JPH0711745A - 防水面覆工プレート - Google Patents
防水面覆工プレートInfo
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- JPH0711745A JPH0711745A JP17601293A JP17601293A JPH0711745A JP H0711745 A JPH0711745 A JP H0711745A JP 17601293 A JP17601293 A JP 17601293A JP 17601293 A JP17601293 A JP 17601293A JP H0711745 A JPH0711745 A JP H0711745A
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- synthetic resin
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- resin plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明はセメント混練材等から形成した多数
枚の表装プレートを一枚の発泡合成樹脂プレートに貼り
合せて複合板構造とする場合に、発泡合成樹脂プレート
に割れが発生しても相互に他と連結する状態を保持でき
ると共に、層間剥離の問題を解決し、表装プレートと発
泡合成樹脂プレートとを複合板構造にしたことによる軽
量化目的と断熱目的とを遺憾なく発揮させることがで
き、更に個々の表装プレートが発泡合成樹脂プレートの
弾性を介して防水層の凹凸を吸収する効果を発揮させる
ことができる防水面覆工プレートを提供する。 【構成】防水層３上に多数敷設して歩行面を形成する防
水面覆工プレート１Ａにおいて、一枚の発泡合成樹脂プ
レート２の上面に分離独立せる複数の表装プレート１を
接着材４を介し貼り合せ、この貼り合せ界面に合成樹脂
製ネット５を介在し、上記接着材４が該合成樹脂製ネッ
ト２を通して上記表装プレート１と発泡合成樹脂プレー
ト２とを接着している構成とした。
枚の表装プレートを一枚の発泡合成樹脂プレートに貼り
合せて複合板構造とする場合に、発泡合成樹脂プレート
に割れが発生しても相互に他と連結する状態を保持でき
ると共に、層間剥離の問題を解決し、表装プレートと発
泡合成樹脂プレートとを複合板構造にしたことによる軽
量化目的と断熱目的とを遺憾なく発揮させることがで
き、更に個々の表装プレートが発泡合成樹脂プレートの
弾性を介して防水層の凹凸を吸収する効果を発揮させる
ことができる防水面覆工プレートを提供する。 【構成】防水層３上に多数敷設して歩行面を形成する防
水面覆工プレート１Ａにおいて、一枚の発泡合成樹脂プ
レート２の上面に分離独立せる複数の表装プレート１を
接着材４を介し貼り合せ、この貼り合せ界面に合成樹脂
製ネット５を介在し、上記接着材４が該合成樹脂製ネッ
ト２を通して上記表装プレート１と発泡合成樹脂プレー
ト２とを接着している構成とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート建築物の
屋上（平屋根）、ベランダ、バルコニー等の防水層の表
面に敷設する防水面覆工プレートに関する。
屋上（平屋根）、ベランダ、バルコニー等の防水層の表
面に敷設する防水面覆工プレートに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来一般に行なわれている上記防水層の
覆工工事においては、上記防水層上にセメント混練材か
ら成る覆工プレートを多数敷設し歩行面を形成する方法
を採っている。然しながらこの覆工プレートは高重量で
あるために運搬性や現場施工時の作業性を悪化し、これ
を解決する手段としてセメント混練材等から成る覆工プ
レートをできるだけ薄くし、これを表装プレートとして
その裏面に発泡合成樹脂プレートを貼り合せ所要の厚み
にした複合板構造の複合覆工プレートが思考されてい
る。
覆工工事においては、上記防水層上にセメント混練材か
ら成る覆工プレートを多数敷設し歩行面を形成する方法
を採っている。然しながらこの覆工プレートは高重量で
あるために運搬性や現場施工時の作業性を悪化し、これ
を解決する手段としてセメント混練材等から成る覆工プ
レートをできるだけ薄くし、これを表装プレートとして
その裏面に発泡合成樹脂プレートを貼り合せ所要の厚み
にした複合板構造の複合覆工プレートが思考されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら上記表装
板に発泡合成樹脂板を貼り合せ複合板構造とした場合に
は、その重量を略半減できる効果を有する反、発泡合成
樹脂プレートは表装プレート程の強度を有しておらず、
繰り返し歩行荷重により肉やせ（厚み減少）する問題を
有しており、又発泡スチロールの如き発泡合成樹脂プレ
ートは曲げ方向の強度に欠けるため繰り返し歩行荷重に
よる衝撃によって割れを生ずる恐れや、施工前の運搬時
や現場搬入時等に割れを生じて欠損する問題を有してい
る。
板に発泡合成樹脂板を貼り合せ複合板構造とした場合に
は、その重量を略半減できる効果を有する反、発泡合成
樹脂プレートは表装プレート程の強度を有しておらず、
繰り返し歩行荷重により肉やせ（厚み減少）する問題を
有しており、又発泡スチロールの如き発泡合成樹脂プレ
ートは曲げ方向の強度に欠けるため繰り返し歩行荷重に
よる衝撃によって割れを生ずる恐れや、施工前の運搬時
や現場搬入時等に割れを生じて欠損する問題を有してい
る。
【０００４】又この発明においては一枚の発泡合成樹脂
プレートに複数枚の表装プレートを貼り合せ、発泡合成
樹脂プレートの弾性による施工面の凹凸吸収効果を具有
させる覆工プレートを試行したが、この場合には上記発
泡合成樹脂プレートの折れ易い欠点のために割れにより
表装プレートが遊離する問題点を内在している。
プレートに複数枚の表装プレートを貼り合せ、発泡合成
樹脂プレートの弾性による施工面の凹凸吸収効果を具有
させる覆工プレートを試行したが、この場合には上記発
泡合成樹脂プレートの折れ易い欠点のために割れにより
表装プレートが遊離する問題点を内在している。
【０００５】
【問題点を解決するための手段】この発明は上記問題点
を有効に解決する防水面覆工プレートを提供するもので
あって、その手段として前記防水層上に多数敷設して歩
行面を形成する防水面覆工プレートにおいて、一枚の発
泡合成樹脂プレートの上面に分離独立せる複数の表装プ
レートを接着材を介し貼り合せ、この貼り合せ界面に合
成樹脂製ネットを介在し、上記接着材が該合成樹脂製ネ
ットを通して上記表装プレートと発泡合成樹脂プレート
とを接着している防水面覆工プレートを提供するもので
ある。
を有効に解決する防水面覆工プレートを提供するもので
あって、その手段として前記防水層上に多数敷設して歩
行面を形成する防水面覆工プレートにおいて、一枚の発
泡合成樹脂プレートの上面に分離独立せる複数の表装プ
レートを接着材を介し貼り合せ、この貼り合せ界面に合
成樹脂製ネットを介在し、上記接着材が該合成樹脂製ネ
ットを通して上記表装プレートと発泡合成樹脂プレート
とを接着している防水面覆工プレートを提供するもので
ある。
【０００６】又他の手段として前記表装プレートに発泡
合成樹脂プレートを貼り合せた防水面覆工プレートにお
いて、上記発泡合成樹脂プレートに表装プレートとの貼
り合せ界面で開口し且つ防水層への敷設面において開口
する貫通穴を複数設け、又は上記発泡合成樹脂プレート
に表装プレートとの貼り合せ面で開口し且つ防水層への
敷設面至近に達する有底穴を複数設け、該各穴にセメン
ト混練材等から成る支持ブロックを充填し垂直荷重に対
する荷重受けを形成する構成としたものである。
合成樹脂プレートを貼り合せた防水面覆工プレートにお
いて、上記発泡合成樹脂プレートに表装プレートとの貼
り合せ界面で開口し且つ防水層への敷設面において開口
する貫通穴を複数設け、又は上記発泡合成樹脂プレート
に表装プレートとの貼り合せ面で開口し且つ防水層への
敷設面至近に達する有底穴を複数設け、該各穴にセメン
ト混練材等から成る支持ブロックを充填し垂直荷重に対
する荷重受けを形成する構成としたものである。
【０００７】
【作用】前者においては複数の表装プレートと一枚の発
泡合成樹脂プレートとの貼り合せ界面に合成樹脂製ネッ
トを介在しつつ、同界面に挿入した接着材により互いに
接着する構成としているので、仮に発泡合成樹脂プレー
トに割れが生じてもこの割れ片に貼り合せられた表装プ
レートは合成樹脂製ネットを介して他との連結が保持さ
れるので遊離を生ずることがなく、又ネットの介在によ
り表装プレートと発泡合成樹脂プレートとの強固な貼り
合せ強度が確保され両プレート相互の剥離の問題を有効
に解決する。
泡合成樹脂プレートとの貼り合せ界面に合成樹脂製ネッ
トを介在しつつ、同界面に挿入した接着材により互いに
接着する構成としているので、仮に発泡合成樹脂プレー
トに割れが生じてもこの割れ片に貼り合せられた表装プ
レートは合成樹脂製ネットを介して他との連結が保持さ
れるので遊離を生ずることがなく、又ネットの介在によ
り表装プレートと発泡合成樹脂プレートとの強固な貼り
合せ強度が確保され両プレート相互の剥離の問題を有効
に解決する。
【０００８】又分離独立して貼り合された表装プレート
の個々は発泡合成樹脂プレートの曲げ弾性により施工面
の起伏を吸収しガタのない馴染敷設が可能となる。
の個々は発泡合成樹脂プレートの曲げ弾性により施工面
の起伏を吸収しガタのない馴染敷設が可能となる。
【０００９】次に後者においては表装プレートに加わる
歩行荷重を前記発泡合成樹脂プレートの貫通穴又は有底
穴に充填した荷重受けが負担し、繰り返し歩行荷重、衝
撃による発泡合成樹脂プレートの肉やせ、割れの発生を
有効に防止できる。
歩行荷重を前記発泡合成樹脂プレートの貫通穴又は有底
穴に充填した荷重受けが負担し、繰り返し歩行荷重、衝
撃による発泡合成樹脂プレートの肉やせ、割れの発生を
有効に防止できる。
【００１０】又上記貫通穴又は有底穴に硬化性のセメン
ト混練材等を充填することにより、表装プレートと発泡
合成樹脂プレートとの貼り合せ強度が一層増強する。
ト混練材等を充填することにより、表装プレートと発泡
合成樹脂プレートとの貼り合せ強度が一層増強する。
【００１１】
【実施例】以下この発明を図１乃至図９に基いて説明す
る。
る。
【００１２】第１の発明（図１乃至図３参照） この発明は前記の如く建物の屋上やベランダ、バルコニ
ー等の防水層３上に多数敷設して歩行面を形成する防水
面覆工プレート１Ａに関する。この防水面覆工プレート
１Ａは歩行面となる表装プレート１と、該表装プレート
１の下面に発泡合成樹脂プレート２を貼り合せた複合板
構造から成り、上記一枚の発泡合成樹脂プレート２に複
数枚の表装プレート１を接着材４を介し貼り合せた構造
を有し、この貼り合せ界面に表装プレート１の全域に亘
る合成樹脂製ネット５を介在し、この合成樹脂製ネット
５の網目に上記接着材４を絡ませると共に、この網目を
通して上記表装プレート１と発泡合成樹脂プレート２と
を接着し、該接着材４を介して合成樹脂製ネット５を両
プレート１、２に接着する構成とする。上記表装プレー
ト１は互いに分離独立しており、夫々を個別に上記発泡
合成樹脂プレート２に接着する。従って該表装プレート
１は発泡合成樹脂プレート２の曲げ弾性により相互に屈
撓可能であり、この屈撓性により防水層３或いは防水押
えの表面の凹凸を吸収する。
ー等の防水層３上に多数敷設して歩行面を形成する防水
面覆工プレート１Ａに関する。この防水面覆工プレート
１Ａは歩行面となる表装プレート１と、該表装プレート
１の下面に発泡合成樹脂プレート２を貼り合せた複合板
構造から成り、上記一枚の発泡合成樹脂プレート２に複
数枚の表装プレート１を接着材４を介し貼り合せた構造
を有し、この貼り合せ界面に表装プレート１の全域に亘
る合成樹脂製ネット５を介在し、この合成樹脂製ネット
５の網目に上記接着材４を絡ませると共に、この網目を
通して上記表装プレート１と発泡合成樹脂プレート２と
を接着し、該接着材４を介して合成樹脂製ネット５を両
プレート１、２に接着する構成とする。上記表装プレー
ト１は互いに分離独立しており、夫々を個別に上記発泡
合成樹脂プレート２に接着する。従って該表装プレート
１は発泡合成樹脂プレート２の曲げ弾性により相互に屈
撓可能であり、この屈撓性により防水層３或いは防水押
えの表面の凹凸を吸収する。
【００１３】上記表装プレート１は例えばセメント混練
材又は陶磁器製、合成樹脂製のタイル又は木製プレート
等である。
材又は陶磁器製、合成樹脂製のタイル又は木製プレート
等である。
【００１４】又上記発泡合成樹脂プレート２は発泡スチ
ロール製に代表される。
ロール製に代表される。
【００１５】更に上記接着材４としては合成樹脂系接着
材を使用する他、セメントと砂の混合物から成るセメン
ト混練材を用いる。
材を使用する他、セメントと砂の混合物から成るセメン
ト混練材を用いる。
【００１６】上記複合板構造から成る覆工プレート１Ａ
はその発泡合成樹脂プレート２を以って屋上やベラン
ダ、バルコニー等の防水層３上に多数敷設され、歩行面
を形成する。
はその発泡合成樹脂プレート２を以って屋上やベラン
ダ、バルコニー等の防水層３上に多数敷設され、歩行面
を形成する。
【００１７】第２発明（図４乃至図６参照） この発明は前記と同様、建物の屋上やベランダ、バルコ
ニー等の防水層３上に多数敷詰めて歩行面を形成する防
水面覆工プレート１Ａに関する。
ニー等の防水層３上に多数敷詰めて歩行面を形成する防
水面覆工プレート１Ａに関する。
【００１８】この防水面覆工プレート１Ａは歩行面とな
る表装プレート１と、該表装プレート１の下面に発泡合
成樹脂プレート２を接着材４を介し貼り合せた構造を有
し、第１発明と同様、一枚の発泡合成樹脂プレート２の
上面に分離独立せる複数枚の表装プレート１を貼り合せ
た構造と、一枚の発泡合成樹脂プレート２に一枚の表装
プレート１を貼り合せて複合板構造とした場合とを含
む。
る表装プレート１と、該表装プレート１の下面に発泡合
成樹脂プレート２を接着材４を介し貼り合せた構造を有
し、第１発明と同様、一枚の発泡合成樹脂プレート２の
上面に分離独立せる複数枚の表装プレート１を貼り合せ
た構造と、一枚の発泡合成樹脂プレート２に一枚の表装
プレート１を貼り合せて複合板構造とした場合とを含
む。
【００１９】図面は一枚の発泡合成樹脂プレート２に複
数枚の表装プレート１を接着材４を介し貼り合せ、この
貼り合せ界面に合成樹脂製ネット５を介在せしめ両プレ
ート１、２の貼り合せ体を形成している。
数枚の表装プレート１を接着材４を介し貼り合せ、この
貼り合せ界面に合成樹脂製ネット５を介在せしめ両プレ
ート１、２の貼り合せ体を形成している。
【００２０】上記表装プレート１と発泡合成樹脂プレー
ト２の貼り合せ体において、上記発泡合成樹脂プレート
２の要所に複数の貫通穴６を設け、この貫通穴６にセメ
ント混練材等を充填し硬化せしめて支持ブロック７を形
成し、この支持ブロック７にて垂直荷重に対する荷重受
けを形成する。
ト２の貼り合せ体において、上記発泡合成樹脂プレート
２の要所に複数の貫通穴６を設け、この貫通穴６にセメ
ント混練材等を充填し硬化せしめて支持ブロック７を形
成し、この支持ブロック７にて垂直荷重に対する荷重受
けを形成する。
【００２１】好ましくは上記表装プレート１と発泡合成
樹脂プレート２との貼り合せ媒体となるセメント混練材
（接着材）を上記貫通穴６に充填して両プレート１、２
の貼り合せ強度を強化すると共に、この接着材の硬化に
より形成された支持ブロック７により表装プレート１に
加わる歩行荷重等の垂直荷重を負担する前記荷重受けを
構成する。
樹脂プレート２との貼り合せ媒体となるセメント混練材
（接着材）を上記貫通穴６に充填して両プレート１、２
の貼り合せ強度を強化すると共に、この接着材の硬化に
より形成された支持ブロック７により表装プレート１に
加わる歩行荷重等の垂直荷重を負担する前記荷重受けを
構成する。
【００２２】この荷重受けは表装プレート１に加わる歩
行荷重や衝撃を発泡合成樹脂プレート２に印加せず、該
発泡合成樹脂プレート２の割れや肉やせの問題を有効に
防止し、その軽量化目的や断熱目的を遺憾なく発揮せし
め、割れに伴なう表装プレート１の遊離を有効に防止す
る。
行荷重や衝撃を発泡合成樹脂プレート２に印加せず、該
発泡合成樹脂プレート２の割れや肉やせの問題を有効に
防止し、その軽量化目的や断熱目的を遺憾なく発揮せし
め、割れに伴なう表装プレート１の遊離を有効に防止す
る。
【００２３】第３発明（図７参照） この第３発明は第２発明とは基本思想が同一である。第
３発明において第２発明と異なる点は、第２発明におけ
る貫通穴を有底穴にした点にある。即ち、この発明にお
いては、表装プレート１の下面に発泡合成樹脂プレート
２を貼り合せ、該表装プレート１を該発泡合成樹脂プレ
ート２を介して防水層３上に多数敷設し歩行面を形成す
るようにした防水面覆工プレート１Ａにおいて、上記発
泡合成樹脂プレート２に表装プレート１との貼り合せ面
で開口し且つ防水層３への敷設面の至近に達する有底穴
６ａを複数設け、該有底穴６ａにセメント混練材等から
成る支持ブロック７を充填し垂直荷重に対する荷重受け
を形成する。
３発明において第２発明と異なる点は、第２発明におけ
る貫通穴を有底穴にした点にある。即ち、この発明にお
いては、表装プレート１の下面に発泡合成樹脂プレート
２を貼り合せ、該表装プレート１を該発泡合成樹脂プレ
ート２を介して防水層３上に多数敷設し歩行面を形成す
るようにした防水面覆工プレート１Ａにおいて、上記発
泡合成樹脂プレート２に表装プレート１との貼り合せ面
で開口し且つ防水層３への敷設面の至近に達する有底穴
６ａを複数設け、該有底穴６ａにセメント混練材等から
成る支持ブロック７を充填し垂直荷重に対する荷重受け
を形成する。
【００２４】上記セメント混練材等の接着材は上記有底
穴６ａ内において硬化され有底穴６ａの内壁面において
発泡合成樹脂プレート２と強固に接着されると共に、貼
り合せ界面における開口面において表装プレート１と合
成樹脂製ネット５を通して強固に接着され、両プレート
１、２を上記支持ブロック７を介してより強固に接着す
る。この接着強度は両プレート１、２の貼り合せ界面に
挿入する接着材４と同材を上記有底穴６ａ内に充填する
ことにより強化される。上記の点は前記第２発明におけ
る貫通穴６の場合も同様である。
穴６ａ内において硬化され有底穴６ａの内壁面において
発泡合成樹脂プレート２と強固に接着されると共に、貼
り合せ界面における開口面において表装プレート１と合
成樹脂製ネット５を通して強固に接着され、両プレート
１、２を上記支持ブロック７を介してより強固に接着す
る。この接着強度は両プレート１、２の貼り合せ界面に
挿入する接着材４と同材を上記有底穴６ａ内に充填する
ことにより強化される。上記の点は前記第２発明におけ
る貫通穴６の場合も同様である。
【００２５】上記第３発明によれば第２発明の場合と同
様、有底穴６ａにセメント混練材等の接着材を充填して
形成した支持ブロック７を荷重受けとして、表装プレー
ト１に加わる歩行荷重や衝撃等を負担するので、発泡ス
チロール等の発泡合成樹脂プレート２の割れや肉やせを
有効に防止する。
様、有底穴６ａにセメント混練材等の接着材を充填して
形成した支持ブロック７を荷重受けとして、表装プレー
ト１に加わる歩行荷重や衝撃等を負担するので、発泡ス
チロール等の発泡合成樹脂プレート２の割れや肉やせを
有効に防止する。
【００２６】又第３発明における有底穴６ａの底面は発
泡合成樹脂プレート２と一体成形された薄肉の底壁８に
よって閉塞されており、支持ブロック７はこの底壁８を
介して防水層３上に支承される。
泡合成樹脂プレート２と一体成形された薄肉の底壁８に
よって閉塞されており、支持ブロック７はこの底壁８を
介して防水層３上に支承される。
【００２７】有底穴６ａにセメント混練材等の接着材を
充填した場合、この接着材は有底穴６ａの底壁８の存在
によって流出が阻止され、有底穴６ａ内を接着材４にて
確実に満たし支持ブロック７を適切に形成することがで
きる。
充填した場合、この接着材は有底穴６ａの底壁８の存在
によって流出が阻止され、有底穴６ａ内を接着材４にて
確実に満たし支持ブロック７を適切に形成することがで
きる。
【００２８】上記有底穴６ａの底壁８は充填された接着
材の硬化後（支持ブロック７の形成後）除去されても良
い。
材の硬化後（支持ブロック７の形成後）除去されても良
い。
【００２９】上記第２発明、第３発明と第１発明とは相
互に組合せて実施できる。
互に組合せて実施できる。
【００３０】各発明において、図８、図９に示すよう
に、各覆工プレート１Ａはその各辺、少なくとも二辺の
縁部に各覆工プレート１Ａ間を連結する連結手段を設け
る。例えば図に示すように、上記貫通穴６及び有底穴６
ａの一部を各覆工プレート１Ａの四辺に配設し、この穴
内に充填し硬化された支持ブロック７を担体として連結
具９を設け、この連結具９を介して隣接する覆工プレー
ト１Ａ相互を連結し、暴風による吹き飛び対策とする。
に、各覆工プレート１Ａはその各辺、少なくとも二辺の
縁部に各覆工プレート１Ａ間を連結する連結手段を設け
る。例えば図に示すように、上記貫通穴６及び有底穴６
ａの一部を各覆工プレート１Ａの四辺に配設し、この穴
内に充填し硬化された支持ブロック７を担体として連結
具９を設け、この連結具９を介して隣接する覆工プレー
ト１Ａ相互を連結し、暴風による吹き飛び対策とする。
【００３１】例えば図示のように連結具９に支持ブロッ
ク７を抱持する取付部９ａを設けると共に、隣接する覆
工プレート１Ａとの連結継手９ｂを設け、この連結継手
９ｂは例えば下向きのコ字形継手片９ｃにて形成し、こ
のコ字形継手片９ｃ内に上向きのコ字形連結具１０の一
方の連結片１０ａを係入してこの連結片１０ａと下向き
の継手片９ｃとを係止爪９ｄと１０ｂにて係合し抜け止
めを図ると共に、隣接する覆工プレート１Ａの連結具９
の連結継手９ｂのコ字形継手片９ｃを上記コ字形連結具
１０内に係入し係止爪９ｄと１０ｂにて係合する。この
結果、防水層３上に敷設された隣接する覆工プレートは
相互に上記連結具９を介して連結される。
ク７を抱持する取付部９ａを設けると共に、隣接する覆
工プレート１Ａとの連結継手９ｂを設け、この連結継手
９ｂは例えば下向きのコ字形継手片９ｃにて形成し、こ
のコ字形継手片９ｃ内に上向きのコ字形連結具１０の一
方の連結片１０ａを係入してこの連結片１０ａと下向き
の継手片９ｃとを係止爪９ｄと１０ｂにて係合し抜け止
めを図ると共に、隣接する覆工プレート１Ａの連結具９
の連結継手９ｂのコ字形継手片９ｃを上記コ字形連結具
１０内に係入し係止爪９ｄと１０ｂにて係合する。この
結果、防水層３上に敷設された隣接する覆工プレートは
相互に上記連結具９を介して連結される。
【００３２】上記連結具９は発泡合成樹脂プレート２の
端縁に形成した欠込部１１内に設置し上記支持ブロック
７を担体として取付ける。これにより隣接する表装プレ
ート１間には大きな間隔を形成せず、表装プレート１の
外端縁の下面に上記欠込部１１を設け、この欠込部１１
内に連結継手９ｂを覆い隠しつつ、隣接する覆工プレー
ト１Ａとの連結を図る。
端縁に形成した欠込部１１内に設置し上記支持ブロック
７を担体として取付ける。これにより隣接する表装プレ
ート１間には大きな間隔を形成せず、表装プレート１の
外端縁の下面に上記欠込部１１を設け、この欠込部１１
内に連結継手９ｂを覆い隠しつつ、隣接する覆工プレー
ト１Ａとの連結を図る。
【００３３】上記実施例は覆工プレート１Ａの端縁に設
けた連結具９を連結具１０を介して隣接する覆工プレー
ト１Ａと間接的に連結する場合を例示したが、この発明
は連結具１０を介さずに連結具９相互を直接連結する場
合を含む。
けた連結具９を連結具１０を介して隣接する覆工プレー
ト１Ａと間接的に連結する場合を例示したが、この発明
は連結具１０を介さずに連結具９相互を直接連結する場
合を含む。
【００３４】
【発明の効果】この発明によれば一枚の発泡合成樹脂プ
レートに複数枚の表装プレートを貼り付けて覆工プレー
トを形成した場合、この覆工プレートに曲げ荷重が加わ
り発泡合成樹脂プレートに割れが発生しても表装プレー
ト及び発泡合成樹脂プレートは合成樹脂製ネットを介し
て相互に他と連結する状態が保持され、遊離する問題を
有効に解決し、表装プレートと発泡合成樹脂プレートと
を複合板構造にしたことによる軽量化目的と断熱目的と
を遺憾なく発揮させることができると共に、上記ネット
と接着材により両プレートを強固に結合し相互間剥離の
問題を有効に解消し、更には個々の表装プレートが発泡
合成樹脂プレートの弾性を介して防水層の凹凸を吸収す
る効果を良好に発揮させることができる。
レートに複数枚の表装プレートを貼り付けて覆工プレー
トを形成した場合、この覆工プレートに曲げ荷重が加わ
り発泡合成樹脂プレートに割れが発生しても表装プレー
ト及び発泡合成樹脂プレートは合成樹脂製ネットを介し
て相互に他と連結する状態が保持され、遊離する問題を
有効に解決し、表装プレートと発泡合成樹脂プレートと
を複合板構造にしたことによる軽量化目的と断熱目的と
を遺憾なく発揮させることができると共に、上記ネット
と接着材により両プレートを強固に結合し相互間剥離の
問題を有効に解消し、更には個々の表装プレートが発泡
合成樹脂プレートの弾性を介して防水層の凹凸を吸収す
る効果を良好に発揮させることができる。
【００３５】又別の発明によれば表装プレートに加わる
歩行荷重や衝撃を発泡合成樹脂プレートに設けた複数の
貫通穴又は有底穴に充填し硬化した支持ブロックにより
負担し、上記歩行荷重等による発泡合成樹脂プレートの
肉やせや割れの問題を有効に解消し、上記複合板を形成
して軽量化を図る目的が遺憾なく達成できる。
歩行荷重や衝撃を発泡合成樹脂プレートに設けた複数の
貫通穴又は有底穴に充填し硬化した支持ブロックにより
負担し、上記歩行荷重等による発泡合成樹脂プレートの
肉やせや割れの問題を有効に解消し、上記複合板を形成
して軽量化を図る目的が遺憾なく達成できる。
【図１】第１発明の実施例を示す防水面覆工プレートを
切欠して示す斜視図である。
切欠して示す斜視図である。
【図２】同覆工プレート断面図である。
【図３】同覆工プレートの敷設状態を示す断面図であ
る。
る。
【図４】第２発明の実施例を示す防水面覆工プレートを
切欠して示す斜視図である。
切欠して示す斜視図である。
【図５】同覆工プレートを一部切欠して示す平面図であ
る。
る。
【図６】同覆工プレートの敷設状態を示す断面図であ
る。
る。
【図７】第３発明の実施例を示す防水面覆工プレートを
敷設状態を以って示す断面図である。
敷設状態を以って示す断面図である。
【図８】上記防水面覆工プレート相互の連結手段の一実
施例を示す要部断面図である。
施例を示す要部断面図である。
【図９】上記連結手段を設けた発泡合成樹脂プレートの
一部を示す底面図である。
一部を示す底面図である。
１Ａ 防水面覆工プレート １ 表装プレート ２ 発泡合成樹脂プレート ３ 防水層 ４ 接着材 ５ 合成樹脂製ネット ６ 貫通穴 ６ａ 有底穴 ７ 接着材を充填し硬化して形成した支持ブロ
ック ９ 連結具
ック ９ 連結具
Claims (3)
- 【請求項１】防水層上に多数敷設して歩行面を形成する
防水面覆工プレートにおいて、一枚の発泡合成樹脂プレ
ートの上面に分離独立せる複数の表装プレートを接着材
を介し貼り合せ、この貼り合せ界面に合成樹脂製ネット
を介在し、上記接着材が該合成樹脂製ネットを通して上
記表装プレートと発泡合成樹脂プレートとを接着してい
ることを特徴とする防水面覆工プレート。 - 【請求項２】表装プレートの下面に発泡合成樹脂プレー
トを貼り合せ、該表装プレートを該発泡合成樹脂プレー
トを介して防水層上に多数敷設し歩行面を形成するよう
にした防水面覆工プレートにおいて、上記発泡合成樹脂
プレートに表装プレートとの貼り合せ面で開口し且つ防
水層への敷設面において開口する貫通穴を複数設け、該
貫通穴にセメント混練材等から成る支持ブロックを充填
し垂直荷重に対する荷重受けを形成したことを特徴とす
る防水面覆工プレート。 - 【請求項３】表装プレートの下面に発泡合成樹脂プレー
トを貼り合せ、該表装プレートを該発泡合成樹脂プレー
トを介して防水層上に多数敷設し歩行面を形成するよう
にした防水面覆工プレートにおいて、上記発泡合成樹脂
プレートに表装プレートとの貼り合せ面で開口し且つ防
水層への敷設面の至近に達する有底穴を複数設け、該有
底穴にセメント混練材等から成る支持ブロックを充填し
垂直荷重に対する荷重受けを形成したことを特徴とする
防水面覆工プレート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17601293A JPH0711745A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 防水面覆工プレート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17601293A JPH0711745A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 防水面覆工プレート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711745A true JPH0711745A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16006184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17601293A Pending JPH0711745A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 防水面覆工プレート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711745A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7217162B2 (en) | 2002-03-07 | 2007-05-15 | Yazaki Corporation | Tabular terminal-use female terminal |
| JP2010138678A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Maxstone Kk | 床形成用マットと該マットを用いた床構造 |
| JP5547829B1 (ja) * | 2013-03-18 | 2014-07-16 | マックストン株式会社 | 覆工材 |
| JP2021021292A (ja) * | 2019-07-30 | 2021-02-18 | イイダ産業株式会社 | 置床構造体 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54117119A (en) * | 1979-02-06 | 1979-09-11 | Sato Shintarou | Waterrproof structure of flat roof |
| JPS55165368A (en) * | 1979-06-12 | 1980-12-23 | Sato Shintarou | Flooring |
| JPS6254749A (ja) * | 1986-03-28 | 1987-03-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 粉砕特性及び熱溶融特性がすぐれた樹脂組成物 |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP17601293A patent/JPH0711745A/ja active Pending
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