JPH07115713A - 雨除け機能付き配電盤および雨除け・日除け両機能付き配電盤 - Google Patents

雨除け機能付き配電盤および雨除け・日除け両機能付き配電盤

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JPH07115713A
JPH07115713A JP6170575A JP17057594A JPH07115713A JP H07115713 A JPH07115713 A JP H07115713A JP 6170575 A JP6170575 A JP 6170575A JP 17057594 A JP17057594 A JP 17057594A JP H07115713 A JPH07115713 A JP H07115713A
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JP
Japan
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door
rain
switchboard
installation surface
guide frame
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JP6170575A
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English (en)
Inventor
Takashi Oishi
高志 大石
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】降雨時に扉を開いて内部の保守,点検をするの
に好適で、しかも外観を損なわず、また扉閉鎖時に強い
日射の影響を緩和する。 【構成】正面扉3の設置面上部で左右の各側端箇所に、
筒体4が垂直方向に固着される。5は掛具で、棒状部材
からなり、中間部が真っ直ぐで、各端部が直角に互いに
逆側に折り曲げられて形成される。掛具5は、一方の折
曲端部が筒体4に挿入され、軸線の回りに設置面から前
方に直角の範囲で旋回可能に保持される。9は方形状の
防水シートで、長手方向と直角な各縁部に重りとしての
丸鉄棒10が取り付けられる。各掛具5は、雨が降らな
いときには、破線のように正面扉3の設置面に添うよう
に位置決めされて邪魔にならず、雨が降るときには、実
線のように前方向に直角に突出する形に位置決めされ、
これに防水シート9が掛け渡され両側に垂らされるとと
もに、丸鉄棒10によって張力を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、降雨時に扉を開いて
内部の保守,点検をするのに好適な雨除け機能付き配電
盤、および、さらに扉を閉鎖しているときの強い日射の
影響を緩和できる雨除け・日除け両機能付き配電盤に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の屋外設置形配電盤では、降雨時に
扉を開いて内部の保守,点検をおこなうとき、雨が内部
に降り込んで、保守,点検作業をしにくくしたり、また
は内部器具の一部を濡らして機能を低下させる恐れがあ
った。この雨の降り込みに対する対策として、実願平3
−77704号公報による提案がある。この提案によれ
ば、扉設置面の上部に水平軸の回りに旋回可能な庇を設
け、この庇を、降雨時には前方に突出させて雨の降り込
みを防ぎ、晴天時には天板の上に撥ね上げて、邪魔にな
らないように、かつ外観を損なわないようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の提案によれば、
雨の降り込みに対する一応の対策にはなるが、なお次の
問題点がある。一つは、庇の長さを十分にとると、雨の
降り込みに対しては効果的であるが、晴天時に天板上に
撥ね上げたとき全体の外観を損なうことになる。逆に外
観をそこなわない程度の庇では、雨の降り込みに対する
効果が少ない。二つは、配電盤の構造によって屋根を設
置する場合があり、そのときには庇を付設することが設
計上非常に困難になる。さらに扉を閉鎖しているときの
強い日射の影響を緩和したいとの要求もある。
【0004】この発明が解決すべき課題は、従来の技術
がもつ以上の問題点を解消し、降雨時に扉を開いて内部
の保守,点検をするのに好適で、しかも外観を損なわな
い雨除け機能付き配電盤、および、さらに扉を閉鎖して
いるときの強い日射の影響を緩和できる雨除け・日除け
両機能付き配電盤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る雨除け機
能付き配電盤は、扉設置面の上部における左右の各側端
箇所に、その扉設置面と直角に突出,退避可能に設けら
れた掛具と;突出時の各掛具に掛け渡されて両側に垂ら
される雨除け用シートと;を備える。また、この発明に
係る雨除け機能付き配電盤で、掛具が、垂直軸線の回り
に旋回可能に構成されたり、掛具が、扉設置面を貫通し
て突出し、または引っ込むように直進可能に構成された
り、または、掛具が、扉設置面と直角に伸縮可能に構成
され、とくにシートが、垂らされる左右の各縁部に棒状
重りを具備するのが好ましい。
【0006】この発明に係る雨除け・日除け両機能付き
配電盤は、左右いずれかに片開きする、縦方向に長い方
形の扉と;この扉に対応する方形をなし、等間隔で縦方
向に並設された横線状の屈折部を有する雨除け・日除け
両用のフレキシブル・シャッタと;扉の表面側の左右各
側辺部に沿って設けられ、フレキシブル・シャッタをそ
の左右各側辺部で規制して長手方向に案内可能なコ字断
面の縦案内枠の組と;扉が直角に片開きされたとき、縦
案内枠に対応して、その扉の上縁部の左右各端部からケ
ース本体の開口面と平行かつ水平に伸びる形で撤去可能
に配設され、フレキシブル・シャッタをその左右各側辺
部で規制して長手方向に案内可能なコ字断面の横案内枠
の組とを備え、フレキシブル・シャッタは、扉の閉鎖時
には、扉の全面を覆う形で位置決め固定され、扉の直角
片開き時には、一部が横案内枠の全域に位置する形で固
定され、その他の部分が横案内枠の扉と逆側の端部から
扉と相対する形で垂れ下がる構成である。
【0007】また、この発明に係る雨除け・日除け両機
能付き配電盤で、横案内枠が、扉の直角片開き時に、扉
の上縁部と、これと平行に位置決めされる支持枠の上縁
部とに架設され、この支持枠は、その一方の端部が、扉
の片開きに係るケース本体側の旋回中心線と左右逆側に
位置する、これと平行な別の中心線の回りに旋回可能に
支えられるように構成するのが好ましい。
【0008】
【作用】この発明に係る雨除け機能付き配電盤では、掛
具が、扉設置面の上部における左右の各側端箇所に、そ
の扉設置面と直角に突出,退避可能に設けられ、雨除け
用シートが、突出したときの各掛具に掛け渡され、両側
に垂らされて、扉設置面前方空間の上面と左右の各側面
とを覆う。また、掛具が、扉設置面の上部における左右
の各側端箇所の垂直軸線の回りに旋回可能に設けられ、
その旋回によって突出,退避の各位置をとったり、掛具
が、扉設置面を貫通して直進可能に設けられ、その直進
によって突出し、または引っ込んだり、または、掛具
が、扉設置面と直角に伸縮可能に設けられ、伸縮によっ
て伸長,突出し、または短縮,退避する。また、とくに
シートが、その左右の各縁部の重りによって、引っ張ら
れた状態で各掛具に掛け渡されることが可能になる。
【0009】また、この発明に係る雨除け・日除け両機
能付き配電盤では、扉の閉鎖時には、雨除け・日除け両
用のフレキシブル・シャッタが、その左右各側辺部で規
制されて縦案内枠によって長手方向に案内され、扉の全
面を覆う形で位置決め固定されるから、配電盤の格納器
具に対して日除け機能をもつ。また、扉の直角片開き時
には、フレキシブル・シャッタは、縦案内枠から横案内
枠に移動され、その一部が横案内枠の全域に位置して固
定され、その他の部分が横案内枠の扉と逆側の端部から
扉と相対する形で垂れ下がるから、フレキシブル・シャ
ッタの一部が、ケース本体の開口部の上側で前方に庇状
に突出し、その他の垂れ下がった部分が、ケース本体の
開口部の扉と逆側の側方で前方に突出する。これらの上
側と側方とで突出したフレキシブル・シャッタ、およ
び、片開きの扉によって、降雨時に扉を片開きして作業
するときに、雨がケース本体の開口部から内部へ降り込
むのを抑制することができる。
【0010】さらに、この発明に係る雨除け・日除け両
機能付き配電盤では、扉の直角片開き時に、各横案内枠
が扉の上縁部と、これと平行に位置決めされる支持枠の
上縁部とに架設されるから、扉と横案内枠と支持枠とか
らなる構造体は、構造的に剛性が高く、フレキシブル・
シャッタの案内,保持が安定する。さらに、支持枠の一
方の端部が、ケース本体側の中心線の回りに旋回可能に
支えられるから、支持枠は、使用しないときには、ケー
ス本体の前面部に接触させる形で収納することができ
る。また、横案内枠は、使用しないときには、分解して
たとえば扉の背面側または盤筐体の内部に収納すること
ができる。
【0011】
【実施例】この発明に係る雨除け機能付き配電盤の実施
例について、以下に図を参照しながら説明する。図1は
第1実施例の斜視図である。図において、1は配電盤の
ケース本体、2は屋根、3は正面扉である。正面扉3が
設置された面の上部において、その左右の各側端箇所
に、筒体4がその軸線を垂直にして固着される。5は掛
具で、2個の細い棒状部材からなり、中間部が真っ直ぐ
な状態で、一方の端部が直角に一方向に、他方の端部が
直角に他方向にそれぞれ折り曲げられて形成される。掛
具5は、その一方の端部が筒体4に挿入され、軸線の回
りに、正面扉3の設置面から、前方に直角までの範囲で
旋回可能に支持される。9は方形状の防水シートで、そ
の幅が掛具5の中間部に対応し、長手方向と直角な各縁
部に、重りとしての丸鉄棒10が取り付けられる。以上
の雨除け構造は、背面扉があれば当然この側にもとられ
る。
【0012】第1実施例の左右の各掛具5は、雨が降ら
ないときには、破線のように正面扉3の設置面に添うよ
うに位置決めされて邪魔にならず、雨が降るときには、
実線のように前方向に直角に突出する形に位置決めされ
る。その突出した各掛具5の真っ直ぐな中間部に、防水
シート9が掛け渡され両側に垂らされる。そして、防水
シート9は、その左右の各縁部に取り付けられた丸鉄棒
10によって張力を受け、引っ張られた状態になる。そ
の結果、防水シート9は、正面扉3の設置面の前方空間
における上面と左右の各側面とを覆い、正面扉3を開い
たときのケース本体1の内部への雨の降り込みを防止し
て雨除け機能を発揮する。また、使用しないときの防水
シート9は、丸鉄棒10に巻きつけて巻物状に小さく仕
舞えるから、取扱い上非常に便利である。
【0013】掛具については、いくつかの変形例が考え
られる。その一つを、図2を参照しながら説明する。図
2は第2実施例の要部の斜視図で、この第2実施例で
は、掛具が正面扉設置面を貫通して突出し、または引っ
込むように直進する構成にしてある。図2において、掛
具7は、一方の端部が直角に折り曲げられた真っ直ぐな
細い棒状部材である。また、真っ直ぐな筒体6が、その
大部分をケース本体1の内部に位置させ、正面扉3の設
置面から少し突出する形で固着される。したがって、掛
具7は、雨が降らないときには、破線のように筒体6の
内部に収納される形で引っ込められて邪魔にならず、雨
が降るときには、実線のように前方向に引き出す形に位
置決めされる。その引き出された各掛具7に、防水シー
ト9が掛け渡され両側に垂らされるのは第1実施例にお
けるのと同様である。
【0014】図3は第3実施例の要部の斜視図である。
この第3実施例では、掛具が正面扉設置面と直角に伸縮
可能な構成をとる。図3において、ラジオのアンテナや
カメラの三脚と同様な構造の伸縮形掛具8が、初段部を
正面扉3の設置面から少し突出させる形で固着される。
したがって、伸縮形掛具8は、不要なときには、正面扉
3の設置面から少し突出させるだけにして短縮した形で
収められ、必要なときには、引き伸ばされて前方に引き
出され、防水シート9が掛け渡される。
【0015】第1,第2,第3の各実施例は、配電盤の
寸法,形状や、外観に対する要求度合、ケース本体内部
の格納器具の配置状態、配電盤の設置場所,平均的な気
象条件などによって適宜選択されるべきであり、選択肢
が多いだけ最適な適用が得られる可能性が大きいと言え
る。この発明に係る雨除け・日除け両機能付き配電盤の
第4実施例について、図4〜図7を参照しながら説明す
る。図4は第4実施例の扉閉鎖時で日除け状態の斜視図
である。図において、配電盤のケース本体11には、屋根
12が設置され、前面側に正面扉13が設けられる。この正
面扉13は、左側端の垂直軸線の回りに上から見て時計方
向に旋回して片開きする。正面扉13の表面側の左右各側
辺部に沿って、コ字状に折り曲げられた板状部材である
縦案内枠14の2個が、各開口側を相対させて左右対称的
に配設される。フレキシブル・シャッタ22は、雨除け・
日除け両用で、縦方向に等間隔に並べられた横線状の屈
折部をもち、その左右各側辺部が両側の縦案内枠14のコ
字空間に挿入されて上下方向に移動可能に案内される。
図の日除け状態では、フレキシブル・シャッタ22は、正
面扉13のほぼ全面を覆う形で位置決めされ、左右の上端
部で止め具15によって固定される。さらに、正面扉13の
上方箇所に支持枠16が収納される。この支持枠16は、詳
しく後述するが、逆U字状に折り曲げられた板状部材
で、正面扉13の右側の上部箇所に固着された軸受19の垂
直軸線の回りに旋回可能に支えられ、不使用時には図の
ようにケース本体11の前面部に接触するように位置決め
収納され、使用時つまり雨除け時には、後で図5に示す
ように、上から見て反時計方向に旋回され前方に突出し
た状態で位置決め固定される。
【0016】図5は第4実施例の扉開放時で雨除け状態
の斜視図である。図において、正面扉13は直角に片開き
状態にあり、支持枠16は、軸受19の垂直軸線の回りに直
角に旋回され前方に突出した状態で位置決め固定され
る。コ字状に折り曲げられた板状部材である横案内枠20
の2個が、正面扉13と支持枠16との上縁部で、手前側と
奥側との各端部に、その各開口側を相対させて平行かつ
水平に架設される。一部を破断表示したフレキシブル・
シャッタ22は、正面扉13の表面の縦案内枠14( 図4参
照)の箇所から横案内枠20の箇所に移動され、その一部
が横案内枠20の全域に位置して固定され、その他の部分
が横案内枠20の右端部から正面扉13と相対する形で垂れ
下がる。この垂れ下がり長さは、ほぼ正面扉13の縦寸法
と横寸法との差に相当し、たとえば縦寸法:2300mm、横
寸法:900mm のときには、約1400mmとなって正面扉13の
縦寸法の半分程度をカバーする。したがって、これらの
上側と右側方とで前方に突出したフレキシブル・シャッ
タ22、および片開きの正面扉13によって、降雨時に正面
扉13を片開きして作業するとき、雨がケース本体11の開
口部から内部へ降り込むのを抑制することができる。な
お、正面扉13、横案内枠20および支持枠16からなる構造
体は、構造的に剛性が高く、フレキシブル・シャッタ22
の案内,保持が安定する。
【0017】支持枠16と横案内枠20との詳細構造につい
て図6,図7を参照しながら説明する。図6は支持枠部
に関し、(a) はその収納時の正面図、(b) はその使用時
の正面図、(c) はその収納時の平面図である。図6(a),
(b) において、支持枠16は逆U字断面の板状部材で、そ
の右端部の下面で、これに直角に軸17が固着される。こ
の軸17には、上部にピン18が貫通して固着される。軸受
19が、軸17を軸線方向に移動かつ回転可能に支え、ケー
ス本体11の前面部の右側の上部箇所に固着される( 図5
参照)。この軸受19の上端面には、浅い溝19a と深い溝
19b とが十文字状に設けられ( 図6(c) 参照)、それぞ
れにピン18が選択的に挿入され、軸17の軸線方向の位置
決めと、回転位置決めとを同時におこなう。すなわち、
図6(a),(c) の実線は、ピン18が浅い溝19a に挿入さ
れ、支持枠16が収納状態に位置決めされたときを(図4
参照)、図6(b),(c) では、ピン18が深い溝19b に挿入
され、支持枠16が使用状態に位置決めされたとき(図5
参照)をそれぞれ示す。ところで、図6(a),(c) で、支
持枠16の両端部近くにあけられた2個の穴16a は、後述
するが、横案内枠20を架設するときの位置決め用であ
る。
【0018】図7は横案内枠に関し、(a) はその正面
図、(b) はその平面図である。図において、横案内枠20
は、コ字状に折り曲げられた板状部材で、両端に下方に
湾曲する部分をもつとともに、両端近くに下方に突出す
る形でピン21が設けられる。両端の湾曲部分は、フレキ
シブル・シャッタ22が図4の位置から図5の位置に移動
するとき、また図5で右側に垂れ下がるときに、その動
作が円滑におこなわれるのに役立つ。また、ピン21は、
図6(c) に示した支持枠16の穴16a と、正面扉13の図示
してない同じ穴に嵌合して、横案内枠20の架設に係る位
置決めをする(図5参照)。ところで、横案内枠20は、
雨除けに使用されないときには、分解されて正面扉13の
背面側か、ケース本体11の内部かに適宜収納される。
【0019】
【発明の効果】この発明に係る雨除け機能付き配電盤で
は、掛具が、扉設置面の上部における左右の各側端箇所
に、その扉設置面と直角に突出,退避可能に設けられ、
雨除け用シートが、突出したときの各掛具に掛け渡さ
れ、両側に垂らされて、扉設置面前方空間の上面と左右
の各側面とを覆う。したがって、降雨時には、扉を開け
たときに雨が内部に降り込むのを防止し、しかも晴天時
には、掛具が扉設置面から退避されて、外観を損なうこ
とがない。また、掛具が、扉設置面の上部における左右
の各側端箇所の垂直軸線の回りに旋回可能に設けられ、
その旋回によって突出,退避の各位置をとるから、掛具
が退避時に外部から見えるものの外観を損なう恐れはな
く、構造が簡単になり、取扱いが容易,迅速におこなわ
れ、または、掛具が、扉設置面を貫通して直進可能に設
けられ、その直進によって突出し、または引っ込むか
ら、掛具が退避時に外部から見えず、しかも構造が簡単
になり、取扱いが容易,迅速におこなわれ、または、掛
具が、扉設置面と直角に伸縮可能に設けられ、伸縮によ
って伸長,突出し、または短縮,退避するから、掛具の
伸縮構造がやや複雑になるものの、内部の構造に制約さ
れることがなく、掛具が退避時に外部から見えず、しか
も取扱いが容易,迅速におこなわれる。また、とくにシ
ートが、その左右の各縁部の重りによって、引っ張られ
た状態で各掛具に掛け渡されるから、降雨に伴う風の影
響を受けにくく、保持が確実になる。さらに、シートは
棒状重りに巻きつけて巻物状に小さく仕舞えるから、取
扱い上非常に便利である。
【0020】また、この発明に係る雨除け・日除け両機
能付き配電盤では、扉の閉鎖時には、雨除け・日除け両
用のフレキシブル・シャッタが、扉の全面を覆う形で位
置決め固定されるから、配電盤の格納器具に対して日除
け機能をもつとともに、外観を損なうことがない。ま
た、扉の直角片開き時には、フレキシブル・シャッタ
は、その一部が横案内枠の全域に位置して固定され、そ
の他の部分が横案内枠の扉と逆側の端部から扉と相対す
る形で垂れ下がるから、これらの上側と側方とで突出し
たフレキシブル・シャッタ、および、片開きの扉によっ
て、降雨時に扉を片開きして作業するときに、雨がケー
ス本体の開口部から内部へ降り込むのを抑制することが
でき、格納器具類の品質,性能の確保が可能となり、配
電盤の信頼性向上を図ることができる。
【0021】さらに、扉の直角片開き時に、各横案内枠
が扉の上縁部と、これと平行に位置決めされる支持枠の
上縁部とに架設されるから、扉と横案内枠と支持枠とか
らなる構造体は、簡単な構成で実施が容易で、かつ構造
的に剛性が高く、フレキシブル・シャッタの案内,保持
が安定化し、雨天時に風の影響を最低限に抑えることが
できる。さらに、支持枠は、使用しないときには、ケー
ス本体の前面部に接触させる形で収納し、使用時には旋
回させるだけでよく、横案内枠は、使用しないときに
は、分解してたとえば扉の背面側または盤筐体の内部に
収納することができるから、各部材が邪魔になることが
少なく、取扱上便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1実施例の斜視図
【図2】同じくその第2実施例の要部の斜視図
【図3】同じくその第3実施例の要部の斜視図
【図4】同じくその第4実施例の扉閉鎖時で日除け状態
の斜視図
【図5】同じくその第4実施例の扉開放時で雨除け状態
の斜視図
【図6】第4実施例における支持枠部に関し、(a) はそ
の収納時の正面図、(b) はその使用時の正面図、(c) は
その収納時の平面図
【図7】第4実施例における横案内枠に関し、(a) はそ
の正面図、(b) はその平面図
【符号の説明】
1 ケース本体 2 屋根 3 正面扉 4 筒体 5 掛具 6 筒体 7 掛具 8 伸縮形掛具 9 防水シート 10 丸鉄棒 11 ケース本体 12 屋根 13 正面扉 14 縦案内枠 15 止め具 16 支持枠 16a 穴 17 軸 18 ピン 19 軸受 19a,19b 溝 20 横案内枠 21 ピン 22 フレキシブル・シャッタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉設置面の上部における左右の各側端箇所
    に、その扉設置面と直角に突出,退避可能に設けられた
    掛具と;突出時の各掛具に掛け渡されて両側に垂らされ
    る雨除け用シートと;を備えることを特徴とする雨除け
    機能付き配電盤。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の配電盤において、掛具
    は、垂直軸線の回りに旋回可能に構成されることを特徴
    とする雨除け機能付き配電盤。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の配電盤において、掛具
    は、扉設置面を貫通して突出し、または引っ込むように
    直進可能に構成されることを特徴とする雨除け機能付き
    配電盤。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の配電盤において、掛具
    は、扉設置面と直角に伸縮可能に構成されることを特徴
    とする雨除け機能付き配電盤。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかの項に記載の
    配電盤において、シートは、垂らされる左右の各縁部に
    棒状重りを具備することを特徴とする雨除け機能付き配
    電盤。
  6. 【請求項6】左右いずれかに片開きする、縦方向に長い
    方形の扉と;この扉に対応する方形をなし、等間隔で縦
    方向に並設される横線状の屈折部を有する雨除け・日除
    け両用のフレキシブル・シャッタと;扉の表面側の左右
    各側辺部に沿って設けられ、フレキシブル・シャッタを
    その左右各側辺部で規制して長手方向に案内可能なコ字
    断面の縦案内枠の組と;扉が直角に片開きされたとき、
    縦案内枠に対応して、その扉の上縁部の左右各端部から
    ケース本体の開口面と平行かつ水平に伸びる形で撤去可
    能に配設され、フレキシブル・シャッタをその左右各側
    辺部で規制して長手方向に案内可能なコ字断面の横案内
    枠の組と;を備え、フレキシブル・シャッタは、扉の閉
    鎖時には、扉の全面を覆う形で位置決め固定され、扉の
    直角片開き時には、一部が横案内枠の全域に位置する形
    で固定され、その他の部分が横案内枠の扉と逆側の端部
    から扉と相対する形で垂れ下がる構成であることを特徴
    とする雨除け・日除け両機能付き配電盤。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の配電盤において、横案内
    枠は、扉の直角片開き時に、扉の上縁部と、これと平行
    に位置決めされた支持枠の上縁部とに架設され、この支
    持枠は、その一方の端部が、扉の片開きに係るケース本
    体側の旋回中心線と左右逆側に位置する、これと平行な
    別の中心線の回りに旋回可能に支えられることを特徴と
    する雨除け・日除け両機能付き配電盤。
JP6170575A 1993-08-27 1994-07-22 雨除け機能付き配電盤および雨除け・日除け両機能付き配電盤 Pending JPH07115713A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6170575A JPH07115713A (ja) 1993-08-27 1994-07-22 雨除け機能付き配電盤および雨除け・日除け両機能付き配電盤

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