JPH07117478B2 - ねじの衝撃振動試験方法およびねじの衝撃振動試験装置 - Google Patents

ねじの衝撃振動試験方法およびねじの衝撃振動試験装置

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JPH07117478B2
JPH07117478B2 JP60137199A JP13719985A JPH07117478B2 JP H07117478 B2 JPH07117478 B2 JP H07117478B2 JP 60137199 A JP60137199 A JP 60137199A JP 13719985 A JP13719985 A JP 13719985A JP H07117478 B2 JPH07117478 B2 JP H07117478B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ねじの弛みを試験するためのねじの弛み試験
機において、ねじに衝撃振動を与えるためのねじの衝撃
振動試験方法およびねじの衝撃振動試験装置に関する。
〔従来の技術〕
本発明者は、特願昭59−195555(昭和59年9月18日出
願)において、強いダブルナットのようなねじまでも弛
ませることのできるねじの弛み試験機を開示している。
すなわち、前記弛み試験機Tは、第1図および第2図に
示すように、フレーム枠1上に支持された支持板2を有
し、この支持板2の中央部に試験すべきボルトナットを
保持するための試験片保持部3が設けられ、この保持部
3の両側においてエヤーハンマー4,4が支持板2上に固
着されている。
前記保持部3は、筒状の保持体5を有し、この保持体5
はその内孔中にストレンゲージを貼り付けたゲージ体6
を受入れるようになっている。前記保持体5の上部側面
にはフランジ7を有し、このフランジ7が取付板8にボ
ルト9,9,…9を介して固着され、この取付板8がボルト
10,10,…10によって支持板2上に固着されている。
前記ゲージ体6は保持体5内に収納されるように吊り鐘
状をなし、その側壁の薄肉部6a上にストレンゲージ(図
示なし)が貼り付けられる。ゲージ体6の上面には開口
が設けられ、この開口を通してボルト11が上方に挿込ま
れ、このボルト11は保持体5の上面に形成された開口、
保持体5上に焼結板座金12を介して載置された振動板13
の中央開口を貫通して上方に突出し、その突出部分にナ
ット14が螺着されている。なお、ゲージ体6の上面開口
にはブッシング15が嵌込まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
かかる試験機においては、エヤーハンマー4による振動
が左右水平方向の一方向しか加わらないので、ナット14
に加わる力が十分でなく、強いナットは弛ますことがで
きないという問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる点に鑑み、弛み試験をすべきボルトナ
ットを支持フレーム上に形成された保持部によって保持
し、この保持部の左右両側にハンマーを載置し、前記保
持部を、筒状の保持体と、この保持体の内孔に着脱可能
に取付けられストレンゲージが貼付けられたゲージ体
と、前記保持体状に載置されハンマーに当接してその衝
撃を受ける振動板とで構成し、ボルトをゲージ体、保持
体および振動板中を貫通せしめて振動板上方に突出せし
め、その突出部分にナットを締付け、ハンマーにより振
動板に衝撃を与えてそのときのナットの弛みをゲージ体
によって検出するようにしたねじの衝撃振動試験方法に
おいて、前記振動板の左右両側から振動板にハンマーに
より衝撃を与えつつ振動板を少なくとも1方向に回転せ
しめるようにし、更に弛み試験をすべきベルトナットを
保持するように支持フレームに取付けられた保持部と、
この保持部の両側に設けられ前記ボルトナットに衝撃を
与えるためのハンマーとからなり、前記保持部は筒状の
保持体と、この保持体の内孔に着脱可能に取付けられボ
ルトナットの弛みを検出するためのストレンゲージが貼
付けられたゲージ体と、前記保持体上に載置されハンマ
ーに当接してその衝撃を受ける振動板と、前記ボルトを
ゲージ体、保持体および振動板中を貫通せしめてナット
によって前記ゲージ体、保持体および振動板を締付け、
ハンマーにより振動板に衝撃を与えてそのときのナット
の弛みをゲージ体によって検出するようにしたねじの衝
撃振動試験装置において、前記振動板およびハンマーを
前記振動板が少なくとも1方向に回転するように構成す
ることによって、ボルト上のナットに左右水平振動に加
えて回転衝撃振動を与えて短時間にナットを弛ませて効
率よりいナットの弛み試験が行なえるようにした。
〔作 用〕
振動板の左右に設けたハンマーの振動棒により振動板の
側面を衝くことにより振動板を一方向に回転せしめる
か、その中心軸の周りに揺動せしめナットに回転衝撃振
動を加えて、ナットを弛み易くした。
〔実施例〕
以下、第2図乃至第8図を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。
第2図において円形の振動板13の1直径線l0の延長線上
にエヤーハンマー4の振動棒4a,4aが互いに対向するよ
うに設けられている。前記振動棒4a,4aの先端は傾斜面4
b,4bをなし、この傾斜面の突出先端が振動板13の側面に
当接し、この当接点C0,C0は前記直径線l0に対して振動
板13の回転方向同一側へ所定角度αだけずらされてい
る。このようにすれば、振動板13は図上反時計方向に少
しずつ回転する。
なお、両エアーハンマー4,4には圧搾空気源30から電磁
弁31を介して交互に圧搾空気が送れるようになってお
り、これにより振動板13は左右交互に振動棒4a,4aによ
り振動を与えられる。
なお、振動板13の回転方向はねじを弛ます方向、すなわ
ち、通常は左ねじ方向すなわち反時計方向である。
第3図は第2図の左側のハンマーの振動棒4aの先端傾斜
面4bを第2図のものと反対方向に傾斜せしめて、両振動
棒4a,4aの先端当接点C0,C0を前記直径線l0から互いに振
動板の回転方向反対側へ所定角度αだけずらしたもので
ある。
このようにして交互に振動板を衝くと、振動板13はその
軸を中心として所定角度範囲を揺動する。
第4図において、エアーハンマー4,4はハの字状に振動
板13に対して対称に対向設置され、それらの振動棒の先
端面4bはやゝ傾斜して、振動板の側面への当接面積が増
大されている。これにより振動数13は第2図と同じよう
に揺動される。
また、振動板13を第2図のように回転させるには第5図
に示すように、両ハンマー4,4の振動棒4a,4aを直径線l0
に対して平行に振動板の回転方向同一側に所定長dだけ
ずらすようにしてもよい。更に、振動板13に揺動運動を
与えるためには、1直径線l0の延長上に振動棒4aを載置
するとともに、振動板13の側面に傾斜面13a,13aのを有
する突部p,pを設け、前記傾斜面13a,13aをこれに対向す
る振動棒4a,4aの先端で交互に衝くようにしてもよい。
すなわち、前記振動棒4a,4aの先端傾斜面4b,4bは振動板
の中心に対して線対称となるようなハの字状に形成さ
れ、前記振動板13の傾斜面13a,13aは振動棒の先端傾斜
面4b,4bに互いに対向するように各傾斜面4bと同一方向
に傾斜している。そして、前記突部p,pは、その一方が
直径線l0上に位置するときに、その他方は直径線l0から
前記一方の突部を振動棒4aが働くことにより振動板13が
回転される方向とは逆方向側に所定角度βだけ偏倚して
いる。
この場合、右側のハンマーの振動棒4aが振動板13の右側
斜面13aを衝くと振動板13が反時計方向に所定角度回動
し、反対側の傾斜面13aが、反対側のハンマーの振動棒4
aに対向する設置に到る。このとき、左側のハンマーの
振動棒4aが左側の傾斜面13aを衝くので、振動板13は所
定角度範囲に亘って振動を繰り返す。
なお、ハンマー4,4は、図上想像線で示すように、ハの
字状に配置してもよい。
更に、第6,7図に示すように、振動板13の中心に矩形の
凹部32を設け、この凹部32に座金33を着脱自在に嵌め込
み、その上面をすり鉢状の傾斜面33aとして、この傾斜
面33aにナット14の下面を当接せしめるようにすけれ
ば、振動板13の左右水平振動によりナット14は上下にあ
おられる。前記座金31の傾斜面は適宜選択でき、各種傾
斜面の座金を準備しておいて、必要に応じて選択使用す
る。
このように、振動板13を左右からハンマーで衝いて、左
右振動と回転振動をナットに加えるとともに、前記座金
の傾斜面33aによるあおり振動をもナットに加えれば、
ナット14に多くの種類の振動を与えることができ、緩み
試験が効率よく行なわれる。
なお、ハンマーはエアーハンマーでなくてもよく他の形
式のハンマーでもよい。
〔効 果〕
以上説明したように、本発明は、振動板を少なくとも1
方向に回転せしめるようにしたので、ナットに回転振動
を与えることができ、短時間でナットを弛ますことがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の衝撃振動試験装置の側面図、第2図は本
発明の衝撃振動試験装置の要部平面図、第3図、第4
図、第5図、第6図は第2図の変形実施例を示す要部平
面図、第7図は本発明の他の変形形を示す振動板の縦断
面図、第8図は第7図の振動板の平面図である。 4……エアーハンマー、4a……振動棒、13……振動板、
14……ナット、30……圧搾空気源、31……電磁弁、33…
…座金、33a……傾斜面。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弛み試験をすべきボルトナットを支持フレ
    ーム上に形成された保持部によって保持し、この保持部
    の左右両側にハンマーを載置し、前記保持部を、筒状の
    保持体と、この保持体の内孔に着脱可能に取付けられス
    トレンゲージが貼付けられたゲージ体と、前記保持体上
    に載置されハンマーに当接してその衝撃を受ける振動板
    とで構成し、ボルトをゲージ体、保持体および振動板中
    を貫通せしめて振動板上方に突出せしめ、その突出部分
    にナットを締付け、ハンマーにより振動板に衝撃を与え
    てそのときのナットの弛みをゲージ体によって検出する
    ようにしたねじの衝撃振動試験方法において、前記振動
    板の左右両側から振動板にハンマーにより衝撃を与えつ
    つ振動板を少なくとも1方向に回転せしめるようにした
    ことを特徴とするねじの衝撃振動試験方法。
  2. 【請求項2】前記振動板をねじの弛む方向に回転させる
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のねじの衝撃振動試験方法。
  3. 【請求項3】前記振動板を交互に反対方向に回転させる
    ようにして揺動運動を与えるようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のねじの衝撃振動試験方
    法。
  4. 【請求項4】弛み試験をすべきボルトナットを保持する
    ように支持フレームに取付けられた保持部と、この保持
    部の両側に設けられ前記ボルトナットに衝撃を与えるた
    めのハンマーとからなり、前記保持部は筒状の保持体
    と、この保持体の内孔に着脱可能に取付けらけれボルト
    ナットの弛みを検出するためのストレンゲージが貼付け
    られたゲージ体と、前記保持体上に載置されハンマーに
    当接してその衝撃を受ける振動板と、前記ボルトをゲー
    ジ体、保持体および振動板中を貫通せしめてナットによ
    って前記ゲージ体、保持体および振動板を締付け、ハン
    マーにより振動板に衝撃を与えてそのときのナットの弛
    みをゲージ体によって検出するようにしたねじの衝撃振
    動試験装置において、前記振動板およびハンマーを前記
    振動板が少なくとも1方向に回転するように構成したこ
    とを特徴とするねじの衝撃振動試験装置。
  5. 【請求項5】前記振動板の直径線の延長上に2つのハン
    マーの振動棒を互いに対向するように配設し、前記振動
    棒の振動板への当接点を前記直径線から互いに振動板の
    回転方向同一側へ所定角度ずらすようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載のねじの衝撃振動試験
    装置。
  6. 【請求項6】前記振動板の直径線の延長上に2つのハン
    マーの振動棒を互いに対向するように配設し、前記振動
    棒の振動板への当接点を前記直径線から互いに回転方向
    反対側へ所定角度ずらしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第4項記載のねじの衝撃振動試験装置。
  7. 【請求項7】前記ハンマーの振動棒を振動板の中心に対
    して左右対称にハの字状に配設したことを特徴とする特
    許請求の範囲第4項記載のねじの衝撃振動試験装置。
  8. 【請求項8】前記ハンマーの振動棒を振動板の1直径線
    に対して平行にその回転方向同一側へずらしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載のねじの衝撃振動試
    験装置。
  9. 【請求項9】前記振動板のハンマーの振動棒が衝撃を与
    える位置に傾斜面を備えた突部を設け、前記ハンマーの
    振動棒を前記1直径線上に設けるとともに、前記両突部
    は、前記突部の1方が前記1直径線上に位置したときに
    前記突部の他方が前記直径線に対して前記一方の突部の
    傾斜面をハンマーの振動棒が衝くことにより振動板が回
    転する方向とは逆方向側に前記直径線から所定角度ずれ
    た位置に設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載のねじの衝撃振動試験装置。
  10. 【請求項10】前記ハンマーの振動棒は振動板の中心に
    対して左右対称にハの字状に配設され、前記突部の傾斜
    面に前記ハンマーの振動棒が対向するようになっている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項記載のねじの衝
    撃振動試験装置。
JP60137199A 1985-06-24 1985-06-24 ねじの衝撃振動試験方法およびねじの衝撃振動試験装置 Expired - Lifetime JPH07117478B2 (ja)

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CN101886961B (zh) * 2010-07-26 2011-11-16 西安理工大学 螺栓结合面单元全载荷静特性试验装置及试验方法
CN103512720B (zh) * 2012-06-29 2016-03-09 上海昆杰五金工具有限公司 一种锤子手柄测试设备
CN104614137B (zh) * 2015-01-15 2016-08-31 浙江大学 基于静压气浮解耦装置的三分量标准振动台

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