JPH07115627A - 画像通信端末装置 - Google Patents
画像通信端末装置Info
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- JPH07115627A JPH07115627A JP5259769A JP25976993A JPH07115627A JP H07115627 A JPH07115627 A JP H07115627A JP 5259769 A JP5259769 A JP 5259769A JP 25976993 A JP25976993 A JP 25976993A JP H07115627 A JPH07115627 A JP H07115627A
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- Japan
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- image
- frame
- circuit
- decoding
- memory
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型化し、安価にする。
【構成】 各端末から受信した各QCIF画像符号化デ
ータは、BCH復号化回路60−1〜60−4により並
列にBCH復号化されて受信バッファ62−1〜62−
4に格納される。復号化制御回路112は、各受信バッ
ファ62−1〜62−4の記憶状況を調べ、1フレーム
分以上記憶する1つの受信バッファ62を時分割で選択
し、記憶されている画像符号化データを読み出す。回路
66〜80により復号化される。フレームメモリ92及
び同94の全メモリ空間は、接続回線数に応じた数のメ
モリ空間に区分され、各端末に割り振られている。復元
された画像データは、フレームメモリ92又は同94
の、送信端末に該当するメモリ空間に格納される。
ータは、BCH復号化回路60−1〜60−4により並
列にBCH復号化されて受信バッファ62−1〜62−
4に格納される。復号化制御回路112は、各受信バッ
ファ62−1〜62−4の記憶状況を調べ、1フレーム
分以上記憶する1つの受信バッファ62を時分割で選択
し、記憶されている画像符号化データを読み出す。回路
66〜80により復号化される。フレームメモリ92及
び同94の全メモリ空間は、接続回線数に応じた数のメ
モリ空間に区分され、各端末に割り振られている。復元
された画像データは、フレームメモリ92又は同94
の、送信端末に該当するメモリ空間に格納される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像通信端末装置に関
し、より具体的には、テレビ電話やテレビ会議などに使
用する画像通信端末装置に関する。
し、より具体的には、テレビ電話やテレビ会議などに使
用する画像通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル公衆通信回線網(所謂、IS
DN)の普及により、画像、音声及びデータの同時的な
通信な可能になり、テレビ電話及びテレビ会議システム
が現実的になってきた。ディジタル回線を用いた音声映
像サービス用のサービス規定、プロトコル規定及びマル
チメディア多重化フレーム構成規定が、ITU−T(旧
CCITT)勧告H.320、H.242及びH.22
1等として発表されている。
DN)の普及により、画像、音声及びデータの同時的な
通信な可能になり、テレビ電話及びテレビ会議システム
が現実的になってきた。ディジタル回線を用いた音声映
像サービス用のサービス規定、プロトコル規定及びマル
チメディア多重化フレーム構成規定が、ITU−T(旧
CCITT)勧告H.320、H.242及びH.22
1等として発表されている。
【0003】H.320は、音声映像サービスの全般の
システム・アスペクトを規定する。H.221は、64
Kbps〜1,920Kbpsチャネル上での音声映像
伝送における、フレーム構造並びに端末能力の交換及び
通信モードの指定等に使用されるFAS(Frame
Alignment Signal)及びBAS(Bi
t−rate Allocation Signal)
の符号化割り当てを規定する。H.242はBASによ
る端末間の能力交換及び通信モード切換えのプロトコル
を規定する。
システム・アスペクトを規定する。H.221は、64
Kbps〜1,920Kbpsチャネル上での音声映像
伝送における、フレーム構造並びに端末能力の交換及び
通信モードの指定等に使用されるFAS(Frame
Alignment Signal)及びBAS(Bi
t−rate Allocation Signal)
の符号化割り当てを規定する。H.242はBASによ
る端末間の能力交換及び通信モード切換えのプロトコル
を規定する。
【0004】上記勧告ではまた、エンド・ツー・エンド
の物理コネクションの設定、並びに、インチャネルでの
FASによる同期確立後、インチャネルでBASによる
端末能力の交換シーケンス及び通信モードの指定による
モード切換えシーケンス等の手順により端末間で画像、
音声及びデータ等の複合情報通信を行なう方法が規定さ
れている。
の物理コネクションの設定、並びに、インチャネルでの
FASによる同期確立後、インチャネルでBASによる
端末能力の交換シーケンス及び通信モードの指定による
モード切換えシーケンス等の手順により端末間で画像、
音声及びデータ等の複合情報通信を行なう方法が規定さ
れている。
【0005】なお、各端末は、自己の端末能力を状況に
応じて所定範囲で変更又は選択できるようになってお
り、交換された能力の範囲内でどの通信モードを用いる
かは、規定の範囲外である。
応じて所定範囲で変更又は選択できるようになってお
り、交換された能力の範囲内でどの通信モードを用いる
かは、規定の範囲外である。
【0006】画像、音声及びデータを同時的に伝送する
場合の各情報の伝送速度については、音声は音声符号の
符号化方式により決定され、データは指定値に設定さ
れ、画像には、通信回線の伝送速度の中の残りの伝送能
力が割り当てられる。
場合の各情報の伝送速度については、音声は音声符号の
符号化方式により決定され、データは指定値に設定さ
れ、画像には、通信回線の伝送速度の中の残りの伝送能
力が割り当てられる。
【0007】画像情報の圧縮方式としては、圧縮率を高
めると共に、伝送エラーの伝搬を少なく抑えられるよう
に、フレーム内符号化(INTRA)と動き補償フレー
ム間符号化(INTER)を混在させる符号化方式が提
案されている。
めると共に、伝送エラーの伝搬を少なく抑えられるよう
に、フレーム内符号化(INTRA)と動き補償フレー
ム間符号化(INTER)を混在させる符号化方式が提
案されている。
【0008】ディジタル公衆網は、ISDNとして既に
実用化されている。ユーザに提供されているインターフ
ェースは、基本インターフェース(2B(64Kbp
s)+D(16Kbps))と一次群インターフェース
(H0(384Kbps)、H1(1.5Mbps)及
び23B+D)である。基本インターフェースは、現在
のアナログ公衆網に代わるものである。相手端末との呼
接続にはアウトバンド・チャネルであるDチャネルを使
用し、音声、画像及びデータなどの情報データの伝送に
はBチャネルを使用する。Bチャネルは2つあるので、
この2チャネル間の同期をとることにより、最高で12
8Kbpsのデータ転送(バルク転送)が可能になる。
TV電話などでは大量のデータ伝送容量が必要になるの
で、バルク転送は非常に有効である。
実用化されている。ユーザに提供されているインターフ
ェースは、基本インターフェース(2B(64Kbp
s)+D(16Kbps))と一次群インターフェース
(H0(384Kbps)、H1(1.5Mbps)及
び23B+D)である。基本インターフェースは、現在
のアナログ公衆網に代わるものである。相手端末との呼
接続にはアウトバンド・チャネルであるDチャネルを使
用し、音声、画像及びデータなどの情報データの伝送に
はBチャネルを使用する。Bチャネルは2つあるので、
この2チャネル間の同期をとることにより、最高で12
8Kbpsのデータ転送(バルク転送)が可能になる。
TV電話などでは大量のデータ伝送容量が必要になるの
で、バルク転送は非常に有効である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】TV会議又はTV電話
で、多地点間との相互通信を考えた場合には、回線部は
当然複数持つ必要がある。画像及び音声に関しても、符
号化復号化回路を回線数だけもつ必要がある。
で、多地点間との相互通信を考えた場合には、回線部は
当然複数持つ必要がある。画像及び音声に関しても、符
号化復号化回路を回線数だけもつ必要がある。
【0010】音声の場合、画像に比べればデータ量が少
ないので、符号化復号化回路を複数持つことはさほど問
題にはならないが、画像の場合には、アルゴリズムも複
雑で且つデータ量も多いので、符号化復号化回路が非常
に大型で、しかも、高速な演算処理のものでなければな
らない。また、使用する記憶容量もたいへん大きい。従
って、画像符号化復号化回路を複数持つのは、非常に難
しい。
ないので、符号化復号化回路を複数持つことはさほど問
題にはならないが、画像の場合には、アルゴリズムも複
雑で且つデータ量も多いので、符号化復号化回路が非常
に大型で、しかも、高速な演算処理のものでなければな
らない。また、使用する記憶容量もたいへん大きい。従
って、画像符号化復号化回路を複数持つのは、非常に難
しい。
【0011】また、各復号化部で復号化した画像データ
を他の画像データ(他の端末からの受信画像、入力画像
など)と合成するのにも、膨大なメモリ容量が必要にな
るという問題があった。
を他の画像データ(他の端末からの受信画像、入力画像
など)と合成するのにも、膨大なメモリ容量が必要にな
るという問題があった。
【0012】本発明は、このような問題点を解決する画
像通信端末装置を提示することを目的とする。
像通信端末装置を提示することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像通信端
末装置は、N個の端末と同時接続自在な画像通信端末装
置であって、受信画像を記憶する画像メモリ手段と、当
該画像メモリ手段の記憶領域を、接続するM個の(≦
N)端末に応じたM個の領域に区分し、各端末に割り付
けるメモリ割付け手段と、接続する当該M個の端末から
の、それぞれフルサイズの1/M倍の受信画像を当該画
像メモリ手段に書き込む書込み手段と、当該メモリ割付
け手段により割り付けられた当該画像メモリ手段の個別
領域を利用して、接続するM個の端末のそれぞれから受
信した符号化画像データを復号処理する復号化手段と、
同時通信中のM個の端末との通信を制御する通信制御手
段とからなることを特徴とする。
末装置は、N個の端末と同時接続自在な画像通信端末装
置であって、受信画像を記憶する画像メモリ手段と、当
該画像メモリ手段の記憶領域を、接続するM個の(≦
N)端末に応じたM個の領域に区分し、各端末に割り付
けるメモリ割付け手段と、接続する当該M個の端末から
の、それぞれフルサイズの1/M倍の受信画像を当該画
像メモリ手段に書き込む書込み手段と、当該メモリ割付
け手段により割り付けられた当該画像メモリ手段の個別
領域を利用して、接続するM個の端末のそれぞれから受
信した符号化画像データを復号処理する復号化手段と、
同時通信中のM個の端末との通信を制御する通信制御手
段とからなることを特徴とする。
【0014】
【作用】上記手段により、単一の画像復号化手段で、接
続するM個の端末から受信した符号化画像データを復号
することができる。この結果、複数の端末と同時通信で
きる端末装置として、装置を小型化でき、安価にでき
る。
続するM個の端末から受信した符号化画像データを復号
することができる。この結果、複数の端末と同時通信で
きる端末装置として、装置を小型化でき、安価にでき
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0016】図1は、本発明の一実施例における端末装
置の概略構成ブロック図を示す。本実施例は、4本の回
線に接続でき、同時に4つの端末と通信できる。
置の概略構成ブロック図を示す。本実施例は、4本の回
線に接続でき、同時に4つの端末と通信できる。
【0017】図1において、10は会議参加者を撮影す
るカメラ、14は図面などの会議資料を撮影する書画カ
メラ、16はCRTや液晶表示装置などからなる画像表
示装置、18は、カメラ10,14の出力画像を送信用
に選択し、カメラ10,14の出力画像及び受信画像を
選択合成して画像表示装置16に供給する画像入出力回
路である。
るカメラ、14は図面などの会議資料を撮影する書画カ
メラ、16はCRTや液晶表示装置などからなる画像表
示装置、18は、カメラ10,14の出力画像を送信用
に選択し、カメラ10,14の出力画像及び受信画像を
選択合成して画像表示装置16に供給する画像入出力回
路である。
【0018】22は、送信すべき画像信号を符号化する
画像符号化回路、24は、受信した符号化画像信号を復
号化する画像復号化回路である。ここでは、画像符号化
回路22は、離散コサイン変換(DCT)、ベクトル量
子化及び動き補償を使用するフレーム内及び間符号化、
並びに駒落としにより、画像データを帯域圧縮する。I
SDN回線の基本インターフェースの64Kbpsで伝
送可能な符号化方式として、ITU−T勧告H.261
がある。
画像符号化回路、24は、受信した符号化画像信号を復
号化する画像復号化回路である。ここでは、画像符号化
回路22は、離散コサイン変換(DCT)、ベクトル量
子化及び動き補償を使用するフレーム内及び間符号化、
並びに駒落としにより、画像データを帯域圧縮する。I
SDN回線の基本インターフェースの64Kbpsで伝
送可能な符号化方式として、ITU−T勧告H.261
がある。
【0019】26はマイク及びスピーカからなるハンド
セット、28はマイク、30はスピーカ、32はハンド
セット26、マイク28及びスピーカ30に対する音声
入出力インターフェースである。音声入出力インターフ
ェース32は、ハンドセット26、マイク28及びスピ
ーカ30の音声入出力を切り換えるだけでなく、エコー
・キャンセル処理、並びに、ダイヤルトーン、呼出音、
ビジー・トーン及び着信音などのトーンの生成処理を行
なう。
セット、28はマイク、30はスピーカ、32はハンド
セット26、マイク28及びスピーカ30に対する音声
入出力インターフェースである。音声入出力インターフ
ェース32は、ハンドセット26、マイク28及びスピ
ーカ30の音声入出力を切り換えるだけでなく、エコー
・キャンセル処理、並びに、ダイヤルトーン、呼出音、
ビジー・トーン及び着信音などのトーンの生成処理を行
なう。
【0020】34は、音声入出力インターフェース32
からの送信すべき音声信号を符号化する音声符号化回
路、36は、受信した符号化音声信号を復号化して音声
入出力インターフェース32に出力する音声復号化回路
である。音声復号化回路36は回線数に応じた4個の音
声復号化ユニットからなる。37は音声復号化回路36
で復号化された最大4つの音声を合成する音声合成回路
である。伝送速度及び符号化方法には、64Kbpsの
PCM(A−law)、64KbpsのPCM(μ−l
aw)、7KHzオーディオ(SB−ADPCM)、3
2KbpsのADPCM、16Kbps(例えば、LD
−CELP)及び8Kbpsなどがある。
からの送信すべき音声信号を符号化する音声符号化回
路、36は、受信した符号化音声信号を復号化して音声
入出力インターフェース32に出力する音声復号化回路
である。音声復号化回路36は回線数に応じた4個の音
声復号化ユニットからなる。37は音声復号化回路36
で復号化された最大4つの音声を合成する音声合成回路
である。伝送速度及び符号化方法には、64Kbpsの
PCM(A−law)、64KbpsのPCM(μ−l
aw)、7KHzオーディオ(SB−ADPCM)、3
2KbpsのADPCM、16Kbps(例えば、LD
−CELP)及び8Kbpsなどがある。
【0021】38は全体を制御するシステム制御回路で
あり、内部に記憶回路40を具備する。42はシステム
制御回路38に種々の指示を入力する操作装置であり、
例えば、キーボード、タッチ・パネル、ディジタイザ及
びマウスなどのポインティング装置からなる。
あり、内部に記憶回路40を具備する。42はシステム
制御回路38に種々の指示を入力する操作装置であり、
例えば、キーボード、タッチ・パネル、ディジタイザ及
びマウスなどのポインティング装置からなる。
【0022】44は4つの通信回線(例えば、ISDN
回線)に対応する回線インターフェース、46は、画像
符号化回路22及び音声符号化回路34からの送信すべ
き情報並びにシステム制御回路38からの制御情報を
H.221フォーマットに多重化して回線インターフェ
ース44に供給すると共に、回線インターフェース44
から供給される受信情報から画像、音声、データ及び制
御信号を分離し、画像情報を画像復号化回路24に、音
声情報を音声復号化回路36にデータ及び制御信号をシ
ステム制御回路42に供給する分離多重化回路である。
分離多重化回路46も、回線数に応じて4つの同じ機能
の分離多重化ユニットからなる。
回線)に対応する回線インターフェース、46は、画像
符号化回路22及び音声符号化回路34からの送信すべ
き情報並びにシステム制御回路38からの制御情報を
H.221フォーマットに多重化して回線インターフェ
ース44に供給すると共に、回線インターフェース44
から供給される受信情報から画像、音声、データ及び制
御信号を分離し、画像情報を画像復号化回路24に、音
声情報を音声復号化回路36にデータ及び制御信号をシ
ステム制御回路42に供給する分離多重化回路である。
分離多重化回路46も、回線数に応じて4つの同じ機能
の分離多重化ユニットからなる。
【0023】本実施例では、4回線に対応する回線イン
ターフェース44及び分離多重化回路46により、最大
4つの端末との間で同時に通信できる。音声に関して
は、音声復号化回路36が、最大4つの端末から受信し
た符号化音声データを内部の4つのユニットで並列に復
号化し、画像合成回路37が復号化した音声を合成して
音声インターフェース31に供給する。画像に関して
は、画像復号化回路24は、最大4つの端末から受信し
た符号化画像データを時分割により復号化する。これに
より、1つの画像復号化回路24で済むようにしてい
る。
ターフェース44及び分離多重化回路46により、最大
4つの端末との間で同時に通信できる。音声に関して
は、音声復号化回路36が、最大4つの端末から受信し
た符号化音声データを内部の4つのユニットで並列に復
号化し、画像合成回路37が復号化した音声を合成して
音声インターフェース31に供給する。画像に関して
は、画像復号化回路24は、最大4つの端末から受信し
た符号化画像データを時分割により復号化する。これに
より、1つの画像復号化回路24で済むようにしてい
る。
【0024】図1に示す実施例における画像信号及び音
声信号の流れを簡単に説明する。カメラ10及び書画カ
メラ14による入力画像は画像入出力回路18により選
択されて画像符号化回路22に印加される。画像符号化
回路22は、システム制御回路38からの制御信号及び
内部決定に従う符号化モードで入力画像信号を符号化
し、4回線分のデータを分離多重化回路46に出力す
る。
声信号の流れを簡単に説明する。カメラ10及び書画カ
メラ14による入力画像は画像入出力回路18により選
択されて画像符号化回路22に印加される。画像符号化
回路22は、システム制御回路38からの制御信号及び
内部決定に従う符号化モードで入力画像信号を符号化
し、4回線分のデータを分離多重化回路46に出力す
る。
【0025】他方、ハンドセット26のマイク又はマイ
ク28による入力音声信号は音声入出力インターフェー
ス32を介して音声符号化回路34に入力し、ここで符
号化される。音声符号化回路34は、4回線分の音声符
号化データを分離多重化回路46に出力する。
ク28による入力音声信号は音声入出力インターフェー
ス32を介して音声符号化回路34に入力し、ここで符
号化される。音声符号化回路34は、4回線分の音声符
号化データを分離多重化回路46に出力する。
【0026】分離多重化回路46は、画像符号化回路2
2及び音声符号化回路34からの符号化信号、並びにシ
ステム制御回路38からのデータ及び制御コマンドを多
重化し、4回線分、回線インターフェース46に出力す
る。回線インターフェース44は、分離多重化回路46
からの信号を、4回線のうち、接続する通信回線に所定
フォーマットで出力する。
2及び音声符号化回路34からの符号化信号、並びにシ
ステム制御回路38からのデータ及び制御コマンドを多
重化し、4回線分、回線インターフェース46に出力す
る。回線インターフェース44は、分離多重化回路46
からの信号を、4回線のうち、接続する通信回線に所定
フォーマットで出力する。
【0027】4つの通信回線から受信した信号は、回線
インターフェース44から分離多重化回路46に供給さ
れる。分離多重化回路46は、各回線の受信信号から符
号化画像信号、符号化音声信号、データ及び制御コマン
ドを分離し、画像情報を画像復号化回路24に、音声情
報を音声復号化回路36に、データ及び制御信号をシス
テム制御回路38に印加する。
インターフェース44から分離多重化回路46に供給さ
れる。分離多重化回路46は、各回線の受信信号から符
号化画像信号、符号化音声信号、データ及び制御コマン
ドを分離し、画像情報を画像復号化回路24に、音声情
報を音声復号化回路36に、データ及び制御信号をシス
テム制御回路38に印加する。
【0028】画像復号化回路24は、分離多重化回路4
6から供給される各端末の符号化画像信号を時分割で復
号し、画像入出力回路18に印加する。画像入出力回路
18は、画像復号化回路24からの画像を画像像表示装
置16に印加する。
6から供給される各端末の符号化画像信号を時分割で復
号し、画像入出力回路18に印加する。画像入出力回路
18は、画像復号化回路24からの画像を画像像表示装
置16に印加する。
【0029】音声符号化回路36により復号された受信
音声信号はオン整合性回路37により合成された後、音
声入出力インターフェース32を介してハンドセット2
6のスピーカ及び/又はスピーカ30に印加される。こ
れにより、通信相手からの音声を聞くことができる。
音声信号はオン整合性回路37により合成された後、音
声入出力インターフェース32を介してハンドセット2
6のスピーカ及び/又はスピーカ30に印加される。こ
れにより、通信相手からの音声を聞くことができる。
【0030】図2は、画像復号化回路24の内部回路を
示し、図3は、画像入出力回路18の画像出力部の内部
回路を示す。これらを説明する説明する前に、画像デー
タの符号化について簡単に説明する。
示し、図3は、画像入出力回路18の画像出力部の内部
回路を示す。これらを説明する説明する前に、画像デー
タの符号化について簡単に説明する。
【0031】H.261勧告では、NTSC方式、PA
L方式及びディジタル・テレビジョン信号などの複数の
規格間での通信を可能にするため、共通のビデオ・フォ
ーマットが規定されている。CIFフォーマットとQC
IFフォーマットであり、その構成を図4に示す。CI
Fフォーマットは、標本数が輝度信号Yで352画素×
288ライン、色差信号Cr,Cbで176画素×14
4ラインである。標本点については、色差(Cr,C
b)は輝度の4点(Y1,Y2,Y3,Y4)の等距離
にある点と定められている。QCIFフォーマットはC
IFフォーマットの1/4の情報量であり、標本数が輝
度信号Yで176画素×144ライン、色差信号Cr,
Cbで88画素×72ラインである。
L方式及びディジタル・テレビジョン信号などの複数の
規格間での通信を可能にするため、共通のビデオ・フォ
ーマットが規定されている。CIFフォーマットとQC
IFフォーマットであり、その構成を図4に示す。CI
Fフォーマットは、標本数が輝度信号Yで352画素×
288ライン、色差信号Cr,Cbで176画素×14
4ラインである。標本点については、色差(Cr,C
b)は輝度の4点(Y1,Y2,Y3,Y4)の等距離
にある点と定められている。QCIFフォーマットはC
IFフォーマットの1/4の情報量であり、標本数が輝
度信号Yで176画素×144ライン、色差信号Cr,
Cbで88画素×72ラインである。
【0032】CIFフォーマットは12個のGOB(グ
ループ・オブ・ブロックス)からなり、1つのGOBは
33個のMB(マクロブロック)からなり、1つのMB
は、8画素×8ラインからなる4個の輝度ブロックY
1,Y2,Y3,Y4と、8画素×8ラインからなる2
個の色差ブロックCr,Cbからなる。
ループ・オブ・ブロックス)からなり、1つのGOBは
33個のMB(マクロブロック)からなり、1つのMB
は、8画素×8ラインからなる4個の輝度ブロックY
1,Y2,Y3,Y4と、8画素×8ラインからなる2
個の色差ブロックCr,Cbからなる。
【0033】上記階層構造により、符号化をMB単位で
実行できる。
実行できる。
【0034】GOBは、標本数が輝度Yで176画素×
48ライン、色差Cr,Cbで88画素×24ラインと
なり、CIFの1/12、QCIFの1/3に相当す
る。GOBの番号は、CIFではGOB1〜GOB1
2、QCIFではGOB1,GOB3,GOB5と決め
られている。
48ライン、色差Cr,Cbで88画素×24ラインと
なり、CIFの1/12、QCIFの1/3に相当す
る。GOBの番号は、CIFではGOB1〜GOB1
2、QCIFではGOB1,GOB3,GOB5と決め
られている。
【0035】画像圧縮又は画像符号化の要素技術として
は、フレーム内の画像を8画素×8画素のブロックに区
分し、そのブロックに対して二次元離散コサイン変換
(DCT変換)するフレーム内符号化、前フレームと現
フレームの同位置のブロックに対してフレーム間の差分
をとり二次元DCT変換するフレーム間符号化、フレー
ム間の画像の動きを補償することで発生符号量を減らす
動き補償、DCT変換係数で高周波領域では一般にゼロ
値が続くことを利用したゼロ・ランレングス符号化、デ
ータの発生量に応じて量子化ステップ・サイズを変更す
る量子化、発生頻度の高いデータ・パターンに短い符号
値を、発生頻度の低いデータ・パターンに長い符号値を
割り当てる可変長符号化、及び、フレームをスキップす
る駒落としが採用されて、これらの組み合わせで高い圧
縮率を達成し、低レートの通信路での動画伝送を可能に
している。
は、フレーム内の画像を8画素×8画素のブロックに区
分し、そのブロックに対して二次元離散コサイン変換
(DCT変換)するフレーム内符号化、前フレームと現
フレームの同位置のブロックに対してフレーム間の差分
をとり二次元DCT変換するフレーム間符号化、フレー
ム間の画像の動きを補償することで発生符号量を減らす
動き補償、DCT変換係数で高周波領域では一般にゼロ
値が続くことを利用したゼロ・ランレングス符号化、デ
ータの発生量に応じて量子化ステップ・サイズを変更す
る量子化、発生頻度の高いデータ・パターンに短い符号
値を、発生頻度の低いデータ・パターンに長い符号値を
割り当てる可変長符号化、及び、フレームをスキップす
る駒落としが採用されて、これらの組み合わせで高い圧
縮率を達成し、低レートの通信路での動画伝送を可能に
している。
【0036】図3は、符号化画像データのフレーム構造
を示す。多重化フレーム構造になっている。説明の都合
上、フレーム・ヘッダ(FH)を付加した状態で図示し
てある。図3(a)はGOBブロックの構成を示す。こ
のように1画面を12個(CIFの場合で、QCIFの
場合には後述するように3個)のGOBに分割し、フレ
ーム・ヘッダFHの後に各GOBのデータを順次送信す
る。GOBの分割方法は、図2に示した通りである。
を示す。多重化フレーム構造になっている。説明の都合
上、フレーム・ヘッダ(FH)を付加した状態で図示し
てある。図3(a)はGOBブロックの構成を示す。こ
のように1画面を12個(CIFの場合で、QCIFの
場合には後述するように3個)のGOBに分割し、フレ
ーム・ヘッダFHの後に各GOBのデータを順次送信す
る。GOBの分割方法は、図2に示した通りである。
【0037】図3(b)は、フレーム・ヘッダFHと、
これに続くGOB1の先頭部分の詳細な構造を示す。フ
レーム・ヘッダFHは、20ビットのフレーム開始符号
PSC、5ビットのフレーム番号TR及び6ビットのタ
イプ情報PTYPEからなる。フレーム開始符号PSC
は、”0000 0000 0000 0001 00
00”である。TRは”1”から”30”までの値をと
る。PTYPEは、スプリット・スクリーン指示情報、
書画カメラ指示情報、画面凍結解除及び情報源フォーマ
ット指示情報(CIF又はQCIFを示す情報)からな
る。
これに続くGOB1の先頭部分の詳細な構造を示す。フ
レーム・ヘッダFHは、20ビットのフレーム開始符号
PSC、5ビットのフレーム番号TR及び6ビットのタ
イプ情報PTYPEからなる。フレーム開始符号PSC
は、”0000 0000 0000 0001 00
00”である。TRは”1”から”30”までの値をと
る。PTYPEは、スプリット・スクリーン指示情報、
書画カメラ指示情報、画面凍結解除及び情報源フォーマ
ット指示情報(CIF又はQCIFを示す情報)からな
る。
【0038】GOB領域にはGOBヘッダがあり、次
に、MBヘッダと係数データが対で必要数続く。1つの
GOBは33個のマクロブロック(MB)からなり、1
つのマクロブロック(MB)は、8画素×8ラインの6
つのブロック(輝度信号Yが4個、色差信号Crが1
個、色差信号Cbが1個)からなる。輝度信号のブロッ
クには1〜4の番号が付けられ、色差信号Cbには5、
色差信号Crには6の番号が付けられる。
に、MBヘッダと係数データが対で必要数続く。1つの
GOBは33個のマクロブロック(MB)からなり、1
つのマクロブロック(MB)は、8画素×8ラインの6
つのブロック(輝度信号Yが4個、色差信号Crが1
個、色差信号Cbが1個)からなる。輝度信号のブロッ
クには1〜4の番号が付けられ、色差信号Cbには5、
色差信号Crには6の番号が付けられる。
【0039】GOBヘッダは、16ビットのGOB開始
符号(GBSC)、4ビットのGOB番号(GN)及び
5ビットの量子化特性情報(GQUANT)からなる。
GBSCは、”0000 0000 0000 000
1”である。GNは”1”から”12”までの値をと
る。GNを仮りに”0”とすると、FHのPSCとGO
BのGBSC+GNが共に20ビットで、連続する同じ
ビット列になってしまうので、GNには”0”を割り当
てない。GQUANTは量子化ステップ・サイズの情報
である。
符号(GBSC)、4ビットのGOB番号(GN)及び
5ビットの量子化特性情報(GQUANT)からなる。
GBSCは、”0000 0000 0000 000
1”である。GNは”1”から”12”までの値をと
る。GNを仮りに”0”とすると、FHのPSCとGO
BのGBSC+GNが共に20ビットで、連続する同じ
ビット列になってしまうので、GNには”0”を割り当
てない。GQUANTは量子化ステップ・サイズの情報
である。
【0040】MBヘッダは、マクロブロック(MB)の
位置を表わすマクロブロック・アドレス(MBA)、マ
クロブロックのタイプ情報(MTYPE)、量子化特性
情報(MQUANT)、動きベクトル情報(MVD)及
び有意ブロックパターンの情報(CBP)からなる。
位置を表わすマクロブロック・アドレス(MBA)、マ
クロブロックのタイプ情報(MTYPE)、量子化特性
情報(MQUANT)、動きベクトル情報(MVD)及
び有意ブロックパターンの情報(CBP)からなる。
【0041】MBAは先頭のマクロブロックに対しては
絶対値で、以降のマクロブロックに対しては相対値(差
分)であり、可変長になっている。MTYPAは、フレ
ーム内符号化(INTRA)、フレーム間差分符号化
(INTER)、動き補償付きフレーム間差分符号化
(MC)及びフィルタ処理(FIL)などの、マクロブ
ロックに施した処理のタイプを示す。MQUANTはG
QUANTと同じである。CBPは、マクロブロックの
4つの輝度信号Yのブロックと色差信号Cr,Cbのブ
ロックの内の有効なブロックの番号を情報として持つ。
絶対値で、以降のマクロブロックに対しては相対値(差
分)であり、可変長になっている。MTYPAは、フレ
ーム内符号化(INTRA)、フレーム間差分符号化
(INTER)、動き補償付きフレーム間差分符号化
(MC)及びフィルタ処理(FIL)などの、マクロブ
ロックに施した処理のタイプを示す。MQUANTはG
QUANTと同じである。CBPは、マクロブロックの
4つの輝度信号Yのブロックと色差信号Cr,Cbのブ
ロックの内の有効なブロックの番号を情報として持つ。
【0042】MBヘッダの後には、圧縮符号化した画像
データが、上述したように、4つの輝度信号のブロック
と、色差信号Cr,Cbのブロックの内、有意となった
ブロックについて順番に続いている。
データが、上述したように、4つの輝度信号のブロック
と、色差信号Cr,Cbのブロックの内、有意となった
ブロックについて順番に続いている。
【0043】フレーム・ヘッダFHのPSCと、GOB
のGBSC及びGNは、復調の際にフレーム・ヘッダ及
びGOBヘッダを検出できるように、唯一のデータ・パ
ターンになるように選定されている。
のGBSC及びGNは、復調の際にフレーム・ヘッダ及
びGOBヘッダを検出できるように、唯一のデータ・パ
ターンになるように選定されている。
【0044】伝送回線上では、通常、BCH符号による
誤り訂正フレーム構造になる。図4にその構造を示す。
1フレームは1ビットの誤り訂正フレーム・ビット、1
ビットのファイル識別子、492ビットの画像データ及
び18ビットの誤り訂正パリティからなり、合計で51
2ビットである。このフレームを8つまとめて、1つの
マルチフレームを構成する。
誤り訂正フレーム構造になる。図4にその構造を示す。
1フレームは1ビットの誤り訂正フレーム・ビット、1
ビットのファイル識別子、492ビットの画像データ及
び18ビットの誤り訂正パリティからなり、合計で51
2ビットである。このフレームを8つまとめて、1つの
マルチフレームを構成する。
【0045】これらの圧縮方法及びフレーム構造は、勧
告H.261として勧告されており、この勧告に準拠す
る端末間で相互に画像通信できる。
告H.261として勧告されており、この勧告に準拠す
る端末間で相互に画像通信できる。
【0046】図5は、画像復号化回路24の内部回路を
示す。60(60−1,60−2,60−3,60−
4)はBCHフレームを分解し、画像データ多重フレー
ムを抽出するBCH復号化回路、62(62−1,62
−2,62−3,62−4)は、BCH復号化回路60
の出力を一時記憶する受信バッファである。BCH復号
化回路60及び受信バッファ62は回線数4だけ並列に
設けられている。
示す。60(60−1,60−2,60−3,60−
4)はBCHフレームを分解し、画像データ多重フレー
ムを抽出するBCH復号化回路、62(62−1,62
−2,62−3,62−4)は、BCH復号化回路60
の出力を一時記憶する受信バッファである。BCH復号
化回路60及び受信バッファ62は回線数4だけ並列に
設けられている。
【0047】64は、受信バッファ62−1,62−
2,62−3,62−4から出力される画像符号化デー
タのうち、復号化する画像符号化データを選択する選択
回路、66は画像データ多重化フレームからフレームヘ
ッダとGOBヘッダを外す画像フレーム分離回路、68
は符号化画像データを可変長復号化する可変長復号化回
路、70は各マクロブロックの係数データを逆量子化す
る逆量子化器、72は逆量子化器70から出力される係
数データを逆DCTする逆DCT回路である。
2,62−3,62−4から出力される画像符号化デー
タのうち、復号化する画像符号化データを選択する選択
回路、66は画像データ多重化フレームからフレームヘ
ッダとGOBヘッダを外す画像フレーム分離回路、68
は符号化画像データを可変長復号化する可変長復号化回
路、70は各マクロブロックの係数データを逆量子化す
る逆量子化器、72は逆量子化器70から出力される係
数データを逆DCTする逆DCT回路である。
【0048】74はフレームヘッダの内容を解読するF
H解読回路、76はGOBヘッダの内容を解読するGO
BH解読回路、78はマクロブロックの内容を解読する
MBH解読回路、80はGOBヘッダ及びMBヘッダの
ヘッダ情報から量子化ステップサイズを設定する量子化
ステップサイズ設定回路、82,84は、INTERモ
ードとINTRAモードで連動して切り換えられるスイ
ッチ、86,88はフイルタ処理するか否かを選択する
スイッチ、90は動き補債モード時に前フレームにフィ
ルタ処理をするフィルタである。
H解読回路、76はGOBヘッダの内容を解読するGO
BH解読回路、78はマクロブロックの内容を解読する
MBH解読回路、80はGOBヘッダ及びMBヘッダの
ヘッダ情報から量子化ステップサイズを設定する量子化
ステップサイズ設定回路、82,84は、INTERモ
ードとINTRAモードで連動して切り換えられるスイ
ッチ、86,88はフイルタ処理するか否かを選択する
スイッチ、90は動き補債モード時に前フレームにフィ
ルタ処理をするフィルタである。
【0049】92,94はフレーム・メモリ、96はス
イッチ84の出力を選択的にフレーム・メモリ92又は
同94に供給するスイッチ、98は、復号化時に、前フ
レームの画像データを記憶しているフレーム・メモリ9
2又は同94の読出しアドレスを出力するフレーム・メ
モリ制御回路、100は復号化時に、復号化処理を施し
た画像データを書き込むフレーム・メモリ92又は同9
4に書込みアドレスを出力するフレーム・メモリ制御回
路、102は、フレーム・メモリ92又は同94に記憶
される画像データを画像入出力回路18へ転送するため
の読出しアドレスを出力するフレーム・メモリ制御回
路、104は、フレーム・メモリ制御回路98,10
0,102の出力するアドレスを選択してフレーム・メ
モリ92に印加するスイッチ、106は、フレーム・メ
モリ制御回路98,100,102の出力するアドレス
を選択してフレーム・メモリ94に印加するスイッチで
ある。
イッチ84の出力を選択的にフレーム・メモリ92又は
同94に供給するスイッチ、98は、復号化時に、前フ
レームの画像データを記憶しているフレーム・メモリ9
2又は同94の読出しアドレスを出力するフレーム・メ
モリ制御回路、100は復号化時に、復号化処理を施し
た画像データを書き込むフレーム・メモリ92又は同9
4に書込みアドレスを出力するフレーム・メモリ制御回
路、102は、フレーム・メモリ92又は同94に記憶
される画像データを画像入出力回路18へ転送するため
の読出しアドレスを出力するフレーム・メモリ制御回
路、104は、フレーム・メモリ制御回路98,10
0,102の出力するアドレスを選択してフレーム・メ
モリ92に印加するスイッチ、106は、フレーム・メ
モリ制御回路98,100,102の出力するアドレス
を選択してフレーム・メモリ94に印加するスイッチで
ある。
【0050】108は、フレーム・メモリ92又は同9
4の出力を選択してスイッチ88に印加するスイッチで
ある。スイッチ108は、INTERモード時に参照す
る前フレームを記憶するフレーム・メモリ92又は同9
4を選択する。
4の出力を選択してスイッチ88に印加するスイッチで
ある。スイッチ108は、INTERモード時に参照す
る前フレームを記憶するフレーム・メモリ92又は同9
4を選択する。
【0051】110はフレーム・メモリ92,94から
読み出された画像データを選択して画像入出力回路18
に供給するスイッチである。
読み出された画像データを選択して画像入出力回路18
に供給するスイッチである。
【0052】112は、図5に示す画像復号化回路24
の全体を制御する復号化制御回路であり、内部に、管理
テーブル等を記憶する記億回路114を具備する。
の全体を制御する復号化制御回路であり、内部に、管理
テーブル等を記憶する記億回路114を具備する。
【0053】上記の構成により、複数端末からの画像デ
ータを時分割で処理し、あたかも同時に処理しているか
のように見せることが可能となる。
ータを時分割で処理し、あたかも同時に処理しているか
のように見せることが可能となる。
【0054】図6は、画像入出力回路18の画像出力部
の内部構成を示す。120は画像復号化回路24からの
画像データを画素密度変換する画素密度変換回路、12
2は各端末からの画像データをそれぞれ別の記憶領域に
記憶する画像メモリ、124は、画像メモリ122へ
の、画像データの書込み及び読出しを制御するメモリ制
御回路であり、内部には、各端末からの画像データを記
憶するメモリ空間領域を登録する記憶回路126を具備
する。
の内部構成を示す。120は画像復号化回路24からの
画像データを画素密度変換する画素密度変換回路、12
2は各端末からの画像データをそれぞれ別の記憶領域に
記憶する画像メモリ、124は、画像メモリ122へ
の、画像データの書込み及び読出しを制御するメモリ制
御回路であり、内部には、各端末からの画像データを記
憶するメモリ空間領域を登録する記憶回路126を具備
する。
【0055】128はカラー・ルックアップ・テーブ
ル、130はグラフィック画像データのある特定のデー
タの時に画像データに切り換え制御するSW制御回路、
132はグラフィック画像データと受信画像データとを
切換えるスイッチ、134はビデオ同期信号発生回路、
136はA/D変換器である。
ル、130はグラフィック画像データのある特定のデー
タの時に画像データに切り換え制御するSW制御回路、
132はグラフィック画像データと受信画像データとを
切換えるスイッチ、134はビデオ同期信号発生回路、
136はA/D変換器である。
【0056】図6に示す構成により、カラー・ルックア
ップ・テーブル128からのグラフィック・データを画
面全面に表示し、その画面上に複数の受信画像データを
ウィンドウ表示させることができる。また、受信画像デ
ータ上にスーパーインポーズ表示のようにカラー・ルッ
クアップ・テーブル128からのグラフィック・データ
を表示させることがが可能である。
ップ・テーブル128からのグラフィック・データを画
面全面に表示し、その画面上に複数の受信画像データを
ウィンドウ表示させることができる。また、受信画像デ
ータ上にスーパーインポーズ表示のようにカラー・ルッ
クアップ・テーブル128からのグラフィック・データ
を表示させることがが可能である。
【0057】更には、複数の受信画像データが重なり合
った時に、その重なり部分に、どちらの受信画像を表示
するかを選択できる。
った時に、その重なり部分に、どちらの受信画像を表示
するかを選択できる。
【0058】画像符号化に関してH.261に準拠して
いるとして、本実施例の特徴的動作を説明する。H.2
61の場合、前述したようにCIFとQCIFの画像フ
ォーマットがある。CIFはQCIFの4倍の画素数に
相当するので、CIFを処理できる能力をもつ画像復号
化回路であれば、4つのQCIFを処理する処理時間
は、ひとつのCIFを処理する処理時間とほぼ同しで済
む。
いるとして、本実施例の特徴的動作を説明する。H.2
61の場合、前述したようにCIFとQCIFの画像フ
ォーマットがある。CIFはQCIFの4倍の画素数に
相当するので、CIFを処理できる能力をもつ画像復号
化回路であれば、4つのQCIFを処理する処理時間
は、ひとつのCIFを処理する処理時間とほぼ同しで済
む。
【0059】従って、本実施例では、複数端末(最大4
端末)からの画像データを同時に復号化する場合は、受
信能力をQCIFとして各端末に伝え、各端末からQC
IFの画像データを送信してもらう。
端末)からの画像データを同時に復号化する場合は、受
信能力をQCIFとして各端末に伝え、各端末からQC
IFの画像データを送信してもらう。
【0060】まず、各端末から受信した各QCIF画像
符号化データは、BCH復号化回路60−1,60−
2,60−3,60−4により並列にBCH復号化され
て受信バッファ62−1,62−2,62−3,62−
4に格納される。なお、本実施例では、回線数に相当す
る数のBCH復号化回路60−1,60−2,60−
3,60−4を設けているが、1つのBCH復号化回路
を使い時分割処理してもよい。
符号化データは、BCH復号化回路60−1,60−
2,60−3,60−4により並列にBCH復号化され
て受信バッファ62−1,62−2,62−3,62−
4に格納される。なお、本実施例では、回線数に相当す
る数のBCH復号化回路60−1,60−2,60−
3,60−4を設けているが、1つのBCH復号化回路
を使い時分割処理してもよい。
【0061】復号化制御回路112は、各受信バッファ
62−1,62−2,62−3,62−4の記憶状況を
調べ、1フレーム分以上記憶する1つの受信バッファ6
2を選択回路64で選択し、記憶されている画像符号化
データを読み出す。1フレーム分以上記憶されているか
否かは、フレームヘッダを検知したり、あるいは、受信
バッファの記憶データ量(H.261では、QCIFで
は1フレーム当り最大64Kbit、CIFでは1フレ
ーム当り最大256Kbitと定められている。)を算
出することにより知ることができる。
62−1,62−2,62−3,62−4の記憶状況を
調べ、1フレーム分以上記憶する1つの受信バッファ6
2を選択回路64で選択し、記憶されている画像符号化
データを読み出す。1フレーム分以上記憶されているか
否かは、フレームヘッダを検知したり、あるいは、受信
バッファの記憶データ量(H.261では、QCIFで
は1フレーム当り最大64Kbit、CIFでは1フレ
ーム当り最大256Kbitと定められている。)を算
出することにより知ることができる。
【0062】受信バッファ62から読み出された符号化
データは、フレーム分離回路66でフレームヘッダ及び
GOBヘッダを分離された後、回路68,70,72に
より可変長復号化、逆量子化及び逆DCTされ、元の画
像データに復元される。
データは、フレーム分離回路66でフレームヘッダ及び
GOBヘッダを分離された後、回路68,70,72に
より可変長復号化、逆量子化及び逆DCTされ、元の画
像データに復元される。
【0063】なお、INTERモードのときには、復号
化制御回路112は次のように各部を制御する。即ち、
選択された受信バッファ62の画像データの前画面の画
像データを蓄積しているフレーム・メモリ92又は同9
4のメモリ領域を、記憶回路114に登録されているフ
レーム・メモリ管理テーブルから検索する。フレーム・
メモリ制御回路98及びスイッチ104,106により
該当するフレーム・メモリ92又は同94のメモリ領域
から画像データを読み出し、スイッ108を介してスイ
ッチ88に転送する。フィルタ処理が必要であればスイ
ッチ86,88によりフィルタ90を選択する。スイッ
チ82,84により加算器を選択し、スイッチ86の出
力(前画面の画像データ)と、現在復号化した画像デー
タとを加算し、空いているフレーム・メモリ92又は同
94の当該端末に対応する所定メモリ領域に書き込む。
フレーム・メモリ制御回路100がその書込みアドレス
を発生する。
化制御回路112は次のように各部を制御する。即ち、
選択された受信バッファ62の画像データの前画面の画
像データを蓄積しているフレーム・メモリ92又は同9
4のメモリ領域を、記憶回路114に登録されているフ
レーム・メモリ管理テーブルから検索する。フレーム・
メモリ制御回路98及びスイッチ104,106により
該当するフレーム・メモリ92又は同94のメモリ領域
から画像データを読み出し、スイッ108を介してスイ
ッチ88に転送する。フィルタ処理が必要であればスイ
ッチ86,88によりフィルタ90を選択する。スイッ
チ82,84により加算器を選択し、スイッチ86の出
力(前画面の画像データ)と、現在復号化した画像デー
タとを加算し、空いているフレーム・メモリ92又は同
94の当該端末に対応する所定メモリ領域に書き込む。
フレーム・メモリ制御回路100がその書込みアドレス
を発生する。
【0064】また、INTRAモードの時には、復号化
された画像データ(逆DCT回路72の出力)をスイッ
チ82,84で加算器を選択せずに、そのまま、スイッ
チ96で選択するフレーム・メモリ92又は同94に書
き込む。フレーム・メモリ92,94のどのメモリ領域
に書き込むかは、記憶回路114に管理テーブルとして
登録されている。
された画像データ(逆DCT回路72の出力)をスイッ
チ82,84で加算器を選択せずに、そのまま、スイッ
チ96で選択するフレーム・メモリ92又は同94に書
き込む。フレーム・メモリ92,94のどのメモリ領域
に書き込むかは、記憶回路114に管理テーブルとして
登録されている。
【0065】フレーム・メモリ92,94に記憶される
復元された画像データを画像入出力回路18に転送する
際には、復号化制御回路112は、スイッチ110によ
り、画像データを読み出すフレーム・メモリ92,94
を選択し、フレーム・メモリ制御回路102から適切な
読出しアドレスを発生させる。なお、このとき、画像復
号化回路24から画像入出力回路18には、どの受信バ
ッファ62、即ちどの端末からの画像であるかを示す識
別情報も転送する。
復元された画像データを画像入出力回路18に転送する
際には、復号化制御回路112は、スイッチ110によ
り、画像データを読み出すフレーム・メモリ92,94
を選択し、フレーム・メモリ制御回路102から適切な
読出しアドレスを発生させる。なお、このとき、画像復
号化回路24から画像入出力回路18には、どの受信バ
ッファ62、即ちどの端末からの画像であるかを示す識
別情報も転送する。
【0066】図7は、受信画像(又は接続する端末)に
対するフレーム・メモリの割当を示す。フレーム・メモ
リ92と同94で同一の割当になるので、片側のフレー
ム・メモリのみを示す。図7(a)はCIFフォーマッ
トであり、1:1通信の場合を示す。図7(b)は、Q
CIFフォーマットで1:1通信した場合を示す。つま
り、QCIFで通信している場合にはメモリの未使用領
域が多く、かなりの空きが生じる。
対するフレーム・メモリの割当を示す。フレーム・メモ
リ92と同94で同一の割当になるので、片側のフレー
ム・メモリのみを示す。図7(a)はCIFフォーマッ
トであり、1:1通信の場合を示す。図7(b)は、Q
CIFフォーマットで1:1通信した場合を示す。つま
り、QCIFで通信している場合にはメモリの未使用領
域が多く、かなりの空きが生じる。
【0067】図7(c)は、4端末と同時に通信する場
合を示す。各端末からはQCIFフォーマットで画像情
報が送信され、4つの端末A,B,C,Dに対してフレ
ーム・メモリのメモリ領域を4分割してQCIF
(A),QCIF(B),QCIF(1C),QCIF
(D)に割当てられている。
合を示す。各端末からはQCIFフォーマットで画像情
報が送信され、4つの端末A,B,C,Dに対してフレ
ーム・メモリのメモリ領域を4分割してQCIF
(A),QCIF(B),QCIF(1C),QCIF
(D)に割当てられている。
【0068】本実施例では、各端末からの画像データの
復号化は、このように割り当てられたメモリ領域を使用
して行なわれる。画像人出力回路18への画像データの
転送も、各端末に割り当てられたメモリ領域ごとに実行
される。
復号化は、このように割り当てられたメモリ領域を使用
して行なわれる。画像人出力回路18への画像データの
転送も、各端末に割り当てられたメモリ領域ごとに実行
される。
【0069】図8は、フレーム・メモリ制御のタイミン
グを示す。画像データは、現在復号化されている画像デ
ータを示している。フレームの処理周期に対して1フレ
ームの画像データの復号化処理時間が短くなるように、
フレーム周期が設定されている。ブロックの大きさは処
理時間を示している。ブロック内の数字はフレーム識別
番号であり、受信バッファとフレーム番号の組合せであ
る。例えば、A1は、受信バッファA(例えば、62−
1)のフレーム番号1番目である。書込みFMには、上
記の画像データが書き込まれるFM番号を示してある。
読出しFMには、上記画像データと加算されるべき前画
面の画像データが読み出されるFM番号を示してある。
FM1は例えばフレーム・メモリ92、FM2はフレー
ム・メモリ94である。
グを示す。画像データは、現在復号化されている画像デ
ータを示している。フレームの処理周期に対して1フレ
ームの画像データの復号化処理時間が短くなるように、
フレーム周期が設定されている。ブロックの大きさは処
理時間を示している。ブロック内の数字はフレーム識別
番号であり、受信バッファとフレーム番号の組合せであ
る。例えば、A1は、受信バッファA(例えば、62−
1)のフレーム番号1番目である。書込みFMには、上
記の画像データが書き込まれるFM番号を示してある。
読出しFMには、上記画像データと加算されるべき前画
面の画像データが読み出されるFM番号を示してある。
FM1は例えばフレーム・メモリ92、FM2はフレー
ム・メモリ94である。
【0070】画像データがA2で書込みFMがFM2
(A)で読出しFMがFM1(A)の場合、受信バッフ
ァAから読み出された画像符号化データを復号化した画
像データを、INTERモード時はFM1(A)に蓄積
されている前回の受信バッファAの画像データA1と加
算してFM2(A)に書き込み、INTRAモード時は
そのままFM2(A)に書込むことを現わしている。
(A)で読出しFMがFM1(A)の場合、受信バッフ
ァAから読み出された画像符号化データを復号化した画
像データを、INTERモード時はFM1(A)に蓄積
されている前回の受信バッファAの画像データA1と加
算してFM2(A)に書き込み、INTRAモード時は
そのままFM2(A)に書込むことを現わしている。
【0071】また、受信バッファに復号化すべき画像符
号化データが1フレーム分蓄積されていない場合、その
フレーム処理周期には何もしない。画像符号化データを
復号化している途中でエラーが発生した場合、直ちに復
号化処理を中断し、データ書込み実行中のフレーム・メ
モリは、引き続き空として登録される。データ読出し実
行中のフレーム・メモリも、同様に更新されず、次回の
復号化処理まで引き続きデータを保持する。
号化データが1フレーム分蓄積されていない場合、その
フレーム処理周期には何もしない。画像符号化データを
復号化している途中でエラーが発生した場合、直ちに復
号化処理を中断し、データ書込み実行中のフレーム・メ
モリは、引き続き空として登録される。データ読出し実
行中のフレーム・メモリも、同様に更新されず、次回の
復号化処理まで引き続きデータを保持する。
【0072】フレーム処理周期ごとのフレーム・メモリ
の使用状況を管理するフレーム・メモリ管理テーブルが
記憶回路114に記憶される。図9は、フレーム・メモ
リ管理テーブルの内容の一例を示す。フレーム周期ごと
に画像データの書込みの最初に空きフレーム・メモリを
見付け、データ書込みが終了すると、加算のためにデー
タ読出しされる。データ読出し後では、記憶されている
画像データは不要になるので、このフレーム・メモリは
空として登録される。データ書込みされたフレーム・メ
モリが、次の読出し用に登録される。
の使用状況を管理するフレーム・メモリ管理テーブルが
記憶回路114に記憶される。図9は、フレーム・メモ
リ管理テーブルの内容の一例を示す。フレーム周期ごと
に画像データの書込みの最初に空きフレーム・メモリを
見付け、データ書込みが終了すると、加算のためにデー
タ読出しされる。データ読出し後では、記憶されている
画像データは不要になるので、このフレーム・メモリは
空として登録される。データ書込みされたフレーム・メ
モリが、次の読出し用に登録される。
【0073】図9は、図7の矢印の位置での登録状況を
示す。FM1(B)から画像データB1を読み出して画
像データB2に加算し、FM2(B)へ書き込んだ後な
ので、FM1(B)が空き、FM2(B)がB2となっ
ている。
示す。FM1(B)から画像データB1を読み出して画
像データB2に加算し、FM2(B)へ書き込んだ後な
ので、FM1(B)が空き、FM2(B)がB2となっ
ている。
【0074】復号化された画像データをフレーム・メモ
リ92,94から読み出して画像入出力回路18の出力
部部へ転送するとき、フレーム処理周期の1周期前に復
号化処理された画像データを次のフレーム処理周期に読
み出すのが、制御が容易になる。ただし、復号化のため
に書込み処理中のフレーム・メモリ以外であればどのフ
レーム・メモリから画像データを読み出しても良い。
リ92,94から読み出して画像入出力回路18の出力
部部へ転送するとき、フレーム処理周期の1周期前に復
号化処理された画像データを次のフレーム処理周期に読
み出すのが、制御が容易になる。ただし、復号化のため
に書込み処理中のフレーム・メモリ以外であればどのフ
レーム・メモリから画像データを読み出しても良い。
【0075】その読み出された画像データと一緒に、フ
レーム識別番号も、画像入出力回路18の出力部(図6
参照)へ転送される。転送された画像データは画索密度
変換されて、画像メモリ122へ記憶される。その際
に、画像メモリ制御回路124は、記憶回路126に記
憶されている各相手端末用のメモリ空間指定を参照し
て、当該フレーム識別番号に応じて、対応する画像メモ
リ空間へ画像データを書き込む。書き込まれた画像デー
タを表示する場合は、そのメモリ空間の画像データが読
み出され、スイッチ132及びA/D変換器136を介
して画像表示装置16に印加される。
レーム識別番号も、画像入出力回路18の出力部(図6
参照)へ転送される。転送された画像データは画索密度
変換されて、画像メモリ122へ記憶される。その際
に、画像メモリ制御回路124は、記憶回路126に記
憶されている各相手端末用のメモリ空間指定を参照し
て、当該フレーム識別番号に応じて、対応する画像メモ
リ空間へ画像データを書き込む。書き込まれた画像デー
タを表示する場合は、そのメモリ空間の画像データが読
み出され、スイッチ132及びA/D変換器136を介
して画像表示装置16に印加される。
【0076】図10は、FM1とFM2をフルに活用し
た場合の例である。FM1とFM2をQCIFフォーマ
ットで8つに分割し、最大7台の端末と同時通信するこ
とが可能となる。この場合には、各QCIFのメモリ領
域は端末ごとに固定されない。即ち、INTRAの場
合、図11のフレーム・メモリ管理テーブルから空いて
いる若番のメモリ領域を検出し、検出したメモリ領域に
各端末の復号化された画像データが書き込まれる。IN
TERの場合、加算の対象となる前画像データのメモリ
領域を図11に示すフレーム・メモリ管理テーブルから
検出し、検出したメモリ領域の画像データを読み出し、
復号化された画像データと加算して同じメモリ領域に書
き込む。
た場合の例である。FM1とFM2をQCIFフォーマ
ットで8つに分割し、最大7台の端末と同時通信するこ
とが可能となる。この場合には、各QCIFのメモリ領
域は端末ごとに固定されない。即ち、INTRAの場
合、図11のフレーム・メモリ管理テーブルから空いて
いる若番のメモリ領域を検出し、検出したメモリ領域に
各端末の復号化された画像データが書き込まれる。IN
TERの場合、加算の対象となる前画像データのメモリ
領域を図11に示すフレーム・メモリ管理テーブルから
検出し、検出したメモリ領域の画像データを読み出し、
復号化された画像データと加算して同じメモリ領域に書
き込む。
【0077】このように、複数の端末からの複数の画像
データを時分割処理で復号化することにより、画像復号
化手段は1つで良くなる。また、画像復号化手段のフレ
ーム・メモリは、同時に通信する可能性のある端末台数
に1を加算した数に相当する数だけ用意すればよいの
で、複数の端末と同時に通信する場合でも経済的に画像
復号化手段を構築できる。
データを時分割処理で復号化することにより、画像復号
化手段は1つで良くなる。また、画像復号化手段のフレ
ーム・メモリは、同時に通信する可能性のある端末台数
に1を加算した数に相当する数だけ用意すればよいの
で、複数の端末と同時に通信する場合でも経済的に画像
復号化手段を構築できる。
【0078】このように、大容量の画像メモリを最大限
利用し、無駄のない多地点問通信を可能とすることで、
コストパフォーマンスの良い端末装置を提供できる。
利用し、無駄のない多地点問通信を可能とすることで、
コストパフォーマンスの良い端末装置を提供できる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、単一の画像復号化手段で複数端末
からの受信画像を復号化処理できるので、安価に多地点
間通信用端末を提供できる。また、回路も小型のままで
よくなるので、装置を小型化でき、安価になる。
に、本発明によれば、単一の画像復号化手段で複数端末
からの受信画像を復号化処理できるので、安価に多地点
間通信用端末を提供できる。また、回路も小型のままで
よくなるので、装置を小型化でき、安価になる。
【0080】また、同時通信可能な端末数は、画像復号
化手段の性能が許す範囲で、BCHフレーム復号化手段
を増やすことで更に増やすことが可能となる。これによ
り、更にコストパフォーマンスが向上する。換言する
と、容易に同時通信可能な端末数を増やすことができ
る。
化手段の性能が許す範囲で、BCHフレーム復号化手段
を増やすことで更に増やすことが可能となる。これによ
り、更にコストパフォーマンスが向上する。換言する
と、容易に同時通信可能な端末数を増やすことができ
る。
【0081】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
る。
【図2】 CIFフォーマット及びQCIfフォーマッ
トの構造図である。
トの構造図である。
【図3】 画像データ多重化フレームの構造図である。
【図4】 BCH誤り訂正フレームの構造図である。
【図5】 画像復号化回路24の内部回路図である。
【図6】 画像入出力回路18の画像出力部の回路図で
ある。
ある。
【図7】 受信画像のフレーム・メモリ割当ての説明図
である。
である。
【図8】 フレーム制御タイミングを示す図である。
【図9】 フレーム・メモリ管理テーブルの一例であ
る。
る。
【図10】 受信画像のフレーム・メモリ割当ての別の
例の説明図である。
例の説明図である。
【図11】 図10に対するフレーム・メモリ管理テー
ブルの一例である。
ブルの一例である。
10:カメラ 14:書画カメラ 16:画像表示装置
18:画像入出力回路 22:画像符号化回路 24:画像復号化回路 26:
ハンドセット 28:マイク 30:スピーカ 32:
音声入出力インターフェース 34:音声符号化回路
36:音声復号化回路 37:音声合成回路 38:シ
ステム制御回路 40:記憶回路 42:操作装置 44:回線インター
フェース 46:分離多重化回路 60(60−1,6
0−2,60−3,60−4):BCH復号化回路 6
2(62−1,62−2,62−3,62−4):受信
バッファ 64:選択回路 66:画像フレーム分離回
路 68:可変長復号化回路 70:逆量子化回路 7
2:逆DCT回路 74:FH解読回路 76:GOB
H解読回路 78:MBH解読回路 80:量子化ステ
ップサイズ設定回路 82,84,86,88:スイッ
チ 90:フィルタ 92,94:フレーム・メモリ
96:スイッチ 98,100,102:フレーム・メ
モリ制御回路 104,106:スイッチ 108,1
10:スイッチ 112:復号化制御回路 114:記
憶回路
18:画像入出力回路 22:画像符号化回路 24:画像復号化回路 26:
ハンドセット 28:マイク 30:スピーカ 32:
音声入出力インターフェース 34:音声符号化回路
36:音声復号化回路 37:音声合成回路 38:シ
ステム制御回路 40:記憶回路 42:操作装置 44:回線インター
フェース 46:分離多重化回路 60(60−1,6
0−2,60−3,60−4):BCH復号化回路 6
2(62−1,62−2,62−3,62−4):受信
バッファ 64:選択回路 66:画像フレーム分離回
路 68:可変長復号化回路 70:逆量子化回路 7
2:逆DCT回路 74:FH解読回路 76:GOB
H解読回路 78:MBH解読回路 80:量子化ステ
ップサイズ設定回路 82,84,86,88:スイッ
チ 90:フィルタ 92,94:フレーム・メモリ
96:スイッチ 98,100,102:フレーム・メ
モリ制御回路 104,106:スイッチ 108,1
10:スイッチ 112:復号化制御回路 114:記
憶回路
Claims (2)
- 【請求項1】 N個の端末と同時接続自在な画像通信端
末装置であって、受信画像を記憶する画像メモリ手段
と、当該画像メモリ手段の記憶領域を、接続するM個の
(≦N)端末に応じたM個の領域に区分し、各端末に割
り付けるメモリ割付け手段と、接続する当該M個の端末
からの、それぞれフルサイズの1/M倍の受信画像を当
該画像メモリ手段に書き込む書込み手段と、当該メモリ
割付け手段により割り付けられた当該画像メモリ手段の
個別領域を利用して、接続するM個の端末のそれぞれか
ら受信した符号化画像データを復号化する復号化手段
と、同時通信中のM個の端末との通信を制御する通信制
御手段とからなることを特徴とする画像通信端末装置。 - 【請求項2】 Mが4である請求項1に記載の画像通信
端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5259769A JPH07115627A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 画像通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5259769A JPH07115627A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 画像通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115627A true JPH07115627A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17338717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5259769A Withdrawn JPH07115627A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 画像通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100455017C (zh) * | 2006-05-12 | 2009-01-21 | 四川长虹电器股份有限公司 | 一种解码图像缓冲区管理方法 |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP5259769A patent/JPH07115627A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100455017C (zh) * | 2006-05-12 | 2009-01-21 | 四川长虹电器股份有限公司 | 一种解码图像缓冲区管理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |