JPH07116186B2 - 2位にカルボニル置換基を有するイミダゾ[4,5―cキノリン誘導体 - Google Patents

2位にカルボニル置換基を有するイミダゾ[4,5―cキノリン誘導体

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JPH07116186B2
JPH07116186B2 JP1033488A JP3348889A JPH07116186B2 JP H07116186 B2 JPH07116186 B2 JP H07116186B2 JP 1033488 A JP1033488 A JP 1033488A JP 3348889 A JP3348889 A JP 3348889A JP H07116186 B2 JPH07116186 B2 JP H07116186B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は2位にカルボニル置換基を有するイミダゾ[4,
5−c]キノリン誘導体に関する。
従来の技術 イミダゾ[4,5−c]キノリン誘導体に関する化合物と
しては、Abbasiら、Monatsh.Chem.,111,963(1980)に
は3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−8−メトキ
シ−9−ニトロ−4−スチリル−2H−イミダゾ[4,5−
c]キノリン誘導体等がそれぞれ、生理活性物質の合成
中間体として開示されている。また、ヨーロッパ特許第
145,340号には2−ヒドロキシアルキル−1H−イミダゾ
[4,5−c]キノリン類が気管支拡張剤または抗ウイル
ス剤として開示されている。
発明が解決しようとする課題 上記の基本骨格を有する化合物群について、様々な研究
がなされてきたが、向精神活性を有するものを無かつ
た。
本発明者らは、いくつかのイミダゾ[4,5−c]キノリ
ン誘導体が向精神薬としての有用性を保持していること
に着目し、特許出願をした(特開昭63-99069)が、2位
に置換されたカルボニル基を持つことを特徴にした本発
明化合物が特に、ベンゾジアゼピンレセプターを介して
すぐれた向精神作用を有していることを発見し、本発明
に至つた。これら化合物は、うつ、痙攣、不安、健忘
症、老人性痴呆症または脳機能不調などの治療に有用で
あると思われる 本発明は一般式; (式中、Rは水素、水酸基、それぞれ置換していてもよ
いアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキ
シ、フエノキシ、アミノ、フエニルまたは5員もしくは
6員のヘテロ還基、Qは水素、アルキル、ベンジル、ベ
ンズヒドリル、トリチル、アシル、アルキルスルホニル
またはアリールスルホニル、R1およびR2は水素、アルキ
ル、アルコキシまたはハロゲンをそれぞれ表わし、Qは
1、3または5位の窒素原子上に存在し、点線は環上の
3個の2重結合の組合わせを示しており、2(3)、3a
(9b)、4(5)位;1(9b)、2(3)、3a(4)位;
または1(2)、3a(9b)、4(5)位に存在すること
を意味する。)で示される化合物またはその塩およびこ
れを有効成分として含有する向精神薬に関する。
上記定義で用いる用語について説明すると、Rで示され
るアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキ
シ、フエノキシ、アミノ、フエニルまたは5員もしくは
6員のヘテロ還基上に存在しうる置換基としては、トリ
フルオロメチル、アルキル、アルキルチオ、アルコキ
シ、フエノキシ、フエニル、ハロゲンなどが例示され、
これらの置換基は1または2個存在してもよい。
アルキルとしては、直鎖または分岐のアルキルを意味
し、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、
t−ブチル、sec−ブチル、ペンチル、ネオペンチルな
どが例示される。
アルコキシとしては、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシなど、
アルキルチオとしては、メチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、ネオペンチル
チオなどが例示される。
シクロアルキルとしては、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチルな
どが例示される。
アルケニルとしては、ビニル、1−プロペニル、2−プ
ロペニル、1−イソブテニル、ブテニル、イソペンテニ
ル、ペンテニルなどが挙げられる。
ハロゲンとしては、フツ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げ
られる。
5員または6員のヘテロ環基としては、イソオキサゾリ
ル、イソチアゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チア
ゾリル、イミダゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾ
リル、チエニル、フリル、ピリジルなどが挙げられる。
本発明化合物(I)は、下記の4つのルートから合成さ
れ得る。
(式中、R、R1およびR2は前記と同じ同意義を有し、Q1
は水素またはアルキル;Q2はアルキル、ベンジル、ベン
ズヒドリルまたはトリチルを表わす。) 第一工程 目的物の2−カルボニル体(Ia)は、原料物質(II)
に、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、t−
ブチルリチウムまたはフエニルリチウムなどのリチウム
系塩基の存在下でアシル化剤またはカルバモイル化剤を
反応させることにより得られる。本反応は低温(約−50
〜約−80℃)で行えばよく、一般には適当な溶媒中、所
望のアシル基あるいはカルバモイル基に相当するアシル
化剤あるいはカルバモイル化剤を使用する。
溶媒としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメト
キシエタンなどのエーテル系溶媒が挙げられる。
アシル化剤としては、酸ハライド、カルボン酸エステ
ル、酸無水物、混合酸無水物などを用いればよい。
カルバモイル化剤としては、ジメチルカルバモイルハラ
イド、イソシアン酸アルキル、イソシアン酸フエニルな
どのイソシアン酸エステル類を用いればよい。
第二工程 1、3または5位に置換基を有するイミダゾ[4,5−
c]キノリン(III)は、原料物質(II)を適当な溶媒
を用い、塩基の存在下、適当なアルキル化剤と数時間反
応させることにより得られる。
アルキル化剤としては、ヨウ化メチル、ヨウ化エチルの
ようなハロゲン化アルキル、ベンジルクロライドのよう
なベンジルハライド、ベンズヒドリルブロマイド、トリ
チルクロライドなどが挙げられる。
トリチルなどの比較的嵩高い置換基は主として3位に入
ることが多いが、メチル、エチルなどの比較的嵩が低い
アルキルを置換基とするときは、3位のほか、1位また
は2位に置換基が入った化合物の混合物として得られる
こともある。
溶媒としては、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、
エーテル、ジオキサン、ジメチルホルムアミドなどが挙
げられる。
塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、ナトリウ
ムエチラート、水素化ナトリウムなどが挙げられる。
反応は、約0〜約50℃、より好ましくは室温で5〜30時
間ぐらい実施すれば終了する。
第三工程 目的化合物(Ib)は、化合物(III)を上記の第一工程
と同様に、アシル化またはカルバモイル化反応に付すこ
とにより得られる。
第四工程 上記の2−カルボニル体(Ib)の脱アルキル化反応は、
約0〜約50℃の温度で、より好ましくは、室温付近の温
度で適当な試薬と反応させれば、目的化合物(Ic)が得
られる。脱アルキル化のために使用される試薬として
は、トリフルオロ酢酸、ヨウ化水素、三臭化ホウ素など
が挙げられる。
原料物質(II)の製造法 (式中、R1、R2およびQ1は前記と同意義を有する。) 第一工程 4−アミノ−3−ホルミルアミノキノリン体(IV)は、
3,4−ジアミノキノリン体(V)にギ酸を加えて数時間
加熱して得られる。反応は約80〜約110℃で1〜3時間
実施すればよい。
ただし、Q1がHでない場合は、この反応で直接化合物
(II)が得られることがある。
第二工程 1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン体(II)は、上記で
得られた化合物(IV)を適当な溶媒中、数時間加熱還流
することにより得られる。
溶媒としては、高沸点の溶媒例えば、エチレングリコー
ルなどのアルコール系溶媒やジグライムなどのエーテル
系溶媒が挙げられる。
反応は約100〜200℃で1〜5時間実施すればよい。
(式中、R1、R2およびQ1は前記と同意義を有し、Yはア
ルキル、シクロアルキルまたはアリールを表わす。) 第一工程 4−アミノ−3−置換−アセトアミドキノリン体(VI)
は、化合物(V)に適当な溶媒中、置換されたアセチル
ハライドを反応させて得られる。
溶媒としては、ヘキサメチルホスホルアミド、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド、クロロホルムまたはそ
れらの混合物が挙げられる。
反応は、約−50〜約5℃、より好ましくは、約−10〜約
0℃で0.5〜5時間実施すれば終了する。
第二工程 2−置換メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン体
(VII)は、上記で得られたアミド体(VI)を適当な溶
媒中、数分間加熱還流することにより得られる。
溶媒としては、高沸点の溶媒がよく、エチレングリコー
ルなどのアルコール系溶媒やジグライムなどのエーテル
系溶媒があげられる。
反応は約100〜約200℃で10〜40分間実施すればよい。
第三工程 目的化合物(Id)は、上記で得られた化合物(VII)を
適当な溶媒中、酸化剤を加えて数時間加熱して得られ
る。
溶媒としては、水、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ン、アセトン、ベンゼンなどが挙げられる。
酸化剤としては、二酸化セレン、二酸化マンガン、無水
クロム酸、過マンガン酸カリウムなどが挙げられる。
反応は約60〜約90℃で1〜3時間実施すれば終了する。
(式中、R1、R2およびQ1は前記と同意義を有し、R3はア
ルキルまたはアリールを表わす。) 第一工程 4−アミノ−3−(トリクロロアセチミドイルアミノ)
キノリン体(VIII)は、化合物(V)を適当な溶媒中、
メチルトリクロロアセチミデートを加え、室温下に数時
間攪拌することによつて得られる。
溶媒としては、酢酸が好ましい。
反応は約0〜50℃、より好ましくは室温で、1〜5時間
実施すればよい。
第二工程 目的化合物(Ie)は、上記で得られた化合物(VIII)に
適当なアルコール類またはフエノール類を加え、数時間
加熱還流して得られる。この反応に使用されるアルコー
ル類としては、メタノール、エタノール、n−プロピル
アルコール、イソプロピルアルコールなどのアルコール
系溶媒が用いられる。
フエノール類としては、フエノール、クレゾール、ナフ
トールなどが例示される。
反応は、約60〜約200℃で1〜5時間実施すれば終了す
る。
(式中、R1、R2、R3およびQ1は前記と同意義を有し、R4
とR5はそれぞれ水素またはアルキルを意味する。) 第一工程 カルボン酸(If)は、エステル(Ic)または(Ie)を適
当な溶媒中、塩基を加えて数時間反応させれば得られ
る。
溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、水またはそれらの混合物が挙げられる。
塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど
が好ましい。
この水解反応は、約10〜約100℃で1〜5時間実施すれ
ばよい。
第二工程 アミド(Ig)は、上記で得られたカルボン酸(If)に塩
化チオニルなどのハロゲン化剤で、一旦酸ハロゲニドと
したのち、所望のアミン類(IX)と反応させることによ
り得られる。
アミン類としては、N,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチ
ルアミン、モノメチルアミン、モノブチルアミンなどが
挙げられる。
反応は、約0〜50℃、より好ましくは室温で10〜40分間
実施すればよい。またIfを取り出さず、第一工程から第
二工程へ連続して反応させてもよい。
第三工程 化合物(Ic)または(Ie)を、適当な溶媒中に溶かし、
各種アミンを加え、約60〜約150℃で1〜5時間封管中
熱反応させることによつて、目的化合物(Ig)が得られ
る。
溶媒としては、メタノール、エタノールなどのアルコー
ル類または水が挙げられる。
(式中、Q3、Q4およびQ5はそれぞれアルキル、アシル、
アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルを表し、
R1、R2、R3、R4、R5およびYはそれぞれ前記と同意義を
有する。) また、上記ルートBからルートDまでで得られる目的化
合物(Id)、(Ie)または(Ig)はQ1が水素のとき、さ
らに置換基Qを入れる反応を行なうことができる。
これら3種類の反応は、化合物(Id)、(Ie)または
(Ig)を適当な溶媒を用い、塩基存在下、適当な試薬と
数時間反応させることにより得られる。
試薬としては、ヨウ化メチル、ヨウ化エチルのようなハ
ロゲン化アルキル、酸ハライドや酸無水物、スロホニル
クロライドなどが挙げられる。
溶媒としては、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、
エーテル、ジオキサン、ジメチルホルムアミドなどが挙
げられる。
塩基としては、トリエチルアミン、ナトリウムアルコラ
ート、水素化ナトリウムなどが挙げられる。
反応は、約0〜約50℃、より好ましくは室温で5〜3時
間ぐらい実施すれば終了する。
る。
反応は、約0〜約50℃、より好ましくは室温で5〜30時
間ぐらい実施すれば終了する。
目的化合物(I)は製剤学的に適当な酸付加塩に変換す
ることができる。そのような酸としては、塩酸、硫酸、
リン酸または硝酸のような無機酸;酢酸、マレイン酸、
リンゴ酸、クエン酸、乳酸、コハク酸またはメタンスル
ホン酸などの有機酸が例示される。
化合物(I)または製剤学的に適当な酸付加塩はベンゾ
ジアゼピンレセプターに高い親和性を示し、精神機能賦
活薬または抗不安薬のような向精神薬として有用であ
る。
化合物(I)は、経口または非経口投与によってヒトま
たは哺乳類に投与することができる。それらは製剤上の
常法により、錠剤、カプセル剤、丸剤、粒剤、注射剤、
座剤、シロツプ剤などに製剤することができる。製剤上
許容され得る担体、希釈剤、賦形剤としては、乳糖、シ
ヨ糖、小麦でんぷん、じやがいもでんぷん、ステアリン
酸マグネシウム、ゼラチン、メチルセルロース、寒天、
水などが例示される。必要に応じて、適宜安定剤、乳化
剤、湿展剤、緩衝剤、その他の製剤助剤を添加してもよ
い。1日あたりの投与量としては、経口投与で0.1〜500
mg、注射の場合0.1〜30mgが適当で、1日1回あるいは
2または3回に分割して投与してもよい。
以下に実施例、参考例および製剤例を示して、本発明の
態様を明らかにするが、これらは、本発明を限定するも
のではない。
実施例、参考例に示す反応は通常、窒素気流下に無水溶
媒を使用して実施する。抽出溶媒の乾燥には無水硫酸マ
グネシウムを使用する。シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーには、メルク社のKieselge160(70-230メツシ
ユ)を使用する。
実施例、参考例および表で用いた略字は以下に示す意味
を表わす。
Tr:トリチル;Me:メチル;Et:エチル;THF:テトラヒドロフ
ラン;MeOH:メタノール;EtOH:エタノール;AcOEt:酢酸エ
チル;DMF:ジメチルホルムアミド;HMPA:ヘキサメチルホ
スホラミド;MeCN:アセトニトリル;(d):分解;
(s):昇華またNMRスペクトルの多重度については次
のように略す。
s:シングレツト;d:ダブレツト;t:トリプレツト;q:カル
テツト;m:マルチプレツト 実施例1 2−シクロプロピルカルボニル−1H−イミダゾ[4,5−
c]キノリン Ic-1 3−トリチル−3H−イミダゾ[4,5−c]キノリン(III
-1)1.23gをTHF25mlに溶解し、−70℃に冷却する。これ
にn−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液)3ml-THF3ml
の混合溶媒を−72〜−68℃の温度を保ちながら滴下す
る。同温度で30分間攪拌すると2−リチオ体(IIIH-
1′)の黄色溶液を得る。以下の実施例で使用する2−
リチオ体は全てこの条件に準じて調整される。化合物
(III-1′)の黄色溶液にシクロプロパンカルボン酸ク
ロリド1.04gを一度に加え、反応液を徐々に室温に戻
し、減圧下に溶媒を留去する。得られる残留物を酢酸エ
チル−アンモニア水に分配する。有機層を水、飽和食塩
水で順次洗浄後、乾燥する。酢酸エチルを留去し、得ら
れる残留物をn−ヘキサン−酢酸エチルで結晶化させる
と、900mgの粗結晶(Ib-1)を得る。化合物(Ib-1)を
トリフルオロ酢酸4mlに加え、脱アルキル化する。室温
で30分間攪拌後、反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢
酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配する。
有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥する。酢酸エチ
ルを留去し、得られる残留物をシリカゲルカラムクロマ
トクラフイーに付し精製する。クロロホルム−メタノー
ル(30:1v/v)で溶出する画分を濃縮し、n−ヘキサン
で結晶化させると395mg(収率:56%)の標題化合物(Ic
-1)を得る。本品をエタノールから再結晶すると、融点
230℃(分解)の無色結晶となる。
元素分析:C14H11N3Oとして 計算値(%):C,70.87;H,4.67;N,17.71 実測値(%):C,70.85;H,4.84;N,17.53 NMR(DMSO-d6)δ:1.23(4H,d),3.35(1H,quintet),
7.60〜7.85(2H,m),8.05〜8.25(1H,m),8.55〜8.75
(1H,m),9.33(1H,s) 実施例2 2−イソブチリル−7−メトキシ−1H−イミダゾ[4,5
−c]キノリン Ic-2 7−メトキシ−3−トリチル−3H−イミダゾ[4,5−
c]キノリン(III-2)1.32gのTHF30ml溶液とn−ブチ
ルリチウム2.5ml-THF2ml溶液を実施例1と同様の条件で
反応させる。これに無水イソ酪酸1.33gを加え、反応液
を徐々に室温にし、減圧下に濃縮する。得られる残留物
を酢酸エチル−アンモニア水に分配し、有機層を水、飽
和食塩水で洗浄し、乾燥する。酢酸エチルを留去し、残
留物をシリカゲルカラムクロマトクラフイーに付し精製
する。酢酸エチル−n−ヘキサン(1:2v/v)で溶出する
画分を濃縮し、n−ヘキサンで結晶化させると、1.20g
の目的化合物(Ib-2)を得る。化合物(Ib-2)をトリフ
ルオロ酢酸4mlに懸濁し、脱アルキル化する。実施例1
同様の後処理をし、次いでシリカゲルカラムクロマトク
ラフイーによる精製を行う。クロロホルム−メタノール
(30:1v/v)で溶出する画分を濃縮し、580mg(収率72
%)の標題化合物(Ic-2)を結晶として得る。本品をエ
タノールから再結晶すると、融点283〜285℃の無色結晶
を得る。
元素分析:C15H15N3O2として 計算値(%):C,66.90;H,5.61;N,15.60 実測値(%):C,67.07;H,5.56;N,15.74 NMR(DMSO-d6)δ:1.25(6H,d),3.93(1H,septet),3.
97(3H,s),7.40(1H,d,d),7.57(1H,d),8.53(1H,
d),9.28(1H,s). 実施例3〜32 実施例1または2と同様にして、表1に示す反応条件に
より目的物質(Ic)を得る。物性は表2−1および2−
2に示す。
実施例33 2−(4−メトキシカルボニルブチリル)−1H−イミダ
ゾ[4,5−c]キノリン Ic-33 実施例1と同様にして、トリチル体(III-1)1.23gのTH
F25ml溶液とn−ブチルリチウム2.5ml-THF2ml溶液から
調製される溶液に、グルタル酸ジメチルエステル1.30g
を加え、−70℃で30分間攪拌する。次に酢酸240mgを加
え、反応液を室温に戻し、減圧下に濃縮する。得られる
残留物を酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に
分配し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥す
る。酢酸エチルを留去し、残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーに付す。酢酸エチル−n−ヘキサン
(1:2v/v)で溶出し、得られる油状物(Ib-33)にトリ
フルオロ酢酸4mlを加え、脱アルキル化する。実施例1
と同様の後処理をし、次いでシリカゲルカラムクロマト
グラフイーで精製する。クロロホルム−メタノール(3
0:1v/v)で溶出する画分を濃縮し、n−ヘキサンで結晶
化させると、標題化合物(Ic-33)245mg(収率28%)を
得る。本品をエタノールから再結晶すると、融点207〜2
08℃の無色結晶を得る。
元素分析:C16H15N3O3として 計算値(%):C,64.64;H,5.09;N,14.13 実測値(%):C,64.68;H,5.09;N,13.99 NMR(DMSO-d6)δ:1.98(2H,t,t),2.47(2H,t),3.33
(2H,t),3.63(3H,s),7.65〜7.90(2H,m),8.05〜8.2
5(1H,m),8.55〜8.75(1H,m),9>30(1H,s). 実施例34 2−ホルミル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン Ic-
34 実施例1と同様にして、トリチル体(III-1)1.23gのTH
F25ml溶液とn−ブチルリチウム2.5ml-THF2ml溶液から
調製される反応液に、DMF760mgを滴下する。反応液を−
70℃で30分間攪拌後、酢酸240mgを加え、室温に戻す。
次に実施例33と同様にして、シリカゲルカラムクロマト
グラフイーによる精製をする。酢酸エチル−n−ヘキサ
ン(1:2v/v)で溶出し、得られる油状物(Ib-34)にト
リフルオロ酢酸4mlを加え、脱アルキル化する。反応液
を減圧下に濃縮後、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え、析出する結晶を濾取する。水洗乾燥後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイーに付し、酢酸エチル
−メタノール(20:3v/v)で溶出する。得られる画分を
濃縮し、エタノールで結晶化させると、標題化合物(Ic
-34)210mg(収率36%)を得る。本品をDMFから再結晶
すると、融点254℃(d)の無色結晶を得る。
元素分析:C11H7N3O・1/10H2Oとして 計算値(%):C,66.39;H,3.65;N,21.12 実測値(%):C,66.27;H,3.87;N,20.86 質量分析:m/z197(M+) NMR(DMSO-d6)δ:7.60〜7.95(2H,m),8.10〜8.30(2
H,m),8.50〜8.70(1H,m),9.37(1H,s),10.08(1H,
s). 実施例35 2−(4−フルオロベンゾイル)−1H−イミダゾ[4,5
−c]キノリン Ic-35 トリチル体(III-1)1.64gのTHF20ml溶液とn−ブチル
リウム4ml-THF10ml溶液から調製した反応液に4−フル
オロ安息香酸クロリド2.55gを加える。反応液を室温に
し、減圧下に濃縮、残留物を酢酸エチル−アンモニア水
に分配する。有機層を水、飽和食塩水で洗浄、乾燥す
る。酢酸エチルを留去し、得られる油状物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイーに付し、酢酸エチル−n−ヘ
キサン(1:2v/v)で溶出する。得られる画分を濃縮、n
−ヘキサンで結晶化させると、目的化合物(Ib-35)1.3
6gを得る。化合物(Ib-35)をトリフルオロ酢酸6mlに懸
濁し、30分間室温で攪拌する。反応液を減圧下に濃縮、
残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和す
る。得られる結晶を濾取、水洗乾燥後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーに付し精製する。クロロホルム−
メタノール(30:1v/v)で溶出すると、740mg(収率64
%)の標題化合物(Ic-35)を得る。本品をエタノール
−クロロホルムから再結晶すると、融点305〜307℃の淡
黄色結晶を得る。
元素分析:C17H10N3OFとして 計算値(%):C,70.10;H,3.46;N,14.43;F,6.52 実測値(%):C,70.25;H,3.70;N,14.34;F,6.62 NMR(DMSO-d6)δ:7.30〜7.95(4H,m),8.10〜8.30(1
H,m),8.57〜8.90(3H,m),9.40(1H,s). 実施例36 2−[(5−クロロチオフエン−2−イル)カルボニ
ル]−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン Ic-36 実施例1と同様にして、化合物(III-1)1.23gのTHF25m
l溶液とn−ブチルリウム2.5ml-THF2ml溶液から調製さ
れる反応液に、5−クロロ−2−チオフエンカルボン酸
メチルエステル1.4gのTHF2ml溶液を滴下する。反応液を
30分間攪拌後、酢酸240mgを加え、室温に戻す。実施例3
3と同様の後処理、次いでシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーに付し、酢酸エチル−n−ヘキサン(1:2v/v)
で溶出する。画分を濃縮し得られる油状物(Ib-36)に
トリフルオロ酢酸4mlを加え、脱アルキル化する。次い
で実施例35と同様にして得られる粗結晶を、シリカゲル
カラムクロマトグラフイーに付し精製する。クロロホル
ム−メタノール(30:1v/v)で溶出する画分を濃縮、エ
タノールで結晶化させると、標題化合物(Ic-36)560mg
(収率61%)を得る。本品をエタノール−クロロホルム
から再結晶すると、融点320〜322℃の淡黄色結晶を得
る。
元素分析:C15H8N3OSClとして 計算値(%):C,57.42;H,2.57;N,13.39;S,10.22;Cl,11.
30 実測値(%):C,57.17;H,2.77;N,13.17;S,10.17;Cl,11.
24 NMR(DMSO-d6)δ:7.38(1H,d),7.60〜7.90(2H,m),
8.05〜8.25(1H,m),8.53(1H,d),8.55〜8.80(1H,
m),9.33(1H,s). 実施例37-63 実施例35または36と同様にして、表3に示す反応条件に
より目的化合物(Ic)を得る。物性は表4−1および4
−2に示す。
実施例64 2−ベンゾイル−8−フルオロ−1H−イミダゾ[4,5−
c]キノリン Id−1 2−ベンジル−−8−フルオロ−1H−イミダゾ[4,5−
c]キノリン(VII-1)830mgのジオキサン50ml懸濁液を
80℃に加温し、二酸化セレン1.07gを加える。次いで反
応液を1.5時間還流後生ずる沈殿物を直ちに濾過除去す
る。濾液を減圧下に濃縮し、得られる残留物を酢酸エチ
ル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配する。有機層
を水、飽和食塩水で洗浄、乾燥する。酢酸エチルを留去
し、得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーに付し精製する。クロロホルム−メタノール(30:1
v/v)で溶出すると、820mg(収率94%)の化合物(Id-
1)を結晶として得る。本品をエタノール−クロロホル
ムから再結晶すると、融点255〜256℃の淡黄色結晶を得
る。
元素分析:C17H10N3OFとして 計算値(%):C,70.10;H,3.46;N,14.43;F,6.52 実測値(%):C,70.22;H,3.57;N,14.43;F,6.64 NMR(DMSO-d6)δ:7.50〜7.90(4H,m),8.07〜8.47(2
H,m),8.53〜8.75(2H,m),9.31(1H,s). 実施例65-67 実施例64と同様にして表5に反応条件により目的化合物
(Id)を得る。物性は表6-1および6-2に示す。
実施例68 2−エトキシカルボニル−1H−イミダゾ[4,5−c]キ
ノリン Ic-64 化合物(III-1)410mgのTHF5ml溶液とn−ブチルリチウ
ム1ml-THF5ml溶液から実施例1と同様にして調製した反
応液に、クロロギ酸エチルエステル350mgを加える。室
温に戻し反応液を減圧下に濃縮する。得られる残留物を
酢酸エチル−飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配し、
有機層を水、飽和食塩水で洗浄、乾燥する。酢酸エチル
を留去後、残留物をn−ヘキサンで結晶化させると化合
物(Ib-64)455mgを粗結晶として得る。化合物(Ib-6
4)をトリフルオロ酢酸4mlに懸濁し、脱アルキル化す
る。実施例1と同様に処理を行ない、シリカゲルカラム
クロマトグラフイーにより精製する。クロロホルム−メ
タノール(10:1v/v)で溶出し、得られる画分を濃縮
し、n−ヘキサンで結晶化させると、200mg(収率83
%)の標題化合物(Ic-64)を得る。本品を酢酸エチル
から再結晶すると、融点198〜200℃の無色結晶を得る。
元素分析:C13H11N3O2として 計算値(%):C,64.72;H,4.60;N,17.42 実測値(%):C,64.74;H,4.58;N,17.43 NMR(DMSO-d6)δ:1.42(3H,t),4.50(2H,q),7.60〜
7.90(2H,m),8.05〜8.30(1H,m),8.55〜8.75(1H,
m),9.33(1H,s) 実施例69 2−イソプロピルオキシカルボニル−1H−イミダゾ[4,
5−c]キノリン Ic-65 実施例68と同様にして、クロルギ酸イソプロピルエステ
ルを反応させ、標題化合物(Ic-65)を収率50%で得
る。本品を酢酸エチルから再結晶すると、融点245〜247
℃の無色結晶を得る。
元素分析:C14H13N3O2として 計算値(%):C,65.87;H,5.13;N,16.46 実測値(%):C,65.80;H,5.24;N,16.42 NMR(DMSO-d6)δ:1.43(6H,d),5.30(1H,septet),7.
60〜7.85(2H,m),8.05〜8.25(1H,m),8.50〜8.70(1
H,m),9.30(1H,s) 実施例70 2−エトキシカルボニル−7−フルオロ−1H−イミダゾ
[4,5−c]キノリン Ie-1 4−アミノ−7−フルオロ−3−(トリクロロアセチミ
ドイルアミノ)キノリン・二酢酸塩(VIII-1)1.15gの1
20mlエタノール溶液を2時間加熱還流する。反応液を減
圧下に濃縮し、氷水に加え、2Nアンモニア水でアルカリ
性にした後、クロロホルムで抽出する。抽出液を水、飽
和食塩水で洗浄し、乾燥する。クロロホルムを留去し、
得られる粗結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
に付し、クロロホルム−メタノール(100:1v/v)で溶出
すると、395mg(収率59%)の標題化合物(Ie-1)を結
晶として得る。本品をクロロホルム−エタノールから再
結晶すると、融点238〜240℃(d)の無色結晶を得る。
元素分析:C13H10N3O2Fとして 計算値(%):C,63.23;H,3.89;N,16.21;F,7.33 実測値(%):C,60.16;H,4.03;N,16.29;F,7.41 NMR(DMSO-d6)δ:1.41(3H,t),4.49(2H,q),7.50〜
8.10(2H,m),8.60〜8.80(1H,m),9.33(1H,s) 実施例71-72 実施例70と同様にして表7に示す反応条件により目的化
合物(Ie)を得る。物性は表8-1および8-2に示す。
実施例73 2−メチルカルバモイル−1H−イミダゾ[4,5−c]キ
ノリン Ic-66 実施例1と同様に、化合物(III-1)1.23gのTHF30ml溶
液とn−ブチルリチウム4ml-THF4ml溶液から調製される
溶液に、イソシアン酸メチル770mgを加え、反応液を徐
々に室温に戻し、減圧下に濃縮する。残留物に水を加
え、酢酸エチルで抽出する。抽出液を水、飽和食塩水で
洗浄し、乾燥する。酢酸エチルを留去し、得られる残留
物をエーテルで結晶化させると990mgの粗結晶(Ib-66)
を得る。化合物(Ib-66)をトリフルオロ酢酸4mlに懸濁
させ、室温で30分間攪拌する。反応液を減圧下に濃縮
し、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和
する。析出する結晶を濾取、水、エタノールで順次洗浄
し、乾燥すると410mg(収率61%)の標題化合物(Ic-6
6)を得る。本品をエタノール−クロロホルムから再結
晶すると、融点322℃(昇華)の無色結晶を得る。
元素分析:C12H10N4Oとして 計算値(%):C,63.71;H,4.46;N,24.76 実測値(%):C,63.60;H,4.60;N,24.48 NMR(DMSO-d6-CD3OD)δ:3.93(3H,s),7.57〜7.90(2
H,m),8.07〜8.30(1H,m),8.55〜8.80(1H,m),9.27
(1H,s) 実施例74〜76 実施例73と同様にして、表9に示す反応条件により目的
化合物(Ic)を得る。物性は表10-1および10-2に示す。
実施例77 2−カルバモイル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン
Ig-1 化合物(Ic-64)1.00gを28%アンモニア水30mlに加え、
封管中、100℃で2時間加熱する。反応液を20mlまで濃
縮し、析出する結晶を水、エタノール、n−ヘキサンで
順次洗浄すると688mg(収率74%)の標題化合物(Ig-
1)を得る。本品をメタノール−クロロホルムから再結
晶すると、融点326〜328℃の無色結晶を得る。
元素分析:C11H8N4O・2/3H2Oとして 計算値(%):C,58.92;H,4.20;N,24.99 実測値(%):C,58.95;H,4.02;N,24.95 質量スペクトル m/z,212(M+) NMR(DMSO-d6-CD3OD)δ:7.55〜7.85(2H,m),8.05〜8.
25(1H,m),8.55〜8.75(1H,m),9.23(1H,s) 実施例78 2−ジエチルカルバモイル−1H−イミダゾ[4,5−c]
キノリン Ig-2 化合物(Ic-64)560mgのエタノール10ml溶液に1N水酸化
ナトリウム水溶液4.8mlを加え、1時間加熱還流する。
反応液を減圧下に濃縮し、残留物を水10mlに溶解後、1N
塩酸水溶液5.2mlを加える。析出する結晶を濾取し、水
洗、乾燥すると440mgのカルボン酸を粗結晶として得
る。これを塩化チオニル8mlに懸濁し、30分間還流す
る。過剰の塩化チオニルを減圧下に留去し、残留物にト
ルエン10mlを加え攪拌後、トルエンを減圧下に留去す
る。得られる残留物をジクロロメタン10mlに懸濁し、室
温下にジエチルアミン2mlを加え激しく30分間攪拌す
る。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチル−水
に分配する。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥す
る。酢酸エチルを留去し、得られる残留物をシリカゲル
カラムクロマトクラフイーに付して精製する。クロロホ
ルム−メタノール(10:1v/v)で溶出する画分を濃縮、
n−ヘキサンで結晶化させると、110mg(収率10%)の
標題化合物(Ig-2)を得る。本品を酢酸エチル−n−ヘ
キサンで再結晶すると、融点179〜181℃の無色結晶を得
る。
元素分析:C15H16N4Oとして 計算値(%):C,67.15;H,6.01;N,20.88 実測値(%):C,67.05;H,6.00;N,20.52 NMR(DMSO-d6),δ:1.23(3H,t),1.31(3H,t),3.57
(2H,q),4.13(2H,q),7.60〜7.90(2H,m),8.03〜8.3
0(1H,m),8.53〜8.80(1H,m),9.29(1H,s) 実施例79 2−ジエチルカルバモイル−1H−イミダゾ[4,5−c]
キノリン Ic-70 実施例1と同様にして、化合物(III-1)1.23gのTHF25m
l溶液とn−ブチルリチウム2.5ml-THF2ml溶液かた調製
した溶液に、ジエチルカルバモイルクロリド930mgを加
え、実施例1と同様の後処理をすると、610mgの粗結晶
(Ib-70)を得る。化合物(Ib-70)をトリフルオロ酢酸
3mlに加え、脱アルキル化をする。得られる粗結晶をシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーに付し、クロロホル
ム−メタノール(30:1、v/v)で溶出すると、280mg(収
率39%)の標題化合物(Ic-70)を得る。本品をエタノ
ールから再結晶すると、融点284〜286℃の無色結晶を得
る。
元素分析:C13H12N4Oとして 計算値(%):C,64.99;H,5.03;N,23.32 実測値(%):C,65.17;H,5.15;N,23.25 NMR(DMSO-d6),δ:3.15(3H,s),3.67(3H,s),7.60
〜7.90(2H,m),8.05〜8.25(1H,m),8.55〜8.75(1H,
m),9.27(1H,s) 実施例80 2−カルボキシ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン I
f-1 化合物(Ic-64)240mgにエタノール4ml溶液に1N水酸化
ナトリウム水溶液2mlを加え1時間加熱還流する。反応
液を減圧下に濃縮し、残留物を水5mlに溶解後、1N塩酸
水溶液2.2mlを加える。析出する結晶を濾取し、水洗
し、室温で減圧乾燥すると200mg(収率94%)の標題化
合物(If-1)を得る。
融点165〜167℃(d) 元素分析:C11H7N3O2として 計算値(%):C,61.97;H,3.31;N,19.71 実測値(%):C,61.88;H,3.51;N,19.65 NMR(DMSO-d6),δ:7.55〜7.95(2H,m),8.05〜8.35
(1H,m),8.50〜8.85(1H,m),9.30(1H,s) 実施例81 2−シクロプロピルカルボニル−1−メチル−1H−イミ
ダゾ[4,5−c]キノリン Ia-1 実施例1と同様にして、1−メチル−1H−イミダゾ[4,
5−c]キノリン(II-2)550mgのTHF25ml溶液とn−ブ
チルリチウム2.2ml-THF2ml溶液から調製される反応液
に、シクロプロパンカルボン酸クロライド0.75gを加え
る。反応液を徐々に室温に戻し、減圧下に濃縮する。残
留物を酢酸エチル−アンモニア水に分配する。有機層を
水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥する。酢酸エチルを
留去し、得られる残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーに付して精製する。酢酸エチルで溶出する画分
を濃縮し、n−ヘキサンで結晶化させると275mg(収率:
36%)の標題化合物(Ia-1)を得る。本品を酢酸エチル
−n−ヘキサンから再結晶すると、融点156〜158℃の無
色結晶を得る。
元素分析:C15H13N3Oとして 計算値(%):C,71.70;H,5.21;N,16.72 実測値(%):C,71.62;H,5.13;N,16.64 NMR(DMSO-d6),δ:1.05〜1.45(4H,m),3.45〜3.75
(1H,m),4.63(3H,s),7.55〜7.85(2H,m),8.35〜8.5
0(2H,m),9.40(1H,s) 実施例82〜83 実施例81と同様にして、表11に示す反応条件により目的
物質(Ia)を得る。物性は表12-1および12-2に示す。
実施例84-90 実施例1、2、35または36と同様にして、表13に示す反
応条件により目的化合物(Ic)を得る。物性は表14-1お
よび14-2に示す。
参考例1 1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン II-1 3,4−ジアミノキノリン(V−1)5.0gをギ酸15mlに溶
解し、1時間加熱還流する。反応液を減圧下に濃縮し、
得られる残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和
後、一夜放置する。析出する結晶を濾取、水洗、乾燥す
ると5.6gの結晶(IV-1)を得る。これをジグライム120m
lに懸濁し、1.5時間熱還流する。反応液を冷却し、析出
結晶を濾取、酢酸エチル−n−ヘキサンで順次洗浄する
と、5.1g(収率96%)の標題化合物(II-1)を得る。本
品をエタノールから再結晶すると、融点294〜296無色結
晶を得る。
元素分析:C10H7N3として 計算値(%):C,70.99;H,4.17;N,24.84 実測値(%):C,71.12;H,4.27;N,24.76 NMR(DMSO-d6),δ:7.50〜7.85(2H,m),8.03〜8.27
(1H,m),8.33〜8.57(1H,m),8.53(1H,s),9.27(1H,
s). 参考例2−6 参考例1と同様にして表15に示す反応条件により化合物
(II)を得る。物性は表16-1および16-2に示す。
参考例7 3−トリチル−3H−イミダゾ[4,5−c]キノリン (I
II-1) 1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン(II-1)5.2gのMeCN1
80ml懸濁液にトリチルクロライド10.3g、トリエチルア
ミン4.2gを加え、室温で8時間攪拌する。反応液を減圧
下に濃縮し、得られる残留物を酢酸エチル−飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液に分配する。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄し、乾燥する。酢酸エチルを留去し、得られる
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフイーに付す。
酢酸エチル−n−ヘキサン(1:1v/v)で溶出し、得られ
る油状物をn−ヘキサンで結晶化させると12.4g(収率9
8%)の標題化合物(III-1)を得る。本品を酢酸エチル
−n−ヘキサンから再結晶すると、融点190〜192℃の無
色結晶を得る。
元素分析:C29H21N3として 計算値(%):C,84.64;H,5.14;N,10.21 実測値(%):C,84.58;H,5.23;N,10.14 NMR(CDCl3),δ:7.10〜7.50(15H,m),7.53〜7.77(2
H,m),8.07(1H,s),8.10(1H,s),8.008.20(1H,m),
8.53〜8.73(1H,m) 参考例8-12 参考例7と同様にして表17に示す反応条件により化合物
(III)を得る。物性は表18-1および18-2に示す。
参考例13 2−ベンジル−8−フルオロ−1H−イミダゾ[4,5−
c]キノリン VII-1 フエニルアセチルクロリド935mgをHMPA10ml-MeCN1ml溶
液に−10℃で加える。同温度で15分間攪拌後、3,4−ジ
アミノ−6−フルオロキノリン(V−1)900mgを加
え、−5〜0℃で3時間攪拌する。反応液を氷水で希釈
し飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和する。析出する
結晶を濾取、酢酸エチル200mlに溶解し、乾燥する。酢
酸エチルを留去し、得られる残留物をn−ヘキサンで結
晶化させると(VI-1)1.44gを得る。化合物(VI-1)を
エチレングリコール50mlに懸濁し、30分間加熱還流後、
減圧下に濃縮する。残留物に水を加え、析出する結晶を
濾取、水洗後、酢酸エチル70mlに溶解し、乾燥する。酢
酸エチルを留去し、得られる残留物n−ヘキサンで結晶
させると1.3g(収率92%)の標題化合物(VII-1)を得
る。本品を酢酸エチルから再結晶すると、融点226〜228
℃の無色結晶を得る。
元素分析:C17H12N3Fとして 計算値(%):C,73.63;H,4.36;N,15.15;F,6.85 実測値(%):C,73.83;H,4.30;N,15.13;F,6.55 NMR(DMSO-d6),δ:4.33(2H,s),7.20〜7.65(6H,
m),7.93〜8.25(2H,m),9.11(1H,s). 参考例14-16 参考例13と同様にして表19に示す反応条件により化合物
(VII)を得る。物性は表20-1および20-2に示す。
参考例17 4−アミノ−7−フルオロ−3−(トリクロロアセチミ
ドイルアミノ)キノリン・二酢酸塩 VIII-1 3,4−ジアミノ−7−フルオロキノリン(V−4)1.77g
の酢酸20ml溶液にメチルトリクロロアセチミデート1.94
gを加え、室温で2時間攪拌する。反応液を減圧下に濃
縮し、残留物に酢酸エチル10mlを加え、一夜放置する。
析出する結晶を濾取し、酢酸エチル、次いで少量のエタ
ノールで洗浄すると、3.75g(収率87%)の標題化合物
(VIII-1)を得る。
融点120〜125℃(d) 元素分析:C15H16N4FCl3として 計算値(%):C,40.79;H,3.65;N,12.68;F,4.30;Cl,24.0
8 実測値(%):C,40.42;H,3.90;N,12.79;F,4.40;Cl,24.5
6 NMR(DMSO-d6),δ:1.90(6H,s),7.20〜7.60(2H,
m),8.17(1H,s),8.24(1H,m) 参考例18 4−アミノ−3−(トリクロロアセチミドイルアミノ)
キノリン・酢酸塩 VIII-2 3,4−ジアミノキノリン(V−1)1.59gの酢酸20mlとメ
チルトリクロロアセチミデート1.94gを参考例17と同様
の条件で反応させ、3.13g(収率80%)の標題化合物(V
III-2)を得る。
融点143〜145℃(d) 元素分析:C13H13N2O2Cl3として 計算値(%):C,42.93;H,3.60;N,15.40;Cl,29.24 実測値(%):C,42.88;H,3.68;N,15.04;Cl,29.19 NMR(DMSO-d6),δ:1.90(3H,s),7.30〜7.90(3H,
m),8.13(1H,m),8.17(1H,s) 参考例19 1−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン II-2 3−アミノ−4−メチルアミノキノリン(V−2)2.92
gをギ酸20mLに溶解し、1.5時間加熱還流する。反応液を
減圧下に濃縮し、残留物をクロロホルム−飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液に分配する。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、乾燥する。クロロホルムを留去し、得られる残留
物をn−ヘキサンで結晶化させると2.39g(収率:77%)
の標題化合物(II-2)を得る。本品を酢酸エチルから再
結晶すると、融点146〜148℃の無色結晶を得る。
元素分析:C11H9N3として 計算値(%):C,72.11;H,4.95;N,22.94 実測値(%):C,72.25;H,4.94;N,22.86 NMR(CDCl3),δ:4.20(3H,s),7.45〜7.80(2H,m),
7.84(1H,s),8.15〜8.40(2H,m),9.33(1H,s) 発明の効果 本発明化合物は脳内ベンゾジアゼピン・レセプターに対
する高い親和性を示す。このレセプターに結合すること
が既に知られている各種の薬物の研究から、この薬物群
は中枢神経系に対して抑制的に働くものから、亢進的に
働くものまでその程度によって以下のようなタイプに分
類できることが知られている:1)完全アゴニスト(中枢
神経抑制、抗不安、抗痙攣作用)、2)部分アゴニスト
(選択的抗不安作用)、3)アンタゴニスト(両方向の
作用に対して拮抗作用)、4)部分インバース・アゴニ
スト(中枢神経亢進作用、痙攣や認識の増強作用)、
5)完全インバース・アゴニスト(痙攣や不安の誘
発)。さらにそれらの薬物がどのタイプに属するかはペ
ンチレンテトラゾールの投与量に依存した痙攣の抑制あ
るいは増強作用の強さよって識別できることも知られて
いる[C.Braestrup et al.,Biochem.Pharmcol.33,859
(1984)]。インバース・アゴニストの一種であるメチ
ル β−カルボリン−3−カルボン酸(β‐CCM)が動
物の記憶・学習行動を増強すること、あるいはアゴニス
トであるジアゼパムが人の記憶を害するなどの知見から
部分インバース・アゴニストは向知能薬になり得ること
が指摘されている[M.Sarter et al.,TINS 11,13(198
8)]。以上の理由から、本発明化合物の内、アゴニス
ト作用を有するものは抗不安薬や抗痙攣薬として、アン
タゴニスト作用を有するものはベンゾジアゼピンの中毒
や過剰摂取事故の処置薬として、インバース・アゴニス
ト作用を有するものは精神機能賦活薬や向知能薬として
の用途が期待される。
以下に本発明化合物についての試薬例を示すが、被験化
合物番号は実施例および表中で用いたものと対応する。
試験例1 ベンゾジアゼピンレセプター結合試験 Mohler&Okada,Science,198,849-851(1977)の方法を
一部改変して行なつた。11〜13週令のウイスター系雄性
ラツトの大脳皮質からレセプター標品を作製し、これに
対するトリチウム標識のジアゼパムの特異的結合を指標
にして被験化合物の阻害力を以下の方法で求めた。すな
わち、2nMのトリチウム標識ジアゼパムおよび5〜6種
の濃度の異なる被験化合物の水溶液を温度0℃で60分間
インキユベートした。得られた濃度・作用曲線から50%
阻害濃度(IC50)を求め、さらにトリチウム標識ジアゼ
パムの解離定数(Kd)および濃度(L)から被験化合物
の抑制定数(Ki)を求めた。結果を下記表に示す。
試験例2 ベンチレンテトラゾール痙攣抑制試験 この試験でアゴニスト作用を調べた。被験化合物を1群
8〜16匹の雄性マウスに静脈内投与直後、ベンチレンテ
トラゾール125mg/kgを皮下投与した。その後2時間の観
察から痙攣による死亡数を50%抑制する用量(ED50)を
Probit法で求めた。
試験例3 ベンチレンテトラゾール痙攣増強試験 この試験でインバースアゴニスト作用を調べた。被験化
合物を1群8〜16匹の雄性マウスに静脈内投与直後、ベ
ンチレンテトラゾール90mg/kg(痙攣発現閾値以下の用
量)を皮下投与した。その後2時間の観察から痙攣によ
る死亡数が50%の被験動物に発現する用量(ED50)をPr
obit法で求めた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)一般式: (式中、Rは水素、水酸基、それぞれ置換していてもよ
    いアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキ
    シ、フエノキシ、アミノ、フエニルまたは5員もしくは
    6員にヘテロ還基、Qは水素、アルキル、ベンジル、ベ
    ンズヒドリル、トリチル、アシル、アルキルスルホニル
    またはアリールスルホニル、R1およびR2は水素、アルキ
    ル、アルコキシまたはハロゲンをそれぞれ表わし、Qは
    1、3または5位の窒素原子上に存在し、点線は環上の
    3個の2重結合の組合わせを示しており、2(3)、3a
    (9b)、4(5)位;1(9b)、2(3)、3a(4)位;
    または1(2)、3a(9b)、4(5)位に存在すること
    を意味する。)で示される化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】該化合物が、2−シクロプロピルカルボニ
    ル−7−フルオロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン
    である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】該化合物が、2−シクロプロピルカルボニ
    ル−7−メトキシ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン
    である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】請求項1記載の化合物を含有することを特
    徴とする向精神薬。
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