JPH0711574Y2 - 海上張設用の海苔網における半円浮具の支持装置 - Google Patents

海上張設用の海苔網における半円浮具の支持装置

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JPH0711574Y2
JPH0711574Y2 JP1989047764U JP4776489U JPH0711574Y2 JP H0711574 Y2 JPH0711574 Y2 JP H0711574Y2 JP 1989047764 U JP1989047764 U JP 1989047764U JP 4776489 U JP4776489 U JP 4776489U JP H0711574 Y2 JPH0711574 Y2 JP H0711574Y2
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seaweed
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JP1989047764U
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有澤 尹
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有澤 尹
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は海上張設用海苔網における半円浮具の支持装
置、詳しくは横杆の両端部と半円浮具間を改良して半円
浮具を外開き回動状態においても固定することができる
ようにした装置に関するものである。
<従来の技術> この種の海苔網としては出願人が提案する実開昭62-172
355号公報がある。該公報は浮幹体と錨を用いて海面に
浮設する単独又は多列集団形の養殖用海苔網であって、
該海苔網は一定の間隔を置いて多数の浮杆を横断取付け
し、端末の浮杆の両端に円盤浮具の凹溝を設けた管軸を
挿着し、中間の浮杆の両端に片形浮具の一方より植立し
た浮軸を配着し、上記管軸と浮軸及び円盤浮具下と片形
浮具下間に浮幹体又は主幹線に支持された滑車を経由す
る牽引線をエンドレスに架設して、該牽引線の進退牽引
により海苔網を海面上と海面下に出没させることを特徴
とする海苔網の牽引出没装置を記載している。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら該公報は海苔網の両端末に位置する円盤浮
具は中心部より立設する管軸の上端に凹溝を設けて浮杆
(横杆)の端部に嵌着し、中間部に位置する片形浮具
(半円浮具)の直縁側中心部より立設する浮軸は上端を
浮杆(横杆)の端部に嵌合取付けするとどまるため、両
浮具の起倒動作において円滑さを欠き、特に海苔を収穫
するために海苔網下に船を進入させることに困難を伴う
という課題があった。
<課題を解決するための手段> 本考案は海苔網2の両側の側網線2′,2″の一端を海苔
網2外に突出して幹線1に結縛し、該側網線2′,2″の
他端に往復動線8,8を接続して他側幹線1′に設ける滑
車3に掛け廻して前記幹線1側に反転させ、前記海苔網
2に一定の間隔を置いて横断取付けする横杆4の両端と
前記往復動線8,8間に軸部7付の半円浮具6を取付け、
該往復動線8,8の幹線1側の端部に重量物にてなる制止
棒9を挟んで牽引線10を連結してなる海上張設用の海苔
網において、前記半円浮具6の軸部7の上端に縦長リン
グ部7′を設けるとともに、前記横杆4の両端部に別途
形成するサック部5を挿着し、該サック部5の上面にフ
ック形押え部5′を設け、該サック部5の下面に制止片
5″,5″を設けて、該サック部5に掛嵌する前記縦長リ
ング部7′を該フック形押え部5′と制止片5″,5″に
て挟み止め且つ外開き回動状態にて固定するようにし
て、かかる課題を解決しようとするものである。
<作用> 本考案は各横杆4の両端部にサック部5を挿着し、該サ
ック部5に半円浮具6の軸部7の上端に設けた縦長リン
グ部7′を掛嵌するので、常態では海水等の浮力により
縦長リング部7′は上動して上端をフック形押え部5′
が押え、下端を制止片5″,5″にて挟み止めているが、
海苔収穫時には縦長リング部7′を押し下げて上端をフ
ック形押え部5′より離し且つ下端を制止片5″,5″間
より抜出して軸部7を外方に回動して、外側の制止片
5″の外面にて当て止めるするのである。
かくして海苔収穫時には半円浮具6を外開き回動状態に
て固定して海苔網2下を広く開放するので、海苔収穫船
の海苔網下への進入を容易にすることができることとな
る。
<実施例> 以下図面に基づいて実施例を説明する。
横長形の海苔網2の両側の側網線2′,2″の一端を海苔
網2から突出して該側網線2′,2″の突出し端を幹線1
に結縛し、側網線2′,2″の他端に往復動線8,8を接続
し、該往復動線8,8を他側幹線1′に取付ける滑車3,3に
掛け廻して幹線1側に反転させる。
海苔網2の幅狭方向に幅広方向への一定の間隔を置いて
横杆4を取付て、該横杆4の両端部にサック部5を挿着
して、該サック部5と直下の往復動線8,8間に半円浮具
6を取付ける。半円浮具6は直縁部と半円形部とからな
る平面視半円形をした浮盤部と該浮盤部の直縁部側中心
上より直立する軸部7とからなり、軸部7は上端の海苔
網2と平行する側面方向に中心に向けて薄平形に絞り細
められた縦長リング部7′を設けてサック部5に掛嵌す
る。この縦長リング部7′は常態では海水の浮力により
第3図に示すように上動してその上端をサック部5の上
面に内向き形成したフック形押え部5′にて挟み押えら
れ、また縦長リング部7′の下端は制止片5″,5″間に
て挟み止められている。前記した浮盤部の直縁部の中心
と底面の中間から突出する孔付挿し止め片6′,7″に往
復動線8,8を挿着し、該往復動線8,8の幹線1側の端部を
重量物にてなる制止棒9を挟んで牽引線10に接続し、牽
引線10端を幹線1に解き外し自由にて結縛する。なおサ
ック部5は上面の内端に紐掛部を設けて側網線2′,2″
の結び紐を掛け止めるようにしている。
このようにして海上に張設した海苔網2は幹線1より牽
引線10の結縛を解いて該牽引線10を幹線1側に牽引する
と、各半円浮具6は孔付挿し止め片6′,7″を支点とす
る梃子作用にて一斉に軽く起立して海苔網2を海面上に
干出し、また牽引線10の牽引を解くと半円浮具6の自倒
作用と制止棒9の重量の加わりにより前倒れして海苔網
2を海面に浸すこととなる。このようにして海苔網2の
干出しと浸しを反複して海苔を養殖し、収穫時には半円
浮具6を起立させて海苔網2を海面上に上昇させてか
ら、縦長リング部7′を押し下げて第3図左半の実線に
て示すようにフック形押え部5′による押えを解き、ま
た制止片5″,5″間から抜き出して外開き回動して外側
の制止片5″の外面にて支え止めして浮盤部を海苔網2
の外側に開き回動状態に保持して、海苔収穫船を海苔網
2下に進入させて収穫するのである。
<考案の効果> 本考案は以上のようにして、各横杆の両端部にサック部
を挿着して該サック部にフック形押え部と制止片を設
け、他方半円浮具の軸部の上端に縦長リング部を設け
て、縦長リング部をサック部に掛嵌するという簡単な操
作にて縦長リング部をフック形押え部と制止片にて挟み
止めることができることとなり、特に海苔収穫時には縦
長リング部を押し下げてフック形押え部と制止片による
挟み止めを解いて半円浮具を軸部ごと外側に回動展開
し、該回動展開状態を外側の制止片にて支え止めて、海
苔網下を広く開放するので、海苔収穫船の海苔網下への
進入を容易にするという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の構成を要約して示す斜視図、第2図は
半円浮具の前倒れ状態を示す側面図、第3図は挟止具と
半円浮具の横倒しつつある状態を示す斜視図、1,1′は
左右幹線、2は海苔網、3は滑車、4は横杆、5はサッ
ク部、5′はフック形押え部、5″,5″は制止片、6は
半円浮具、7は軸部、7′は縦長リング部、8は往復動
線、9は制止棒、10は牽引線である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】海苔網2の両側の側網線2′,2″の一端を
    海苔網2より突出して幹線1に結縛し、該側網線2′,
    2″の他端に往復動線8,8の一端を接続して該往復動線8,
    8を他側幹線1′に設ける滑車3に掛け廻して前記幹線
    1側に反転させ、前記海苔網2に一定の間隔を置いて横
    断取付けする横杆4の両端と前記往復動線8,8間に軸部
    7付の半円浮具6を取付け、該往復動線8,8の幹線1側
    の端部に重量物にてなる制止棒9を挟んで牽引線10を連
    結してなる海上張設用の海苔網において、前記半円浮具
    6の軸部7の上端に縦長リング部7′を設けるととも
    に、前記横杆4の両端部に別途形成するサック部5を挿
    着し、該サック部5の上面にフック形押え部5′を設
    け、該サック部5の下面に制止片5″,5″を設けて、該
    サック部5に掛嵌する前記縦長リング部7′を該フック
    形押え部5′と制止片5″,5″にて挟み止め且つ外開き
    回動状態にて固定するようにしたことを特徴とする海上
    張設用の海苔網における半円浮具の支持装置。
JP1989047764U 1989-04-25 1989-04-25 海上張設用の海苔網における半円浮具の支持装置 Expired - Lifetime JPH0711574Y2 (ja)

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JPH02137859U JPH02137859U (ja) 1990-11-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR900002484Y1 (ko) * 1987-03-11 1990-03-30 박용길 다용도 조합 블럭

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JPH02137859U (ja) 1990-11-16

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