JPH07116927B2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

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JPH07116927B2
JPH07116927B2 JP585387A JP585387A JPH07116927B2 JP H07116927 B2 JPH07116927 B2 JP H07116927B2 JP 585387 A JP585387 A JP 585387A JP 585387 A JP585387 A JP 585387A JP H07116927 B2 JPH07116927 B2 JP H07116927B2
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JP
Japan
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cam
valve
rocker arm
engine
cam mechanism
Prior art date
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JP585387A
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English (en)
Other versions
JPS63173809A (ja
Inventor
英二 中井
俊治 益田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸気弁または、排気弁を開閉駆動するエンジ
ンの動弁装置に関し特に、エンジンの低回転時と高回転
時とで、カム機構を切り換えて使用するように構成され
たエンジンの動弁装置に関する。
(従来技術) 一つの弁を開閉駆動するに当たり、運転状態に応じて異
なるカムを用いるようにしたエンジンの動弁装置は従来
から知られており、実開昭57−182205号公報には、この
ような動弁装置の例が開示されている。この開示された
構造では、低高回転用の2つのカムを設け、運転状態に
応じてこれらのカムを選択的に機能させるようになって
いる。この種の動弁装置を用いることにより、異なるバ
ルブタイミング及び開弁期間を得ることができ、運転状
態に応じた適正な開弁特性を与えることができる利点が
ある。
ところで、動弁系の作動は、エンジン出力の損失の1部
を成すものであるので、摩擦抵抗等が、極力少なくなる
ように動弁装置を構成することが望ましい。
特開昭59−183007号公報には、ロッカーアームのフォロ
ワーすなわち、カムフェイスとの当接部を、ローラで構
成した動弁装置が開示されている。このようにすると、
フォロワー部の摩耗の問題が無くなるので、この部分の
耐久性を向上させることができるとともに、動弁装置の
摩擦損失を減少させることができる。
(解決しようとする問題点) しかし、フォロワー部をローラで構成すると、通常の滑
り構造のものに比べて動弁装置の慣性重量が増大し、か
えって、エンジンの出力損失を増大させる結果となる。
とくに、上記実開昭57−182205号公報に開示される低回
転用とは別個に高回転用のカム機構を備えた動弁装置で
は、この慣性重量の問題は重大である。
(問題を解決するための手段) 本発明は、上記事情に鑑みて構成されたもので低回転用
と、高回転用の少なくとも2つのカム機構を有する動弁
装置において、エンジンの出力損失を極力少なくするこ
とができる動弁装置を提供することを目的とする。
本発明者らの研究によれば、ロッカーアームのフォロワ
ー部を滑り構造にした場合の動弁装置の摩擦損失は、エ
ンジン回転数が増大するのに応じて減少し、高回転用領
域では、重大な悪影響は、生じない。
本発明は、この点に着目して構成されたもので、吸気弁
及び排気弁の少なくとも一方を開閉駆動するための複数
のカム機構を備え、 低回転領域から高回転領域の間で前記複数のカム機構を
切り換えて作動させるように構成されたエンジンの動弁
装置において、 前記複数のカム機構のうち高い回転領域で機能するカム
機構のロッカーアームのカムフェイス当接部分が滑り構
造を有しており、 前記複数のカム機構のうち低い回転領域で機能するカム
機構のロッカーアームのカムフェイス当接部分がローラ
構造を有することを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、少なくとも低い回転領域で作用するカ
ム機構と高い回転領域で作用するカム機構とが1つの弁
を駆動するために設けられており、エンジンの比較的低
い回転数領域では、上記低い回転数領域で作用するカム
機械によって弁の開閉動作が行われる。この低い回転領
域で機能するカム機構のロッカーアームのフォロアー部
は、ローラ構造となっており、カムフェイスとはころが
りによって係合する。また、エンジンの比較的高い回転
数領域においては、弁の開閉動作は、高い回転領域で機
能するカム機構によって行われる。この高い回転領域で
機能するカム機構のロッカーアームのフォロアー部は、
カムフェイスに摺接する滑り構造になっている。
この場合、好ましくは、高い回転領域で機能するカム機
構は、低い回転領域では、低い回転領域で機能するカム
機構から離れて遊動しており、回転数が所定以上に上昇
したとき、低い回転領域で機能するカム機構と結合され
一体となって動くようになっている。そして、高い回転
領域で機能するカム機構に対応するカムよりも大きい構
造を有するので、高い回転領域で機能するカム機構と低
い回転領域で機能するカム機構とが一体となって動作す
るときには、高い回転領域で機能するカム機構に対応す
るカムが優先的に開閉動作を行なうこととなる。
(発明の効果) 本発明の上記構造によれば、エンジンの比較的低い回転
領域においては、弁作動に寄与する低い回転領域で機能
するカム機構のロッカーアームのフォロアー部は、ロー
ラ構造になっているので、カムフェイスとの間の摩擦抵
抗を小さくすることができ、これによってエンジンの出
力損失を減少させることができる。また、高い回転領域
で機能するカム機構のロッカーアームのフォロアー部
は、通常の滑り構造としているので、装置の慣性重量を
小さくすることができる。また、高い回転領域では、フ
ォロアー部とカムフェイスとの間の摩擦抵抗はあまり問
題とならず、この領域では、高速動作する動弁装置の慣
性重量の方がむしろ大きく影響する。したがって、全体
として上述の構造とすることによってエンジンの出力損
失が減少することができる。
(実施例の説明) 以下本発明の1実施例につき、図面を参照しつつ説明す
る。
第1図及び第2図を参照すれば、本例の動弁装置1が組
み込まれるエンジンは、2つの吸気弁2(1つだけ図
示)を備えており、それぞれの吸気弁2にはこれらを作
動させるためのロッカーアーム3及び4の一端が係合す
るようになっている。ロッカーアーム3、4は低回転用
カム機構を構成しており、ロッカーシャフト5に揺動自
在に支持されている。ロッカーアーム3、4の他端は、
カムシャフト6上に形成された低回転用カムのカムフェ
イス(図示せず)に係合するようになっている。この場
合、ロッカーアーム3、4の上記他端部すなわち、フオ
ロワー部には、ローラ7、8が取りつけられており、こ
れらのローラ7、8は、カムフェイスと当接しつつ回転
する。またロッカーアーム3、4は、これに応じて揺動
し、吸気弁2をバネ9を介して駆動し吸気ポート10を開
閉する。
さらに、ロッカーシャフト5には、ロッカーアーム3、
4の間に、高回転用カム機構を構成するロッカーアーム
11が配置される。このロッカーアーム11のフォロワー部
11aは、通常の滑り構造になっており、高回転用カム6a
のカムフェイスと摺接するようになっている。
さらに本例の動弁装置1は、ロッカーアーム3及び4と
ロッカーアーム11とを断接するための切り換え装置12が
設けられる。この切り換え装置12は、ロッカーアーム
3、4に設けられたボア3a、4a内を摺動自在に配置され
るプランジャ13、14とこのプランジャ13、14を付勢する
バネ15、16と、ロッカーアーム11内に形成された貫通穴
11bの両端部に上記プランジャ13、14に対置するように
配置されるピストン17、18とを備えている。この貫通穴
11bの中間部のピストン17及び18とで規定される空間部1
9には、油路20を介して油圧が導入されるようになって
いる。油圧が導入されいないときには、ロッカーアーム
3、4とロッカーアーム11とは別個独立して揺動するこ
とができるが、油圧が導入されたとき、ピストン17、18
は、バネ15、16の弾性力に抗して、ボア3a、4a内に突入
する。これによって、ロッカーアーム11は、ロッカーア
ーム3、4と一体となって揺動することとなる。
以上の構造において、エンジンの低回転領域では、ロッ
カーアーム11の貫通穴11bの空間部19には、油圧は、導
入されず、したがって、吸気弁2は、ロッカーアーム
3、4を介して低回転用カムによって駆動される。この
場合には、ロッカーアーム11は、遊動しておりフォロワ
ー部には、抵抗は殆どかからない。一方、この運転領域
で、弁駆動に寄与するロッカーアーム3、4のフォロワ
ー部はローラ構造になっているので、摩擦抵抗は小さ
い。エンジン回転数が所定以上に上昇すると上記空間部
19に油圧が導入されロッカーアーム3、4とロッカーア
ーム11とは結合され両者は、一体となって揺動する。こ
の場合、高回転用カム6aのプロフィールは、低回転用カ
ムのそれよりも大きく構成されているので、高回転用カ
ムが優先して、弁駆動に寄与する事となる。この場合に
は、ロッカーアーム11のフォロワー部はカムフェイスと
摺接することとなるが、高回転領域では、エンジンの出
力損失に対してこの摩擦抵抗は問題とならず、装置の慣
性重量の方が大きく影響する。したがって、ロッカーア
ーム11のフォロワー部をローラ構造としないで、重量の
小さい滑り構造とした本例の構造により、結果としてエ
ンジンの出力損失の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例に係る動弁装置の平面図、
第2図は、第1図の動弁装置の側面図である。 1……動弁装置、 2……吸気弁、 3、4……ロッカーアーム、 3a、4a……ボア 5……ロッカーシャフト、 6……カムシャフト、 7、8……ローラ、 9……バネ、 10……吸気ポート、 11……ロッカーアーム、 11a……フォロワー部、 12……切り換え装置、 13、14……プランジャ、 15、16……バネ、 17、18……ピストン、 19……空間部、 20……油路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を開閉
    駆動するための複数のカム機構を備え、 低回転領域から高回転領域の間で前記複数のカム機構を
    切り換えて作動させるように構成されたエンジンの動弁
    装置において、 前記複数のカム機構のうち高い回転領域で機能するカム
    機構のロッカーアームのカムフェイス当接部分が滑り構
    造を有しており、 前記複数のカム機構のうち低い回転領域で機能するカム
    機構のロッカーアームのカムフェイス当接部分がローラ
    構造を有することを特徴とするエンジンの動弁装置。
JP585387A 1987-01-13 1987-01-13 エンジンの動弁装置 Expired - Lifetime JPH07116927B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP585387A JPH07116927B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 エンジンの動弁装置

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JP585387A JPH07116927B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 エンジンの動弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63173809A JPS63173809A (ja) 1988-07-18
JPH07116927B2 true JPH07116927B2 (ja) 1995-12-18

Family

ID=11622546

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP585387A Expired - Lifetime JPH07116927B2 (ja) 1987-01-13 1987-01-13 エンジンの動弁装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4032291C2 (de) * 1989-10-12 2002-08-29 Nissan Motor Ventilbetätigungsvorrichtung
JPH03164510A (ja) * 1989-11-22 1991-07-16 Fuji Heavy Ind Ltd 可変バルブタイミング式動弁装置
JPH06307220A (ja) * 1994-03-28 1994-11-01 Mitsubishi Motors Corp バルブタイミング調整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121810U (ja) * 1984-07-13 1986-02-08 本田技研工業株式会社 エンジンの動弁機構
JPS61250312A (ja) * 1985-04-26 1986-11-07 Mazda Motor Corp エンジンの動弁装置

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JPS63173809A (ja) 1988-07-18

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