JPH07115U - ネックレス等の寸法を調節できる留め具であって、その他装身 具部品としても多目的に用いる事が出来る部品。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 ネックレス等の寸法を調節出来、ネックレス
等の留め具としての機能を持ち、装飾部品としても着脱
容易で、ピル入れ等小容器として容易に鎖等に連結でき
着脱を繰り返しても耐久性があり、着脱が容易であっ
て、特殊技能や道具を要しない部品の提供。 【構成】 閉じた時、両端に小さい穴２が生じる、開閉
出来る小容器１よりなる。

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はネックレス、ペンダント等の寸法を容易に調整できる装身具兼用の留 め具であって、その他装飾的にも用いる事ができる部品に関するものである。

従来、ネックレス等の留め具にして、寸法を容易に調整できる部品（図６、図 ８）は非常に少なく、いずれも９（参照図７、図９）のように寸法を調節したこ とが、外見上一見して判別でき、装飾的効果を半減せしめるものであり、且つ、 その留め具をネックレス等に取り付けるには、専門的知識や技能を要し、購入者 （使用者）自身では、はなはだ困難である（参照 図７、図１１）。

唯一、本考案に類似するボールチェーンを結合する部品（図１０）は存在するも 、この部品にあってはチェーンの挿入に際して、切り込み溝部分１１を摩擦しな がら挿着する故、摩擦に対して強靭な金属製のボールチェーンには用いることが できるが、主として糸を用いるネックレス等においては装着が頻繁に行われる時 は、装着時の摩擦により切断される事が多く、ネックレス等には用い得なかった 。

又、挿入部に大きな穴１２が有るため、ピル等の収容ケースとして用いる事が出 来ず、且又構造上、連続するネックレスの中央部に装着する（参照図１２）事が 出来ず、アクセサリー部品として用い装飾的効果を高める事が出来なかった。

本考案は上記従来の部品では満たされぬ欠陥を除く為に考案されたもので、図 面について説明すれば、蓋が開閉出来る小容器１（参照図１及び図３）に、これ を開いた状態では両端の口縁部分に窪み２を設け、これを閉じた状態で両端に小 さい穴２が生じるように設計したものである。

使用法１ 真珠等のネックレス及び鎖等を用いたペンダント等の両端の適宜一部 （珠と珠、環と環の間の細い部分）を本容器の穴即ち空けた状態の口縁部窪み２ にまたげ て挿入し、蓋をすることにより、長さを調節できる留め具として用い る（参照図２、図４）。

使用法２ 穴の大きさを適宜考慮して２本の鎖等が辛うじて通るようにした本考案の一方 の端に、鎖等の両端を同時に差し込み（参照図５）、蓋をすれば、ピルケース等 を兼ねたペンダントとなる。

使用法３ 本考案をネックレス等の任意の中間部にかぶせて蓋をすれば、アクセントとな りイメージをかえることが出来る（参照図１２）。

使用法４ 本考案を用いたネックレス等は複数本を連続して連結し、１本の長いネックレ スにできる（参照図１３）。

効果 １ ネックレス等として使用するにあたり、長さの調節が容易にでき、且半端部 分が美的に処理できる。

即ち従来の寸法調節金具は殆どが図７及び図９のごとく、調節した余分の半端部 分９が外部から見えてしまい適寸にあつらえた物でないという印象を与え美的感 覚に配慮がたりなかった。

しかるに本考案は、ネックレス等の余分な両端部分をケースに内に挟み込み蓋 をするのみで装着でき、外部からは見えないという美的効果がある。あたかも服 飾の流行に合わせてオーダーしたかのごとく印象を生じる効果がある。

２ 本考案のネックレス等への着脱は至って簡単容易である。

従来は図６及び図７の８、にしめすがごとくネックレスに長さ調整具を取り付け るには鎖等においては蝋付けが必要であるし、又、留め具を取り付けるには、図 １１に示すごとく、真珠等ネックレスに於いては糸端を隠す為に”戻し作業”１ ６という比較的難しい細工（真珠等においては穴径が細く通常の絹針では不能） をしなければならなかった。本考案はかくのごとき難しい作業を要せず、本考案 を利用することによって、加工に要する費用や時間が短縮され、且つ、従来品を 既に購入している消費者でも容易に取り替え出来る利点が有る。

３ 既存の類似する図１０の金具と比較しても、ネックレス等への着脱に際して も、摩擦がなく、従って糸等脆弱な紐に通した真珠ネックレス等でも耐久性があ り長期間の使用に耐え得る。

４ 本考案はピルケース等を兼ねるペンダント先としても使用出来る。

即ち図５に示すごとく容器に収納余裕６があるときはピルケースやお守り等の収 納具を兼ねた装身具としても使用出来る。

５ 本考案の着脱はかぶせて蓋をするのみで至って簡単であり、ネックレスの末 端部のみならず、任意の中間部でも金銀色等に着色した本考案をかぶせれば、装 飾効果を高めるアクセント部品となり、手持ちネックレス等のイメージを変え、 新たに利用価値を高める効果が有る（図１２）。

６ 本考案を用いたネックレス等は、図１３のごとく留め具及び調節具として、 複数個連結でき、連結すれ ば、長さの調節可能量は比例して増加する。

高額な真珠ネックレス等にあっては、長寸に成ればなる程価格は高くなるゆえ結 果的には商品価値を高める。

実施例１ 図１、図３に示すごとく両端に小さい穴２（開いた状態では両端の口縁部に窪み ）を明けた状態の開閉出来る容器１。

【図面の簡単な説明】

［図１］本考案の斜視図である ［図２］本考案の使用例を示す斜視図面である。 ［図３］本考案の他の実施例の斜視図である。 ［図４］本考案図３の使用例を示す斜視図である。 ［図５］本考案をピルケース等に用いた場合の斜視図で
ある。 ［図６］既存の鎖等の長さ調節部品の斜視図で有る。 ［図７］図６の使用例を示す斜視図である。 ［図８］既存の真珠等の長さ調節部品の斜視図である。 ［図９］図８の使用例を示す斜視図である。 ［図１０］既存のボールチェンの留め金具斜視図であ
る。 ［図１１］既存の真珠等の留め金具斜視図と”糸戻し”
の模式図である。 ［図１２］本考案をネックレス等の任意の部分に被せて
アクセントとした斜視図である。 ［図１３］本考案を複数個用いたネックレスを連結した
斜視図である。 ［符号の説明］ １は開閉出来る小容器 ２は小さい窪み（容器を閉じた時小さい穴状となる） ３は留め具 ４は糸の結目 ５は真珠等ネックレスの端（寸法調節後余分部分） ６はピル等収容加納部分 ７は既存の鎖等の長さ調節のための環 ８は蝋付け箇所 ９は調節後の余裕部分 １０は既存の真珠ネックレス等の留め具兼長さ調節具 １１は切り込み溝 １２は穴 １３はボールチェン １４は既存の真珠等ネックレスの留め金具 １５は結び目 １６は”糸戻し”

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ［請求項１］ 閉じた状態で、両端に小さい穴２が明け
   られている、開閉できる小容器１。以上のごとく構成さ
   れた容器兼用留め具、兼、装身具部品