JPH07117217A - 自動スクリーン捺染機における自動型合せ方法及び装置 - Google Patents

自動スクリーン捺染機における自動型合せ方法及び装置

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JPH07117217A
JPH07117217A JP5266489A JP26648993A JPH07117217A JP H07117217 A JPH07117217 A JP H07117217A JP 5266489 A JP5266489 A JP 5266489A JP 26648993 A JP26648993 A JP 26648993A JP H07117217 A JPH07117217 A JP H07117217A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動スクリーン捺染機の多色捺染における型
合せ調節を完全に自動化し、捺染中の型合い状態を画像
処理により検出し、これに応じて自動的に、高精度に型
合せ調節を行なう方法及び装置を提供する。 【構成】 捺染図柄の所定色数と同数のレジスターマー
クを、マザースクリーン7Mを介して被捺染布に捺染
し、且つ捺染されたレジスターマークを画像基礎データ
として画像処理装置11に取り込み、記憶させる準備工
程と、上記マザースクリーン7Mのレジスターマークと
同位置にレジスターマークが製版された図柄スクリーン
を用いて捺染を行ない、捺染後の各スクリーン毎のレジ
スターマークを画像データとして画像処理装置11に取
り込み、この画像データと記憶された画像基礎データと
の位置の変位値をドット数として検出し、上記変位値の
ドッド数を実際の調節量に変換し、これを各捺染ユニッ
ト(6−1〜6−5)毎に設けられたスクリーン調節機
構20、30、40に出力して、型合せ調節を行なう型
合わせ捺染工程とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動スクリーン捺染機の
多色捺染における、型合せ調節の自動化の方法及び装置
に関し、捺染中の型合い状態を画像処理により検出し、
これに応じて自動的に、高精度に型合せ調節を行なうも
のである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来の自動スクリーン捺染機
における型合せは、作業者が捺染後の型合い状態を監視
しつつ、その状態に応じて各スクリーン毎に、手動操作
にて型合せ調節を行っている。型合せ操作はリピート方
向(被捺染布の進行方向)と、これに直角方向と、回転
方向とに行なわねばならず、多色捺染となるほど時間と
熟練度を要し、生産性と品質の向上の妨げとなってい
る。
【0003】これらのため、本発明者により特願平3−
38784号による型合せ調節装置が提供され、モニタ
テレビとスイッチ操作にて簡便、確実な型合せ調節が実
施されているが、更に本発明においては型合い状態の監
視から、型合せ調節までの完全自動化を計るものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明は自動ス
クリーン捺染機の多色捺染における型合せ調節を完全に
自動化することを目的とし、捺染中の型合い状態を画像
処理により検出し、これに応じて自動的に、高精度に型
合せ調節を行なう方法及び装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、捺染作
業に先行して、捺染図柄の所定色数と同数のレジスター
マークを、マザースクリーンを介して被捺染布に捺染
し、且つ捺染されたレジスターマークを画像基礎データ
として画像処理装置に取り込み、記憶させる準備工程
と、上記マザースクリーンのレジスターマークと同位置
にレジスターマークが製版された図柄スクリーンを用い
て捺染を行ない、捺染後の各スクリーン毎のレジスター
マークを画像データとして画像処理装置に取り込み、こ
の画像データと記憶された画像基礎データとの位置の変
位値をドット数として検出し、上記変位値のドッド数を
実際の調節量に変換し、これを各捺染ユニット毎に設け
られたスクリーン調節機構に出力して、型合せ調節を行
なう捺染工程とから成ることを特徴とする自動スクリー
ン捺染機における型合わせ方法が提供される。
【0006】本発明によればまた、捺染図柄の各色に対
応して、所定色数と同数のレジスターマークが幅方向の
両側に製版されており、捺染作業に先行して被捺染布に
所定色数分のレジスターマークのみを予備捺染するため
のマザースクリーン;上記マザースクリーンの所定色の
レジスターマークと同位置に夫々のレジスターマークが
製版された本捺染用図柄スクリーン;捺染域の後方に設
けられ、捺染されたレジスターマークを画像として取り
込む複数台のCCDカメラ;マザースクリーンで予備捺
染されたレジスターマークを画像基礎データとして記憶
し、位置の変位値をドット数として検出し、出力する画
像処理装置;上記変位値のドット数を実際のスクリーン
調節量に当たるパルス量に変換するコンピュータ;及び
上記パルス数に応じて各捺染ユニットを変位させ、型合
わせ調節を行うスクリーン調節機構から成ることを特徴
とする自動スクリーン捺染機における型合わせ装置が提
供される。
【0007】
【作用】本発明の型合わせ捺染方法は、大別して、画像
基礎データを取り込み、保存する準備工程と、実際の画
像データを取り込んで型合わせ捺染を行う本工程からな
り、これらのデータ相互の比較は画像処理、即ち、デジ
タルの画像処理により行う。
【0008】先ず、準備工程においては、捺染図柄の所
定色数と同数のレジスターマークを、マザースクリーン
を介して被捺染布に捺染し、且つ捺染されたレジスター
マークを画像基礎データとして画像処理装置に取り込
み、記憶させる。
【0009】この準備工程において、精度の高い基礎画
像データが得られるばかりではなく、この画像データ
は、使用頻度や経時に係わらず、変化することがなく、
同じスクリーンを使用する限り、これを絶えず参照し
て、優れた比較用基礎データとなるものである。
【0010】型合わせ捺染工程においては、上記マザー
スクリーンのレジスターマークと同位置にレジスターマ
ークが製版された図柄スクリーンを用いて捺染を行な
う。これにより、レジスターマークに関して、基礎画像
データと実際に捺染時の画像データとの対比が可能とな
る。
【0011】この比較のために、捺染後の各スクリーン
毎のレジスターマークを画像データとして画像処理装置
に取り込む。次いで、この画像データと記憶された画像
基礎データとの位置の変位値をドット数として検出し、
これを出力する。
【0012】上記変位値のドッド数を実際のスクリーン
の調節量に変換し、これを各捺染ユニット毎に設けられ
たスクリーン調節機構に出力して、型合せ調節を行な
う。
【0013】本発明によれば、上記準備工程と型合わせ
捺染工程とを、画像処理を介して組み合わせることによ
り、型合わせ状態の検出も、型合わせ調節も全て人手を
要することなしに自動的に行われ、労力を節減し、生産
性を向上させることができる。
【0014】画像処理による型合わせ状態の検出は、肉
眼に比して極めて精度が高く、しかも肉眼のように疲労
の影響も全くなく、精度の高い型合わせを再現性よく長
期にわたって、安定に行い得るという利点ををあたえ
る。
【0015】一般に、画像処理は極めて大容量の記憶装
置と、高速の演算装置を必要とするのが難点であるが、
本発明では、この処理を極めて小面積のレジスターマー
クに限っているので、小容量の記憶装置と、比較的低速
の演算装置でも、型合わせ状態の検出を迅速に行えると
いう利点を有する。
【0016】本発明では、捺染図柄の各色に対応して、
所定色数と同数のレジスターマークが幅方向の両側に製
版されており、捺染作業に先行して被捺染布に所定色数
分のレジスターマークのみを予備捺染するためのマザー
スクリーンと、上記マザースクリーンの所定色のレジス
ターマークと同位置に夫々のレジスターマークが製版さ
れた本捺染用図柄スクリーンとをセットで使用する。
【0017】画像データの取り込みは、捺染域の後方に
設けられ、捺染されたレジスターマークを画像として取
り込む複数台のCCDカメラを介して行うのがよい。
【0018】画像処理装置は、マザースクリーンで予備
捺染されたレジスターマークを画像基礎データとして記
憶し、位置の変位値をドット数として検出するものであ
り、この検出値に基づいて、コンピュータが上記変位値
のドット数を実際のスクリーン調節量に当たるパルス量
に変換し、上記パルス数に応じて、スクリーン調節機構
が、各捺染ユニットを変位させ、型合わせ調節を行う。
【0019】本発明の装置において、上記各機構が有機
的に関連されて、ロスタイムなしに、捺染工程中で自動
型合わせが可能となるという利点が得られる。
【0020】
【実施例】本発明の自動型合せ方法は、(1) 捺染作
業に先行して、捺染図柄毎に、所定色数と同数のレジス
ターマークのみが幅方向の両側に製版されたマザースク
リーンを用いて、被捺染布に所定色数分のレジスターマ
ークのみを捺染し、(2) この捺染されたレジスター
マークを、捺染域の後方に設けられた2台のCCDカメ
ラで検出、その位置を計測・確認し、この位置データを
基礎データとして画像処理装置に取り込み、保管してお
き、(3) 捺染作業に当っては、上記マザースクリー
ンのレジスターマークを正確に、同位置に夫々のレジス
ターマークが製版された図柄スクリーンを用いて捺染を
行ない、(4) 捺染後の各スクリーン毎のレジスター
マーク位置をCCDカメラが検出し、これと前記の基礎
データである、マザースクリーンのレジスターマーク位
置との変位値をドット数として検出し型合せ制御盤に出
力、指示し、(5) 型合せ制御盤内のコンピュータに
より、上記変位値のドッド数を実際の調節量に変換し、
これを各捺染ユニット毎に設けられたスクリーン調節機
構に出力して型合せ調節を行なう。
【0021】これにより、作業者は型合せ調節作業に携
る必要がなく、常に、高精度に短時間に自動型合せ調節
が行われるものである。
【0022】図1に本発明による自動型合せ方法を用い
た自動スクリーン捺染機の概要平面及び制御の概要を示
す。
【0023】機台1の前後部には前部ローラ2、後部ロ
ーラ3が設けられ、これにエンドレスベルト4が張架さ
れて、公知の方法により図の矢印方向に、リピート長R
ごとに間欠駆動される。
【0024】エンドレスベルト4の表面には被捺染布5
が貼りつけられ、複数の捺染ユニット6−1〜6−5に
て、スクリーン7を介して多色捺染が施される。 本実
施例においては以後の説明及び各図とも捺染色数を5色
としているが、勿論これに限定されない。
【0025】最終捺染ユニット6−5の後方には、2台
のCCDカメラ10A,10Bが、被捺染布5の幅方向
の両側に、前記する両側のレジスターマークの検出可能
位置に設けられ、これから画像処理装置11、型合せ制
御盤13を経て、前記し、また詳細後記するように自動
型合せ調節が行なわれる。
【0026】本発明に使用されるスクリーン7の詳細を
図2に示す。
【0027】通常、スクリーン7には図柄7Dが製版さ
れているが、本発明においてはこの通常のスクリーンの
他に、前記するように図柄7Dがなく、所定色数と同数
の両側レジスターマーク7A及び7Bのみが製版された
マザースクリーン7Mが使用される。
【0028】マザースクリーン7Mには、捺染色数と同
数のレジスターマークの対7Aの1〜5と7Bの1〜5
のみが、スクリーン枠7Fの外寸の一辺e−eから規定
寸法a及びbを隔てて、等間隔dに、並びに他の一辺f
−fから規定寸法l2 及びl 1 の位置に製版されてい
る。
【0029】レジスターマーク7A、7B共に後述のC
CDカメラ10A,10Bでの計測・検出の容易なるよ
う、実施例においては二重丸印が用いられるが、一重丸
印でも、また他の形状のものであってもよい。
【0030】通常の捺染用スクリーン7には、スクリー
ン枠7Fの一辺e−eから、全色同一の規定寸法rを隔
ててリピート長Rに等しく、且つ他の一辺f−fから規
定寸法w2 を隔ててw1 に図柄7Dが製版されている。
又、レジスターマーク7A及び7Bを含めたWが捺染幅
となる。
【0031】捺染用の各スクリーン7には、図柄7Dと
同時にレジスターマーク7A及び7Bが、上記マザース
クリーン7Mと正しく同位置に製版される。この場合の
レジスターマーク7A及び7Bは、後記のCCDカメラ
10A及び10Bによるマザースクリーン7Mとの変位
値確認と、捺染ユニット6−1〜6−5の何れかを判別
するため、捺染順序に従って、1〜5の中の1個のみと
する。
【0032】このため各5個のレジスターマーク7A、
7Bは、全部を夫々のスクリーン7に製版しておき、必
要No.の各1個を残して他を粘着テープ等でマスキン
グしてもよく、また必要No.のみを製版してもよい。
【0033】本発明において上記するスクリーン7を用
いて捺染されるが、捺染作業に先き立ち、マザースクリ
ーン7Mのみで、例えば捺染ユニット6−5を使用し
て、被捺染布5にレジスターマーク7Aと7Bのみを捺
染する。捺染されたレジスターマークは間欠送りにて後
方のCCDカメラ10A、10Bでの計測位置に送られ
る。
【0034】図3にCCDカメラ10A,10Bでの画
像検出状態を示す。CCDカメラ10A、10Bはマザ
ースクリーン7Mにて捺染されたレジスターマーク7
A、7Bがカメラの視野範囲に入る位置に固定、設置さ
れ、下記によりレジスターマーク7A、7Bの位置計測
が行なわれる。
【0035】CCDカメラ10A、10Bは実施例にお
いては図3の通り、その全視野がX、Y方向共に512
0ドット・1ドット=0.02mmの分解能力を有して
いる。従ってカメラの全視野は5120×0.02=1
02.4mm角の大きさである。
【0036】この視野内において、レジスターマーク7
A、7Bの位置計測のため、CCDカメラ内に基準線x
a、xb及びya、ybが設定され、この範囲を5000ド
ットに設定する。即ち基準線で囲まれた範囲は、500
0×0.02=100mm角となる。
【0037】被捺染布に捺染されたレジスターマーク7
Aの1〜5の各位置は、上記基準線ya からα1 〜α5
として、同7Bの1〜5の各位置は基準線yb からβ1
〜β 5 及びxb からγ1 〜γ5 として計測される。この
夫々の値がドット数として画像処理装置11に送られ、
各レジスターマーク位置の基礎データとして保管され
る。
【0038】CCDカメラ10A、10Bの設置位置
は、厳密な位置精度を必要とせず、各レジスターマーク
がカメラの基準線範囲のほぼ中央に入る位置でよい。従
って上記の計測値α1 〜α5 とβ1 〜β5 は同一値でな
くともよく、又γ1 〜γ5 が基準線範囲の中央でなくと
もよい。尚レジスターマーク7Aと7B間の距離l1 は
固定値であるため、Y方向には一方のCCDカメラ10
Bのみで、γ1 〜γ5 を計測すればよい。
【0039】上記によりマザースクリーン7Mにて捺染
されたレジスターマークの、各位置の基礎データの確認
完了と共に、通常スクリーン7による捺染作業が開始さ
れる。
【0040】捺染においては図柄7Dと共に、夫々のレ
ジスターマーク7A,7Bの1〜5の内、捺染順序に従
って両側1個づつのレジスターマークが同時に捺染され
る。実施例では捺染ユニット6−1ではNo.1同6−
2ではNo.2、同6−5ではNo.5のレジスターマ
ークが捺染される
【0041】図柄と共に各対応するレジスターマークの
捺染された被捺染布5は、間欠送りにて順次後方に送ら
れ、CCDカメラ10A、10B部にて一時停止中に、
捺染された夫々のレジスターマーク位置が計測される。
これと前記マザースクリーン7Mによるレジスターマー
ク位置の基礎データとが比較され、その変位量がドット
数にて出力される。
【0042】この状態を図4に示す。レジスターマーク
7A−1及び7B−1はマザースクリーン7Mによる基
礎データのものであるが、同7A−1´及び7B−1´
は例えば捺染ユニット6−1にて捺染されたNo.1ス
クリーンのものを示す。図4ではX方向に7A側におい
てαx 、7B側においてβx及びY方向にはγxの位置誤
差が見られる。
【0043】上記の方法により捺染ユニット6−1〜6
−5のすべてのスクリーン7のレジスターマーク位置
が、間欠送りの停止毎に計測、検出され、画像処理装置
11に入力されている前記基礎データと比較した変位値
がドット数にて型合せ制御盤13に出力される。またモ
ニタカラーテレビ12に各スクリーン毎の変位の状態が
選択的に表示される。
【0044】図4における変位値αx 又はβx はX方
向、即ちリピート方向の誤差であり、γx はY方向の誤
差、またαx ±βx が回転方向θの誤差として検出さ
れ、型合せ制御盤13にてドット数を実際の調節量に変
換して、後記するスクリーン調節機構により調節され
る。
【0045】上記する各スクリーンのレジスターマーク
の計測・比較は、間欠送りの停止毎に毎回行なってもよ
く、型合せが安定している状態では、任意の送り回数毎
に一定時間毎に行ってもよい。これらの操作は捺染機制
御盤14と連係して画像処理装置11に任意に設定でき
る。
【0046】図5にスクリーン調節機構を備えた捺染ユ
ニット6−1〜6−5の全体平面を示す。各捺染ユニッ
トにはスクリーン調節機構(I)20、同(II)30、
同(III) 40が夫々に設けられており、この構造、作
用等の詳細は前記特願平3−38784号明細書と全く
同一のものである。
【0047】図5において、スクリーン7は一方のスク
リーン支持部材50及びこれと一体的なスクリーン受板
50a上に、ストッパー52とこれと反対側のエヤーシ
リンダ53により及び位置決めボルト54とスクリーン
固定機構55にて位置決め支承されている。反対側のス
クリーン支持部材51は、スクリーン7を単に受けてい
るだけである。このため一方のスクリーン支持部材50
を図のX,Y,θ方向に調節することで、スクリーン7
の型合せ調節が可能である。
【0048】スクリーン支持部材50の両端は、スクリ
ーン7の高さ調節ネジ56を介して、両側の調節フレー
ム34及び44に回動可能に支承されている。図の上方
の調節フレーム44は、スクリーン調節機構(III) 4
0により図のX方向に位置調節され、図のY方向にはフ
リーにスライド出来る構造となっている。下方の調節フ
レーム34はスクリーン調節機構(I)20により図の
X方向、及び同(II)30により図のY方向に位置調節
可能なクロス構造となっている。
【0049】夫々のスクリーン調節機構(I)、(I
I)、(III) 20、30、40は、各調節モータ(M
I)、(MII)、(MIII) 21、31、41により、
各減速機(GI)、(GII)、(GIII) 22、32、
42を経て調節駆動される。夫々の調節量は付属の各パ
ルスゼネレータ(PGI)、(PGII)、(PGIII)
23、33、43にて検出される。
【0050】前記の通り、マザースクリーンのレジスタ
ーマーク基礎データと、各捺染スクリーンのレジスター
マークの計測値との変位値に応じて、型合せ制御盤13
から各捺染ユニット6−1〜6−5のスクリーン調節機
構20、30、40に対して、調節方向と調節量が指示
出力される。
【0051】各スクリーン調節機構のうち、同(I)2
0及び同(III) 40によりスクリーン7はX方向に、
また同(II)30によりスクリーン7はY方向に調節さ
れ、スクリーン調節機構(I)20あるいは同(III)
40の操作により、スクリーン7はθ方向への回転調節
も可能となる。この作用を図4に簡略図示する。
【0052】これらの型合せ調節は、型合せ制御盤13
の指示を受けて、各調節モータ21、31、41の正逆
転により、図示省略のボールスクリュー・スライドベア
リングにて行われ、夫々の調節量は付属のパルスゼネレ
ータ23、33、43から、型合せ制御盤13にフィー
ドバックされる。
【0053】前記し、又図2に示す通り、マザースクリ
ーン7M及び捺染用の各スクリーン7のレジスターマー
ク7A、7Bの位置及び図柄7Dの位置は全数が同一の
規定位置に製版されている。このためマザースクリーン
7Mのレジスターマーク位置、即ち基礎データに各スク
リーンのレジスターマーク位置を合致することにより、
自ら捺染図柄の型合せ合致が得られるものである。
【0054】本発明において、型合わせ基礎画像データ
取り込みのための準備工程は、図6の(A)に示すフロ
ーチャートに従って、また型合わせ捺染のための本工程
は、図6の(B)に示すフローチャートに従って夫々行
われる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、画像基礎データを取り
込み、保存する準備工程と、実際の画像データを取り込
んで型合わせ捺染を行う本工程とで型合わせ捺染工程を
行い、これらのデータ相互の比較は画像処理により行う
ことにより、型合わせ状態の検出も、型合わせ調節も全
て人手を要することなしに自動的に行われ、労力を節減
し、生産性を向上させることができる。
【0056】また準備工程において、精度の高い基礎画
像データが得られるばかりではなく、この画像データ
は、使用頻度や経時に係わらず、変化することがなく、
同じスクリーンを使用する限り、これを絶えず参照し
て、優れた比較用基礎データとすることができる
【0057】画像処理による型合わせ状態の検出は、肉
眼に比して極めて精度が高く、しかも肉眼のように疲労
の影響も全くなく、精度の高い型合わせを再現性よく長
期にわたって、安定に行い得るという利点ををあたえ
る。
【0058】本発明では、画像処理を極めて小面積のレ
ジスターマークに限っているので、小容量の記憶装置
と、比較的低速の演算装置でも、型合わせ状態の検出を
迅速に行えるという利点を有する。
【0059】本発明の装置において、上記各機構が有機
的に関連されて、ロスタイムなしに、捺染工程中で自動
型合わせが可能となるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動スクリーン捺染機の概要平面
及び制御の概要を示す図である。
【図2】本発明に使用されるスクリーンの詳細平面図で
ある。
【図3】同CCDカメラの画像検出説明図である。
【図4】同レジスターマークの検出比較及び型合わせ作
用の説明図である。
【図5】捺染ユニットの全体平面図である。
【図6】(A)は本発明の準備工程のフローチャート、
(B)は型合わせ捺染工程のフロチャートである。
【符号の説明】
1 機台 2 前部ローラ 3 後部ローラ 4 エンドレスベルト 5 被捺染布 6−1〜6−5 捺染ユニット 7 スクリーン 7A レジスターマーク 7B レジスターマーク 7D 図柄 7F スクリーン枠 7M マザースクリーン 10A CCDカメラ 10B CCDカメラ 11 画像処理装置 12 モニタカラーテレビ 13 型合せ制御盤 14 捺染機制御盤 20 スクリーン調節機構(I) 21 調節モータ(MI) 22 減速機(GI) 23 パルスゼネレータ(PGI) 30 スクリーン調節機構(II) 31 調節モータ(MII) 32 減速機(GII) 33 パルスゼネレータ(PGII) 34 調節フレーム 40 スクリーン調節機構(III) 41 調節モータ(MII) 42 減速機(GIII) 43 パルスゼネレータ(PGIII) 44 調節フレーム 50 スクリーン支持部材 50a スクリーン受板 51 スクリーン支持部材 52 ストッパー 53 エヤーシリンダー 54 位置決めボルト 55 スクリーン固定機構 56 高さ調節ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捺染作業に先行して、捺染図柄の所定色
    数と同数のレジスターマークを、マザースクリーンを介
    して被捺染布に捺染し、且つ捺染されたレジスターマー
    クを画像基礎データとして画像処理装置に取り込み、記
    憶させる準備工程と、上記マザースクリーンのレジスタ
    ーマークと同位置にレジスターマークが製版された図柄
    スクリーンを用いて捺染を行ない、捺染後の各スクリー
    ン毎のレジスターマークを画像データとして画像処理装
    置に取り込み、この画像データと記憶された画像基礎デ
    ータとの位置の変位値をドット数として検出し、上記変
    位値のドッド数を実際の調節量に変換し、これを各捺染
    ユニット毎に設けられたスクリーン調節機構に出力し
    て、型合せ調節を行なう型合わせ捺染工程とから成るこ
    とを特徴とする自動スクリーン捺染機における型合わせ
    方法。
  2. 【請求項2】 捺染図柄の各色に対応して、所定色数と
    同数のレジスターマークが幅方向の両側に製版されてお
    り、捺染作業に先行して被捺染布に所定色数分のレジス
    ターマークのみを予備捺染するためのマザースクリー
    ン;上記マザースクリーンの所定色のレジスターマーク
    と同位置に夫々のレジスターマークが製版された本捺染
    用図柄スクリーン;捺染域の後方に設けられ、捺染され
    たレジスターマークを画像として取り込む複数台のCC
    Dカメラ;マザースクリーンで予備捺染されたレジスタ
    ーマークを画像基礎データとして記憶し、位置の変位値
    をドット数として検出し、出力する画像処理装置;上記
    変位値のドット数を実際のスクリーン調節量に当たるパ
    ルス量に変換するコンピュータ;及び上記パルス数に応
    じて各捺染ユニットを変位させ、型合わせ調節を行うス
    クリーン調節機構から成ることを特徴とする自動スクリ
    ーン捺染機における型合わせ装置。
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