JPH07117264A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07117264A
JPH07117264A JP26600693A JP26600693A JPH07117264A JP H07117264 A JPH07117264 A JP H07117264A JP 26600693 A JP26600693 A JP 26600693A JP 26600693 A JP26600693 A JP 26600693A JP H07117264 A JPH07117264 A JP H07117264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
electrode
flow control
forming apparatus
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP26600693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Maeda
昌孝 前田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電圧駆動が可能で、安価で高速に画像を形
成することができる画像形成装置を提供することを目的
としている。 【構成】 本画像形成装置におけるアパチャ電極体1
は、厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に、そ
の絶縁シート2を貫通する直径100μmの複数のアパ
チャ6が等間隔で1列状に配置されると共に、絶縁シー
ト2の上面側における各アパチャ6の開口周縁には、ト
ナー流制御部として厚さ1μmの制御電極4が形成され
ている。また、制御電極4が形成される面と反対側の面
のアパチャの手前には、径が1μm程度で、長さが十数
μmの導電性繊維が埋め込まれた除電層5が形成されて
いる。そして、前記アパチャ電極体1は、支持体20に
制御電極4が対向した状態において、除電層5がアパチ
ャ6よりトナー供給上流側にくるよう配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の開口部(以下、アパチャと称する)が形成された電極
を用いて、その電極に対して画像データに基いて電圧を
印加し、トナー粒子が前記アパチャを通過し得るよう制
御して、通過したトナー粒子により支持体上に画像を形
成するものが、米国特許第3689935号の明細書に
おいて開示されている。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、前記各制御電極毎に前記3者を貫いて
少なくも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、前記基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与
える手段と、印加された電位によってアパチャを通過す
るトナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒
子を供給する手段と、支持体とアパチャ電極体が相対的
に移動し得るよう支持体を粒子流路中に位置決めする手
段とから構成されている。
【0004】しかしながら、この装置ではトナー粒子が
アパチャに目詰まりすることにより記録品質が低下する
と共に、記録速度もあまり早くすることができなかっ
た。そこで本出願人は、更に検討を進め、特願平4ー2
54494号の明細書および図面において、トナーを保
持した担持体と記録電極とを接触させて配置することに
より記録特性を大きく改善することができる画像記録装
置を提案している。この装置によれば、記録電極が目詰
まりすることがないため、画質の向上はめざましく、画
像記録装置として小型化、低コスト化が可能となった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置においては、トナーは担持
体上に鏡像力等によって付着して供給されるので、帯電
量が大きいトナーでは帯電量に比例する駆動力に対して
帯電量の2乗に比例して鏡像力が大きくなり、トナーを
支持体方向に飛翔させることができない。それにより、
帯電量の大きいトナーが多いと供給量に対するトナーの
使用効率が低く、プリント時間を長くしていた。また、
帯電量の大きなトナーを飛翔させるためには大きな駆動
電界を必要とするとともに高い駆動電圧を必要とし、そ
のための駆動素子等が高価になるため、装置が高価にな
る等の欠点があった。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、低電圧駆動が可能で、安価で高速
に画像を形成することが可能な画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、トナー流制御部を有するト
ナー流制御手段と、そのトナー流制御手段に帯電したト
ナーを供給するトナー担持体と、そのトナー担持体とは
前記トナー流制御手段を挟んで反対側に設けられた背面
電極とより成り、トナー担持体よって供給されるトナー
がトナー流制御部を通過するのを制御して、トナー流制
御手段と背面電極との間に配置される支持体上に画像を
形成するものであり、更には、トナー供給上流側にトナ
ーの帯電量を減じるための除電手段を備えている。
【0008】更に前記除電手段は、トナー流制御手段の
トナー担持体との対向面に形成された導電性繊維、もし
くは導電性粒子より構成されていてもよい。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置によ
れば、トナーはトナー担持体に担持され、トナー流制御
手段のもとに搬送される。そして、画像信号に応じてト
ナー流制御部に電圧が印加される。トナー担持体上のト
ナーはトナー流制御部によって形成される電界下に搬送
される前に、あらかじめ除電手段によって帯電量を減じ
られる。それにより、トナー担持体上のトナーは鏡像力
が弱められるとともに、トナー担持体との付着力が弱め
られ、トナー流制御部では比較的低い電圧によって大き
なトナー流を制御できる。
【0010】尚、前記除電手段が、トナー流制御手段の
トナー担持体との対向面に形成された導電性繊維、もし
くは導電性粒子より構成されていてもよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0012】図1は、本発明の画像形成装置の概要を示
す図であり、トナー流制御手段としてのアパチャ電極体
1の上側には、0.5mmの間隙を有して、背面電極と
しての円柱状の背面電極ローラ22が筐体(図示せず)
に回動可能に配設されており、前記間隙に挿入される支
持体20を搬送し得るように構成されている。
【0013】前記アパチャ電極体1の下側には、そのア
パチャ電極体1の長手方向に沿って、トナー供給装置1
0が配設されており、また、前記背面電極ローラ22に
よって搬送される支持体20の進行先には、定着装置2
6が配設されている。
【0014】次に、上記各構成要素の詳細を説明する
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納されるトナー16と、供給ローラ12と、トナー
担持体としてのトナー担持ローラ14と、トナー層規制
ブレード18とから構成されている。ここにおいて、前
記トナー担持ローラ14はトナー16を層状に担持し、
アパチャ電極体1に向かって搬送するものであり、前記
供給ローラ12は、トナー担持ローラ14に対してトナ
ー16を供給するものである。
【0015】そして、前記供給ローラ12とトナー担持
ローラ14は、トナーケース11内において図示する矢
印方向に回転可能に支持されており、両者は接触して配
設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整すると共にそのトナ
ー16を均一に帯電させるためのものであり、トナー担
持ローラ14に圧接されている。
【0016】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に、厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に、そ
の絶縁シート2を貫通する直径100μmの複数のアパ
チャ6が等間隔で1列状に配置されると共に、絶縁シー
ト2の上面側における各アパチャ6の開口周縁には、ト
ナー流制御部として厚さ1μmの制御電極4が形成され
ている。また、図3に示すように制御電極4が形成され
る面と反対側の面のアパチャーの手前には、径が1μm
程度で、長さが十数μmのカーボン製導電性繊維が埋め
込まれた除電層5が形成されている。
【0017】そして、前記アパチャ電極体1は、支持体
20に制御電極4が対向した状態において、図3に示す
ように除電層5がアパチャー6よりトナー供給上流側に
くるよう配置されている。
【0018】また、前記制御電極4とトナー担持ローラ
14の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して0V、もしくは+50Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。
【0019】更には、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ14との間には直流電源24が接続されてお
り、この直流電源は、前記背面電極ローラ22に対して
+1kVの電圧を印加し得るようになっている。
【0020】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
【0021】まず始めに、トナー担持ローラ14と供給
ローラ12の図1に示す矢印方向の回転により、供給ロ
ーラ12から送られてくるトナー16は、トナー担持ロ
ーラ14に擦りつけられ、マイナスに帯電させられてト
ナー担持ローラ14のトナー担持部17に上に担持され
る。担持されたトナー16は、層規制ブレード18によ
って薄層化された後、トナー担持ローラ14の回転によ
ってアパチャ電極体1に向かって搬送される。帯電した
トナー16が除電層5に近接するとトナー16の電界及
び制御電圧による電気力線が除電層5の導電性繊維に集
中し、電界強度の勾配が大きくなることにより、微弱な
コロナ放電を形成する。このコロナ放電によって生成し
たイオンのうちプラスのイオンが、負に帯電したトナー
の電荷を中和し、除電する。実験によれば、層規制ブレ
ード18によって薄層化された後のトナーは、環境及び
装置のばらつきによってその帯電量は30μC/gから
60μC/gの間でばらつくが、除電層5を通過後のト
ナーの帯電量はほぼ15μC/gで安定し、アパチャー
下に供給される。
【0022】一方支持体20は、アパチャ電極体1と背
面電極ローラ22との間に向かって搬送される。
【0023】ここで、画像信号に応じて、その画像部分
に対応する制御電極4には、制御電圧印加回路8から+
50Vの電圧が印加される。その結果、制御電極からア
パチャーを通ってトナー担持ローラー14上に至る電気
力線が形成される。担持ローラー14との付着力から解
放されたトナーは、制御電極4によって形成されている
電界からの静電力を受け、アパチャ6を通過して制御電
極4側に引き出される。引き出されたトナー16は、更
に、背面電極22に印加されている電圧によって支持体
20とアパチャ電極体1との間に形成される電界によ
り、支持体20に向かって飛翔し、支持体20上に堆積
して画素を形成する。
【0024】また、非画像部分に対応する制御電極4、
制御電圧印加回路8から0Vの電圧が印加される。その
結果、トナー担持ローラ14と制御電極4間には、電界
が形成されないことにより、トナー担持ローラ14上の
トナー16は、静電力を受けないためアパチャ6を通過
しない。
【0025】更には、支持体20は、その面上にトナー
16により1列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直の方向に1画素分送られる。そして、上記のプロセ
スを繰り返すことにより支持体20の全面にトナー像が
形成される。その後、形成されたトナー像は、定着装置
26によって支持体20上に定着される。
【0026】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定
されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
【0027】例えば、上記実施例では除電層5を導電性
繊維を用いて形成したが、その代わりに、粒径5μm程
度のカーボン粒子、金属粒子を用いて形成することも可
能である。
【0028】また、上記の導電性繊維、導電性粒子は絶
縁性のシート上に形成されているが、これらの導電性繊
維、導電性粒子を接地する構成としてもよい。この場
合、イオン電荷は接地線からも供給され、より効率よく
除電することができる。
【0029】また、導電性繊維、導電性粒子に高圧電圧
を印加し、積極的にコロナ放電させることにより除電さ
せることもできる。この場合、電源は直流でも交流でも
よい。
【0030】また、コロナ放電のイオンだけにたよら
ず、除電層5をアパチャ電極体1に塗布し、接地した導
電性コート層、例えば、カーボンブラック塗布層に帯電
トナーを接触させ、電荷を漏洩させても効果的である。
【0031】更には、上記実施例では非画像部分に対応
するアパチャの制御電圧を0Vとしたが、これは負の電
圧であっても良い。この場合、よりかぶりの少ない画像
を得ることができる。また、上記実施例では制御電極を
絶縁シートの支持体対向面側に配置したが、これはトナ
ー供給側でもよい。
【0032】また、上記実施例においては、トナー流制
御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例えば、特表
平1ー503221号公報に記載されるような編目状の
電極体や、特願平5−47848号の明細書および図面
に記載されるようなエッジ電極を用いることも可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置によれば、トナー担持体上のトナー
はトナー流制御部によって形成される電界下に搬送され
る前に、あらかじめ除電手段によって帯電量を減じられ
る。これにより、トナー担持体上のトナーは鏡像力を弱
められるとともに、トナー担持体との付着力を弱られる
ため、トナー流制御部では比較的低い電圧によって大き
なトナー流を制御できる。その結果、低電圧駆動が可能
となるとともに、安価で高速に画像を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を具体化した一実
施例を示す断面図である。
【図2】本発明の画像形成装置に用いられるアパチャ電
極体の斜視図である。
【図3】本発明の画像形成装置の要部の構成を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 2 絶縁性シート 4 制御電極 5 除電層 6 アパチャ 8 制御電圧印加回路 14 トナー担持ローラ 22 背面電極ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー流制御部を有するトナー流制御手
    段と、そのトナー流制御手段に帯電したトナーを供給す
    るトナー担持体と、そのトナー担持体とは前記トナー流
    制御手段を挟んで反対側に設けられた背面電極とより成
    り、トナー担持体よって供給されるトナーがトナー流制
    御部を通過するのを制御して、トナー流制御手段と背面
    電極との間に配置される支持体上に画像を形成する画像
    形成装置において、 トナー供給上流側にトナーの帯電量を減じるための除電
    手段を備えたことを特徴としている画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記除電手段がトナー流制御手段のトナ
    ー担持体との対向面に形成された導電性繊維、もしくは
    導電性粒子よりなることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
JP26600693A 1993-10-25 1993-10-25 画像形成装置 Pending JPH07117264A (ja)

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JP26600693A JPH07117264A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 画像形成装置

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JP26600693A JPH07117264A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 画像形成装置

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