもそ
の底面の面積が広くなるように形成したものであり、こ
れを請求項2の発明の実施例とすることができる。
【0025】したがって、接合部30の接合基部31と
の間に十分な機械的接合強度が得られない場合でも、有
底凹条15の上部が下部の幅より狭くなっており、任意
の単位長さを基準とすれば、上面が下面の面積よりも小
さいことから、有底凹条15から接合部30の接合基部
31の離脱が困難となり、機械的強度が強くなる。特
に、本実施例においては、有底凹条15と接合部30の
接合基部31との接合強度が所定の値以下の場合にも好
適となる。
【0026】特に、発明者等の実験によれば、ウエルト
部10として可塑剤が入っていない硬質PVC(耐熱P
VC)とリップ部20を軟質PVCとして実験を行なっ
たが、通常の接合では可塑剤の入っていない硬質PVC
と軟質PVCの接合は難しいが、本実施例では容易に接
合が可能であった。
【0027】ところで、上記実施例のウェザーストリッ
プからなる複層成形押出品は、従来例では合成ゴム製の
ものについて説明したが、本発明を実施する場合には、
合成ゴム及び合成樹脂の何れであっても、硬度或いは組
成材料等の特性が異なる部分を押出成形によって一体に
接合する技術に使用できる。
【0028】また、上記実施例のウェザーストリップで
は、特性が異なる2種類以上の材料としてウエルト部1
0とリップ部20との接合を前提に説明したが、本発明
を実施する場合には、これに限定されるものではなく、
複数の特性の異なる部材が押出成形によって一体に形成
されるものであればよく、特に、発泡性を問うものでは
ない。
【0029】そして、上記実施例のウェザーストリップ
では、有底凹条15,16として断面略長方形及び断面
略台形のものについて説明したが、本発明を実施する場
合には、これに限定されるものではなく、機械的に両者
が離脱し難い構造であればよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の複層成
形押出品は、特性が異なる2種類以上の材料を押出しに
より一体化する複層成形押出品において、一方の押出し
成形部に有底凹条を形成し、前記有底凹条に充填しなが
ら特性が異なる材料からなる他方の押出し成形部を形成
するものである。したがって、一方の押出し成形部の有
底凹条に他方の押出し成形部を充填して成形するもので
あるから、有底凹条により両者の接触面積が大きくな
り、十分な接合強度が得られ、また、両者の接合部分が
露出していないから、剥離が発生し難い。
【0031】請求項2の発明の複層成形押出品は、請求
項1の一方の押出し成形部の有底凹条は、単位長でみれ
ば、外面側よりもその底面の面積を広くしたものである
から、有底凹条により両者の間に十分な機械的接合強度
が得られ、有底凹条とその有底凹条に充填しながら成形
する特性が異なる材料からなる他方の押出し成形部との
接合強度が得られない場合でも、それを機械的強度で補
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の複層成形押出品の第一実施例と
して、それをウェザーストリップに適用した構成を示す
断面図である。
【図2】図2は本発明の複層成形押出品の第二実施例と
して、それをウェザーストリップに適用した構成を示す
断面図である。
【図3】図3は従来のウェザーストリップの構成を説明
する断面図である。
【図4】図4は従来のウェザーストリップの疲労により
発生予測される現象を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 ウエルト部 15,16 有底凹条 20 リップ部 30,40 接合部 31,41 接合基部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 英仁 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小林 政男 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特性が異なる2種類以上の材料を押出し
    により一体化する複層成形押出品において、 一方の押出し成形部に有底凹条を形成し、前記有底凹条
    に充填しながら特性が異なる材料からなる他方の押出し
    成形部を形成してなることを特徴とする複層成形押出
    品。
  2. 【請求項2】 前記一方の押出し成形部の有底凹条は、
    その断面が上部側よりもその下部が広いことを特徴とす
    る複層成形押出品。
JP5272042A 1993-10-29 1993-10-29 複層成形押出品 Pending JPH07117583A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5272042A JPH07117583A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 複層成形押出品

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JP5272042A JPH07117583A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 複層成形押出品

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