JPH07116266A

JPH07116266A - 低周波治療器の導子

Info

Publication number: JPH07116266A
Application number: JP27032093A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Inui; 克己乾; Shingo Usui; 伸吾臼井
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1993-10-28
Filing date: 1993-10-28
Publication date: 1995-05-09

Abstract

(57)【要約】【目的】片足治療や腰の治療に都合がよく、また、収
納に便利な低周波治療器の導子を提供することを目的と
する。【構成】一対の導子ブロック２，２から成り、これら
導子ブロック２，２には、各々の導子面となる導電性ゴ
ム３，３を上に向けた状態で互いに連結することができ
る連結部５，５が設けられているとともに、両ブロック
２，２が連結された状態で周回状のコード巻取部が形成
されるように、その側面に溝１０，１０が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、低周波治療器の導子に
関する。

【０００２】

【従来の技術】図４は、従来の低周波治療器およびこれ
に付属する導子等を示した斜視図である。一般に、低周
波治療器４５から出力される低周波電流を人体に付与す
るために、粘着性および導電性を有する電極パッド４
６，４６が用いられるが、足や腰などの特定部分につい
ては、導電性ゴム５０を設けた一対の足用導子ブロック
５１，５１が用いられる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の足用導子ブロック５１，５１では、両足治療におい
て一方を右足に他方を左足にそれぞれ当てるような場合
には都合がよいが、片足治療において両ブロックを接し
並べて片足に当てるような場合、或いは両ブロックを接
し並べて腰に当てるような場合においては、両ブロック
５１，５１の配置間隔がずれたりして治療ポイントを外
してしまうことがある。また、足用導子を使用しないと
きのそれらブロックの収納も不便であった。

【０００４】本発明は、上記の事情に鑑み、片足治療や
腰の治療に都合がよく、また、収納に便利な低周波治療
器の導子を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の低周波治療器の
導子は、上記の課題を解決するために、一対の導子ブロ
ックから成り、各導子ブロックには各々の導子面を上に
向けた状態で互いに連結することができる連結部が設け
られていることを特徴とする。

【０００６】また、上記の構成において、各導子ブロッ
クには、両ブロックが連結された状態で周回状のコード
巻取部が形成されるように、その側面に溝を形成しても
よいものである。

【０００７】

【作用】第１の構成においては、両足治療を行う場合の
ように一方を右足に他方を左足にそれぞれ当てるような
場合には、両ブロックを連結させないで用いる。そし
て、片足治療において両ブロックを接し並べて片足に当
てるような場合、或いは両ブロックを接し並べて腰に当
てるような場合には、両ブロックを互いに連結して用い
る。このように、両ブロックを連結して用いることによ
り、両ブロックの配置間隔がずれることがなくなり常に
治療ポイントに導子面を当てておくこととが可能にな
る。

【０００８】また、第２の構成によれば、一対の導子ブ
ロックを連結することにより、周回状のコード巻取部が
形成されるから、このコード巻取部にコードを巻き付け
て収納することができ、収納がコンパクト且つ便利にな
る。

【０００９】

【実施例】

（実施例１）以下、本発明の第１の実施例を説明する。

【００１０】図１の（ａ）は低周波治療器の導子１の平
面図であり、同図の（ｂ）はその側面図である。

【００１１】導子１は、一対の導子ブロック２，２から
成る。各導子ブロック２は、一般に床上に置かれて用い
られるものであり、その底面は平らに形成されている。
一方、上面側はなだらかに隆起する形状をなしており、
この隆起の頂部には導子部となる細長形状の導電性ゴム
３が設けられている。そして、導電性ゴム３の一端側に
は、プラグコード接続部４が形成されており、図示しな
い低周波治療器本体と上記導電性ゴム３とがコードで接
続されるようになっている。

【００１２】導子ブロック２は平面図で見ると略四角形
状をなし、その四つある側面の一つの側面に連結部５が
形成されている。一対の導子ブロック２，２における連
結部５，５は、互いに雄側雌側の関係に形成されてい
る。本実施例では、雄側連結部５ａは支持体部６の両側
に突起部７，７を形成した略Ｔ字状をなしており、雌側
連結部５ｂはその上面側に上記支持体部６および突起部
７，７に対応した略Ｔ字状の溝８および上記突起部７，
７が嵌まり込む係合入込部９を有している。

【００１３】また、導子ブロック２，２の各々の他の三
つの側面には、溝１０，１０が形成されており、両ブロ
ック２，２が前記の連結部５，５にて互いに連結される
ことにより、両溝１０，１０によって周回状のコード巻
取部が形成されるようになっている。

【００１４】上記の構成によれば、両足治療を行う場合
のように一方を右足に他方を左足にそれぞれ当てるよう
な場合には、両ブロック２，２を連結させないで用い
る。そして、片足治療において両ブロック２，２を接し
並べて片足に当てるような場合、或いは両ブロック２，
２を接し並べて腰に当てるような場合には、両ブロック
２，２を互いに連結して用いる。このように、両ブロッ
ク２，２を連結して用いることにより、両ブロックの配
置間隔がずれることがなくなり常に治療ポイントに導電
性ゴム（導子面）３，３を当てておくこととができる。

【００１５】また、一対の導子ブロック２，２を上記の
ごとく連結することにより、溝１０，１０によって周回
状のコード巻取部が形成されるので、図２に示すよう
に、コード巻取部にコード１１，１１を巻き付けて収納
することができ、収納が便利になるとともに収納のコン
パクト化を図ることができる。

【００１６】（実施例２）以下、本発明の第２の実施例
を説明する。

【００１７】本実施例の低周波治療器の導子は、連結部
の構造において上記実施例１と相違している。

【００１８】即ち、図３に示すように、雄側連結部５ａ
は支持体１５の先端部に肉厚部１６を有する一方、雌側
連結部５ｂは上記の支持体１５および肉厚部１６に対応
した穴部１７を有する。従って、雄側連結部５ａを雌側
連結部５ｂにサイド側からはめ込むことにより両者を連
結することができる。また、雌側連結部５ｂが可撓性を
有する場合には、正面側からはめ込むこともできる。

【００１９】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、片足治
療や腰の治療において治療ポイントを外すことがなくな
り、また、収納に便利でコンパクト化が図れるという効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の低周波治療器導子における一対の導子
ブロックを示す図であって、同図（ａ）は平面図、同図
（ｂ）は側面図である。

【図２】上記一対の導子ブロックを連結させるとともに
溝にコードを巻回した状態を示す側面図である。

【図３】本発明の他の実施例の低周波治療器の導子を示
す図であって、同図（ａ）は平面図であり、同図（ｂ）
は側面図である。

【図４】従来の低周波治療器およびこれに付属する導子
等を示す斜視図である。

【符号の説明】

１導子２導子ブロック３導電性ゴム５連結部１０溝

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一対の導子ブロックから成り、各導子ブ
ロックには各々の導子面を上に向けた状態で互いに連結
することができる連結部が設けられていることを特徴と
する低周波治療器の導子。
【請求項２】各導子ブロックには、両ブロックが連結
された状態で周回状のコード巻取部が形成されるよう
に、その側面に溝が形成されていることを特徴とする請
求項１に記載の低周波治療器の導子。