JPH07116699B2 - 埋立て方法 - Google Patents

埋立て方法

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Publication number
JPH07116699B2
JPH07116699B2 JP5009758A JP975893A JPH07116699B2 JP H07116699 B2 JPH07116699 B2 JP H07116699B2 JP 5009758 A JP5009758 A JP 5009758A JP 975893 A JP975893 A JP 975893A JP H07116699 B2 JPH07116699 B2 JP H07116699B2
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JP
Japan
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soil cement
cement
waste
soil
landfill
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JP5009758A
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JPH06220824A (ja
Inventor
貞 三瀬
祚光 國藤
Original Assignee
成幸工業株式会社
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Publication date
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般廃棄物を投棄して
埋立てるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般家庭、オフィス、その他の
場所から生じる一般廃棄物であるごみの処理方法として
埋立てして処理する方法がある。この一般廃棄物である
ごみを埋立てることで、廃棄物の処理と埋立て地の造成
を図っている。そして、廃棄物のみで埋立てた場合、造
成された埋立地の地盤は支持力が弱いという問題があ
る。そこで、廃棄物と土とを交互に層状に埋立てること
が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、廃棄物と土
とを交互に層状に埋立てるものにおいては廃棄物の層は
依然として強度が弱く、時間が経過するにつれて風化が
進み、埋立地の地盤の支持力が依然として十分でないと
いう問題がある。また、従来にあっては廃棄物中の紙等
が分解する際にフミン酸のような有機酸が発生し、埋立
地としては好ましくないという問題があった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、廃棄物
を埋立てて埋立地を造成するに当たり、造成地の地盤の
支持力を向上させることができ、しかも廃棄物中の酸を
中和することができる埋立て方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るために、本発明の埋立て方法は、一般廃棄物1とソイ
ルセメント2とを交互に層状に埋立てることを特徴とす
るものである。また、ソイルセメント2として土木、建
築現場で発生したソイルセメントを用いることも好まし
い。
【0006】
【作用】しかして、上記のような方法の本発明によれ
ば、一般廃棄物1とソイルセメント2とを交互に層状に
埋立てることで、ソイルセメント2中のセメント成分が
一般廃棄物1内に浸入して一般廃棄物を凝結硬化させて
一般廃棄物1の層の強度を著しく向上させると共にソイ
ルセメント2が硬化した層も当然高強度を有することと
なり、埋立地の地盤の強度を向上させることができるこ
とになる。そして、ソイルセメント2中のセメント成分
が一般廃棄物1内に浸入することで一般廃棄物1が分解
する際に発生する有機酸をセメント成分により中和する
ことができるようになっている。
【0007】また、ソイルセメント2として土木、建築
現場で発生したソイルセメントを用いるものにおいて
は、土木、建築現場で発生したソイルセメントを有効に
利用して埋立てできると共に土木、建築現場で発生した
ソイルセメントの処分も同時に行えるものである。
【0008】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。一般家庭、オフィス、その他の場所から生
じる一般廃棄物1であるごみを埋立て予定地に運んで投
棄して埋立てるのであるが、本発明においては、この一
般廃棄物1の埋立てに当たり、一般廃棄物1とソイルセ
メント2とを交互に層状に埋立てるのである。ここで、
ソイルセメント2としては埋立現場付近で採取した土砂
とセメントミルクとを混合して得たものや、あるいは、
土木、建築現場で発生したソイルセメント2が用いられ
る。
【0009】前者の場合には、埋立地現場付近に埋立現
場付近で採取した土砂とセメントを主成分とするセメン
トミルクとを混合してソイルセメント2を形成するため
のソイルセメント製造装置を設置する。そして、埋立て
予定地に一般廃棄物1を運んである厚みになるように投
棄し、表面部をブルトーザ等により略平坦に均し、次
に、ソイルセメント製造装置で製造したソイルセメント
2を上記一般廃棄物1の上にある厚みになるように積層
し、表面部をほぼ平坦になるように均す。次に、このソ
イルセメント2の上に再び一般廃棄物1を投棄し、一般
廃棄物1の層がある厚みになると、表面部をほぼ平坦に
均し、次に、この一般廃棄物1の上にソイルセメント製
造装置で製造したソイルセメント2をある厚みになるよ
うに積層し、表面部を略平坦に均す。このようにして、
一般廃棄物1とソイルセメント2とを交互に層状に埋立
てて埋立地を造成するのである。
【0010】また、後者の場合には、埋立て予定地に一
般廃棄物1を運んである厚みになるように投棄し、表面
部をブルトーザ等により略平坦に均し、次に、土木、建
築現場において発生するソイルセメントを埋立て予定地
に運んである厚みになるように投棄し、その後、表面部
を略平坦に均す。次に、このソイルセメント2の上に再
び一般廃棄物1を投棄し、一般廃棄物1の層がある厚み
になると、表面部をほぼ平坦に均し、次に、この一般廃
棄物1の上に土木、建築現場において発生するソイルセ
メント2をある厚みになるように積層し、表面部を略平
坦に均す。このようにして、一般廃棄物1とソイルセメ
ント2とを交互に層状に埋立てて埋立地を造成するので
ある。この場合、例えば一般廃棄物1は1〜3m程度の
厚みに埋立て、ソイルセメント2は0.5〜1mm程度
の厚みに埋め立てる。また、最上部には覆土で覆うもの
であり、この厚みは1mm以上とする。
【0011】ここで、土木、建築現場で発生するソイル
セメント2は現在、例えば次のような場合に発生してい
る。すなわち、土木、建築現場において、山止め壁、止
水壁、地盤改良、改良杭等の地下造成物を形成するに当
たり、これらの地下造成物を形成しようとする土木、建
築現場の該当箇所の地盤を掘削機で掘削するとともに掘
削孔内において掘削土砂とセメントを主成分とするセメ
ントミルクとを攪拌混合して掘削孔内にソイルセメント
を充填するのであるが、この場合、ソイルセメントの一
部が地上に溢れ出るものであり、このソイルセメントは
土木、建築現場から運び出して投棄する必要がある。そ
して、本発明においてはこの土木、建築現場において発
生したソイルセメントを一般廃棄物1を投棄して埋立て
るところに運んで、上記のように一般廃棄物1とソイル
セメント2とを交互に層状に埋立てて埋立地を造成する
のである。
【0012】もちろん、本発明において、土木、建築現
場において発生したソイルセメントを一般廃棄物1を投
棄して埋立地に運んで上記のように投棄する際、埋立地
現場付近に埋立現場付近で採取した土砂とセメントを主
成分とするセメントミルクとを混合してソイルセメント
2を形成するためのソイルセメント製造装置を設置して
おいてもよい。このように両者を併用することで、土
木、建築現場において発生するソイルセメント2の埋立
地への搬入が途切れた場合や、量が少ない場合には、埋
立て現場付近に設置したソイルセメント製造装置で必要
量のソイルセメント2を製造して供給するようにするこ
とができる。
【0013】ところで、上記のように、一般廃棄物1と
ソイルセメント2とを交互に層状に埋立てると、ソイル
セメント2中のセメント成分が一般廃棄物1の層内に浸
入して一般廃棄物を凝結硬化させて一般廃棄物1の層の
強度を著しく向上させると共にソイルセメント2が硬化
した層も当然高強度を有することとなり、埋立地の地盤
の強度を向上するものである。また、一般廃棄物1内の
紙等が分解するとフミン酸のような有機酸が発生する
が、ソイルセメント2中のセメント成分が一般廃棄物1
内に浸入して有機酸との中和反応が行われることにな
る。
【0014】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、一般
廃棄物とソイルセメントとを交互に層状に埋立てるの
で、ソイルセメント中のセメント成分が一般廃棄物内に
浸入して一般廃棄物を凝結硬化させて一般廃棄物の層の
強度を著しく向上させると共にソイルセメントが硬化し
た層も当然高強度を有することとなり、造成される埋立
地の地盤の強度を向上させることができるものである。
また、ソイルセメント中のセメント成分が一般廃棄物内
に浸入することになり、一般廃棄物が分解する際に発生
する有機酸をセメント成分により中和することができ、
埋立地における有機酸発生により生じる諸問題を解消で
きるものである。
【0015】また、ソイルセメントとして土木、建築現
場で発生したソイルセメントを用いるものにおいては、
土木、建築現場で発生したソイルセメントを有効に利用
して埋立てできると共に土木、建築現場で発生したソイ
ルセメントの処分も同時に行え、土木、建築現場で発生
したソイルセメントを有効利用してコストを著しく低減
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略断面図である。
【符号の説明】
1 一般廃棄物 2 ソイルセメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般廃棄物とソイルセメントとを交互に
    層状に埋立てることを特徴とする埋立て方法。
  2. 【請求項2】 ソイルセメントとして土木、建築現場で
    発生したソイルセメントを用いることを特徴とする請求
    項1記載の埋立て方法。
JP5009758A 1993-01-25 1993-01-25 埋立て方法 Expired - Lifetime JPH07116699B2 (ja)

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JP5009758A JPH07116699B2 (ja) 1993-01-25 1993-01-25 埋立て方法

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JPH06220824A JPH06220824A (ja) 1994-08-09
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ID=11729187

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JP4736444B2 (ja) * 2004-01-28 2011-07-27 Jfeスチール株式会社 浅場等の造成方法
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